JP2021088362A - 乗員保護装置の制御装置、乗員保護システム、および乗員保護装置の制御方法 - Google Patents

乗員保護装置の制御装置、乗員保護システム、および乗員保護装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】乗員保護装置に乗員の保護機能を発揮させることができる乗員保護装置の制御装置、乗員保護システム、および乗員保護装置の制御方法を提供する。【解決手段】実施形態に係る乗員保護装置の制御装置は、制御部を備える。制御部は、前席と後席とが対面するように前席が回転可能に構成された自車両に衝撃が加わる場合に、前席よりも前方に設けられるエアバッグと、前席と後席との間に設けられるセンターエアバッグとを含む複数の乗員保護装置を動作制御する。制御部は、座席の背もたれの傾倒角度に応じて作動させる乗員保護装置を選択すると共に、前席および後席が自車両の前進方向に向けられた状態においては、センターエアバッグを展開させずにエアバッグを展開させ、前席および後席が対面する状態においては、エアバッグを展開させずにセンターエアバッグを展開させる。【選択図】図2

Description

本発明は、乗員保護装置の制御装置、乗員保護システム、および乗員保護装置の制御方法に関する。
従来、車両には、シートベルトのプリテンショナ、エアバッグ等といった衝突時に乗員を保護する乗員保護装置が設けられる。かかる乗員保護装置は、乗員の姿勢が適切でない場合、乗員の保護機能を十分に発揮することができない。このため、座席の座面と背もたれとのなす角度に応じたエアバッグの展開制御を行う装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−179154号公報
しかしながら、近年の車両は、乗員の快適性を考慮してシートアレンジが多様となり、乗員姿勢の自由度が高められている。また、今後、車両の自動運転が実用化されると、車両は、運転席における乗員姿勢の自由度まで高まる。
このように、乗員姿勢の自由度がさらに高まり、車室内で乗員が自由な姿勢をとっている場合、乗員保護装置は、座席の座面と背もたれとのなす角度を考慮しても、乗員の保護機能を十分に発揮することができないことがある。
本発明の実施形態は、上記に鑑みてなされたものであって、乗員保護装置に乗員の保護機能を発揮させることができる乗員保護装置の制御装置、乗員保護システム、および乗員保護装置の制御方法を提供することを目的とする。
実施形態に係る乗員保護装置の制御装置は、制御部を備える。制御部は、前席と後席とが対面するように前記前席が回転可能に構成された座席を有する自車両に衝撃が加わる場合に、車室内における前記前席よりも前方に設けられるエアバッグと、前記前席と前記後席との間に設けられるセンターエアバッグとを少なくとも含む複数の乗員保護装置に対して動作制御を行う。前記制御部は、前記座席の背もたれの傾倒角度に応じて、複数の前記乗員保護装置から作動させる乗員保護装置を選択すると共に、前記前席および前記後席が前記自車両の前進方向に向けられた状態において前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記センターエアバッグを展開させずに前記エアバッグを展開させ、前記前席および前記後席が対面する状態において前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記エアバッグを展開させずに前記センターエアバッグを展開させる。
実施形態に係る乗員保護装置の制御装置、乗員保護システム、および乗員保護装置の制御方法は、乗員保護装置に乗員の保護機能を発揮させることができる。
図1は、実施形態に係る制御装置が設けられる車両の一例を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る乗員保護システムおよび制御装置の構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る乗員保護装置制御情報の一例を示す説明図である。 図4は、実施形態に係る制御部による乗員保護装置の動作制御の一例を示す説明図である。 図5は、実施形態に係る制御部による乗員保護装置の動作制御の一例を示す説明図である。 図6は、実施形態に係る制御部による乗員保護装置の動作制御の一例を示す説明図である。 図7は、実施形態に係る制御部による乗員保護装置の動作制御の一例を示す説明図である。 図8は、実施形態に係る制御部による乗員保護装置の動作制御の一例を示す説明図である。 図9は、実施形態に係る制御部による乗員保護装置の動作制御の一例を示す説明図である。 図10は、実施形態に係る制御部による乗員保護装置の動作制御の一例を示す説明図である。 図11は、実施形態に係る制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、実施形態に係る乗員保護装置の制御装置、乗員保護システム、および乗員保護装置の制御方法について詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
