JP2021096352A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的にシートを加熱可能な画像形成装置を提供することである。【解決手段】画像形成装置は、転写部と、加熱部と、制御部とを持つ。転写部は、原稿画像を示すトナー像をシートに転写する。加熱部は、前記転写部よりも前記シートの搬送方向下流に設けられ、トナー像が転写された前記シートを加熱する複数の加熱部材が搬送方向と直交する。制御部は、前記原稿画像の種別により定まる動作モードに応じて、前記複数の加熱部材の発熱量を制御する。【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、画像形成装置に関する。
画像形成装置の定着方式としてオンデマンド方式の定着装置がある。定着装置は、主走査方向に複数の発熱体を搭載する。定着装置は、画像領域に応じて発熱体を発熱する。定着装置は、発熱体の分割数が多いほど、様々なサイズのシートを効率よく加熱することができる。
しかしながらシートに形成される画像に応じて、実際にシート上に転写されるトナー量は異なる。したがって、単に発熱体を細かく分割するだけでは十分な効率化が図られているとは言い難い。
特開2015−114591号公報
本発明が解決しようとする課題は、効率的にシートを加熱可能な画像形成装置を提供することである。
実施形態の画像形成装置は、転写部と、加熱部と、制御部とを持つ。転写部は、原稿画像を示すトナー像をシートに転写する。加熱部は、前記転写部よりも前記シートの搬送方向下流に設けられ、トナー像が転写された前記シートを加熱する複数の加熱部材が搬送方向と直交する。制御部は、前記原稿画像の種別により定まる動作モードに応じて、前記複数の加熱部材の発熱量を制御する。
実施形態の画像形成装置100の全体構成例を示す外観図。 実施形態に係る画像形成装置100のハードウェアブロック図。 実施形態の定着器30の正面断面図。 ヒーターユニット40の概略図。 制御Aにおける発熱態様を示す図。 制御B1における発熱態様を示す図。 制御B2における発熱態様を示す図。 制御B3における発熱態様を示す図。 種別、動作モード、および制御の対応を示す図。 制御部160による制御の流れを示すフローチャート。 他の動作モード、および制御の対応を示す図。
実施形態の画像形成装置では、効率的にシートを加熱可能な画像形成装置を提供することが可能となる。以下、実施形態の画像形成装置について詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る画像形成装置100の全体構成例を示す外観図である。図2は、実施形態に係る画像形成装置100のハードウェアブロック図である。画像形成装置100は、例えば複合機である。画像形成装置100は、図1に示されるように、ディスプレイ110、コントロールパネル120、画像形成ユニット130、およびシート収容部140を備える。画像形成装置100は、図2に示されるように、記憶部150、制御部160、および画像読取部200を備える。
画像形成装置100は、現像剤を用いてシート上に画像を形成する。現像剤は、加熱されることによってシート上に定着される。シートは、例えば紙やラベル用紙である。シートは、その表面に画像形成装置100が画像を形成できる物であればどのようなものであってもよい。
ディスプレイ110は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの画像表示装置である。ディスプレイ110は、画像形成装置100に関する種々の情報を表示する。
コントロールパネル120は、複数のボタンを備える。コントロールパネル120は、ユーザーの操作を受け付ける。コントロールパネル120は、ユーザーによって行われた操作に応じた信号を、画像形成装置100の制御部160に出力する。なお、ディスプレイ110とコントロールパネル120とは一体のタッチパネルとして構成されてもよい。
