JP2021097531A - ステータ及びステータの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを低減でき、回転電機の駆動時の不具合を抑制しつつ、冷却性能を向上できるステータ及びステータの製造方法を提供する。【解決手段】ステータコア4は、ステータコア4の周方向に間隔をあけて配置され、ステータコア4の軸方向に延びる複数のティース43と、周方向で隣り合う2つのティース43間に配置され、コイル5が挿入される複数のスロットと、スロット内に設けられ、軸方向に連通する冷媒が流通可能な冷却通路60と、を有し、冷却通路60は、ステータコア4の軸方向に対して少なくとも一部が傾斜する方向に設けられるとともに、冷却通路60は、冷却通路60の端部に向かうに従って通路断面積が小さくなるテーパ部61a,62aを有する。【選択図】図1

Description

この発明は、ステータ及びステータの製造方法に関する。
例えば電気自動車やハイブリッド自動車等の車両には、ステータ及びロータを備えた回転電機が搭載されている。ステータのステータコア(鉄心)には、ステータの径方向に延びるティースが設けられている。ステータの周方向に隣接するティース間には、コイルが挿通可能なスロットが形成されている。このスロットを通して所定のティースにコイルが巻回される。ティースに巻回されたコイルとステータコアとを固定する方法として、例えばスロット内に液状の接着剤(例えばワニス)を充填させ、この後接着剤を硬化させる方法がある。これにより、ステータコアにコイルが固定される。
ここで、回転電機は、コイルに電流を供給することによりコイルが発熱する。接着剤でコイルを固定してしまうとこのコイルが接着剤によって被覆されてしまうので、コイルの放熱性が低下してしまう。このため、このような回転電機においてコイルの冷却性能を向上させるためのさまざまな技術が提案されている。例えば、ステータコア(ティース)にコイルを巻回した後、スロットの空きスペースに中子を配置し、この後接着剤を充填させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によれば、接着剤を硬化させた後に中子を除去することにより、この中子が配置されていたスペースを冷却通路として用いることができる。冷却通路に、冷媒として例えばオイルを流通させることにより、ステータコア(コイル)の冷却を促進させることができる。
特開2003−289652号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、中子を除去する作業が煩わしく、結果的にステータの製造コストが増大してしまう可能性があった。
また、中子を完全に除去しきれずにステータに中子の一部が残存してしまい、これが異物となって回転電機を駆動させる際に不具合が生じてしまう可能性があった。
そこで、この発明は、製造コストを低減でき、回転電機の駆動時の不具合を抑制しつつ、冷却性能を向上できるステータ及びステータの製造方法を提供する。
上記の課題を解決するために、本発明に係るステータ(例えば、第1実施形態におけるステータ3)は、環状のステータコア(例えば、第1実施形態におけるステータコア4)を備え、前記ステータコアは、前記ステータコアの周方向に間隔をあけて配置され、前記ステータコアの軸方向に延びる複数のティース(例えば、第1実施形態におけるティース43)と、前記周方向で隣り合う2つの前記ティース間に配置され、コイル(例えば、第1実施形態におけるコイル5)が挿入される複数のスロット(例えば、第1実施形態におけるスロット45)と、前記スロット内に設けられ、前記軸方向に連通する冷媒が流通可能な冷却通路(例えば、第1実施形態における冷却通路60)と、を有し、前記冷却通路は、前記ステータコアの軸方向に対して少なくとも一部が傾斜する方向に設けられるとともに、前記冷却通路は、前記冷却通路の端部に向かうに従って通路断面積が小さくなるテーパ部(例えば、第1実施形態におけるテーパ部61a,62a)を有することを特徴とする。
このように構成することで、冷却通路を形成する際、スロットに例えば棒状部材を挿入した後スロットに接着剤等を充填し、接着剤が硬化された後に棒状部材を引き抜くだけで冷却通路を形成できる。冷却通路は、端部に向かうに従って先細りとなるテーパ部を有することから冷却通路を形成する棒状部材もテーパ部を有する。このため、接着剤等が硬化された後に容易に棒状部材を引き抜くことができる。しかも、冷却通路は、ステータコアの軸方向に対して少なくとも一部が傾斜されているので、例えばステータコアに巻回されたコイルの渡り部(コイルエンド)を避けて棒状部材を挿入することになり、冷却通路の通路長さもできる限り短くできる。この結果、ステータの製造コストを低減できる。また、ステータに異物が残存してしまうことを防止できるのでステータを備えた回転電機の駆動時の不具合を抑制できる。さらに、冷却通路に冷媒を流通させることにより、ステータの冷却性能を向上できる。例えば、渡り部に滴下した冷媒も積極的に冷却通路に導くことができ、より確実にステータの冷却性能を向上できる。
