JP2021097289A - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影中の消費電力を抑えることが可能な撮像装置を提供する。【解決手段】撮像装置100は、撮像素子102により取得される画像データのうち、撮像画像の記録開始指示を受け付けるまでのプリ撮影期間に撮像されたプリ撮影画像データを一時的にバッファメモリ114のプリ撮影用領域115に記憶する。プリ撮影用領域115に記憶されるプリ撮影画像データはデータ補正部110が補正する前の画像データであり、プリ撮影期間におけるバッファメモリ114からデータ補正部110へのデータ転送量は、撮像画像データが記録媒体に記録される記録期間におけるデータ補正部110へのデータ転送量に比べて少ない。記録部113はプリ撮影期間に取得された画像データと、撮像画像の記録開始後に取得された画像データを記録媒体に記録する。【選択図】 図1

Description

本発明は、撮影時に必要最小限のデータ補正処理を行うことで撮像装置の消費電力を抑制する技術に関する。
撮像装置において撮像画像データと、当該撮像画像データの記録指示前に撮像された画像データとを記録する機能(以下、プリ撮影機能ともいう)が知られている。撮影チャンスを逃さないように、例えばレリーズボタンの半押し操作中等の記録準備状態において撮像画像データをバッファメモリに記憶する処理が行われる。撮像画像データの記録処理が開始されると、バッファメモリに記憶されている画像データも含めて記録媒体へのデータ記録処理が行われる。
特許文献1に開示された撮像装置は、操作部材の半押し操作により撮像素子からの画像を記録部に順次記録するプリ連写撮影が可能である。全押し操作によりプリ連写撮影が終了するとともに、撮像素子からの画像データを第1画像記録間隔で記録部に順次記録するポスト連写撮影が行われる。半押し操作の直後に全押し操作を行う一気押し操作が行われた場合、ポスト連写撮影における画像記録間隔が第1画像記録間隔よりも小さい第2画像記録間隔に変更される。
特開2013−179520号公報
従来技術では、プリ撮影中と全押し操作による記録指示後に行われる本撮影中(撮像および画像記録動作中)とで、撮像画像データに施す補正処理等は同様である。そのため、プリ撮影中には本撮影相当の電力が消費されるので、撮影待機状態と比べて消費電力が大きい。撮影チャンスを逃さないために、ユーザが長時間にわたってプリ撮影状態を保持するような場合には消費電力が増加する可能性がある。記録する撮像画像が確定するまでの間、消費電力を極力抑えることが望ましい。
本発明の目的は、撮影中の消費電力を抑えることが可能な撮像装置を提供することである。
本発明の実施形態の撮像装置は、画像データを取得する撮像手段と、第1および第2の操作を検出する操作検出手段と、前記操作検出手段により前記第1の操作が検出された第1の期間で前記撮像手段により取得される第1の画素数の画像データをバッファメモリに記憶する保持手段と、前記撮像手段により取得される画像データを補正する補正手段と、前記補正手段により補正された画像データを記録媒体へ記録する記録手段と、を備える。前記補正手段は、前記第1の期間にて前記第1の画素数よりも少ない第2の画素数の画像データを前記バッファメモリから取得して補正する。
本発明によれば、撮影中の消費電力を抑えることが可能な撮像装置を提供できる。
第1実施形態の撮像装置の構成を示す図である。 第1実施形態における撮影処理を説明するフローチャートである。 図2に続く処理を説明するフローチャートである。 第1実施形態におけるプリ撮影中の圧縮処理を説明するフローチャートである。 第2実施形態の撮像装置の構成を示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態の撮像装置100の構成例を示す図である。撮像光学系101は被写体からの光を撮像素子102に導き、撮像素子102上に像を形成する。撮像光学系101は、撮像装置100が備えるレンズユニットまたは撮像装置100の本体部に装着可能な交換レンズユニットにより構成される。
