JP5334302B2 - 光ドロップケーブル敷設具 - Google Patents
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また、加入者宅側においても、図17(c)に示すC型金物130(フック部材)を加入者宅の壁面などに固定し、鋼心入屋外引留具120をC型金物130に取り付けて、光ドロップケーブル1から分離した支持線1cを鋼心入屋外引留具120に巻き付けている。
また、上記の特許文献3で本出願人が提案した光ドロップケーブル余長処理具は、光ドロップケーブルの余長処理を行うことを前提としたものである。
ここで、前記第2のケーブル把持具の開口面とされた裏面の上部および下部に、第1および第2の係合板(11a1,11a2;21a1,21a2;31a1,31a2;41a1,41a2)が該第2のケーブル把持具の前記左側面板および前記右側面板の間にそれぞれ形成されており、前記第1のケーブル把持具の前記裏面板の内面の上部および下部に、前記第1および第2の係合板を該第1のケーブル把持具に対して前記第2のケーブル把持具がスライドする方向に沿って案内するための第1および第2のガイド溝(11b1,11b2;21b1,21b2;31b1,31b2;41b1,41b2)がそれぞれ設けられていてもよい。
前記第1のケーブル把持具(311)の前記裏面板の前記左側面板側に第1の延長部(341)が設けられており、第2のケーブル把持具(312)の前記表面板の前記右側面板側に第2の延長部(342)が設けられており、前記第1および第2の把持手段が前記第1および第2の延長部にもそれぞれ取り付けられていてもよい。
前記第2のケーブル把持具(412)の前記左側面板に形成されたネジ孔と螺合するネジ部を備えた、かつ、該ネジ部の先端が前記バネ(42)の一端に取り付けられた調整ネジ(45)をさらに具備してもよい。
前記バネが、一端が前記第2のケーブル把持具(112;312;412)の前記左側面板の内面に取り付けられるとともに他端が前記第1のケーブル把持具(111;311;411)の前記右側面板の内面に取り付けられた圧縮コイルバネ(12;32;42)であってもよい。
前記バネが、一端が前記第1のケーブル把持具(211)の前記左側面板の内面に取り付けられるとともに他端が前記第2のケーブル把持具(212)の前記左側面板の外面に取り付けられた第1の引張コイルバネ(221)と、一端が前記第1のケーブル把持具(211)の前記右側面板の外面に取り付けられるとともに他端が前記第2のケーブル把持具(212)の前記右側面板の内面に取り付けられた第2の引張コイルバネ(222)とであってもよい。
前記光ドロップケーブルを巻く円の半径(R)が、前記第1のケーブル把持具に対して前記第2のケーブル把持具をスライドさせる最大長(Lmax)を“2(π+1)”で割った値にされていてもよい。
前記第1のケーブル把持具(111)の前記左側面板の外面に取り付けられた環状ワイヤ(81)をさらに具備してもよい。
(1)緩衝バネとして機能するバネを具備することにより、簡単な構造で異常なテンションによる光ドロップケーブルの切断を防止することができるので、電柱間に位置する加入者宅へ光ドロップケーブルを引き込むのに有効な光ドロップケーブル敷設具を提供することができる。
(2)第1および第2のケーブル把持具を具備することにより、バネに光ドロップケーブルが挟まれたり、バネに物がぶつかって曲がってバネの緩衝機能の低下を招いたり、作業時に作業員がバネに指を挟んだり、バネのスプリングの間にゴミなどが挟まったりすることを防止できる。
(3)第1のケーブル把持具の一方の側面板の外面に取り付けられた環状ワイヤを具備することにより、上述した従来の鋼心入屋外引留具120の代わりに用いることができるとともに、電柱間と加入者宅との間を光ドロップケーブルのままで施工することができるために作業性を大幅に向上させることができる。
まず、本発明の第1の実施例による光ドロップケーブル敷設具について、図1乃至図8を参照して説明する。
本実施例による光ドロップケーブル敷設具10は、図1(a),(b)および図7(a),(c)に示すように、第1および第2のケーブル把持具111,112と、圧縮コイルバネ12と、第1の左側および右側把持金具131L,131Rと、第2の左側および右側把持金具132L,132Rと、第1および第2の把持補強金具501,502とを具備する。
なお、以下では、説明の簡単のために、図1(a)に示す第1および第2のケーブル把持具111,112の紙面表側の面、紙面裏側の面、紙面上側の面、紙面下側の面、紙面左側の面および紙面右側の面を第1および第2のケーブル把持具111,112の表面、裏面、上面、底面、左側面および右側面とする。
