JP2021087512A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Masao Imanari
正雄 今成
康博 松井
Yasuhiro Matsui
康博 松井
亜紀子 飯塚
Akiko Iizuka
亜紀子 飯塚
昭夫 根本
Akio Nemoto
昭夫 根本
小池 敏文
Toshifumi Koike
敏文 小池
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Abstract

【課題】温水、温風及び蒸気を使用して運転可能な洗濯乾燥機を提供する。【解決手段】水の加熱によって外槽に収容された洗濯槽に供給する温水を生成する温水生成部71と、空気の加熱によって洗濯槽に供給する温風を生成する温風生成部72と、水の加熱によって洗濯槽に供給する蒸気を生成する蒸気生成部73とを備える加熱ユニット82を含み、温水生成部71は、通水管84を流れる水の加熱装置83による加熱によって温水を生成し、温風生成部72は、加熱ユニット82に接触する空気の加熱装置83による加熱によって温風を生成し、蒸気生成部73は、孔86から漏出する水の加熱装置83による加熱によって蒸気を生成する。【選択図】図5

Description

本発明は洗濯乾燥機に関する。
洗濯機内で洗濯及び乾燥の双方を行う洗濯乾燥機が知られている。洗濯乾燥機での洗濯は、洗濯物(衣類等)から汚れを落ち易くするため、温水を用いて行われることがある。また、洗濯乾燥機での乾燥は、例えば、温風の洗濯物への吹き付けにより行われる。洗濯乾燥機における温水及び温風の生成技術として、特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1には、外箱と、前記外箱の内部に揺動自在に防振支持された水槽と、前記水槽に回転自在に内包された回転ドラムと、前記回転ドラムを回転駆動させるモータと、前記水槽に給水する給水弁を介して給水する給水経路と、乾燥用温風を温風送風経路を通じて前記回転ドラム内に送風する送風ファンと、前記水槽底部と連通し前記送風ファンを経由して空気を循環させる循環経路と、前記給水経路の一部を形成すると共に前記温風送風経路にも組み込まれるヒータユニットと、前記モータ、給水弁、ヒータユニット、送風ファンなどを制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥等の一連の行程を逐次制御する制御装置とを備え、前記ヒータユニットは、PTC素子からなるヒータを内蔵したヒータ部と、そのヒータ部の長手方向の側面に前記給水経路と連通する熱伝導体からなる給水部を有すると共に前記給水部と対向するヒータ部の側面に放熱フィンを備えて一体形成しており、前記制御装置は、洗い行程において、前記ヒータに通電することにより、前記給水経路内を通過する水を温水にして前記水槽内へ供給するとともに、乾燥行程においては、前記ヒータへ通電することにより、前記ヒータ部側面に設けられたフィンから放熱される高温空気を温風として、前記回転ドラムから前記水槽内へ循環させるドラム式洗濯乾燥機が記載される。
特開2017−77279号公報(特に請求項1参照)
洗濯乾燥機の普及に伴い、洗濯乾燥機に対する要望が高まっている。例えば、蒸気を用いた運転によって洗濯乾燥機に新たな機能を付加できる。しかし、特許文献1に記載の技術では、温水及び温風を生成できるに過ぎず、蒸気を生成できない。従って、特許文献1に記載の洗濯乾燥機では、蒸気を使用した運転を行うことができない。
本発明が解決しようとする課題は、温水、温風及び蒸気を使用して運転可能な洗濯乾燥機を提供することである。
本発明に係る洗濯乾燥機は、洗濯槽に供給する温水を生成する温水生成部と、前記洗濯槽に供給する温風を生成する温風生成部と、前記洗濯槽に供給する蒸気を生成する蒸気生成部とを備える加熱ユニットを含むものである。
本発明によれば、温水、温風及び蒸気を使用して運転可能な洗濯乾燥機を提供できる。
第1実施形態の洗濯乾燥機の外観斜視図である。 第1実施形態の洗濯乾燥機の断面図である。 第1実施形態の洗濯乾燥機の内部の一部を可視化して示した斜視図である。 図2のA部拡大図であって、ダクトに設置された加熱ユニットのそれぞれ一部を可視化して示した斜視図である。 第1実施形態の加熱ユニットの内部の一部を可視化して示した外観斜視図である。 第2実施形態の加熱ユニットの外観斜視図である。 図6AにおけるB−B線断面図である。 図6AにおけるC−C線断面図である。 第3実施形態のダクトに設置された加熱ユニットのそれぞれ一部を可視化して示した斜視図である。 第3実施形態の加熱ユニットの外観斜視図である。 第3実施形態のダクトに設置された加熱ユニットの断面図である。 第4実施形態の洗濯乾燥機の外観斜視図である。 図10AのD部拡大図である。 第4実施形態の制御装置及び加熱装置を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態(本実施形態)を説明する。ただし、本発明は以下の内容及び図示の内容になんら限定されず、本発明の効果を著しく損なわない範囲で任意に変形して実施できる。本発明は、異なる実施形態同士を組み合わせて実施できる。以下の記載において、異なる実施形態において同じ部材については同じ符号を付し、重複する説明は省略する。また、同じ機能のものについては同じ名称を使用し、重複する説明は省略する。以下に示す断面図において、図示の簡略化のために、ハッチングの図示を省略することがある。