撮像素子102はCMOS(相補型金属酸化膜半導体)イメージセンサ等であり、光電変換部103、A/D変換部104、圧縮部105、出力部106を備える。撮像素子102は多数の画素部を有し、各画素部の光電変換部103は入射光を受光して光電変換を行う。A/D変換部104は光電変換部103の出力するアナログ信号をデジタル信号に変換して圧縮部105に出力する。圧縮部105は所定方式のデータ圧縮を行い、出力部106は圧縮部105から供給される符号化データを撮像素子102の外部に出力する。出力部106は、例えばI/OセルやI/Oピン等を有する。なお、本実施形態において圧縮部105は必須の構成要素ではなく、画像処理部107内で圧縮処理が行われる構成でもよい。出力部106から伝送される符号化データは、バスを介して画像処理部107の入力部108に供給される。
画像処理部107は、入力部108、圧縮伸長部109、データ補正部110、圧縮部111、画像処理回路群112、記録部113を備える。入力部108は、バスを介して撮像素子102の出力部106から伝送される符号化データを受け付ける。入力部108は、取得した符号化データを圧縮伸長部109またはデータ補正部110に供給する。
圧縮伸長部109は、プリ撮影の期間中に入力部108から供給される符号化データを圧縮し、圧縮したデータをバッファメモリ114のプリ撮影用領域115に転送する。ただし、プリ撮影中に入力部108から供給される符号化データが、撮像素子102内の圧縮部105によって既に圧縮されている場合には、この限りではなく、そのままデータがプリ撮影用領域115に転送される。また圧縮伸長部109は、バッファメモリ114のプリ撮影用領域115から、圧縮された符号化データを読み出して圧縮方法に対応する方法で伸長する。伸長により復元されたデータはデータ補正部110へ出力される。
データ補正部110は撮像素子102により取得されるデータに対して各種の補正処理を行う。例えば、シェーディング補正やゲイン補正、欠陥補正等の処理が実行される。補正後のデータは、圧縮部111または画像処理回路群112に出力される。つまりデータ補正部110は、圧縮部111に対して記録サイズのRAW画像データを出力し、画像処理回路群112に対してリサイズされた表示サイズのRAW画像データを出力する。リサイズされた表示サイズのデータ量は、記録サイズのデータ量より少ない。なお、本実施形態においてRAW画像は補正処理以外の画像加工の少なくとも一部が行われていない画像である。
圧縮部111は、データ補正部110の出力する符号化データを取得して圧縮し、圧縮したデータをバッファメモリ114の記録画像用領域116に転送する。画像処理回路群112は、データ補正部110の出力するRAW画像データに対し、ホワイトバランス調整、画素補間等の処理を行い、YUVデータに変換する。また、画像処理回路群112は、表示部117への表示用画像データの生成や、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式等でのデータ圧縮処理を行い、再生時の閲覧用画像データを生成する。再生時の閲覧用画像データは、バッファメモリ114の記録画像用領域116へ一時的に記憶される。
記録部113は記録媒体へのデータ記録処理を行う。バッファメモリ114の記録画像用領域116に一時保存されている記録サイズのRAW画像データと、それに対応する再生時の閲覧用画像データをまとめて記録媒体に記録する処理が行われる。
バッファメモリ114は画像データを一時的に記憶保持する。バッファメモリ114はプリ撮影用領域115と記録画像用領域116を有する。プリ撮影用領域115には、プリ撮影が行われている期間のRAW画像データが一時記憶される。記録画像用領域116には、記録処理が開始された後の本撮影のRAW画像データや再生用の閲覧用画像データ等が一時記憶される。本撮影は、撮影準備状態のあとに確定した撮像画像データを記録媒体へ記録する処理が行われる撮影である。プリ撮影用領域115は、いわゆるリングバッファとして使用される。つまり、プリ撮影中には、あらかじめ決められた記憶容量分(または時間分)の画像データが順次にプリ撮影用領域115へ記憶されていき、保存可能な最大記憶容量のデータまで記憶される。そしてデータ量が最大記憶容量に到達すると、記憶されているデータ中で最も古い記憶データを消去し、新たなデータでの上書き処理が行われるので、所定時間に対応する分量の画像データを更新しつつ保持しておくことができる。一方、記録画像用領域116は空き容量が無くなるまで画像データが記憶された場合、撮影動作が停止されるので、各種処理によりバッファメモリ114の空き容量が回復するまでの間は新しいデータが追加されない。
