JP2021095388A - 透明多層分散体組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】トリートメント効果、ダメージケア効果、うるおいや艶付与効果等のオイル製剤の効果を有しながら、水性の性質も同時に兼ね備えていることにより、オイル特有の油性感とべたつき等の問題点を解消でき、更に個性的で美しい外観を有する透明多層分散体組成物を提供する。【解決手段】性質が異なる2以上の層からなり、前記2以上の層のうち、少なくとも1層は水性組成物からなる水性外層であり、少なくとも1層は油性組成物からなる油性内層であることを特徴とする透明多層分散体組成物により上記課題を解決する。【選択図】図1

Description

本発明は、透明多層分散体組成物に関する。
近年のヘアスタイルのトレンドとともに、ヘアケア市場においてオイル剤が大きく活躍し、市場を活性化している。スキンケア等の美容市場においても、オイルが注目されはじめ、次々と製品が発売されてきている。
オイル剤は、毛髪へのトリートメント効果の付与、ダメージ感の低減、しっとり感やうるおい感や艶の付与、毛髪の滑り性のアップ、まとまりの付与などさまざまな良い効果を有する。またボディーや顔等の肌にとっても、それと似た効果があることはいうまでもない。例えば、市場には、シリコーン油や低粘度炭化水素等を用いたオイル剤や、またこれと全く異なり、椿油等の天然のオイルからできたオイル剤もある。使用者の嗜好性や好み、ダメージケア効果等で、それぞれ選ばれている。しかし、成分は異なっているとはいえ、油性の性質を示すことはすべてに共通していることは確かであり、それに起因するオイル特有の油性感、べたつき等の不満もすべてに共通しているといえる。
したがって、オイル製剤の油性の性質を利用したトリートメント効果を有しながら、水性の性質も同時に兼ね備えており、オイル特有の油性感とべたつき等の不満も解消でき、更に、消費者に選ばれるような個性的で美しい外観を有する新規製剤が望まれていた。
このような不満を解消する組成物として、微細な油粒子を分散させた組成物や(例えば、特許文献1)、粉体を加えることで球状の油性成分を分散させた製剤(例えば、特許文献2)などがあるが、これらは上記の性能や外観を満足させるものではなかった。
特開2006−256971号公報 特開2001−229316号公報
本発明は、上記状況を鑑みてなされたものであり、トリートメント効果、ダメージケア効果、うるおいや艶付与効果等のオイル製剤の効果を有しながら、水性の性質も同時に兼ね備えていることにより、オイル特有の油性感とべたつき等の問題点を解消でき、更に個性的で美しい外観を有する透明多層分散体組成物を提供することを目的としている。
本発明者等は、上記目的を達成するために、鋭意研究を重ねた結果、性質が異なる2以上の層からなる透明多層分散体組成物であって、球状形態を有する独立した少なくとも1層の油性内層が、少なくとも1層の水性外層中に浮遊して存在することを特徴とする組成物が上記問題を解決することを見出し、本発明を完成した。
本発明の透明多層分散体組成物は、性質が異なる2以上の層からなり、前記2以上の層のうち、少なくとも1層は水性組成物からなる水性外層であり、少なくとも1層は油性組成物からなる油性内層であることを特徴とする透明多層分散体組成物である。
また本発明の透明多層分散体組成物は、前記油性内層の全部または一部が前記水性外層中に粒子状に存在し、固形粉体、固形油分、油性ゲル化剤、界面活性剤を実質的に含有しないことが好ましい。なお、これらの各成分を実質的に含有しないとは、例えば、本発明の透明多層分散体組成物全体の質量に対して、好ましくは1質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以下であり、更に好ましくは0.1質量%以下であり、より更に好ましくは0.01質量%以下であり、特に好ましくは0.00質量%である。
また、本発明の透明多層分散体組成物は、前記少なくとも1層の水性外層の25℃での粘度が100〜6000mPa・sであり、前記油性内層の25℃での粘度が10〜5000mPa・sであることが好ましい。また、本発明の透明多層分散体組成物において、該水性層の25℃での粘度は、好ましくは1500〜3500mPa・sであり、該油性層の25℃での粘度は、好ましくは100〜1500mPa・sである。
また、本発明の透明多層分散体組成物は、前記水性外層の明度L値が50以上であることが好ましい。本発明において、「明度L値」は、25℃に保たれた室内で水性外層試料を作成し、カラーメーター「ColorMeterZE6000」(日本電色工業社製)、「透過」の測定方法で測定した値である。
また、本発明の透明多層分散体組成物は、油性内層は平均粒子半径が0.1mm以上の粒子形状であり、前記水性外層中に浮遊してなることが好ましい。本発明において粒子状の油性内層の平均粒子半径は、マイクロスコープを用いて測定される2次元画面計測上の半径である(KEYENCE VHX−1000、「半径測定ツール」を使用)。
また、本発明の透明多層分散体組成物は、水性外層と油性内層の質量比率(水性外層:油性内層)が99.9:0.01〜50:50であることが好ましい。
また、本発明の透明多層分散体組成物において、水性外層は、0.5%水溶液の明度L値が35以上であるポリマーを含有することが好ましい。
また、本発明の透明多層分散体組成物において、水性外層および油性内層の比重がそれぞれ0.900〜1.200の範囲、または水性外層および油性内層の密度がそれぞれ0.900〜1.200の範囲であることが好ましい。
また、本発明の透明多層分散体組成物は、水性外層が成分(A)水、成分(B)エタノール0〜50質量%、及び成分(C)水に可溶で、エタノールに難溶の増粘性ポリマーを少なくとも1種を含有し、油性内層が成分(D)室温で液状であり、25℃での粘度が10mPa・s以上の油を含有することが好ましい。本発明において特に断りの無い限り、各成分の質量%は本発明の透明多層分散体組成物全体の質量に対するものである。
また、本発明の透明多層分散体組成物において、成分(D)は、成分(D1)シリコーン油を単独で、または(D2)エステル油、炭化水素油、天然油、高級アルコール、高級脂肪酸の少なくとも1種と組み合わせて用いることが好ましい。
また、本発明の透明多層分散体組成物は、さらに(E)多価アルコール、ポリオール、エステル、アミノ酸、アミノ酸誘導体、糖類、グリコール類、塩類、酸類から選択される水溶性レオロジー調整剤の少なくとも1種、および/または(F)香料、果実水、精油、水性植物抽出物、エキス類、ポリフェノール含有抽出物、色素の少なくとも1種を含有することが好ましい。
また、本発明の透明多層分散体組成物は、上記成分(C)がさらにキサンタンガムを含有することが好ましい。
また、本発明の透明多層分散体組成物は、上記成分(D)がさらにジメチコンを含有することが好ましい。
本発明の透明多層分散体組成物は、ヘアケア、スキンケア、ボディケア等のいずれにも使用できる。
本発明の透明多層分散体組成物により、美しい外観(粒子形態、外層の透明性、多層分散体組成物の透明性)、油性の性質(毛髪へのツヤ、滑り性)、水性の性質(クセ直し、まとまり付与)、肌において油性の性質(べたつき感のなさ)、肌において水性の性質(うるおい・保湿付与)を付与し、べたつき等の不満も解消できる。
本発明の透明多層分散体組成物の一実施形態を示した図である。 従来の油性粒状物と水性液状物との混合物を示した図である。
以下、本発明の透明多層分散体組成物について詳細に説明する。
<透明多層分散体組成物>
