JP2021088832A - 型枠、型枠セット及び型枠構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の形状の水硬性組成物の硬化体を容易に構築可能な型枠及び型枠セットを提供することを目的とする。【解決手段】水硬性組成物を成形する型枠のセットであって、第一型枠1と、第一型枠1に隣接して配置される第二型枠5を備え、第一型枠1は、水硬性組成物と接する第一成形部2と、第一成形部2の左右両側に形成され、隣接する型枠に当接する第一接続部3、3とを備え、第二型枠5は、水硬性組成物と接する第二成形部6と、第二成形部6の左右両側に形成され、隣接する型枠に当接する第二接続部7、7とを備え、第一型枠1は、少なくとも第二型枠5に当接する側の第一接続部3が第一成形部2に対して傾斜するテーパ面を有し、第二型枠5は、少なくとも第一型枠1に当接する側の第二接続部7が第二成形部6に対して傾斜する逆テーパ面を有する構成とする。【選択図】図10

Description

本発明は、コンクリート、セメント、モルタル等の水硬性組成物を流し込んで基礎構造物を成形する型枠、型枠セット及び型枠構造体に関する。
従来、建築物の空調設備は、多数の室外機を建築物の屋上に設置し、建築物内に設置される室内機と、室外機との間を配管接続している。このため、建築物の屋上には、特許文献1の図1に示すような、小屋風の建造物(いわゆるハト小屋)1が設けられ、配管はこの建造物1の側壁部を通るようにして室内機と室外機との間に配設される。また、建築物の屋上に機械を設置する場合にも、機械設置用の基礎構造物が設けられる。
上記構成の基礎構造物を構築する場合には、木材を使って作製した型枠を設置箇所に配設し、型枠で囲まれた空間内にコンクリート等の水硬性組成物を打設し、水硬性組成物が硬化した後に型枠を取り外していた。
特開平10−318482号公報
ところで、基礎構造物の構築においては、現場での木製型枠の作製作業には経験及び労力を要する。特に、隣接する木製型枠を、水密性を維持しつつ角度を合せて接続する作業に時間を要していた。また、取り外された型枠は再利用が難しく使い捨てされるため、環境保護の観点からも問題となっていた。
そこで、本発明は、種々の形状の水硬性組成物の硬化体を容易に構築可能な型枠を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様としての型枠は、水硬性組成物を成形するものであって、水硬性組成物と接する成形部と、前記成形部の左右両側に形成され、隣接する型枠に当接する接続部とを備え、前記接続部のうち少なくとも一方は、前記成形部に対して傾斜するテーパ面又は逆テーパ面を有する構成とすることができる。前記成形部及び前記接続部は、強化繊維と合成樹脂とを含有する繊維強化プラスチックによって一体的に形成してもよい。
また、上記型枠を用いた型枠セットとしてもよい。具体的には、水硬性組成物を成形する型枠のセットであって、第一型枠と、前記第一型枠に隣接して配置される第二型枠を備え、前記第一型枠は、水硬性組成物と接する第一成形部と、前記第一成形部の左右両側に形成され、隣接する型枠に当接する第一接続部とを備え、前記第二型枠は、水硬性組成物と接する第二成形部と、前記第二成形部の左右両側に形成され、隣接する型枠に当接する第二接続部とを備え、前記第一型枠は、少なくとも前記第二型枠に当接する側の第一接続部が前記第一成形部に対して傾斜するテーパ面を有し、前記第二型枠は、少なくとも前記第一型枠に当接する側の第二接続部が前記第二成形部に対して傾斜する逆テーパ面を有する型枠セットとしてもよい。
前記型枠セットは、前記第一型枠の第一成形部及び第一接続部並びに前記第二型枠の第二成形部及び第二接続部の少なくとも一方は、強化繊維と合成樹脂とを含有する繊維強化プラスチックによって一体的に形成してもよい。また、前記第一型枠は、左右両側の第一接続部が前記第一成形部に対して傾斜するテーパ面を有し、前記第二型枠は、左右両側の第二接続部が第二成形部に対して傾斜する逆テーパ面を有する構成としてもよい。
