JP2021099392A - アタッチメント、アタッチメントセット及びケーブル固定方法 - Google Patents

アタッチメント、アタッチメントセット及びケーブル固定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光ケーブルをケーブル把持部材に強固に固定する。【解決手段】テンションメンバを把持するテンションメンバ把持部22を備えたケーブル把持部材20に光ケーブル1を固定するためのアタッチメント40であって、第1部材42と、第1部材42との間で光ケーブル1を挟む第2部材43と、第1部材42に固定され、光ケーブル1の長手方向に延出し、テンションメンバ把持部22に把持させることが可能な棒状部材46とを有し、第1部材42及び第2部材43は、光ケーブル1と接触する内面に、光ケーブル1の外被に食い込ませる爪部をそれぞれ備えることを特徴とするアタッチメント40である。【選択図】図1

Description

本発明は、アタッチメント、アタッチメントセット及びケーブル固定方法に関する。
特許文献1には、スロット型光ケーブルのテンションメンバを把持することによって光ケーブルを固定するケーブル把持部材が記載されている。特許文献2には、センターチューブ型光ケーブルのテンションメンバを把持することによって光ケーブルを固定するケーブル把持部材が記載されている。
特開2008−32971号公報 特許第6397944号公報
従来の光ケーブルではテンションメンバに鋼線が用いられており、特許文献1、2に記載のケーブル把持部材は、光ケーブルのテンションメンバをネジで締め付けることによってテンションメンバを把持し、これにより光ケーブルを強固に固定している。但し、テンションメンバにノンメタリック材料が用いられるノンメタリックタイプの光ケーブルでは、テンションメンバの材料によってはテンションメンバをネジで締め付けることができず、この結果、光ケーブルをケーブル把持部材に強固に固定できないことがある。
本発明の幾つかの実施形態は、光ケーブルをケーブル把持部材に強固に固定することを目的とする。
本発明の幾つかの実施形態は、テンションメンバを把持するテンションメンバ把持部を備えたケーブル把持部材に光ケーブルを固定するためのアタッチメントであって、第1部材と、前記第1部材との間で前記光ケーブルを挟む第2部材と、前記第1部材に固定され、前記光ケーブルの長手方向に延出し、前記テンションメンバ把持部に把持させることが可能な棒状部材とを有し、前記第1部材及び前記第2部材は、前記光ケーブルと接触する内面に、前記光ケーブルの外被に食い込ませる爪部をそれぞれ備えることを特徴とするアタッチメントである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明の幾つかの実施形態によれば、光ケーブルをケーブル把持部材に強固に固定することができる。
図1A及び図1Bは、第1実施形態のアタッチメント40を取り付けた光ケーブル1を固定した様子の説明図である。 図2は、光ケーブル1の断面図である。 図3A及び図3Bは、閉状態のアタッチメント40の斜視図である。 図4A及び図4Bは、開状態のアタッチメント40の斜視図である。 図5は、閉状態のアタッチメント40の6面図である。 図6は、開状態のアタッチメント40の6面図である。 図7A及び図7Bは、上側留め部材43の差し込み片43Cと下側留め部材42の差し込み口42Cとが嵌合する様子を示す説明図である。 図8A〜図8Dは、異なる径の光ケーブル1にアタッチメント40を固定する様子を示す説明図である。 図9Aは、アタッチメントセット30を取り付けた光ケーブル1を固定した様子の説明図である。図9Bは、別の例のアタッチメントセット30を取り付けた光ケーブル1を固定した様子の説明図である。 図10Aは、締結バンド41の斜視図である。図10Bは、別の例のアタッチメントセット30を取り付けた光ケーブル1の側面図である。 図11は、光ケーブル1をケーブル把持部材20に固定する固定作業のフロー図である。 図12A及び図12Bは、第2実施形態のアタッチメント40の斜視図である。 図13Aは、クロージャ10の内部配線の説明図である。図13Bは、光成端箱10の内部配線の説明図である。 図14は、ケーブル把持部材20で光ケーブル1を把持した様子の比較例を示す説明図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
テンションメンバを把持するテンションメンバ把持部を備えたケーブル把持部材に光ケーブルを固定するためのアタッチメントであって、第1部材と、前記第1部材との間で前記光ケーブルを挟む第2部材と、前記第1部材に固定され、前記光ケーブルの長手方向に延出し、前記テンションメンバ把持部に把持させることが可能な棒状部材とを有し、前記第1部材及び前記第2部材は、前記光ケーブルと接触する内面に、前記光ケーブルの外被に食い込ませる爪部をそれぞれ備えることを特徴とするアタッチメントが明らかとなる。このようなアタッチメントによれば、光ケーブルをケーブル把持部材に強固に固定することができる。
前記第1部材と前記第2部材とを開閉させる回転軸を備える開閉機構を有することが望ましい。これにより、簡易な動作で光ケーブルを挟むことができる。
前記回転軸は、前記棒状部材と一体的に形成されていることが望ましい。これにより、簡易な構成で光ケーブルを挟むことができる。
前記第2部材は、前記回転軸を回転可能に支持する軸筒部を備え、前記回転軸が挿通される前記軸筒部の挿通部は、前記長手方向に垂直な方向に前記回転軸が移動可能に形成されていることが望ましい。これにより、様々な径の光ケーブルにアタッチメントを固定することが可能である。
前記第1部材は、第1嵌合部を備え、前記第2部材は、第2嵌合部を備え、前記第1部材と前記第2部材とが前記光ケーブルを挟むときに、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とが嵌合することが望ましい。これにより、第1部材の爪部と第2部材の爪部との光ケーブルの長手方向の位置を合わせることができる。
前記第1部材と前記第2部材とは、外側に突出する突出部を前記長手方向の端部に備えることが望ましい。これにより、第1部材と第2部材とを締結するケーブル把持部材やバンドから第1部材と第2部材とが外れることを抑制することができる。
前記棒状部材は、屈曲部を備え、前記長手方向から見たとき、前記第1部材と前記第2部材とで環状部を構成し、前記テンションメンバ把持部に把持させる側の前記棒状部材の端部は、前記環状部の内側に配置されていることが望ましい。これにより、棒状部材をテンションメンバ把持部に把持させ易くなる。
テンションメンバを把持するテンションメンバ把持部を備えたケーブル把持部材に光ケーブルを固定するためのアタッチメントセットであって、第1部材と、前記第1部材との間で前記光ケーブルを挟む第2部材と、前記第1部材に固定され、前記光ケーブルの長手方向に延出し、前記テンションメンバ把持部に把持させることが可能な棒状部材と、前記第1部材と前記第2部材とを締結するバンドとを有し、前記第1部材及び前記第2部材は、前記光ケーブルと接触する内面に、前記光ケーブルの外被に食い込ませる爪部をそれぞれ備えることを特徴とするアタッチメントセットが明らかとなる。このようなアタッチメントセットによれば、光ケーブルをケーブル把持部材に強固に固定することができる。