画像形成ユニット130は、画像読取部200によって生成された画像情報又は通信路を介して受信された画像情報に基づいて、シート上に画像を形成する。画像形成ユニット130は、例えば現像器10、転写器20および定着器(定着装置)30を備える。画像形成ユニット130は、例えば以下のような処理によって画像を形成する。画像形成ユニット130の現像器10は、画像情報に基づいて感光体ドラム上に静電潜像を形成する。画像形成ユニット130の現像器10は、静電潜像に現像剤を付着させることによって可視像を形成する。現像剤の具体例として、トナーがある。トナーの例として、消色トナー、非消色トナー(通常のトナー)、加飾性トナー等がある。現像剤には、加熱することによって色がうすくなる(消える)ものがある。以下の説明では、現像剤をトナーとして説明する。
画像形成ユニット130の転写器20は、画像を示すトナー像をシートに転写する。転写器20は転写部の一例である。画像形成ユニット130の定着器30は、シートに対して加熱および加圧を行うことによって、可視像をシート上に定着させる。なお、画像が形成されるシートは、シート収容部140に収容されているシートであってもよいし、手差しされたシートであってもよい。
シート収容部140は、画像形成ユニット130における画像形成に用いられるシートを収容する。
記憶部150は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部150は、画像形成装置100が動作する際に必要となるデータを記憶する。記憶部150は、画像形成装置100において形成される画像の画像情報を一時的に記憶してもよい。
制御部160は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーとメモリとを用いて構成される。制御部160は、記憶部150に予め記憶されているプログラムを読み出して実行する。制御部160は、画像形成装置100に備えられる各機器の動作を制御する。
制御部160は、図3に示される発熱体セット45に供給される電力を制御することで発熱体の発熱量を制御する。電力の制御は、具体的には通電量の制御であってもよい。通電量の制御は、例えば位相制御でもよいし、波数制御でもよい。
画像読取部200は、読み取り対象の画像情報を光の明暗として読み取る。画像読取部200は、読み取られた画像情報を記録する。記録された画像情報は、ネットワークを介して他の情報処理装置に送信されてもよい。記録された画像情報は、画像形成ユニット130によってシート上に画像形成されてもよい。画像読取部200はADF(Auto Document Feeder)を備えてもよい。
図3は、実施形態の定着器30の正面断面図である。実施形態の定着器30は、加圧ローラー30pと、フィルムユニット30hと、を備える。
加圧ローラー30pは、フィルムユニット30hに対して表面を押圧可能であって回転駆動可能である。加圧ローラー30pは、フィルムユニット30hに対して表面が押圧される場合に、フィルムユニット30hとの間でニップNを形成する。加圧ローラー30pは、ニップNに進入したシートの可視像を加圧する。加圧ローラー30pは、回転駆動された場合に、回転に伴ってシートを搬送する。加圧ローラー30pは、例えば芯金32と、弾性層33と、離型層(不図示)と、を備える。
芯金32は、ステンレス等の金属材料により円柱状に形成される。芯金32の軸方向の両端部は、回転可能に支持される。芯金32は、モーター(不図示)により回転駆動される。芯金32は、カム部材(不図示)に当接する。
弾性層33は、シリコーンゴム等の弾性材料で形成される。弾性層33は、芯金32の外周面上に一定の厚さで形成される。離型層(不図示)は、弾性層33の外周面上に形成される。離型層は、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)などの樹脂材料で形成される。
加圧ローラー30pは、モーターにより回転駆動されて自転する。ニップNが形成された状態で加圧ローラー30pが自転すると、フィルムユニット30hの筒状フィルム(薄膜)35が従動回転する。加圧ローラー30pは、ニップNにシートが配置された状態で自転することにより、シートを搬送方向Wに搬送する。
フィルムユニット30hは、ニップNに進入したシートの可視像を加熱する。フィルムユニット30hは、筒状フィルム(筒状体)35と、ヒーターユニット40と、伝熱部材49と、支持部材36と、ステイ38と、ヒーター温度計62と、サーモスタット68と、フィルム温度計64と、を備える。
