JP2021095108A - バックルブラケットへのハーネス配索構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックルブラケットの座面部と縦壁部とで形成される空間にハーネスを通すことによって、ハーネスの配索空間の確保と、車両幅方向からの荷重に対する剛性の向上を両立させる。【解決手段】車室内のフロアパネル1に取付けられ、乗員が着座するリヤシート2を構成するシートクッションパッド21と、シートクッションパッド21に配置され、バックルブラケット3を介してフロアパネル1に取付けられるバックル4とを備え、バックルブラケット3は、フロアパネル1に取付けられる座面部31と、座面部31から車両上方へ延びる第1縦壁部32を有し、第1縦壁部32には、バックル4が取付けられているバックルブラケット3へのハーネス配索構造において、第1縦壁部32と座面部31とによって形成される空間S内には、バックル4から車両後方へ延びるハーネス5Aが配索され、第1縦壁部32の座面部31を向く面32aには、ハーネス5Aを支持する第1ハーネス支持部51が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、バックルブラケットへのハーネス配索構造に関する。
シートベルトを着脱するためのバックルには、シートベルトがバックルに挿入されたことを検知するセンサに繋がるハーネスを配索する必要がある。従来のハーネス配索構造では、ハーネスがシートのサイドフレームを跨ぐ場合に、乗員が着座するシートクッションパッドの間に形成した空間に保護プロテクタと一緒に配索されており、これによってハーネスの断線を防止するようにしていた。
しかし、このようなハーネス配索構造では、シートクッションパッドに空間を形成する工数の増加と座り心地の悪化や、保護プロテクタの使用によるコストアップの問題があり、改善の余地があった。特に、フロアパネルに直接固定されるリヤシートクッションパッドの場合、ハーネスを配索する空間を確保することは難しく、また、嵩張るような保護プロテクタを設ける空間を確保することは、更に難しくなる。それに加えて、ハーネスをシートクッションパッドの空間内に配索した場合、乗員の着座時に掛かる繰り返し荷重によって、ハーネスの断線等が生じる可能性を有し、空間の確保とハーネスの保護性能を両立させることは困難であった。
一方、従来のハーネス配索構造の中には、ハーネスの断線を防ぐことを目的として、バックルを固定するブラケットにハーネス支持部を設け、該ハーネス支持部にバックルから延びるハーネスを固定して配索しているものがあり、これにより、ブラケットをフロアパネルに固定するボルトの頂部とシートとに挟まれてハーネスが断線してしまうことを防止している(例えば、特許文献1参照)。
特開2019−48567号公報
しかしながら、上述した従来のハーネス配索構造は、平板状のブラケットの上面にハーネスを固定しているのみの構造であるので、車両上方からの荷重や車両幅方向からの荷重がハーネスへ伝達されるのを防止できないおそれがあり、改善の余地があった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、バックルブラケットの座面部と縦壁部とで形成される空間にハーネスを通すことによって、ハーネスの配索空間の確保と、車両幅方向からの荷重に対する剛性の向上を両立させることが可能なバックルブラケットへのハーネス配索構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、車室内のフロアパネルに取付けられ、乗員が着座するシートを構成するシートクッションパッドと、該シートクッションパッドに配置され、バックルブラケットを介して前記フロアパネルに取付けられるバックルとを備え、前記バックルブラケットは、前記フロアパネルに取付けられる座面部と、該座面部から車両上方へ延びる第1縦壁部を有し、該第1縦壁部には、前記バックルが取付けられているバックルブラケットへのハーネス配索構造において、前記第1縦壁部と前記座面部とによって形成される空間内には、前記バックルから車両後方へ延びるハーネスが配索され、前記第1縦壁部の前記座面部を向く面には、前記ハーネスを支持する第1ハーネス支持部が設けられている。
上述の如く、本発明に係るバックルブラケットへのハーネス配索構造は、車室内のフロアパネルに取付けられ、乗員が着座するシートを構成するシートクッションパッドと、該シートクッションパッドに配置され、バックルブラケットを介して前記フロアパネルに取付けられるバックルとを備え、前記バックルブラケットは、前記フロアパネルに取付けられる座面部と、該座面部から車両上方へ延びる第1縦壁部を有し、該第1縦壁部には、前記バックルが取付けられており、前記第1縦壁部と前記座面部とによって形成される空間内には、前記バックルから車両後方へ延びるハーネスが配索され、前記第1縦壁部の前記座面部を向く面には、前記ハーネスを支持する第1ハーネス支持部が設けられている。
