JP2021093667A - 信号出力装置 - Google Patents

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Shigeru Takegishi
滋 竹岸
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Abstract

【課題】回路規模を縮小させつつ複数の周波数成分を含む信号を出力する信号出力装置を提供する。【解決手段】信号出力装置1は、デジタル信号処理回路2と、DAコンバータ6を備える。デジタル信号処理回路2は、位相情報出力部3と、記憶部4と、合成部5を備える。位相情報出力部3は、所定時間ごとに出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれの同一の時刻に対応する位相を示す位相情報を、所定時間の間に順番に出力する。記憶部4は、正弦波における複数の位相のそれぞれに関連付けられている複数のアドレスに、当該位相に対応する正弦波の値を記憶する。合成部5は、記憶部4から出力された同一の時刻に対応する複数の周波数成分のそれぞれの正弦波の値を合成する。DAコンバータ6は、合成部5により合成された正弦波の値をデジタル/アナログ変換することにより得られるアナログ信号としての出力信号を外部に出力する。【選択図】図2

Description

本発明は、信号出力装置に関する。
従来、出力周波数を任意の周波数に変更可能なダイレクトデジタルシンセサイザ(DDS:Direct Digital Synthesizer)を複数備え、複数のDDSから出力される信号を加算することにより、複数の周波数成分を含む信号を出力する回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−137747号公報
DDSは、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のデジタル信号処理回路と、デジタル/アナログ変換器とを組み合わせることにより実現される。複数のDDSを備える場合、複数のDDSのそれぞれにおいて同様の回路を備えることとなり、冗長な回路構成が含まれる。これにより、FPGAの回路規模が大きくなり、製造コストが増加したり、消費電力が増加したりするという問題が発生する。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、回路規模を縮小させつつ複数の周波数成分を含む信号を出力することができる信号出力装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る信号出力装置は、出力信号を出力する信号出力装置であって、正弦波における複数の位相のそれぞれに関連付けられている複数のアドレスに、前記位相に対応する前記正弦波の値を記憶する記憶部と、所定時間ごとに、前記出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれの同一の時刻に対応する位相を示す位相情報を、前記所定時間の間に順番に出力する位相情報出力部と、を備え、前記記憶部は、前記所定時間の間に前記位相情報出力部から出力された前記位相情報に対応する前記アドレスに関連付けられている前記正弦波の値を、前記同一の時刻に対応する前記複数の周波数成分のそれぞれの正弦波の値として出力し、前記記憶部から出力された前記同一の時刻に対応する前記複数の周波数成分のそれぞれの正弦波の値を合成する合成部と、前記合成部により合成された正弦波の値をデジタル/アナログ変換することにより前記出力信号を出力する出力信号出力部と、をさらに備える。
前記位相情報出力部は、前記出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれに対応する前記位相情報を所定時間ごとに出力する複数の記憶素子と、前記所定時間の間に、前記複数の記憶素子のそれぞれを順番に選択し、選択した記憶素子に記憶されている前記位相情報を前記記憶部に出力する選択部と、記憶素子に対応する位相情報を取得し、当該位相情報に基づいて前記同一の時刻の次の時刻に対応する位相を示す位相情報を生成し、当該記憶素子に記憶させる複数の更新部と、を有してもよい。
前記位相情報出力部は、前記出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれの前記同一の時刻に対応する位相を示す位相情報を記憶する複数の記憶素子と、前記所定時間の間に、前記複数の記憶素子のそれぞれを順番に選択し、選択した記憶素子に記憶されている前記位相情報を、前記記憶部に出力する選択部と、複数の記憶素子のそれぞれに対応する位相情報を、前記同一の時刻の次の時刻に対応する位相を示す位相情報に更新して、当該複数の記憶素子のそれぞれに記憶させる更新部と、を有してもよい。
