JP2021089107A - 冷蔵庫 - Google Patents

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西村 晃一
Koichi Nishimura
晃一 西村
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

【課題】本開示は、冷却器への着霜を抑制すると共に、消費電力量を低減することができる冷蔵庫を提供する。【解決手段】本開示における冷蔵庫は、少なくとも第一、第二、第三の貯蔵室に仕切られた断熱箱体からなる冷蔵庫本体と、冷却器で生成された冷気を各貯蔵室内に送るための冷却ファンと、冷気を第一の貯蔵室に選択的に流すための第一のダンパと、冷気を第三の貯蔵室に選択的に流す第二のダンパと、第一、第二のダンパの開閉を制御する制御部を備え、制御部は、第一のダンパのみ開いて第一、第二の貯蔵室を冷却する第一の冷却モードと、第二のダンパのみ開いて第三の貯蔵室と第二の貯蔵室を冷却する第二の冷却モードと、第一のダンパ及び第二のダンパの両方を閉じて第二の貯蔵室を冷却する第三の冷却モードを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、冷蔵庫に関する。
特許文献1は、複数の貯蔵室へ冷却風を選択的に流し、温度をきめ細かく制御する冷蔵庫を開示する。この冷蔵庫は、冷蔵室、複数の冷凍室、野菜室などの貯蔵室と、冷却器と、冷却ファンと、それらの運転や、各室内の温度を制御する制御基板を、備える。
特開2015−25591号公報
本開示は、冷却器への着霜を抑制すると共に、消費電力量を低減することができる冷蔵庫を提供する。
本開示における冷蔵庫は、断熱材により構成され、内部を第一の仕切りと第二の仕切りと第一の扉と第二の扉と第三の扉により少なくとも第一、第二、第三の貯蔵室に仕切られた断熱箱体からなる冷蔵庫本体と、冷気を生成する冷却器と、冷気を、各貯蔵室内に送るための冷却ファンと、冷却ファンによる冷気を、第一の貯蔵室に選択的に流すための第一のダンパと、冷却ファンによる冷気を、第三の貯蔵室に選択的に流すための第二のダンパと、第一のダンパと第二のダンパの開閉を制御する制御部とを備え、制御部は、第一のダンパのみ開いて第一の貯蔵室と第二の貯蔵室を冷却する第一の冷却モードと、第二のダンパのみ開いて第三の貯蔵室と第二の貯蔵室を冷却する第二の冷却モードと、第一のダンパ及び第二のダンパの両方を閉じて第二の貯蔵室を冷却する第三の冷却モードを有する。
本開示における冷蔵庫は、冷却器への着霜を抑制し、消費電力量を低減することができる。
実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図 実施の形態1における冷蔵庫の風路を示す断面図 実施の形態1における冷蔵庫の動作及び各貯蔵室内の圧力を表す図 従来の冷蔵庫の縦断面図 従来の冷蔵庫の風路を示す断面図 従来の冷蔵庫の動作及び各貯蔵室内の圧力状態を表す図
(本開示の基礎となった知見など)
従来の冷蔵庫としては、複数の貯蔵室へ冷却風を選択的に流し、温度をきめ細かく制御するものがある(例えば、特許文献1参照)。
図4は、従来の冷蔵庫を示す縦断面図、図5は、同冷蔵庫の風路を示す断面図、図6は、同冷蔵庫の動作及び各貯蔵室内の圧力状態を表す図である。