本発明の透明多層分散体組成物は、性質が異なる2以上の層からなることを特徴とする多層分散体組成物である。ここで、性質が異なるとは、お互いにそれ単体では簡単に交じり合わない性質をもつことをいい、例えば、水と油、水と粉体、油と粉体等の間の関係性を表す。また多層分散体とは、性質の異なる2以上の分散体がお互いに層中に独立して存在する状態を表す。ここで、本発明の性質の異なる2以上の分散体がお互いに層中に独立して存在する状態には通常のエマルジョンは含まないが、エマルジョン状の組成物が他層中に併存していてもよい。例えば、水性の分散媒に、油中水型のエマルジョン状の分散質が独立して浮遊して存在するものなどが挙げられる。
図1に示すように、本発明の透明多層分散体組成物は、性質が異なる2以上の層からなる多層分散体であって、前記性質が異なる2以上の層のうち、少なくとも1層は水溶性を示す組成物からなる水性外層であり、少なくとも1層は油溶性を示す組成物からなる油性内層であり、前記油溶性を示す組成物からなる油性内層の全部または一部が粒子状に存在することを特徴とする透明多層分散体組成物である。本発明の組成物は、例えば、1種の油溶性組成物が、1種又は2種以上の水溶性組成物からなる1又は2以上の層内を独立して粒子状に浮遊して存在しているものや、2種以上の油溶性組成物が、1種又は2種以上の水溶性組成物からなる1又は2以上の層内を独立して粒子状に浮遊しているものが挙げられる。本発明の透明多層分散体組成物は、以下に詳述する特徴を有する水性外層と油性内層とを組み合わせることにより、界面活性剤を含まなくても、図2に示される従来の油性粒状物を水性液状物へ混合したもののように油性粒状物が水性層から分離せずに安定して独立に浮遊することができる。
また、本発明の透明多層分散体組成物は、外観が透明である。外観が透明であるとは、例えば、カラーメーターを用いて測定した透明多層分散体組成物の明度L値が50以上である。好ましくは透明多層分散体組成物のL値が70以上であり、より好ましくは透明多層分散体組成物のL値が90以上である。明度測定は、任意のカラーメーターを用いて測定することができる。例えば、日本電色工業社製のColorMeterZE6000はその一例である。
本発明の透明多層分散体組成物は、独立して存在する複数の層からなる多層分散体組成物であり、該複数の層は、100〜6000mPa・sの粘度をもつ水性外層と、10〜5000mPa・sの粘度をもつ油性内層からなることを特徴とする透明多層分散体組成物である。好ましくは、本発明の透明多層分散体組成物は、1500〜3500mPa・sの粘度をもつ水性外層と、100〜1500のmPa・s粘度をもつ油性内層からなる。油性内層及び水性外層が上記の範囲の粘度を有することにより、美しい外観であることが可能である。特に美しい外観の観点から、水性外層の粘度は1500〜3500mPa・sであり、油性内層の粘度は100〜1500mPa・sであることが好ましい。本発明において美しい外観とは、外層及び内層が透明であり、内層を構成する粒子が大きく、外層中に独立して浮遊する個性的な外観をいう。
なお、本明細書において、「粘度」とは、25℃における粘度であって、粘度計(Brookfield製 DV−1 viscometer)により測定した値とする。
本発明の透明多層分散体組成物は、平均粒子半径が0.1mm以上となる粒子からなる油性内層が水性外層中に浮遊してなることが好ましい。本発明において、油性層の粒子半径は、マイクロスコープにより測定される2次元画面計測上の幾何学的な粒子半径である。本明細書において平均粒子半径とは、粒子の大きさヒストグラムグラフ上、もっとも高い度数を視覚的に認識できる大きさの半径、いわゆる最頻半径である。ここでヒストグラムとは、縦軸に度数、横軸に階級をとった統計グラフの一種で、データの分布状況を視覚的に認識するために主に統計学や数学、画像処理等で用いられるグラフ図のことである。平均粒子径が0.1mm以上であると、美しい外観の観点から好ましい。
本発明の透明多層分散体組成物は、外層と内層の質量比率が99.9:0.01〜50:50であることが好ましい。外層に対する内層比が50以下である場合、透明多層分散体組成物における粒子の分散安定性が良好であり、独立して球状の層を形成することができ、また0.01以上である場合、トリートメント効果、ダメージケア効果、うるおいや艶付与効果等のオイル製剤の効果を良好に発揮できるため好ましい。
本発明の透明多層分散体組成物は、外層の明度を示すL値が50以上である。好ましくは外層のL値が70以上であり、より好ましくは外層のL値が90以上である。明度測定は、任意のカラーメーターを用いて測定することができる。例えば、日本電色工業社製のColorMeterZE6000は、その一例である。明度L値が50以上である場合に、組成物の外観の透明性があり、外観上の品質に優れた透明多層分散体組成物を提供することができる。
本発明の透明多層分散体組成物は、0.5質量%水溶液の明度L値が35以上であるポリマーを含有する外層を有する組成物である。さらに、該ポリマーは、(C)水溶性でありエタノール難溶性の増粘性ポリマーであることが好ましい。
本発明の透明多層分散体組成物において、水性外層、油性内層の比重がそれぞれ0.900〜1.200の範囲、または水性外層、油性内層の密度がそれぞれ0.900〜1.200の範囲であることが好ましい。
また、本発明の透明多層分散体組成物において、外層は、(A)水及び1種以上の(C)水溶性でありエタノール難溶性の増粘性ポリマーを含有する。本発明の外層は、(B)エタノールを含有していてもよい。本発明の透明多層分散体組成物が(B)成分を含む場合には、エタノールとしては、エタノール又は政府所定外の変性エタノールを用いることができ、これらエタノールは発酵法、合成法のいずれの製法により得られるものでも構わない。
本発明の(B)成分を含む場合には、エタノールの含有量は50.0質量%以下、好ましくは35.0質量%以下である。また、(B)成分の含有量の下限値は、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは1質量%以上であり、更に好ましくは5質量%以上である。(B)成分の含有量が50.0質量%以下である場合、(C)増粘性ポリマーが十分に膨潤するため、粘度や比重、密度調整を兼ねて、組成物の感触や安定性、透明性等の品質を維持することができるため望ましい。ここでエタノールの含有量は、本発明の透明多層分散体組成物全体の質量に対するものである。
本発明の(C)成分である増粘性ポリマーとは、水溶液にて増粘性を示す高分子である。植物系、動物系、微生物系の天然高分子、天然高分子誘導体、合成高分子、その他に無機増粘剤であってもよい。特に限定するものではないが、例えば、アルギン酸、カラギーナン、寒天、ファーセラン、グアーガム、クインスシード、コンニャクマンナン、タマリンドガム、タラガム、デンプン、デキストリン、ローカストビーンガム、アラビアガム、ガッティガム、カラヤガム、トラガカントガム、アラビノガラクタン、ペクチン、マルメロ、小麦タンパク質、大豆タンパク質等の植物系;アルブミン、カゼイン、ゼラチン、キトサン、ヒアルロン酸等の動物系;カードラン、キサンタンガム、ジェランガム、シクロデキストリン、デキストリン、プルラン、ヒアルロン酸等の微生物系;微結晶セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カチオン化セルロース、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース系;デンプンリン酸エステル、デンプングリコール酸ナトリウム等のデンプン系;カチオン化グアーガム、カルボキシメチル・ヒドロキシプロピル化グアーガム、ヒドロキシプロピル化グアーガム等のグアーガム系;アクリル基、メタクリル基、ビニル基、エーテル、無水マレイン酸、ポリピペリジン、ポリアルキレンポリアミン、ポリエチレンイミン、ポリアミド、ポリカチオン等の基本主鎖をもつ合成高分子