JP2021085411A - 密封装置 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、下記特許文献1では二重円筒形(倒U字形)のスリンガを採用してシール性を高めつつ、スリンガの環状板部に複数の排出穴を設けている。また下記特許文献2には、スリンガの円輪部にテーパ面を有する貫通孔が設けられた密封装置が開示されている。
以上によれば、外径側円筒部に排水部が設けられているので、第1部材内に泥水等が浸入しても、排水部から排出させることができる。また排水部から泥水等が浸入しても、リップ部の円板部に対する弾接部分に泥水等が直接落ちることを防止し、リップ部の先端部への泥水等の噛み込みを防止できる。すなわち、以上によれば、シール性及び排出性の向上を両立することができ、密封装置の長寿命化を図ることができる。
本実施形態に係る密封装置10,11は、外側部材2と、外側部材2に対して同軸回転する内側部材5との間に装着され第1部材50と第2部材60とが組み合わさって構成される密封装置である。第1部材50は、内側部材5に嵌合される内径側円筒部501と、内径側円筒部501の一端部501aから外径側に延びる円板部502と、円板部502の一端部502aから軸方向の内側に延びる外径側円筒部503とを有する。第2部材60は、外側部材2に嵌合される芯金61と、芯金61に固着され第1部材50の円板部502に弾接するリップ部621を有した弾性体製のシールリップ部62とを有している。外径側円筒部503には、リップ部621の円板部502に対する弾接部分より軸方向の内側に排水部51が設けられている。
以下、詳述する。
まずは図1〜図3を参照しながら、第1実施形態に係る密封装置10について説明する。
図1は、自動車の車輪(不図示)を軸回転可能に支持する軸受装置1を示す。この軸受装置1は、大略的に、外側部材としての外輪2と、ハブ輪3と、ハブ輪3の車体側に嵌合一体とされる内輪部材4と、外輪2とハブ輪3及び内輪部材4との間に介装される2列の転動体(ボール)6…とを含んで構成される。この例では、ハブ輪3及び内輪部材4が内側部材としての内輪5を構成する。外輪2は、自動車の車体(不図示)に固定される。また、ハブ輪3にはドライブシャフト7が同軸的にスプライン嵌合され、ドライブシャフト7は等速ジョイント8を介して不図示の駆動源(駆動伝達部)に連結される。ドライブシャフト7はナット9によって、ハブ輪3と一体化され、ハブ輪3のドライブシャフト7からの抜脱が防止されている。内輪5(ハブ輪3及び内輪部材4)は、外輪2に対して、軸L回りに回転可能とされ、外輪2と、内輪5とにより、相対的に回転する2部材が構成され、該2部材間に環状の軸受空間Sが形成される。軸受空間S内には、2列の転動体6…が、リテーナ6aに保持された状態で、外輪2の軌道輪2a、ハブ輪3及び内輪部材4の軌道輪3a,4aを転動可能に介装されている。ハブ輪3は、フランジ部を備え、具体的には、フランジ部の基部となる円筒形状のハブ輪本体30と、ハブ輪本体30より立上基部31を介して径方向外側に延出するよう形成されたハブフランジ32を有している。そして、ハブフランジ32にボルト33及び不図示のナットによって車輪が取付固定される。以下において、軸L方向に沿って車輪に向く側(図1において左側を向く側)を車輪側、車体に向く側(同右側を向く側)を車体側と言う。
図4、図5は同実施形態の変形例の密封装置10Aを示す。この変形例は、第1実施形態に係る図2及び図3に示す密封装置10の例とは、磁気エンコーダ40を備えている点、排水部51が切欠き形状でなく、外径側円筒部503を貫通する孔が複数設けられている点が異なる。またシールリップ部62の構成も異なる。その他の構成は上述の例と同様であるので、共通部分に同一の符号を付し、その作用・効果等の説明は割愛する。
次に図6を参照しながら、第2実施形態に係る密封装置11について説明する。上述の例と共通部分に同一の符号を付し、その作用・効果等の説明は割愛する。
