JP2021096989A - 電池スタックの挿入方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池スタックを長手方向に沿って加圧しても、電池セルの高さ方向のずれを抑制することが可能な電池スタックの挿入方法を得る。【解決手段】電池スタック12の長手方向の両端に設けられたエンドプレート18及び電池スタック12を加圧する爪部材24にそれぞれ傾斜面42、傾斜面30を形成することによって、爪部材24の弾性変形による変形量を吸収し、見かけ上、爪部材24が弾性変形しない状態で当該爪部材24によって電池スタック12を長手方向に沿って加圧することが可能となる。これにより、爪部材24によって電池スタック12を長手方向に沿って加圧した状態で、当該電池スタック12の撓みを抑制することが可能となり、電池スタック12の撓みに伴って生じる電池セル16の高さ方向のずれが抑制される。【選択図】図2

Description

本発明は、電池スタックの挿入方法に関する。
下記特許文献1には、上部が開口された箱状のダイカストケース(収容ケース)と、複数の電池セルが積層され当該ダイカストケースに収容される電池スタックと、を備えた電池モジュールに関する技術が開示されている。
この先行技術では、電池スタックとダイカストケースとの間で互いに対向するスタック側対向面とケース側対向面とが略同じ角度でそれぞれ傾斜して形成されており、ダイカストケースの収容空間内に電池スタックを圧入することによって、電池スタックに拘束荷重を付与できるというものである。
特開2018−032519号公報
ところで、上記先行技術では、電池スタックをダイカストケースの収容空間内に挿入する際、電池スタックには、長手方向(電池セルの積層方向)に沿って所定の圧力が作用した状態で、当該電池スタックの長手方向の両端部が把持される。
このとき、電池スタックでは、電池スタックの長手方向の中央部が下方側へ向かって突出する、いわゆる下凸の状態で当該電池スタックが撓む可能性がある。このように、電池スタックが下凸の状態で撓んだ場合、電池スタックの長手方向の両端部と中央部とでは、電池セルにおいて高さ方向の位置がずれてしまう。
このような状態でダイカストケースの収容空間内に当該電池スタックが収容されてしまうと、電池セルにおいて、電池スタックの高さ方向で必要な精度を確保することができない可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、電池スタックを長手方向に沿って加圧しても、電池セルの高さ方向のずれを抑制することが可能な電池スタックの挿入方法を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る電池スタックの挿入方法は、水平方向に沿って複数の電池セルが積層され前記電池セルの積層方向を長手方向とする電池スタックの長手方向の両端部に設けられ上下方向の下方側へ向かうにつれて当該電池スタックの長手方向の長さが短くなる方向へ向かって傾斜する第1傾斜面が形成されたエンドプレートに対して、前記第1傾斜面に当接する第2傾斜面が形成された加圧爪で前記電池スタックの長手方向に沿って当該電池スタックを加圧する加圧工程と、前記加圧爪によって加圧された電池スタックを収容ケース内に挿入する挿入工程と、を有している。
請求項1に記載の発明に係る電池スタックの挿入方法では、加圧工程と、挿入工程と、を有している。電池スタックは、複数の電池セルが水平方向に沿って積層されており、当該電池セルの積層方向を長手方向としている。この電池スタックにおける長手方向の両端部には、エンドプレートがそれぞれ設けられている。このエンドプレートには第1傾斜面がそれぞれ形成されており、第1傾斜面は、上下方向の下方側へ向かうにつれて当該電池スタックの長手方向の長さが短くなる方向へ向かって傾斜している。
一方、電池スタックは、加圧爪によって当該電池スタックの長手方向に沿って加圧されるようになっており、加圧爪には、エンドプレートに形成された第1傾斜面に当接する第2傾斜面が形成されている。
つまり、加圧工程では、電池スタックは、加圧爪に形成された第2傾斜面がエンドプレートに形成された第1傾斜面に当接した状態で、加圧爪の第2傾斜面及びエンドプレートの第1傾斜面を介して、当該電池スタックの長手方向に沿って加圧(圧縮)される。そして、挿入工程では、加圧爪によって長手方向に沿って加圧された電池スタックが収容ケース内に挿入される。