前記バンドは、ホースバンドであることが望ましい。これにより、様々な径の光ケーブルにアタッチメントを固定することが可能である。
前記バンドを2つ有し、前記2つのバンドは、前記長手方向に並んで前記第1部材と前記第2部材とを締結可能であり、前記第1部材と前記第2部材とを締結する前記2つのバンドの前記長手方向における一端から他端までの大きさよりも、前記第1部材及び前記第2部材の前記長手方向の大きさが大きいことが望ましい。これにより、光ケーブルにアタッチメントをより強固に固定することができる。
前記第1部材は、前記回転軸を回転可能に支持する軸筒部を備え、前記2つのバンドは、前記軸筒部の前記長手方向の両端に配置されることが望ましい。これにより、光ケーブルにアタッチメントをより強固に固定することができる。
テンションメンバを把持するテンションメンバ把持部を備えたケーブル把持部材に光ケーブルを固定するケーブル固定方法であって、第1部材と、前記第1部材との間で前記光ケーブルを挟む第2部材と、前記第1部材に固定され、前記光ケーブルの長手方向に延出し、前記テンションメンバ把持部に把持させることが可能な棒状部材とを備えたアタッチメントを準備すること、前記第1部材及び前記第2部材は、前記光ケーブルと接触する内面に爪部をそれぞれ備え、前記光ケーブルの外被に前記爪部を食い込ませることによって、前記光ケーブルに前記アタッチメントを固定すること、及び前記テンションメンバ把持部に前記棒状部材を把持させることによって、前記光ケーブルを前記ケーブル把持部材に固定することを行うことを特徴とするケーブル固定方法が明らかとなる。このようなケーブル固定方法によれば、光ケーブルをケーブル把持部材に強固に固定することができる。
===第1実施形態===
まずケーブル把持部材20で光ケーブル1を把持する様子について説明し、その後に本実施形態のアタッチメント40(及びアタッチメントセット30)について説明する。
<参考説明:光ケーブル1の把持について>
図13Aは、クロージャ10の内部配線の説明図である。ここでは、クロージャ10に固定されたケーブル把持部材20が光ケーブル1を把持する例を説明する。
クロージャ10は、余長収納部11と、融着トレイ12と、ケーブル固定部13とを有する。余長収納部11は、光ファイバ3(光コードを含む)の余長を収納する部材である。融着トレイ12は、融着部を収容する収納トレイである。図13Aに示すように、融着トレイ12は、クロージャ10に接続される光ケーブル1毎に複数設けられている。ここでは、光ケーブル1から口出しした光ファイバ3の端部と、他の光ファイバ3’の端部とが融着されており、その融着部が融着トレイ12に収納されている。ケーブル固定部13は、ケーブル把持部材20を固定可能な部材である。ここでは、光ケーブル1の端部を把持するケーブル把持部材20が、ケーブル固定部13に取り付けられている。なお、クロージャ10の構成は、この構成に限られるものではない。
また、ケーブル把持部材20は、次に説明するように、クロージャ10以外の装置にも利用可能である。
図13Bは、光成端箱15の内部配線の説明図である。ここでは、光成端箱15に固定されたケーブル把持部材20が光ケーブル1を把持する例を説明する。
光成端箱15は、光スプリッタモジュール16と、余長収納部17と、成端トレイ18と、ケーブル固定部19とを有する。光スプリッタモジュール16は、多数の光アダプタ16Aを有するモジュールである。余長収納部17は、光ファイバ3(光コードを含む)の余長を収容する部材(トレイ)である。成端トレイ18は、例えば融着部を収容する融着部収納トレイである。ここでは、光ケーブル1から口出しした光ファイバ3と、一端に光コネクタ3A’(光アダプタ16Aに接続されている)の取り付けられた光ファイバ3’の他端とが融着されており、その融着部が成端トレイ18に収納されている。ケーブル固定部19は、ケーブル把持部材20を固定可能な部材である。ここでは、光ケーブル1の端部を把持するケーブル把持部材20が、ケーブル固定部19に取り付けられている。ケーブル把持部材20は、ケーブル固定部19に対して着脱可能であっても良い。なお、光成端箱10の構成は、この構成に限られるものではない。
上記のクロージャ10や光成端箱10の例では、ケーブル固定部(ケーブル固定部13、ケーブル固定部19)に固定されたケーブル把持部材20で光ケーブル1を把持することで、光ケーブル1をケーブル固定部に固定している。仮に、光ケーブル1が引っ張られ、光ケーブル1がケーブル把持部材20に対して移動してしまう(つまり、光ケーブル1がケーブル固定部に対して移動してしまう)と、光ケーブル1から口出しされた光ファイバ3の先にある融着部を破損してしまうことがある。また、光ケーブル1が引っ張られ、光ケーブル1がケーブル把持部材20に対して移動してしまうと、光ファイバ3(又は光ファイバ3’)に曲げが加わって損失を増大させてしまうこともある。したがって、ケーブル把持部材20では、光ケーブル1が移動しないように確実に把持する必要がある。なお、ケーブル把持部材20は、上記のクロージャ10や光成端箱10に限らず他の装置にも利用可能である。
<光ケーブル1の把持の比較例について>
図14は、ケーブル把持部材20で光ケーブル1を把持した様子の比較例を示す説明図である。図14に示す光ケーブル1はスロット型光ケーブルであり、スロットロッド9’の中心にテンションメンバ6’が配置されている。なお、本比較例では、テンションメンバ6’は、繊維強化プラスチックで構成されている。すなわち、本比較例の光ケーブル1は、非金属製のテンションメンバ6’を有するノンメタリックタイプの光ケーブルである。但し、本比較例の光ケーブル1は、金属製(例えば、鋼線)のテンションメンバ6’を有するメタリックタイプの光ケーブルであっても良い。
ケーブル把持部材20の説明では、図14に示す方向に従って説明を行うことがある。すなわち、ケーブル把持部材20が把持する光ケーブル1の長手方向を「前後方向」とし、光ケーブル1の端部(口出し部1A)の側を「前」とし、逆側を「後」とする。また、テンションメンバ把持部22の把持ブロック221とネジ222とが並ぶ方向を「上下方向」とし、把持ブロック221から見てネジ222の側を「上」とし、逆側を「下」とする。また、「前後方向」及び「上下方向」に垂直な方向を「左右方向」とし、後から前を見たときの右側を「右」とし、逆側を「左」とする。
ケーブル把持部材20は、光ケーブル1のテンションメンバ6’を把持することによって光ケーブル1の端部を固定する部材である。ケーブル把持部材20は、外被把持部21と、テンションメンバ把持部22とを有する。