、例えば、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンイミン、高重合ポリエチレングリコール、デンプン・アクリル酸ナトリウムグラフト重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリレート、ポリアクリレート−1、ポリアクリレートクロスポリマー−11、酢酸ビニル−ビニルピロリドン共重合体、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/アクリル酸カルボキシエチルアンモニウム)クロスポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/メタクリル酸ベヘネス−25)クロスポリマー、アクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・メタクリル酸ポリオキシエチレンステアリルエーテル共重合体エマルション、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー、(アクリレーツ/イタコン酸ステアレス−20)コポリマー、(VP/ヘキサデセン)コポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー、(VP/メタクリルアミド/ビニルイミダゾール)コポリマー等、(アクリル酸/ビニルピロリドン)コポリマー、(メチルビニルエーテル/マレイン酸)クロスポリマー;その他に、ヘクトライト、ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト、ベントナイト、サポナイト等の無機増粘剤等を挙げることができる。美しい外観、安定性、良好な感触等の観点から、好ましくは、特に水に可溶で、エタノールに難溶のポリマーを使用することができ、より好ましくは水に可溶でエタノールに難溶である上、ノニオン性の高分子を使用することができる。なお、水に可溶であるとは、0.5質量%水溶液(25℃)とした場合に、すべて溶解して、固形物が残存しないという性質である。また、エタノールに難溶であるとは、0.5質量%エタノール溶液(25℃)とした場合に、固形物が残存するという性質である。
本発明の(C)成分である増粘性ポリマーは、単一のものを使用してもよく、あるいは2種以上のものを組み合わせて使用してもよい。(C)増粘性ポリマーの含有量は、本発明の透明多層分散体組成物全体の質量に対して、0.01〜30質量%、好ましくは0.05〜10.0質量%の範囲である。含有量が0.05質量%以上であれば、油性内層を粒子状に維持し、分散安定性に優れるという効果があり、含有量が30質量%以下であれば外層粘度が著しく上昇せずに透明多層分散体組成物の流動性を維持することができるため好ましい。
本発明の(C)成分は必要に応じて塩類や酸類等で中和をして用いてもよく、単一で、あるいは2種以上を組合せて使用してもよい。
また本発明の透明多層分散体組成物は、水性外層に上記(A)乃至(C)成分を含み、油性内層に(D)室温で液状の油剤を含む。また本発明において、(D)成分は、以下に詳述する(D1)室温で液状のシリコーン油、および(D2)として(D1)以外の室温で液状の油剤を組み合わせて用いることができる。なお、本明細書において、「室温」とは25℃のことである。
本発明の(D)成分である液状の油は、室温で液状の油剤である。(D1)成分として、室温で液状のシリコーン油で、25℃での粘度が10mPa・s以上である油剤を含有してもよい。シリコーン油は特に限定するものではないが、揮発性ジメチコン、高重合ジメチコン、シリコンブレンド、各種変性シリコーン、シリコーン樹脂等の各種シリコーンを挙げることができ、例えば、ジメチコン、シクロメチコン、シクロペンタシロキサン、フェニルトリメチコン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ポリシリコーン−13、ジメチコノール、トリメチルペンタフェニルトリシロキサン、アモジメチコン、(ジビニルジメチコン/ジメチコン)コポリマー、シクロヘキサシロキサン、カプリリルメチコン、セチ ルジメチコン、ビス(ヒドロキシエトキシプロピル)ジメチコン、(ジフェニルメチルシロキシフェニルメチコン/フェニルシルセスキオキサン)クロスポリマー、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコンクロスポリマー等があげられる。それらの中で特に良好な感触を得られることから、ジメチコンを好ましく使用することができる。
本発明の(D)成分として、さらに(D2)成分であるその他の液状の油剤(上記(D1)シリコーン油を除く)を含有してもよい。特に限定するものではないが、エステル油、炭化水素油、天然油、高級アルコール、高級脂肪酸等の油脂類の少なくとも1種以上を含有してもよい。例えば、ネオペンタン酸イソデシル、イソノナン酸エチルヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸イソプロピル、イソノナン酸イソデシル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、エチルヘキサン酸ヘキシルデシル、コハク酸ジエチルヘキシル、イソノナン酸イソトリデシル、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、イソステアリン酸イソブチル、エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸エチルヘキシル、ネオペンタン酸イソステアリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ミリスチン酸イソセチル、ジイソノナン酸ネオペンチルグリコール、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸イソセチル、トリエチルヘキサノイン、イソステアリン酸ヘキシルデシル、イソステアリン酸イソステアリル、イソノナン酸トリシクロデカンメチル、トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、ステアロイルオキシステアリン酸オクチルドデシル、ジリノール酸ジイソプロピル、トリイソステアリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトライソステアリン酸ペンタエリルリチル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2、イソステアロイル乳酸Na,ヘキサイソノナン酸ジペンタエリスリチル、イソステアリン酸ポリグリセリル−2、リンゴ酸ジイソステアリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−3等のエステル油;軽質イソパラフィン(イソドデカン)、軽質流動イソパラフィン、α―オレフィンオリゴマー、合成スクワラン、植物性スクワラン、ポリブテン、水添ポリイソブチレン、流動パラフィン等の液状炭化水素;オレイン酸、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、リノール酸、リノレン酸等の不飽和脂肪酸、分岐脂肪酸等;オレイルアルコール、ホホバアルコール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、ベンジルアルコール、ラウリルアルコール等の液状高級アルコール;コメ胚芽油、コメヌカ油、アンズ油、ヒマシ油、ツバキ油、ローズヒップ油、グレープシード油、オリーブ油、ホホバ油、ゴマ油、エゴマ油、サザンア油、クルミ油、アボガド油、ヤシ油、ヒマワリ油、アマニ油等の天然油を挙げることができる。それらの中で特に、液状エステル油、炭化水素を好ましく使用することができる。