前記位相情報出力部は、前記所定時間に対応する前記出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれの同一の時刻に対応する位相を示す位相情報を記憶し、前記複数の周波数成分のそれぞれの前記位相情報を前記所定時間の間に順番に前記記憶部に出力するシフトレジスタと、前記シフトレジスタから出力された位相情報を、前記同一の時刻の次の時刻に対応する位相を示す位相情報に更新して、前記シフトレジスタに記憶させる更新部と、を有してもよい。
本発明によれば、回路規模を縮小させつつ複数の周波数成分を含む信号を出力することができるという効果を奏する。
第1実施形態に係る信号出力装置の概要を示す図である。 第1実施形態に係る信号出力装置の構成を示す図である。 第1実施形態に係るデジタル信号処理回路の構成を示す図である。 第2実施形態に係る位相情報出力部の構成を示す図である。 第3実施形態に係る位相情報出力部の構成を示す図である。 第4実施形態に係る合成部の構成を示す図である。
<第1実施形態>
[信号出力装置1の概要]
図1は、第1実施形態に係る信号出力装置1の概要を示す図である。信号出力装置1は、位相情報出力部3と、記憶部4と、合成部5とを備え、複数の周波数成分を含む出力信号を出力する。
位相情報出力部3は、所定時間ごとに、出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれの同一の時刻に対応する位相を示す位相情報を、所定時間の間に順番に記憶部4に出力する。図1では、出力信号に複数の周波数成分として、第1周波数の信号S1と、第2周波数の信号S2とが含まれる例を示している。位相情報出力部3は、各時刻tn(nは1以上の整数)について、第1周波数の信号S1の時刻tnにおける位相を示す位相情報と、第2周波数の信号S2の時刻tnにおける位相を示す位相情報とを、時刻tn−1から時刻tnまでの間の所定時間であるサンプリング周期fsの間に順番に出力する。
記憶部4は、1周期分の正弦波の複数の位相のそれぞれに関連付けられている複数のアドレスに、位相に対応する正弦波の値を記憶している。記憶部4は、所定時間の間に位相情報出力部3から出力された位相情報に対応するアドレスに関連付けられている正弦波の値を、同一の時刻に対応する複数の周波数成分のそれぞれの正弦波の値として合成部5に出力する。図1に示す例では、記憶部4は、第1周波数の信号S1の時刻tnにおける位相に対応する正弦波の値と、第2周波数の信号S2の時刻tnにおける位相に対応する正弦波の値とを合成部5に出力する。
合成部5は、記憶部4から出力された同一の時刻に対応する複数の周波数成分の正弦波の値を合成する。図1に示す例では、合成部5は、第1周波数の信号S1の時刻tnにおける位相に対応する正弦波の値と、第2周波数の信号S2の時刻tnにおける位相に対応する正弦波の値とを合成し、時刻tnにおける出力信号の値として出力する。
このように、本実施形態に係る信号出力装置1は、1つの記憶部4を参照することにより、複数の周波数成分に対応する正弦波の値を取得することができる。これにより、信号出力装置1は、回路規模を縮小させつつ複数の周波数成分を含む信号を出力することができる。
続いて、信号出力装置1の構成について説明する。
[信号出力装置1の構成]
図2は、第1実施形態に係る信号出力装置1の構成を示す図である。図2に示すように、信号出力装置1は、デジタル信号処理回路2と、DAコンバータ6とを備える。
デジタル信号処理回路2は、例えば、FPGAである。図3は、第1実施形態に係るデジタル信号処理回路2の構成を示す図である。図2及び図3に示すように、デジタル信号処理回路2は、位相情報出力部3と、記憶部4と、合成部5とを備える。なお、本実施形態では、デジタル信号処理回路2は、記憶部4を備えることとしたが、これに限らず、デジタル信号処理回路2が、外部の記憶部を参照するようにしてもよい。
位相情報出力部3は、所定時間ごとに、出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれの同一の時刻に対応する位相を示す位相情報を、所定時間の間に順番に記憶部4に出力する。
位相情報出力部3は、図3に示すように、複数の出力部30(出力部30−1、30−2、・・・30−M)と、選択部31とを備える。ここで、Mは、出力信号に含めることができる周波数成分の個数である。なお、本実施形態では、出力信号にM個の周波数成分が含まれているものとして説明を進めるが、出力信号に含まれる周波数成分の個数はM個未満であってもよい。