したがって、本発明のハーネス配索構造においては、バックルブラケットの座面部と第1縦壁部とで形成される空間にハーネスを通すことによって、ハーネスを配索することが可能になるので、ハーネスの配索空間を確保できるとともに、車両上方からの荷重によるハーネスの断線を防止する効果を得ることができる。また、本発明のハーネス配索構造においては、第1縦壁部によってバックルブラケット自体の面剛性が向上することになるので、バックルブラケットに伝わった荷重によるハーネスの外れや断線も防ぐことができる。さらに、本発明のハーネス配索構造においては、バックルが取付けられる第1縦壁部と同じ縦壁部にハーネスが取付けられているので、車両幅方向からの荷重に対してハーネスの全体を当該第1縦壁部によって保護することが可能となり、ハーネスの断線をより一層防ぐことができる。
本発明の実施形態に係るハーネス配索構造が適用されるリヤシートの全体を車両前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るハーネス配索構造の要部を示すものであって、ハーネス、バックルブラケット及びその周辺部を車両後方から見た斜視図である。 図2におけるハーネス、バックルブラケット及びその周辺部を、シートクッションパッドを取除いた状態で車両後方から見た斜視図である。 図2におけるハーネス、バックルブラケット及びその周辺部を車両上方から見た平面図である。 図2におけるハーネス及びバックルブラケットと収納ケースとの位置関係を車両上方から見た平面図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は本発明の実施形態に係るバックルブラケットへのハーネス配索構造を示すものである。なお、図において、矢印Fr方向は車両前方を示し、矢印U方向は車両上方を示し、矢印O方向は車両外側を示している。また、矢印X方向は車両幅方向を示している。
本発明の実施形態のハーネス配索構造は、図1〜図5に示すように、車室内のフロアパネル1に取付けられ、乗員が着座するシート(例えば、ベンチ型のリヤシート)2を構成するシートクッションパッド21と、該シートクッションパッド21の車両後部側の車両幅方向中央の開口部21aに配置され、バックルブラケット3を介してフロアパネル1に取付けられるバックル4とを備えている。バックル4は、図示しないシートベルトを着脱するために設けられており、シートベルトで拘束する人数等に合わせて、左右に配置される第1バックル4Aと第2バックル4Bとを有している。
本実施形態のバックルブラケット3は、ボルト11などの締結具を用いてフロアパネル1の上面に取付けられる平面状の座面部31と、該座面部31の車両幅方向側部(左側側部)から所定の高さ位置まで車両上方へ延び、バックルブラケット3自体の面剛性を高める第1縦壁部32を有しており、該第1縦壁部32には、第1バックル4Aが取付部材41を介して回動可能に取付けられている。取付部材41は、図3及び図4に示すように、第1バックル4Aから車両後方へ延びており、先端部分が、支持ピン42によって第1縦壁部32の座面部31を向く面32aに取付けられている。
また、本実施形態のハーネス配索構造において、第1縦壁部32と座面部31とによって形成される空間S内には、図2〜図5に示すように、基端部が第1バックル4Aに固定され、該第1バックル4Aから車両後方へ延びるハーネス5Aが配索されており、当該空間Sにハーネス5Aを通すことによって、ハーネス5Aの配索空間の確保と車両上方からの荷重に対する保護がなされている。このハーネス5Aは、シートベルトが第1バックル4Aに挿入されたことを検知するセンサ(図示せず)に繋がっており、当該ハーネス5Aの先端部には、コネクタ50が設けられている。そして、バックルブラケット3において、第1縦壁部32の座面部31を向く面32aには、ハーネス5Aを支持する第1ハーネス支持部51が設けられており、ハーネス5Aの中間部は、第1ハーネス支持部51に支持された状態で、バックルブラケット3の第1縦壁部32に固定されている。そのため、第1バックル4Aが取付けられる第1縦壁部32と同じ縦壁部にハーネス5Aが取付けられており、車両幅方向からの荷重に対して当該ハーネス5Aの全体が第1縦壁部32によって保護されるように構成されている。
なお、空間S内には、基端部が第2バックル4Bに固定され、該第2バックル4Bから車両後方へ延びるハーネス5Bが配索されており、該ハーネス5Bの先端部は、ハーネス5Aに接続されている。そして、ハーネス5Bの中間部は、第1ハーネス支持部51に支持された状態で、バックルブラケット3の第1縦壁部32に固定されている。