図1は、第1実施形態の洗濯乾燥機100の外観斜視図である。詳細は後記するが、洗濯乾燥機100は、温水、温風及び蒸気を生成し、温水、温風及び蒸気を使用して運転する。温水、温風及び蒸気は、加熱ユニット82により生成される。はじめに、図1〜図3を参照して洗濯乾燥機100の構成部材を説明し、次いで、図4及び図5を参照して洗濯乾燥機100を構成する加熱ユニット82について説明する。
洗濯乾燥機100は、ベース1hと側板1aと前面カバー1cと上面カバー1eと背面カバー1dとにより構成される筐体1を備える。筐体1は、ベース1hの上部に側板1a及び補強材(図示しない)を組合わせて骨格を構成し、前面カバー1c、上面カバー1e及び背面カバー1dを取り付けることで構成される。前面カバー1cには洗濯物207(図2参照)を洗濯槽3に出し入れするドア9が備えられる。ドア9の下方であって前面カバー1cには、開くことで糸くずフィルタ222(図2参照)を取り出し可能な蓋12が備えられる。
上面カバー1eには、洗濯乾燥機100の運転モードを選択及び指示する指示スイッチ13と、運転状態を表示する表示器14と、洗濯槽3に投入される洗剤を収容する洗剤収容部7とが備えられる。洗剤収容部7は、筐体1の上方背面側に備えられた給水電磁弁16(図2参照)に接続される。給水電磁弁16の開弁によって洗剤収容部7に水(例えば水道水)が供給されると、洗剤収容部7に投入された洗剤と水とが混合される。洗剤と水との混合物である洗剤水は、給水口91(図3参照)を通じて外槽2に供給される。
図2は、第1実施形態の洗濯乾燥機100の断面図である。A部については、図4を参照しながら後記する。洗濯乾燥機100は、筐体1の内側においてほぼ中央に外槽2を備える。外槽2は下部の複数個のダンパ5により支持される。洗濯乾燥機100は、外槽2の内側において回転可能な洗濯槽3(内槽)を備える。洗濯槽3は図示の例では洗濯用のドラムである。洗濯槽3には、ドア9を開けることで、洗濯物207が投入される。洗濯槽3は、遠心脱水兼通風用の多数の小孔(図示しない)を備える。これにより、外槽2に供給された温水、温風及び蒸気は、洗濯槽3の内部と外槽2との間で行き来できる。
洗濯乾燥機100は、上方に、空気を流すファン20を備える。洗濯乾燥機100は、ファン20が配置されたダクト81を備える。ダクト81は、背面側において、ファン20の駆動によって外槽2の内外で空気を循環させる上下方向に配置される。また、ダクト81は、背面側の上方で配置方向を変え、筐体1の上方において正面及び背面方向に配置される。
ダクト81の下端は、外槽2の下方に形成された吸込口2bに接続される。一方で、ダクト81の上端は、外槽2の上方に形成され外槽2に温風を噴き出すノズル203に接続される。従って、吸込口2bを通じて吸い込まれた外槽2の空気はダクト81を上方に向かって流れる。そして、詳細は後記するが、流れる空気は、ダクト81に配置された加熱ユニット82により加熱された後、ノズル203を通じて外槽2に供給される。外槽2に供給される温風は、必要に応じて、ファン20の下流側に配置された補助ヒータ213により加熱されてもよい。
外槽2は、底の部分に水受部54を備える。水受部54の背面側上方には上記の吸込口2bが形成される。また、水受部54の背面側底面には排水口21が形成される。排水口21にはホース22が接続される。ホース22は下部ユニット23に接続される。また、外槽2の正面側には、外槽2での水位が所定以上になったときに排水するオーバーフローホース205が備えられる。オーバーフローホース205は下部ユニット23に接続される。下部ユニット23は電磁弁V1を備える。電磁弁V1の開弁により、外槽2の洗浄水は糸くずフィルタ222及び排水ホース26を経由して、排水トラップ202に排水される。
下部ユニット23は、ポンプ18を備える。例えば洗濯中、電磁弁V1は閉弁し、水受部54の洗浄水は排水口21を通じてポンプ18に供給される。供給された洗浄水は、ポンプ18の駆動により、水受部54の底面に形成された戻し口54b(図3参照)を通じて水受部54に戻される。これにより、洗濯水が外槽2の内部で攪拌される。
ポンプ18は通水管85により加熱ユニット82に接続される。ポンプ18に供給された洗浄水は、ポンプ18の駆動により、通水管85を通じて加熱ユニット82の通水管84(図4参照)に供給される。即ち、ポンプ18は加熱ユニット82の通水管84に外槽2の内部の水を流す。加熱ユニット82では、供給された洗浄水の加熱により温水が生成する。生成した温水は、通水管77及び給水口91(図3参照)を通じ、外槽2に供給される。ポンプ18を備えることで、洗濯に使用される洗浄水を循環させながら加熱ユニット82で加熱できる。
図3は、第1実施形態の洗濯乾燥機100の内部の一部を可視化して示した斜視図である。下部ユニット23の接続口70は通水管85(図2参照)に接続される。ノズル203は、ドア9(図1参照)により閉塞可能な外槽2の開口端の付近で、外槽2に固定される。ノズル203は、上記のように、温風を外槽2に供給するものである。給水口91は外槽2の壁面に形成される。給水口91は、加熱ユニット82で生成した温水、及び、洗剤収容部7に収容された洗剤と水との混合物である洗剤水を外槽2に供給するものである。
図4は、図2のA部拡大図であって、ダクト81に設置された加熱ユニット82のそれぞれ一部を可視化して示した斜視図である。ダクト81の内部には、白抜き矢印で示す方向に空気が流れる。洗濯乾燥機100は、ダクト81の内部において、加熱ユニット82と、加熱ユニット82の空気流れ上流側に除湿部88とを備える。まず、加熱ユニット82の具体的構成について、図5を参照して説明する。