まず、図1を参照して、実施形態に係る制御装置が設けられる車両の一例について説明する。図1は、実施形態に係る制御装置1が設けられる車両(以下、「自車両100」と記載する)の一例を示す説明図である。図1には、制御装置1、乗員保護装置、および各種センサ等の配置を示している。なお、実施形態に係る乗員保護システムの具体的構成の一例については、図2を参照して後述する。
また、ここでは、自車両100が右ハンドル(前右側席が運転席41)の4人乗りセダンタイプである場合を例に挙げて説明するが、制御装置1が設けられる車両は、左ハンドルであってもよく、5人以上が乗車可能な車両であってもよい。
図1に示すように、自車両100は、自動運転装置101を備える。なお、ここでは図示を省略したが、自車両100は、自車両の周囲を撮像するカメラ、および車両周辺の障害物を検知するレーダを備える。
自動運転装置101は、ユーザによって自動運転モードが選択される場合に、カメラの撮像画像とレーダの検知結果とに基づいて、他車両、障害物、車線等を認識し、自車両100の加減速や操舵を自動的に制御して自車両100を自動的に走行させる装置である。
これにより、自車両100は、自動運転中の場合、運転席41および助手席42の背もたれの傾斜角度および座面の回転位置を自由に変更することが可能となる。一方、手動運転中の場合、自車両100は、運転席41および助手席42の背もたれの傾斜角度、および助手席42の座面の回転位置を自由に変更することが可能となる。
また、自車両100は、乗員保護装置の動作制御を行う制御装置1と、衝突センサ21、座面センサ22、背もたれセンサ23、足元センサ24、および3次元センサ25等の検知装置とを備える。
また、自車両100は、シートベルトのプリテンショナ31、エアバッグ32、カーテンエアバッグ33、ニーエアバッグ34、サイドエアバッグ35、センターエアバッグ36、スライドロック37、回転ロック38、およびリクライニングロック39を備える。
これら、プリテンショナ31、エアバッグ32、カーテンエアバッグ33、ニーエアバッグ34、サイドエアバッグ35、センターエアバッグ36、スライドロック37、回転ロック38、およびリクライニングロック39は、乗員保護装置の一例である。
衝突センサ21は、例えば、自車両100に加わる衝撃を検知する3次元加速度センサであり、自車両100の衝突を検知する。かかる衝突センサ21は、例えば、車両の四隅(車両前部右側、車両前部左側、車両後部右側、車両後部左側)と、車両の両側面の中央位置に設けられる。
座面センサ22は、例えば、感圧センサである。座面センサ22は、運転席41および助手席42の座面内に設けられ、座面に掛かる荷重を検知する。背もたれセンサ23は、例えば、感圧センサである。背もたれセンサ23は、運転席41および助手席42の背もたれ内に設けられ、背もたれに掛かる荷重を検知する。
足元センサ24は、例えば、赤外線センサである。足元センサ24は、運転席41および助手席42の下部に設けられ、運転席41および助手席42に着座する乗員の足を検知する。3次元センサ25は、例えば、TOF(Time Of Flight)センサである。3次元センサ25は、車室内のダッシュボードの中央、および運転席41の前方に設けられ、乗員の有無、位置、および3次元形状を計測する。
プリテンショナ31は、衝突センサ21によって自車両100の衝突が検知される場合に、瞬時にシートベルトの巻き取りを行い、乗員を座席に拘束することによって、乗員が車外に投げ出されることを防止する。
エアバッグ32、カーテンエアバッグ33、ニーエアバッグ34、サイドエアバッグ35、およびセンターエアバッグ36は、自車両100の衝突が検知される場合に、瞬時に袋体が膨張し、膨張した袋体によって乗員に掛かる衝撃を吸収および緩和する。
エアバッグ32は、例えば、運転席41の前方および助手席42の前方に設けられる。カーテンエアバッグ33は、例えば、車室内の左右両窓側上部に設けられる。ニーエアバッグ34は、例えば、運転席41の乗員の膝元および助手席42の乗員の膝元に設けられる。
サイドエアバッグ35は、例えば、自車両100の各ドアの内部または各ドアと座席との間に設けられる。センターエアバッグ36は、例えば、車室内の中央(前席(運転席41および助手席42)と後席43との間)の床に設けられる。
スライドロック37は、自車両100の衝突時に、運転席41および助手席42の前後方向への摺動動作を禁止するストッパである。回転ロック38は、自車両100の衝突時に、運転席41および助手席42の回転動作を禁止するストッパである。リクライニングロック39は、自車両100の衝突時に、運転席41および助手席42の背もたれの傾倒動作を禁止するストッパである。
制御装置1は、衝突センサ21によって自車両100の衝突が検知される場合に、乗員保護装置を作動させることによって、乗員の保護を行う。かかる制御装置1は、自車両100の衝突時に、乗員保護装置に対して、車室内の座席の回転位置に応じた動作制御を行う。これにより、制御装置1は、乗員が自由な姿勢を取っている場合であっても、乗員保護装置に座席の回転位置に応じた乗員の保護機能を発揮させることができる。