複数の出力部30のそれぞれは、デジタル信号処理回路2において、第1周波数の第1クロックに基づいて動作する。所定時間は、上述したように、信号出力装置1における出力信号のサンプリング周期fsである。サンプリング周期fsは、例えば第1クロックの周波数に基づいて定められる。
複数の出力部30のそれぞれは、更新部としての加算器301と、記憶素子としての遅延回路302とを備え、出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれに対応する位相を示す情報を所定時間ごとに出力する。
複数の出力部30のそれぞれには、自身に割り当てられた周波数成分の信号がサンプリング周期fsの経過に応じて進む位相増加量Δθと、位相の初期値とが設定される。ここで、各位相は、記憶部4のアドレスに対応している。例えば、位相を示す値は、アドレス値である。また、各位相に対応するアドレスは、連続したアドレスであり、位相増加量Δθは、アドレスの増加量である。また、各位相に対応する複数のアドレスのそれぞれのビット数は、予め設定された位相の分解能に対応しており、例えば40ビットである。複数の出力部30のそれぞれは、まず、自身に割り当てられた周波数成分に対応する位相の初期値を示す位相情報を遅延回路302に記憶させ、遅延回路302に記憶されている位相情報を出力する。
複数の出力部30のそれぞれに設けられている加算器301は、遅延回路302から出力される位相情報を、次の時刻に対応する位相を示す位相情報に更新して、遅延回路302に記憶させる。具体的には、加算器301は、遅延回路302に記憶されている位相情報に対応する位相θに、自身に割り当てられている位相増加量Δθを加算することにより、次の時刻に対応する位相情報を生成する。そして、加算器301は、生成した位相情報を遅延回路302に出力する。なお、加算器301は、生成した位相情報が、桁あふれを起こしてアドレスのビット数を超える場合には、あふれた分のビットを切り捨てる。これにより、生成される位相情報に対応する位相は、正弦波の1周期内の位相となる。
複数の出力部30のそれぞれに設けられている遅延回路302は、出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれに対応する位相情報を所定時間ごとに更新して出力する。例えば、遅延回路302は、第1クロックの立ち上がりタイミングにおいて、自身に記憶されている位相情報を、加算器301から出力される位相情報に更新し、更新後の位相情報を加算器301及び選択部31に出力する。複数の出力部30のそれぞれは、加算器301及び遅延回路302における位相情報の更新を繰り返すことにより、自身に割り当てられた周波数成分の信号の各時刻における位相情報を選択部31に出力する。
選択部31は、例えばマルチプレクサである。選択部31は、デジタル信号処理回路2において、出力部30が動作する領域よりも高速処理が可能な領域において動作する。本実施形態において、選択部31は、出力部30の個数に基づく、第1周波数よりも高い第2周波数の第2クロックにより動作する。例えば、第2周波数は、第1周波数のM倍の周波数であり、選択部31は、出力部30のM倍で動作する。
選択部31は、サンプリング周期fs(所定時間)の間に、複数の出力部30の遅延回路302のそれぞれを順番に選択し、選択した遅延回路302に記憶されている位相情報を記憶部4のアドレス端子に出力する。
具体的には、選択部31は、第2クロックの立ち上がりタイミングにおいて1ずつ増加する、1からMまでを計数するカウンタを備えており、カウンタの値に基づいて、複数の出力部30の遅延回路302のそれぞれを選択し、選択した遅延回路302に記憶されている位相情報を記憶部4のアドレス端子に出力する。
より具体的には、まず、選択部31は、第2クロックの立ち上がりタイミングにおいて、カウンタの値を参照し、出力部30−1の遅延回路302を選択し、当該遅延回路302に記憶されている位相情報を記憶部4のアドレス端子に出力する。選択部31は、次に到来する第2クロックの立ち上がりタイミングにおいて、カウンタの値を参照して出力部30−2の遅延回路302を選択し、当該遅延回路302に記憶されている位相情報を記憶部4のアドレス端子に出力する。このように、選択部31は、第2クロックの立ち上がりタイミングにおいて、カウンタの値を参照して順番に出力部30を選択していき、最後に出力部30−Mの遅延回路302に記憶されている位相情報を記憶部4のアドレス端子に出力する。その後、カウンタの値は0に戻る。選択部31は、出力部30−1の遅延回路302を再び選択し、当該遅延回路302に記憶されている位相情報を記憶部4のアドレス端子に出力する。