表示部117は、TFT(薄膜トランジスタ)型液晶ディスプレイ等の表示デバイスを備える。表示部117は、撮像装置100の各種設定画面の表示を行い、撮像された静止画や動画を画面に表示し、または画像を再生する。
制御部118は、CPU(中央演算処理装置)やMPU(マイクロプロセッサユニット)等のシグナルプロセッサを有し、撮像装置100の動作を制御する中枢部である。CPU等はROM119に内蔵されたプログラムを読み出して実行することにより、撮像装置100の各機能ブロック部の制御や、機能ブロック部の間のデータフロー等の制御を行う。ROM119は読み出し専用の不揮発性メモリであり、撮像装置100が備える各構成部の動作プログラムに加え、各構成部の動作に必要なパラメータ等を記憶している。
操作検出部120は各種の操作部材や操作デバイスによるユーザの操作を検出し、操作指示を制御部118に通知する。例えば、操作部材は撮像装置100に設けられたレリーズボタンやモード設定ボタン等であり、操作デバイスは表示部117の画面上に設けられたタッチセンサ等である。以下では、レリーズボタンの半押し操作(以下、S1操作という)によって撮像準備動作の指示が行われ、レリーズボタンの全押し操作(以下、S2操作という)によって本撮影開始(画像記録開始)の指示が行われるものとする。
次に、本実施形態におけるプリ撮影機能について説明する。プリ撮影機能は、撮像装置100がプリ撮影開始指示を受け付けた場合、本撮影の記録開始指示を受け付けるか、またはプリ撮影を終了するまで撮影を継続させる機能である。プリ撮影開始指示は、例えばレリーズボタンのS1操作や専用のボタン操作等によりユーザが行い、操作検出部120がその検出信号を制御部118に出力する。
プリ撮影中には、所定のフレームレートでバッファメモリ114のプリ撮影用領域115に複数枚の画像データが所定時間に亘って記憶される。リングバッファの構成を有するプリ撮影用領域115に画像データが保存されていく。その後に撮像装置100がレリーズボタンのS2操作等を検出し、本撮影の記録開始指示を受け付けると、プリ撮影用領域115への画像データを新規に保存する処理が停止される。所定のフレームレートでバッファメモリ114の記録画像用領域116に画像データを保存する処理が開始する。撮像装置100は記録画像用領域116の空き容量が無くなるか、または記録終了指示を受け付けるまで撮影動作を続ける。撮影動作が終了すると、プリ撮影中にプリ撮影用領域115に保存された画像データ、および記録画像用領域116に保存された画像データは、所定の処理を施されてから記録部113によって記録媒体に記録される。これにより、撮像画像の記録開始指示から遡った時間での画像データの記録を実現できる。
図2および図3のフローチャートを参照して、本実施形態における撮影処理について説明する。以下の処理は、撮像装置100の動作モードが連写撮影モード等に設定された場合に開始される。
S201からS203の処理は、プリ撮影が開始されるまでの撮影待機状態で行われる。S201で、制御部118は撮像素子102により撮像される画像のデータをライブビュー表示用画像のサイズで取得する処理を行う(キャプチャ)。ライブビュー(以下、LVとも記す)表示処理は撮像画像を表示画面に逐次表示させる処理であり、圧縮部105および圧縮伸長部109でのデータ圧縮および伸長の処理は実行されない。S202で、制御部118はデータ補正部110を用いて、S201で取得されたLV表示用の画像データのサイズのまま、データ補正処理を実行する。
S203で、制御部118は画像処理回路群112を用いて、取得された画像データに対してホワイトバランス調整、画素補間等の処理を行い、LV表示用のYUVデータに変換する。そして制御部118は、生成されたLV表示用画像を表示部117に表示させる処理を行う。これにより表示部117のLV用表示画像が更新される。
S204で、制御部118はユーザ操作によりプリ撮影開始指示が行われたかどうかを判定する。プリ撮影開始指示が行われていないと判定された場合、制御部118は処理をS201に戻し、キャプチャされた次の画像に対して処理を続行する。またプリ撮影開始指示が行われたと判定された場合にはS205へ処理を進める。
