JP2021086726A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】照明光の演色性を高め得る照明装置を提供する。【解決手段】照明装置1は、第1ファイバ22と、波長変換部材30とを備える。第1ファイバ22は、光軸20に沿って励起光を伝搬させ、端部24aから励起光を射出する。波長変換部材30は、第1ファイバ22の光軸20と同軸に位置する。波長変換部材30は、励起光を異なる波長の光に変換する。波長変換部材30は、長手方向を有し、長手方向が第1ファイバ22の光軸20に沿って位置する。【選択図】図1

Description

本開示は、照明装置に関する。
半導体レーザから射出された励起光を受光して励起光とは異なる波長の蛍光を発する蛍光体ユニットと、蛍光体ユニットから発せられた蛍光の一部を少なくとも導波するファイバ束とを有する照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−252440号公報
照明光の演色性を高めることが求められる。
本開示の目的は、照明光の演色性を高め得る照明装置を提供することにある。
本開示の一実施形態に係る照明装置は、第1ファイバと、波長変換部材とを備える。前記第1ファイバは、光軸に沿って励起光を伝搬させ、端部から前記励起光を射出する。前記波長変換部材は、前記第1ファイバの光軸と同軸に位置する。前記波長変換部材は、前記励起光を異なる波長の光に変換する。前記波長変換部材は、長手方向を有し、前記長手方向が前記第1ファイバの光軸に沿って位置する。
本開示の一実施形態に係る照明装置によれば、照明光の演色性が高まり得る。
一実施形態に係る照明装置の構成例を示す断面図である。 図1の照明装置を光軸方向に見た図である。 波長変換部材の構成例を示す断面図である。 比較例に係る照明装置の構成例を示す図である。 照明装置が射出する光のスペクトルの一例を示すグラフである。 照明装置を壁面及び天井面に設置する構成例を示す図である。 射出部に第2ファイバを接続する構成例を示す断面図である。 第2ファイバのコアのテーパ形状の一例を示す断面図である。 スリーブ内壁のテーパ形状の一例を示す断面図である。
図1及び図2に示されるように、一実施形態に係る照明装置1は、第1ファイバ22と、波長変換部材30とを備える。
第1ファイバ22は、コア24とクラッド26とを有する。コア24は、第1ファイバ22の延在方向に沿って延在する。クラッド26は、コア24を軸とした円筒状に位置する。光は、コア24に入射し、コア24の周囲に位置するクラッド26によって全反射されながらコア24を伝搬する。つまり、第1ファイバ22は、コア24に沿って光を伝搬させる。
第1ファイバ22は、一端において光源60に接続される。光源60は、励起光を射出する。励起光は、第1ファイバ22のコア24に入射し、コア24の中を伝搬する。コア24は、光源60から遠い側に位置する端部24aを有する。光源60から入射した励起光は、光軸20に沿ってコア24を伝搬し、端部24aから射出される。端部24aは、励起光の伝搬先の側に位置するともいえる。
第1ファイバ22は、励起光を伝搬させる方向に沿う光軸20を有すると仮定する。第1ファイバ22が直線に沿って延在する場合、光軸20は、コア24が延在する方向に沿っている。言い換えれば、第1ファイバ22は、光軸20に沿って励起光を伝搬させる。
第1ファイバ22は、可撓性を有する。つまり、第1ファイバ22は、曲げられてもよい。第1ファイバ22が曲げられる場合、光軸20は、第1ファイバ22のコア24を伝搬してきた励起光が端部24aから射出される方向に沿って延びる軸に対応すると仮定する。
光軸20は、第1ファイバ22の端部24aから励起光の進行方向の更に先まで延在すると仮定する。波長変換部材30は、光軸20が端部24aから更に延在している部分に沿って位置する。つまり、波長変換部材30は、光軸20と同軸に位置する。ここで同軸とは、略同軸を含み、必ずしも中心軸が完全に一致している必要はない。波長変換部材30は、端部30aと端部30bとを有する。端部30aは、第1ファイバ22に近い側に位置する。第1ファイバ22に近い側は、伝搬元とも称される。端部30aは、励起光の伝搬元に位置するともいえる。端部30bは、第1ファイバ22から遠い側に位置する。第1ファイバ22から遠い側は、伝搬先とも称される。端部30bは、励起光の伝搬先に位置するともいえる。
コア24の端部24aは、波長変換部材30の端部30aに位置してよいし、波長変換部材30の端部30aよりも光軸20の方向に見て内側に位置してもよい。端部24aは、波長変換部材30の少なくとも一部に当接してよい。図1において、光軸20の方向に沿った端部24aの位置と端部30aの位置とが一致する。波長変換部材30は、後述するように中空の管状であってもよいし、中実の柱状であってもよい。図1に例示されるように波長変換部材30が中実である場合、端部24aは、端部30aに当接してよい。波長変換部材30がコア24の端部24aに当接することによって、励起光が高効率で波長変換部材30に入射し得る。
波長変換部材30の光軸20に沿う方向の寸法は、光軸20に直交する方向の寸法よりも長い。言い換えれば、波長変換部材30の長手方向は、光軸20に沿う方向に略一致する。