外被把持部21は、光ケーブル1を外被5の上から把持する部材である。外被把持部21は、下側ブロック211と、上側ブロック212と、ネジ213とを有する。下側ブロック211は、クロージャ10のケーブル固定部13(又は光成端箱15のケーブル固定部19)に固定されるブロック状(柱状)の部材である。上側ブロック212は、下側ブロック211との間で光ケーブル1を挟む部材である。図14に示すように、外被把持部21は、下側ブロック211の上面と、上側ブロック212の下面との間に光ケーブル1を配置し、外被5の上から光ケーブル1を上下方向に挟み込む。上側ブロック212には上下方向に複数(ここでは、2つ)のネジ穴が形成されており、複数のネジ穴にはそれぞれネジ213が取り付けられている。下側ブロック211と上側ブロック212との間に光ケーブル1を挟み込んだ状態でネジ213を締めることによって、光ケーブル1が締め付けられて、これにより、光ケーブル1が外被把持部21に把持されることになる。
テンションメンバ把持部22は、テンションメンバ6’を把持する部材である。テンションメンバ把持部22は、把持ブロック221と、ネジ222とを有する。把持ブロック221は、クロージャ10のケーブル固定部13(又は光成端箱15のケーブル固定部19)に固定されるブロック状(柱状)の部材であり、貫通穴221Aを有する。貫通穴221Aは、前後方向に貫通した穴であり、テンションメンバ6’を挿通させる穴である。把持ブロック221には上下方向にネジ穴が形成されており、ネジ穴にはネジ222が取り付けられている。貫通穴221Aにテンションメンバ6’を挿通させた状態でネジ222を締めることによって、テンションメンバ6’がネジ222に締め付けられて、これにより、テンションメンバ6’がテンションメンバ把持部22に把持されることになる。
なお、光ケーブル1のテンションメンバ6’が繊維強化プラスチックで構成されているため、テンションメンバ6’をネジ222で直接締め付けると、テンションメンバ6’を破損させるおそれがある。このため、本比較例では、テンションメンバ6’の破損を抑制するために、スリーブ8’をテンションメンバ6’に装着した上で、ネジ222を締め付けている。つまり、本比較例では、スリーブ8’を介在させてテンションメンバ6’をテンションメンバ把持部22で把持している。
ノンメタリックタイプの光ケーブル1では、ノンメタリック材料のうち、例えばケブラー(登録商標)が使用された繊維でテンションメンバ6’が構成されることがある。この場合、スリーブ8’を介在させたとしても、ケブラー(登録商標)のような繊維状のテンションメンバ6’をネジ222で締め付けて把持すること自体が難しく、この結果、光ケーブル1をケーブル把持部材20に強固に固定できないという問題が生じる。
そこで、本実施形態では、ケーブル把持部材20に光ケーブル1を固定する際に、次に説明するアタッチメント40を用いる。
<アタッチメント40>
図1A及び図1Bは、第1実施形態のアタッチメント40を取り付けた光ケーブル1を固定した様子の説明図である。図2は、光ケーブル1の断面図である。
アタッチメント40の説明では、図1A及び図1Bに示す方向に従って説明を行うことがある。すなわち、アタッチメント40が取り付けられた光ケーブル1の長手方向を「前後方向」とし、光ケーブル1の端部(口出し部1A)の側を「前」とし、逆側を「後」とする。また、閉状態(図3A及び図3Bに示す状態:後述)のアタッチメント40において、下側留め部材42と上側留め部材43とが並ぶ方向を「上下方向」とし、下側留め部材42から見て上側留め部材43の側を「上」とし、逆側を「下」とする。また、「前後方向」及び「上下方向」に垂直な方向を「左右方向」とし、後から前を見たときの右側を「右」とし、逆側を「左」とする。なお、図1A及び図1Bでは、アタッチメント40の上下方向がケーブル把持部材20の上下方向(図14参照)と一致しているが、不一致でも良い。
光ケーブル1は、光ファイバユニット2と、外被5と、テンションメンバ6とを有する。光ファイバユニット2は、複数の光ファイバ3をバンドル材4で束ねた部材である。複数の光ファイバ3は、ここでは間欠連結型の光ファイバテープ(光ファイバリボン)によって構成されている。但し、複数の単心の光ファイバ3をバンドル材4で束ねて光ファイバユニット2が構成されても良い。なお、本実施形態の光ケーブル1は、複数の光ファイバユニット2を有する。外被5は、複数の光ファイバユニット2を内部に収容する部材である。外被5にはテンションメンバ6が埋設されている。なお、外被5にはテンションメンバ6の他に不図示の引き裂き紐が埋設されても良い。
テンションメンバ6は、非金属製の材料(ノンメタリック材料)で構成されている。具体的には、テンションメンバ6は、ケブラー(登録商標)で構成されている。但し、テンションメンバ6は、繊維強化プラスチック等、他の非金属製の材料で構成されても良い。テンションメンバ6をノンメタリック材料で構成することによって、金属を用いずに光ケーブル1が構成されている。つまり、本実施形態の光ケーブル1は、ノンメタリックの光ケーブル(ノンメタリックケーブル)である。
ここでは、外被5の中央部の収容空間に複数の光ファイバユニット2が収容されており、その収容空間を囲むように複数(ここでは、12本)のテンションメンバ6が外被5に埋設されている。さらに、複数のテンションメンバ6は光ケーブル1の外周面に沿って環状に配置されている。本実施形態の光ケーブル1は、センターチューブ型光ケーブルであるが、ノンメタリックタイプの光ケーブルであればスロット型光ケーブルでも良い。
図3A及び図3Bは、閉状態のアタッチメント40の斜視図である。図4A及び図4Bは、開状態のアタッチメント40の斜視図である。図5は、閉状態のアタッチメント40の6面図である。図6は、開状態のアタッチメント40の6面図である。
ここでは、図3A、図3B及び図5に示すように、アタッチメント40の下側留め部材42と上側留め部材43とが閉じた状態(下側留め部材42と上側留め部材43とで光ケーブル1を挟んだ状態)を閉状態と呼んでいる。また、図4A、図4B及び図6に示すように、アタッチメント40の下側留め部材42と上側留め部材43とが開いた状態を開状態と呼んでいる。そして、閉状態のアタッチメント40を前側(又は後側)から見たときに、下側留め部材42と上側留め部材43とで構成される環状部分(環状部)において光ケーブル1の側を「内側」とし、逆側を「外側」とする。下側留め部材42を「第1部材」と呼ぶことがある。また、上側留め部材43を「第2部材」と呼ぶことがある。
アタッチメント40は、テンションメンバ6’を把持するテンションメンバ把持部22を備えたケーブル把持部材20に、光ケーブル1を固定するための部材である。本実施形態では、アタッチメント40を光ケーブル1に取り付けた上で、アタッチメント40付きの光ケーブル1をケーブル把持部材20に固定することになる。つまり、本実施形態では、アタッチメント40を介在させて光ケーブル1をケーブル把持部材20に固定することになる。
アタッチメント40は、下側留め部材(第1部材)42と、上側留め部材(第2部材)43と、棒状部材46とを有する。