S205で、制御部118は撮像素子102により撮像される画像を静止画として記録する記録用サイズで画像のキャプチャを行う。S206で、制御部118は圧縮部105または圧縮伸長部109を用いて、キャプチャされた画像データに対してデータ圧縮処理を実行する。プリ撮影中に実行されるデータ圧縮処理の詳細については後述する。
S207で、制御部118は圧縮されたデータをバッファメモリ114のプリ撮影用領域115に記憶する。前述したように、プリ撮影用領域115には直近の所定時間での圧縮画像データがリングバッファの形態で保持される。S208で、制御部118はバッファメモリ114のプリ撮影用領域115から圧縮データを読み出し、圧縮伸長部109を用いてデータ伸長処理を実行する。このとき、静止画の記録画素数に相当するデータ量よりも少ないデータ量のLV用表示画素数分のデータに対して伸長処理が行われる。つまりデータの間引き読み出しが行われ、処理すべき画素数に対応するデータ量を低減してデータ伸長処理が実行される。あるいは、記録画素数に相当する分量のデータに対して伸長処理を実行し、伸長処理後のデータに対してリサイズ処理等を行うことでLV表示用サイズのデータ量を低減する処理が実行される。
S209で、制御部118はデータ補正部110を用いて、LV表示用サイズの画像データに対してデータ補正処理を実行する。S210で、制御部118は画像処理回路群112を用いて、取得された画像データに対してホワイトバランス調整、画素補間等の処理を行い、LV表示用のYUVデータに変換する。制御部118は生成されたLV表示用画像を表示部117に表示させる処理を行う。これによりプリ撮影中における表示部117のLV表示画像が更新される。
S211で、制御部118はユーザ操作により本撮影の記録開始指示が行われたかどうかを判定する。本撮影の記録開始指示が行われていないと判定された場合、制御部118は処理をS205に戻し、プリ撮影された次の画像に対して処理を続行する。また本撮影の記録開始指示が行われたと判定された場合には、図3のS212へ処理を進める。
S212で、制御部118は撮像素子102により撮像される画像のデータを、静止画として記録する記録用のサイズで取得する。このとき、圧縮部105および圧縮伸長部109はデータ圧縮および伸長を行わない。S213で、制御部118はデータ補正部110を用いて、S212で取得された静止画の記録用サイズのままデータ補正処理を実行する。
S214で、制御部118は画像処理回路群112を用いて、S213でのデータ補正処理後のRAW画像データに対して、LV表示用のサイズへのリサイズ処理を実行する。その後、ホワイトバランス調整、画素補間等の処理、さらにLV表示用のYUVデータへの変換処理が行われる。制御部118は生成されたLV表示用画像を表示部117に表示させる処理を行う。これにより本撮影の記録中における表示部117のLV表示画像が更新される。
S215で、制御部118は圧縮部111を用いて、S213でのデータ補正処理後のRAW画像データに対してデータ圧縮処理を行い、本撮影の記録用のRAW画像データを生成する。S216で、制御部118は画像処理回路群112を用いて、S213でのデータ補正処理後のRAW画像データに対して、画像の再生時に用いる閲覧用画像(サムネイル画像等)データのサイズにするリサイズ処理を実行する。その後、ホワイトバランス調整、画素補間等の処理、さらにYUVデータへの変換処理が行われた後に、JPEG形式等での画像圧縮処理によって本撮影の閲覧用画像データが生成される。
S217で、制御部118はS215およびS216の各処理にて生成された、記録用のRAW画像データおよび閲覧用画像データをバッファメモリ114の記録画像用領域116に記憶する処理を行う。S218で、制御部118は記録部113を用いて、バッファメモリ114の記録画像用領域116に一時保存されている記録用のRAW画像データと、それに対応する閲覧用画像データを読み出し、まとめて記録媒体へ記録する処理を実行する。
S219で、制御部118はユーザ操作により本撮影の記録終了指示が行われたかどうかを判定する。本撮影の記録終了指示が行われていないと判定された場合、制御部118は処理をS212に戻し、本撮影に係る次の画像に対して処理を続行する。また本撮影の記録終了指示が行われたこと、または記録画像用領域116の空き容量が無いことが判定された場合には、S220へ処理を進める。