図4、5に示すように、従来の冷蔵庫1は、前面を開口した断熱箱体2から構成されている。断熱箱体2は、上仕切り3、中仕切り4及び下仕切り5により上下4室に仕切られており、上仕切り3の上方を、室内を約4度の冷蔵温度帯に維持した冷蔵室6、上仕切り3と中仕切り4の間を、室内を約−18度の冷凍温度帯に維持した第一冷凍室7、中仕切り4と下仕切り5の間を、室内を約−18度の冷凍温度帯に維持した第二冷凍室8、下仕切り5の下方を、室内を冷蔵室6より若干高い温度帯に維持した野菜室9としている。
そして冷蔵室6の前面開口部6aは、回転式の断熱扉10によって、第一冷凍室7、第二冷凍室8及び野菜室9は引き出し式の断熱扉11、12、13によってそれぞれ閉塞されている。
また第一冷凍室7と第二冷凍室8の背面には、下部に図示しない冷却システムの一部である冷却器14と、上部に冷却器14で生成した冷気を冷蔵庫1内に循環させる冷却ファン15を備えており、冷凍室ダクト16により第一冷凍室7及び第二冷凍室8と仕切られた冷却室17を形成していると共に、冷凍室ダクト16上部には、冷却ファン15の冷気を第一冷凍室7及び第二冷凍室8に吐出する冷凍室吐出口18が、下部には冷凍室吸込口19が形成されている。
さらに冷凍室ダクト16背面の冷却ファン15上方には、冷却ファン15の冷気を冷蔵室6及び野菜室9に選択的に流すことができる冷蔵室ダンパ20及び野菜室ダンパ21を備えている。これらのダンパには図示しない冷蔵室バッフル、野菜室バッフルが開閉自在に取り付けられており、野菜室バッフルは、野菜室9に導く、野菜室吐出風路22と連通している。
冷蔵室6の背面略中央には上下に延在する冷蔵室ダクト23が形成されている。そして冷蔵室ダクト23の左右及び前面には、複数の冷蔵室吐出口24が形成されている。また、冷蔵室6の背面の冷蔵室ダクト23の右下隅部には、冷蔵室吸込口25が形成されており、冷蔵室吸込風路26と連通しており、冷蔵室吐出口24から吐出され冷蔵室6を冷却した冷却風は、冷蔵室吸込風路26から冷却室17に戻される。
野菜室9には、野菜室吐出風路22を流れてきた冷却風を野菜室9内に吐出する野菜室吐出口27及び野菜室9を冷却した冷却風を冷却室17に戻す野菜室吸込風路28を備えている。
そして、断熱箱体2の上部には、図示しない冷却システム、冷却ファン15、冷蔵室ダンパ20及び野菜室ダンパ21の動作を制御する制御基板29を備えている。
以上のように構成された従来の冷蔵庫1について、図6に従って、冷気の流れを中心に、その動作を説明する。
冷蔵庫1の運転中、各貯蔵室(冷蔵室6、第一冷凍室7、第二冷凍室8、野菜室9)に設けた図示しない温度センサーにより測定された温度が、所定の温度より高くなると、制御基板29により、当該の貯蔵室を冷却すべく、冷蔵室ダンパ20や野菜室ダンパ21が開状態となり、冷凍室吐出口18、冷蔵室吐出口24、野菜室吐出口27などから吐出された冷気により貯蔵室内が冷却され、所定の温度より低くなると、制御基板29により、当該の貯蔵室の冷却を終了すべく、冷蔵室ダンパ20や野菜室ダンパ21が閉状態となる。
例えば、冷蔵室6と野菜室9の温度が同時に設定温度よりも高くなった場合は、冷蔵室ダンパ20と野菜室ダンパ21が同時に開状態となり、冷蔵室6及び野菜室9へと冷気が吐出され、冷却される。
この時、冷蔵室ダンパ20と野菜室ダンパ21が同時に開状態となることにより、野菜室9に過剰な冷気が供給されることが無い。これによって、野菜室9の過冷を防ぐことができる。
しかしながら、上記従来の冷蔵庫1の構成では、冷蔵室ダンパ20と野菜室ダンパ21を同時に開状態とすると、吐出風路の圧力損失の大きい貯蔵室内の圧力が、外気に比べて低く(静圧がマイナスの値)なり、断熱扉(10〜13)と断熱箱体2の隙間から高温高湿の外気を吸い込んでしまう。