次に、図2を参照して、実施形態に係る乗員保護システムおよび制御装置1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る乗員保護システムおよび制御装置1の構成を示すブロック図である。なお、図2に示す構成要素のうち、図1に示す構成要素と同一の構成要素については、図1に示す符号と同一の符号を付することにより、その詳細な説明を省略する。
図2に示すように、実施形態に係る乗員保護システムは、制御装置1、検知装置2、乗員保護装置3、および自動運転装置101を含む。制御装置1は、検知装置2、乗員保護装置3、および自動運転装置101に接続され、自動運転装置101から自動運転を開始したことを示す信号が入力されると、検知装置2から入力される情報に基づいて、乗員保護装置3の動作制御を行う。
検知装置2は、衝突センサ21、座面センサ22、背もたれセンサ23、足元センサ24、および3次元センサ25を含む。乗員保護装置3は、プリテンショナ31、エアバッグ32、カーテンエアバッグ33、ニーエアバッグ34、サイドエアバッグ35、センターエアバッグ36、スライドロック37、回転ロック38、およびリクライニングロック39を含む。
制御装置1は、制御部11および記憶部12を備える。記憶部12は、乗員保護装置制御情報13を記憶する。かかる記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、HDD(Hard Disk Drive)、光ディスク等の記憶装置である。
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。
そして、制御部11は、例えば、上記CPUが上記ROMに記憶されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。なお、制御部11は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。
かかる制御部11は、自動運転装置101から自動運転を開始したことを示す信号が入力されると、衝突センサ21から自車両100の衝突が検知されたことを示す信号が入力されるか否かを判定する。
そして、制御部11は、自車両100の衝突が検知されると、衝突センサ21、座面センサ22、背もたれセンサ23、足元センサ24、および3次元センサ25から入力される情報に基づいて、衝突状況を判定する。ここでの衝突状況は、自車両100の衝突方向、前席(運転席41および助手席42)の回転位置、および背もたれの角度、乗員の体格、乗員の姿勢、および乗員の視線方向等を含む。
制御装置1は、6個の衝突センサ21のうち、自車両100の衝突が検知されたことを示す信号を入力してきた衝突センサ21の自車両100における配設位置から、自車両100の衝突方向を判定する。
また、制御装置1は、座面センサ22、背もたれセンサ23、足元センサ24、および3次元センサ25の検知結果に基づいて、運転席41の状態、助手席42の状態、乗員の有無、姿勢および体型等を含む衝突時の車室内の状況を判定する。
そして、制御部11は、判定した衝突状況と、記憶部12に記憶される乗員保護装置制御情報13とに基づき、乗員保護装置3に含まれる複数の装置から作動させる装置を選択する。さらに、制御部11は、乗員の体格および姿勢に応じて、乗員保護装置3の動作態様を調整して作動させる。なお、制御部11による乗員保護装置3の動作制御の一例については、図4〜図10を参照して後述する。
次に、図3を参照し、実施形態に係る乗員保護装置制御情報13の一例について説明する。図3は、実施形態に係る乗員保護装置制御情報13の一例を示す説明図である。図3に示すように、乗員保護装置制御情報13は、複数種類の各衝突状況に割り当てられる識別番号(ここでは、01〜07)と、各識別番号(01〜07)が割り当てられた各衝突状況での乗員保護装置3に対する動作制御とが対応付けられた情報である。
ここで、識別番号01の衝突状況は、前席(運転席41、助手席42)と、後席43とが向い合せの状態で、自車両100の前方から衝突する状況である。識別番号02の衝突状況は、前席(運転席41、助手席42)の座面が自車両100の前方に対して斜め(例えば、自車両100の外側に向けて45度)回転した状態で、自車両100の前方から衝突する状況である。
識別番号03の衝突状況は、前席(運転席41、助手席42)が車室内の中央を向いた状態で、自車両100の後方から衝突する状況である。識別番号04の衝突状況は、前席(運転席41、助手席42)の乗員が前傾姿勢の状態で、自車両100の前方から衝突する状況である。
識別番号05の衝突状況は、前席(運転席41、助手席42)の乗員が標準的な成人の体格に比べて小柄である場合に、自車両100の前方から衝突する状況である。識別番号06の衝突状況は、前席(運転席41、助手席42)の背もたれが、フルフラットになるまで傾倒された状態で、自車両100の前方から衝突する状況である。