下側留め部材42は、上側留め部材43と共にアタッチメント40の本体を構成する部材である。また、下側留め部材42は、上側留め部材43との間で光ケーブル1を挟む部材である。図1A及び図1Bに示すように、下側留め部材42は、光ケーブル1をケーブル把持部材20に固定する際に光ケーブル1の下側に位置する板状の部材である。下側留め部材42は、光ケーブル1の外被5の外周面に沿って湾曲するように形成されている。但し、下側留め部材42は湾曲するように形成されず、平たい板状に形成されても良い。下側留め部材42は、金属製の部材で構成されている。但し、下側留め部材42は、金属製の部材以外で構成されても良い。
下側留め部材42は、爪部42Aと、突出部42Bと、差し込み口42Cとを有する。
爪部42Aは、光ケーブル1の外被5に食い込ませる部材(鬼目)である。爪部42Aを光ケーブル1の外被5に食い込ませることによって、光ケーブル1にアタッチメント40を強固に固定することができる。図4Aに示すように、本実施形態の爪部42Aは、下側留め部材42の内面から三角形状の爪部42Aが突き出た構成である。下側留め部材42は、光ケーブル1の外被5の外周面に沿って湾曲するように形成されており、その湾曲面から爪部42Aが内側(光ケーブル1の側)に向かって突出している。これにより、湾曲面を有していない場合(平面に爪部42Aが設けられた場合)と比べて、爪部42Aを外被5に深く食い込ませることができる。また、図4Aに示すように、下側留め部材42には、前後方向に複数の爪部42Aが設けられている。これにより、光ケーブル1の外被5の前後方向(長手方向)に亘って複数の爪部42Aが食い込むことになるので、光ケーブル1にアタッチメント40をより強固に固定することができる。但し、下側留め部材42には、爪部42Aが複数ではなく、一つのみ設けられても良い。
突出部42Bは、外側(光ケーブル1の側とは逆の側)に突出する部材である。突出部42Bは、下側留め部材42の前側端部に設けられている。図1A及び図1Bに示すように、外被把持部21は突出部42Bよりも後側でアタッチメント40付きの光ケーブル1を把持している。このとき、突出部42Bは外被把持部21の下側ブロック211よりも前側に位置している。もし光ケーブル1を後側に引っ張る向きにアタッチメント40付きの光ケーブル1に力が加えられても、突出部42Bが下側ブロック211に引っ掛かる(突出部42Bの後側の面が、下側ブロック211の前側の面と当接する)ことにより、アタッチメント40の下側留め部材42が外被把持部21から外れることを抑制することができる。また、突出部42Bの上から外被把持部21で把持することを抑制できるので、爪部42Aが設けられていない下側留め部材42の部分を外被把持部21で把持することも抑制できる。但し、突出部42Bが設けられなくても良い。
差し込み口42Cは、下側留め部材42に形成された開口部である。図3B及び図4Bに示すように、差し込み口42Cは、下側留め部材42の右側面に形成されている。差し込み口42Cは、上側留め部材43の差し込み片43Cが嵌合するように形成されている。なお、差し込み口42Cは、上側留め部材43の差し込み片43Cが嵌合する形状であれば開口部として形成されなくても良い。例えば、差し込み口42Cは、差し込み片43Cが嵌合する凹部として形成されても良い。差し込み口42Cの詳細な構成と機能については、後述する。
上側留め部材43は、下側留め部材42と共にアタッチメント40の本体を構成する部材である。また、上側留め部材43は、下側留め部材42との間で光ケーブル1を挟む部材である。図1A及び図1Bに示すように、上側留め部材43は、光ケーブル1をケーブル把持部材20に固定する際に光ケーブル1の上側に位置する板状の部材である。上側留め部材43は、光ケーブル1の外被5の外周面に沿って湾曲するように形成されている。但し、上側留め部材43は湾曲するように形成されず、平たい板状に形成されても良い。下側留め部材42は、金属製の部材で構成されている。但し、下側留め部材42は、金属製の部材以外で構成されても良い。
上側留め部材43は、爪部43Aと、突出部43Bと、差し込み片43Cと、軸筒部44とを有する。
爪部43Aは、光ケーブル1の外被5に食い込ませる部材(鬼目)である。爪部43Aを光ケーブル1の外被5に食い込ませることによって、光ケーブル1にアタッチメント40を強固に固定することができる。本実施形態では、光ケーブル1の外被5に食い込ませる爪部は、下側留め部材42(爪部42A)だけでなく、上側留め部材43(爪部42A)にも設けられている。したがって、下側留め部材42及び上側留め部材43の一方のみに爪部が設けられる場合よりも、光ケーブル1にアタッチメント40をより強固に固定することができる。爪部43Aのその他の構成と機能は、下側留め部材42の爪部42Aと同様である。
図4Aに示すように、上側留め部材43には、下側留め部材42と同様に、前後方向に複数の爪部43Aが設けられている。そして、複数の爪部43Aの前後方向のそれぞれの位置は、下側留め部材42の複数の爪部42Aの前後方向のそれぞれの位置とほぼ同一になるように構成されている(図7B参照)。つまり、上側留め部材43の複数の爪部43Aと、下側留め部材42の複数の爪部42Aとをそれぞれ対向配置させている。これにより、光ケーブル1の引っ張りに対する抵抗力を、下側留め部材42と上側留め部材43とでほぼ同一にすることができる。
突出部43Bは、外側(光ケーブル1の側とは逆の側)に突出する部材である。突出部43Bのその他の構成と機能については、下側留め部材42の突出部42Bと同様である。
差し込み片43Cは、下側留め部材42の差し込み口42Cに嵌合する部材である。図3B及び図4Bに示すように、差し込み片43Cは、上側留め部材43の右側面に形成されている。差し込み片43Cは、下側留め部材42と上側留め部材43とで光ケーブル1を挟むとき(閉状態となるとき)に、差し込み口42C側に突出する突出部として形成されている。差し込み片43Cは、下側留め部材42の差し込み口42Cに差し込まれることで差し込み口42Cと嵌合するように形成されている。
図7A及び図7Bは、上側留め部材43の差し込み片43Cと下側留め部材42の差し込み口42Cとが嵌合する様子を示す説明図である。
図7Aは、差し込み片43Cと差し込み口42Cとが嵌合する前の様子を示している。差し込み片43Cの前後方向の大きさ(幅)は、差し込み口42Cの前後方向の大きさ(幅)よりやや小さく形成されており、差し込み片43Cを差し込み口42Cに差し込んだときに、差し込み片43Cが差し込み口42Cにちょうど嵌るように構成されている。
図7Bに示すように、下側留め部材42と上側留め部材43とで光ケーブル1を挟むとき(閉状態となるとき)に、上側留め部材43の差し込み片43Cと下側留め部材42の差し込み口42Cとが嵌合する。そうすると、差し込み片43Cが設けられる上側留め部材43と差し込み口42Cが設けられる下側留め部材42との前後方向の位置を合わせることができる。これにより、上側留め部材43の複数の爪部43Aと、下側留め部材42の複数の爪部42Aをそれぞれ対向配置させることができる。但し、下側留め部材42に差し込み口42Cが設けられなくても良い。また、上側留め部材43に差し込み片43Cが設けられなくても良い。なお、下側留め部材42の差し込み口42Cを「第1嵌合部」と呼ぶことがある。また、上側留め部材43の差し込み片43Cを「第2嵌合部」と呼ぶことがある。