一般的な冷蔵庫1においては、冷蔵室6は野菜室9よりも高さが高く、内容積も大きく、冷蔵室ダクト23により冷蔵室6内に冷気を分配しているため、圧力損失も大きくなる。
従って、図6に示すように、冷蔵室ダンパ20と野菜室ダンパ21が同時に開状態となると、冷蔵室6内の圧力が外気に比べて低くなり、高温高湿の外気を吸い込んでしまう恐れがあると言う課題を発明者らが発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
以下図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明を省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1〜3を用いて実施の形態1を説明する。
[1−1.構成]
図1〜3において、本実施の形態における冷蔵庫30は、前面を開口した断熱箱体2から構成された冷蔵庫本体30aを有する。断熱箱体2は、上仕切り3(第一の仕切り)、中仕切り4及び下仕切り5(第二の仕切り)により以下の4つの貯蔵室に仕切られている。
上仕切り3の上方を、室内を約4度の冷蔵温度帯に維持した冷蔵室6(第一の貯蔵室)、上仕切り3と中仕切り4の間を、室内を約−18度の冷凍温度帯に維持した第一冷凍室7(第二の貯蔵室)、中仕切り4と下仕切り5の間を、室内を約−18度の冷凍温度帯に維持した第二冷凍室8、下仕切り5の下方を、室内を冷蔵室6より若干高い温度帯に維持した野菜室9(第三の貯蔵室)を備えている。
そして冷蔵室6の前面開口部6aは、回転式の断熱扉10(第一の扉)によって、第一冷凍室7の前面開口部7aは断熱扉11(第二の扉)、第二冷凍室8の前面開口部8aは断熱扉12で、及び野菜室9は、引き出し式の断熱扉13(第三の扉)によってそれぞれ閉塞されている。
また第一冷凍室7と第二冷凍室8の背面には、下部に図示しない冷却システムの一部で、冷風を生成する冷却器14と、上部に冷却器14で生成した冷気を冷蔵庫30内に送り、循環させる冷却ファン15をそれぞれ備えており、冷凍室ダクト16により第一冷凍室7及び第二冷凍室8と仕切られた冷却室17を形成していると共に、冷凍室ダクト16の上部には、冷却ファン15の冷気を第一冷凍室7及び第二冷凍室8に吐出する冷凍室吐出口18が、下部には冷凍室吸込口19が形成されている。
さらに冷凍室ダクト16背面の冷却ファン15の上方には、冷却ファン15の冷気を冷蔵室6及び野菜室9に選択的に流すことができる冷蔵室ダンパ20(第一のダンパ)及び野菜室ダンパ21(第二のダンパ)がそれぞれ設けられている。
これらのダンパには図示しない冷蔵室バッフル、野菜室バッフルが開閉自在に取り付けられており、野菜室バッフルは、野菜室9に導く、野菜室吐出風路22と連通している。
冷蔵室6の背面略中央には上下に延在する冷蔵室ダクト23が形成されている。
そして冷蔵室ダクト23の左右及び前面には、複数の冷蔵室吐出口24が形成されている。また、冷蔵室6の背面の冷蔵室ダクト23の右下隅部には、冷蔵室吸込口25が形成されており、冷蔵室吸込風路26と連通しており、冷蔵室吐出口24から吐出され冷蔵室6を冷却した冷却風は、冷蔵室吸込風路26から冷却室17に戻される。
野菜室9には、野菜室吐出風路22を流れてきた冷却風を野菜室9内に吐出する野菜室吐出口27、及び野菜室9を冷却した冷却風を冷却室17に戻す野菜室吸込風路28を備えている。
そして、断熱箱体2上部には、図示しない冷却システム、冷却ファン15、冷蔵室ダンパ20及び野菜室ダンパ21の動作を制御する制御基板31(制御部)を備えている。また、冷却器14の下部には冷却器14に付着した霜を定期的に融かすために例えばラジアントヒータなどの除霜ヒータ32を備えている。