また、第2のケーブル把持具112の左側面板の幅(第2のケーブル把持具112の長手方向と垂直な方向に沿った長さ)は、第2のケーブル把持具112を第1のケーブル把持具111に対してスライドさせたときに第2のケーブル把持具112の左側面板が第1のケーブル把持具111の溝形成板(図16(c)参照)に当らないように、第1のケーブル把持具111の左側面板の幅よりも短くされている。
同様に、第1のケーブル把持具111の裏面板の内面の下部には、図1(c)に破線で示すように第2のケーブル把持具112の第2の係合板11a2を第1のケーブル把持具111の長手方向に沿って案内するための第2のガイド溝11b2が設けられている(図1(b)参照)。
また、第1のケーブル把持具111の右側面板の裏面板側の上部および下部は、第1のケーブル把持具111の裏面板と共に第1のガイド溝11b1を形成する(図2(c)参照)。
第1の左側把持金具131Lは、図4(a)に示すように、第1のケーブル把持具111に取付用ネジなどを用いて取り付けられる第1の取付部13a1と、光ドロップケーブル1の本体部(心線1aおよびテンションメンバ1bが収容されている部分)を上下から挟んで把持するための第1の本体部把持部13b1と、光ドロップケーブル1の支持線部(支持線1cが収容されている部分)を上下から挟んで把持するための第1の支持線部把持部13c1とを備える。
ここで、第1の左側把持金具131Lの第1の取付部13a1は、第1の本体部把持部13b1側に設けられている。
第1の右側把持金具131Rは、第1の左側把持金具131Lと同様に構成されている。
光ドロップケーブル1は、同様にして第1の右側把持金具131Rによって把持される。
第2の左側把持金具132Lは、図5(a)に示すように、第2のケーブル把持具112に取付用ネジなどを用いて取り付けられる第2の取付部13a2と、光ドロップケーブル1の本体部を上下から挟んで把持するための第2の本体部把持部13b2と、光ドロップケーブル1の支持線部を上下から挟んで把持するための第2の支持線部把持部13c2とを備える。
ここで、第2の左側把持金具132Lは、図1(b)に示すように第1の左側把持金具131Lと逆向きに取り付けられるため、第2の左側把持金具132Lの第2の取付部13a2は第2の支持線部把持部13c2側に設けられている。
第2の右側把持金具132Rは、第2の左側把持金具132Lと同様に構成されている。
光ドロップケーブル1は、同様にして第2の右側把持金具132Rによって把持される。
第1の把持補強金具501は、最近の光ドロップケーブルの低摩耗化を考慮すると、第1の左側および右側把持金具131L,131Rだけで光ドロップケーブル1を把持した場合には異常なテンションがかかったときに光ドロップケーブル1の外被を傷つけるおそれがあるため、光ドロップケーブル1の長手方向に沿って所定の長さだけ上下から光ドロップケーブル1を挟むことにより光ドロップケーブル1を把持するためのものであり、図7(a)に示すように第1のケーブル把持具111の裏面板の外面の第1の左側把持金具131Lと第1の右側把持金具131Rとの間に取り付けられている。
第2の把持補強金具502は、第1の把持補強金具501と同様に構成されており、図7(c)に示すように第2のケーブル把持具112の表面板の外面の第2の左側把持金具132Lと第2の右側把持金具132Rとの間に取り付けられている。
この場合には、第2の把持補強金具502の代わりに、第1の把持補強金具601と同様に構成された第2の把持補強金具602(不図示)を用いる。
なお、この場合には、第2の把持補強金具502の代わりに、第1の把持補強金具501と同様の構成を有する図6(d)に示す第2の把持補強金具702を用いることになるが、第2の把持補強金具702は第1の把持補強金具701と逆向きに第2のケーブル把持具112に取り付けられるため、第2の締付ネジ712は第2の本体部把持部70b2側に設けられているとともに第2の取付部70a2は第2の支持線部把持部70c2側に設けられている。
これにより、たとえば図1(c)に白抜き矢印で示すように第2のケーブル把持具112を右方向に引っ張ると、圧縮コイルバネ12が縮んで第2のケーブル把持具112は第1のケーブル把持具111に対して右方向にスライドするので、第1および第2のケーブル把持具111,112に第1の左側および右側把持金具131L,131Rと第2の左側および右側把持金具132L,132Rと第1および第2の把持補強金具501,502とによって把持された光ドロップケーブル1に異常なテンションがかかっても光ドロップケーブル1が切断されないようにする緩衝バネとして圧縮コイルバネ12を機能させることができる。
