JP2021093310A - コネクタ - Google Patents

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JP2021093310A
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啓志 重森
Keiji Shigemori
啓志 重森
南光 勇一
Yuichi Nanko
勇一 南光
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R9/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
    • H01R9/22Bases, e.g. strip, block, panel
    • H01R9/24Terminal blocks
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances

Abstract

【課題】ハウジングに対するリテーナの組み付け状態を安定させることができるコネクタを提供する。【解決手段】コネクタは、ハウジング10と、ハウジング10に対し軸線を前後方向に向けて収容される端子金具50と、ハウジング10に保持されるリテーナ30と、を備えている。リテーナ30は、ハウジング10に対して端子金具50を抜け止めするリテーナ本体31と、リテーナ本体31から後方に突出する突出部40と、を有している。ハウジング10は、リテーナ本体31を受ける本体挿入孔20と、本体挿入孔20から後方に延びて、突出部40を受ける突出部挿入孔23と、を有している。突出部40の突出方向の先端部には、係止部41が設けられている。突出部挿入孔23の延び方向の先端部には、係止部41に係止される係止受部24が設けられている。【選択図】図8

Description

本開示は、コネクタに関するものである。
特許文献1のコネクタは、雄雌のハウジングと、各ハウジングに組み付けられるTPA部材(端子位置保証部材)と、を備えている。TPA部材は、ハウジングの底部に設けられる開口部に挿入され、プリセット位置と最終ロック位置とに変位する。TPA部材がプリセット位置にあるときに、端子がハウジング内に挿入可能になる。TPA部材が最終ロック位置にあるときに、端子がハウジングに固定される。TPA部材は、端子挿入方向に沿って突出するガイドが前面と後面に設けられている。ハウジングは、TPA部材の各ガイドをそれぞれ受け入れる一対の開口部が設けられている。
特開2018−116932号公報
特許文献1のコネクタの場合、TPA部材をハウジングの開口部に挿入する際に、TPA部材のガイドがハウジングの開口部に誘導される。しかしながら、ガイドにはTPA部材をハウジングに係止する機能はなく、ハウジングに対するTPA部材の組み付け状態が安定しないおそれがある。
本開示は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ハウジングに対するリテーナの組み付け状態を安定させることができるコネクタを提供することを目的とする。
本開示のコネクタは、
ハウジングと、
前記ハウジングに対し軸線を前後方向に向けて収容される端子金具と、
前記ハウジングに保持されるリテーナと、を備え、
前記リテーナは、
前記ハウジングに対して前記端子金具を抜け止めするリテーナ本体と、
前記リテーナ本体から前後方向の少なくとも一方に突出する突出部と、を有し、
前記ハウジングは、
前記リテーナ本体を受ける本体挿入孔と、
前記本体挿入孔から前後方向の少なくとも一方に延びて、前記突出部を受ける突出部挿入孔と、を有し、
前記突出部の突出方向の先端部には、係止部が設けられ、
前記突出部挿入孔の延び方向の先端部には、前記係止部に係止される係止受部が設けられている。
本開示によれば、ハウジングに対するリテーナの組み付け状態を安定させることができるコネクタを提供することができる。
図1は、実施例1のハウジングの斜視図である。 図2は、ハウジングの正面図である。 図3は、ハウジングの底面図である。 図4は、リテーナの背面上方側から見た斜視図である。 図5は、リテーナの正面上方側から見た斜視図である。 図6は、リテーナの背面図である。 図7は、リテーナの正面図である。 図8は、リテーナが仮係止状態にあるハウジングの側断面図である。 図9は、リテーナが本係止状態にあるハウジングの側断面図である。 図10は、図9とは異なる断面を示す側断面図である。 図11は、相手ハウジングの正面図である。 図12は、相手ハウジングの側断面図である。 図13は、正規嵌合状態にあるコネクタおよび相手コネクタの側断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)ハウジングと、