また、前記型枠セットを備えた型枠構造体であって、前記第二型枠を介して前記第一型枠と第一型枠とが接続された型枠ユニットを備えた構成としてもよい。
上記態様によれば、本発明の型枠の接続部は、成形部に対して傾斜するテーパ面又は逆テーパ面を有するため、隣接する型枠の接続部と接続部とを当接させることで、隣接する成形部の間の角度を調節することが可能となり、様々な形状の水硬性組成物の硬化体を容易に構築することが可能となる。
本発明の第一型枠の実施形態を示す正面側斜視図 第一型枠の背面側斜視図 第一型枠の平面図 本発明の第二型枠の実施形態を示す正面側斜視図 第二型枠の背面側斜視図 図5のB−B断面図 第一型枠のみで構成した型枠構造体を示す平面図 図7に示す型枠構造体を用いて成形された基礎構造物の斜視図 第一型枠及び第二型枠で構成した型枠構造体の平面図 本発明の型枠ユニットの分解斜視図 図9に示す型枠構造体を用いて成形された基礎構造物の斜視図
以下、本発明の実施態様を図面に基づいて説明する。本実施形態では、機械設置用の基礎構造物を成形するための型枠として、第一型枠及び第二型枠を使用した型枠セットの例について説明する。
図1は、本実施形態の第一型枠の正面側斜視図であり、図2は、本実施形態の第一型枠の背面側斜視図である。図示のごとく、第一型枠1は、水硬性組成物と接する第一成形部2と、第一成形部2の左右両側に形成され、隣接する型枠に当接する第一接続部3、3とを備える。なお、図中、矢印X、Y及びZは、それぞれ型枠の左右方向、高さ方向及び厚み方向を示す。さらに、厚み方向Zにおいて、Z1は型枠の外側方向を、Z2は型枠の内側方向を示す。
第一成形部2には、第一段差部4が形成される。第一接続部3は、第一成形部2に対して傾斜するテーパ面を有する。ここで、テーパ面とは、図3に示すように、第一型枠1を平面視したときに、第一成形部2の表面を通過する延長線Aと第一接続部3の表面との間の角度αがα<90°の角度で傾斜する面をいう。本実施形態では、α=45°に設定されている。
図4は、本実施形態の第二型枠の正面側斜視図で、図5は、本実施形態の第二型枠の背面側斜視図である。第二型枠5は、水硬性組成物と接する第二成形部6と、第二成形部6の左右両側に形成され、隣接する型枠に当接する第二接続部7、7とを備える。矢印X、Y及びZについては、第一型枠1と同様とされる。第二成形部6には第二段差部8が形成される。
第二接続部7は、第二成形部6に対して傾斜する逆テーパ面を有する。ここで、逆テーパ面とは、図6に示すように、第二型枠5を平面視したときに、第二成形部6の表面を通過する延長線Cと第二接続部7の表面との間の角度βが、90°<β<180°の角度で傾斜する面をいう。本実施形態ではβ=135°に設定されている。すなわち、本実施形態においては、α+β=180°となるように設定されている。これにより、第二型枠5を介して、その左右に第一型枠を接続することで実質的に第一成形部2を左右方向に延長することが可能となる。
なお、第二型枠5の形状は、第一型枠1を2つ左右方向Xに横並びで互いに接触するように配置したときに、左右方向Xに配置された2つの第一成形部2の隙間が丁度埋まる形状とされる。すなわち、第一成形部2と第二成形部6とで連続する成形面が形成される。このように、本実施形態では、第二型枠5は、第一型枠1の左右方向Xの長さを延長するジョイント部材として機能する。
第一型枠1は、第一成形部2及び第一接続部3を補強する補強部9を備える。補強部9は、第一型枠1において、水硬性組成物が接する正面側とは反対の背面側に形成される。補強部9は、左右方向X及び/又は高さ方向Yに形成された補強リブから構成される。第一成形部2、第一接続部3及び補強部9は、強化繊維と合成樹脂とを含有する繊維強化プラスチック(以下、FRPという場合がある。)によって一体的に形成される。そして、第二型枠5も第一型枠1と同様に補強部9を備え、第二成形部6、第二接続部7及び補強部9は、FRPによって一体的に形成される。