また、第1および第2の係合板11a1,11a2は第1および第2のガイド溝11b1,11b2に案内されて右方向にスライドするため、第2のケーブル把持具112がスライド中に第1のケーブル把持具111から外れることを防止することができるとともに、第1および第2の係合板11a1,11a2は第1および第2のガイド溝11b1,11b2にそれぞれ係合しているため、第1および第2のケーブル把持具111,112に第1および第2のケーブル把持具111,112の長手方向と垂直に外向きに異常なテンションがかかっても第2のケーブル把持具112が第1のケーブル把持具111から外れることを防止することができる。
なお、以下の説明では、図7および図8の紙面左側を電柱間側とし、図7および図8の紙面右側を加入者宅側とする。
このとき、光ドロップケーブル1の余長処理を行う必要がない場合には、光ドロップケーブル1を巻く円の半径Rは、好ましくは、第1のケーブル把持具111に対して第2のケーブル把持具112をスライドさせる最大限の長さをLmax(以下、「最大長Lmax」と称する。)としたときに次式を満足する値とする。
2πR+2R=Lmax
∴ R=Lmax/{2(π+1)}≒Lmax/8.4
本実施例による光ドロップケーブル敷設具20は、図9(a),(b)に示すように、以下に示す点で、上述した第1の実施例による光ドロップケーブル敷設具10と異なる。
これにより、たとえば図9(c)に白抜き矢印で示すように第2のケーブル把持具212を右方向に引っ張ると、第1および第2の引張コイルバネ221,222が伸びて第2のケーブル把持具212は第1のケーブル把持具211に対して右方向にスライドするので、上述した緩衝バネとして第1および第2の引張コイルバネ221,222を機能させることができる。
ただし、上述した第1の実施例による光ドロップケーブル敷設具10と同様に、第1および第2のガイド溝21b1,21b2(不図示)を第1のケーブル把持具211の裏面板の内面の上部および下部にそれぞれ設けるとともに、第1および第2の係合板21a1,21a2(不図示)を第2のケーブル把持具212の左側面板と右側面板との間に第2のケーブル把持具212の左側面板および右側面板と垂直にそれぞれ形成してもよい。
本実施例による光ドロップケーブル敷設具30は、図10に示すように、第1および第2のケーブル把持具311,312の長手方向の寸法と圧縮コイルバネ32の長さとを短くするために、第1のケーブル把持具311の裏面板の左側面板側に第1の延長部341が設けられているとともに第2のケーブル把持具312の表面板の右側面板側に第2の延長部342が設けられている点で、上述した第1の実施例による光ドロップケーブル敷設具10と異なる。
本実施例による光ドロップケーブル敷設具40は、図11に示すように、光ドロップケーブル1の引込み後における圧縮コイルバネ42のトルクを調整するための調整ネジ45をさらに具備する点で、上述した第1の実施例による光ドロップケーブル敷設具10と異なる。
調整ネジ45のネジ部の先端は、圧縮コイルバネ42の第2のケーブル把持具412の左側面板側の一端に取り付けられている。
第1のケーブル把持具411の左側面板の中央部には、ドライバを挿入して調整ネジ45を回すための貫通孔が形成されている。
本実施例による光ドロップケーブル敷設具10’は、図17(b)に示した鋼心入屋外引留具120の代わりに使用するものであり、図12に示すように第1のケーブル把持具111の左側面板の外面に取り付けられた環状ワイヤ81をさらに具備する点で、上述した第1の実施例による光ドロップケーブル敷設具10と異なる。
作業員は、電柱間に架設された吊線101に分線金物110を固定したのち、光ドロップケーブル敷設具10’の環状ワイヤ81を分線金物110のフックに掛けることにより、光ドロップケーブル敷設具10’を分線金物110に取り付ける。
また、たとえば強風で揺られて光ドロップケーブル1に異常なテンションがかかっても、圧縮コイルバネ12が縮んで第2のケーブル把持具112が線路方向にスライドしていくとともに、光ドロップケーブル1の円状に巻かれた部分の半径が小さくなっていくので、光ドロップケーブル1が切断されることを防止することができる。
なお、図14では、加入者宅が紙面右側に位置するため、光ドロップケーブル敷設具10’の左右が図13と逆になっている。
また、加入者宅側では、光ドロップケーブル1は光ドロップケーブル敷設具10’の第2のケーブル把持具112に把持されたのちに第1のケーブル把持具111に把持されることになる。
また、たとえば強風で揺られて光ドロップケーブル1に異常なテンションがかかっても、圧縮コイルバネ12が縮んで第2のケーブル把持具112が線路方向にスライドしていくとともに、光ドロップケーブル1の円状に巻かれた部分の半径が小さくなっていくので、光ドロップケーブル1が切断されることを防止することができる。