本発明では、エンドプレートに形成された第1傾斜面が、上下方向の下方側へ向かうにつれて当該電池スタックの長手方向の長さが短くなる方向(電池スタックの長手方向の内側)へ向かって傾斜し、当該第1傾斜面に対して加圧爪に形成された第2傾斜面が当接する。つまり、エンドプレートの第1傾斜面及び加圧爪に形成された第2傾斜面が、上下方向の下方側へ向かうにつれて当該電池スタックの長手方向の内側へ向かってそれぞれ傾斜している。
比較例として、エンドプレート及び加圧爪において、エンドプレートと加圧爪とが当接する接触面が上下方向に沿って形成された垂直面とされ、加圧爪に形成された垂直面がエンドプレートに形成された垂直面に当接した状態で、加圧爪によって電池スタックが長手方向に沿って加圧された場合について検討する。
加圧爪が片持ち状とされ当該加圧爪の下端が自由端となっている場合、当該加圧爪は、当該電池スタックの長手方向の外側へ向かって弾性変形する。この場合、加圧爪の下端側では加圧力が逃げ、電池スタックは、当該加圧爪の形状に倣って下凸の状態で撓んでしまう可能性がある。
これに対して、本発明では、前述のように、エンドプレートの第1傾斜面及び加圧爪に形成された第2傾斜面が、上下方向の下方側へ向かうにつれて当該電池スタックの長手方向の内側へ向かって傾斜している。
このため、当該加圧爪によって電池スタックを長手方向に沿って加圧したとき、当該加圧爪が、電池スタックの長手方向の外側へ向かって弾性変形しても、当該加圧爪の第2傾斜面は上下方向に沿うように当該加圧爪を配置することが可能となる。
すなわち、本発明では、エンドプレート及び加圧爪にそれぞれ第1傾斜面、第2傾斜面を形成することによって、見かけ上、加圧爪が弾性変形しない状態で当該加圧爪によって電池スタックを長手方向に沿って加圧することが可能となる。
これにより、本発明では、加圧爪によって電池スタックを長手方向に沿って加圧した状態で、当該電池スタックの撓みを抑制することが可能となる。したがって、本発明では、電池スタックの撓みに伴って生じる電池セルの高さ方向のずれが抑制される。
以上説明したように、本発明に係る電池スタックの挿入方法は、電池セルの高さ方向のずれが抑制された状態で電池スタックを収容ケース内に挿入することができる、という優れた効果を有する。
本実施形態に係る電池スタック及び加圧爪を示す側面図である。 本実施形態に係る電池スタック及び収容ケースの側面図である。 (A)は、本実施形態に係る電池スタックの要部を示す縦断面図であり、(B)は、電池スタックを加圧する加圧爪を示す斜視図である。 本実施形態に係る電池スタックを加圧する加圧爪において、(A)は、自然状態を示す側面図であり、(B)は、弾性変形した状態を示す側面図である。 本実施形態に係る電池スタックのエンドプレートにおいて、一部が断面で示された斜視図である。 本実施形態に係る電池スタックのエンドプレートの縦断面図である。 本実施形態に係る電池スタックのエンドプレートに加圧爪が係合された状態を示す斜視図である。 比較例を示す電池スタックの側面図である。
本発明の実施形態に係る電池スタックの挿入方法について、図面を用いて説明する。なお、各図中に適宜示される矢印UP、矢印L、矢印Wは、本実施形態に係る電池スタック12の上方向、長手方向、幅方向をそれぞれ示している。
(電池スタック、係止爪の構成)
まず、本発明の実施形態に係る電池スタック12、爪部材24の構成について説明する。
図1には、電池スタック12及び当該電池スタック12を加圧する爪部材24の側面図が示されており、図2には、電池モジュール10を構成する電池スタック12及び当該電池スタック12が収容される収容ケース14の側面図が示されている。
図1に示されるように、電池スタック12は、複数の電池セル16が水平方向に沿って積層されており、当該電池セル16の積層方向(矢印L方向)に沿った方向を電池スタック12の長手方向としている。また、当該電池スタック12の長手方向の両端には、樹脂製のエンドプレート18(後述する)がそれぞれ設けられている。
また、各電池セル16は、例えば、充放電可能な二次電池、例えば、リチウムイオン二次電池であり、扁平な直方体形状の角型電池とされているが、リチウムイオン二次電池に限らず、ニッケル水素二次電池等の他の種類であってもよい。
さらに、電池セル16の長手方向の両端部には、各電池セル16の上面16Aに円柱状の正極端子16B及び負極端子16Cが設けられている。なお、図1は、側面図であるため、何れか一方の端子のみ図示されている。
そして、正極端子16Bと負極端子16Cは、電池スタック12の長手方向に沿って交互に配置されるように電池セル16は向きを変えて配置されている。そして、電池スタック12の長手方向に沿って隣り合う電池セル16の正極端子16B及び負極端子16Cに対して導電性部材である図示しないバスバーを溶接し、当該バスバーを介して正極端子16B及び負極端子16Cが互いに接続されている。