筒状フィルム35は、筒状に形成される。筒状フィルム35は、内周側から順に、基層と、弾性層と、離型層と、を備える。基層は、ニッケル(Ni)等の材料により筒状に形成される。弾性層は、基層の外周面上に積層配置される。弾性層は、シリコーンゴム等の弾性材料で形成される。離型層は、弾性層の外周面上に積層配置される。離型層は、PFA樹脂などの材料で形成される。
図4は、ヒーターユニット40の概略図である。ヒーターユニット40は、加熱部の一例である。ヒーターユニット40は、転写器20よりもシートの搬送方向下流に設けられている。
ヒーターユニット40は、基板(発熱体基板)41と、発熱体セット45と、を備える。基板41は、ステンレスやニッケル等の金属材料又は窒化アルミニウム等のセラミック材料などで形成される。基板41は、長細い長方形の板状に形成される。基板41は、筒状フィルム35の径方向の内側に配置される。基板41は、筒状フィルム35の軸方向を長手方向とする。
基板41の面上には、発熱体セット45が形成される。発熱体セット45は、複数の発熱体を備える。発熱体は、シートを加熱する加熱部材の一例である。各発熱体は、銀・パラジウム合金等の発熱抵抗体を用いて形成される。図4の例では、発熱体セット45は、15つの発熱体S1〜S15を備える。発熱体S1〜S15のそれぞれを区別しない場合には、発熱体Sと表現する。各発熱体Sは、制御部160によって通電量を独立に制御される。図4に示されるように、複数の発熱体Sは搬送方向Wと直交する。
図3に示されるように、ヒーターユニット40は、筒状フィルム35の内側に配置される。筒状フィルム35の内周面には潤滑剤(不図示)が塗布されている。ヒーターユニット40は、潤滑剤を介して筒状フィルム35の内周面に接触する。ヒーターユニット40が発熱すると、潤滑剤の粘度が低下する。これにより、ヒーターユニット40と筒状フィルム35との摺動性が確保される。このように、筒状フィルム35は、一方の面でヒーターユニット40に接触しながらヒーターユニット40の表面を摺動する帯状の薄膜である。
支持部材36は、液晶ポリマーなどの樹脂材料により形成される。支持部材36はヒーターユニット40を支持する。支持部材36は、ヒーターユニット40の両端部において、筒状フィルム35の内周面を支持する。
ステイ38は、鋼板材料等により形成される。ステイ38の断面は例えばU字状に形成されてもよい。ステイ38は、U字の開口部を支持部材36で塞ぐように装着される。ステイ38の両端部は、画像形成装置100のハウジングに固定される。これにより、フィルムユニット30hが画像形成装置100に支持される。
ヒーター温度計62は、ヒーターユニット40の付近に配置される。ヒーター温度計62は、各々の発熱体Sの温度を測定する。
サーモスタット68は、ヒーター温度計62と同様に配置される。サーモスタット68は、測定されたヒーターユニット40の温度が所定温度を超えた場合に、発熱体セット45への通電を遮断する。
次に、発熱体Sの発熱量の制御について説明する。発熱量の制御には、大きく分けて制御A、制御Bの2つの制御パターンがある。制御Aは、第1制御の一例である。制御Bは、第2制御の一例である。制御A、制御Bのいずれにも共通する制御内容は、シートが通過しない領域に対応する発熱体Sは発熱させないことである。以下の説明における発熱体Sの制御内容は、特に断らない限り、シートが通過する領域に対応する発熱体Sについての制御内容である。
制御Aは、全ての発熱体Sを所定の電力(以下、「電力X」ともいう)で発熱させる制御である。本実施形態において、電力Xは、発熱体Sに供給可能な最大電力とする。よって、電力Xによる発熱では、発熱体Sの発熱量は最大となる。制御Aは、シート全面にトナーを転写させる場合(いわゆるベタ塗)であっても印刷品質を保つことが可能な制御である。よって制御Aは、転写されるトナーが比較的多い原稿画像(例えば写真など)を示す画像形成に好適な制御である。
一方、制御Bは、全ての発熱体Sを電力X以下で発熱させる制御である。なお、制御Bにおいて、少なくとも1つの発熱体Sの電力は電力X未満である。よって、制御Bは、制御Aと比較して発熱量を抑制する制御である。制御Bは、原稿画像が文字で構成される場合に好適な制御である。したがって、制御Bは必要以上に発熱体Sを発熱させることなく効率的にシートを加熱可能な制御である。よって、制御Bでは、消費電力を抑制することができる。