上記構成において、前記軸方向が水平方向に沿うように前記ステータコアを配置した状態で、前記冷却通路は、前記ステータコアの前記軸方向中央部が最下位置となるように形成されてもよい。
このように構成することで、冷却通路に流通された冷媒が冷却通路の最下位置となるステータコアの軸方向中央部に重力の影響を受けて留まる。このため、ステータコアの特に軸方向中央部の冷却が促進される。特に回転電機の非運転時にも冷却通路に冷媒を留めておくことができるので、ステータの冷却性能をさらに向上できる。
また、ステータコアの軸方向中央部は、ステータコアの軸方向端部よりも熱が逃げにくい。このようなステータコアの軸方向中央部の冷却を促進することにより、ステータ全体として冷却性能をさらに向上できる。
上記構成において、前記冷却通路は、前記ステータコアの前記軸方向一端から前記軸方向他端に向かって前記軸方向に対して同一方向に傾斜してもよい。
このように、冷却通路が一様に傾斜しているので、冷却通路内で円滑に冷媒を流動させることができる。このため、冷媒によるステータの冷却効率を高めることができる。
また、冷却通路を形成するための例えば棒状部材をステータコアの軸方向一端から軸方向他端に渡って一気に挿入し、この後スロットに接着剤等を充填し、接着剤が硬化された後に棒状部材を引き抜くだけで冷却通路を容易に形成できる。
本発明に係るステータは、環状のステータコアを備え、前記ステータコアは、前記ステータコアの周方向に間隔をあけて配置され、前記ステータコアの軸方向に延びる複数のティースと、前記周方向で隣り合う2つの前記ティース間に配置され、コイルが挿入される複数のスロットと、前記スロット内に設けられ、前記軸方向に連通する冷媒が流通可能な冷却通路(例えば、第2実施形態における冷却通路64)と、を有し、前記冷却通路は、前記軸方向一端から前記軸方向他端に向かうに従って前記周方向の位置、前記ステータコアの径方向の位置、及び通路断面積が変化するように形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、冷却通路を形成する際、スロットに例えば弾性を有するゴム紐を介在させた後スロットに接着剤等を充填し、接着剤が硬化された後にゴム紐を引き抜くだけで冷却通路を形成できる。このため、ステータの製造コストを低減できる。また、ステータに異物が残存してしまうことを防止できるのでステータを備えた回転電機の駆動時の不具合を抑制できる。
また、ゴム紐の弾性により冷却通路が湾曲する分、この冷却通路の流路長さが長くなる。このため、冷却通路内に冷媒を留めやすくすることができる。さらに、冷却通路の流路長さが長くなる分、冷却通路内により多くの冷媒を留めておくことができる。よって、ステータの冷却を促進させることができる。
本発明に係るステータの製造方法は、環状のステータコアを備え、前記ステータコアは、前記ステータコアの周方向に間隔をあけて配置され、前記ステータコアの軸方向に延びる複数のティースと、前記周方向で隣り合う2つの前記ティース間に配置され、コイルが挿入される複数のスロットと、前記スロット内に設けられ、前記軸方向に連通する冷媒が流通可能な冷却通路と、を有するステータの製造方法であって、前記スロットに前記コイルを挿通し、前記コイル間に棒状部材を挿入した後、前記スロットに樹脂を充填し、前記スロットに充填された前記樹脂の硬化後に前記棒状部材を取り除いて前記冷却通路を形成することを特徴とする。
このような製造方法とすることで、容易に冷却通路を形成することができる。このため、ステータの製造コストを低減できる。また、ステータに異物が残存してしまうことを防止できるのでステータを備えた回転電機の駆動時の不具合を抑制できる。さらに、冷却通路に冷媒を流通させることにより、ステータの冷却性能を向上できる。例えば、渡り部に滴下した冷媒も積極的に冷却通路に導くことができ、より確実にステータの冷却性能を向上できる。