また、当該電池スタック12は、電池セル16と電池セル16の間に、ポリプロピレン等の樹脂によって形成された絶縁部材としての樹脂枠20(図3(A)参照)が設けられている。つまり、電池スタック12は、電池セル16と樹脂枠20とが交互に積層された構成となっており、電池スタック12の長手方向の外側には樹脂枠20が配置されている。
そして、電池スタック12の長手方向の両端には、電池スタック12の長手方向の外側に配置された樹脂枠20に対して、ポリプロピレン等の樹脂で形成されたエンドプレート18が溶着等により一体化されている。つまり、当該電池スタック12には、長手方向の両端にエンドプレート18がそれぞれ設けられている。なお、図3(A)には、電池スタック12の要部を示す縦断面図が示されている。
一方、図2に示されるように、収容ケース14は、上方側が開口された箱状を成しており、アルミニウム等のダイカストで形成されている。この収容ケース14の収容部22内に電池スタック12が収容可能とされる。
なお、図示はしないが、収容ケース14の収容部22の底壁には、当該収容ケース14の収容部22の底壁と電池スタック12の下面12Aとの間でシール性を確保するため、シールスポンジが設けられている。また、これらの部材に加え、図示はしないが、収容ケース14の収容部22内には電池セル16を冷却する冷却ファン等の冷却部材が収容されてもよい。
ところで、本実施形態では、図1、図2に示されるように、電池スタック12は、一対の爪部材24によって、当該電池スタック12の長手方向に沿って加圧されるようになっている。このため、当該一対の爪部材24は、電池スタック12の長手方向に沿って、当該電池スタック12に設けられたエンドプレート18の外側にそれぞれ配置され、互いに近づく方向へ向かって移動可能とされる。
図3(B)には、爪部材24の斜視図が示されており、図7には、爪部材24がエンドプレート18に係合された状態を示す斜視図が示されている。図3(B)、図7に示されるように、当該爪部材24は、電池スタック12の幅方向(矢印W方向)の寸法に合わせて略直方体状に形成された基部26と、当該基部26の下端から垂下され略直方体状を成す爪部28と、を含んで構成されている。
本実施形態では、爪部28は、電池スタック12の幅方向に沿って4本設けられている。これらの爪部28を介して、電池スタック12は長手方向に沿って加圧され圧縮されることとなる。そして、電池スタック12は、長手方向に沿って圧縮された状態で収容ケース14(図2参照)内へ収容可能となる。
ここで、爪部28は、基部26の下端から垂下されており、片持ち状とされている。このため、電池スタック12を加圧する際に、当該爪部28は、電池スタック12からの反力によって電池スタック12の長手方向の外側へ向かって撓み変形する。
当該爪部28の撓み変形量(以下、単に「撓み量」という)は、爪部28の剛性、電池スタック12を加圧する際の加圧力等によって略決まる。したがって、本実施形態では、爪部28の撓み量を考慮して、当該爪部28は、下方側へ向かうにつれて対向して配置される爪部材24の爪部28に対して近づく方向(電池スタック12の長手方向の内側)へ向かって傾斜している。
具体的には、図4(A)に示されるように、爪部28は、基部26の軸線Pに対して傾斜角度θを有するように予め傾斜して形成されている。つまり、爪部28は、図1に示されるように、下方側へ向かうにつれて電池スタック12の内側へ向かって傾斜するように形成されており、電池スタック12側の面には、エンドプレート18と当接する傾斜面(第2傾斜面)30が設けられている。
このように、本実施形態では、爪部28を基部26に対して傾斜させることによって、電池スタック12を加圧する際に、爪部28が電池スタック12の長手方向の外側へ向かって撓み変形すると、図2、図4(B)に示されるように、当該爪部28は下方側へ向かって垂下された状態となる。つまり、爪部28の傾斜角度θ(図4(A)参照)は略ゼロの状態となる。
一方、図5には、一部が断面で示されたエンドプレート18の斜視図が示されている。図5に示されるように、エンドプレート18は、電池スタック12の長手方向を板厚方向として略矩形板状の本体部32を備えており、本体部32の外面18Aには、係合部34が設けられている。そして、図5、図7に示されるように、当該係合部34には、爪部材24に設けられた爪部28が係合可能とされる。
また、係合部34は、エンドプレート18の上端部18Bを除き上下方向に沿って形成された縦壁部36と、縦壁部36に接続され電池スタック12の幅方向に沿って形成された横壁部38と、によって格子状に形成されている。