軸筒部44は、下側留め部材42と上側留め部材43とを開閉させる回転軸(棒状部材46)を回転可能に支持する部材である。軸筒部44は、挿通部44Aが形成された筒状の部材である。図3A及び図4Aに示すように、軸筒部44は、上側留め部材43の左側面に形成されている。挿通部44Aには、下側留め部材42と上側留め部材43とを開閉させる回転軸(棒状部材46)が挿通されている。軸筒部44及び挿通部44Aの詳細な構成と機能については、後述する。
棒状部材46は、擬似的なテンションメンバとして機能する部材である。棒状部材46は、一端(固定端46A)側が下側留め部材42に固定されており、他端(自由端46B)が光ケーブル1の長手方向に沿って延出した棒状(ワイヤ状を含む)の部材である。棒状部材46は、片持ち梁状に構成されており、固定端46Aと自由端46Bとを有する。
ここでは、固定端46A側は、下側留め部材42の左側面に溶接によって接合(固定)されている。図3A及び図4Aに示すように、棒状部材46は、上側留め部材43の軸筒部44の前側及び後側で下側留め部材42の左側面に接合されている。つまり、棒状部材46は、上側留め部材43の軸筒部44を挟んで下側留め部材42に接合されている。これにより、棒状部材46と下側留め部材42とが強固に固定されているので、棒状部材46を回転軸として上側留め部材43を下側留め部材42に対して開閉する動作をしても、棒状部材46が下側留め部材42から脱落することを抑制できる。但し、棒状部材46は、軸筒部44の前側又は後側のいずれかのみで下側留め部材42の左側面に接合されても良い。
自由端46Bは、下側留め部材42(又は固定端46A)よりも前側に向かって延び出ている。図1A及び図1Bに示すように、棒状部材46の自由端46Bをケーブル把持部材20のテンションメンバ把持部22の貫通穴221Aに挿通させることになる。棒状部材46は、金属製の部材(例えば鋼線)で構成されている。このため、テンションメンバ把持部22のネジ222で棒状部材46を締め付けても棒状部材46は破損しないので、テンションメンバ把持部22に棒状部材46を把持させることができる。但し、棒状部材46は、金属製の部材以外で構成されても良い。また、棒状部材46は、テンションメンバ把持部22の貫通穴221Aに挿通可能な径で構成されている。このため、ケブラー(登録商標)のような繊維状の部材とは異なり、テンションメンバ把持部22のネジ222で締め付けて把持することが可能となる。
ところで、本実施形態のケーブル把持部材20のテンションメンバ把持部22の貫通穴221Aは、図14に示すように、スロット型光ケーブルのテンションメンバ6’の位置に合わせて構成されている。このような状況下において、仮にアタッチメント40の棒状部材46を固定端46Aから一直線状に前側に延出させると、棒状部材46の自由端46Bの左右方向の位置と、テンションメンバ把持部22の貫通穴221Aの左右方向の位置との差が大きくなってしまう(この結果、棒状部材46の自由端46Bをテンションメンバ把持部22の貫通穴221Aに挿通させ難くなる)。
そこで、本実施形態では、棒状部材46は、屈曲部461を有している。ここでは、屈曲部461よりも後側(固定端46Aの側)の部位を後部462と呼び、屈曲部461よりも前側(自由端46Bの側)の部位を前部463と呼ぶ。後部462(固定端46A側)は、下側留め部材42の左側面に固定されているため、アタッチメント40を前側から見たときに、後部462は光ケーブル1よりも左側に配置されることになる。一方、前部463は、アタッチメント40を前側から見たときに、下側留め部材42と上側留め部材43とで構成される環状部分(環状部)の内側に配置されている。このため、本実施形態では、棒状部材46の自由端46B(若しくは前部463)の左右方向の位置と、テンションメンバ把持部22の貫通穴221Aの左右方向の位置との差は、固定端46A(若しくは後部462)の左右方向の位置と貫通穴221Aの左右方向の位置との差よりも小さい。つまり、仮に棒状部材46に屈曲部461が無く棒状部材46が一直線状に構成されている場合と比べると、本実施形態では、棒状部材46の自由端46Bの左右方向の位置と、テンションメンバ把持部22の貫通穴221Aの左右方向の位置との差を小さくすることができる。これにより、本実施形態では、棒状部材46の自由端46Bをテンションメンバ把持部22の貫通穴221Aに挿通させ易くなる。但し、棒状部材46の固定端46Aの左右方向の位置と、テンションメンバ把持部22の貫通穴221Aの左右方向の位置との差が小さい場合には、棒状部材46に屈曲部461を設けずに棒状部材46を一直線状に構成しても良い。つまり、棒状部材46に屈曲部461が無くても良い。
本実施形態のアタッチメント40では、上側留め部材43の軸筒部44と、棒状部材46とにより開閉機構を構成している。開閉機構は、下側留め部材42と上側留め部材43とを開閉させる機構である。前述したように、棒状部材46は、下側留め部材42に固定されており、棒状部材46を回転可能に支持する軸筒部44が上側留め部材43に設けられている。これにより、下側留め部材42に対して上側留め部材43が回転軸である棒状部材46を中心に回転(開閉)することが可能となる。したがって、簡易な動作で下側留め部材42と上側留め部材43との閉状態(図3A及び図3B)と開状態(図4A及び図4B)とを切り替えることができる。すなわち、簡易な動作で光ケーブル1を挟むことができる。但し、アタッチメント40に開閉機構が設けられなくても良い。
本実施形態では、開閉機構の回転軸の機能を棒状部材46が有している。開閉機構の回転軸を棒状部材46とは別に設けることもできるが、本実施形態では、開閉機構の回転軸が棒状部材46と一体的に形成されている。したがって、簡易な構成で光ケーブル1を挟むことができる。但し、開閉機構の回転軸が棒状部材46と一体的に形成されていなくても良い(開閉機構の回転軸を棒状部材46とは別に設けても良い)。
図8A〜図8Dは、異なる径の光ケーブル1にアタッチメント40を固定する様子を示す説明図である。なお、図8A〜図8Dは、アタッチメント40の軸筒部44部分を前後方向に垂直な面で切ったときの断面図を示している。
図8B及び図8Dに示すように、本実施形態では、軸筒部44はU字状の部材で構成されている。また、軸筒部44は折れ線が前後方向に沿うように一枚の板(板金)が折り曲げられることでU字状の部材が形成されている。そして、U字状の内部に挿通部44Aが設けられている。挿通部44Aでは、開閉機構の回転軸(棒状部材46)が挿通可能なように、挿通部44Aの大きさが棒状部材46の外径よりもやや大きく形成されている。
また、図8B及び図8Dに示すように、本実施形態では、軸筒部44は、折れ部44Bをさらに有する。折れ部44Bは、軸筒部44が挿通部44A側に折り曲げられた部位である。折れ部44Bが設けられた軸筒部44の隙間部分は、棒状部材46の外径よりも小さく形成されている。これにより、挿通部44Aから棒状部材46が脱落することを抑制できる。