本発明に係るステータの製造方法は、環状のステータコアを備え、前記ステータコアは、前記ステータコアの周方向に間隔をあけて配置され、前記ステータコアの軸方向に延びる複数のティースと、前記周方向で隣り合う2つの前記ティース間に配置され、コイルが挿入される複数のスロットと、前記スロット内に設けられ、前記軸方向に連通する冷媒が流通可能な冷却通路と、を有するステータの製造方法であって、前記スロットに前記コイルとともに弾性部材を挿入した後、前記スロットに樹脂を充填し、前記スロットに充填された前記樹脂の硬化後に前記弾性部材を取り除いて前記冷却通路を形成することを特徴とする。
このような製造方法とすることで、容易に冷却通路を形成することができる。このため、ステータの製造コストを低減できる。また、ステータに異物が残存してしまうことを防止できるのでステータを備えた回転電機の駆動時の不具合を抑制できる。さらに、冷却通路に冷媒を流通させることにより、ステータの冷却性能を向上できる。例えば、渡り部に滴下した冷媒も積極的に冷却通路に導くことができ、より確実にステータの冷却性能を向上できる。
本発明によれば、ステータの製造コストを低減できる。また、ステータを備えた回転電機の駆動時の不具合を抑制しつつ、冷却性能を向上できる。
本発明の第1実施形態における回転電機の概略断面図。 本発明の第1実施形態におけるステータコアの径方向に沿う断面の一部を拡大した図。 本発明の第1実施形態におけるステータを製造する際の一工程を示す説明図。 本発明の第1実施形態におけるステータを製造する際の一工程を示す説明図。 本発明の第1実施形態における棒状部材の側面図であり、(a)は、一例としての棒状部材を示し、(b)は、他の例としての棒状部材を示す。 本発明の第1実施形態の変形例におけるステータを製造する際の一工程を示す説明図。 本発明の第2実施形態におけるステータを製造する際の一工程を示す説明図。 本発明の第2実施形態におけるステータを製造する際の一工程を示す説明図。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
<回転電機>
図1は、第1実施形態に係るステータ3が設けられた回転電機1の概略断面図である。以下の図では、説明を分かりやすくするために各部材の縮尺を適宜変更している。
回転電機1は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車等の車両に搭載される走行用モータである。しかしながら、本発明の構成は走行用モータに限らず、発電用モータやその他用途のモータ、車両用以外の回転電機(発電機を含む)としても適用可能である。
図1に示すように、回転電機1は、ケース8と、ケース8に回転自在に支持されたロータ2と、ケース8の内部に固定されたステータ3と、を備える。
ケース8の内部には、冷媒が収容されている。ロータ2及びステータ3は、ケース8の内部において、一部が冷媒に浸漬された状態で配置されている。なお、冷媒としては、トランスミッションの潤滑や動力伝達等に用いられる作動油であるATF(Automatic Transmission Fluid)等が好適に用いられている。
ケース8の対向する2つの壁面8a,8bには、軸受81が設けられている。この軸受81を介し、ケース8にロータ2が軸線C回りに回転自在に支持されている。回転電機1は、軸線Cが水平方向に沿うように配置されている。
<ロータ>
ロータ2は、軸受81に回転自在に支持された回転軸21と、回転軸21に固定されたロータコア23と、ロータコア23に固定された永久磁石25と、を備える。
以下の説明では、ロータ2における軸線Cに沿う方向を単に軸方向と称し、軸線Cに直交する回転軸21の径方向を単に径方向と称し、軸線C周りの方向(ロータ2の回転方向)を周方向と称する。また、回転電機1の軸線Cが水平方向に沿う向きにおける上下方向を単に上下方向と称する。
回転軸21は、軸線Cを中心とする筒状に形成されている。
ロータコア23は環状に形成されており、ロータコア23の内周面が回転軸21の外周面に例えば圧入等により嵌合固定されている。これにより、ロータコア23は、軸線C回りに回転軸21と一体で回転する。このようなロータコア23の外周部に、永久磁石25が固定されている。
永久磁石25は、例えばロータコア23の内部を軸方向に沿って延びている。永久磁石25は、周方向に間隔をあけて複数配置されている。永久磁石25は、例えば希土類磁石である。希土類磁石としては、例えばネオジム磁石やサマリウムコバルト磁石、プラセオジム磁石等が挙げられる。
<ステータ>
ステータ3は、ロータ2に対して径方向の外側に、間隔をあけて配置された円筒状のステータコア4と、ステータコア4に巻回されたコイル5と、を有する。ステータコア4の外周面が、ケース8の内周面に嵌合固定されている。
図2は、ステータコア4の径方向に沿う断面の一部を拡大した図である。