図5は、第1実施形態の加熱ユニット82の内部の一部を可視化して示した外観斜視図である。加熱ユニット82は、通水管84と、加熱装置83と、孔86とを備える。通水管84は、断面円形状に構成され、洗浄水が流れるものである。通水管84は開口端84a,84bを備え、開口端84aは通水管85(図2参照)に接続され、開口端84bは通水管77(図2参照)に接続される。通水管84は、図示の例では、蛇行しながら、ダクト81(図4参照)を空気が流れる方向(図4において白抜き矢印の方向)と同方向に水を流すように構成される。
加熱装置83は、通水管84を流れる洗浄水、分岐管74(後記する)を流れる洗浄水、及び加熱ユニット82に接触する空気を加熱するものである。加熱装置83は、例えば、通電により生じるジュール熱を用いたものであり、具体的には例えばニクロム線を備えるヒータである。
孔86は、通水管84の内部と連通し、通水管84を流れる洗浄水を加熱ユニット82の外部に漏出させるものである。孔86は、孔86から漏出した洗浄水が加熱装置83による加熱によって蒸発する程度の量を漏出可能な大きさであることが好ましい。即ち、孔86から液体の洗浄水が漏出した時(即ち、側面82aに流れ落ちない)に蒸発するか、孔86から漏出した液体の洗浄水が側面82a(孔86が形成されている面)を流れ落ちる間に完全に蒸発することが好ましい。中でも、孔86から液体の洗浄水が漏出した時に蒸発することがより好ましい。孔86の大きさをこのようにすることで、孔86から液体の洗浄水を漏出させて蒸気を生成できる。孔86の具体的な大きさは、加熱装置83の出力に基づいて決定できる。
孔86と通水管84とは、通水管84から分岐した分岐管74により接続される。分岐管74は、図示の例では、水平方向(正面及び背面方向)に延在するが、分岐管74は例えば当該方向に対して傾けて配置されてもよい。孔86は、正面側に開口しているが、厳密な正面側に開口する必要はなく、例えば下方又は上方を向くように開口してもよい。
加熱ユニット82は、通水管84及び加熱装置83を内部に有する箱状に構成される。孔86は、加熱ユニット82の側面82aにおいて加熱ユニット82の下端82bから高さ方向に離れた位置において分岐管74が開口することで形成される。詳細は後記するが、通常、孔86から漏出した洗浄水はすぐに蒸気に変化する。しかし、例えば熱量不足によってすぐに蒸気に変化しなくても、孔86から漏出した液体の洗浄水を、側面82aに沿って下方に伝わらせることができる。これにより、側面82aを伝って液体の洗浄水が流れるときに洗浄水を側面82aで加熱でき、蒸発させ易くできる。なお、分岐管74及び孔86には、部品点数削減の観点から弁等は備えられず、孔86は、常時、通水管84の内部と連通する。
加熱ユニット82は、伝熱性能に優れた金属(例えば銅、アルミニウム等)により構成される。これにより、加熱ユニット82に内蔵された加熱装置83の熱を、通水管84を流れる水及び側面82aに接触する空気に伝達し易くできる。
加熱ユニット82は、例えば、通水管84の位置に形成された窪みと、加熱装置83の位置に形成された窪みとを備える2つの塊状部材(図示しない)同士を組み合わせることで、製造できる。組み合わせの際には、加熱装置83を2つの塊状部材で挟み込むようにすればよい。具体的には、例えばアルミニウム製の2つの塊状部材により、例えば銅製の通水管84及び加熱装置83を挟み込むことで、加熱ユニット82を製造できる。
加熱装置83は、独立して制御可能な第1加熱装置83a及び第2加熱装置83bを含む。このようにすることで、第1加熱装置83a又は第2加熱装置83bのみの加熱と、第1加熱装置83a及び第2加熱装置83bの双方による加熱とを切り替えることができる。これにより、通水管84を流れる洗浄水、孔86から漏出する洗浄水、及び、加熱ユニット82に接触する空気のそれぞれへの加熱量を増減し易くできる。これにより、温水及び温風の温度を制御し易くできるとともに、蒸気の生成量を制御し易くできる。
第1加熱装置83aは、通水管84の全体を加熱可能に配置され、第2加熱装置83bは、分岐管74の付近に配置される。このようにすることで、分岐管74付近での熱流速を高め、分岐管74を流れる洗浄水への加熱量を多くできる。これにより、生成時に特にエネルギを消費する蒸気を容易に生成できる。
加熱ユニット82での温水、温風及び蒸気の生成機構について説明する。加熱ユニット82は、温水生成部71と、温風生成部72と、蒸気生成部73とを備え、ユニット化されたこれらにより、加熱ユニット82は温水、温風及び蒸気を生成できる。
温水生成部71は、洗浄水(水の一例であり、水道水でもよい。本明細書において同じ)の加熱によって外槽2に収容された洗濯槽3に供給する温水を生成する。具体的には、温水生成部71は、通水管84及び加熱装置83を備え、通水管84を流れる洗浄水の加熱装置83による加熱によって温水を生成する。即ち、通水管84の全域にわたって配置された加熱装置83の通電により、通水管84の全体が加熱される。これにより、通水管84を流れる洗浄水が加熱され、温水が生成する。なお、通電する加熱装置83は、第1加熱装置83a及び第2加熱装置83bの双方であることが好ましいが、洗浄水の十分な加熱が可能であれば、いずれか一方のみでもよい。
温風生成部72は、空気の加熱によって洗濯槽3に供給する温風を生成する。具体的には、温風生成部72は、加熱装置83を備え、加熱ユニット82に接触する空気の加熱装置83による加熱によって温風を生成する。即ち、加熱ユニット82は伝熱性能に優れた金属により構成されるため、内部の加熱装置83によって加熱ユニット82の側面82aが昇温する。これにより、側面82aに接触したダクト81の内部の空気が加熱され、温風が生成する。なお、通電する加熱装置83は、第1加熱装置83a及び第2加熱装置83bの双方であることが好ましいが、空気の十分な加熱が可能であれば、いずれか一方のみでもよい。