励起光は、第1ファイバ22のコア24から波長変換部材30に入射する。励起光の少なくとも一部は、波長変換部材30で異なる波長の光に変換される。波長変換部材30で励起光から変換された光は、変換光とも称される。波長変換部材30で変換されずに通過する励起光は、未変換光とも称される。照明装置1は、変換光と未変換光とを含む照明光を外部に射出する。照明装置1は、照明光によって周囲を照らす。
(スリーブ10)
照明装置1は、波長変換部材30を収容するスリーブ10を更に備えてもよい。スリーブ10は、ボディ12と射出部14とを備える。ボディ12は、光軸20と同軸の円筒状に構成されるとする。ボディ12は、内壁12aと外壁12bとを有し、内壁12aで区画される内部空間を有する。光軸20に直交する断面視における内壁12a及び外壁12bの形状は、図2に例示されるように円であってよいが、これに限られず、直線又は曲線を含む他の種々の形状であってよい。
ボディ12は、両端に端部12cと端部12dとを有する。端部12cと端部12dとは、光軸20に沿う方向に見て互いに反対側に位置する。ボディ12は、端部12cにおいて、第1ファイバ22に接続可能に構成されるとする。第1ファイバ22は、フェルール28を介してボディ12の端部12cに接続されてよい。
照明装置1がスリーブ10を備える場合、波長変換部材30は、ボディ12の内部空間に収容される。波長変換部材30の少なくとも一部は、内壁12aに当接してもよい。波長変換部材30は、内壁12aから離れて位置してもよい。波長変換部材30は、励起光を変換する際に発熱し得る。波長変換部材30の少なくとも一部が内壁12aに当接することによって、波長変換部材30で生じた熱がボディ12に伝わり、スリーブ10の外部に放出されやすくなる。
内壁12aは、励起光、並びに、変換光及び未変換光を反射するように構成されてよい。このようにすることで、波長変換部材30から射出される照明光の強度が高められ得る。
波長変換部材30は、ボディ12の端部12cの側に位置するコア24の端部24aから、ボディ12の端部12dまでの範囲に位置する。波長変換部材30は、ボディ12の端部12dの側に端部30bを有する。
射出部14は、ボディ12の端部12dから光軸20に沿って外側に突出する。射出部14は、光軸20と同軸の円筒状に構成されるとする。射出部14は、内壁14aと外壁14bとを有し、内壁14aで区画される内部空間を有する。光軸20に直交する断面視における内壁14a及び外壁14bの形状は、図2に例示されるように円であってよいが、これに限られず、直線又は曲線を含む他の種々の形状であってよい。
射出部14は、変換光と未変換光とを含む照明光を、波長変換部材30の端部30bから照明装置1の外部に射出する。
射出部14は、内部空間に、第1光学部材42を備えてよい。第1光学部材42は、正又は負の光学パワーを有してよい。第1光学部材42は、正の光学パワーを有することによって、波長変換部材30から射出部14に向けて光軸20に沿って進行する照明光を収束させて外部に射出し得る。第1光学部材42は、負の光学パワーを有することによって、波長変換部材30から射出部14に向けて光軸20に沿って進行する照明光を発散させて外部に射出し得る。第1光学部材42は、レンズを含んで構成されてよいし、ミラーを含んで構成されてもよい。第1光学部材42は、波長変換部材30から光軸20に沿って進行してきた照明光の進行方向を変化させるように構成されてよい。このようにすることで、照明装置1は、照明光を種々の方向に射出できる。
射出部14は、波長変換部材30と第1光学部材42との間に、第2光学部材44を更に備えてもよい。第2光学部材44の屈折率は、第1光学部材42の屈折率より大きく且つ波長変換部材30の屈折率より小さい。射出部14が第2光学部材44を有することによって、照明光が通過する各部材間の屈折率の差が小さくなる。各部材間の屈折率の差が小さいほど、照明光が各部材間で全反射しにくくなる。その結果、照明装置1の外部に射出される照明光の光量が増大し得る。
第2光学部材44は、波長変換部材30及び第1光学部材42に当接してよい。第2光学部材44は、波長変換部材30及び第1光学部材42の形状に合わせた形状を有してよい。射出部14が第2光学部材44を備えない場合、第1光学部材42は、波長変換部材30に当接してよい。照明光が通過する各部材が当接する場合、波長変換部材30から射出された照明光は、空気層を通らずに第1光学部材42に入射する。照明光は、空気層を通らないことによって、各部材から射出される際に全反射しにくくなる。その結果、照明装置1の外部に射出される照明光の光量が増大し得る。
(波長変換部材30)
図3に示されるように、波長変換部材30は、蛍光体35を備える。波長変換部材30は、透光性を有する透光部材38を更に備えてよい。透光部材38は、蛍光体35を内部に含有することによって、略均一に分散された状態で蛍光体35を保持してよい。波長変換部材30の屈折率は、透光部材38及び蛍光体35それぞれの屈折率、並びに、透光部材38に対する蛍光体35の含有率に基づいて定まり得る。波長変換部材30の屈折率は、透光部材38の屈折率に等しいとみなされてもよいし、蛍光体35の屈折率に等しいとみなされてもよい。