前記ハウジングに対し軸線を前後方向に向けて収容される端子金具と、
前記ハウジングに保持されるリテーナと、を備え、
前記リテーナは、
前記ハウジングに対して前記端子金具を抜け止めするリテーナ本体と、
前記リテーナ本体から前後方向の少なくとも一方に突出する突出部と、を有し、
前記ハウジングは、
前記リテーナ本体を受ける本体挿入孔と、
前記本体挿入孔から前後方向の少なくとも一方に延びて、前記突出部を受ける突出部挿入孔と、を有し、
前記突出部の突出方向の先端部には、係止部が設けられ、
前記突出部挿入孔の延び方向の先端部には、前記係止部に係止される係止受部が設けられている。
リテーナは、リテーナ本体から前後方向の少なくとも一方に突出する突出部の分、前後方向の寸法が長くなる。そのため、リテーナは、ハウジングに係止することで、ハウジングに対して前後方向から傾きにくくなる。その結果、ハウジングに対するリテーナの組み付け状態を安定させることができる。
(2)ハウジングには、端子金具を収容する複数のキャビティが幅方向に並んで設けられ、突出部挿入孔は、幅方向に隣接するキャビティの間に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、隣接するキャビティの間のスペースを有効に活用して突出部挿入孔を配置することができる。
(3)ハウジングに嵌合される相手ハウジングを備え、ハウジングは、相手ハウジングのリブを受ける溝部を有し、突出部挿入孔は、溝部の後方に配置されている。
この構成によれば、溝部の後方のスペースを有効に利用して、突出部挿入孔を配置することができる。
(4)リテーナ本体は、前後方向に関して係止部と反対側の端部に、本体側係止部を有していることが好ましい。本体挿入孔は、前後方向に関して係止受部と反対側の端部に、本体側係止部に係止される本体側係止受部を有していることが好ましい。
この構成によれば、リテーナの前後両端に、それぞれ係止部および本体側係止部が設けられることになる。そして、ハウジングの挿入孔(本体挿入孔および突出部挿入孔)の前後両端に、係止受部および本体側係止受部がそれぞれ設けられることで、リテーナがハウジングに対して前後方向から傾くことをより効果的に防止することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
[実施例1]
本開示のコネクタを具体化した実施例1を、図1〜図13を参照して説明する。以下の各ハウジングの説明において、前後方向については、嵌合する相手側のコネクタと向き合う側を前側とする。例えば、図1,4,8〜10における左方を前方、右方を後方とする。また、図12における左方を後方、右方を前方とする。上下の方向については、図1,2,4〜13にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。左右方向は、図1,2,5,7,11にあらわれる向きを、そのまま左方、右方と定義する。
実施例1のコネクタは、図13に示すように、互いに嵌合するハウジング10および相手ハウジング60を備えている。両ハウジング10,60は、それぞれ雌型の端子金具50、および雄型の端子金具70を収容している。両ハウジング10,60が互いに嵌合することで、端子金具50と端子金具70とが接続される。
図1〜図3に示すハウジング10は、合成樹脂製であって、いわゆる雌型のハウジングである。ハウジング10は、図2に示すように、端子金具50が挿入可能な複数のキャビティ11を有している。キャビティ11は、上下二段に分かれ左右方向に複数並列して配されている。キャビティ11は、ハウジング10を前後方向に貫通した形態である。ハウジング10は、図1に示すように、前端が挿通口12として構成されている。ハウジング10が相手ハウジング60と嵌合すると、相手ハウジング60に収容された端子金具70のタブが各挿通口12(キャビティ11)内に進入するようになっている。
図1、図2に示すように、ハウジング10の上側には、ロックアーム15が後方へ向けて片持ち状に延出している。ロックアーム15は、上下方向(高さ方向)に撓み変形する。ロックアーム15の上面の長さ方向中央部には上方に突出する一対のロック突部16が設けられている。ハウジング10は、ロックアーム15の自由端部(後端部)の上側に、自由端部(後端部)を覆うように架設された覆い壁17を有している。覆い壁17は、ロックアーム15に不要な解除操作力が作用するのを規制する。
端子金具50は、図10に示すように、いわゆる雌型の端子金具である。端子金具50は、導電性の金属板を所定形状に打ち抜いた後、曲げ加工などして一体に成形されている。端子金具50は、角筒状の本体部51を有している。本体部51は、キャビティ11に設けられた段差部13に係止するランス52を有している。