さらに、係合部34には、当該係合部34の上端34Aから上下方向に沿って4本の溝部40が設けられており、当該溝部40内には、爪部材24に設けられた爪部28がそれぞれ挿入可能とされる。
ここで、図6には、エンドプレート18の縦断面図が示されている。図6に示されるように、溝部40の深さHは、爪部28の板厚t(図1参照)よりも大きくなるように設定されている(H>t)。このため、図5、図7に示されるように、当該爪部28がエンドプレート18の溝部40に挿入された状態で、エンドプレート18の係合部34の端面34Bが爪部28の外面28Aよりも外側へ突出するように設定されている。
したがって、本実施形態では、エンドプレート18の溝部40内に爪部材24の爪部28が挿入された状態で、電池スタック12を収容ケース14内に収容させることができる。また、電池スタック12が収容ケース14内に収容された状態で、収容ケース14と干渉することなく当該爪部材24の爪部28を溝部40内から退避させることができる。
さらに、本実施形態では、図6に示されるように、エンドプレート18の本体部32の外面18Aには、エンドプレート18の下方側へ向かうにつれて電池スタック12(図1参照)の長手方向の長さが短くなる方向(電池スタック12の長手方向の内側)へ向かって傾斜する傾斜面(第1傾斜面)42が形成されている。
この傾斜面42に対して、図1に示される爪部材24の爪部28に形成された傾斜面30が面接触可能(当接)とされる。なお、図6では、分かりやすくするため傾斜角度を大きくした状態で図示している。
<電池スタックの挿入方法の作用及び効果>
次に、本発明の実施形態に係る電池スタックの挿入方法の作用及び効果について説明する。
図1、図2に示されるように、本実施形態に係る電池スタック12の挿入方法では、電池スタック12を加圧する加圧工程と、電池スタック12を収容ケース14内に挿入する挿入工程と、を含んでいる。
図1に示されるように、電池スタック12の長手方向の両端には、エンドプレート18が設けられている。このエンドプレート18には、図3(A)に示されるように、傾斜面42が形成されており、傾斜面42は、上下方向の下方側へ向かうにつれて当該電池スタック12の長手方向の内側へ向かって傾斜している。
一方、図1、図2に示されるように、電池スタック12は、爪部材24の爪部28によって当該電池スタック12の長手方向に沿って加圧されるようになっており、爪部28には、エンドプレート18に形成された傾斜面42と面接触する傾斜面30が形成されている。
つまり、本実施形態では、エンドプレート18に形成された傾斜面42及び爪部28に形成された傾斜面30が、上下方向の下方側へ向かうにつれて当該電池スタック12の長手方向の内側へ向かって傾斜している。
そして、本実施形態における加圧工程では、電池スタック12は、爪部材24の爪部28に形成された傾斜面30がエンドプレート18に形成された傾斜面42に当接された状態で、当該電池スタック12の長手方向に沿って加圧される。
比較例として、図示はしないが、加圧爪の爪部が上下方向に沿って形成された垂直面とされ、かつ加圧爪の爪部が当接するエンドプレートの接触面が上下方向に沿って形成された垂直面とされ、爪部に形成された垂直面がエンドプレートに形成された垂直面に当接した状態で電池スタックが長手方向に沿って加圧された場合について検討する。
電池スタックの加圧時に爪部が当該電池スタックの長手方向の外側へ向かって弾性変形した場合、加圧爪の下端側では加圧力が逃げ、図8に示されるように、電池スタック100は、当該加圧爪の形状に倣って下凸の状態で撓んでしまう可能性がある。
これに対して、本実施形態では、図1、図6に示されるように、前述のように、エンドプレート18に形成された傾斜面42及び爪部材24の爪部28に形成された傾斜面30が、上下方向の下方側へ向かうにつれて当該電池スタック12の長手方向の内側へ向かって傾斜している。
これにより、図2に示されるように、爪部材24によって爪部材24を長手方向に沿って加圧したとき、図4(A)、(B)に示されるように、当該爪部材24が、電池スタック12の長手方向の外側へ向かって弾性変形しても、当該爪部材24の傾斜面30は上下方向に沿うように当該爪部材24を配置することが可能となる。
すなわち、本実施形態では、図1、図2に示されるように、エンドプレート18及び爪部材24にそれぞれ傾斜面42、傾斜面30を形成することによって、見かけ上、爪部材24が弾性変形しない状態で当該爪部材24によって電池スタック12を長手方向に沿って加圧することが可能となる。