蛍光体35は、波長変換部材30に入射してきた励起光を、360nmから780nmまでの波長領域に含まれるピーク波長を有する光に変換し、変換光を射出する。360nmから780nmまでの波長領域は、可視光領域とも称される。可視光領域に含まれるピーク波長を有する光は、可視光とも称される。つまり、波長変換部材30は、励起光を可視光に変換する。
本実施形態において、光源60は、励起光として、360nmから430nmまでの波長領域にピーク波長を有するレーザ光を射出する。360nmから430nmまでの波長領域は、紫色光領域とも称される。紫色光領域に含まれるピーク波長を有する光は、紫色光とも称される。つまり、本実施形態において、励起光として紫色光が用いられるとする。紫色光は、可視光に含まれる。紫色光に対する人間の視感度は、可視光の中の他の色の光と比べて低い。励起光として紫色光が用いられることによって、励起光の強度の制御が演色性に影響を及ぼしにくくなる。励起光としてレーザ光が用いられることによって、励起光の単色性及び指向性が高められ得る。励起光のエネルギーが制御されやすくなるとともに、励起光の進行方向が制御されやすくなる。
透光部材38は、例えば、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂若しくはエポキシ樹脂等の透光性を有する絶縁樹脂、又は透光性を有するガラス材料等で形成されていてよい。
蛍光体35は、紫色光を、例えば400nmから500nmまでの波長領域に含まれるピーク波長を有するスペクトルで特定される光、つまり青色の光に変換してよい。この場合、蛍光体35は、例えば、BaMgAl1017:Eu、又は(Sr,Ca,Ba)10(PO46Cl2:Eu,(Sr,Ba)10(PO46Cl2:Eu等を含んで構成されてよい。
蛍光体35は、紫色光を、例えば450nmから550nmまでの波長領域に含まれるピーク波長を有するスペクトルで特定される光、つまり青緑色の光に変換してよい。蛍光体35は、例えば、(Sr,Ba,Ca)5(PO43Cl:Eu,Sr4Al1425:Eu等を含んで構成されてよい。
蛍光体35は、紫色光を、例えば500nmから600nmまでの波長領域に含まれるピーク波長を有するスペクトルで特定される光、つまり緑色の光に変換してよい。蛍光体35は、例えば、SrSi2(O,Cl)22:Eu、(Sr,Ba,Mg)2SiO4:Eu2+、又はZnS:Cu,Al、Zn2SiO4:Mn等を含んで構成されてよい。
蛍光体35は、紫色光を、例えば600nmから700nmまでの波長領域に含まれるピーク波長を有するスペクトルで特定される光、つまり赤色の光に変換してよい。蛍光体35は、例えば、Y22S:Eu、Y23:Eu、SrCaClAlSiN3:Eu2+、CaAlSiN3:Eu、又はCaAlSi(ON)3:Eu等を含んで構成されてよい。
蛍光体35は、紫色光を、例えば680nmから800nmまでの波長領域に含まれるピーク波長を有するスペクトルで特定される光、つまり近赤外光に変換してよい。近赤外光は、680から2500nmまでの波長領域の光を含んでよい。蛍光体35は、例えば、3Ga512:Cr等を含んで構成されてよい。
蛍光体35は、上述してきた材料に限られず、他の種類の材料を含んで構成されてもよい。蛍光体35は、複数の種類の材料を任意に組み合わせて構成されてもよい。蛍光体35の材料の組み合わせは、特に限定されない。
波長変換部材30は、1種類の蛍光体35を含んでよい。波長変換部材30は、蛍光体35として、第1蛍光体35aと第2蛍光体35bとを含んでよい。第1蛍光体35aで変換される光のピーク波長と、第2蛍光体35bで変換される光のピーク波長とは、互いに異なってよい。
波長変換部材30は、第1波長変換部材31と、第2波長変換部材32と、第3波長変換部材33とを含んでよい。つまり、波長変換部材30は、複数の部分で構成されてよい。波長変換部材30を構成する部分の数は、3つに限られず、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。第1波長変換部材31は、励起光を赤色光に変換する蛍光体35を含むとする。第2波長変換部材32は、励起光を緑色光に変換する蛍光体35を含むとする。第3波長変換部材33は、励起光を青色光に変換する蛍光体35を含むとする。波長変換部材30として組み合わされる蛍光体35の種類は、3種類に限られず、2種類以下であってもよいし、4種類以上であってもよい。
波長変換部材30は、蛍光体35の組み合わせによって、励起光を、種々のスペクトルを有する光に変換できる。波長変換部材30は、励起光を、例えば、太陽からの直射日光のスペクトル、海中の所定の深さまで到達した日光のスペクトル、ろうそくの炎が発する光のスペクトル、又は、蛍の光のスペクトル等を有する光に変換できる。言い換えれば、波長変換部材30は、励起光を種々の色を有する光に変換できる。波長変換部材30は、励起光を種々の色温度を有する光に変換できる。その結果、照明光の演色性が高められ得る。
(変換効率)