S220で、制御部118は図2のS207にてバッファメモリ114のプリ撮影用領域115に記憶された所定時間分の画像データ群を順次に読み出して処理する。静止画の記録画素数分のデータがプリ撮影用領域115から読み出され、圧縮伸長部109を用いてデータ伸長処理が実行される。S221で、制御部118はデータ補正部110を用いて、伸長処理されたデータに対し、静止画の記録用サイズのままデータ補正処理を実行する。
S222で、制御部118は圧縮部111を用い、S221でのデータ補正処理後のRAW画像データに対してデータ圧縮処理を行い、プリ撮影の期間における記録用のRAW画像データを生成する。
S223で、制御部118は画像処理回路群112を用いて、S221でのデータ補正処理後のRAW画像データに対して、画像の再生時に用いる閲覧用画像データのサイズにするリサイズ処理を実行する。その後、ホワイトバランス調整、画素補間等の処理、さらにYUVデータへの変換処理が行われた後に、JPEG形式等での画像圧縮処理によってプリ撮影の閲覧用画像データが生成される。
S224で、制御部118は、S222およびS223の各処理で生成された記録用のRAW画像データおよび閲覧用画像データを、バッファメモリ114の記録画像用領域116に記憶する処理を行う。S225で、制御部118は記録部113を用いて、バッファメモリ114の記録画像用領域116に一時保存されている記録用のRAW画像データと、それに対応する閲覧用画像データを読み出し、まとめて記録媒体へ記録する処理を実行する。
図4を参照して、図2のS206に示す処理について説明する。図4は本実施形態におけるプリ撮影中のデータ圧縮を説明するフローチャートである。S301で、制御部118は撮像素子102が圧縮部105を備えているか否かを判定する。撮像素子102が圧縮部105を備えている場合、制御部118はS302へ処理を進め、撮像素子102が圧縮部105を備えていない場合にはS303へ処理を進める。
S302で、制御部118は圧縮部105を用いてデータ圧縮処理を行う。撮像素子102内の圧縮部105を用いてデータ圧縮処理を行うことで、プリ撮影中には出力部106から入力部108へのデータ供給のデータレートを低くすることができる。ただし、撮像素子102が圧縮部105を備えている場合でも、必ずしも圧縮部105がデータ圧縮を行わねばならないということはない。画像処理部107が備える圧縮伸長部109を用いてデータ圧縮処理を行ってもよい。一方、S303で、制御部118は画像処理部107内の圧縮伸長部109を用いてデータ圧縮を行う。
S302、S303の処理で使用される圧縮部105、圧縮伸長部109は、図3のS215の処理で使用される圧縮部111と比べて、より回路規模が小さく、圧縮効率の低い簡易的な構成である。つまり、RAW画像データの簡易圧縮を行うことにより、プリ撮影中の消費電力を本撮影中の消費電力よりも低く抑えることができる。なお、必ずしも簡易圧縮を行わねばならないというわけではなく、必要に応じて圧縮部111と同等の圧縮部を用いて圧縮処理を行ってもよい。
ユーザによるレリーズボタンの操作に応じてプリ撮影および本撮影の処理が行われる例における処理の要点を以下に示す。
(1)撮影待機状態(S1操作以前)
撮像素子102から表示サイズの画像データが取得され、補正および現像された画像データの表示処理が行われる。
(2)プリ撮影の期間(S1操作中)
撮像素子102から記録サイズの画像データが取得されてバッファメモリ114のプリ撮影用領域115に一時保存される。プリ撮影用領域115から取得される表示サイズの画像データは補正および現像されて表示処理が行われる。
(3)本撮影の期間(S2操作後)
記録媒体に記録すべき画像が確定し、撮像素子102から記録サイズの画像データが取得されて補正および圧縮後にバッファメモリ114の記録画像用領域116に一時保存される。また補正後に生成される表示サイズの画像データは現像されて表示処理が行われるとともに、再生時の閲覧用画像データが生成されて記録画像用領域116に一時保存される。記録画像用領域116に一時保存されたデータは記録部113によって記録媒体に記録される。
(4)記録操作の終了後(S2操作終了の検出後)