識別番号07の衝突状況は、前席(運転席41、助手席42)の乗員がよそ見をしている状態で、自車両100の前方から衝突する状況である。なお、図3には、乗員保護装置制御情報13の一部を示しており、乗員保護装置制御情報13は、7種類よりも多くの種類の衝突状況と、各衝突状況での乗員保護装置3に対する動作制御とが対応付けられた情報を含む。
また、図3に示す○は、乗員保護装置3に対する動作制御が作動であることを意味する。一方、図3に示す×は、乗員保護装置3に対する動作制御が非作動であることを意味する。なお、図3に○(調整)と記載された動作制御は、単純に乗員保護装置3を作動させるのではなく、作動態様を調整しつつ作動させる制御を示す。なお、かかる作動態様の調整については、図7および図8を参照して後述する。
図3へ戻り、制御部11は、自車両100の衝突時に衝突状況を判定し、判定した衝突状況に割り当てられる識別番号を識別する。そして、制御部11は、乗員保護装置制御情報13を参照し、識別した識別番号が対応付けられて○とされている乗員保護装置3を選択的に作動させる。
また、制御部11は、自車両100が衝突する場合、乗員保護装置3のうち、プリテンショナ31、スライドロック37、回転ロック38、およびリクライニングロック39については、衝突状況によらず全て作動させる。これにより、制御部11は、衝突時に、前席(運転席41、助手席42)の前後方向への摺動、座面の回転、および背もたれの傾倒に起因する乗員のケガを防止することができる。
次に、図4〜図10を参照し、実施形態に係る制御部11による乗員保護装置3の動作制御の一例について説明する。図4〜図10は、実施形態に係る制御部11による乗員保護装置3の動作制御の一例を示す説明図である。
なお、図4には、識別番号が01の衝突状況を示しており、図5には、識別番号が02の衝突状況を示しており、図6には、識別番号が03の衝突状況を示しており、図7には、識別番号が04の衝突状況を示している。
また、図8には、識別番号が05の衝突状況を示しており、図9には、識別番号が06の衝突状況を示しており、図10には、識別番号が07の衝突状況を示している。また、図4〜図10のうち、図7および図8以外では、座席の状態の理解を容易とするため、乗員の図示を省略しているが、全席に乗員が着座しているものとする。
図4に示すように、識別番号が01の衝突状況は、運転席41および助手席42と、後席43とが向い合せの状態で、自車両100の前方から衝突する状況である。かかる状況で、運転席41および助手席42の乗員は、ヘッドレストによって後頭部が保護され、背面が背もたれによって保護されるため、エアバッグ32およびニーエアバッグ34の作動は不要である。
また、図4に示す状況では、側方からの衝突ではないため、カーテンエアバッグ33およびサイドエアバッグ35の作動も不要である。ただし、運転席41および助手席42の乗員と、後席43の乗員とは、衝突の可能性があるため、センターエアバッグ36の作動は必要である。
そこで、制御部11は、図4に示す状況では、エアバッグ32、カーテンエアバッグ33、ニーエアバッグ34、およびサイドエアバッグ35を非作動とする。そして、制御部11は、センターエアバッグ36、プリテンショナ31、スライドロック37、回転ロック38、およびリクライニングロック39を作動させる。
これにより、制御部11は、運転席41および助手席42と、後席43との相対的な向きに応じて、センターエアバッグ36に乗員の保護機能を発揮させることができる。しかも、制御部11は、一度作動させると再作動が不可能なエアバッグ32、カーテンエアバッグ33、ニーエアバッグ34、およびサイドエアバッグ35を不必要に作動させることを防止することができる。
また、図5に示すように、識別番号が02の衝突状況は、運転席41および助手席42の座面が自車両100の前方に対して斜め45度回転した状態(自車両100の外側に向けた状態)で、自車両100の前方から衝突する状況である。
かかる状況では、運転席41および助手席42の乗員と、後席43の乗員とは、衝突の可能性が低いため、センターエアバッグ36の作動は不要である。また、図5に示す状況では、エアバッグ32およびニーエアバッグ34は、運転席41および助手席42の乗員の正面に位置しておらず、作動しても乗員の保護機能を発揮し難いため、作動は不要である。
また、図5に示す状況では、運転席41および助手席42の乗員は、座面の回転により、自車両100の側面へ衝突する可能性がある。このため、カーテンエアバッグ33およびサイドエアバッグ35は、作動が必要である。
そこで、制御部11は、エアバッグ32、ニーエアバッグ34、およびセンターエアバッグ36を非作動とする。そして、制御部11は、プリテンショナ31、カーテンエアバッグ33、サイドエアバッグ35、スライドロック37、回転ロック38、およびリクライニングロック39を作動させる。