光ドロップケーブル敷設具10の組立前には、第1のケーブル把持具111は、図15(a−1)および(a−2)に示す裏面板、上面板、底面板および左側面板からなる本体部から、同図(b−1)および(b−2)に示す溝形成板と同図(c−1)および(c−2)に示す右側面板とが外されている。ここで、溝形成板は、裏面板と共に第1および第2のガイド溝11a1,11a2を形成するために、横断面形状が凸状にされている(同図(c−2)参照)。
また、第2のケーブル把持具112は、表面板、上面板、底面板および左側面板からなる本体部から右側面板が外されている。
同図(b)に示すように第2のケーブル把持具112の第1および第2の係合板11a1,11a2が第1のケーブル把持具111の裏面板に達するまで第2のケーブル把持具112の本体部を第1のケーブル把持具111の本体部に挿入すると、同図(c)に示すように溝形成板を図示手前側から挿入したのちに、溝形成板を第1のケーブル把持具111の裏面板に固定する。
続いて、同図(d)に示すように圧縮コイルバネ12を図示手前側から挿入したのちに、圧縮コイルバネ12の一端を第2のケーブル把持具112の左側面板に固定する。
続いて、同図(e)に示すように第1のケーブル把持具111の右側面板を白抜き矢印で示す方向に挿入したのち、第1のケーブル把持具111の右側面板を第1のケーブル把持具111の本体部に固定する。
続いて、同図(f)に示すように第2のケーブル把持具112の右側面板を白抜き矢印で示す方向に挿入したのち、第2のケーブル把持具112の右側面板を第2のケーブル把持具112の本体部に固定する。
この場合には、圧縮コイルバネ12を縮めて第2のケーブル把持具112の左側面板と第1のケーブル把持具111の右側面板とを近付けた状態で第1のケーブル把持具111の開口面から第2のケーブル把持具112を挿入すれば、挿入後は圧縮コイルバネ12の伸張力によって第2のケーブル把持具112は第1のケーブル把持具111に対して図1(c)の白抜き矢印と反対方向にスライドしていくので、光ドロップケーブル敷設具10を組み立てることができる。
なお、このようにして光ドロップケーブル敷設具10を組み立てた場合には、第2のケーブル把持具112が第1のケーブル把持具111に対して図1(c)の白抜き矢印の方向に一杯までスライドすると、第1および第2のケーブル把持具111,112に第1および第2のケーブル把持具111,112の長手方向と垂直に外向きに異常なテンションがかかったときに第2のケーブル把持具112が第1のケーブル把持具111から外れるおそれがあるため、第2のケーブル把持具112が第1のケーブル把持具111に対して図1(c)の白抜き矢印の方向に一杯までスライドしないようにするためのストッパとして機能するネジを第2のケーブル把持具112の表面板などに取り付けてもよい。
1a 心線
1b テンションメンバ
1c 支持線
4 スパイラルスリーブ
10,10’,20,30,40 光ドロップケーブル敷設具
111,112,211,212,311,312,411,412 第1および第2のケーブル把持具
11a1,11a2,21a1,21a2,31a1,31a2,41a1,41a2 第1および第2の係合板
11b1,11b2,21b1,21b2,31b1,31b2,41b1,41b2 第1および第2のガイド溝
11c1,11c2 第1および第2の隙間
12,32,42 圧縮コイルバネ
131L,131R,231L,231R 第1の左側および右側把持金具
132L,132R,232L,232R,332L,332R 第2の左側および右側把持金具
13a1,13a2,70a1,70a2 第1および第2の取付部
13b1,13b2,70b1,70b2 第1および第2の本体部把持部
13c1,13c2,70c1,70c2 第1および第2の支持線部把持部
221,222 第1および第2の引張コイルバネ
341,342 第1および第2の延長部
45 調整ネジ
501,601,701 第1の把持補強金具
502,602,702 第2の把持補強金具
711,712 第1および第2の締付ネジ
81 環状ワイヤ
101 吊線
110 分線金物
120 鋼心入屋外引留具
130 C型金物
1401,1402 第1および第2のビニールテープ
R 半径
Lmax 最大長
Claims (8)
- 電柱間に位置する加入者宅へ光ドロップケーブル(1)を引き込む際に使用するための光ドロップケーブル敷設具(10;10’;20;30;40)であって、
裏面板、上面板、底面板、左側面板および右側面板からなる、かつ、表面が開口面とされた直方体の箱形状を有する第1のケーブル把持具(111;211;311;411)と、