本発明の(D)成分の液状油は、(D1)成分を1種もしくは2種以上を組み合わせて使用してもよく、(D1)成分を単独で、若しくは(D1)成分と(D2)成分を組合せて使用してもよい。(D)成分の液状油の含有量は、本発明の透明多層分散体組成物全体の質量に対して、0.1〜50質量%の範囲であることが好ましい。より好ましくは1〜30質量%の範囲である。含有量が50質量%以下であれば、組成物の安定性が良好であり、独立して球状の層を構成できるため好ましい。
本発明の(D)成分の粘度は、好ましくは10mPa・s以上であり、より好ましくは50mPa・s以上で、さらにより好ましくは100mPa・s以上である。
本発明の透明多層分散体組成物は、さらに、(E)成分として、水性レオロジー調整剤を含有してもよい。水性レオロジー調整剤としては、特に限定するものではないが、水溶液に添加することにより水溶液の粘度を向上するものである(但し、(C)成分を除く)。
具体的には、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール類、ポリオキシエチレングリセリン、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル、ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレントリメチロールプロパン、ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル等のポリオキシアルキレングリコール付加物;ソルビトール、マンニトール、キシリトール、マルチトール、エリスリトール等の糖アルコール類;ブドウ糖、ショ糖、乳糖、マルトース、トレハロース、グリコシルトレハロース等の糖類;コハク酸ビスエトキシジグリコール、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル−10等の水溶性エステル類;ポリーテル変性シリコーン等の水溶性のシリコーン化合物;セリン、バリン、アラニン、グリシン、ロイシン、グルタミン酸、ヒスチジン、アスパラギン酸、トレオニン、イソロイシン、フェニルアラニン、プロリン、アルギニン、チロシン、フェニルアラニン、トリメチルグリシン等のアミノ酸類、塩類、酸類等を挙げることができる。
本発明の(E)成分である水性レオロジー調整剤は、単一のものを使用してもよく、あるいは2種以上のものを組み合わせて使用してもよい。(E)成分の含有量は、本発明の透明多層分散体組成物全体の質量に対して、好ましくは0.01〜30質量%、より好ましくは0.1〜10質量%の範囲である。含有量が0.01質量%以上であれば、滑り性等の使用感や粘度や比重調整が良好であり、30質量%以下であれば、べたつき等の感触上の問題が生じず、性質が異なる層と層との境界線が崩れずに品質が維持されるため好ましい。
さらに、本発明の(F)成分として、下記成分を含有してもよい。特に限定するものではないが、例えば、香料、精油、果実水や植物抽出物、エキス類、フラボノイド、カロチノイド、キノン、ポルフィリン等一般構造をもつ天然色素やキャラメル、バタフライピーエキス等プロフェノール含有抽出物をあげることができる。
本発明の(F)成分は単一のものを使用してもよく、あるいは2種以上のものを組み合わせて使用してもよい。また本発明の(F)成分は外層中に含有されてもよく、あるいは内層中、あるいはその両方において含有されてもよい。
本発明の組成物は、スキンケア組成物、ボディケア組成物、ヘアケア組成物のいずれに用いてもよく、リンスインと、リンスオフのどの形態でも実施できる。
また、本発明の効果を損なわない範囲であれば、必要に応じて、さらに通常化粧料等に用いられている他の追加成分を配合することができる。これらの追加成分としては、例えば抗菌剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、生理活性物質、美白剤、ビタミン類及びその誘導体類、消炎剤、抗炎症剤、育毛用薬剤、血行促進剤、刺激剤、ホルモン類、抗しわ剤、抗老化剤、ひきしめ剤、冷感剤、温感剤、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、鎮痒剤、角質剥離剤、角質溶解剤、制汗剤、清涼剤、収れん剤等、そのほかに、キレート剤、電解質、アルカリ、酸、界面活性剤、セット樹脂類、固形粉末類等を配合することができる。
本発明の透明多層分散体組成物の製造方法は、美しい外観(粒子形態、外層の透明性、多層分散体組成物の透明性)、油性の性質(毛髪へのツヤ、滑り性)、水性の性質(クセ直し、まとまり付与)、肌において油性の性質(べたつき感のなさ)、肌において水性の性質(うるおい・保湿付与)を付与し、べたつき等の不満を解消することができる透明多層分散体組成物を得ることができれば、特に制限されない。例えば、水性外層を形成する水性組成物と、油性内層を形成する油性組成物を混合することにより得ることができる。水性組成物は、(A)成分である水に、各種の水溶性成分を溶解することにより調製すればよく、また、油性組成物は、(D)成分である油に、各種の油溶性成分を溶解することにより調製すればよい。
また、本発明の透明多層分散体組成物の製造方法は、(C)成分を、水性組成物又は油性組成物に添加することが好ましい。(C)成分を油性組成物に添加した場合には、(C)成分は、水性組成物と油性組成物を混合した後に、油性内層から水性外層へ徐々に移行する。そのため、水性組成物が低粘度の状態で油性組成物と混合されるため、良好な混合状態を形成することができる。そして、(C)成分が水性外層へ移行後は、水性外層の粘度が向上し、優れた分散安定性を有する透明多層分散体組成物を得ることができる。
水性組成物と油性組成物は、通常の混合手段により混合することができる。例えば、プロペラ撹拌機やホモミキサーなどの液体に剪断力を与えて混合する動的撹拌混合機や、スタティックミキサーなどの静的撹拌混合機などを用いることができる。また、容器を振とうすることにより混合する振とう混合手段を用いてもよい。
なお、水性組成物と油性組成物は、透明多層分散体組成物の使用時に用時混合してもよい。
本発明の透明多層分散体組成物の製造方法において、油性内層は平均粒子半径が0.1mm以上の粒子形状に調整することが好ましい。油性内層の平均粒子半径を0.1mm以上とすることにより、透明性に優れ、美しい外観を有する透明多層分散体組成物を得ることができる。なお、油性内層の平均粒子半径は、混合手段の性能(撹拌混合力)を調整することにより、所望の大きさに調整することができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。なお、実施例および比較例に記載の多層分散体組成物について、美しい外観(粒子形態、外層の透明性、多層分散体組成物の透明性)、油性の性質(毛髪へのツヤ、滑り性)、水性の性質(クセ直し、まとまり付与)、肌において油性の性質(べたつき感のなさ)、肌において水性の性質(うるおい・保湿付与)等関する試験法を下記に示す。
(1)美しい外観(外層の透明性)
25℃に保たれた室内で各試料(外層)を試作準備し、日本電色工業社製のカラーメーター「ColorMeterZE6000」にて明度L値の測定評価を行った。尚、評価基準は下記の通りである。
<外層の透明性 評価基準>
◎:明度L値が70以上
○:明度L値が35超70未満
×:明度L値35以下
(2)美しい外観(多層分散体組成物の透明性)
20名の被験者によって25℃に保たれた室内で各試料を目視にて比較評価を行なった。尚、評価基準は下記の通りである。
<多層分散体組成物の透明性 評価基準>