図2に示すように、ステータコア4は、例えば複数の鋼板を軸方向に積層して形成される積層コアである。ステータコア4は、円筒状のコア本体41と、コア本体41の内周面から径方向内側に向かって突出する複数のティース43と、周方向で隣接するティース43の間に形成されたスロット45と、を有する。
コア本体41の軸心は、軸線Cと一致している。
ティース43は、周方向に間隔をあけて等間隔に配置されている。ティース43は、コア本体41と一体形成されている。ティース43は、軸方向から見てT字状に形成されている。具体的に、ティース43は、径方向に延びるティース本体43aと、ティース本体43aの径方向内側端(先端)から周方向に延びる鍔部43bと、が一体成形されたものである。
このようなティース43と同数だけスロット45が形成される。スロット45は、軸方向から見て、径方向外側から内側に向かうにしたがい周方向の幅寸法が減少する台形状に形成されている。各ティース43には、全周にわたって絶縁部材であるインシュレータ66が設けられている。このインシュレータ66の上からティース43にコイル5が巻回されている。
コイル5は、スロット45を通して所定の2つのティース43に跨るように巻回されている。例えばコイル5は、いわゆる波巻き方式でティース43に巻回されている。コイル5のうち、ステータコア4の軸方向両端面から突出された渡り部(コイルエンド)5aは、所定の形状に整えられた後、例えばレーシング糸によって束ねられている。これにより、渡り部5aがばらけてしまうことを防止している。
また、コイル5は、接着剤(請求項における樹脂の一例)50によってステータコア4に固定されている。接着剤50としては、硬化後に所定の絶縁性と接着強度を有する樹脂製のものであれば特に制限はない。本実施形態の接着剤50には、高い絶縁性と接着強度を発揮できることから、ワニスが好適に用いられる。接着剤50は、スロット45内において軸方向及び径方向の全体に充填され、ステータコア4とコイル5との間にも浸透されている。
ここで、図1、図2に示すように、各スロット45には、接着剤50の充填領域に、軸方向に連通する冷却通路60が形成されている。
冷却通路60は、ステータコア4の軸方向両端からステータコア4の軸方向中央に向かって斜め下方に延びる2つの冷却通路61,62(第1冷却通路61、第2冷却通路62)を有している。つまり、2つの冷却通路61,62は、軸方向に対して傾斜する方向に設けられている。
2つの冷却通路61,62は、ステータコア4の軸方向中央部で結合され、互いに連通されている。2つの冷却通路61,62は、これら冷却通路61,62の結合部が最下位置となるように形成されている。また、各冷却通路61,62は、ステータコア4の軸方向両端から各冷却通路61,62の先端部(請求項における冷却通路の端部の一例、ステータコア4の軸方向中央部)に向かうに従って通路断面積が漸次小さくなるように先細りに形成されている。
<ステータの製造方法>
次に、図1、図3から図5に基づいて、ステータ3の製造方法について説明する。
図3、図4は、ステータ3を製造する際の各工程を示す説明図である。
まず、図3に示すように、予めコイル5を所定の形に形成する。具体的には、複数の巻枠30にコイル5を巻回して所定の大きさのループ状のコイル5を複数形成する。これを回転電機1の相数に応じて複数形成する。本実施形態では回転電機1は例えば3相(U相、V相、W相)に構成されている。つまり、巻枠30を用いて、U相のループ状のコイル5、V相のループ状のコイル5、及びW相のループ状のコイル5を各々形成する。各相のループ状のコイル5の個数は、ティース43の個数に応じて決定される。
続いて、ステータ3の所定の2つのティース43間に、スロット45を介してループ状のコイル5を挿入する。この際、所定の2つのティース43間に、同一相のループ状のコイル5を一度に挿入する。本実施形態では3相であるので、3回に分けて所定の2つのティース43間にループ状のコイル5を挿入する。
続いて、ステータコア4の軸方向両端から突出されるコイル5の渡り部5a(図1参照)を、図示しない金型等を用いて所定の形状に整える。この後、渡り部5aを例えばレーシング糸によって束ねる。
続いて、図4に示すように、ステータコア4の軸方向両端からスロット45内に冷却通路60を形成するための棒状部材70(70A,70B)を挿入する。以下、棒状部材70について詳述する。
図5は、棒状部材70の側面図であり、(a)は、一例としての棒状部材70Aを示し、(b)は、他の例としての棒状部材70Bを示す。
図5(a)に示すように、一例としての棒状部材70Aは、一方向に長く形成されており、長手方向の一端から他端に向かうに従い先細りとなるようにテーパ状に形成されている。つまり、棒状部材70Aは、全体にテーパ部71aを有する。
