JP2021099140A - 車両用制御装置 - Google Patents

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英司 関口
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
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Abstract

【課題】実用車両に採用し得る電動駐車ロック機構においてコストダウンを図ることができ、かつ円滑に駐車ロックを解除できる車両用制御装置を提供すること。【解決手段】車両10の駆動装置であるギヤボックス14に連結する駆動用モータ11を備える車両用制御装置は、シフト位置検知部23によってPレンジからその他のレンジへのシフト位置の選択が検出された場合、モータ制御部21が駆動用モータ11により駐車ロックギヤ31が受ける制動トルク作用方向と同じ方向のトルクを印加し、かつ、アクチュエータ制御部22は駐車ロックレバー32と駐車ロックギヤ31との係合を解除する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用制御装置に関する。
車両用駆動装置に搭載される駐車ロック機構として、例えば、電動アクチュエータによって駆動される駐車ロックレバー等の係合部材を駆動装置の駐車ロックギヤに係合することにより車両に制動力を発生させる電動駐車ロック機構が知られている(特許文献1)。
特開2014−162319号公報
このような電動駐車ロック機構のコストダウンを図る場合、電動アクチュエータの低トルク化を行う必要がある。
しかしながら、このようなコストダウン策を電動駐車ロック機構に適用した場合、高勾配で車両を駐車する場合等、比較的高トルクがドライブギヤに付加されるため、低トルクの電動アクチュエータでは駐車ロックレバーの係合を解除できなくなる。特に、車両重量自体が大きく、積載による重量の変動が大きい商用車では影響が大きい。故に、コストダウンを図った駐車ロック機構は実用車両に採用することができないという課題があった。
一方で、勾配や車両総重量を検知又は演算して所定の複雑な条件判断の処理等を行って電動アクチュエータを補助するような制御を行えば、当該制御のための部品点数や処理工数が増加して、却ってコストが増加するおそれがある。またこのような処理に時間がかかれば駐車ロックの解除が遅延するおそれがある。
以上から、本願の解決すべき課題は、実用車両に採用し得る電動駐車ロック機構においてコストダウンを図ることができ、かつ円滑に駐車ロックを解除できる車両用制御装置を提供することとする。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することができる。
本適用例に係る車両用制御装置は、車両の駆動装置であるギヤボックスに連結する駆動用モータを備える車両用制御装置であって、前記駆動用モータを制御する駆動用モータ制御部と、前記車両のドライバーにより選択されるシフト位置を検知するシフト位置検知部と、前記シフト位置検知部によってPレンジの選択が検出された場合、アクチュエータによって駆動されるレバーを前記ギヤボックスの駐車ロックギヤと係合することにより、車両に制動力を付与する駐車ロック部と、前記アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部と、を含み、前記シフト位置検知部によってPレンジからその他のレンジへのシフト位置の選択が検知された場合、前記駆動用モータ制御部が前記駐車ロックギヤに制動トルク作用方向と同じ方向のトルクを印加し、かつ、前記アクチュエータ制御部は前記レバーと前記駐車ロックギヤとの係合を解除することを特徴とする。
つまり、Pレンジから他のレンジへ移行すべく駐車ロックを解除する際に、駆動用モータにより駐車ロックギヤが受ける制動トルク作用方向と同じ方向のトルクを印加することで、レバーと駐車ロックギヤとの間の係合力を緩和させ、レバーを駆動するアクチュエータに要求されるトルクを低減することができる。この駐車ロック解除時のトルク印加は、駆動用モータを利用することから特に追加の部品を必要とすることなく、Pレンジから他のレンジへの変更を検知したときに実行することで、複雑な処理も必要としない。