◎:被験者の15名以上が透明性が高いと判断
○:被験者の10名以上15名未満が透明性が高いと判断
△:被験者の5名以上10名未満が透明性が高いと判断
×:被験者の16名以上が透明性が低いと判断
(3)美しい外観(粒子形態)
25℃に保たれた室内で各試料を試作準備し、マイクロスコープにて油性粒子の半径測定の評価を行った。そして、ヒストグラムグラフ図を作成し、もっとも高い度数を示す半径の値にて粒子形態を評価した。
<粒子形態 評価基準>
◎:大きさヒストグラムのもっとも高い度数が示す半径が0.4mm以上
○:大きさヒストグラムのもっとも高い度数が示す半径が0.1以上0.4mm未満
△:大きさヒストグラムのもっとも高い度数が示す半径が0.06以上0.1mm未満
×:大きさヒストグラムのもっとも高い度数が示す半径が0.06mm未満
(4)油性の性質(毛髪において)<ツヤ付与・滑りやすさ>
20名の被験者によって25℃に保たれた室内で各試料を手に取り、毛髪に塗り広げ、組成物のツヤ付与・滑りやすさの官能評価を行なった。尚、評価基準は下記の通りである。
<ツヤ付与の有無・滑りやすさの感触 評価基準>
◎:被験者の15名以上がツヤ付与あり・滑りやすいと判断
○:被験者の10名以上15名未満がツヤ付与あり・滑りやすいと判断
△:被験者の5名以上10名未満が塗りツヤ付与あり・滑りやすいと判断
×:被験者の16名以上がツヤ付与なし・滑りにくいと判断
(5)油性の性質(肌において)<べたつき感のなさ>
20名の被験者によって25℃に保たれた室内で各試料を手に取り、腕に塗り広げ、組成物のべた付き感の官能評価を行なった。尚、評価基準は下記の通りである。
<べたつき感の有無の感触 評価基準>
◎:被験者の15名以上がべたつかないと判断
○:被験者の10名以上15名未満がべたつかないと判断
△:被験者の5名以上10名未満がべたつかないと判断
×:被験者の16名以上がべたつくと判断
(6)水性の性質(毛髪において)<クセ直し、まとまり付与>
20名の被験者によって25℃に保たれた室内で各試料を手に取り、毛髪に塗り広げ、組成物のクセ直し・まとまり付与の官能評価を行なった。尚、評価基準は下記の通りである。
<クセ直し・まとまり付与の有無の 官能評価基準>
◎:被験者の15名以上がクセ直し・まとまり付与効果ありと判断
○:被験者の10名以上15名未満がクセ直し・まとまり付与効果ありと判断
△:被験者の5名以上10名未満がクセ直し・まとまり付与効果ありと判断
×:被験者の16名以上がクセ直し・まとまり付与効果ないと判断
(7)水性の性質(肌において)うるおい・保湿付与の有無>
20名の被験者によって25℃に保たれた室内で各試料を手に取り、左手前腕内側に塗布し、組成物のうるおい・保湿付与効果の有無の感触評価を行なった。尚、評価基準は下記の通りである。
<うるおい・保湿付与効果の有無の感触 評価基準>
◎:被験者の15名以上がうるおい・保湿付与効果ありと判断
○:被験者の10名以上15名未満がうるおい・保湿付与効果ありと判断
△:被験者の5名以上10名未満がうるおい・保湿付与効果ありと判断
×:被験者の16名以上がうるおい・保湿付与効果なしと判断
実施例1〜35および比較例1〜7
表1〜4に示す多層分散体組成物を調製し、美しい外観(粒子形態、外層の透明性、多層分散体組成物の透明性)、油性の性質(毛髪へのツヤ、滑り性)、水性の性質(毛髪へのクセ直し、まとまり付与)、肌において油性の性質(べたつき感)、肌において水性の性質(うるおい・保湿付与)について評価を行いその結果を併せて表1〜4に示した。
Figure 2021095388
Figure 2021095388
Figure 2021095388
Figure 2021095388
表1〜4より明らかなように、本発明の実施例1〜35の透明多層分散体組成物は比較例1〜7の組成物に比べていずれも優れた性能を示した。
以下、本発明の組成物のその他の処方例を実施例として挙げる。なお、これらの実施例の組成物についても、上記の美しい外観(粒子形態、外層の透明性、分散体組成物透明性)、油性の性質(毛髪へのツヤ、滑り性)、水性の性質(クセ直し、まとまり付与)、肌において油性の性質(べたつき感のなさ)、肌において水性の性質(うるおい・保湿付与)について各項目を検討したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例36 スキンケア美容液
(1)純水 Up to 100
(2)キサンタンガム 1.2%
(3)グリセリン 5%
(4)DPG 3%
(5)グルコシルトレハロース 1%
(6)アセチルグルコサミン 0.01%
(7)水溶性コラーゲン 0.01%
(8)ヒアルロン酸Na 0.01%
(9)コンドロイチン硫酸Na 0.01%
(10)EDTA−2Na 0.01%
(11)フェノキシエタノール 0.4%
(12)流動パラフィン 0.5%
(13)香料 0.005%
(14)D−パントテニルアルコール 0.01%
(15)グリチルリチン酸ジカリウム 0.01%
(16)トコフェロール 0.001%
(17)ジメチコン 3%
(18)パラベン 0.05%
(19)ギャバ茶エキス 0.001%
(20)カミツレ花エキス 0.001%
(21)チャ葉エキス 0.001%
(22)オレンジ果実エキス 0.001%
(23)ブドウ葉エキス 0.001%
(24)プルーン分解物 0.001%
(25)ムラサキ根エキス 0.001%
(26)セイヨウハッカ葉エキス 0.001%
(27)コメヌカエキス 0.2%
(28)ノイバラ果実エキス 0.1%
(29)ヤグルマギク花エキス 0.001%
(30)キュウリ果実エキス 0.001%
(31)ダイズ発酵エキス 0.01%
(32)トマト果実エキス 0.001%
(33)オリーブ葉エキス 0.01%
(34)ベニバナ花エキス 0.01%
(35)マドンナリリー根エキス 0.01%
(36)ユーカリ葉エキス 0.01%
(37)ダイズ種子エキス 0.01%
(38)ゴレンシ果実エキス 0.001%
(39)豆乳発酵液 0.001%
(40)サクラ葉エキス 0.1%
(製法)(1)〜(11)、(14)〜(15)、(18)〜(40)を均一に混合溶解し水性外層とし、(12)、(13)、(16)、(17)も均一溶解混合し油性内層とする。その後、油性内層に水性外層を徐々に投入しながら低速攪拌(30〜120rpm)でスキンケア美容液を調製した。
実施例37 スキンケアオイルエッセンス
(1)純水 Up to 100
(2)キサンタンガム 0.3%
(3)高重合ポリエチレングリコール 0.01%
(4)エタノール 5%
(5)グレープフルーツ果実エキス 0.01%
(6)レモン果実エキス 0.01%
(7)ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.2%
(8)DPG 4%
(9)ソルビトール 4%
(10)グリチルリチン酸アンモニウム 0.001%
(11)アロエベラ葉エキス 0.01%
(12)カフェイン 0.001%
(13)オレンジ果実エキス 0.01%
(14)サトウキビエキス 0.01%
(15)サトウカエデ樹液 0.01%
(16)ビルベリー果実エキス 0.01%
(17)レモン果実エキス 0.01%
(18)ハマメリス水 0.01%
(19)ニコチン酸トコフェロール 0.001%
(20)グリセリン 2%
(21)BG 2%
(22)ニンジン根エキス 0.01%
(23)プラセンタエキス 0.01%
(24)アスコルビン酸硫酸2Na 0.001%
(25)メチルヘスペリジン 0.001%
(26)リン酸アスコルビルMg 0.001%
(27)フェノキシエタノール 0.35%
(28)パラベン 0.01%
(29)植物性スクワラン 1%