蒸気生成部73は、洗浄水の加熱によって洗濯槽3に供給する蒸気を生成する。具体的には、蒸気生成部73は、分岐管74、孔86及び加熱装置83を備え、分岐管74に繋がる孔86から漏出する水を加熱装置83によって加熱することで、蒸気を生成する。図示の例では、分岐管74を流れる洗浄水が第2加熱装置83bによって加熱されることで、通常は、孔86から漏出した液体の洗浄水がすぐに蒸発して蒸気が生成する。また、液体の洗浄水が孔86から漏出した場合、洗浄水は側面82aに伝わって流れ落ちる。このとき、加熱ユニット82が伝熱性能に優れた金属製であるため、側面82aを流れ落ちる間も、流れ落ちている途中の洗浄水は加熱される。このため、孔86から液体の洗浄水が漏れ出しても側面82aにて蒸発でき、蒸気を生成できる。なお、蒸気生成中、第1加熱装置83aは通電されてもよいが、省エネルギ性の観点からは通電しないことが好ましい。
加熱ユニット82では、加熱装置83の通電制御及び通水管84の通水量制御により、温水、温風及び蒸気のうちの2つ以上を同時に生成できる。
例えば、温水及び蒸気の双方を生成させる場合、通水管84の通水量制御が行われる。具体的には、通水管84での通水量が多い場合、加熱装置83から発せられた熱の多くは、通水管84を流れる水の昇温に使用される。このため、加熱ユニット82の側面82aの温度はさほど上昇しない。従って、孔86から漏出した洗浄水は、一部が蒸発して蒸気が生成するものの、洗浄水の大部分は、側面82aで蒸発せずに加熱ユニット82の側面82aを流れ落ちる。この際、流れ落ちる洗浄水により、側面82aに付着した汚れが洗い流される。加熱ユニット82から落下した液体の洗浄水は、外槽2に戻される。
一方、通水管84での通水量が少ない場合、加熱装置83から発せられた熱により、通水管84を流れる洗浄水は十分に昇温される。従って、通水管84で十分に昇温された洗浄水が、通水管84から分岐して分岐管74を流れる。分岐管74では、第2加熱装置83bによってさらに加熱されるから、孔86を漏出した洗浄水が蒸発し、蒸気が生成する。
このように、通水管84の通水量制御によって、温水及び蒸気を所望の割合で同時に生成できる。例えば、温水を大量に生成したい場合には、通水管84の通水量を多くすればよい。一方で、蒸気を大量に生成したい場合には、通水管84の通水量を少なくすればよい。なお、通水量制御は、例えばポンプ18(図2参照)の回転速度制御によって行うことができる。
また、例えば、温水及び蒸気をいずれも多く生成したい場合には、通水管84の通水量を多くするとともに、加熱装置83による加熱量を多くすればよい。一方で、温水及び蒸気をいずれも生成したいが、その量はいずれも少なくてよい場合には、例えば、温水及び蒸気の生成を断続的に(即ち切り替えながら)行えばよい。
さらに、例えば、温水及び蒸気のうちの少なくとも一方と、温風とを生成する場合には、加熱装置83の通電制御及び通水管84の通水量制御に加え、ファン20(図2参照)の回転速度制御を行えばよい。即ち、例えば、ファン20の回転速度を上昇させて風量を増やすことで、循環する空気である温風が大風量となる。循環量が増えれば、温風の温度は上昇する。一方で、例えば、ファン20の回転速度を低下させて風量を減らすことで、循環する空気である温風が小風量となる。
温水、温風及び蒸気のうちの2つ以上を同時に生成できることで、洗濯乾燥機100に新たな機能を付加できる。例えば、蒸気を含む大風量の温風を生成させることで、所謂スチームアイロンのような風を外槽2(図2参照)に供給でき、洗濯物207に付着したしわを伸ばし易くできる。
図4に戻って、加熱ユニット82は、ダクト81の内部において、ファン20(図2及び図3参照)の下方に設置される。このようにすることで、加熱装置83による加熱不十分に起因して孔86から漏出した液体の洗浄水が加熱ユニット82から落下しても、落下した液体の洗浄水を外槽2に戻すことができる。これにより、液体の洗浄水がファン20に接触することを抑制できる。
洗濯乾燥機100は、ダクト81の内側の側面81aにおいて孔86の高さ位置付近に、孔86と対向するように、加熱ユニット82で生成した蒸気を外槽2に供給する第1開口87を備える。第1開口87は、ダクト81と外槽2とを連通する連通口である(図2を併せて参照)。第1開口87を備えることで、第1開口87を通じて洗濯槽3に蒸気を供給でき、ファン20への蒸気の接触を抑制できる。
第1開口87には、上方向に対して鋭角になるように傾けて配置された上下方向に一対のガイド部材87aが接続される。ガイド部材87aにより、上方に向かう蒸気を第1開口87を通じて外槽2に供給し易くできる。
孔86は、ダクト81での空気の流れ方向で加熱ユニット82の上流側に備えられる。ここでいう上流側は、加熱ユニット82の上下方向長さの中点Pよりも空気流れで上流側をいう。孔86をこの位置に配置することで、孔86の上方での加熱ユニット82の高さ方向存在領域が大きいため、孔86で生成した蒸気を第1開口87を通じて外槽2に供給し易くできる。
洗濯乾燥機100は、加熱ユニット82の空気流れ上流側に除湿部88を備える。除湿部88は、外槽2の内部から排出されダクト81を流れる空気の水冷除湿を行うものである。温風は、通常は洗濯物207の乾燥時に使用されるため、外槽2から排出される空気(使用済みの温風)は高湿度になっている。そこで、加熱ユニット82での加熱前に除湿部88での除湿が行われる。除湿部88での除湿後、加熱ユニット82での加熱が行われ、所望の温度の温風、及び、所望の湿度となるように蒸気が適宜生成する。