ハウジング10は、図3,8〜10に示すように、後述するリテーナ本体31を受ける本体挿入孔20が形成されている。本体挿入孔20は、ハウジング10の前後方向の後端側寄りの位置において、下方に開口している。本体挿入孔20は、キャビティ11、および後述する貫通孔21に連通するように設けられている。ハウジング10には、一対の貫通孔21が設けられている。貫通孔21は、ハウジング10を前後方向に貫通した形態である。貫通孔21は、下段のキャビティ11と並列して設けられ、隣接するキャビティ11間(下段の右側および左側に位置する隣接するキャビティ11間)に配置されている。貫通孔21の前端は、図8,9に示すように、溝部22として構成されている。溝部22は、下方に開口している。
ハウジング10には、図3に示すように、本体挿入孔20の後縁から後方に延びる一対の突出部挿入孔23が設けられている。突出部挿入孔23は、後述するリテーナ30の突出部40を受ける。突出部挿入孔23は、底面視矩形状の孔である。突出部挿入孔23は、溝部22の後方に配置されている。突出部挿入孔23の後端は、後述するリテーナ30の係止部41が係止する係止受部24として構成されている。係止受部24は、貫通孔21の底壁において、前方および上下方向に露出する角部である。本体挿入孔20の前縁は、本体側係止受部25として構成されている。本体側係止受部25は、貫通孔21の底壁において、後方および上下方向に露出する角部である。本体挿入孔20の左右両端には、本体挿入孔20に対して前方および後方に伸びる開口部26がそれぞれ設けられている。
リテーナ30は、図10に示すように、キャビティ11内の端子金具50を抜け止め係止する。リテーナ30は、図4〜図7に示すように、左右方向に長い矩形ブロック状のリテーナ本体31を有している。リテーナ本体31は、複数の孔32を有している。孔32は、ハウジング10における下段のキャビティ11に対応して左右方向に複数並列して設けられている。リテーナ本体31における前端の上縁には、左右方向に長い第1凸部33が設けられている。第1凸部33は、左右方向に4つ並列して設けられている。各第1凸部33は、左右方向に並ぶ5つの孔32に上下方向で重なっている。図5に示すように、孔32の底壁の前端には、前端の左右方向に沿って第2凸部34が設けられている。第2凸部34は、上方に突出している。
図4に示すように、リテーナ本体31の後端には、後方に突出する一対の突出部40が設けられている。突出部40は、直方体のリブ形状又は板片状である。突出部40は、一対の孔32(右側および左側に位置する一対の孔32間)の間に配されている。突出部40の先端(後端)の上縁には、係止部41が設けられている。係止部41は、後方へ突出する側面視台形状の突起である。係止部41は、係止受部24の上側に引っ掛かり係止する。
図5に示すように、リテーナ本体31の前端には、前方に突出する一対の本体側係止部42および一対の抜止部43が設けられている。本体側係止部42および抜止部43は、リテーナ30において係止部41とは反対側(突出部40の前側)に設けられている。本体側係止部42および抜止部43は、突起状をなしている。このように、リテーナ30の前後両端に突起(突出部40および本体側係止部42)が設けられている。本体側係止部42は、リテーナ本体31の上下方向の中心部分に設けられている。抜止部43は、リテーナ本体31における上下方向の本体側係止部42と下端との間に設けられている。抜止部43は、上下方向の長さが本体側係止部42よりも大きい。
図4、図5に示すように、リテーナ本体31の左右両端には、リテーナ本体31に対して前方および後方に延びる板部44がそれぞれ設けられている。板部44は、側面視矩形状である。
図11、図12に示す相手ハウジング60は、合成樹脂製であって、いわゆる雄型のハウジングである。相手ハウジング60は、前方へ開口する角筒状のフード部61を有している。フード部61は、上下方向に沿った背壁62を有している。背壁62には、端子金具70が装着される。端子金具70は、導電金属製であって、ピン状またはタブ状に細長く延出する形態になっている。端子金具70は、延出方向途中の複数箇所で屈曲され、前後方向に延出する前側部分及び後側部分と、これらを繋いで上下方向に延出する中間部分とで構成されている。端子金具70の先端は、上下二段に分かれ左右方向に複数並列して背壁62から前方に突出している。端子金具70の前側部分は、両ハウジング10,60との嵌合時に、ハウジング10に装着された端子金具50に電気的に接続される。端子金具70の後側部分は、回路基板71の板面に沿うように配置され、回路基板71の配線パターンに半田付けして電気的に接続される。
フード部61の上面には、図12に示すように、ロック受け部63が設けられている。ロック受け部63は、一対のロック突部16にそれぞれ対応して一対(図12では右側のロック受け部63のみ示す)設けられている。ロック受け部63は、フード部61の上面の左右方向中央に設けられている。ロック受け部63は、前後方向においてフード部61の前側に設けられている。ロック受け部63は、フード部61の上側の壁部を厚み方向に貫通する孔である。