本実施形態のバックルブラケット3において、第1縦壁部32に対して車両幅方向で対向する位置には、図2〜図5に示すように、座面部31の車両幅方向側部(右側側部)から所定の高さ位置まで車両上方へ延び、バックルブラケット3自体の面剛性を高める第2縦壁部33を有しており、該第2縦壁部33には、第2バックル4Bが取付部材41を介して回動可能に取付けられている。取付部材41は、図3及び図4に示すように、第2バックル4Bから車両後方へ延びており、先端部分が、支持ピン42によって第2縦壁部33の座面部31を向く面33aに取付けられている。すなわち、バックルブラケット3は、車両前後方向視で、第1縦壁部32、座面部31及び第2縦壁部33によって一体的に形成される断面コ字形状を有し、ハーネス5A,5Bは、断面コ字形状の内側の箇所に配索されている。断面コ字形状のバックルブラケット3の内側にハーネス5A,5Bを配索することによって、周辺部品が車両幅方向からハーネス5A,5Bに接触することを回避できる構造になっている。
また、バックルブラケット3の第2縦壁部33の上端には、図2〜図4に示すように、車両後側斜め上方へ向かって突出するフック形状の被係合部34が設けられており、該被係合部34は、U字形状のシートクッションフック6と係合する形状に形成されている。一方、シートクッションフック6は、開口部を車両前方側へ向けた状態でシートクッションパッド21の後端部に固定されており、係合部分がシートクッションパッド21の後端部21bから突出して配置されている。
すなわち、シートクッションパッド21は、シートクッションフック6を第2縦壁部33の被係合部34に引っ掛けることにより、バックルブラケット3を介して車体側のフロアパネル1に取付けられるようになっている。被係合部34は、ハーネス5A,5Bが取付けられている第1縦壁部32と対向して位置する第2縦壁部33に設けられていることから、シートクッションフック6を被係合部34に引っ掛ける際に、シートクッションフック6によりハーネス5A,5Bが傷付くことを防止できる構造になっている。
一方、本実施形態のハーネス配索構造において、第1縦壁部32(第2縦壁部33も含む)は、図2、図4及び図5に示すように、車両上面視でシートクッションパッド21の後端部21bよりも車両前方に延びて位置しており、当該縦壁部32,33の前端部32b,33bは、シートクッションパッド21の内側に配置されている。しかも、第1縦壁部32(第2縦壁部33も含む)は、ハーネス5A,5Bの上端部よりも車両上方に延びて位置しており、当該縦壁部32,33の上端部がハーネス5A,5Bの上端部よりも高くなるように形成されている。これにより、乗員がシート2に着座した際に、シートクッションパッド21が車両下方へ向かって変形しても、第1縦壁部32(第2縦壁部33も含む)の存在によってシートクッションパッド21がハーネス5A,5Bに到達することがないように構成している。
また、本実施形態のバックルブラケット3は、図2〜図5に示すように、第1縦壁部32の後端部32cから車両後方に延びる延長縦壁部35を有しており、該延長縦壁部35の車両幅方向内側面には、ハーネス5A,5Bを支持する第2ハーネス支持部52が締結具7によって固定された状態で設けられている。しかも、第1バックル4Aからのハーネス5Aと第2バックル4Bからのハーネス5Bとは、第2ハーネス支持部52において接続されている。
そして、延長縦壁部35の車両幅方向外側には、チャイルドシートアンカー8が配置されているとともに、延長縦壁部35は、車両幅方向で、ハーネス5Aとチャイルドシートアンカー8との間に配置されている。これにより、バックルブラケット3の延長縦壁部35とチャイルドシートアンカー8とが車両幅方向で比較的近くに配置されていても、図示しないチャイルドシートをチャイルドシートアンカー8に取付ける際に、当該チャイルドシートの固定フック(図示せず)がハーネス5A,5Bを傷付けることが起こらないように構成している。なお、チャイルドシートアンカー8は、開口部が車両後方側へ向かい、かつ車両前方側が斜めに立ち上がって配置されるU字形状を有し、下端部が溶接などでフロアパネル1に固定されている。