これにより、本発明の第一型枠1及び第二型枠5(以下、型枠1及び5と略する場合がある。)は、木製型枠に比べて軽量でありながらも、高い強度を備える。したがって、現場での型枠1及び5の組立作業が容易となり、労力を軽減することができる。また、コンクリートやモルタルなどの水硬性組成物が硬化した硬化体から型枠1及び5を引き剥がす際に、型枠1及び5の破損を抑制することができ、これにより型枠1及び5の再利用が可能となる。
第一成形部2又は第二成形部6(以下、成形部2又は6と略する場合がある。)、第一接続部3又は第二接続部7(以下、接続部3又は7と略する場合がある。)及び補強部9を一体的に形成するには、たとえば、型枠1及び5の成形型に強化繊維と合成樹脂とを含むFRP組成物を導入し、プレス成形することにより、成形部2又は6、接続部3又は7、及び、補強部3を一体成形することができる。
FRPを成形する場合、FRP組成物としては、成形時に成形型の隅々にまで十分に行き渡る流動性を備えることが好ましい。そのため、強化繊維は短繊維を含むことが好ましい。ここで、短繊維としては、平均繊維長さが3mm〜15mmであることが好ましい。
強化繊維としては、ガラス繊維を用いることができるほか、合成樹脂繊維を用いることも可能である。特に、炭素繊維を用いた炭素繊維強化プラスチック((以下、CFRPという)は、その他の繊維、たとえば、ガラス繊維を用いたFRPよりも強度に優れるという利点を有する。FRPに用いられる合成樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂やエポキシ樹脂などを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
上記構成の型枠1および5を用いて型枠構造体を構築する方法について説明する。図7は、第一型枠1のみを用いて構築した型枠構造体10を示す平面図であり、図8は、図7に示す型枠構造体10を用いて成形された基礎構造物を示す斜視図である。
図8に示すように、平面視で正方形の基礎構造物11を成形するには、図1に示すように、設置面との間に桟木S1を介在させた第一型枠1を4つ用いて、隣接する第一接続部3、3同士を接続する。本発明の第一型枠1の第一接続部3は、第一成形部2に対して45°に傾斜するテーパ面を有しているため、隣接する第一型枠1、1の第一接続部3、3同士を当接させることで、隣接する第一成形部2、2の間の角度を容易に90°とすることが可能となる。
さらに、隣接する第一接続部3、3同士をボルト・ナット等の適当な締結部材によって接続することで容易に水密性を確保することができる。そして、4つの第一型枠1で囲まれた空間内に水硬性組成物を注入し、水硬性組成物が硬化した後、第一型枠1を取り外すことによって、基礎構造物11を成形することができる。また、隣接する第一接続部2、2との境界部分に水硬性組成物が入り込むことがないため、第一型枠1を破損することなく、水硬性組成物の硬化体から取り外すことが可能となり、より第一型枠の再利用を促進することができる。
桟木S1は、木製角材からなり、桟木S1の内面と第一型枠1の第一成形部2とが面一になるように、さらに、桟木S1の両端部と第一接続部3とが面一になるように形成される。すなわち、桟木S1の両端部は、第一接続部3の角度αと同じ角度のテーパ面とされる。桟木S1の両端部同士を接続することで枠状体が形成される。
図2に示すように、第一型枠1の底面のZ方向の幅は、左右両端部の2箇所において幅広に形成されており、この幅広部分が固定部1a、1aとされる。固定部1a、1aは、桟木S1の上にネジ等によって固定される。上述のごとく、桟木S1は、第一型枠1の一部としての機能と、スペーサとしての機能を兼ね備える。