これら制御A、制御Bについて、具体的に図5〜図8を用いて説明する。図5〜図8において、発熱体S1、S2、S14、S15は、シートが通過しない領域に対応する発熱体である。したがって、制御部160は、発熱体S1、S2、S14、S15を発熱させない。また図5〜図8において、白で示される発熱体Sは、発熱されないことを示し、白以外(黒、斜線、網掛け)で示される発熱体Sは発熱されることを示す。
図5は、制御Aにおける発熱態様を示す図である。制御Aは発熱体S3〜S13を電力Xで発熱させる制御である。したがって、図5では、発熱体S3〜S13の全てが黒で示されている。
図6、図7、図8は、制御Bにおける発熱態様を示す図である。制御Bには、制御B1、B2、B3の3種類の制御がある。図6は、制御B1の発熱態様を示す図である。制御B1は、複数の発熱体Sの一部を発熱させる制御である。具体的に、制御部160は、発熱体S3、S5、S7、S9、S11、S13を電力Xで発熱させる。一方、制御部160は、発熱体S4、S6、S8、S10、S12を発熱させない。このように、制御部160が間引いて発熱させることで、制御Aと比較して発熱量を抑制する。
制御B2、B3は、発熱体Sを可変制御可能な場合の制御である。ここで、可変制御可能とは、オン(電力X)とオフ(電力0)だけではなく、電力Xと電力0の間の電力で発熱体Sを制御可能なことをいう。図7は、制御B2の発熱態様を示す図である。制御B2は、異なる電力で発熱体Sを発熱させる制御である。具体的は、制御部160は、発熱体S3、S5、S7、S9、S11、S13を電力Xで発熱させる。一方、制御部160は、発熱体S4、S6、S8、S10、S12を電力Y(0<Y<X)で発熱させる。このように、発熱体Sの発熱量を可変制御可能な場合には、制御B1と比較して、より精度よく発熱体Sの発熱量を制御できるので、効率的にシートを加熱できるだけではなく、印刷品質の向上も図ることができる。
図8は、制御B3の発熱態様を示す図である。制御B3は、電力Z(0<Z<X)で発熱体Sを発熱させる制御である。具体的は、制御部160は、発熱体S3〜S13を電力Zで発熱させる。このように、発熱体Sの発熱量を可変制御可能な場合には、制御B1と比較して、より精度よく発熱体Sの発熱量を制御できるので、効率的にシートを加熱できるだけではなく、印刷品質の向上も図ることができる。また、制御B2と比較して、発熱体Sの温度が一律のため、ムラが生じにくい。
上述した制御B1、B2、B3は、制御Bの一例であるが、発熱量を抑制可能な制御であれば制御Bはどのような制御であってもよい。
制御部160は、動作モードによって、制御Aおよび制御Bのいずれか一方で制御する。動作モードは、原稿画像の種別により定まる。原稿画像の種別として、原稿画像が文字で構成される文字画像種別と、原稿画像が写真を示す写真画像種別とがある。文字画像種別および写真画像種別は、ユーザにより設定される。ユーザにより設定された種別は、制御部160により記憶部150に記憶される。
図9は、種別、動作モード、および制御の対応を示す図である。種別が写真画像の場合には、制御部160は写真モードで動作し、制御Aで発熱体Sを制御する。種別が文字画像の場合には、制御部160は文字モードで動作し、制御Bで発熱体Sを制御する。
図10は、制御部160による制御の流れを示すフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、画像形成が開始されるときに実行される。制御部160は、記憶部150に記憶された種別を取得する(ACT101)。制御部160は、取得した種別が写真画像か否かを判定する(ACT102)。取得した種別が写真画像の場合には(ACT102:YES)、制御部160は、制御Aで発熱体Sを制御し(ACT103)、処理を終了する。取得した種別が写真画像ではない場合には(ACT102:NO)、制御部160は、制御Bで発熱体Sを制御し(ACT104)、処理を終了する。制御部160による制御は、画像形成が終了するまで実行される。