さらに、本実施形態のバックルブラケット3において、第1縦壁部32の後端部32cと延長縦壁部35の前端部35aとの間には、図2〜図5に示すように、チャイルドシートアンカー8側へ向かって車両幅方向に屈曲する屈曲部36が形成されており、該屈曲部36によって、延長縦壁部35は、車両上面視で、チャイルドシートアンカー8と重なり合わない位置まで車両後方へ向かって斜め外側に延びている。一方、バックルブラケット3の車両後方側に位置するラゲッジスペース12には、四角形状の収納ケース9が設けられており、該収納ケース9の上部には、ラゲッジマット13が設置されている。これにより、ハーネス5A,5Bを車両幅方向に向けて配索することが可能となり、ハーネス5A,5Bと車両後方側のラゲッジスペース12とのクリアランスが確保されるとともに、収納ケース9を出し入れする際にハーネス5A,5Bを挟み込むことがないようになっている。
このように、本発明の実施形態に係るバックルブラケット3へのハーネス配索構造においては、車室内のフロアパネル1に取付けられ、乗員が着座するシート(リヤシート)2を構成するシートクッションパッド21と、シートクッションパッド21に配置され、バックルブラケット3を介してフロアパネル1に取付けられるバックル4とを備えている。バックルブラケット3は、フロアパネル1に取付けられる座面部31と、座面部31から車両上方へ延びる第1縦壁部32を有しており、第1縦壁部32には、第1バックル(バックル)4Aが取付けられている。そして、第1縦壁部32と座面部31とによって形成される空間S内には、第1バックル4Aから車両後方へ延びるハーネス5Aが配索されており、第1縦壁部32の座面部31を向く面32aには、ハーネス5Aを支持する第1ハーネス支持部51が設けられている。
すなわち、本実施形態のハーネス配索構造では、バックルブラケット3の座面部31と第1縦壁部32とで形成される空間Sにハーネス5Aを通してハーネス5Aの配索が行えるので、ハーネス5Aの配索空間を確保することができるとともに、シートクッションパッド21への乗員着座時などに加わる車両上方からの荷重によるハーネス5Aの断線を防止することができる。
また、本実施形態のハーネス配索構造においては、第1縦壁部32によってバックルブラケット3自体の面剛性が向上しているので、バックルブラケット3に伝わった荷重によるハーネス5Aの外れや断線も防ぐことができる。さらに、本実施形態のハーネス配索構造においては、第1バックル4Aが取付けられる第1縦壁部32と同じ縦壁部にハーネス5Aが取付けられているので、第1縦壁部32の剛性を高めることが可能となり、車両幅方向からの荷重に対してハーネス5Aの全体を第1縦壁部32によって保護することができ、ハーネス5Aの断線を効果的に防止できる。
また、本実施形態のバックルブラケット3へのハーネス配索構造において、第1縦壁部32に対して車両幅方向で対向する位置には、座面部31から車両上方へ延びる第2縦壁部33が設けられている。そして、バックルブラケット3は、車両前後方向視で、第1縦壁部32、座面部31及び第2縦壁部33によって形成される断面コ字形状を有し、ハーネス5A,5Bは、断面コ字形状の内側の箇所に配索されている。したがって、本実施形態のハーネス配索構造では、ハーネス5A,5Bが、第1縦壁部32、座面部31及び第2縦壁部33によって囲まれたバックルブラケット3の内側に配索されていることになるので、バックルブラケット3やハーネス5A,5Bなどの周辺に配置される部品が車両幅方向からハーネス5A,5Bに接触して傷付けることを回避でき、ハーネス5A,5Bの断線をより効果的に防止することができる。
さらに、本実施形態のバックルブラケット3へのハーネス配索構造において、第1縦壁部32は、車両上面視でシートクッションパッド21の後端部21bよりも車両前方に延びて位置しているとともに、ハーネス5A,5Bの上端部よりも車両上方に延びて位置しているので、乗員がシート2に着座した際に、シートクッションパッド21が車両下方へ向かって変形しても、第1縦壁部32などによってシートクッションパッド21がハーネス5A,5Bに到達することが起こらず、シートクッションパッド21によるハーネス5A,5Bの断線を防止する効果を発揮できる。
そして、本実施形態のバックルブラケット3へのハーネス配索構造において、バックルブラケット3は、第1縦壁部32の後端部32cから車両後方に延びる延長縦壁部35を有し、延長縦壁部35には、ハーネス5A,5Bを支持する第2ハーネス支持部52が設けられている。さらに、延長縦壁部35の車両幅方向外側には、チャイルドシートアンカー8が配置されているとともに、延長縦壁部35は、ハーネス5Aとチャイルドシートアンカー8との間に配置されている。したがって、本実施形態のハーネス配索構造では、バックルブラケット3の延長縦壁部35とチャイルドシートアンカー8とが車両幅方向で比較的近くに配置されていても、チャイルドシート(図示せず)をチャイルドシートアンカー8に取付ける際に、当該チャイルドシートの固定フック(図示せず)がハーネス5A,5Bを傷付けることがないので、ハーネス5A,5Bの断線を更に効果的に防止することができる。