記憶部4は、デジタル信号処理回路2において、選択部31と同様に、出力部30が動作する領域よりも高速処理が可能な領域において動作する。記憶部4は、出力部30のM倍で動作する。
記憶部4は、上述した通り、1周期分の正弦波における複数の位相のそれぞれに関連付けられている複数のアドレスに、位相に対応する正弦波の値を記憶する。記憶部4のアドレス端子は位相情報出力部3に接続されており、データ端子は合成部5に接続されている。
記憶部4は、所定時間の間に位相情報出力部3の選択部31から出力され、アドレス端子に入力された位相情報に対応するアドレスに関連付けられている正弦波の値を特定する。記憶部4は、特定した正弦波の値を同一の時刻に対応する複数の周波数成分のそれぞれの正弦波の値として、データ端子に接続されている合成部5に出力する。
合成部5は、デジタル信号処理回路2において、選択部31及び記憶部4と同様に、出力部30が動作する領域よりも高速処理が可能な領域において動作する。合成部5は、出力部30のM倍で動作する。
合成部5は、記憶部4から出力された同一の時刻に対応する複数の周波数成分のそれぞれの正弦波の値を合成し、当該時刻に対応する出力信号の値を生成する。合成部5は、図3に示すように、複数の遅延回路51(遅延回路51−1、51−2、・・・51−M)と、加算器52と、遅延回路53とを備える。
複数の遅延回路51のそれぞれは、サンプリング周期fs(所定時間)の間に記憶部4から順番に出力される正弦波の値のうち、自身に対応するタイミングで出力された正弦波の値を記憶する。例えば、遅延回路51−iは、出力部30−iが出力した位相情報に対応する正弦波の値が記憶部4から出力されている場合、当該正弦波の値を記憶するラッチ回路である。これにより、M個の遅延回路51−1〜51−Mには、同一時刻における出力信号の複数の周波数成分のそれぞれに対応する正弦波の値が順次記憶される。
加算器52は、複数の遅延回路51のそれぞれから出力される正弦波の値を加算し、遅延回路53に出力する。
遅延回路53は、複数の遅延回路51−1〜51−Mの全てに、同一時刻における出力信号の複数の周波数成分のそれぞれに対応する正弦波の値が記憶されたタイミングで、加算器52から出力される正弦波の値を記憶する。具体的には、遅延回路53は、遅延回路51−Mに、出力部30−Mが出力した位相情報に対応する正弦波の値が記憶されたタイミングで、加算器52から出力される正弦波の値を記憶する。遅延回路53は、記憶した正弦波の値を出力信号の正弦波の値としてDAコンバータ6に出力する。
DAコンバータ6は、出力信号出力部として機能し、合成部5により合成された正弦波の値をデジタル/アナログ変換することにより得られるアナログ信号としての出力信号を外部に出力する。
[第1実施形態の効果]
以上、第1実施形態によれば、信号出力装置1は、所定時間ごとに、出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれの同一の時刻に対応する位相を示す位相情報を、所定時間の間に順番に出力する位相情報出力部3と、所定時間の間に位相情報出力部3から出力された位相情報に対応するアドレスに関連付けられている正弦波の値を、同一の時刻に対応する複数の周波数成分のそれぞれの正弦波の値として出力する記憶部4と、記憶部4から出力された同一の時刻に対応する複数の周波数成分のそれぞれの正弦波の値を合成して出力する合成部5とを備える。
このようにすることで、信号出力装置1は、1つの記憶部4を参照することにより、複数の周波数成分に対応する正弦波の値を取得することができる。これにより、信号出力装置1は、回路規模を縮小させつつ複数の周波数成分を含む出力信号を出力することができる。
<第2実施形態>
[位相増加量を加算する加算器を共通化する]
続いて、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る信号出力装置1は、第1実施形態において複数の出力部30のそれぞれが備える複数の加算器301を共通化した点で第1実施形態に係る信号出力装置1と異なる。以下に、第2実施形態に係る信号出力装置1について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図4は、第2実施形態に係る位相情報出力部3の構成を示す図である。第2実施形態に係る位相情報出力部3は、複数の記憶素子としての複数の遅延回路32と、第1選択部33と、設定情報記憶部34と、第2選択部35と、加算器36と、遅延回路37とを備える。