除湿部88は、孔76を備える散水管75と、ダクト81の側面81aに形成されたリブ89とを備える。散水管75は、ダクト81を流れる空気に接触させる冷却水をダクト81の内部に散水するものである。散水管75は例えば給水電磁弁16(図2参照)等に接続される。これにより、ダクト81の内部に、孔76を通じてある程度冷えた水道水が冷却水として散水される。散水量は、例えば、リブ89に沿ってゆっくりと側面81aを流れ落ちる程度の量にすることができる。側面81aを流れ落ちる冷却水は空気と接触し、空気が冷却される。これにより、空気が除湿される。空気の冷却に使用された冷却水、及び、除湿により生成した空気中の液体水分は、吸込口2b(図2参照)を通じて外槽2に供給される。
洗濯乾燥機100は、加熱ユニット82と除湿部88との間に、ダクト81の外部から空気を取り込む連通口90を備える。連通口90は、連通口90の下端において回動可能に取り付けられた閉塞部材235により閉塞可能になっている。外槽2の内部の高湿度空気を排水トラップ202(図2参照)に流すとともに、等量の空気を連通口90を通じてダクト81に取り込むことで、外槽2の内外を循環する空気を除湿できる。連通口90を用いた除湿と、除湿部88による除湿は、いずれか一方のみが行われてもよく、双方が行われてもよい。
以上の構成を有する洗濯乾燥機100によれば、温水、温風及び蒸気を使用した運転を行うことができる。これにより、温水、温風及び蒸気のうちの1つを使用又は2つ以上を併用して、洗濯乾燥機100に新たな機能を付加できる。特に、第1実施形態では、ユニット化された単一の加熱ユニット82を用いて、温水、温風及び蒸気を生成できる。このため、温水生成部71(図5参照)と、温風生成部72(同)と、蒸気生成部73(同)とを別々に設置した場合と比較して、占有体積を小さくできる。これにより、洗濯乾燥機100の大型化を抑制できる。
図6Aは、第2実施形態の加熱ユニット200の外観斜視図である。加熱ユニット200は、加熱ユニット82(図2参照)に代えて洗濯乾燥機100(図2参照)に設置できる。加熱ユニット200では、加熱ユニット82(図5参照)とは異なり、通水管102及び加熱装置103が露出している。加熱装置103は、例えば、金属製円管に電熱線を収容したシーズヒータである。孔106は、洗浄水が流れる通水管102に直接形成されており、分岐管74(図5参照)は形成されていない。
加熱装置103は第1加熱装置103a及び第2加熱装置103bを含む。第1加熱装置103aは、通水管102の全体を加熱可能に配置される。具体的には、第1加熱装置103aは、蛇行する通水管102に沿って通水管102の全域に亘って配置される。
図6Bは、図6AにおけるB−B線断面図である。図示の簡略化のために、図6Bでは、第1加熱装置103aの内部に配置される電熱線は図示していない。第1加熱装置103aは、通水管102の全域に亘って通水管102に接触している。第1加熱装置103aと通水管102とは例えばロウ付けされる。このため、第1加熱装置103aの発熱によって通水管102を流れる洗浄水が加熱される。
図6Aに戻って、第2加熱装置103bは、通水管102のうちの孔106の付近を加熱可能に配置される。図示の例では、蛇行する通水管102のうち、最も下方の通水管102に孔106が形成される。従って、第2加熱装置103bは、蛇行する通水管102のうち、最も下方の通水管102に接触して配置される。
図6Cは、図6AにおけるC−C線断面図である。図6Cでは、第1加熱装置103a及び第2加熱装置103bの内部に配置される電熱線は図示していない。第2加熱装置103bは、通水管102のうち、孔106が形成された部分の全域に亘って通水管102に接触している。第2加熱装置103bと通水管102とは例えばロウ付けされる。このため、第2加熱装置103bの発熱によって孔106の付近が加熱され、最も下方の通水管102を流れる洗浄水及び孔106から漏出する洗浄水が加熱される。これにより、漏出した液体の洗浄水の蒸発が促進され、蒸気が生成する。
また、孔106は、正面側及び背面側のそれぞれに開口するように形成される。これにより、漏出する洗浄水の量を増やし、蒸気の生成量を増加できる。
加熱ユニット200によれば、加熱ユニット82のような加熱装置83を埋設する塊状構造を必要としない。このため、温風生成時には、蛇行する通水管102において隣接する通水管102同士の隙間にも空気を通すことができ、空気への伝熱効率を向上できる。
図7は、第3実施形態のダクト81に設置された加熱ユニット112のそれぞれ一部を可視化して示した斜視図である。加熱ユニット112は、加熱ユニット82(図2参照)に代えて洗濯乾燥機100(図2参照)に設置できる。
加熱ユニット112は、加熱ユニット82と同様に箱型に構成される。ただし、加熱ユニット112は、表面に上下方向に延びる断面矩形状の凹部113を備える。凹部113は、ダクト81の対向する一対の内側の側面81a,81aのそれぞれの側の表面に形成される。加熱ユニット112は、隣接する凹部113の間に、凸部93を備える。ダクト81を流れる空気は、凹部113の内部を通るように流れる。このため、凸部93はフィンとして機能し、空気への伝熱効率を向上できる。
図8は、第3実施形態の加熱ユニット112の外観斜視図である。加熱ユニット112は、凹部113の底面に貫通孔95を備える。貫通孔95は、正面側及び背面側の方向に通水管84の間を縫って、加熱ユニット112の一方の側面112aと他方の側面112aとを貫通して設けられる。