プリ撮影の期間中にバッファメモリ114のプリ撮影用領域115に一時保存されたデータが取得されて補正および圧縮が行われて記録用画像データが生成される。また補正後に生成される表示サイズの画像データは現像されて再生時の閲覧用画像データが生成される。生成された記録用画像データおよび閲覧用画像データは記録画像用領域116に一時保存される。記録画像用領域116に一時保存されたデータは記録部113によって記録媒体に記録される。
本実施形態によれば、本撮影の記録期間中における補正データ量に比べて、プリ撮影中の補正データ量の方が少ないので、プリ撮影中の撮像装置100の消費電力を抑えられる。また、プリ撮影中に取得された所定時間分の画像データに対応する閲覧用画像データはプリ撮影の期間中に生成されないので、本撮影の記録期間中のようにリアルタイムで閲覧用画像データを生成し続ける必要は無い。さらには、プリ撮影中に好適なRAW画像のデータ圧縮処理を選択することができる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態では撮像素子102により取得された画像データを画像処理部107で処理するが、本実施形態では、図5に示すように撮像装置400が前段画像処理部401および後段画像処理部403を備える構成について説明する。第1実施形態にて画像処理部107が行う処理は前段画像処理部401と後段画像処理部403とで分割した処理として実行される。以下、主に第1実施形態との相違点について説明し、第1実施形態と同様の事項については既に使用した符号や記号を流用することで、それらの詳細な説明を省略する。
図5は、撮像装置400の構成を示す図である。撮像装置400では、図1の画像処理回路群112が行う処理の一部および記録部113が行う処理を、後段画像処理部403内の後段画像処理回路群404および記録部113が実施する構成である。前段画像処理部401は、入力部108、圧縮伸長部109、データ補正部110、圧縮部111、前段画像処理回路群402を備える。後段画像処理部403は後段画像処理回路群404、記録部113を備える。
後段画像処理回路群404は、図1の画像処理回路群112が行う処理のうち、JPEG形式等での画像圧縮処理を行い、再生時の閲覧用画像データの生成処理を行う。その後、再生時の閲覧用画像データは、バッファメモリ114の記録画像用領域116へ一時的に保存される。後段画像処理回路群404は前段画像処理回路群402よりも回路規模が大きい。
前段画像処理回路群402は、RAW画像データに対する、ホワイトバランス調整、画素補間等の処理、YUVデータへの変換、表示部117への表示用画像データの生成等の、後段画像処理回路群404で行われる処理以外の処理を実行する。
図2および図3のフローチャートを参照して、本実施形態に係る撮影処理のうちで第1実施形態と異なる点について説明する。S203で、制御部118は前段画像処理回路群402を用いて、取得された画像データに対して、ホワイトバランス調整、画素補間等の処理を行い、LV表示用のYUVデータへの変換処理を行う。制御部118は生成されたLV表示用画像を表示部117に表示させる処理を行う。これにより撮影待機状態における表示部117のLV表示画像が更新される。
S210で、制御部118は前段画像処理回路群402を用いて、取得された画像データに対して、ホワイトバランス調整、画素補間等の処理を行い、LV表示用のYUVデータへの変換処理を行う。制御部118は生成されたLV表示用画像を表示部117に表示させる処理を行う。これによりプリ撮影中における表示部117のLV表示画像が更新される。図3のS214で、制御部118は前段画像処理回路群402を用いて、S213でのデータ補正処理後のRAW画像データに対して、LV表示用サイズにするリサイズ処理を実行する。その後、ホワイトバランス調整、画素補間等の処理、さらにLV表示用のYUVデータへの変換処理が実行される。制御部118は生成されたLV表示用画像を表示部117に表示させる処理を行う。これにより本撮影中における表示部117のLV表示画像が更新される。
S216で、制御部118は後段画像処理回路群404を用いて、S213でのデータ補正処理後のRAW画像データに対して、画像の再生時に用いる閲覧用画像データのサイズにするリサイズ処理を実行する。その後、ホワイトバランス調整、画素補間等の処理、さらにYUVデータへの変換処理が行われた後、JPEG形式等での画像圧縮処理が行われて本撮影の閲覧用画像データが生成される。