波長変換部材30は、励起光を所定の割合で異なる波長の光に変換する。波長変換部材30に入射する励起光のうち異なる波長の光に変換される励起光の割合は、変換効率とも称される。波長変換部材30の変換効率は、蛍光体35の量子効率に基づいて定まる。
波長変換部材30の変換効率は、蛍光体35の密度、及び、励起光が波長変換部材30の内部を進行する距離に更に基づいて定まる。励起光の光子は、蛍光体35に衝突した場合に所定の確率で蛍光体35を励起し蛍光体35が発する蛍光に変換される。励起光の光子と蛍光体35との衝突回数が多いほど、励起光が蛍光に変換される確率が高くなる。励起光の光子が蛍光体35を含む波長変換部材30の内部を進行する距離が長いほど、励起光の光子と蛍光体35との衝突回数が多くなる。
本実施形態に係る照明装置1において、波長変換部材30は、第1ファイバ22の光軸20と同軸に位置する。また、波長変換部材30は、その長手方向が光軸20に沿うように構成される。このようにすることで、波長変換部材30の内部を励起光が進行する距離が長くなる。励起光の進行距離が長くなることによって励起光の光子と蛍光体35との衝突回数が増加する。その結果、励起光の変換効率が高められ得る。
(比較例)
図4に示されるように、比較例に係る照明装置9は、光源91と、入射ファイバ92と、波長変換部材93、94及び95と、射出ファイバ96と、射出部97とを備える。照明装置9は、光源91が射出する励起光90aを入射ファイバ92で分岐して波長変換部材93、94及び95それぞれに入射させる。波長変換部材93、94及び95それぞれは、励起光90aを変換光90bに変換する。変換光90bは、射出ファイバ96を通って射出部97で合流し、合成光90cとして射出される。波長変換部材93は、励起光90aを赤色の変換光90bに変換する。波長変換部材94は、励起光90aを緑色の変換光90bに変換する。波長変換部材95は、励起光90aを青色の変換光90bに変換する。合成光90cは、赤色の変換光90bと、緑色の変換光90bと、青色の変換光90bとを含む白色光になり得る。合成光90cの色は、入射ファイバ92に分岐する励起光90aの割合を制御することによって、又は、波長変換部材93、94及び95それぞれの変換効率を制御することによって、種々の色に制御され得る。
比較例に係る照明装置9において、励起光90aは、入射ファイバ92の端部から広がりながら波長変換部材93、94及び95に進行する。励起光90aが波長変換部材93、94及び95に入射しやすいように、波長変換部材93、94及び95は、励起光90aの進行方向に交差する方向に広げられている。また、変換光90bが射出ファイバ96に到達しやすいように、波長変換部材93、94及び95は、励起光90aの進行方向で短くなるように構成されている。その結果、波長変換部材93、94及び95は、その長手方向が励起光90aの進行方向に交差する方向に沿い、且つ、その短手方向が励起光90aの進行方向に沿うように構成されている。
本実施形態に係る照明装置1において、波長変換部材30は、励起光を伝搬する第1ファイバ22の光軸20と同軸に位置し、その長手方向が光軸20に沿うように構成されている。波長変換部材30の長手方向が光軸20に沿うことによって、比較例に係る照明装置9よりも、波長変換部材30の内部を励起光が進行する距離が長くなり得る。その結果、励起光の変換効率が高められ得る。
言い換えれば、波長変換部材30は、その短手方向が第1ファイバ22の光軸20に交差するように構成されている。波長変換部材30の短手方向が第1ファイバ22の光軸20に交差することによって、比較例に係る照明装置9よりも、光軸20の方向に平面視した波長変換部材30の面積が小さくされ得る。光軸20の方向に平面視した波長変換部材30の面積が小さくされることによって、波長変換部材30が所定平面に交差するように配置される場合に、所定平面内における波長変換部材30の配置密度が高められ得る。その結果、波長変換部材30から射出される照明光の輝度が高められ得る。
本実施形態に係る照明装置1において、第1波長変換部材31と、第2波長変換部材32と、第3波長変換部材33とは、光軸20に同軸に位置している。一方で、比較例に係る照明装置9において、波長変換部材93、94及び95は、励起光90aの進行方向に向かって横に並んでいる。本実施形態に係る照明装置1は、2つ以上の波長変換部材30を備える場合であっても、光軸20の方向に平面視した波長変換部材30の面積を小さくできる。
本実施形態に係る照明装置1において、第1波長変換部材31は、励起光の少なくとも一部を変換して変換光を射出する。第1波長変換部材31から第2波長変換部材32に入射する光は、変換光と未変換光とを含む。第2波長変換部材32は、第1波長変換部材31から入射する未変換光の少なくとも一部を変換する。第2波長変換部材32から第3波長変換部材33に入射する光は、第1波長変換部材31又は第2波長変換部材32で生じた変換光と未変換光とを含む。第3波長変換部材33は、第2波長変換部材32から入射する未変換光の少なくとも一部を変換する。このようにすることで、第1波長変換部材31、第2波長変換部材32及び第3波長変換部材33のいずれかで励起光が変換される確率が高まる。その結果、波長変換部材30で変換されずに通過する未変換光の割合が低減され得る。