また、本実施形態では、軸筒部44の挿通部44Aは、上下方向に長く形成されている。すなわち、挿通部44Aが開閉機構の回転軸(棒状部材46)の外径よりもやや大きい内径のみで形成されている場合(つまり、開閉機構の回転軸(棒状部材46)が回転のみ可能な場合)と比べて、本実施形態の挿通部44Aは、上下方向に余裕を持たせて形成されている。これにより、下側留め部材42と上側留め部材43とで光ケーブル1を挟もうとするとき、開閉機構の回転軸(棒状部材46)は、軸筒部44に対して回転可能なだけでなく、上下方向に(光ケーブル1の長手方向に垂直な方向)に移動可能である。
図8A及び図8Bでは、外径(直径)がD1の光ケーブル1をアタッチメント40に固定する例(第1例)を示している。図8Bに示すように、外径(直径)がD1の光ケーブル1を下側留め部材42と上側留め部材43とで挟んだとき、開閉機構の回転軸(棒状部材46)は、挿通部44Aの上側に位置している。
図8C及び図8Dでは、外径(直径)がD2の光ケーブル1をアタッチメント40に固定する例(第2例)を示している。なお、第2例における光ケーブル1の外径(D2)は、第1例における光ケーブル1の外径(D1)よりも大きい(D2>D1)。図8Dに示すように、外径(直径)がD1よりも大きいD2の光ケーブル1を下側留め部材42と上側留め部材43とで挟んだとき、開閉機構の回転軸(棒状部材46)は、挿通部44Aにおいて第1例よりも下側に位置している。このように、本実施形態の挿通部44Aは、開閉機構の回転軸(棒状部材46)が上下方向に(光ケーブル1の長手方向に垂直な方向)に移動可能に形成されることで、様々な径の光ケーブル1にアタッチメント40を固定することが可能である。但し、挿通部44Aは、開閉機構の回転軸が上下方向に移動可能に形成されなくても良い。すなわち、開閉機構の回転軸(棒状部材46)が軸筒部44に対して回転可能なだけでも良い。
<小括>
本実施形態のアタッチメント40は、図14に示すテンションメンバ6’(繊維強化プラスチック等で構成)を把持するテンションメンバ把持部22を備えたケーブル把持部材20に光ケーブル1を固定するためのアタッチメントである。本実施形態のアタッチメント40は、図3A〜図4Bに示すように、下側留め部材(第1部材)42と、下側留め部材42との間で光ケーブル1を挟む上側留め部材(第2部材)43と、下側留め部材42に固定され、前後方向(光ケーブル1の長手方向)に延出し、テンションメンバ把持部22に把持させることが可能な棒状部材46とを有する。これにより、ケーブル把持部材20のテンションメンバ把持部22のネジ222で締め付けて棒状部材46をテンションメンバ把持部22に把持させることができる。さらに、本実施形態のアタッチメント40は、下側留め部材42及び上側留め部材43の光ケーブル1と接触する内面に、光ケーブル1の外被5に食い込ませる爪部(爪部42A及び爪部43A)をそれぞれ備えることを特徴とするアタッチメントである。これにより、下側留め部材42及び上側留め部材43の一方のみに爪部が設けられる場合よりも、光ケーブル1にアタッチメント40をより強固に固定することができ、光ケーブル1をケーブル把持部材20に強固に固定することができる。
図2で示したように、多数(ここでは、12本)のテンションメンバ6が光ケーブル1の外被5に環状に配置されており、本実施形態のアタッチメント40を使用することにより、このような多数のテンションメンバ6を纏めてテンションメンバ把持部22で把持することも不要となる。したがって、図2で示したような構成の光ケーブル1の端部をケーブル把持部材20で固定する場合にも、本実施形態のアタッチメント40を用いることが特に有利となる。
なお、下側留め部材42と上側留め部材43とは、構成や機能が逆であっても良い。例えば、棒状部材46が上側留め部材43に固定されており、下側留め部材42に軸筒部44が設けられても良い。また、上側留め部材43に差し込み口42Cが設けられ、下側留め部材42に差し込み片43Cが設けられても良い。
<アタッチメントセット30>
図1A及び図1Bに示すように、本実施形態では、ケーブル把持部材20の外被把持部21によって、アタッチメント40の下側留め部材42と上側留め部材43とが締結される。具体的には、外被把持部21は、下側ブロック211の上面と、上側ブロック212の下面との間にアタッチメント40付きの光ケーブル1を配置し、上下方向に挟み込む。このとき、下側ブロック211と上側ブロック212とは、下側留め部材42と上側留め部材43とが並ぶ方向(上下方向)にアタッチメント40を挟み込むため、閉状態(下側留め部材42と上側留め部材43とで光ケーブル1を挟んだ状態)が保持されることになる。すなわち、外被把持部21によって、アタッチメント40の下側留め部材42と上側留め部材43とが締結されることになる。
しかし、外被把持部21は、その形状や構成がクロージャ10ごと(又は光成端箱15ごと)に異なることがある。このため、クロージャ10や光成端箱15の種類によっては、アタッチメント40の下側留め部材42と上側留め部材43とを十分に締結できないことがある。そこで、アタッチメント40と、締結バンド41とで構成されるアタッチメントセット30により、様々なクロージャ10や光成端箱15に対応することができる。
図9Aは、アタッチメントセット30を取り付けた光ケーブル1を固定した様子の説明図である。図9Bは、別の例のアタッチメントセット30を取り付けた光ケーブル1を固定した様子の説明図である。図10Aは、締結バンド41の斜視図である。図10Bは、別の例のアタッチメントセット30を取り付けた光ケーブル1の側面図である。
図9Aに示すように、外被把持部21が、図1A及び図1Bに示す外被把持部21と比べて前後方向に短いことがある。このような前後方向に短い外被把持部21によってアタッチメント40が把持される場合、下側留め部材42及び上側留め部材43の把持される前後方向の長さも短くなってしまう。このため、下側留め部材42と上側留め部材43との締結もその分弱くなってしまう。そこで、下側留め部材42と上側留め部材43との締結力を補強するために、図9Aに示すように、外被把持部21の他に締結バンド41によって下側留め部材42と上側留め部材43とを締結する。図9では、アタッチメント40の後側において下側留め部材42及び上側留め部材43が外被把持部21によって締結され、アタッチメント40の前側において下側留め部材42及び上側留め部材43が締結バンド41によって締結されている。
図10Aに示すように、締結バンド41は、アタッチメント40の下側留め部材42と上側留め部材43とを締結するバンドである。締結バンド41は、締結部41Aと、ネジ41Bとを有する。締結部41Aは、環状に構成された部材である。締結部41Aは、帯状のバンドを環状に巻いて構成されている。ネジ41Bは、締結部41Aを締め上げる部材である。ネジ41Bにより締結部41Aを締め上げることによって、下側留め部材42と上側留め部材43とを締結させて、アタッチメント40を光ケーブル1に強固に固定することになる。なお、ネジ41Bにより締結部41Aを締め上げることによって、爪部42A及び爪部43Aを光ケーブル1の外被5により食い込ませることができ、アタッチメント40を光ケーブル1により強固に固定することができる。