これにより、本実施形態では、爪部材24によって電池スタック12を長手方向に沿って加圧した状態で、当該電池スタック12の撓みを抑制することが可能となる。したがって、本実施形態では、電池スタック12の撓みに伴って生じる電池セル16の高さ方向のずれが抑制される。
このように、本実施形態では、エンドプレート18及び爪部材24にそれぞれ傾斜面42、傾斜面30を形成することによって、電池スタック12の撓みを抑制する。例えば、図示はしないが、電池スタックの加圧時に爪部が弾性変形しないようにするため、爪部の板厚を厚くして、爪部の剛性を高くする方法も考えられる。
本実施形態では、図5、図7に示されるように、爪部材24の爪部28がエンドプレート18の溝部40に挿入された状態で、図2に示す電池スタック12を収容ケース14内に収容させる。また、電池スタック12が収容ケース14内に収容された状態で、当該爪部材24の爪部28を溝部40内から退避させる。このため、エンドプレート18の係合部34の端面34Bが、爪部28の外面28Aよりも外側へ突出するように設定される。
したがって、前述のように、爪部の板厚を厚くするとなると、これに伴って、エンドプレートの板厚も厚くする必要が生じる。その結果、電池スタックの長手方向の長さが長くなり、製品コストが増加してしまう。
これに対して、本実施形態では、前述のように、エンドプレート18及び爪部材24にそれぞれ傾斜面42、傾斜面30を形成することによって、電池スタック12の撓みを抑制することが可能となるため、電池スタック12の長手方向の長さを維持することが可能であり、製品コストの増加を抑制することができる。
一方、図2に示されるように、電池スタック12の挿入工程では、爪部28によって長手方向に沿って加圧された電池スタック12が収容ケース14内に挿入される。前述のように、本実施形態では、爪部材24によって電池スタック12を長手方向に沿って加圧した状態で、当該電池スタック12の撓みが抑制され、電池スタック12の撓みに伴って生じる電池セル16の高さ方向のずれが抑制された状態で、電池スタック12は収容ケース14内に挿入される。
このため、収容ケース14の収容部22の底壁に設けられた図示しないシールスポンジにおいて、電池スタック12が撓んだ場合、電池スタック12の撓み量が大きい箇所では電池スタック12がシールスポンジに強く当たる。この場合、シールスポンジが過荷重により破損し、シール不良が生じる可能性があるが、本実施形態では、電池スタック12の撓みが抑制されるため、そのような問題は生じない。
また、電池スタック12の挿入工程の後工程として、電池スタック12が収容ケース14内に挿入された状態で、電池スタック12の長手方向に沿って隣り合う電池セル16の正極端子16B及び負極端子16Cに対して図示しないバスバーが溶接される。本実施形態では、電池セル16の高さ方向のずれが抑制されるため、電池セル16の高さ方向のずれによって生じる溶接の接合強度のばらつきを抑制することできる。
なお、本実施形態では、図3(B)に示されるように、爪部28は略直方体状を成しており、爪部28の板厚はtとしている。つまり、本実施形態では、爪部28の板厚は略一定となっているが、これに限るものではない。
例えば、爪部28において、上下で板厚を変えてもよい。このように、爪部28の上下で板厚を変えることによって、爪部28の上下で剛性を変えることができる。これにより、電池スタック12(エンドプレート18)に対して、爪部材24による加圧力を爪部28の上下で変えることもできる。裏を返せば、爪部28の上下で爪部材24による加圧力を略均等にすることもできる。
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
10 電池モジュール
12 電池スタック
14 収容ケース
16 電池セル
18 エンドプレート
24 爪部材(加圧爪)
28 爪部(加圧爪)
30 傾斜面(第2傾斜面)
42 傾斜面(第1傾斜面)

Claims (1)

  1. 水平方向に沿って複数の電池セルが積層され前記電池セルの積層方向を長手方向とする電池スタックの長手方向の両端部に設けられ上下方向の下方側へ向かうにつれて当該電池スタックの長手方向の長さが短くなる方向へ向かって傾斜する第1傾斜面が形成されたエンドプレートに対して、前記第1傾斜面に当接する第2傾斜面が形成された加圧爪で前記電池スタックの長手方向に沿って当該電池スタックを加圧する加圧工程と、
    前記加圧爪によって加圧された電池スタックを収容ケース内に挿入する挿入工程と、
    を有する電池スタックの挿入方法。
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