一方で、比較例に係る照明装置9において、励起光90aは、波長変換部材93、94及び95のいずれか1つで変換光90bに変換される。波長変換部材93、94及び95で変換されなかった励起光は、そのまま射出ファイバ96に入射して射出部97に進行する。励起光が波長変換部材93、94及び95のうち1つだけを通過する場合に励起光が変換される確率は、3つすべてを通過する場合の確率と比べて低くなる。
本実施形態に係る照明装置1は、励起光が多くの波長変換部材30を通過するように構成されることによって、比較例に係る照明装置9よりも励起光の変換効率を高めることができる。
図5に、照明光のスペクトルを表すグラフが示されている。照明光のスペクトルは、例えば、分光測光装置などにより分光法を用いて測定される。図5のグラフにおいて、横軸は、照明装置1が射出する照明光の波長を表す。縦軸は、照明光の各波長における相対光強度を表している。図5のグラフは、本実施形態に係る照明装置1が射出する照明光のスペクトルと、比較例に係る照明装置9が射出する照明光のスペクトルとを示している。照明光に含まれる未変換光のピーク波長は、λ1で表されている。照明光に含まれる変換光のピーク波長が含まれる波長領域は、λ2で表されている。
本実施形態の照明光に含まれる未変換光(λ1で表される波長を有する光)の相対光強度は、比較例の照明光に含まれる未変換光の相対光強度よりも低くなっている。本実施形態の照明光に含まれる変換光(λ2で表される波長領域に含まれる波長を有する光)の相対光強度は、比較例の照明光に含まれる変換光の相対光強度よりも高くなっている。つまり、本実施形態に係る照明装置1は、比較例に係る照明装置9よりも、励起光を高い変換効率で変換光に変換できる。
第1波長変換部材31、第2波長変換部材32及び第3波長変換部材33が励起光を変換して得られる変換光は、それぞれ第1光、第2光及び第3光と称されるとする。
波長変換部材30は、励起光を所定の比率で第1光、第2光及び第3光それぞれに変換した変換光を射出するように構成され得る。つまり、波長変換部材30は、変換光に含まれる第1光、第2光及び第3光それぞれの強度の比率があらかじめ所定の比率に設定されるように構成されてよい。このように構成されることによって、波長変換部材30から射出される照明光の演色性が高められ得る。
本実施形態に係る照明装置1は、励起光の変換効率が高められていることによって、図5に例示されるように、照明光に含まれる紫色光の相対光強度を低くすることができる。紫色光の相対光強度が低くされることによって、照明光のスペクトルが太陽光のスペクトルに近づけられ得る。その結果、照明光の演色性が高められ得る。
(波長変換部材30の配置順とピーク波長との関係)
第1波長変換部材31は、第2波長変換部材32よりも第1ファイバ22の端部24aの近くに位置してよい。つまり、第1波長変換部材31は、第2波長変換部材32から見て伝搬元に位置してよい。第1波長変換部材31が第2波長変換部材32から見て伝搬元に位置する場合、第1光のピーク波長は、第2光のピーク波長よりも長くされてよい。
第2波長変換部材32は、第3波長変換部材33よりも第1ファイバ22の端部24aの近くに位置してよい。つまり、第2波長変換部材32は、第3波長変換部材33から見て伝搬元に位置してよい。第2波長変換部材32が第3波長変換部材33から見て伝搬元に位置する場合、第2光のピーク波長は、第3光のピーク波長よりも長くされてよい。
第1波長変換部材31が第2波長変換部材32及び第3波長変換部材33から見て伝搬元に位置する場合、第1光は、伝搬先に向けて進行し、第2波長変換部材32及び第3波長変換部材33に入射する。第1光は、第2波長変換部材32又は第3波長変換部材33に入射した場合に、第2波長変換部材32又は第3波長変換部材33を励起せず、第2光又は第3光に変換されない。
逆に、第2波長変換部材32で生じる第2光、及び、第3波長変換部材33で生じる第3光は、伝搬先に向けて進行するので、伝搬元に位置する第1波長変換部材31に入射する可能性が低い。したがって、第2光又は第3光は、第1光に変換される可能性が低い。
第2波長変換部材32が第3波長変換部材33から見て伝搬元に位置する場合、第2光は、伝搬先に向けて進行し、第3波長変換部材33に入射する。第2光は、第3波長変換部材33に入射した場合に、第3波長変換部材33を励起せず、第3光に変換されない。
逆に、第3波長変換部材33で生じる第3光は、伝搬先に向けて進行するので、伝搬元に位置する第2波長変換部材32に入射する可能性が低い。したがって、第3光は、第2光に変換される可能性が低い。
以上のことから、波長変換部材30は、励起光を第1光、第2光及び第3光それぞれに変換した後で、第1光、第2光及び第3光それぞれが他のピーク波長を有する光に変換されにくいように構成され得る。
仮に、第1光のピーク波長が第2光のピーク波長より短い場合、第1光は、第2波長変換部材32に入射した場合に第2波長変換部材32を励起し第2光に変換され得る。また、仮に、第1光及び第2光のピーク波長が第3光のピーク波長より短い場合、第1光及び第2光は、第3波長変換部材33に入射した場合に第3波長変換部材33を励起し第3光に変換され得る。