制御基板31は、冷蔵室ダンパ20を開状態、野菜室ダンパ21を閉状態として、冷蔵室6と第一冷凍室7及び第二冷凍室8を同時に冷却する第一の冷却モードと、冷蔵室ダンパ20を閉状態、野菜室ダンパ21を開状態として、野菜室9と第一冷凍室7及び第二冷凍室8を同時に冷却する第2の冷却モードと、冷蔵室ダンパ20と野菜室ダンパ21の両方を閉状態として、第一冷凍室7と第二冷凍室8を冷却する第3の冷却モードと、冷蔵室ダンパ20と野菜室ダンパ21の両方を閉状態とし、かつ冷却システム及び冷却ファン15を停止状態とする第四の冷却モードの4つの運転モードを有する。
[1−2.動作]
以上のように構成された冷蔵庫30について、以下、その動作、作用の一例を図3に従って、冷気の流れを中心に説明する。
冷蔵庫30の運転中、冷蔵室6、第一冷凍室7、第二冷凍室8、野菜室9のそれぞれに設けた図示しない温度センサーにより測定された温度に応じて、制御基板31により、冷蔵室ダンパ20を開状態、野菜室ダンパ21を閉状態として、冷蔵室6と第一冷凍室7及び第二冷凍室8を同時に冷却する第一の冷却モード、冷蔵室ダンパ20を閉状態、野菜室ダンパ21を開状態として、野菜室9と第一冷凍室7及び第二冷凍室8を同時に冷却する第2の冷却モード、冷蔵室ダンパ20と野菜室ダンパ21の両方を閉状態として、第一冷凍室7と第二冷凍室8のみを冷却する第3の冷却モード、冷蔵室ダンパ20と野菜室ダンパ21をどちらも閉状態とし、かつ冷却システム及び冷却ファン15を停止状態とする第四の冷却モードの4つの運転モードを切り替えて各貯蔵室を所定の温度に維持する。
例えば、冷却を停止している第4の冷却モード中に、時間経過または、断熱扉(10〜13のいずれか)の開閉などにより、第一冷凍室7、第二冷凍室8と冷蔵室6が設定温度よりも高くなった場合は、制御基板31により、図示しない冷却システム及び冷却ファン15を運転させ、まず、第一の冷却モードで運転する。
時間経過とともに第一冷凍室7、第二冷凍室8及び冷蔵室6の温度が低下し、まず冷蔵室6が所定の温度以下となると、制御基板31により、冷蔵室ダンパ20を閉状態として、第三の冷却モードで運転する。
この第三の冷却モード運転中に、野菜室9の温度が所定の温度以上となった場合には、制御基板31により野菜室ダンパ21を開状態として、第二の冷却モードで運転する。
そして全ての貯蔵室(冷蔵室6、第一冷凍室7、第二冷凍室8、野菜室9)が所定の温度以下となると、制御基板31により、第四の冷却モードとなり冷却を停止する。
また、冷却を停止している第四の冷却モード中に、時間経過または断熱扉(10〜13のいずれか)の開閉などにより、第一冷凍室7、第二冷凍室8と野菜室9が設定温度よりも高くなった場合は、制御基板31により、図示しない冷却システム及び冷却ファン15を運転させ、まず第二の冷却モードで運転する。時間経過とともに第一冷凍室7、第二冷凍室8及び野菜室9の温度が低下し、まず野菜室9が所定の温度以下となると、制御基板31により、野菜室ダンパ21を閉状態として、第三の冷却モードで運転する。
この時もし、第三の冷却モード運転中に、冷蔵室6の温度が所定の温度以上となった場合には、制御基板31により冷蔵室ダンパ20を開状態として、第一の冷却モードで運転する。
そして全ての貯蔵室(冷蔵室6、第一冷凍室7、第二冷凍室8、野菜室9)が所定の温度以下となると、制御基板31により、第四の冷却モードとなり冷却を停止する。