したがって、本適用例に係る車両用制御装置によれば、実用車両に採用し得る電動駐車ロック機構においてコストダウンを図ることができ、かつ円滑に駐車ロックを解除できる。
本発明の実施形態に係る車両用制御装置を備える車両の概略構成図である。 ギヤボックスの断面および関連する駆動系の概略図である。 駐車ロック機構の主要部分の斜視図である。 図3の駐車ロックギヤと駐車ロックレバーの位置関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る車両用制御装置が実行する駐車ロック解除制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用制御装置を備える車両の概略構成を示している。車両は電動車両であり、例えば電動トラックである。図1に示した車両10は、駆動用モータ11、インバータ12、バッテリ13、ギヤボックス14、ドライブシャフト15、駆動輪16、ECU20を備えている。ECU20は、モータ制御部21(駆動用モータ制御部)、アクチュエータ制御部22を有しており、シフト位置センサ23(シフト位置検知部)、駐車ロック検知センサ24(駐車ロック検知部)と接続されている。以下、各構成について詳しく説明する。
駆動用モータ11は、バッテリ13からインバータ12を介して交流電力が供給されることにより、車両10の走行に必要な駆動力を発生させるものである。
ギヤボックス14は、後述する駐車ロック機構30、減速機構40、及び差動機構50を有する駆動装置である。ギヤボックス14は、駆動用モータ11と連結され、モータで発生する駆動力を左右の駆動輪16に伝達するものである。このような構成により、バッテリ13の電力を利用して駆動用モータ11が駆動されるとギヤボックス14の動力伝達機構を介して車両10は走行する。
ECU20は各種センサや下位制御ユニットから送られてきた信号やECU20内部に記録されている制御プログラムに基づいて車両10全体を監視および統括する制御装置である。本実施形態では、ECU20は、主に、モータ制御部21およびアクチュエータ制御部22を備え、さらに、シフト位置センサ23および駐車ロック検知センサ24からの信号を取得する機能を有する。
モータ制御部21は、運転者(ドライバー)のアクセル操作による要求トルクや各種センサから取得する走行状態に基づいて、インバータ12を介して駆動用モータ11の駆動を制御するほか、本実施形態においては、シフト位置センサ23によってPレンジからその他のレンジへの選択が検知された場合、駐車ロックギヤ31が受ける制動トルクの作用方向と同じ方向のトルクを印加する制御を行う。
ECU20のアクチュエータ制御部22は後述する電動アクチュエータ35の制御を行う。具体的には、シフト位置センサ23によってPレンジの選択が検出された場合、電動アクチュエータ35を作動させ、駐車ロックレバー32を駐車ロックギヤ31と係合する制御を行う。また、シフト位置センサ23によってPレンジから他のレンジへの選択が検知された場合は、上記モータ制御部21による制御と協働して、電動アクチュエータ35を作動させ、駐車ロックレバー32を駐車ロックギヤ31から係合解除する制御を行う。
シフト位置センサ23は、運転者により図示しないシフトレバーによって選択されるシフト位置を検知し、検知したシフト位置の情報をECU20に送信する。なお、シフトレバーによって選択可能なシフト位置としては、駐車時に選択するP(パーキング)レンジ、前進走行時に選択するD(ドライブ)レンジ、後進時に選択するR(リバース)レンジ等がある。
駐車ロック検知センサ24は、駐車ロック状態であるか否かを検知する機能を有する。具体的には、後述する駐車ロック機構30において駐車ロックギヤ31の歯部60と駐車ロックレバー32の爪71が係合状態であるか否か検知し、ECU20に送信する。特に駐車ロック検知センサ24は、駐車ロックギヤ31に作用するトルクから、駐車ロックギヤ31の制動トルク作用方向を検知可能である。