図5(b)に示すように、他の例としての棒状部材70Bは、一方向に長く形成されており、一端にのみ先細りのテーパ部71bを有する。棒状部材70Bは、テーパ部70b以外の箇所は同一太さで形成されている。
棒状部材70(70A,70B)の長さは、ステータコア4の軸方向の長さの半分よりも十分に長い。また、棒状部材70(70A,70B)の表面には、フッ素樹脂加工等の表面処理が施されている。しかしながらこれに限られるものではなく、棒状部材70の表面に撥水加工が施されていればよい。
図4に戻り、上記のような棒状部材70をステータコア4の軸方向両端からそれぞれスロット45内に挿入する。この際、コイル5の渡り部5aを避けるように、かつ棒状部材70の先端同士がステータコア4の軸方向中央で突き当たるように、ステータコア4のスロット45内に棒状部材70を挿入する。また、ステータ3の軸方向が水平方向と一致する向きで各棒状部材70の先端(突き当たる箇所)が最も下方に位置するように、ステータコア4のスロット45内に棒状部材70を軸方向に対して斜めに挿入する。
続いて、スロット45内に棒状部材70が挿入されたままの状態でステータコア4を所定の図示しない金型にセットする。そして、各スロット45内に液状の接着剤50を充填する。接着剤50は、スロット45内において、ステータコア4とコイル5との間に浸透した後に硬化される。これにより、ステータコア11にコイル12が固定される。
接着剤50が硬化された後、棒状部材70を引き抜く。すると、棒状部材70が挿入されていた箇所がステータコア4のスロット45を軸方向に連通する孔となって残る。この残った孔が冷却通路60(第1冷却通路61、第2冷却通路62)として構成される。これにより、ステータ3の製造が完了する。
なお、図1では、2つの例の棒状部材70A,70Bのうち、一例の棒状部材70Aを用いて冷却通路60(第1冷却通路61、第2冷却通路62)を形成した場合を示している。このため、第1冷却通路61、第2冷却通路62は、棒状部材70Aの形状に応じてステータコア4の軸方向中央部(各冷却通路61,62の先端部)に向かうに従って通路断面積が漸次小さくなるようにテーパ部61a,62aを有する。また、冷却通路60は、軸方向に対して傾斜している。
2つの例の棒状部材70A,70Bのうち、他の例の棒状部材70Bを用いて冷却通路60(第1冷却通路61、第2冷却通路62)を形成した場合も上記一例の棒状部材70Aを形成した場合と同様である。この場合も、第1冷却通路61、第2冷却通路62は、棒状部材70Bの形状に応じてステータコア4の軸方向中央部(各冷却通路61,62の先端部)に向かうに従って通路断面積が漸次小さくなるようにテーパ部61a,62aを有する。また、冷却通路60は、軸方向に対して傾斜している。
ここで、棒状部材70(70A,70B)は、テーパ部71a,71bを有している。これらテーパ部71a,71bが棒状部材70を引き抜く際の抜き勾配として機能するので、硬化された接着剤50から棒状部材70を容易に引き抜くことができる。また、棒状部材70の表面には、例えばフッ素樹脂加工の表面処理が施されている。フッ素樹脂加工は撥水性を有しており、硬化された接着剤50に対する棒状部材70の摩擦抵抗を極力減少させることができる。よって、硬化された接着剤50から棒状部材70をさらに容易に引き抜くことができる。
<冷却通路の作用>
次に、冷却通路60の作用について説明する。
回転電機1を駆動するべくコイル5に電流を供給すると、コイル5が発熱される。ここで、ケース8の内部には、冷媒が収容されているので、ステータ3が外側(表面側)から冷却される。また、ステータ3に形成された冷却通路60内にも冷媒が流通される。これにより、ステータ3のコイル5の冷却が促進される。
ここで、冷却通路60(第1冷却通路61、第2冷却通路62)は、ステータコア4の軸方向中央部(冷却通路61,62の結合部)が最下位置となるように形成されているので、この最下位置に冷媒が重力の影響を受けて留まる。つまり、冷却通路60には、ステータコア4の軸方向中央部に、冷媒が留まる冷媒貯留部63(図1参照)が形成される。ステータコア4の軸方向中央部は、ステータコア4の軸方向両端部よりも熱が逃げにくい。このようなステータコア4の軸方向中央部に冷媒貯留部63が形成されることにより、ステータコア4の軸方向中央部が確実に冷却される。