これにより、制御部11は、運転席41および助手席42の回転位置に応じて、カーテンエアバッグ33およびサイドエアバッグ35に乗員の保護機能を発揮させることができる。しかも、制御部11は、一度作動させると再作動が不可能なエアバッグ32、ニーエアバッグ34、およびセンターエアバッグ36を不必要に作動させることを防止することができる。
なお、図5では、運転席41および助手席42の座面が自車両100の外側に向けて回転した状態を示した。これに対して、運転席41および助手席42の座面が自車両100の内側に向けて回転した状態では、運転席41および助手席42の乗員は、自車両100の側面への衝突の可能性は低い。このため、この状態では、カーテンエアバッグ33およびサイドエアバッグ35の作動は不要としてもよい。
また、図6に示すように、識別番号が03の衝突状況は、運転席41および助手席42が車室内の中央を向いた状態で、自車両100の後方から衝突する状況である。かかる状況で、運転席41および助手席42の乗員は、ヘッドレストによって後頭部が保護され、背面が背もたれによって保護されるため、エアバッグ32およびニーエアバッグ34の作動は不要である。
また、運転席41および助手席42の乗員は、自車両100の側面への衝突の可能性は低いため、カーテンエアバッグ33およびサイドエアバッグ35の作動も不要である。ただし、運転席41および助手席42の乗員と、後席43の乗員とは、衝突の可能性があるため、センターエアバッグ36の作動は必要である。
そこで、制御部11は、エアバッグ32、カーテンエアバッグ33、ニーエアバッグ34およびサイドエアバッグ35を非作動とする。そして、制御部11は、プリテンショナ31、センターエアバッグ36、スライドロック37、回転ロック38、およびリクライニングロック39を作動させる。
これにより、制御部11は、運転席41および助手席42の回転位置に応じて、センターエアバッグ36に乗員の保護機能を発揮させることができる。しかも、制御部11は、一度作動させると再作動が不可能なエアバッグ32、カーテンエアバッグ33、ニーエアバッグ34およびサイドエアバッグ35を不必要に作動させることを防止することができる。
また、図7に示すように、識別番号04の衝突状況は、例えば、運転席41の乗員51が前傾姿勢の状態で、自車両100の前方から衝突する状況である。かかる状況では、運転席41は、自車両100の前方を向いている。そして、衝突方向は、側方からではない。このため、カーテンエアバッグ33、サイドエアバッグ35、およびセンターエアバッグ36の作動は不要である。
このため、制御部11は、カーテンエアバッグ33、サイドエアバッグ35およびセンターエアバッグ36を非作動とする。そして、制御部11は、プリテンショナ31、エアバッグ32、ニーエアバッグ34、スライドロック37、回転ロック38、およびリクライニングロック39を作動させる。
ただし、図7の左図に示す状況では、エアバッグ32は、乗員51が前傾姿勢であるため、瞬時に袋体が膨張すると、乗員51の顔面に必要以上の圧力を加える可能性がある。なお、ここでは、図示を省略したが、ニーエアバッグ34も同様に乗員51へ必要以上の圧力を加える可能性がある。
また、図7の左図に示す状況では、プリテンショナ31は、乗員51が前傾姿勢であるため、シートベルト6が伸びた状態となっており、前傾姿勢でない場合に比べて、シートベルト6を適切な長さまで巻取るまでに時間がかかる。
そこで、制御部11は、乗員51が前傾姿勢でない場合に比べて、エアバッグ32の展開速度(袋体の膨張速度)を低くする調整を行い、エアバッグ32を図7の左図の状態から右図の状態へ遷移させる。
また、制御部11は、ニーエアバッグ34についても、同様に、展開速度(袋体の膨張速度)を低くする調整を行う。これにより、制御部11は、エアバッグ32およびニーエアバッグ34から乗員51へ必要以上の圧力が加わることを防止することができる。
さらに、制御部11は、乗員51が前傾姿勢でない場合に比べて、プリテンショナ31によるシートベルト6の巻取り速度を高くする調整を行う。なお、制御部11は、後席43の乗員が前傾姿勢である場合にも、自車両100の衝突時にプリテンショナ31によるシートベルト6の巻取り速度を高くする調整を行う。これにより、制御部11は、乗員51が前傾姿勢をとっている場合であっても、自車両100の衝突時にシートベルト6を適切な長さまで巻取ることができる。
また、図8に示すように、識別番号05の衝突状況は、例えば、運転席41の乗員52が、標準的な成人の体格に比べて小柄である場合に、自車両100の前方から衝突する状況である。
かかる状況では、運転席41は、自車両100の前方を向いている。そして、衝突方向は、側方からではない。このため、カーテンエアバッグ33、サイドエアバッグ35、およびセンターエアバッグ36の作動は不要である。
このため、制御部11は、カーテンエアバッグ33、サイドエアバッグ35およびセンターエアバッグ36を非作動とする。そして、制御部11は、プリテンショナ31、エアバッグ32、ニーエアバッグ34、スライドロック37、回転ロック38、およびリクライニングロック39を作動させる。