また、本実施形態のバックルブラケット3へのハーネス配索構造において、第1縦壁部32の後端部32cと延長縦壁部35の前端部35aとの間には、チャイルドシートアンカー8側へ向かって車両幅方向に屈曲する屈曲部36が形成されている一方、バックルブラケット3の車両後方側に位置するラゲッジスペース12には、収納ケース9が設けられている。したがって、本実施形態のハーネス配索構造によれば、ハーネス5A,5Bを車両幅方向に向けて配索することが可能となるので、ハーネス5A,5Bとラゲッジスペース12とのクリアランスが確保され、収納ケース9を出し入れする際に、当該収納ケース9がハーネス5A,5Bを挟み込むことを回避でき、ハーネス5A,5Bの断線を効果的に防止することができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施の形態におけるバックルブラケット3は、第1縦壁部32、座面部31及び第2縦壁部33が一体的に形成されているが、第1縦壁部32及び第2縦壁部33は、座面部31と別体に形成されていても良い。その場合、第1縦壁部32や第2縦壁部33をハーネス5A,5Bの形状や配索方向に合わせた形状にすることが可能となり、ハーネス5A,5Bの保護効果をより一層高めることができる。
1 フロアパネル
2 リヤシート(シート)
3 バックルブラケット
4 バックル
4A 第1バックル
4B 第2バックル
5A,5B ハーネス
6 シートクッションフック
7 締結具
8 チャイルドシートアンカー
9 収納ケース
11 ボルト
12 ラゲッジスペース
21 シートクッションパッド
21a 開口部
21b 後端部
31 バックルブラケットの座面部
32 バックルブラケットの第1縦壁部
32a 第1縦壁部の座面部を向く面
32c 第1縦壁部の後端部
33 バックルブラケットの第2縦壁部
34 第2縦壁部の被係合部
35 バックルブラケットの延長縦壁部
35a 延長縦壁部の前端部
36 屈曲部
41 取付部材
42 支持ピン
51 第1ハーネス支持部
52 第2ハーネス支持部
S 空間

Claims (5)

  1. 車室内のフロアパネルに取付けられ、乗員が着座するシートを構成するシートクッションパッドと、該シートクッションパッドに配置され、バックルブラケットを介して前記フロアパネルに取付けられるバックルとを備え、前記バックルブラケットは、前記フロアパネルに取付けられる座面部と、該座面部から車両上方へ延びる第1縦壁部を有し、該第1縦壁部には、前記バックルが取付けられているバックルブラケットへのハーネス配索構造において、
    前記第1縦壁部と前記座面部とによって形成される空間内には、前記バックルから車両後方へ延びるハーネスが配索され、
    前記第1縦壁部の前記座面部を向く面には、前記ハーネスを支持する第1ハーネス支持部が設けられていることを特徴とするバックルブラケットへのハーネス配索構造。
  2. 前記第1縦壁部に対して車両幅方向で対向する位置には、前記座面部から車両上方へ延びる第2縦壁部が設けられており、前記バックルブラケットは、車両前後方向視で、前記第1縦壁部、前記座面部及び前記第2縦壁部によって形成される断面コ字形状を有し、前記ハーネスは、前記断面コ字形状の内側の箇所に配索されていることを特徴とする請求項1に記載のバックルブラケットへのハーネス配索構造。
  3. 前記第1縦壁部は、車両上面視で前記シートクッションパッドの後端部よりも車両前方に延びて位置しているとともに、前記ハーネスの上端部よりも車両上方に延びて位置していることを特徴とする請求項1または2に記載のバックルブラケットへのハーネス配索構造。
  4. 前記バックルブラケットは、前記第1縦壁部の後端部から車両後方に延びる延長縦壁部を有し、該延長縦壁部には、前記ハーネスを支持する第2ハーネス支持部が設けられており、
    前記延長縦壁部の車両幅方向外側には、チャイルドシートアンカーが配置されているとともに、前記延長縦壁部は、前記ハーネスと前記チャイルドシートアンカーとの間に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のバックルブラケットへのハーネス配索構造。
  5. 前記第1縦壁部の後端部と前記延長縦壁部の前端部との間には、前記チャイルドシートアンカー側へ向かって車両幅方向に屈曲する屈曲部が形成され、前記バックルブラケットの車両後方側に位置するラゲッジスペースには、収納ケースが設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のバックルブラケットへのハーネス配索構造。
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