ここで、スペーサとしての機能とは、水硬性組成物が硬化して得られた硬化体を脱型する際に、後述するように、第一型枠1を下方に押し下げるための隙間(スペース)を確保する機能をいう。スペーサは、第一型枠1を設置する際に、まず桟木S1を所定位置に設置した後、その上部に第一型枠1を固定するための機能も有している。
図8に示すように、基礎構造物11は、下部直方体部12と、上部直方体部13とが一体成形された形状となっており、下部直方体部12に対し、上部直方体部13が大径に形成される。これにより、上部直方体部13の水平方向周縁部は、下部直方体部12よりも水平方向に張り出した形となり、この張り出し部の下面が水切り部14とされる。
上述のごとく、第一型枠1のみ用いて型枠構造体10を構築することができるほか、第一型枠1と第二型枠5をセットとして用いて型枠構造体15を構築することもできる。図9は、第一型枠及び第二型枠を型枠セットとして用いて構築した型枠構造体を示す平面図であり、図11は、図9に示す型枠構造体を用いて成形された基礎構造物を示す斜視図である。
図11に示す基礎構造物16は平面視で略矩形形状である。このように平面視で矩形形状の基礎構造物16を成形するには、図10に示すように、設置面との間に桟木S1を介在させた第一型枠1、1を2つ左右方向Xに横並びで互いに接触するように配置させる。横並びに配置された第一型枠1、1の間には、2つの第一型枠1、1の隙間を埋めるように第二型枠5が配置される。第二型枠5と設置面との間には桟木S2が介装される。
桟木S2は、木製角材からなり、桟木S2の内面と第二型枠5の第二成形部6とが面一になるように、さらに、桟木S2の両端部と第二型枠の接続部7とが面一になるように形成される。すなわち、桟木S2の両端部は、第二接続部の角度βと同じ角度の逆テーパ面とされる。桟木S2の両端部は隣接する桟木S1に接続される。
上述したように、型枠構造体15の長手方向に延びる対応した2辺において、横並びに配置された第一型枠1、1が第二型枠5を介して接続された型枠ユニット17を用いることにより、実質的に第一成形部2の幅を左右方向Xに延長することができ、平面視で矩形形状の硬化体を成形することが可能となる。
型枠ユニット17の左右方向にさらに第二型枠5を介して、第一型枠1を接続することも可能であり、このようにして、必要に応じて型枠構造体15の左右方向X長さを延長することができる。なお、本実施形態では、型枠構造体15の一方向の左右長さを延長することについて説明したが、これに限らず、二方向とも型枠ユニット17を用いて延長することも可能である。
また、型枠ユニット17において、第一型枠1と第二型枠5との境界は、第一成形部2(及び第二成形部6)に対して傾斜しているため、型枠構造体15内に水硬性組成物を注入したときに、第二型枠5にかかる水硬性組成物の圧力によって第一型枠1と第二型枠5とが密着することになり、水密性を高めることができる。
これにより、第一型枠1と第二型枠5との境界に、水硬性組成物が浸入することを効果的に防止することができる。したがって、水硬性組成物硬化後に、第一型枠1及び第二型枠5を破損することなく、水硬性組成物の硬化体から取り外すことが可能となり、より第一型枠1及び第二型枠5の際李凹を促進することができる。
第一接続部同士又は第一接続部と第二接続部とを接続する方法としては、公知の接続方法であれば制限なく使用することができる。本実施形態では接続部5に図示しない複数のボルト孔を形成しており、締結手段として前述したように、ボルト・ナットを用いることができるほか、型枠用のクランプ部材を用いることもできる。
上記実施形態では、第二成形部6の左右長さは、第一成形部2の左右長さよりも短く形成されており、第二型枠5は、第一型枠1を横並びで接続するためのジョイント部材として機能するが、これに限らず、第二成形部6の左右長さを長くすることも可能である。また、同じ第一型枠(又は第二型枠)でも、左右長さが異なる複数種類を用いることも可能である。