遅延回路32は、第1周波数の第1クロックに基づいて動作する。遅延回路32は、M個設けられており、自身に対応するタイミングで遅延回路37に記憶されている位相情報を取得し、出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれの同一の時刻に対応する位相を示す位相情報を記憶する。例えば、遅延回路32−iは、第1選択部33が、自身に記憶されている位相情報を取得したタイミングで遅延回路37に記憶されている位相情報を、出力信号に含まれる複数の周波数成分のうち、自身に対応する一つの周波数成分に対応する位相を示す位相情報として記憶する。
第1選択部33、設定情報記憶部34、第2選択部35、加算器36、及び遅延回路37は、第1周波数よりも高い第2周波数の第2クロックに基づいて動作し、遅延回路32のM倍で動作する。
第1選択部33は、例えばマルチプレクサであり、所定時間の間に、複数の遅延回路32のそれぞれを順番に選択する。第1選択部33は、選択した遅延回路32に記憶されている位相情報を、加算器36を介して記憶部4に出力する。
設定情報記憶部34、第2選択部35、加算器36及び遅延回路37は、位相情報を更新する更新部として動作し、複数の遅延回路32のそれぞれに対応する位相情報を取得し、当該位相情報に基づいて次の時刻に対応する位相を示す位相情報を生成し、当該複数の遅延回路32のそれぞれに記憶させる。
設定情報記憶部34は、出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれに対応する位相増加量Δθを記憶する。ここで、遅延回路32−iに対応する周波数成分の位相増加量をΔθiとする。
第2選択部35は、例えば、マルチプレクサであり、設定情報記憶部34に記憶されている複数の周波数成分のそれぞれに対応する位相増加量Δθのうち、第1選択部33が選択した遅延回路32−iに対応する位相増加量Δθiを取得して加算器36に出力する。
加算器36は、第1選択部33から出力された位相情報に対応する位相θに、第2選択部35から出力された位相増加量Δθを加算することにより、位相情報を更新する。加算器36は、更新した位相情報を遅延回路37に記憶させる。
遅延回路37は、自身に対して所定時間の間に順番に記憶される位相情報を、記憶部4と、複数の遅延回路32とに出力する。
[第2実施形態の効果]
以上、第2実施形態によれば、信号出力装置1の第1選択部33は、所定時間の間に、複数の遅延回路32のそれぞれを順番に選択し、選択した遅延回路32に記憶されている位相情報を、加算器36を介して記憶部4に出力する。また、設定情報記憶部34、第2選択部35、加算器36及び遅延回路37は、複数の遅延回路32のそれぞれに対応する位相情報を取得し、当該位相情報に基づいて同一の時刻の次の時刻に対応する位相を示す位相情報を生成し、当該複数の遅延回路32のそれぞれに記憶させる。このようにすることで、第2実施形態に係る信号出力装置1は、第1実施形態に係る信号出力装置1に比べて加算器の個数を削減し、回路規模を縮小させることができる。
<第3実施形態>
[複数の周波数成分のそれぞれを記憶するシフトレジスタを備える]
続いて、第3実施形態について説明する。第3実施形態に係る信号出力装置1は、第2実施形態において信号出力装置1が備える複数の遅延回路32と、第1選択部33とを1つのシフトレジスタとした点で第2実施形態に係る信号出力装置1と異なる。以下に、第3実施形態に係る信号出力装置1について説明する。なお、第2実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図5は、第3実施形態に係る位相情報出力部3の構成を示す図である。第3実施形態に係る位相情報出力部3は、シフトレジスタ38と、設定情報記憶部34と、加算器36と、遅延回路37とを備える。
シフトレジスタ38は、直列入力直列出力形のシフトレジスタであり、M個の遅延回路39−1〜39−Mを直列接続することにより実現される。シフトレジスタ38は、設定情報記憶部34、加算器36、及び遅延回路37と同様に第2クロックに基づいて同じ速さで動作する。
シフトレジスタ38は、所定時間に対応する出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれの同一時刻に対応する位相を示す位相情報を記憶する。シフトレジスタ38は、複数の周波数成分のそれぞれの位相情報を、加算器36及び遅延回路37を介して、所定時間の間に順番に記憶部4に出力する。