このように、上述の第1実施形態では、ステータコア4のスロット45内に、冷却通路60が設けられている。冷却通路60に冷媒を流通させることにより、ステータ3の冷却性能を向上できる。冷却通路60は、スロット45を軸方向に連通するように形成される。すなわち、コイル5の渡り部5aを避けるように、コイル5の重力方向の高さと略一致するように冷却通路60が設けられている。このため、例えば、渡り部5aに滴下した冷媒も積極的に冷却通路60に導くことができ、より確実にステータ3の冷却性能を向上できる。
冷却通路60は、棒状部材70A,70Bを挿入した後、スロット45の接着剤50を充填させ、接着剤50が硬化された後に棒状部材70A,70Bを引き抜くだけで形成できる。このため、ステータ3の製造コストを低減できる。また、ステータ3に異物が残存してしまうことを防止できるので回転電機1の駆動時の不具合を抑制できる。
冷却通路60は、各冷却通路61,62の先端部に向かうに従って通路断面積が漸次小さくなるようにテーパ部61a,62aを有する。つまり、冷却通路60を形成する棒状部材70A,70Bは、長手方向の一端から他端に向かうに従い先細りとなるテーパ部71a,71bを有する。これらテーパ部71a,71bが棒状部材70を引き抜く際の抜き勾配として機能するので、硬化された接着剤50から棒状部材70を容易に引き抜くことができる。このため、ステータ3をさらに容易に製造することができる。
冷却通路60は、軸方向に対して傾斜して設けられる。このため、冷却通路60を形成する際、スロット45に棒状部材70A,70Bを、渡り部5aを避けるようにして挿入することができる。また、各冷却通路61,62(棒状部材70A,70B)もできる限り短くできる。このため、ステータ3の製造コストを確実に低減できる。
冷却通路60は、ステータコア4の軸方向中央部(冷却通路61,62の結合部)が最下位置となるように形成されている。つまり、冷却通路60には、ステータコア4の軸方向中央部に、冷媒が留まる冷媒貯留部63が形成される。このため、ステータコア4の軸方向中央部を積極的に冷却することができ、ステータ3の冷却性能を確実に向上できる。また、特に回転電機1の非運転時にも冷却通路60に冷媒を留めておくことができるので、ステータ3の冷却性能をさらに向上できる。
なお、上述の第1実施形態では、ステータコア4の軸方向両端からスロット45内に棒状部材70(70A,70B)を挿入することにより、冷却通路60を形成する場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、以下の変形例のようにしてもよい。
[第1実施形態の変形例]
図6は、第1実施形態の変形例におけるステータ3を製造する際の一工程を示す説明図である。図6は、前述の図4に対応している。
すなわち、図6に示すように、ステータコア4の軸方向一端からスロット45の軸方向全体にわたって棒状部材72を挿入することにより、冷却通路60を形成してもよい。棒状部材72の構成は、前述の棒状部材70A,70Bの構成と同様である。但し、スロット45の軸方向全体にわたって棒状部材72を挿入する分、この棒状部材72の長さは、前述の棒状部材70A,70Bの長さよりも長いことが望ましい。
このような構成のもと、ステータ3を製造するにあたって、ステータコア4の軸方向一端からスロット45内に棒状部材72を挿入する。この際、コイル5の渡り部5aを避けるように、かつステータ3の軸方向一端側よりも他端側で棒状部材72が下方に位置するように、ステータコア4のスロット45内に棒状部材72を軸方向に対して斜めに挿入する。
続いて、棒状部材72が挿入されたままの状態で各スロット45内に液状の接着剤50を充填する。接着剤50は、スロット45内において、ステータコア4とコイル5との間に浸透した後に硬化される。これにより、ステータコア11にコイル12が固定される。
接着剤50が硬化された後、棒状部材72を引き抜く。すると、棒状部材72が挿入されていた箇所がステータコア4のスロット45を軸方向に連通する孔となって残る。この残った孔が冷却通路60として構成される。冷却通路60は、棒状部材72の形状に対応して、つまり、棒状部材70A,70B(図5参照)のテーパ部71a,71bの形状に対応して、テーパ部60aを有する。
したがって、上述の第1実施形態の変形例によれば、前述の第1実施形態と同様の効果を奏する。また、ステータコア4の軸方向一端から軸方向他端に向かって軸方向に対して同一方向に傾斜した冷却通路60を形成できる。冷却通路60が一様に傾斜しているので、冷却通路60内で冷媒を円滑に流動させることができる。つまり、重力によってステータコア4の軸方向一端から軸方向他端に向かって冷媒が円滑に流動される。このため、冷却通路60内の冷媒が常に入れ替わるので、ステータ3の冷却効率を高めることができる。