上述されたように、波長変換部材30は、変換光に含まれる第1光、第2光及び第3光それぞれの強度の比率を、あらかじめ所定の比率に設定し得る。仮に、第1光が第2光又は第3光に変換されたり、第2光が第3光に変換されたりする可能性がある場合、変換光に含まれる第1光、第2光及び第3光それぞれの強度の比率があらかじめ設定された所定の比率から外れやすくなる。第1光、第2光及び第3光それぞれが他のピーク波長を有する光に変換されにくいように構成されることによって、変換光に含まれる第1光、第2光及び第3光それぞれの強度の比率が所定の比率に近づけられ得る。その結果、照明光の演色性が高められ得る。
(照明装置1の設置例)
図6に示されるように、照明装置1は、部屋の壁面82又は天井面84に設置されてよい。照明装置1は、射出部14が壁面82又は天井面84に設けられている孔に挿入されるように設置されてよい。照明装置1は、射出部14から照明光を射出することによって、部屋の中を照明できる。部屋にいる人は、照明装置1の射出部14だけ視認する。照明装置1のスリーブ10等が部屋にいる人から見えないことによって、壁面82又は天井面84の美観に影響を及ぼしにくい。
(波長変換部材30が筒状となっている構成例)
図7に示されるように、波長変換部材30は、スリーブ10の内壁12aに沿う筒状であってよい。波長変換部材30が筒状である場合、筒の内部は、中空であってもよいし、透光部材38又は他の透光性を有する材料で満たされていてもよい。
波長変換部材30は、中実の柱状の透光部材38を有し、透光部材38の中において、蛍光体35が内壁12aに近い側に多く分布し、且つ、軸に近い側に少なく分布するように構成されてもよい。つまり、波長変換部材30は、蛍光体35の濃度が外側で高く内側で低くなるように構成されてもよい。蛍光体35が外側、つまりスリーブにより近い方に位置することにより、放熱性を高めることができる。波長変換部材30が中空部分を有さずに中実となっていることによって、励起光の経路に空気層が含まれないように照明装置1が構成され得る。このようにすることで、空気層との界面における励起光の反射が減らされ得る。その結果、励起光の変換効率が高められ得る。
波長変換部材30の形状は、光軸20に沿う軸を有する筒状であってよい。波長変換部材30の形状が光軸20に沿う軸を有することによって、波長変換部材30は、光軸20と同軸に位置するといえる。
波長変換部材30は、筒状の、第1波長変換部材31、第2波長変換部材32及び第3波長変換部材33を含む。第1波長変換部材31は、第2波長変換部材32及び第3波長変換部材33から見て伝搬元に位置する。第2波長変換部材32は、第1波長変換部材31から見て伝搬先に位置し、第3波長変換部材33から見て伝搬元に位置する。第3波長変換部材33は、第1波長変換部材31及び第2波長変換部材32から見て伝搬先に位置する。第1波長変換部材31は、内壁31aを有する。第2波長変換部材32は、内壁32aを有する。第3波長変換部材33は、内壁33aを有する。
波長変換部材30に入射した励起光の少なくとも一部は、第1波長変換部材31に入射し、第1波長変換部材31若しくはその内壁31a又はスリーブ10の内壁12aで反射される。波長変換部材30に入射した励起光の少なくとも一部は、第2波長変換部材32に入射し、第2波長変換部材32若しくはその内壁32a又はスリーブ10の内壁12aで反射される。波長変換部材30に入射した励起光の少なくとも一部は、第3波長変換部材33に入射し、第3波長変換部材33若しくはその内壁33a又はスリーブ10の内壁12aで反射される。
波長変換部材30が筒状であることによって、励起光の少なくとも一部は、第1波長変換部材31を通過せずに第2波長変換部材32にまで到達し得る。第1波長変換部材31を通過しない励起光は、第2波長変換部材32に到達するまでに減衰しにくい。その結果、第2波長変換部材32にまで到達する励起光の光量が増加し得る。
波長変換部材30が筒状であることによって、励起光の少なくとも一部は、第1波長変換部材31及び第2波長変換部材32を通過せずに第3波長変換部材33にまで到達し得る。第1波長変換部材31及び第2波長変換部材32を通過しない励起光は、第3波長変換部材33に到達するまでに減衰しにくい。その結果、第3波長変換部材33にまで到達する励起光の光量が増加し得る。
以上述べてきたように、波長変換部材30が筒状であることによって、波長変換部材30が筒状であることによって、蛍光体35をスリーブに近い位置に配置することができるため、放熱性を高めることができる。また、励起光は、伝搬元の第1波長変換部材31から伝搬先の第3波長変換部材33まで波長変換部材30のいずれの部分にも低い減衰率で到達し得る。その結果、波長変換部材30に入射する励起光の強度に対する変換光の強度の比率が高められ得る。つまり、励起光の変換効率が高められ得る。
(照明光を伝搬するファイバを有する構成例)
図7に示されるように、射出部14は、第2ファイバ52を接続可能に構成されてよい。第2ファイバ52は、フェルール58を介して射出部14に接続されてよい。第2ファイバ52は、フェルール58を介して射出部14に接続されることによって、射出部14に対して容易に着脱され得る。