具体的には、シフトレジスタ38が備えるM個の遅延回路39−1〜39−Mのそれぞれには、出力信号に含まれるM個の周波数成分のそれぞれの位相情報が記憶される。遅延回路39−Mは、自身に記憶されている位相情報を加算器36に出力する。遅延回路39−1〜39−(M−1)は、自身に記憶されている位相情報を遅延回路39−2〜39−Mにシフトさせる。遅延回路39−1は、遅延回路37に記憶されている次の時刻の位相情報を記憶する。シフトレジスタ38は、遅延回路39−Mに記憶されている位相情報を加算器36に出力する処理、各遅延回路39の位相情報をシフトさせる処理、及び次の時刻の位相情報を遅延回路39−1に記憶させる処理を繰り返すことにより、複数の周波数成分のそれぞれの位相情報を順番に加算器36に出力する。
設定情報記憶部34、加算器36及び遅延回路37は、更新部として動作し、シフトレジスタ38から出力された位相情報を、同一の時刻の次の時刻に対応する位相を示す位相情報に更新して、シフトレジスタ38に記憶させる。
設定情報記憶部34は、例えば、ROM又はデュアルポートRAMであり、出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれに対応する位相増加量Δθを記憶する。ここで、遅延回路32−iに対応する周波数成分の位相増加量をΔθiとする。
設定情報記憶部34は、第2クロックに基づいて動作することにより、シフトレジスタ38から出力される位相情報に対応する周波数成分の位相増加量Δθiを加算器36に出力する。
加算器36は、シフトレジスタ38から出力された位相情報に対応する位相θに、設定情報記憶部34から出力された位相増加量Δθを加算することにより、位相情報を更新する。加算器36は、更新した位相情報を遅延回路37に記憶させる。
遅延回路37は、自身に対して所定時間の間に順番に記憶される位相情報を、記憶部4と、シフトレジスタ38の遅延回路39−1とに出力する。
記憶部4は、所定時間の間に遅延回路37から出力され、アドレス端子に入力された位相情報に対応するアドレスに関連付けられている正弦波の値を、データ端子に接続されている合成部5に出力する。
[第3実施形態の効果]
以上、第3実施形態によれば、信号出力装置1のシフトレジスタ38は、所定時間に対応する出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれの同一時刻に対応する位相を示す位相情報を記憶し、複数の周波数成分のそれぞれの位相情報を所定時間の間に順番に記憶部4に出力する。また、設定情報記憶部34、加算器36及び遅延回路37は、シフトレジスタ38から出力された位相情報を、同一の時刻の次の時刻に対応する位相を示す位相情報に更新して、シフトレジスタ38に記憶させる。このようにすることで、第3実施形態に係る信号出力装置1は、第2実施形態に係る信号出力装置1が備える複数の遅延回路32と、第1選択部33とを1つのシフトレジスタ38により実現することができるので、第2実施形態に係る信号出力装置1に比べて回路規模を縮小させることができる。
<第4実施形態>
[合成部5において記憶部4から出力される正弦波の値を順次足し合わせることにより出力信号の値を生成する]
続いて、第4実施形態について説明する。第4実施形態に係る信号出力装置1は、合成部5において、記憶部4から出力される正弦波の値を順次足し合わせることにより出力信号の値を生成する点で第1実施形態に係る信号出力装置1と異なる。以下に、第4実施形態に係る信号出力装置1について説明する。
図6は、第4実施形態に係る合成部5の構成を示す図である。第4実施形態に係る合成部5は、遅延回路51と、加算器52と、遅延回路53と、初期化制御部54と、遅延回路55とを備える。
遅延回路51は、記憶部4から出力された正弦波の値を記憶する。
加算器52は、遅延回路51から出力される正弦波の値と、遅延回路55から出力される正弦波の値とを加算し、加算した正弦波の値を遅延回路53及び初期化制御部54に出力する。
初期化制御部54は、記憶部4から出力される正弦波の値が、同一の時刻を示す正弦波の値から、次の時刻を示す正弦波の値に切り替わるタイミングで、遅延回路55に記憶される正弦波の値の初期化を制御する。具体的には、初期化制御部54は、出力部30−1から出力される位相情報に対応する正弦波の値が記憶部4から出力されるタイミングで、遅延回路55に初期化に対応する正弦波の値(例えば、「0」)を出力する。また、記憶部4から、出力部30−2〜30−Mから出力される位相情報に対応する正弦波の値が出力されるタイミングで、加算器52から出力された正弦波の値を遅延回路55に出力する。これにより、遅延回路55には、記憶部4から順次出力される正弦波の値の合計値が記憶される。