図9は、第3実施形態のダクト81に設置された加熱ユニット112の断面図である。加熱ユニット112は、ダクト81の対向する一対の側面81a,81aとの間にすき間81b,81bを有して配置される。そして、加熱ユニット112を備える洗濯乾燥機(図示しない)は、第1閉塞部材92を備える。第1閉塞部材92は、孔86及び第1開口87の上方に配置されるとともに、第1開口87が形成された側面81aとの間に形成されるすき間81bを閉塞するものである。第1閉塞部材92を備えることで、第1開口87を通じた蒸気の外槽2への供給を促進できる。
孔86は、第1開口87を通じた蒸気の供給促進の観点から、図示の例では正面側にのみ開口するように形成される。ただし、孔は、背面側に形成されてもよく、正面側及び背面側の双方に形成されてもよい。
加熱ユニット112を備える洗濯乾燥機(図示しない)は、第2閉塞部材94を備える。第2閉塞部材94は、可撓性を有する材料により構成され、第1開口87を開閉可能に第1開口87の付近で支持されたものである。図示の例では、第2閉塞部材94は、第1開口87の最下部において回動部94aにより回動可能に支持される。
第2閉塞部材94は、図示のように、ダクト81の内部が無風時には撓みによって第1開口87を開口するように構成される。一方で、第2閉塞部材94は、ダクト81の内部の通風時にはダクト81の内部の減圧に起因する撓みの解消により、第1開口87を閉塞するように構成される。このように構成された第2閉塞部材94を備えることで、第2閉塞部材94を駆動させる駆動機構を用いることなく、第2閉塞部材94の性質及びダクト81内の気圧により、第1開口87を閉塞できる。
ダクト81が無風時に加熱ユニット112で蒸気を生成させるとき、第1開口87は、第2閉塞部材94の撓みにより開口している。従って、孔86から漏出した洗浄水の蒸気は、第1閉塞部材92に沿って第1開口87に至る。このため、蒸気は第1開口87を通じて外槽2に供給される。
一方で、ダクト81の通風時(即ち温風生成時)に加熱ユニット112で蒸気を生成させるとき、第1開口87は、ダクト81の内部の減圧に起因する第2閉塞部材94の撓み解消により、閉塞している。このため、ダクト81を流れる空気が第1開口87を通じて意図せず外槽2に漏出することを抑制でき、加熱ユニット112での空気の加熱を促進できる。
また、孔86の上方には第1閉塞部材92が配置されるため、第1閉塞部材92が配置された側のすき間81bでの空気の流れが阻害される。このため、蒸気を含む空気は、他方のすき間81bに繋がる貫通孔95を通じて他方のすき間81bに流れ、更に上方に流れながら加熱される。このように、加熱ユニット112に対して空気の流れを適度に複雑化できるため、通風抵抗が過度に大きくなることなく、空気への伝熱効率を向上できる。
図10Aは、第4実施形態の洗濯乾燥機300の外観斜視図である。図10Aでは図示の簡略化のため、洗濯乾燥機300の構成部材の一部を省略している。洗濯乾燥機300は、温水、温風及び蒸気を生成する加熱ユニット133を備える。加熱ユニット133は、外槽2の水受部54に備えられる。加熱ユニット133の具体的構成は図10Bを参照しながら後記する。
水受部54の加熱ユニット133で生成した蒸気及び温風は、ダクト255を通じて、ノズル203に供給される。これにより、蒸気及び温風は、ノズル203を通じて外槽2に供給される。外槽2の内部の蒸気及び温風を含む空気は、ファン20の駆動によって内外を循環する。具体的には、空気は、ファン20の駆動により、外槽2の上方に形成された吸込口2dを通じてダクト256に吸い込まれ、ファン20に至る。ダクト256を流れる空気は、除湿部(図示しない)によって適宜除湿される。ファン20の下流側にはダクト254が接続され、空気はダクト254を流れて水受部54に至る。水受部54では、詳細は後記するが、加熱ユニット133によって蒸気及び温風が生成する。生成した蒸気及び温風は、ダクト254を流れてきた空気による押し出しにより、外槽2の内部に拡散する。
水受部54の加熱ユニット133で生成した温水は、ポンプ18(図3参照)によって揚水され、ノズル223に供給される。これにより、温水は、ノズル223を通じて外槽2に供給される。
図10Bは、図10AのD部拡大図である。加熱ユニット133は、加熱装置134と、散水機構141と、空気流れ抑制部材142とを備える。図示の都合上、散水機構141及び空気流れ抑制部材142を外槽2の側面2aから浮かせて図示したが、実際には、散水機構141及び空気流れ抑制部材142は、外槽2の側面2aとほぼ面一曲面になるように水受部54に嵌められる。
加熱装置134は、外槽2の底部に水受部54において水平方向に並べて設置された第1加熱装置134a及び第2加熱装置134bを含む。第1加熱装置134a及び第2加熱装置134bは、詳細は後記するが、独立して通電制御される。
散水機構141は、水(例えば洗浄水)を第1加熱装置134aに散水するとともに第1加熱装置134aの上方に配置される。散水機構141は、シャワー効果によって満遍なく散水可能な部材であり、例えば多孔板である。外槽2の側面2aを流れ落ちてきた水は、散水機構141によって第1加熱装置134aの全体に散水される。
空気流れ抑制部材142は水受部54から上方への空気流れを抑制するとともに第2加熱装置134bの上方に配置される。空気流れ抑制部材142は、例えば、水平方向に対して鋭角を有して複数配置された平板である。平板は、ダクト255(図10A参照)の開口に温風を流し易い方向の角度で傾斜する。ただし、空気流れ抑制部材142は、第1加熱装置134a及び第2加熱装置134bによる加熱を十分に行うことができれば、配置されなくてもよい。