ただし、図8に示す状況では、エアバッグ32は、運転席41に標準的な成人の体格をした乗員の保護に適した位置で袋体を膨張させた場合(図8に示す点線参照)、比較的小柄な乗員52を適切に保護できない可能性がある。
また、図8に示す状況では、乗員52は、標準的な成人の体格をした乗員よりも小柄であるため、衝突時に前方へ飛び出す圧力が標準的な成人の体格をした乗員よりも小さい。このため、プリテンショナ31は、乗員が標準的な成人の体格である場合と同様の巻取り速度でシートベルト6の巻取りを行うと、小柄な乗員51に対して過度な負荷を与えて好ましくない。
そこで、制御部11は、小柄な乗員52に合わせて、図8に実線で示すエアバッグ32のように、展開位置を標準的な成人の体格をした乗員に適した位置(図8に示す点線参照)よりも低くする調整を行う。
また、制御部11は、ニーエアバッグ34についても、同様に、標準的な成人の体格をした乗員に適した位置よりも低くする調整を行う。これにより、制御部11は、エアバッグ32およびニーエアバッグ34に、乗員の保護機能を発揮させることができる。
さらに、制御部11は、プリテンショナ31によるシートベルト6の巻取り速度を、標準的な成人の体格をした乗員の場合に比べて低くする調整を行う。なお、制御部11は、後席43の乗員が小柄な場合にも、自車両100の衝突時にプリテンショナ31によるシートベルト6の巻取り速度を低くする調整を行う。これにより、制御部11は、プリテンショナ31による乗員の保護機能を発揮させることができる。
また、図9に示すように、識別番号06の衝突状況は、運転席41および助手席42の背もたれが、フルフラットになるまで傾倒された状態で、自車両100の前方から衝突する状況である。かかる状況では、制御部11は、エアバッグ32、ニーエアバッグ34、およびセンターエアバッグ36を作動させなくても、プリテンショナ31を作動させることで、乗員の前方への飛び出しを防止することができる。ただし、図9に示す状況では、衝突時に横方向へ揺さぶられる可能性がある。
そこで、制御部11は、エアバッグ32、ニーエアバッグ34、およびセンターエアバッグ36を非動作とする。そして、制御部11は、プリテンショナ31、カーテンエアバッグ33、サイドエアバッグ35、スライドロック37、回転ロック38、およびリクライニングロック39を作動させる。
これにより、制御部11は、運転席41および助手席42の背もたれが、フルフラットになるまで傾倒された状態に応じて、プリテンショナ31、カーテンエアバッグ33、およびサイドエアバッグ35に、乗員の保護機能を発揮させることができる。しかも、制御部11は、一度作動させると再作動が不可能なエアバッグ32およびニーエアバッグ34を不必要に作動させることを防止することができる。
また、識別番号07の衝突状況は、例えば、運転席41または助手席42の乗員がよそ見をしている状態で、自車両100の前方から衝突する状況である。かかる状況では、エアバッグ32は、運転席41および助手席42の乗員の顔に対して正面に位置しておらず、作動しても乗員の保護機能を発揮し難いため、作動は不要である。
ただし、図10に示すように、運転席41および助手席42の向き、および背もたれの角度は、エアバッグ32以外の乗員保護装置3が乗員の保護機能を発揮可能な状態(デフォルトの状態)である。
そこで、制御部11は、エアバッグ32を非作動とする。そして、制御部11は、プリテンショナ31、カーテンエアバッグ33、ニーエアバッグ34、サイドエアバッグ35、センターエアバッグ36、スライドロック37、回転ロック38、およびリクライニングロック39を作動させる。
これにより、制御部11は、運転席41または助手席42の乗員がよそ見をしている状態に応じて、エアバッグ32以外の乗員保護装置3に乗員の保護機能を発揮させることができる。しかも、制御部11は、一度作動させると再作動が不可能なエアバッグ32を不必要に作動させることを防止することができる。
次に、図11を参照し、実施形態に係る制御部11が実行する処理について説明する。図11は、実施形態に係る制御部11が実行する処理を示すフローチャートである。制御部11は、自車両100に電源が投入されると、図11に示す処理を所定周期で繰り返し実行する。
具体的には、自車両100に電源が投入されると、制御部11は、図11に示すように、まず、自車両100が衝突したか否かを判定する(ステップS101)。そして、制御部11は、自車両100が衝突していないと判定する場合(ステップS101,No)、処理を終了する。その後、制御部11は、所定時間(例えば、数msec)経過後に、ステップS101から処理を開始する。
一方、制御部11は、自車両100が衝突したと判定する場合(ステップS101,Yes)、衝突方向を判定する(ステップS102)。続いて、制御部11は、座席の回転位置および背もたれの傾倒角度を判定し(ステップS103)、乗員の体格、姿勢、および視線方向を判定する(ステップS104)。