(30)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 1%
(31)イソステアリン酸 0.01%
(32)流動パラフィン 0.01%
(33)ミリスチン酸イソセチル 0.01%
(34)ミリスチン酸オクチルドデシル 0.01%
(35)カンゾウフラボノイド 0.001%
(36)シクロメチコン 1%
(37)ジメチコンコポリオール 0.5%
(38)ジメチコン 15%
(39)香料 0.005%
(製法)(1)〜(28)を均一溶解混合し水性外層とし、(29)〜(39)を均一溶解混合し油性内層を準備する。その後、水性外層と油性内層を同時に少量ずつ投入、低速攪拌(10〜120rpm)して調製した。
実施例38 シートマスク用美容液
(1)純水 Up to 100
(2)ポリアクリル酸ナトリウム 0.2%
(3)カルボマー 0.02%
(4)キサンタンガム 0.4%
(5)グリセリン 5%
(6)BG 1%
(7)クエン酸 0.005%
(8)水酸化カリウム 適宜
(9)エデト酸二ナトリウム 0.001%
(10)フェノキシエタノール 0.35%
(11)パラベン 0.05%
(12)DPG 5%
(13)ヒアルロン酸Na 0.001%
(14)レモン果実エキス 0.01%
(15)ローヤルゼリーエキス 0.001%
(16)水溶性コラーゲン 0.001%
(17)クエン酸Na 0.005%
(18)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.05%
(19)酒石酸 0.001%
(20)グリチルリチン酸ジカリウム 0.001%
(21)加水分解コラーゲン 0.01%
(22)アスコルビルグルコシド 0.001%
(23)チャ葉エキス 0.001%
(24)デヒドロジクレオソール 0.0005%
(25)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.001%
(26)PEG/PPG/ポリブチレングリコール−8/5/3グリセリン 0.5%
(27)マルチトール 5%
(28)グルコシルトレハロース 0.1%
(29)ザクロ果実エキス 0.001%
(30)アロエベラ葉エキス 0.001%
(31)キュウリ果実エキス 0.001%
(32)セイヨウキズタエキス 0.001%
(33)セイヨウニワトコエキス 0.001%
(34)パリエタリアエキス 0.001%
(35)アルニカ花エキス 0.001%
(36)ゼニアオイ花エキス 0.001%
(37)ハマメリス水 0.1%
(38)ツバキ種子エキス 0.001%
(39)チャ実エキス 0.001%
(40)セイヨウキズタエキス 0.001%
(41)ブドウ葉エキス 0.01%
(42)セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス 0.001%
(43)ハマメリス葉エキス 0.001%
(44)サボンソウ葉/根エキス 0.001%
(45)セージ葉エキス 0.1%
(46)褐藻エキス 0.001%
(47)オウゴン根エキス 0.01%
(48)ムラサキセンブリエキス 0.001%
(49)ローズ水 5%
(50)キウイエキス 0.001%
(51)ハトムギ種子エキス 0.01%
(52)リンゴ果実エキス 0.001%
(53)シャクヤク根エキス 0.01%
(54)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 0.01%
(56)ジメチコン 3%
(57)シクロメチコン 0.1%
(58)顔料(ホウケイ酸(Ca/Na),シリカ、酸化) 微少
(59)スクワラン 0.5%
(60)不織布
(製法)(1)〜(53)を均一溶解混合し、水性外層とし、(54)〜(59)を均一溶解混合し油性内層とした。その後、油性内層に水性外層を徐々に投入しながら、低速攪拌しシートマスク用美容液を調製した。
実施例39 リンスオフメーク落としジェル
(1)純水 Up to 100
(2)キサンタンガム 0.8%
(3)ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.1%
(4)高重合ポリエチレングリコール 0.01%
(5)フェノキシエタノール 0.5%
(6)加水分解コラーゲン 0.01%
(7)レモン果実エキス 0.01%
(8)グレープフルーツ果実エキス 0.01%
(9)アロエベラ葉エキス 0.01%
(10)DPG 3%
(11)ジグリセリン 10%
(12)ソルビトール 10%
(13)イソセテス−25 0.01%
(14)BG 0.1%
(15)モモ葉エキス 0.01%
(16)アルテア根エキス 0.01%
(17)サピンヅストリホリアツス果実エキス 0.01%
(18)アセチルグルコサミン 0.01%
(19)グリコシルトレハロース 0.5%
(20)チャ葉エキス 0.01%
(21)海シルト 0.001%
(22)カミツレ花エキス 0.01%
(23)セイヨウハッカ葉エキス 0.01%
(24)メントール 0.001%
(25)イチゴ種子エキス 0.01%
(26)ユズ果実エキス 0.01%
(27)ポリクオタニウム−7 0.01%
(28)ジメチコン 20%
(29)流動パラフィン 1%
(30)ブドウ種子油 0.01%
(31)ヒマシ油 0.01%
(32)オリーブ果実油 0.01%
(33)グレープシード油 0.5%
(34)香料 0.005%
(製法)(1)〜(27)を均一に混合溶解し水性外層とし、(28)〜(34)も均一溶解混合し油性内層とする。その後、油性内層に水性外層を徐々に投入しながら低速攪拌(30〜120rpm)でジェルを調製した。
実施例40 癖直しオイル
(1)純水 UP to 100
(2)エタノール 15%
(3)キサンタンガム 0.5%
(4)疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.05%
(5)BG 5%
(6)ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(17)ブチルエーテル 1%
(8)クエン酸Na 0.001%
(9)カミツレ花エキス 0.001%
(10)キュウリ果実エキス 0.001%
(11)クエン酸 0.01%
(12)ローズマリー葉エキス 0.001%
(13)グリコシルトレハロース 1%
(14)加水分解水添デンプン 0.001%
(15)メントール 0.001%
(16)レモン果実エキス 0.1%
(17)アルギニン 0.001%
(18)ポリクオタニウム−56 0.001%
(19)グレープフルーツ果実エキス 0.001%
(20)グルタミン酸Na 0.001%
(21)オレンジ果汁 0.001%
(22)グリセリン 0.1%
(23)サリチル酸 0.001%
(24)カニナバラ果実エキス 0.001%
(25)センチフォリアバラ花エキス 0.001%
(26)DPG 1%
(27)(VP/メタクリルアミド/ビニルイミダゾール)コポリマー 0.01%
(28)エチルヘキシルグリセリン 0.01%
(29)PEG−11メチルエーテルジメチコン 0.01%
(30)EDTA−2Na 0.01%
(31)コメヌカエキス 0.1%
(32)ラカンセア/加水分解コメ発酵液 0.001%
(33)サクラ葉エキス 0.5%
(34)ツバキ種子エキス 0.001%
(35)ヒオウギエキス 0.001%
(36)ボタンエキス 0.001%
(37)ユキノシタエキス 0.1%
(38)乳酸桿菌/ハス種子発酵液 0.001%
(39)アルテア根エキス 0.01%
(40)セージ葉エキス 0.001%
(41)グリシン 0.01%
(42)ビルベリー果実エキス 0.01%