遅延回路53は、加算器52から出力される正弦波の値が、同一時刻における出力信号の複数の周波数成分のそれぞれに対応する正弦波の合計値となるタイミングで、加算器52から出力される正弦波の値を記憶する。具体的には、遅延回路53は、遅延回路51に、出力部30−Mが出力した位相情報に対応する正弦波の値が記憶されたタイミングで加算器52から出力される正弦波の値を記憶する。遅延回路53は、記憶した正弦波の値を出力信号の正弦波の値としてDAコンバータ6に出力する。
[第4実施形態の効果]
以上、第4実施形態に係る合成部5は、遅延回路55により記憶部4から順次出力される正弦波の値の合計値を記憶するので、第1実施形態に係る合成部5よりも遅延回路51の個数を削減することができる。これにより、第1実施形態に係る合成部5に比べて回路規模を縮小させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1・・・信号出力装置、2・・・デジタル信号処理回路、3・・・位相情報出力部、30・・・出力部、301・・・加算器、302・・・遅延回路、31・・・選択部、32・・・遅延回路、33・・・第1選択部、34・・・設定情報記憶部、35・・・第2選択部、36・・・加算器、37・・・遅延回路、38・・・シフトレジスタ、39・・・遅延回路、4・・・記憶部、5・・・合成部、51・・・遅延回路、52・・・加算器、53・・・遅延回路、54・・・初期化制御部、55・・・遅延回路、6・・・DAコンバータ

Claims (4)

  1. 出力信号を出力する信号出力装置であって、
    正弦波における複数の位相のそれぞれに関連付けられている複数のアドレスに、前記位相に対応する前記正弦波の値を記憶する記憶部と、
    所定時間ごとに、前記出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれの同一の時刻に対応する位相を示す位相情報を、前記所定時間の間に順番に出力する位相情報出力部と、
    を備え、
    前記記憶部は、前記所定時間の間に前記位相情報出力部から出力された前記位相情報に対応する前記アドレスに関連付けられている前記正弦波の値を、前記同一の時刻に対応する前記複数の周波数成分のそれぞれの正弦波の値として出力し、
    前記記憶部から出力された前記同一の時刻に対応する前記複数の周波数成分のそれぞれの正弦波の値を合成する合成部と、
    前記合成部により合成された正弦波の値をデジタル/アナログ変換することにより前記出力信号を出力する出力信号出力部と、
    をさらに備える、
    信号出力装置。
  2. 前記位相情報出力部は、
    前記出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれに対応する前記位相情報を所定時間ごとに出力する複数の記憶素子と、
    前記所定時間の間に、前記複数の記憶素子のそれぞれを順番に選択し、選択した記憶素子に記憶されている前記位相情報を前記記憶部に出力する選択部と、
    記憶素子に対応する位相情報を取得し、当該位相情報に基づいて前記同一の時刻の次の時刻に対応する位相を示す位相情報を生成し、当該記憶素子に記憶させる複数の更新部と、
    を有する、
    請求項1に記載の信号出力装置。
  3. 前記位相情報出力部は、
    前記出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれの前記同一の時刻に対応する位相を示す位相情報を記憶する複数の記憶素子と、
    前記所定時間の間に、前記複数の記憶素子のそれぞれを順番に選択し、選択した記憶素子に記憶されている前記位相情報を、前記記憶部に出力する選択部と、
    複数の記憶素子のそれぞれに対応する位相情報を、前記同一の時刻の次の時刻に対応する位相を示す位相情報に更新して、当該複数の記憶素子のそれぞれに記憶させる更新部と、
    を有する、
    請求項1に記載の信号出力装置。
  4. 前記位相情報出力部は、
    前記所定時間に対応する前記出力信号に含まれる複数の周波数成分のそれぞれの同一の時刻に対応する位相を示す位相情報を記憶し、前記複数の周波数成分のそれぞれの前記位相情報を前記所定時間の間に順番に前記記憶部に出力するシフトレジスタと、
    前記シフトレジスタから出力された位相情報を、前記同一の時刻の次の時刻に対応する位相を示す位相情報に更新して、前記シフトレジスタに記憶させる更新部と、
    を有する、
    請求項1に記載の信号出力装置。

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