また、冷却を停止している第四の冷却モード中に、時間経過または断熱扉(10〜13のいずれか)の開閉などにより、冷蔵室6、第一冷凍室7、第二冷凍室8と野菜室9が設定温度よりも高くなった場合は、制御基板31により、図示しない冷却システム及び冷却ファン15を運転させ、まず、第一の冷却モードで運転を開始する。そして時間経過とともに第一冷凍室7、第二冷凍室8及び冷蔵室6の温度が低下し、まず冷蔵室6が所定の温度以下となると、制御基板31により、冷蔵室ダンパ20を閉状態とするとともに、野菜室ダンパ21を開状態として、第二の冷却モードで運転する。
そして更なる時間経過とともに第一冷凍室7、第二冷凍室8及び野菜室9の温度が低下し、野菜室9が所定の温度以下となると、制御基板31により、野菜室ダンパ21を閉状態として、第三の冷却モードで運転する。
もし、この第三の冷却モード運転中に、冷蔵室6または野菜室9の温度が再度所定の温度以上となった場合には、制御基板31により冷蔵室ダンパ20または野菜室ダンパ21を開状態として、第一の冷却モードまたは第二の冷却モードで運転する。
そして全ての貯蔵室(冷蔵室6、第一冷凍室7、第二冷凍室8、野菜室9)が所定の温度以下となると、制御基板31により、第四の冷却モードとなり冷却を停止する。
従来の冷蔵庫1では、第一冷凍室7と第二冷凍室8の温度が所定の温度より高い状態で、冷蔵室6と野菜室9の温度が同時に所定温度よりも高くなった場合には、冷蔵室ダンパ20と野菜室ダンパ21を同時に開状態として両貯蔵室を同時に冷却する運転モードが備えられていたが、本実施の形態の冷蔵庫30では、まず冷蔵室ダンパ20のみを開状態として冷蔵室6を冷却してから野菜室ダンパ21のみを開状態として野菜室9を冷却するため、冷蔵室ダンパ20と野菜室ダンパ21が同時に開状態となることはない。
例えば、冷蔵室ダクト23の圧力損失が大きい場合にも、冷蔵室ダンパ20が開状態で冷蔵室6内の圧力が外気に比べて低くなる(静圧が負圧になる)ことはない。
これにより、断熱扉(10〜13のいずれか)と断熱箱体2の隙間から、圧力差により高温高湿の外気を貯蔵室内に吸い込むことを抑制でき、冷却器14への着霜を抑制することができるため、除霜運転時の除霜ヒータ32の通電時間を短縮することができる。
従って、除霜電力を削減し、消費電力量の低い冷蔵庫とすることができる。
尚、本実施の形態において、冷蔵室6と野菜室9の温度が同時に所定の温度より高くなった場合には、まず、第一の冷却モードとし、冷蔵室6から冷却するとして説明したが、例えば冷蔵室6と野菜室9の温度とあらかじめ設定された所定の温度の温度差を比較し、温度差が大きい方の貯蔵室を先に冷却することで、より温度がきめ細かく制御される。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、冷蔵庫30は、断熱材により構成され、内部を上仕切り3(第一の仕切り)と下仕切り5(第二の仕切り)と断熱扉10(第一の扉)と断熱扉11(第二の扉)と断熱扉13(第三の扉)により少なくとも冷蔵室6(第一の貯蔵室)、第一冷凍室7(第二の貯蔵室)、野菜室9(第三の貯蔵室)に仕切られた断熱箱体2からなる冷蔵庫本体30aと、冷却器14と、冷却ファン15と、冷蔵室ダンパ20(第一のダンパ)と、野菜室ダンパ21(第二のダンパ)と、制御基板31(制御部)を備えている。
冷却器14は、冷気を生成する。冷却ファン15は、冷却器14で生成された冷気を冷蔵室6、第一冷凍室7、野菜室9に送る。冷蔵室ダンパ20は、冷却ファン15による冷気を、冷蔵室6に選択的に流す。野菜室ダンパ21は、冷却ファン15による冷気を、野菜室9に選択的に流す。