(43)サトウカエデ樹液 0.001%
(44)サトウキビエキス 0.001%
(45)チャ葉エキス 0.01%
(46)カンゾウ根エキス 0.01%
(47)ツボクサエキス 0.001%
(48)オウゴン根エキス 0.001%
(49)ジメチコン 10%
(50)水添ポリイソブテン 0.1%
(51)テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル 0.001%
(52)γ−ドコサラクトン 0.001%
(53)ヒマワリ種子油脂肪酸フィトステリル 0.001%
(54)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.001%
(55)セバシン酸ジエチル 0.1%
(56)トコフェロール 0.001%
(57)γ―オリザノール 0.001%
(58)香料 0.01%
(59)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)0.001%
(60)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 5%
(製法)(1)〜(48)を均一溶解混合し水性外層とし、(49)〜(60)を均一溶解混合し油性内層とする。前者を高くても60℃まで加熱した状態において、後者をゆっくり添加しながら攪拌しながら、常温までに冷却していき、剤を調製した。
実施例41 インバスプレトリートメント
(1)純水 UP to 100
(2)ヒドロキシエチルセルロース 0.01%
(3)キサンタンガム 0.3%
(4)PG 10%
(5)グリセリン 0.5%
(6)乳酸 0.005%
(7)加水分解コンキオリン 0.001%
(8)加水分解シルク 0.001%
(9)アラニン 0.01%
(10)アルギニン 0.01%
(11)セリン 0.01%
(12)プロリン 0.01%
(13)グルタミン酸Na 0.01%
(14)カラメル 0.02%
(15)グリコシルトレハロース 0.01%
(16)コメヌカエキス 0.5%
(17)コムラサキ果実エキス 0.01%
(18)ツバキ種子エキス 0.01%
(19)BG 0.5%
(20)ヒオウギエキス 0.001%
(21)エタノール 3%
(22)ダイズ種子エキス 0.001%
(23)クエン酸 0.001%
(24)リンゴ酸ジイソステアリル 0.5%
(25)イソステアリン酸 0.5%
(26)オリーブ油 0.5%
(27)ジメチコン 10%
(28)フェニルトリメチコン 0.5%
(29)セバシン酸ジエチル 0.1%
(30)コメ胚芽油 0.001%
(31)コメヌカ油 0.001%
(32)ツバキ油 0.001%
(33)イソステアリルアルコール 0.001%
(製法)(1)〜(23)を均一に溶解混合して水性外層とし、(24)〜(33)を均一溶解混合して油性内層とする。その後、二液混合仕様のヘイシンモーノディスペンサー等で剤を調製した。
実施例42 スタイリング剤
(1)純水 UP to 100
(2)タマリンドガム 0.1%
(3)キサンタンガム 0.5%
(4)エタノール 20%
(5)ジグリセリン 2%
(6)PEG#200 2%
(7)ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル(9P.O.) 0.5%
(8)PPG−14ジグリセリル 0.5%
(9)コハク酸ビスエトキシジグリコール 0.5%
(10)加水分解コラーゲン 0.001%
(11)アルギニン 0.005%
(12)グリコシルトレハロース 0.5%
(13)加水分解水添デンプン 0.001%
(14)グリシン 0.001%
(15)γ−ドコサラクトン 0.001%
(16)プロパンジオール 0.5%
(17)アラニン 0.001%
(18)セリン 0.001%
(19)プロリン 0.001%
(20)クエン酸 0.01%
(21)クエン酸Na 0.01%
(22)フェノキシエタノール 0.4%
(23)シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 0.5%
(24)トコフェロール 0.01%
(25)ハマメリス水 0.01%
(26)(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー
0.001%
(27)シリカ 0.01%
(28)DPG 5%
(29)BG 0.5%
(30)モモ水 5%
(31)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 1.5%
(32)ジメチコン(低重合) 3.5%
(33)ジメチコン(高重合) 0.5%
(34)セバシン酸ジエチル 0.5%
(35)ホホバ種子油 0.01%
(36)イソステアリン酸 0.01%
(37)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.01%
(38)アルガニアスピノサ核油 0.1%
(39)PPG−40ブチル 0.001%
(40)ミリスチン酸オクチルドデシル 0.1%
(製法)(1)〜(30)を均一に混合溶解し(脱泡は適宜調整)水性外層とし、(31)〜(40)も均一溶解混合し油性内層とする。その後、油性内層と、水性外層を順番に二重充填し、シェーカー等で振盪させて、剤を調製した。
以下、本発明において用いることが好ましい香料の組合せを香料処方例1〜5として記載する。
香料処方例1
Trans-2-Hexenal
Benzaldehyde
2-Pentanol
1-Butanol
Isopentanol
1-Hexanol
1-Octanol
α-Terpineol
Butyl acetate
Isopentyl acetate
Pentyl acetate
Hexyl acetate
Butyl butanoate
Hexyl butanoate
Butyl hexanoate
Hexyl-2-methylbutanoate
Hexyl hexanoate
Butyl octanoate
Isoamyl formate
Hexyl formate
Propyl propionate
Ethylhydroxybutyrate
Methyl isopentanoate
Isopentyl hexanoate
Cis-3-Hexen-1-yl acetate
Ethyl-2-methyl butyrate
Ethyl pentanoate
Cis-3-Hexenyl-n-valerate
Ethyl hexanoate
Linalool
Acetaldehyde
Ethyl formate
Eugenol
Benzaldehyde
α-Damascone
2-tert-butylcyclohexyl acetate
Galaxolide
Cis 3-Hexenol
香料処方例2
Citronellol
Rhodinol
Geraniol
Phenyl ethyl alcohol
Nerol
Geranyl acetate
Phenylethyl acetate
Linalool
Farnesol
2-Phenylethyl butyrate
Methyl isoeugenol
Eugenol
Rose oxide
Damascenone
Geranium oil
Beeswax absolute
Hydroxycitronellal
Hydroxycitronellol
Lilial
Suzaral
Cyclamen aldehyde
Bourgenal
Hydrotropic aldehyde
Lyral
Dupical
2-Methyl octanal
Trifernal
Mefranal