なお、上述の第1実施形態では、冷却通路60は、ステータコア4の軸方向中央部が最下位置になるように、ステータコア4の軸方向両端から軸方向中央に至る間が軸方向に対して傾斜している場合について説明した。また、上述の第1実施形態の変形例では、冷却通路60は、ステータコア4の軸方向一端から軸方向他端に向かって軸方向に対して同一方向に傾斜している場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、冷却通路60の少なくとも一部が軸方向に対して傾斜していればよい。
[第2実施形態]
次に、図7、図8に基づいて、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明を省略する。
図7、図8は、第2実施形態におけるステータ3を製造する際の各工程を示す説明図である。図7、図8は、前述の図3、図4に対応している。
第2実施形態において、ステータコア4のスロット45内に軸方向に連通する冷却通路64が形成されている点は、前述の第1実施形態と同様である。但し、第2実施形態の冷却通路64の形状が、第1実施形態の冷却通路60の形状と異なる。すなわち、第1実施形態と第2実施形との相違点は、第1実施形態では、冷却通路60を形成するにあたって棒状部材70(70A,70B)を用いたのに対し、第2実施形態では、冷却通路64を形成するにあたって紐状の弾性部材73を用いている点にある。以下、詳述する。
<ステータの製造方法>
まず、図7に示すように、予めコイル5を所定のループ状に形成する。
続いて、ステータ3の所定の2つのティース43間に、スロット45を介してループ状のコイル5を挿入する前に、このコイル5のスロット45に挿入される箇所に、弾性部材73を軸方向全体に渡って配置する。
弾性部材73の長さは、ステータコア4の軸方向の長さよりも十分に長い。弾性部材73としては、例えばシリコーンゴムを好適に用いることができる。シリコーンゴムは、撥水性を有するからである。しかしながらこれに限られるものではなく、弾性部材73として、撥水性を有する紐状の弾性部材であればよい。
続いて、ステータ3の所定の2つのティース43間に、スロット45を介してループ状のコイル5を挿入する。この際、同時にスロット45に弾性部材73も挿入する。弾性部材73の軸方向両端は、ステータコア4の軸方向両端から突出されている。
続いて、ステータコア4の軸方向両端から突出されるコイル5の渡り部5aを、図示しない金型等を用いて所定の形状に整える。この後、渡り部5aを例えばレーシング糸によって束ねる。
続いて、図8に示すように、スロット45内に弾性部材73が挿入されたままの状態でステータコア4を所定の図示しない金型にセットする。そして、各スロット45内に液状の接着剤50を充填する。接着剤50は、スロット45内において、ステータコア4とコイル5との間に浸透した後に硬化される。これにより、ステータコア11にコイル12が固定される。
接着剤50が硬化された後、弾性部材73を引き抜く。すると、弾性部材73が挿入されていた箇所がステータコア4のスロット45を軸方向に連通する孔となって残る。この残った孔が冷却通路64として構成される。これにより、ステータ3の製造が完了する。
ここで、弾性部材73は、スロット45内に接着剤50を充填する際、この接着剤50の圧力を受けて変形する。この変形したままの状態で接着剤50が硬化されるので、冷却通路64は、ステータコア4の軸方向一端から軸方向他端に向かうに従って周方向の位置、径方向の位置、及び通路断面積が変化する。
したがって、上述の第2実施形態よれば、前述の第1実施形態と同様の効果を奏する。また、冷却通路64は、ステータコア4の軸方向一端から軸方向他端に向かうに従って周方向の位置、径方向の位置、及び通路断面積が変化されて結果的に冷却通路64の流路長さが長くなる。このため、冷却通路64内に冷媒を留めやすくすることができる。さらに、冷却通路64が複雑になる分、冷却通路64内により多くの冷媒を介在させることができるので、ステータ3の冷却を促進させることができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、ケース8の内部に冷媒として作動油が収容されており、この作動油が冷却通路60(61,62),64内に流通されている場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、例えば冷媒は空気等の気体であってもよい。つまり、ケース8の内部に作動油等が収容されておらず、冷却通路60(61,62),64に冷媒として気体を流通させるようにしてもよい。