第2ファイバ52は、コア54とクラッド56とを有する。第2ファイバ52は、コア54とクラッド56とを有する。コア54は、第2ファイバ52の延在方向に沿って延在する。クラッド56は、コア54を軸とした円筒状に位置する。射出部14から射出される照明光は、コア54に入射し、コア54の周囲に位置するクラッド56によって全反射されながらコア54を伝搬する。つまり、第2ファイバ52は、コア54に沿って照明光を伝搬させる。第2ファイバ52が直線に沿って延在する場合、光軸20は、コア54が延在する方向に沿っている。言い換えれば、第2ファイバ52は、光軸20に沿って照明光を伝搬させる。
第2ファイバ52のコア54の端部が光軸20の上に位置することによって、波長変換部材30から射出される照明光がコア54に入射しやすくなる。第2ファイバ52は、可撓性を有する。つまり、第2ファイバ52は、曲げられてもよい。第2ファイバ52が曲げられる場合、第2ファイバ52は、射出部14からコア54に照明光が入射してくる方向に沿って延びる軸が光軸20に沿うように配置されるとする。このようにすることで、照明光がコア54に入射しやすくなる。
射出部14は、第1光学部材42を備えてよい。第1光学部材42は、例えば、正の光学パワーを有することによって、波長変換部材30から射出される照明光がコア54に向けて収束するように構成されてよい。射出部14は、第2光学部材44を更に備えてよい。第2光学部材44の屈折率は、第1光学部材42の屈折率より大きく、且つ、波長変換部材30の屈折率より小さくされてよい。
照明光は、第2ファイバ52の中を伝搬することによって、遠くまで伝搬したときでも発散しにくい。第2ファイバ52は、例えば、白内障の手術用のライトガイドとして用いられてよい。第2ファイバ52が射出部14から容易に着脱され得ることによって、手術時に患部に対して使用した第2ファイバ52が容易に交換され得る。
図8に示されるように、第2ファイバ52は、射出部14において波長変換部材30に直接接続されてもよい。このようにすることで、波長変換部材30から第2ファイバ52に入射する照明光の光量が増加し得る。第2ファイバ52のコア54は、照明光が入射してくる側に、端部に近いほど径が大きくなっているテーパ部54aを有してよい。このようにすることで、波長変換部材30からコア54に照明光が入射しやすくなる。テーパ部54aは、第2ファイバ52と波長変換部材30との間に位置する光カプラで置き換えられてもよい。光カプラは、射出側よりも入射側で広いテーパ状のコアを有してもよい。
(スリーブ10の内壁12aのテーパ化)
図9に示されるように、スリーブ10の内壁12aの内径は、第1ファイバ22の端部24aからの距離に応じて変化してよい。端部24aから遠いほど、内壁12aの内径が大きくされてよい。つまり、内壁12aは、端部24aから遠ざかるにつれて広がるようにテーパ化されてよい。このようにすることで、波長変換部材30の内部において、励起光、並びに、変換光及び未変換光は、端部24aに向かう方向よりも端部24aから離れる方向に反射しやすくなる。つまり、励起光、並びに、変換光及び未変換光は、端部24aに向けて戻りにくくなる。励起光、並びに、変換光及び未変換光が端部24aに向けて戻りにくくなることによって、射出部14に到達する光が増加し得る。その結果、波長変換部材30に入射する励起光の強度に対する射出部14から射出される照明光の強度の比率が高められ得る。つまり、励起光の変換効率が高められ得る。
(他の実施形態)
図1に示されるように、ボディ12は、外壁12bから外側に突出するフィン16を更に備えてよい。フィン16は、光軸20に沿う方向に延在してもよいし、円周方向に延在してもよい。フィン16は、ボディ12に伝わった熱を外部に放出しやすくする。
図1及び図2に示されるように、光軸20に直交する断面視において、ボディ12の外形の寸法は、射出部14の外形の寸法よりも大きくされてよい。ボディ12の外形の寸法が大きいことによって、ボディ12の熱容量が大きくなり得る。その結果、ボディ12の内部空間に位置する波長変換部材30で生じた熱でボディ12の温度が上昇しにくくなる。また、ボディ12の表面積が大きくなり得る。その結果、ボディ12に伝わった熱が外部に放出されやすくなる。射出部14の外形の寸法が小さいほど、照明装置1が壁面82又は天井面84に設置された場合に、壁面82又は天井面84に設けられる、射出部14を突出させるための孔が小さくされ得る。その結果、照明装置1が設置された場合における壁面82及び天井面84の美観が損なわれにくくなる。
ボディ12の外壁12bの外形が光軸20に直交する断面視において円形である場合、外壁12bの直径がボディ12の外形の寸法とみなされてよい。射出部14の外壁14bの外形が光軸20に直交する断面視において円形である場合、外壁14bの直径が射出部14の外形の寸法とみなされてよい。
ボディ12の外壁12bの外形が光軸20に直交する断面視において円形でない場合、断面視における外形のうち最も長い寸法がボディ12の外形の寸法とみなされてよい。射出部14の外壁14bの外形が光軸20に直交する断面視において円形でない場合、断面視における外形のうち最も長い寸法が射出部14の外形の寸法とみなされてよい。