Syringa aldehyde
p-Tolyl aldehyde
Corps popinal
Citronellyl oxyacetaldehyde
Aldehyde C11
Aldehyde C10
Aldehyde C12
Cis-4-Decenal
Chammonile oil
Methyl dihydrojasmonate
Phenyl acetic acid
Phenyl acetaldehyde dimethyl acetal
香料処方例3
α-Pinene
Linanool
Rose-oxide
Rose-oxide
Menthone
Isomenthone
α-Terpineol
Citronellol
Nerol
Geraniol
Citronellyl formate
Citronellyl acetate
Geranyl formate
β-Caryophyllene
Guaia-6,9-diene
Germacrene D
Geranyl propionate
Citronellyl butyrate
σ-Cadinene
Geranyl butyrate
2-Phenethyl tiglate
Citronellyl tiglate
Eudesmol
Geranyl tiglate
Dimethyldodecene
α-Bergamotene
β-Caryophyllene
β-Farnesene
Elemol
Guaiol
Elemol isomer
Guaiol isomer
β-Eudesmol
10-epi-γ-Eudesmol
Bulnesol
Pinene
Citrathal
Limonene
Lime oxide
Lemonile
香料処方例4
Myrcene
Cis-β-Ocimene
trans-β-Ocimene
1,8-Cineol
Linalool oxide
Linalool
Borneol
Lavandulol
Terpinen-4-ol
Terpineol
Linalyl acetate
Neryl acetate
Lavandulyl acetate
Geranyl acetate
Camphor
Lavender oil
Bergamot oil
Coumarin
Rose oil Base
Acetyl cedrene
Vetiver oil
Linalyl acetate
Geranyl acetate
Terpinyl acetate
Allyl caproate
Methyl undecanal
Undecanal
Tetrahydrolinalool
Terpinyl acetate
Vanillin
Sage oil
Oakmoss
Methyl atrarate
Ethyl everninate
Evernyl
Lavandin oil
Dihydromycrenol
Ethyl vanillin
Heliotropin
香料処方例5
Muscone
Muscopyridine
3-Methyl-cyclotridecan-1-one
5-cis-Cyclotetradecen-1-one
Lilial
Cyclamen aldehyde
Lyral
Muguet aldehyde
Phenyl ethyl alcohol
Methyl ionone
Vetiveryl acetate
Santalex T
Galaxolide
Isoamyl salicylate
Propylene glycol
Citranellol
Geraniol
Nerol
Rose oxide
Damascenone
Floranol
Guaiac wood oil
Musk T
Muscone
Ambrinol
Anbrecone
Ambroxan
AnberXtreme
Ambrox
Amberketal
Elemol
Guaiol
α-Ionone
β-Ionone
Iso E super
Guaiacol
Methyl ionone
Bacdanol
Evanol
Guaiac wood oil
1 透明多層分散体組成物
2 油性内層
3 水性外層
10 従来の油性粒状物と水性液状物との混合物(界面活性剤を含まない)
20 油性粒状物
30 水性液状物

Claims (14)

  1. 性質が異なる2以上の層からなり、前記2以上の層のうち、少なくとも1層は水性組成物からなる水性外層であり、少なくとも1層は油性組成物からなる油性内層であることを特徴とする透明多層分散体組成物。
  2. 前記油性内層の全部または一部が前記水性外層中に粒子状に存在し、固形粉体、固形油分、油性ゲル化剤、界面活性剤を含有しない請求項1記載の透明多層分散体組成物。
  3. 前記少なくとも1層の水性外層の25℃での粘度が100〜6000mPa・sであり、前記油性内層の25℃での粘度が10〜5000mPa・sである請求項1または2記載の透明多層分散体組成物。
  4. 前記水性外層の明度L値が50以上である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の透明多層分散体組成物。
  5. 前記油性内層が平均粒子半径が0.1mm以上の粒子形状であり、前記水性外層中に浮遊してなる請求項1乃至4のいずれか一項に記載の透明多層分散体組成物。
  6. 前記水性外層と前記油性内層の質量比率(水性外層:油性内層)が99.9:0.01〜50:50である請求項1乃至5記載のいずれか一項に記載の透明多層分散体組成物。
  7. 前記水性外層は0.5%水溶液の明度L値が35以上であるポリマーを含有する請求項1乃至6記載のいずれか一項に記載の透明多層分散体組成物。
  8. 前記水性外層および前記油性内層の比重がそれぞれ0.900〜1.200の範囲である、または前記水性外層および前記油性内層の密度がそれぞれ0.900〜1.200の範囲である請求項1乃至7のいずれか一項に記載の透明多層分散体組成物。
  9. 前記水性外層は下記成分(A)、(B)、および(C)を含有し、前記油性内層は下記成分(D)を含有する請求項1乃至8のいずれか一項に記載の透明多層分散体組成物。
    (A)水
    (B)エタノール 0〜50質量%
    (C)水に可溶で、エタノールに難溶の増粘性ポリマー、少なくとも1種
    (D)室温で液状の25℃での粘度が10mPa・s以上の油
  10. 前記成分(D)は、下記成分(D1)を単独で、または下記成分(D1)及び(D2)を組合わせて含有する請求項1乃至9のいずれか一項に記載の透明多層分散体組成物。
    (D1)シリコーン油
    (D2)エステル油、炭化水素油、天然油、高級アルコール、高級脂肪酸の少なくとも1種
  11. 下記成分(E)および/または(F)をさらに含有する請求項1乃至10のいずれか一項に記載の透明多層分散体組成物。
    (E)多価アルコール、ポリオール、エステル、アミノ酸、糖類、グリコール類、塩類、酸類から選択される水溶性レオロジー調整剤の少なくとも1種
    (F)香料、果実水、精油、水性植物抽出物、エキス類、ポリフェノール含有抽出物、色素の少なくとも1種
  12. 前記成分(C)がキサンタンガムを含有する請求項9乃至11記載のいずれか一項に記載の透明多層分散体組成物。
  13. 前記成分(D)がジメチコンを含有する上記請求項9乃至12のいずれか一項に記載の透明多層分散体組成物。
  14. ヘアケア、スキンケア、ボディケアのために用いられる、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の透明多層分散体組成物。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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