制御基板31は、野菜室ダンパ21と、冷蔵室ダンパ20の開閉を制御すると共に、冷蔵室ダンパ20のみ開いて冷蔵室6と第一冷凍室7を冷却する第一の冷却モードと、野菜室ダンパ21のみ開いて野菜室9と第一冷凍室7を冷却する第二の冷却モードと、冷蔵室ダンパ20及び野菜室ダンパ21の両方を閉じて第一冷凍室7を冷却する第三の冷却モードを有している。
以上のように、本実施の形態の冷蔵庫30では、まず冷蔵室ダンパ20のみを開状態として冷蔵室6を冷却してから野菜室ダンパ21のみを開状態として野菜室9を冷却するため、冷蔵室ダンパ20と野菜室ダンパ21が同時に開状態となることはない。
例えば、冷蔵室ダクト23の圧力損失が大きい場合にも、冷蔵室ダンパ20が開状態で冷蔵室6内の圧力が外気に比べて低くなる(静圧が負圧になる)ことはない。
これにより、断熱扉(10〜13のいずれか)と断熱箱体2の隙間から、圧力差により高温高湿の外気を冷蔵室6、第一冷凍室7、野菜室9内に吸い込むことを抑制し、冷却器14への着霜を抑制することができるため、除霜運転時の除霜ヒータ32の通電時間を短縮し、除霜電力を削減し、消費電力量の低い冷蔵庫30を提供することができる。
なお、上記実施の形態では、第一冷凍室7を第二の貯蔵室としたが、第一冷凍室7と第二冷凍室8を一つの第二の貯蔵室と読み替えても、効果はなんら変わるものではない。
本開示は、冷却器への着霜を抑制し、除霜する際の消費電力を低減することができるので、家庭用および業務用など様々な種類および大きさの間冷式の冷蔵庫に適用することができる。
1、30 冷蔵庫
2 断熱箱体
3 上仕切り(第一の仕切り)
4 中仕切り
5 下仕切り(第二の仕切り)
6 冷蔵室(第一の貯蔵室)
6a、7a、8a 前面開口部
7 第一冷凍室(第二の貯蔵室)
8 第二冷凍室
9 野菜室(第三の貯蔵室)
10 断熱扉(第一の扉)
11 断熱扉(第二の扉)
12 断熱扉
13 断熱扉(第三の扉)
14 冷却器
15 冷却ファン
16 冷凍室ダクト
17 冷却室
18 冷凍室吐出口
19 冷凍室吸込口
20 冷蔵室ダンパ(第一のダンパ)
21 野菜室ダンパ(第二のダンパ)
22 野菜室吐出風路
23 冷蔵室ダクト
24 冷蔵室吐出口
25 冷蔵室吸込口
26 冷蔵室吸込風路
27 野菜室吐出口
28 野菜室吸込風路
29、31 制御基板(制御部)
30a 冷蔵庫本体
32 除霜ヒータ

Claims (1)

  1. 断熱材により構成され、内部を第一の仕切りと第二の仕切りと第一の扉と第二の扉と第三の扉により少なくとも第一、第二、第三の貯蔵室に仕切られた断熱箱体からなる冷蔵庫本体と、
    冷気を生成する冷却器と、
    前記冷気を、前記各貯蔵室内に送るための冷却ファンと、
    前記冷却ファンによる冷気を、前記第一の貯蔵室に選択的に流すための第一のダンパと、前記冷却ファンによる冷気を、前記第三の貯蔵室に選択的に流すための第二のダンパと、前記第一のダンパと前記第二のダンパの開閉を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第一のダンパのみ開いて前記第一の貯蔵室と前記第二の貯蔵室を冷却する第一の冷却モードと、
    前記第二のダンパのみ開いて前記第三の貯蔵室と前記第二の貯蔵室を冷却する第二の冷却モードと、
    前記第一のダンパ及び前記第二のダンパの両方を閉じて前記第二の貯蔵室を冷却する第三の冷却モードを有する冷蔵庫。
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