S223で、制御部118は後段画像処理回路群404を用いて、S221でのデータ補正処理後のRAW画像データに対して、画像の再生時に用いる閲覧用画像データのサイズにするリサイズ処理を実行する。その後、ホワイトバランス調整、画素補間等の処理、さらにYUVデータへの変換処理が行われた後、JPEG形式等での画像圧縮処理が行われてプリ撮影の閲覧用画像データが生成される。
本実施形態では、制御部118が図2のS211で本撮影の記録開始指示を受け付けるまでのS201からS210に示すステップの間、撮像素子102が出力した画像データは前段画像処理部401のみを用いて処理される。一方、図3のS212以降のステップでは、前段画像処理部401と後段画像処理部403の両方を用いて、撮像素子102から取得された画像データの処理が行われる。本実施形態によれば、プリ撮影中の消費電力を本撮影中の消費電力に比べて低減することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100,400 撮像装置
102 撮像素子
105 圧縮部
107,401,403 画像処理部
109 圧縮伸長部
110 データ補正部
111 圧縮部
112,402,404 画像処理回路群
113 記録部
114 バッファメモリ

Claims (16)

  1. 画像データを取得する撮像手段と、
    第1および第2の操作を検出する操作検出手段と、
    前記操作検出手段により前記第1の操作が検出された第1の期間で前記撮像手段により取得される第1の画素数の画像データをバッファメモリに記憶する保持手段と、
    前記撮像手段により取得される画像データを補正する補正手段と、
    前記補正手段により補正された画像データを記録媒体へ記録する記録手段と、を備え、
    前記補正手段は、前記第1の期間にて前記第1の画素数よりも少ない第2の画素数の画像データを前記バッファメモリから取得して補正する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記補正手段は、前記第1の期間の後に前記操作検出手段により前記第2の操作が検出された第2の期間にて前記撮像手段により取得される前記第1の画素数の画像データを補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記バッファメモリは、前記第1の期間では前記補正手段により補正される前の前記画像データを記憶し、前記第2の期間では前記補正手段により補正された画像データを記憶し、前記補正手段に転送されるデータ量が前記第1の期間と前記第2の期間とで異なる
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記画像データの圧縮処理を行う圧縮手段を有し、
    前記第1の期間にて前記圧縮手段は前記第1の画素数の画像データを圧縮し、圧縮されたデータは前記補正手段により補正される前に前記バッファメモリに記憶される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記圧縮手段により圧縮されたデータを伸長する伸長手段を有し、
    前記バッファメモリから読み出されて前記伸長手段により伸長されたデータのうち、前記第2の画素数の画像データを前記補正手段が補正する
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記画像データの圧縮処理を行う圧縮手段を有し、
    前記第2の期間にて前記第1の画素数の画像データが前記補正手段により補正された後に前記圧縮手段が圧縮処理を行い、圧縮されたデータが前記バッファメモリに記憶される
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の撮像装置。
  7. 前記操作検出手段が前記第2の操作の終了を検出した場合、前記第1の期間で前記バッファメモリに記憶されたデータを前記伸長手段が読み出して伸長し、伸長された前記第1の画素数の画像データを前記補正手段が補正する
    ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  8. 再生時の閲覧用画像データを生成する生成手段を有し、