加熱ユニット133は、温水生成部135と、温風生成部136と、蒸気生成部137とを備える。温水生成部135は、加熱装置134を備え、水受部54に溜まった洗浄水の加熱装置134による加熱によって温水を生成するものである。温風生成部136は、加熱装置134を備え、加熱装置134に水が接触していない状態で水受部54に滞留する気体の加熱装置134による加熱によって温風を生成するものである。蒸気生成部137は、第1加熱装置134aを備え、第1加熱装置134aへの散水された水の蒸発によって蒸気を生成するものである。
図11は、第4実施形態の制御装置50及び加熱装置134を示すブロック図である。洗濯乾燥機300(図10A参照)は、加熱装置134に加え、制御装置50を備える。制御装置50は、第1制御部50aと、第2制御部50bと、第3制御部50cと、判断部50dとを含む。
第1制御部50aは、温水生成部135(図10B参照)による温水生成時、第1加熱装置134aをオンにするとともに第2加熱装置134bをオンにする通電制御を行うものである。第2制御部50bは、温風生成部136(図10B参照)による温風生成時、第1加熱装置134aをオンにするとともに第2加熱装置134bをオンにする通電制御を行うものである。第3制御部50cは、蒸気生成部137による蒸気生成時、第1加熱装置134aをオンにするとともに第2加熱装置134bをオフにする通電制御を行うものである。制御装置50によれば、第1加熱装置134a及び第2加熱装置134bを通電制御できる。
判断部50dは、使用者による指示スイッチ13の操作によって選択された運転モードに対応させて、温水、温風及び蒸気の少なくとも1つを生成するように第1制御部50a、第2制御部50b及び第3制御部50cを制御するものである。例えば、乾燥運転の運転モードが選択された場合には、判断部50dは、温風を生成するため、第2制御部50bによる制御を行うと判断する。
制御装置50は、いずれも図示はしないが、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、I/F(インターフェイス)等を備えて構成される。そして、制御装置50は、ROMに格納されている所定の制御プログラムがCPUによって実行されることにより具現化される。
図10Bに戻って、加熱ユニット133による温水、温風及び蒸気の各生成方法を説明する。温水の生成時、水受部54には、加熱装置134が浸る程度の洗浄水が滞留している。洗浄水の滞留量は、給水電磁弁16及び電磁弁V1(いずれも図10A参照)の開閉によって調整できる。この状態で第1制御部50a(図11参照)が第1加熱装置134a及び第2加熱装置134bをオンにする通電制御を行う。これにより、水受部54に溜まった洗浄水の加熱が行われる。加熱された水である温水は、排水口21を通じてポンプ18(図3参照)に供給される。温水は、ポンプ18によって揚水され、ノズル223を通じて外槽2に供給される。
温風の生成時、水受部54には、洗浄水が全く溜まっていないか、溜まっていても加熱装置134に接触しない程度の量の水が溜まっている。この状態で第2制御部50b(図11参照)が第1加熱装置134a及び第2加熱装置134bをオンにする通電制御を行う。これにより、水受部54の内部に存在する空気を加熱でき、温風が生成する。生成した温風は、ファン20(図10A参照)の駆動によってダクト254を流れてきた空気により押し出され、外槽2の内部に拡散する。
蒸気の生成時、洗浄水が全く溜まっていないか、溜まっていても加熱装置134に接触しない程度の量の水が溜まっている。この状態で第3制御部50c(図11参照)が第1加熱装置134aをオンにするとともに第2加熱装置134bをオフにする通電制御を行う。この状態で、ノズル223(図10A参照)を通じて側面2aを伝って流れてきた洗浄水は、散水機構141に流れる。散水機構141に流れる水の量は、散水された水が第1加熱装置134aと接触したときに完全に蒸発できる量であることが好ましい。このような量は、第1加熱装置134aの出力によって決定できる。散水機構141に至った洗浄水は、散水機構141によって第1加熱装置134aの全体に満遍なく散水される。これにより、洗浄水の蒸発が促進され、蒸気が生成する。
加熱ユニット133によっても、温水、温風及び蒸気を生成できる。
1 筐体
100,300 洗濯乾燥機
102 通水管
103,134 加熱装置
103a,134a 第1加熱装置
103b,134b 第2加熱装置
106,76,86 孔
112,133,82 加熱ユニット
112a 側面
113 凹部
12 蓋
13 指示スイッチ
135,71 温水生成部
136,72 温風生成部
137,73 蒸気生成部
14 表示器
141 散水機構
142 空気流れ抑制部材
16 給水電磁弁
18 ポンプ
1a 側板
1c 前面カバー
1d 背面カバー
1e 上面カバー
1h ベース
2 外槽
20 ファン
200 加熱ユニット
202 排水トラップ
203,223 ノズル
205 オーバーフローホース
207 洗濯物
21 排水口
213 補助ヒータ
22 ホース
222 フィルタ
23 下部ユニット
235 閉塞部材
254,255,256,81 ダクト
26 排水ホース
2a 側面
2b,2d 吸込口
3 洗濯槽
5 ダンパ
50 制御装置
50a 第1制御部
50b 第2制御部
50c 第3制御部
50d 判断部
54 水受部
54b 戻し口
7 洗剤収容部
70 接続口
74 分岐管
75 散水管
81a,82a 側面
81b すき間
82b 下端
83 加熱装置
83a 第1加熱装置
83b 第2加熱装置
84,85 通水管