表面板、上面板、底面板、左側面板および右側面板からなる、かつ、裏面が開口面とされた直方体の箱形状を有する第2のケーブル把持具(112;212;312;412)と、
前記第1のケーブル把持具の前記裏面板の外面に取り付けられた、かつ、前記光ドロップケーブルを把持するための第1の把持手段(131L,131R;231L,231R;501;601;701)と、
前記第2のケーブル把持具の前記表面板の外面に取り付けられた、かつ、前記光ドロップケーブルを把持するための第2の把持手段(132L,132R;232L,232R;502;602;702)と、
前記第1のケーブル把持具の前記裏面板と前記第2のケーブル把持具の前記表面板との間の空間に取り付けられたバネ(12;221,222;32;42)とを具備し、
前記第1および第2の把持手段によって把持された前記光ドロップケーブルに異常なテンションがかかると前記第1のケーブル把持具に対して前記第2のケーブル把持具がスライドするように、該第2のケーブル把持具の前記左側面板が前記第1のケーブル把持具の前記左側面板よりも内側に位置するようにされているとともに該第2のケーブル把持具の前記右側面板が該第1のケーブル把持具の前記右側面板よりも外側に位置するようにされており、
前記光ドロップケーブルが、前記第1の把持手段と前記第2の把持手段との間で少なくとも1周丸く巻かれており、
前記バネが、前記第1および第2の把持手段によって把持された前記光ドロップケーブルに異常なテンションがかかると前記第1のケーブル把持具に対して前記第2のケーブル把持具をスライドさせて該光ドロップケーブルが切断されないようにする緩衝バネとして機能する、
ことを特徴とする、光ドロップケーブル敷設具。 - 前記第2のケーブル把持具の開口面とされた裏面の上部および下部に、第1および第2の係合板(11a1,11a2;21a1,21a2;31a1,31a2;41a1,41a2)が該第2のケーブル把持具の前記左側面板および前記右側面板の間にそれぞれ形成されており、
前記第1のケーブル把持具の前記裏面板の内面の上部および下部に、前記第1および第2の係合板を該第1のケーブル把持具に対して前記第2のケーブル把持具がスライドする方向に沿って案内するための第1および第2のガイド溝(11b1,11b2;21b1,21b2;31b1,31b2;41b1,41b2)がそれぞれ設けられている、
ことを特徴とする、請求項1記載のドロップケーブル敷設具。 - 前記第1のケーブル把持具(311)の前記裏面板の前記左側面板側に第1の延長部(341)が設けられており、
第2のケーブル把持具(312)の前記表面板の前記右側面板側に第2の延長部(342)が設けられており、
前記第1および第2の把持手段が前記第1および第2の延長部にもそれぞれ取り付けられている、
ことを特徴とする、請求項1または2記載の光ドロップケーブル敷設具。 - 前記第2のケーブル把持具(412)の前記左側面板に形成されたネジ孔と螺合するネジ部を備えた、かつ、該ネジ部の先端が前記バネ(42)の一端に取り付けられた調整ネジ(45)をさらに具備することを特徴とする、請求項1乃至3いずれかに記載の光ドロップケーブル敷設具。
- 前記バネが、一端が前記第2のケーブル把持具(112;312;412)の前記左側面板の内面に取り付けられるとともに他端が前記第1のケーブル把持具(111;311;411)の前記右側面板の内面に取り付けられた圧縮コイルバネ(12;32;42)であることを特徴とする、請求項1乃至4いずれかに記載の光ドロップケーブル敷設具。
- 前記バネが、一端が前記第1のケーブル把持具(211)の前記左側面板の内面に取り付けられるとともに他端が前記第2のケーブル把持具(212)の前記左側面板の外面に取り付けられた第1の引張コイルバネ(221)と、一端が前記第1のケーブル把持具(211)の前記右側面板の外面に取り付けられるとともに他端が前記第2のケーブル把持具(212)の前記右側面板の内面に取り付けられた第2の引張コイルバネ(222)とであることを特徴とする、請求項1乃至4いずれかにの光ドロップケーブル敷設具。
- 前記光ドロップケーブルを巻く円の半径(R)が、前記第1のケーブル把持具に対して前記第2のケーブル把持具をスライドさせる最大長(Lmax)を“2(π+1)”で割った値にされていることを特徴とする、請求項1乃至6いずれかに記載の光ドロップケーブル敷設具。
- 前記第1のケーブル把持具(111)の前記左側面板の外面に取り付けられた環状ワイヤ(81)をさらに具備することを特徴とする、請求項1乃至7いずれかに記載の光ドロップケーブル敷設具。
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