上述の実施形態では、ステータ3を製造するにあたって、まず、巻枠30にコイル5を巻回して所定の大きさのループ状のコイル5を複数形成し、これらループ状のコイル5を、所定の2つのティース43間にスロット45を介して挿入する場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、所定の2つのティース43間に直接コイル5を巻回してもよい。
上述の実施形態では、回転電機1は、例えば3相(U相、V相、W相)に構成されている場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、回転電機1を3相以上の多相構造としてもよい。回転電機1の相数に応じてループ状のコイル5を形成すればよい。
1…回転電機、3…ステータ、4…ステータコア、5…コイル、8…ケース、41…コア本体、43…ティース、45…スロット、50…接着剤(樹脂)、60,64…冷却通路、61…第1冷却通路(冷却通路)、61a,62a…テーパ部、62…第2冷却通路(冷却通路)、63…冷媒貯留部、72…棒状部材、73…弾性部材、C…軸線

Claims (6)

  1. 環状のステータコアを備え、
    前記ステータコアは、
    前記ステータコアの周方向に間隔をあけて配置され、前記ステータコアの軸方向に延びる複数のティースと、
    前記周方向で隣り合う2つの前記ティース間に配置され、コイルが挿入される複数のスロットと、
    前記スロット内に設けられ、前記軸方向に連通する冷媒が流通可能な冷却通路と、
    を有し、
    前記冷却通路は、前記ステータコアの軸方向に対して少なくとも一部が傾斜する方向に設けられるとともに、
    前記冷却通路は、前記冷却通路の端部に向かうに従って通路断面積が小さくなるテーパ部を有する
    ことを特徴とするステータ。
  2. 前記軸方向が水平方向に沿うように前記ステータコアを配置した状態で、前記冷却通路は、前記ステータコアの前記軸方向中央部が最下位置となるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  3. 前記冷却通路は、前記ステータコアの前記軸方向一端から前記軸方向他端に向かって前記軸方向に対して同一方向に傾斜している
    ことを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  4. 環状のステータコアを備え、
    前記ステータコアは、
    前記ステータコアの周方向に間隔をあけて配置され、前記ステータコアの軸方向に延びる複数のティースと、
    前記周方向で隣り合う2つの前記ティース間に配置され、コイルが挿入される複数のスロットと、
    前記スロット内に設けられ、前記軸方向に連通する冷媒が流通可能な冷却通路と、
    を有し、
    前記冷却通路は、前記軸方向一端から前記軸方向他端に向かうに従って前記周方向の位置、前記ステータコアの径方向の位置、及び通路断面積が変化するように形成されている
    ことを特徴とするステータ。
  5. 環状のステータコアを備え、
    前記ステータコアは、
    前記ステータコアの周方向に間隔をあけて配置され、前記ステータコアの軸方向に延びる複数のティースと、
    前記周方向で隣り合う2つの前記ティース間に配置され、コイルが挿入される複数のスロットと、
    前記スロット内に設けられ、前記軸方向に連通する冷媒が流通可能な冷却通路と、
    を有するステータの製造方法であって、
    前記スロットに前記コイルを挿通し、前記コイル間に棒状部材を挿入した後、前記スロットに樹脂を充填し、前記スロットに充填された前記樹脂の硬化後に前記棒状部材を取り除いて前記冷却通路を形成する
    ことを特徴とするステータの製造方法。
  6. 環状のステータコアを備え、
    前記ステータコアは、
    前記ステータコアの周方向に間隔をあけて配置され、前記ステータコアの軸方向に延びる複数のティースと、
    前記周方向で隣り合う2つの前記ティース間に配置され、コイルが挿入される複数のスロットと、
    前記スロット内に設けられ、前記軸方向に連通する冷媒が流通可能な冷却通路と、
    を有するステータの製造方法であって、
    前記スロットに前記コイルとともに弾性部材を挿入した後、前記スロットに樹脂を充填し、前記スロットに充填された前記樹脂の硬化後に前記弾性部材を取り除いて前記冷却通路を形成する
    ことを特徴とするステータの製造方法。
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