本実施形態では、締結バンド41として、ホースバンドが採用されている。ホースバンドを用いることによって、様々な径の光ケーブル1にアタッチメント40を固定することが可能である。また、本実施形態では、金属製のネジ式ホースバンドが採用されており、工具でネジ41Bを締めることによって、下側留め部材42と上側留め部材43とを強固に締結可能である。但し、締結バンド41は、金属製ネジ式ホースバンドに限られるものではなく、下側留め部材42と上側留め部材43とを締結できれば他の種類のバンドでも良い。
また、図9Bに示すように、クロージャ10(光成端箱15)によっては外被把持部21自体が設けられない場合がある。このとき、締結バンド41を前後方向に2つ並べて下側留め部材42及び上側留め部材43を締結することができる。
図10Bに示すように、2つの締結バンド41で下側留め部材42と上側留め部材43とを締結する場合、2つの締結バンド41が前後方向に並んで下側留め部材42と上側留め部材43とを締結可能なように、アタッチメント40の前後方向の長さが構成されている。すなわち、下側留め部材42と上側留め部材43とを締結する2つの締結バンド41の前後方向における一端から他端までの大きさ(W1)よりも、下側留め部材42及び上側留め部材43の前後方向の大きさ(W2)が大きい。また、2つの締結バンド41は、軸筒部44の前後方向の両端に配置されるこれにより、光ケーブル1にアタッチメント40をより強固に固定することができる。但し、アタッチメント40の前後方向の長さがこのように構成されなくても良い。
図9A及び図9Bに示す例のように、アタッチメント40と、締結バンド41とのセットをアタッチメントセット30と呼ぶ。アタッチメントセット30は、締結バンド41を2つ有しており、図9Aに示すように、外被把持部21がアタッチメント40の半分を把持する場合には締結バンド41を1個使用し、図9Bに示すように、外被把持部21が設けられていない場合には、締結バンド41を1個使用する。これにより、ケーブル把持部材20の構成に関わらず、アタッチメント40付きの光ケーブル1をケーブル把持部材20に固定することができる。
<固定方法>
図11は、光ケーブル1をケーブル把持部材20に固定する固定作業のフロー図である。
まず、作業者は、光ケーブル1とアタッチメント40(又はアタッチメントセット30)とを準備する(S001)。次に、作業者は、光ケーブル1を前処理する(S002)。このとき、作業者は、光ケーブル1の引き裂き紐(図2では不図示)を用いて外被5を引き裂き、引き裂かれた外被5を除去して、内部に収容されている光ファイバ3を取り出す。本実施形態では、外被5を除去するときに、光ケーブル1の口出し部1Aの位置でテンションメンバ6を切断する。
次に、作業者は、光ケーブル1の端部にアタッチメント40を固定する(S003)。具体的には、作業者は、開状態のアタッチメント40(図4A及び図4B参照)の下側留め部材42に光ケーブル1の端部を載置する。そして、回転軸(棒状部材46)を中心に上側留め部材43を下側留め部材42に対して回転させることで、下側留め部材42と上側留め部材43とを閉じる(閉状態)。閉状態のアタッチメント40(図3A及び図3B参照)では、下側留め部材42と上側留め部材43とで光ケーブル1が挟まれた状態となっている。このとき、下側留め部材42の爪部42A(鬼目)が光ケーブル1の外被5に食い込み、同時に上側留め部材43の爪部43A(鬼目)も光ケーブル1の外被5に食い込み、光ケーブル1にアタッチメント40が強固に固定されることになる。
次に、作業者は、図1A及び図1Bに示すように、アタッチメント40の棒状部材46をテンションメンバ把持部22に把持させる(S004)。具体的には、作業者は、アタッチメント40の棒状部材46をケーブル把持部材20のテンションメンバ把持部22の貫通穴221Aに挿通させる。そして、テンションメンバ把持部22のネジ222を締めて、棒状部材46をネジ222で締め付けることによって、棒状部材46をテンションメンバ把持部22に把持させる。本実施形態では、光ケーブル1のテンションメンバ6をテンションメンバ把持部22に把持させる代わりに、光ケーブル1の端部に固定したアタッチメント40の棒状部材46をテンションメンバ把持部22に把持させている。このため、テンションメンバ6をネジ222で締め付けずに済むため、テンションメンバ6を破損させずに、光ケーブル1をケーブル把持部材20に固定することができる。
なお、S004の段階では、アタッチメント40が、再び開状態(下側留め部材42と上側留め部材43とで光ケーブル1が挟まれない状態)となることが可能な状態である。そこで、作業者は、図1A(、図9A又は図9B)に示すように、アタッチメント40の下側留め部材42と上側留め部材43とを締結する(S005)。
外被把持部21によって下側留め部材42と上側留め部材43とを締結する場合(図1A又は図9A)、外被把持部21のネジ213を工具で締めることによって、下側ブロック211及び上側ブロック212で下側留め部材42と上側留め部材43とを締結する。下側ブロック211及び上側ブロック212を締結すると、下側留め部材42の爪部42A(鬼目)及び上側留め部材43の爪部43A(鬼目)が光ケーブル1の外被5にさらに食い込み、光ケーブル1にアタッチメント40がより強固に固定されることになる。
締結バンド41によって下側留め部材42と上側留め部材43とを締結する場合(図9A又は図9B)、締結バンド41のネジ41Bを工具で締めることによって、締結部41Aで下側留め部材42と上側留め部材43とを締結する。締結バンド41を締結すると、下側留め部材42の爪部42A(鬼目)及び上側留め部材43の爪部43A(鬼目)が光ケーブル1の外被5にさらに食い込み、光ケーブル1にアタッチメント40がより強固に固定されることになる。
===第2実施形態===
図12A及び図12Bは、第2実施形態のアタッチメント40の斜視図である。なお、図12Bは、図12Aに示す第2実施形態のアタッチメント40の分解斜視図である。
第1実施形態のアタッチメント40では、下側留め部材42の差し込み口42Cと、上側留め部材43の差し込み片43Cとが、アタッチメント40の左側のみに設けられていた。しかし、第2実施形態では、下側留め部材42の差し込み口42Cと、上側留め部材43の差し込み片43Cとが、アタッチメント40の右側にもさらに設けられている。これにより、上側留め部材43に形成された複数の爪部43Aと、下側留め部材42に形成された複数の爪部42Aとをより容易に対向配置させることができる。なお、第2実施形態では、下側留め部材42と上側留め部材43とを開閉させる開閉機構が設けられていない。