84a,84b 開口端
87 第1開口
87a ガイド部材
88 除湿部
89 リブ
9 ドア
90 連通口
91 給水口
92 第1閉塞部材
93 凸部
94 第2閉塞部材
95 貫通孔
V1 電磁弁

Claims (14)

  1. 水の加熱によって外槽に収容された洗濯槽に供給する温水を生成する温水生成部と、
    空気の加熱によって前記洗濯槽に供給する温風を生成する温風生成部と、
    水の加熱によって前記洗濯槽に供給する蒸気を生成する蒸気生成部とを備える加熱ユニットを含む
    洗濯乾燥機。
  2. 前記加熱ユニットは、
    水が流れる通水管と、
    前記通水管を流れる水及び前記加熱ユニットに接触する空気を加熱する加熱装置と、
    前記通水管の内部と連通し、前記通水管を流れる水を前記加熱ユニットの外部に漏出させる孔とを備え、
    前記温水生成部は、前記通水管を流れる水の前記加熱装置による加熱によって温水を生成し、
    前記温風生成部は、前記加熱ユニットに接触する空気の前記加熱装置による加熱によって温風を生成し、
    前記蒸気生成部は、前記孔から漏出する水の前記加熱装置による加熱によって蒸気を生成する
    請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記加熱ユニットは、
    前記通水管及び前記加熱装置を内部に有する箱状に構成され、
    前記孔は、前記加熱ユニットの側面において前記加熱ユニットの下端から高さ方向に離れた位置において前記通水管から分岐した分岐管が開口することで形成される
    請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記加熱装置は、独立して制御可能な第1加熱装置及び第2加熱装置を含む
    請求項3に記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記第1加熱装置は、前記通水管の全体を加熱可能に配置され、
    前記第2加熱装置は、前記分岐管の付近に配置される
    請求項4に記載の洗濯乾燥機。
  6. 前記孔は前記通水管に形成され、
    前記第1加熱装置は、前記通水管の全体を加熱可能に配置され、
    前記第2加熱装置は、前記通水管のうちの前記孔の付近を加熱可能に配置される
    請求項4に記載の洗濯乾燥機。
  7. 前記通水管に前記外槽の内部の水を流すポンプを備える
    請求項2〜6の何れか1項に記載の洗濯乾燥機。
  8. 空気を流すファンの駆動によって前記外槽の内外で空気を循環させる上下方向に配置されたダクトを備え、
    前記加熱ユニットは、前記ダクトの内部において、前記ファンの下方に設置される
    請求項2〜6の何れか1項に記載の洗濯乾燥機。
  9. 前記ダクトの側面において前記孔の高さ位置付近に、前記孔と対向するように、前記加熱ユニットで生成した蒸気を前記外槽に供給する第1開口を備える
    請求項8に記載の洗濯乾燥機。
  10. 前記孔は、前記空気の流れ方向で前記加熱ユニットの上流側に備えられる
    請求項8に記載の洗濯乾燥機。
  11. 前記加熱ユニットは、前記ダクトの対向する一対の前記側面との間にすき間を有して配置され、
    前記孔及び前記第1開口の上方に配置されるとともに、前記第1開口が形成された前記側面との間に形成される前記すき間を閉塞する第1閉塞部材を備える
    請求項9に記載の洗濯乾燥機。
  12. 可撓性を有する材料により構成され、前記第1開口を開閉可能に前記第1開口の付近で支持された第2閉塞部材を備え、
    前記第2閉塞部材は、
    前記ダクトの内部が無風時には撓みによって前記第1開口を開口し、
    前記ダクトの内部の通風時には前記ダクトの内部の減圧に起因する前記撓みの解消により前記第1開口を閉塞するように構成される
    請求項11に記載の洗濯乾燥機。
  13. 前記加熱ユニットは、
    前記外槽の底部に形成された水受部において水平方向に並べて設置された第1加熱装置及び第2加熱装置を含む加熱装置と、
    水を前記第1加熱装置に散水するとともに前記第1加熱装置の上方に配置される散水機構と、を備え、
    前記温水生成部は、前記水受部に溜まった水の前記加熱装置による加熱によって温水を生成し、
    前記温風生成部は、前記加熱装置に水が接触していない状態で前記水受部に滞留する気体の前記加熱装置による加熱によって温風を生成し
    前記蒸気生成部は、前記第1加熱装置への散水された水の蒸発によって蒸気を生成する
    請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  14. 前記温水生成部による温水生成時、前記第1加熱装置をオンにするとともに前記第2加熱装置をオンにする通電制御を行う第1制御部と、
    前記温風生成部による温風生成時、前記第1加熱装置をオンにするとともに前記第2加熱装置をオンにする通電制御を行う第2制御部と、
    前記蒸気生成部による蒸気生成時、前記第1加熱装置をオンにするとともに前記第2加熱装置をオフにする通電制御を行う第3制御部とを含む制御装置を備える
    請求項13に記載の洗濯乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114657738A (zh) * 2022-03-08 2022-06-24 海信(山东)冰箱有限公司 洗衣机/干衣机

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