    前記第1の期間にて、前記補正手段により補正される前に前記記録媒体への記録用の画像データが前記バッファメモリに記憶され、
    前記操作検出手段が前記第2の操作の終了を検出した場合、前記生成手段は前記バッファメモリに記憶されている前記記録用の画像データに対応する再生時の閲覧用画像データを生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 再生時の閲覧用画像データを生成する生成手段を有し、
    前記第2の期間にて、前記補正手段により補正された前記記録媒体への記録用の画像データと、前記生成手段により前記記録用の画像データから生成された再生時の閲覧用画像データが前記バッファメモリに記憶され、
    前記記録手段は、前記記録用の画像データおよび前記閲覧用画像データを前記記録媒体へ記録する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の撮像装置。
  10. 前記撮像手段は、
    被写体からの入射光の光電変換を行う光電変換部と、
    前記光電変換部からのデータの圧縮処理を行う圧縮部と、を備え、
    前記圧縮部は前記第1の期間に圧縮処理を行い、圧縮されたデータを出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記撮像手段により取得される画像データを処理する画像処理手段を備え、
    前記撮像手段が画像データの圧縮手段を備えていない場合、前記画像処理手段が前記第1の期間に前記画像データの圧縮を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記画像データの圧縮処理を行う第1の圧縮手段と、
    前記第1の圧縮手段よりも圧縮効率が低く、回路規模の小さい第2の圧縮手段と、を有し、
    前記第1の期間に前記第2の圧縮手段が前記画像データの圧縮処理を行い、前記第2の期間に前記第1の圧縮手段が前記画像データの圧縮処理を行う
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の撮像装置。
  13. 前記撮像手段により取得される画像データを処理する第1の画像処理手段と、
    前記第1の画像処理手段から出力された画像データを処理する第2の画像処理手段と、を有し、
    前記操作検出手段が前記第1の操作を検出する前または前記第1の期間にて前記第1の画像処理手段が前記画像データの処理を行い、
    前記第2の期間または前記操作検出手段が前記第2の操作の終了を検出した後に前記第1および第2の画像処理手段が前記画像データの処理を行う
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の撮像装置。
  14. 前記第1の期間にて前記補正手段により補正された画像データから生成される表示用画像データを出力する画像処理手段を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  15. 前記第1の画素数は撮像画像の記録サイズに相当する画素数であり、前記第2の画素数は撮像画像の表示サイズに相当する画素数である
    ことを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
  16. 撮像装置にて実行される制御方法であって、
    撮像手段により画像データを取得する工程と、
    操作検出手段が第1および第2の操作を検出する工程と、
    前記操作検出手段により前記第1の操作が検出された第1の期間で前記撮像手段により取得される第1の画素数の画像データをバッファメモリに記憶する保持工程と、
    前記撮像手段により取得される画像データの補正処理を行う補正工程と、
    前記補正工程で補正された画像データを記録媒体へ記録する記録工程と、を有し、
    前記補正工程では、前記第1の期間にて前記第1の画素数よりも少ない第2の画素数の画像データを前記バッファメモリから取得して前記補正処理が行われる
    ことを特徴とする制御方法。


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