このように、種別が写真画像の場合には、制御部160は、制御Aで発熱体Sを制御することで、印刷品質を保つことができる。また、種別が文字画像の場合には、制御部160は、必要以上に発熱体Sを発熱させることなく効率的にシートを加熱することができる。また、消費電力を抑制することができる。
(変形例)
上述した実施形態では、動作モードとして、写真モードおよび文字モードを例に説明した。変形例では、他の動作モード例について説明する。図11は、他の動作モード、および制御の対応を示す図である。
他の動作モードとして、ユーザの設定による設定系の動作モードとユーザの設定によらない非設定系の動作モードの2種類の動作モードについて説明する。設定系の動作モードとして、カラー印刷モードと単色印刷モードが挙げられる。カラー印刷モードの場合、CMYKのトナーがシートに転写されることから、単色印刷モードの場合と比較してより多くの加熱が必要となる。そこで、制御部160は、カラー印刷モードの場合には、制御Aで発熱体Sを制御し、単色印刷モードの場合には、制御Bで発熱体Sを制御する。これにより、カラー印刷モードの印刷品質が保たれ、また単色印刷モードでは必要以上に発熱体Sを発熱させることなく効率的にシートを加熱することができる。また、消費電力を抑制することができる。
非設定系の動作モードとして、ファクシミリモードと周囲温度モードが挙げられる。ファクシミリモードとは、ファクシミリで受信した画像を示すトナー像をシートに転写する動作モードである。通常のファクシミリで受信する画像は2値画像であり、さらに単色印刷である。したがって、制御部160は、ファクシミリモードの場合には、制御Bで発熱体Sを制御する。これにより、必要以上に発熱体Sを発熱させることなく効率的にシートを加熱することができる。また、消費電力を抑制することができる。
周囲温度モードとは、画像形成装置100の周囲の温度に応じて動作する動作モードである。例えば、周囲温度が10℃未満の場合と、周囲温度が30℃以上の場合とでは、シートの温度をはじめ、搬送路の温度などが大きく異なる。そこで、画像形成装置100に周囲温度を測定可能なデバイスを設け、このデバイスから周囲温度を取得する。または画像形成装置100は、他の装置で測定された周囲温度を通信により取得する。画像形成装置100は、取得した周囲温度に応じて、可変制御可能な制御B2や制御B3で発熱体Sを制御する。これにより、必要以上に発熱体Sを発熱させることなく効率的にシートを加熱することができる。また、消費電力を抑制することができる。
画像形成装置100は、上述した各動作モード(写真モード、文字モード、カラー印刷モード、単色印刷モード、ファクシミリモード、および周囲温度モード)を組み合わせて動作することも可能である。例えば、カラー写真画像を印刷する場合には、写真モードとカラー印刷モードを組み合わせた動作モードとなる。
組み合わせた動作モードでの制御は、組み合わせたそれぞれの動作モードのうち、制御Aでの動作モードがある場合には、制御Aとし、制御Aでの動作モードがない場合には、制御Bとしてもよい。すなわち、1つでも制御Aでの動作モードがある場合、画像形成装置100は、制御Aで発熱体Sを制御してもよい。これは、制御Aでは、いずれの動作モードでも印刷品質を保つことができるが、制御Bでは、例えばカラー写真画像では十分にトナーを加熱できず、印刷品質が低下する可能性があるためである。
他の制御例として、制御B2、B3で制御される周囲温度モードと他の動作モードの組み合わせでの制御例について説明する。例えば文字モードと周囲温度モードを組み合わせた動作モードは、同じ制御Bで制御される。この組み合わせの場合、画像形成装置100は、周囲温度が10℃未満のときは制御B3で制御し、周囲温度が10℃以上30℃未満のときは制御B2で制御し、30℃以上の場合には制御B1で制御してもよい。これにより、必要以上に発熱体Sを発熱させることなく効率的にシートを加熱することができる。また、消費電力を抑制することができる。
以上述べた実施形態の画像形成装置100によれば効率的にシートを加熱可能な画像形成装置を提供することが可能となる。
本実施形態に係る画像形成装置100によれば、効率的にシートを加熱できるという効果だけではなく、他の効果も得られる。これについて具体的に説明する。