また、第一型枠1の第一成形部2及び第二型枠5の第二成形部6は、いずれも側面視で段差のある形状とされているが、成形部2及び6の形状は適宜変更することができる。たとえば、第一成形部2及び/又は第二成形部6の形状として、平面状とすることはもちろん、平面視で凸面状、凹面状、凸曲面状、凹曲面状としたり、段差を有する形状とすることもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。たとえば、上記実施形態では、型枠1及び5はFRP製とされているが、両者又は一方が木製であってもよい。
さらに、上記実施形態では、桟木S1及びS2は型枠1及び5と区別して説明したが、これに限らず、桟木S1及びS2を型枠1及び5の下型として、型枠1及び5自身を上型としてみることも可能である。特に、上記実施形態では桟木S1及びS2は木製としているが、FRP製とすることも可能であり、これにより、桟木を含めた型枠の再利用が可能となる。
また、上記実施態様では、FRPに用いられる強化繊維として短繊維を用いた場合について説明したが、強化繊維として短繊維のほかに織布あるいは不織布を基材として併用することも可能である。この場合、補強部3は強化繊維を短繊維のみとし、成形部2及び6と、接続部3及び7とは、強化繊維として短繊維及び織布又は不織布からなる基材を併用することができる。これにより、成形部2及び6と接続3及び7部の強度をより高めることができ、型枠1及び5の軽量化が可能となる。さらに、強化繊維として、織布あるいは不織布のみを用いることも可能である。
また、本実施形態では機械設備等を設置するための基礎構造物を成形する場合について説明したが、これに限らず、たとえば、型枠ユニット17に第二型枠5を介して、第一型枠1を接続し、これを繰り返すことにより、左右方向に延びるコンクリート壁等を成形することも可能である。
本実施形態及び上記変形例に開示されている構成要件は互いに組合せ可能であり、組合せることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 第一型枠
2 第一成形部
3 第一接続部
4 第一段差部
5 第二型枠
6 第二成形部
7 第二接続部
8 第二段差部
9 補強部
10、15 型枠構造体
11、16 基礎構造物
12 下部直方体部
13 上部直方体部
14 水切り部
17 型枠ユニット

Claims (5)

  1. 水硬性組成物を成形する型枠であって、水硬性組成物と接する成形部と、前記成形部の左右両側に形成され、隣接する型枠に当接する接続部とを備え、前記接続部のうち少なくとも一方は、前記成形部に対して傾斜するテーパ面又は逆テーパ面を有する型枠。
  2. 前記成形部及び前記接続部は、強化繊維と合成樹脂とを含有する繊維強化プラスチックによって一体的に形成された請求項1に記載の型枠。
  3. 水硬性組成物を成形する型枠のセットであって、第一型枠と、前記第一型枠に隣接して配置される第二型枠を備え、前記第一型枠は、水硬性組成物と接する第一成形部と、前記第一成形部の左右両側に形成され、隣接する型枠に当接する第一接続部とを備え、前記第二型枠は、水硬性組成物と接する第二成形部と、前記第二成形部の左右両側に形成され、隣接する型枠に当接する第二接続部とを備え、前記第一型枠は、少なくとも前記第二型枠に当接する側の第一接続部が前記第一成形部に対して傾斜するテーパ面を有し、前記第二型枠は、少なくとも前記第一型枠に当接する側の第二接続部が前記第二成形部に対して傾斜する逆テーパ面を有する型枠セット。
  4. 前記第一型枠の第一成形部及び第一接続部並びに前記第二型枠の第二成形部及び第二接続部の少なくとも一方は、強化繊維と合成樹脂とを含有する繊維強化プラスチックによって一体的に形成された請求項3に記載の型枠セット。
  5. 請求項4に記載の型枠セットを備えた型枠構造体であって、前記第二型枠を介して前記第一型枠と第一型枠とが接続された型枠ユニットを備えた型枠構造体。
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