第2実施形態のアタッチメント40においても、第1実施形態と同様に、下側留め部材(第1部材)42と、下側留め部材42との間で光ケーブル1を挟む上側留め部材(第2部材)43と、下側留め部材42に固定され、前後方向(光ケーブル1の長手方向)に延出し、テンションメンバ把持部22に把持させることが可能な棒状部材46とを有する。これにより、ケーブル把持部材20のテンションメンバ把持部22のネジ222で締め付けて棒状部材46をテンションメンバ把持部22に把持させることができる。そして、第2実施形態のアタッチメント40においても、第1実施形態と同様に、下側留め部材42及び上側留め部材43の光ケーブル1と接触する内面に、光ケーブル1の外被5に食い込ませる爪部(爪部42A及び爪部43A)をそれぞれ備えることを特徴とするアタッチメントである。これにより、下側留め部材42及び上側留め部材43の一方のみに爪部が設けられる場合よりも、光ケーブル1にアタッチメント40をより強固に固定することができ、光ケーブル1をケーブル把持部材20に強固に固定することができる。
===その他===
前述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
1 光ケーブル、1A 口出し部、2 光ファイバユニット、
3 光ファイバ、3’ 光ファイバ、3A’ 光コネクタ、
4 バンドル材、5 外被、6 テンションメンバ、
6’テンションメンバ、8’ スリーブ、9’ スロットロッド、
10 クロージャ、11 余長収納部、12 融着トレイ、
13 ケーブル固定部、15 光成端箱、
16 光スプリッタモジュール、16A アダプタ、
17 余長収納部、18 成端トレイ、19 ケーブル固定部、
20 ケーブル把持部材、21 外被把持部、211 下側ブロック、
212 上側ブロック、213 ネジ、22 テンションメンバ把持部、
221 把持ブロック、221A 貫通穴、222 ネジ、
30 アタッチメントセット、40 アタッチメント、
41 締結バンド、41A 締結部、41B ネジ、
42 下側留め部材(第1部材)、42A 爪部、42B 突出部、
42C 差し込み口(第1嵌合部)、43 上側留め部材(第2部材)、
43A 爪部、43B 突出部、43C 差し込み片(第2嵌合部)、
44 軸筒部、44A 挿通部、44B 折れ部、
46 棒状部材、46A 固定端、46B 自由端、461 屈曲部、
462 後部(回転軸)、463 前部

Claims (12)

  1. テンションメンバを把持するテンションメンバ把持部を備えたケーブル把持部材に光ケーブルを固定するためのアタッチメントであって、
    第1部材と、
    前記第1部材との間で前記光ケーブルを挟む第2部材と、
    前記第1部材に固定され、前記光ケーブルの長手方向に延出し、前記テンションメンバ把持部に把持させることが可能な棒状部材と
    を有し、
    前記第1部材及び前記第2部材は、前記光ケーブルと接触する内面に、前記光ケーブルの外被に食い込ませる爪部をそれぞれ備えることを特徴とするアタッチメント。
  2. 請求項1に記載のアタッチメントであって、
    前記第1部材と前記第2部材とを開閉させる回転軸を備える開閉機構を有することを特徴とするアタッチメント。
  3. 請求項2に記載のアタッチメントであって、
    前記回転軸は、前記棒状部材と一体的に形成されていることを特徴とするアタッチメント。
  4. 請求項2又は3に記載のアタッチメントであって、
    前記第2部材は、前記回転軸を回転可能に支持する軸筒部を備え、
    前記回転軸が挿通される前記軸筒部の挿通部は、前記長手方向に垂直な方向に前記回転軸が移動可能に形成されていることを特徴とするアタッチメント。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のアタッチメントであって、
    前記第1部材は、第1嵌合部を備え、
    前記第2部材は、第2嵌合部を備え、
    前記第1部材と前記第2部材とが前記光ケーブルを挟むときに、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とが嵌合することを特徴とするアタッチメント。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のアタッチメントであって、
    前記第1部材と前記第2部材とは、外側に突出する突出部を前記長手方向の端部に備えることを特徴とするアタッチメント。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のアタッチメントであって、
    前記棒状部材は、屈曲部を備え、
    前記長手方向から見たとき、
    前記第1部材と前記第2部材とで環状部を構成し、
    前記テンションメンバ把持部に把持させる側の前記棒状部材の端部は、前記環状部の内側に配置されていることを特徴とするアタッチメント。
  8. テンションメンバを把持するテンションメンバ把持部を備えたケーブル把持部材に光ケーブルを固定するためのアタッチメントセットであって、
    第1部材と、
    前記第1部材との間で前記光ケーブルを挟む第2部材と、
    前記第1部材に固定され、前記光ケーブルの長手方向に延出し、前記テンションメンバ把持部に把持させることが可能な棒状部材と、
    前記第1部材と前記第2部材とを締結するバンドと
    を有し、
    前記第1部材及び前記第2部材は、前記光ケーブルと接触する内面に、前記光ケーブルの外被に食い込ませる爪部をそれぞれ備えることを特徴とするアタッチメントセット。
  9. 請求項8に記載のアタッチメントであって、
    前記バンドは、ホースバンドであることを特徴とするアタッチメントセット。
  10. 請求項8又は9に記載のアタッチメントセットであって、
    前記バンドを2つ有し、
    前記2つのバンドは、前記長手方向に並んで前記第1部材と前記第2部材とを締結可能であり、
    前記第1部材と前記第2部材とを締結する前記2つのバンドの前記長手方向における一端から他端までの大きさよりも、前記第1部材及び前記第2部材の前記長手方向の大きさが大きいことを特徴とするアタッチメントセット。
  11. 請求項10に記載のアタッチメントセットであって、
    前記第1部材は、前記回転軸を回転可能に支持する軸筒部を備え、
    前記2つのバンドは、前記軸筒部の前記長手方向の両端に配置されることを特徴とするアタッチメントセット。
  12. テンションメンバを把持するテンションメンバ把持部を備えたケーブル把持部材に光ケーブルを固定するケーブル固定方法であって、
    第1部材と、前記第1部材との間で前記光ケーブルを挟む第2部材と、前記第1部材に固定され、前記光ケーブルの長手方向に延出し、前記テンションメンバ把持部に把持させることが可能な棒状部材とを備えたアタッチメントを準備すること、
    前記第1部材及び前記第2部材は、前記光ケーブルと接触する内面に爪部をそれぞれ備え、
    前記光ケーブルの外被に前記爪部を食い込ませることによって、前記光ケーブルに前記アタッチメントを固定すること、及び
    前記テンションメンバ把持部に前記棒状部材を把持させることによって、前記光ケーブルを前記ケーブル把持部材に固定すること
    を行うことを特徴とするケーブル固定方法。
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