図2は、ギヤボックスの断面を含む駆動系を示す図である。減速機構40は、複数のギヤを含み、駆動用モータ11から入力される回転駆動力を減速して差動機構50に出力する。差動機構50は、減速機構40から入力される動力を左右の駆動輪16(後輪)に対して振り分ける。減速機構40は、複数のギヤが筐体41に収容されている。筐体41内には、入力軸42、中間軸43、出力軸44の3つシャフトが回転自在に軸支されている。各軸42、43、44はそれぞれ車幅方向に平行に延びている。
入力軸42は、一端が駆動用モータ11のモータ出力軸17と連結されており、第1ギヤ45aが設けられている。中間軸43には、第1ギヤ45aと噛合する第2ギヤ45bと、第3ギヤ45cが設けられている。出力軸44には第3ギヤ45cと噛合する第4ギヤ45dと、差動機構50のリングギヤ51と噛合する第5ギヤ45eが設けられている。各ギヤの径は、減速機構40に要求される減速比が実現可能なように設定されている。減速機構40では、駆動用モータ11側から入力される高回転低トルクの回転駆動力を、低回転高トルクに変換して出力可能に構成されている。
減速機構40の入力軸付近には、図2の一点鎖線で囲む範囲に、駐車ロック機構30(駐車ロック部)が設けられる。駐車ロック機構30は、シフトレバーがPレンジにある場合に、ドライブシャフト15に連結されているギヤボックス14の各軸の回転をロックするための機構である。運転者がPレンジを選択することで電動アクチュエータ35が作動し、駐車ロック動作を行う。なお、駐車ロック機構30は減速機構40の入力軸42に限らず、入力軸42からドライブシャフト15までの間の他の軸に設けられてもよい。また、ギヤボックス14の外部に設置されてもよい。
図3は駐車ロック機構30の主要部分の斜視図、および、図4は図3の駐車ロックギヤ31と駐車ロックレバー32を別の角度で示した図である。図3に示すように、駐車ロック機構30は、駐車ロックギヤ31、駐車ロックレバー32、駐車ロックピン33とリンク腕部34、電動アクチュエータ35、アクチュエータ出力軸36から構成される。
これらの図に示すように、駐車ロックギヤ31は、円盤状の外周部に係合用の歯部60が等間隔で複数配設されている。これにより、周方向の2つの歯部60の間に凹部61が形成される。また、駐車ロックギヤ31は、減速機構40の入力軸42にキー部62が嵌合して入力軸42の周方向に回転不能に固定されている。凹部61の周方向の長さ、すなわち隣り合う歯部60の間隔は、後述する駐車ロックレバー32の爪71が係合可能な長さである。
駐車ロックレバー32は、いわゆるカンチレバーであり、図4に示すように、棒状部材の長手方向の一端が支持軸70により回動自在に支持されている。駐車ロックレバー32の長手方向の他端には駐車ロックギヤ31側に爪71が形成され、駐車ロックギヤ31と逆側にピン受部72が形成されている。なお、図示しないが駐車ロックレバー32は他端側が駐車ロックギヤ31から離れる方向に付勢されている。
爪71は駐車ロックレバー32から突出し、駐車ロックギヤ31の凹部61に係合可能である。凹部61に係合した爪71は駐車ロックギヤ31の歯部60の側面(歯係合面)60aと接触して駐車ロックギヤ31を制動する。
ピン受部72は、駐車ロックレバー32の回動方向に対して垂直な幅方向(Y方向)に延びる円弧状の切欠部である。図3に示すように、ピン受部72には、駐車ロックピン33がY方向に摺動可能に支持されている。駐車ロックピン33は、ピン受部72と摺接する部分が先端側に径が縮小する円錐形状をなしており、ピン受部72も駐車ロックピン33に対応して、円錐状に切り欠かれている。
例えば、図3の矢印Aに示すように、駐車ロックピン33が先端側(図3のY軸正方向)に移動すると、駐車ロックレバー32は矢印Bのように支持軸70を支点に駐車ロックギヤ31側に押し下げられる。そして、爪71が凹部61に係合して歯部60と接触することで駐車ロックギヤ31の回転を止める制動トルクが発生し駐車ロック状態となる。つまり、駐車ロックギヤ31の回転駆動方向が図3の矢印Bである場合、駐車ロックギヤ31が歯部60にて爪71から受ける制動力トルク作用方向は、回転駆動方向とは逆方向となる。これにより、駐車ロックギヤ31内の入力軸42及び入力軸42より後段の各軸の回転駆動が物理的に制限され駐車ロック状態となる。