そして、制御部11は、ステップS102,S103,S104の判定結果と乗員保護装置制御情報13とに基づいて、作動させる乗員保護装置3を選択する(ステップS105)。さらに、制御部11は、乗員の体格および姿勢に応じて、乗員保護装置3の動作態様を調整する(ステップS106)。その後、制御部11は、乗員保護装置3を作動させて(ステップS107)、処理を終了する。
上述したように、実施形態に係る乗員保護装置の制御装置は、自車両に衝撃が加わる場合に、乗員保護装置に対して、車室内の座席の回転位置に応じた動作制御を行う制御部を備える。これにより、乗員保護装置の制御装置は、乗員保護装置に乗員の保護機能を発揮させることができる。
また、実施形態に係る乗員保護装置は、自車両に複数設けられる。そして、実施形態に係る制御装置の制御部は、座席の回転位置に応じて、複数の乗員保護装置から作動させる乗員保護装置を選択する。これにより、乗員保護装置の制御装置は、例えば、乗員が座席を回転させて自由な姿勢をとっている場合にも、乗員保護装置に乗員の保護機能を発揮させることができる。
また、制御装置の制御部は、車室内における座席同士の相対的な向きに応じて、複数の乗員保護装置から作動させる乗員保護装置を選択する。これにより、乗員保護装置の制御装置は、例えば、座席同士が向かい合う状態の場合にも、乗員保護装置に乗員の保護機能を発揮させることができる。
また、実施形態に係る制御装置の制御部は、座席の背もたれの傾倒角度に応じて、複数の乗員保護装置から作動させる乗員保護装置を選択する。これにより、乗員保護装置の制御装置は、例えば、座席の背もたれを傾倒させて自由な姿勢をとっている場合にも、乗員保護装置に乗員の保護機能を発揮させることができる。
また、実施形態に係る制御装置の制御部は、座席の乗員の視線方向に応じて、複数の乗員保護装置から作動させる乗員保護装置を選択する。これにより、乗員保護装置の制御装置は、例えば、乗員がよそ見をしている場合にも、乗員保護装置に乗員の保護機能を発揮させることができる。
また、実施形態に係る制御装置の制御部は、座席の乗員の姿勢に応じて、乗員保護装置の動作態様を調整する。これにより、乗員保護装置の制御装置は、乗員の姿勢に合わせて、乗員保護装置に乗員の保護機能を発揮させることができる。
また、実施形態に係る制御装置の制御部は、座席の乗員の体格に応じて、乗員保護装置の動作態様を調整する。これにより、乗員保護装置の制御装置は、乗員の体格に合わせて、乗員保護装置に乗員の保護機能を発揮させることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 制御装置
2 検知装置
3 乗員保護装置
6 シートベルト
11 制御部
12 記憶部
13 乗員保護装置制御情報
21 衝突センサ
22 座面センサ
23 背もたれセンサ
24 足元センサ
25 3次元センサ
31 プリテンショナ
32 エアバッグ
33 カーテンエアバッグ
34 ニーエアバッグ
35 サイドエアバッグ
36 センターエアバッグ
37 スライドロック
38 回転ロック
39 リクライニングロック
41 運転席
42 助手席
43 後席
51,52 乗員
100 自車両
101 自動運転装置

Claims (6)

  1. 前席と後席とが対面するように前記前席が回転可能に構成された座席を有する自車両に衝撃が加わる場合に、車室内における前記前席よりも前方に設けられるエアバッグと、前記前席と前記後席との間に設けられるセンターエアバッグとを少なくとも含む複数の乗員保護装置に対して動作制御を行う制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記座席の背もたれの傾倒角度に応じて、複数の前記乗員保護装置から作動させる乗員保護装置を選択すると共に、前記前席および前記後席が前記自車両の前進方向に向けられた状態において前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記センターエアバッグを展開させずに前記エアバッグを展開させ、前記前席および前記後席が対面する状態において前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記エアバッグを展開させずに前記センターエアバッグを展開させる
    ことを特徴とする乗員保護装置の制御装置。
  2. 前席と後席とが対面するように前記前席が回転可能に構成された座席を有する自車両に衝撃が加わる場合に、車室内における前記前席よりも前方に設けられるエアバッグと、前記前席と前記後席との間に設けられるセンターエアバッグとを少なくとも含む複数の乗員保護装置に対して動作制御を行う制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記座席の乗員の視線方向に応じて、複数の前記乗員保護装置から作動させる乗員保護装置を選択すると共に、前記前席および前記後席が前記自車両の前進方向に向けられた状態において前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記センターエアバッグを展開させずに前記エアバッグを展開させ、前記前席および前記後席が対面する状態において前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記エアバッグを展開させずに前記センターエアバッグを展開させる