フード部61の下側の内面には、図11、図12に示すように、ハウジング10側に突出するリブ64が設けられている。リブ64は、フード部61の背壁62と底壁とに跨って設けられている。リブ64は、下段の一対の端子金具70間(右側および左側に位置する一対の端子金具70間)に配されている。リブ64の先端(前端)は、端子金具70の先端(前端)よりも後方に位置している。リブ64は、両ハウジング10,60の嵌合時に、ハウジング10の溝部22に対して前側から挿入される。
次に、本実施例1のコネクタの組み付け方法および作用を説明する。
端子金具50をハウジング10に組み付ける際、図8に示すように、リテーナ30をハウジング10に対して仮係止状態にしておく。突出部40が突出部挿入孔23に位置決めして挿入され、リテーナ本体31が本体挿入孔20に位置決めして挿入される。そして、係止部41は、突出部挿入孔23を上方に通過し、係止受部24に係止する。本体側係止部42は、本体挿入孔20を上方に通過し、本体側係止受部25に係止する。これにより、リテーナ30は、仮保持位置に保持される。この状態で、端子金具50をキャビティ11に対して後方から挿入する。
端子金具50は、キャビティ11内を進入する過程で、段差部13でランス52を上方へ撓み変形させる。端子金具50が正規位置まで挿入されると、図10に示すように、ランス52は弾性復帰して段差部13の前端に係止する。これにより、端子金具50は、一次係止状態となる。
さらにリテーナ30を上方に押し込むことで、図9に示すように、本係止位置に保持される。抜止部43は、本体挿入孔20を上方に通過し、本体側係止受部25に係止してリテーナ30を抜け止めする。係止部41および本体側係止部42は、貫通孔21内を上方に移動し、貫通孔21の上壁に当たることが可能な位置に位置する。リテーナ30の一対の板部44は、開口部26内に挿入される。仮係止状態ではキャビティ11の外に退避していた第1凸部33および第2凸部34が、図10に示すように、それぞれ上下段のキャビティ11内に突入する。第1凸部33および第2凸部34は、端子金具50の本体部51の後端に係止する。これにより、端子金具50は、二次係止状態となる。
ハウジング10と相手ハウジング60との嵌合過程では、ロックアーム15の一対のロック突部16とフード部61とが干渉するため、ロックアーム15が押し下げられる。ロックアーム15は、ハウジング10の内側(下方)へと撓み変形する。図13に示すように、ロック突部16は、ロック受け部63と上下方向で重なる位置においてロックアーム15が弾性復帰し、ロック受け部63に入り込み係止する。これにより、両ハウジング10,60は、嵌合状態に保持される。ハウジング10と相手ハウジング60との嵌合の終盤では、リブ64が溝部22に挿入される。
以上のように、本開示のコネクタは、リテーナ30は、リテーナ本体31から前後方向の少なくとも一方に突出する突出部40の分だけ、前後方向の寸法が長くなる。そのため、リテーナ30は、ハウジング10に係止することで、リテーナ本体31のみの場合と比較して、ハウジング10に対して前後方向から傾きにくくなる。その結果、ハウジング10に対するリテーナ30の組み付け状態を安定させることができる。
リテーナ30は、リテーナ本体31が側面視で第1凸部33を除き前後対称な形状になっているが、突出部40がリテーナ本体31の後側に設けられており、全体として前後非対称な形状になっている。そのため、リテーナ30は、前後方向が逆転した姿勢(突出部40と突出部挿入孔23とが上下方向で重ならない姿勢)でハウジング10に組み付けようとすると、突出部40がハウジング10の底面に当たり誤組み付けを検知することができる。
本開示のコネクタは、ハウジング10に、端子金具50を収容する複数のキャビティ11が幅方向に並んで設けられている。突出部挿入孔23は、幅方向に隣接するキャビティ11の間に配置されている。
これによれば、隣接するキャビティ11の間のスペースを有効に活用して突出部挿入孔23を配置することができる。
本開示のコネクタは、ハウジング10に嵌合される相手ハウジング60を備えている。ハウジング10は、相手ハウジング60のリブ64を受ける溝部22を有している。突出部挿入孔23は、溝部22の後方に配置されている。
これによれば、溝部22の後方のスペースを有効に利用して、突出部挿入孔23を配置することができる。
本開示のコネクタは、リテーナ本体31が、前後方向に関して係止部41と反対側の端部に、本体側係止部42を有している。本体挿入孔20は、前後方向に関して係止受部24と反対側の端部に、本体側係止部42に係止される本体側係止受部25を有している。