上述した動作モードに示されるように、本実施形態における制御の判断基準は、ユーザによる設定や、ファクシミリを受信したか否かや、周囲温度などにもとづいている。すなわち、本実施形態における制御の判断基準は、原稿画像の画像情報の分析が不要な基準である。
画像情報を分析して、トナーが転写される位置に対応する発熱体のみを発熱させる技術がある。こうした画像情報の分析には、ハードウェア等が必要となり、画像形成装置のコストが上昇する。
一方、本実施形態のような判断基準による制御は、ソフトウェアで実現できるため、コストを大幅に抑制できる。特に上記設定に基づく判断は、例えば図10に示したように、簡単なif文で実現できることから、ハードウェアを作成する場合と比較にならないほどコストを抑制することができる。また、多くの原稿画像は、シートの上下左右に設けられた余白以外にトナーが転写するような画像である。よって、画像情報を分析せずとも、本実施形態によれば、実用上十分に品質を保つことができる。
以上より、本実施形態に係る画像形成装置100は、印刷品質を保つことができ、また必要以上に発熱体Sを発熱させることなく効率的にシートを加熱でき、さらに製造コストも抑制することができる。また、消費電力を抑制することができる。
上述した実施形態における画像形成装置の機能をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…現像器、20…転写器、30…定着器、100…画像形成装置、130…画像形成ユニット、150…記憶部、160…制御部

Claims (7)

  1. 原稿画像を示すトナー像をシートに転写する転写部と、
    前記転写部よりも前記シートの搬送方向下流に設けられ、複数の加熱部材を搬送方向と直交する幅方向に沿って有し、トナー像が転写された前記シートを加熱する加熱部と、
    前記原稿画像の種別により定まる動作モードに応じて、前記複数の加熱部材の発熱量を個別に制御する制御部と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記制御部は、第1制御と第2制御とで前記複数の加熱部材の発熱量を個別に制御し、前記第2制御は、前記第1制御と比較して前記複数の加熱部材の発熱量を抑制した制御である請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記原稿画像の種別として、前記原稿画像が文字で構成される文字画像種別と、前記原稿画像が写真を示す写真画像種別とがあり、
    前記文字画像種別により定まる動作モードは文字モードであり、前記写真画像種別により定まる動作モードは写真モードであり、
    前記制御部は、前記写真モードで動作する場合には、前記第1制御で制御し、前記文字モードで動作する場合には、前記第2制御で制御する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記動作モードとして、1色のトナー像が前記シートに転写される単色印刷モードと、複数色のトナー像が前記シートに転写されるカラー印刷モードとがあり、
    前記制御部は、前記カラー印刷モードで動作する場合には、前記第1制御で制御し、前記単色印刷モードで動作する場合には、前記第2制御で制御する請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記動作モードとして、ファクシミリで受信した画像を示すトナー像を前記シートに転写するファクシミリモードとがあり、
    前記制御部は、前記ファクシミリモードで動作する場合には、前記第2制御で制御する請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記第2制御で制御する場合には、前記複数の加熱部材の一部を発熱させる請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記第2制御で制御する場合には、前記複数の加熱部材の各々の発熱量を抑制する請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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