    ことを特徴とする乗員保護装置の制御装置。
  3. 前席と後席とが対面するように前記前席が回転可能に構成された座席を有する自車両に設けられ、車室内における前記前席よりも前方に設けられるエアバッグと、前記前席と前記後席との間に設けられるセンターエアバッグとを少なくとも含む複数の乗員保護装置と、
    前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記座席の背もたれの傾倒角度に応じて、複数の前記乗員保護装置から作動させる乗員保護装置を選択すると共に、前記前席および前記後席が前記自車両の前進方向に向けられた状態において前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記センターエアバッグを展開させずに前記エアバッグを展開させ、前記前席および前記後席が対面する状態において前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記エアバッグを展開させずに前記センターエアバッグを展開させる制御部を備える乗員保護装置の制御装置と
    を含むことを特徴とする乗員保護システム。
  4. 前席と後席とが対面するように前記前席が回転可能に構成された座席を有する自車両に設けられ、車室内における前記前席よりも前方に設けられるエアバッグと、前記前席と前記後席との間に設けられるセンターエアバッグとを少なくとも含む複数の乗員保護装置と、
    前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記座席の乗員の視線方向に応じて、複数の前記乗員保護装置から作動させる乗員保護装置を選択すると共に、前記前席および前記後席が前記自車両の前進方向に向けられた状態において前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記センターエアバッグを展開させずに前記エアバッグを展開させ、前記前席および前記後席が対面する状態において前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記エアバッグを展開させずに前記センターエアバッグを展開させる制御部を備える乗員保護装置の制御装置と
    を含むことを特徴とする乗員保護システム。
  5. 前席と後席とが対面するように前記前席が回転可能に構成された座席を有する自車両に衝撃が加わる場合に、車室内における前記前席よりも前方に設けられるエアバッグと、前記前席と前記後席との間に設けられるセンターエアバッグとを少なくとも含む複数の乗員保護装置に対して動作制御を行う制御装置の制御部が、
    前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記座席の背もたれの傾倒角度に応じて、複数の前記乗員保護装置から作動させる乗員保護装置を選択することと、
    前記前席および前記後席が前記自車両の前進方向に向けられた状態において前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記センターエアバッグを展開させずに前記エアバッグを展開させることと、
    前記前席および前記後席が対面する状態において前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記エアバッグを展開させずに前記センターエアバッグを展開させることと
    を含むことを特徴とする乗員保護装置の制御方法。
  6. 前席と後席とが対面するように前記前席が回転可能に構成された座席を有する自車両に衝撃が加わる場合に、車室内における前記前席よりも前方に設けられるエアバッグと、前記前席と前記後席との間に設けられるセンターエアバッグとを少なくとも含む複数の乗員保護装置に対して動作制御を行う制御装置の制御部が、
    前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記座席の乗員の視線方向に応じて、複数の前記乗員保護装置から作動させる乗員保護装置を選択することと、
    前記前席および前記後席が前記自車両の前進方向に向けられた状態において前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記センターエアバッグを展開させずに前記エアバッグを展開させることと、
    前記前席および前記後席が対面する状態において前記自車両に衝撃が加わる場合に、前記エアバッグを展開させずに前記センターエアバッグを展開させることと
    を含むことを特徴とする乗員保護装置の制御方法。
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