一方、駐車ロックピン33が根本側(図3のY軸負方向)に移動すると、駐車ロックレバー32は支持軸70を支点に駐車ロックギヤ31から離れる方向に移動し、爪71と凹部61との係合は解除される。
なお、制動トルク作用方向については、爪71が凹部61に隣接する2つの歯部60のどちらに接触するかによって、方向は逆となる。具体的には、図4に示すように、例えば車両10が降坂路に駐車され、駆動輪16が前進方向に回転すると、駐車ロックギヤ31が図4の矢印D方向に回転して爪71は一方の歯係合面62aと係合し、制動トルク作用方向は矢印Dと逆方向となる。逆に例えば車両10が登坂路に駐車され、駆動輪16が後退方向に回転すると、爪71は他方の歯係合面62bと係合し、制動トルク作用方向は矢印D方向と同方向となる。
図3に示す電動アクチュエータ35は、例えば小型モータが内蔵され、当該小型モータによりアクチュエータ出力軸36を軸回りに駆動する。アクチュエータ出力軸36は、図3に示すように、アクチュエータ出力軸36の軸方向に対して垂直に延びるリンク腕部34を介して駐車ロックピン33と連結されている。当該構成により、電動アクチュエータ35がアクチュエータ出力軸36を、図3の矢印C方向に回転されると、リンク腕部34を介して、駐車ロックピン33がY方向に沿って矢印A方向に移動する。一方、電動アクチュエータ35がアクチュエータ出力軸36を矢印C方向と逆方向に回転されると、駐車ロックピン33がY方向に沿って矢印A方向と逆方向に移動する。
このように構成された駐車ロック機構30に対して、ECU20は、駐車ロック解除を補助する駐車ロック解除制御を実行する。
図5には、本発明の実施形態に係る車両用制御装置が実行する駐車ロック解除制御を示すフローチャートが示されており、以下同フローチャートに沿って駐車ロック解除制御について説明する。なお、当該ルーチンは、シフト位置センサ23により車両10が停車してシフトレバーがPレンジにあることを検知し、駐車ロック検知センサ24により駐車ロック機構30において駐車ロックギヤ31と駐車ロックレバー32の係合状態(厳密には爪71が凹部61に係合している状態)を検知するとスタートする。
まずステップS1では、ECU20はシフト位置センサ23からの信号に基づいて、シフト位置がPレンジ以外の位置に変更されたか否かを判定する。当該判定結果が偽(No)である場合、即ちシフト位置がPレンジで維持されている場合は、ステップS1の判定を繰り返す。一方、当該判定結果が真(Yes)である場合、即ちシフト位置がPレンジから移動した場合はステップS2に進む。
ステップS2として、ECU20は駐車ロック検知センサ24により駐車ロックギヤ31の制動トルク作用方向が駆動輪16の前進方向(図3、4の矢印D方向)と逆の負方向であるか否かを判定する。当該判定結果が真(Yes)である場合、即ち図3、4で示した状態である場合は、ステップS3に進む。一方、当該判定結果が偽(No)である場合、ステップS5に進む。
ステップS3として、ECU20はモータ制御部21により駆動用モータ11を制動トルク作用方向と同方向である負方向(車両後退方向)のトルクを発生させることで、駐車ロックギヤ31の歯部60と駐車ロックレバー32の爪71との係合力を緩和する。また、これと同時に、ECU20はアクチュエータ制御部22により電動アクチュエータ35を作動して、駐車ロックレバー32を駐車ロックギヤ31から離れる方向に移動させる。
続く、ステップS4では、ECU20は駐車ロック検知センサ24からの信号に基づいて、駐車ロックギヤ31と駐車ロックレバー32との係合が解除されたか否かを判定する。当該判定結果が偽(No)である場合、即ち駐車ロックギヤ31と駐車ロックレバー32とが未だ係合している場合は、ステップS3の処理を継続する。一方、当該判定結果が真(Yes)である場合、即ち駐車ロックギヤ31と駐車ロックレバー32との係合が解除された場合は、ステップS7に進む。
一方、上記ステップS2の判定結果が偽(No)であり、ステップS5に進んだ場合、ステップS5において、ECU20はモータ制御部21により駆動用モータ11を制動トルク作用方向と同方向である正方向(車両前進方向)のトルクを発生させることで、駐車ロックギヤ31の歯部60と駐車ロックレバー32の爪71との係合力を緩和する。また、これと同時に、ECU20はアクチュエータ制御部22により電動アクチュエータ35を作動して、駐車ロックレバー32を駐車ロックギヤ31から離れる方向に移動させる。