これによれば、リテーナ30の前後両端に、それぞれ係止部41および本体側係止部42が設けられることになる。そして、ハウジング10の挿入孔(本体挿入孔20および突出部挿入孔23)の前後両端に、係止受部24および本体側係止受部25がそれぞれ設けられることで、リテーナ30がハウジング10に対して前後方向から傾くことをより効果的に防止することができる。そして、このような係止構造がコネクタの左右方向に離れた位置に一対設けられている。そのため、リテーナ30は、仮係止状態で、ハウジング10に対して安定して保持されることになる。
[他の実施例]
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施例1に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示される。本発明には、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれ、下記のような実施形態も含まれることが意図される。
上記実施例1では、リテーナ30において、突出部40がリテーナ本体31の後側に設けられていた。しかしながら、突出部40と同様の形態の突出部が、リテーナ本体31の前側に設けられていてもよい。この場合、突出部挿入孔23と同様の突出部挿入孔が、本体挿入孔20の前縁から前方に延びる形態で設けられる。また、前側の突出部に、本体側係止部42および抜止部43が設けられていてもよい。
上記実施例1では、リテーナ30において、突出部40がリテーナ本体31の後側に設けられ、本体側係止部42および抜止部43がリテーナ本体31の前側に設けられていた。しかしながら、突出部40がリテーナ本体31の前側に設けられ、本体側係止部42および抜止部43がリテーナ本体31の後側に設けられていてもよい。この場合、ハウジング10において、突出部挿入孔23が本体挿入孔20の前縁から前方に延びる構成となる。
上記実施例1では、ハウジング10において、キャビティ11が上下二段に分かれて配されていたが、一段や上下三段以上であってもよい。
上記実施例1では、ロックアーム15が一端に回動支点を有する片持ち状に形成されたものを示したが、中央部に回動支点をもってシーソー状に回動するタイプのものであってもよい。
10…ハウジング
11…キャビティ
12…挿通口
13…段差部
15…ロックアーム
16…ロック突部
17…覆い壁
20…本体挿入孔
21…貫通孔
22…溝部
23…突出部挿入孔
24…係止受部
25…本体側係止受部
26…開口部
30…リテーナ
31…リテーナ本体
32…孔
33…第1凸部
34…第2凸部
40…突出部
41…係止部
42…本体側係止部
43…抜止部
44…板部
50…端子金具
51…本体部
52…ランス
60…相手ハウジング
61…フード部
62…背壁
63…ロック受け部
64…リブ
70…端子金具
71…回路基板

Claims (4)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに対し軸線を前後方向に向けて収容される端子金具と、
    前記ハウジングに保持されるリテーナと、を備え、
    前記リテーナは、
    前記ハウジングに対して前記端子金具を抜け止めするリテーナ本体と、
    前記リテーナ本体から前後方向の少なくとも一方に突出する突出部と、を有し、
    前記ハウジングは、
    前記リテーナ本体を受ける本体挿入孔と、
    前記本体挿入孔から前後方向の少なくとも一方に延びて、前記突出部を受ける突出部挿入孔と、を有し、
    前記突出部の突出方向の先端部には、係止部が設けられ、
    前記突出部挿入孔の延び方向の先端部には、前記係止部に係止される係止受部が設けられているコネクタ。
  2. 前記ハウジングには、前記端子金具を収容する複数のキャビティが幅方向に並んで設けられ、
    前記突出部挿入孔は、前記幅方向に隣接する前記キャビティの間に配置されている請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジングに嵌合される相手ハウジングを備え、
    前記ハウジングは、前記相手ハウジングのリブを受ける溝部を有し、
    前記突出部挿入孔は、前記溝部の後方に配置されている請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記リテーナ本体は、前後方向に関して前記係止部と反対側の端部に、本体側係止部を有し、
    前記本体挿入孔は、前後方向に関して前記係止受部と反対側の端部に、前記本体側係止部に係止される本体側係止受部を有している請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
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