本開示に係る実施形態について説明する図は模式的なものである。図面上の寸法比率等は、現実のものとは必ずしも一致していない。
本開示に係る実施形態について、諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形又は修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
本開示において「第1」及び「第2」等の記載は、当該構成を区別するための識別子である。本開示における「第1」及び「第2」等の記載で区別された構成は、当該構成における番号を交換することができる。例えば、第1波長変換部材は、第2波長変換部材と識別子である「第1」と「第2」とを交換することができる。識別子の交換は同時に行われる。識別子の交換後も当該構成は区別される。識別子は削除してよい。識別子を削除した構成は、符号で区別される。本開示における「第1」及び「第2」等の識別子の記載のみに基づいて、当該構成の順序の解釈、小さい番号の識別子が存在することの根拠に利用してはならない。
1 照明装置
10 スリーブ(12:ボディ、12a:内壁、12b:外壁、12c:端部、12d:端部、14:射出部、14a:内壁、14b:内壁、16:フィン)
20 光軸
22 第1ファイバ(24:コア、24a:端部、26:クラッド)
28 フェルール
30 波長変換部材(30a:端部、30b:端部、31〜33:第1〜第3波長変換部材、31a〜33a:内壁、35:蛍光体、35a:第1蛍光体、35b:第2蛍光体、38:透光部材)
42 第1光学部材
44 第2光学部材
52 第2ファイバ(54:コア、54a:テーパ部、56:クラッド)
58 フェルール
60 光源
82 壁面
84 天井面

Claims (15)

  1. 光軸に沿って励起光を伝搬させ、端部から前記励起光を射出する第1ファイバと、
    前記第1ファイバの光軸と同軸に位置し、前記励起光を異なる波長の光に変換する波長変換部材と
    を備え、
    前記波長変換部材は、長手方向を有し、前記長手方向が前記第1ファイバの光軸に沿って位置する、照明装置。
  2. 前記波長変換部材は、前記励起光を第1光に変換する第1波長変換部材と、前記励起光を第2光に変換する第2波長変換部材とを含み、
    前記第1波長変換部材及び前記第2波長変換部材はそれぞれ、前記第1ファイバの光軸と同軸に位置し、
    前記第1波長変換部材は、前記第2波長変換部材よりも前記第1ファイバの端部の近くに位置し、
    前記第1光の波長は、前記第2光の波長よりも長い、請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第1ファイバの端部は、前記波長変換部材に当接する、又は、前記波長変換部材の端部よりも前記長手方向に見て内側に位置する、請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記波長変換部材を収容するスリーブを更に備え、
    前記波長変換部材の少なくとも一部は、前記スリーブの内壁に当接する、請求項1から3までのいずれか一項に記載の照明装置。
  5. 前記波長変換部材は、前記スリーブの内壁に沿った筒状である、請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記スリーブの内壁の径は、前記第1ファイバに近い側から遠い側に向けて大きくなる、請求項4又は5に記載の照明装置。
  7. 前記スリーブは、前記第1ファイバの光軸と同軸に位置し、前記波長変換部材で変換された光を射出する射出部を備え、
    前記スリーブの前記射出部が位置する部分の外形の寸法は、前記スリーブの前記波長変換部材を収容する部分の外形の寸法よりも小さい、請求項4から6までのいずれか一項に記載の照明装置。
  8. 前記射出部は、光学パワーを有する第1光学部材を有する、請求項7に記載の照明装置。
  9. 前記射出部は、前記波長変換部材と前記第1光学部材との間に位置する第2光学部材を更に有し、
    前記第2光学部材の屈折率は、前記第1光学部材の屈折率より大きく且つ前記波長変換部材の屈折率より小さい、請求項8に記載の照明装置。
  10. 前記射出部は、第2ファイバを接続可能に構成される、請求項7から9までのいずれか一項に記載の照明装置。
  11. 前記第2ファイバを更に備え、
    前記第2ファイバは、コアを有し、
    前記第2ファイバのコアの内径は、前記射出部に近い側から遠い側に向けて小さくなる、請求項10に記載の照明装置。
  12. 前記第2ファイバの端部は、前記波長変換部材に当接する、請求項11に記載の照明装置。
  13. 前記スリーブは、前記波長変換部材を収容する部分の外壁にフィンを有する、請求項4から12までのいずれか一項に記載の照明装置。
  14. 前記励起光の波長は、360nm以上且つ430nm以下である、請求項1から13までのいずれか一項に記載の照明装置。
  15. 前記第1ファイバは、前記励起光としてレーザ光を射出する光源に接続可能に構成される、請求項1から14までのいずれか一項に記載の照明装置。
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