続く、ステップS6は、ステップS4と同様にECU20は駐車ロック検知センサ24からの信号に基づいて、駐車ロックギヤ31と駐車ロックレバー32との係合が解除されたか否かを判定する。当該判定結果が偽(No)である場合、即ち駐車ロックギヤ31と駐車ロックレバー32とが未だ係合している場合は、ステップS5の処理を継続する。一方、当該判定結果が真(Yes)である場合、即ち駐車ロックギヤ31と駐車ロックレバー32との係合が解除された場合は、ステップS7に進む。
ステップS7として、ECU20はアクチュエータ制御部22により電動アクチュエータ35の作動を停止させる。
そしてステップS8として、ECU20はモータ制御部21による駆動用モータ11の制動トルク作用方向と同方向のトルク印加を解除して、通常のモータ制御に移行し、当該ルーチンを終了する。
このように本実施形態では、Pレンジから他のレンジへ移行すべく駐車ロックを解除する際に、駆動用モータ11により駐車ロックギヤ31が受ける制動トルク作用方向と同じ方向のトルクを印加することで、駐車ロックレバー32と駐車ロックギヤ31との間の係合力を緩和させ、駐車ロックレバー32を駆動する電動アクチュエータ35に要求されるトルクを低減することができる。この駐車ロック解除時のトルク印加は、駆動用モータ11を利用することから特に追加の部品を必要とすることなく、Pレンジから他のレンジへの変更を検知したときに実行することで、複雑な処理も必要としない。
したがって、本実施形態に係る車両用制御装置によれば、実用車両に採用し得る電動駐車ロック機構においてコストダウンを図ることができ、かつ円滑に駐車ロックを解除できる。
以上で本発明に係る車両用制御装置の実施形態についての説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、駐車ロック検知センサ24が、駐車ロックギヤ31に作用するトルクから、駐車ロックギヤ31の制動トルク作用方向を検知しているが、制動トルク作用方向の検知はこれに限られるものではない。例えば車両に勾配センサが搭載されている場合は、勾配から制動トルク作用方向を検知してもよい。
10 車両
11 駆動用モータ
12 インバータ
13 バッテリ
14 ギヤボックス
15 ドライブシャフト
16 駆動輪
17 モータ出力軸
20 ECU(制御装置)
21 モータ制御部
22 アクチュエータ制御部
23 シフト位置センサ
24 駐車ロック検知スイッチ
30 駐車ロック機構
31 駐車ロックギヤ
32 駐車ロックレバー
33 駐車ロックピン
34 リンク腕部
35 電動アクチュエータ
36 アクチュエータ出力軸
40 減速機構
41 筐体
42 入力軸
43 中間軸
44 出力軸
50 差動機構
60 歯
61 凹部
62 歯係合面
70 支持軸
71 爪
72 ピン受部

Claims (1)

  1. 車両の駆動装置であるギヤボックスに連結する駆動用モータを備える車両用制御装置であって、
    前記駆動用モータを制御する駆動用モータ制御部と、
    前記車両のドライバーにより選択されるシフト位置を検知するシフト位置検知部と、
    前記シフト位置検知部によってPレンジの選択が検出された場合、アクチュエータによって駆動されるレバーを前記ギヤボックスの駐車ロックギヤと係合することにより、車両に制動力を付与する駐車ロック部と、
    前記アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部と、を含み、
    前記シフト位置検知部によってPレンジからその他のレンジへのシフト位置の選択が検出された場合、前記駆動用モータ制御部が前記駆動用モータにより前記駐車ロックギヤが受ける制動トルク作用方向と同じ方向のトルクを印加し、かつ、前記アクチュエータ制御部は前記レバーと前記駐車ロックギヤとの係合を解除することを特徴とする、車両用制御装置。
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