図6(a)及び図6(b)に示す密封装置11は、車輪側に装着される密封装置である。密封装置11は、ハブ輪本体30に外嵌される2重円筒形の第1部材50と、外輪2に内嵌される第2部材60とが組み合わさって構成される。ハブ輪本体30は、内輪5を構成するハブ輪3の一部であり、ハブ輪本体30はフランジ部の基部を構成する。
また密封装置11は、泥水等の蓄積に伴い、泥水等に含まれる塵埃が、リップ部626における円板部512の軸受空間S側の面512bに対する弾接部分626bに噛み込み、内輪5の軸回転に伴う弾性摺接によって、リップ部626の先端部626aが摩耗することがある。しかし、図4(a)等に示す変形例の密封装置10Aと同様に、このリップ部626より内径側に位置するもう1つのサイドリップ627が円板部512の軸受空間S側の面512bに弾接するから、リップ部626の先端部626aが摩耗して泥水等がリップ部626の円板部512に対する弾接部を通過しても、サイドリップ627によってそれ以上の浸入が阻止される。よってシール性及び排出性の向上を両立することができ、密封装置11の長寿命化を図ることができる。
図7は同実施形態の変形例の密封装置11Aを示す。ここで説明する変形例1は、第2実施形態に係る図6に示す密封装置11の例とは、第1部材50が外輪2の車輪側の外周面2dよりさらに外径側に且つ外周面2dとの間にラビリンス部R4が形成されるように配置されている点が異なる。第2部材60の形状も異なる。その他の構成は上述の例と同様であるので、共通部分に同一の符号を付し、その作用・効果等の説明は割愛する。
なお、排水部51が、間隔を空けて周方向に複数設けてもよい点は上述と同様である。
図8、図9は同実施形態の変形例の密封装置11Bを示す。ここで説明する変形例2は、第2実施形態に係る図6に示す密封装置11の例とは、第2部材60の構成は同様であるが、第1部材50の構成が異なる。特に第1部材50が外輪2の車輪側の外周面2dよりさらに外径側に且つ段差状の外周面2dとの間にラビリンス部R5,R6が形成されるように配置されている点で異なる。その他の構成は上述の例と同様であるので、共通部分に同一の符号を付し、その作用・効果等の説明は割愛する。
5 内輪(内側部材)
10,10A 密封装置(インナーシール)
11,11A,11B 密封装置(アウターシール)
50 第1部材
501,511 内径側円筒部
502,512 円板部
503,513 外径側円筒部
40 環状エンコーダ
503a,513a 端部
60 第2部材
61 芯金
62 シールリップ部
R1 第1ラビリンス部
R2 第2ラビリンス部
R3〜R6 ラビリンス部
L 軸
Claims (7)
- 外側部材と、該外側部材に対して同軸回転する内側部材との間に装着され第1部材と第2部材とが組み合わさって構成される密封装置であって、
前記第1部材は、前記内側部材に嵌合される内径側円筒部と、前記内径側円筒部の一端部から外径側に延びる円板部と、前記円板部の一端部から軸方向の内側に延びる外径側円筒部とを有し、
前記第2部材は、前記外側部材に嵌合される芯金と、前記芯金に固着され前記第1部材の円板部に弾接するリップ部を有した弾性体製のシールリップ部とを有し、
前記外径側円筒部には、前記リップ部の前記円板部に対する弾接部分より軸方向の内側に排水部が設けられていることを特徴とする密封装置。 - 請求項1において、
前記内側部材は、フランジ部を有し、
前記内径側円筒部は、前記フランジ部の基部に嵌合されていることを特徴とする密封装置。 - 請求項1又は請求項2において、
前記排水部が、間隔を空けて周方向に複数設けられていることを特徴とする密封装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項において、
前記排水部は、前記外径側円筒部を貫通する孔または切り欠き形状であることを特徴とする密封装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項において、
前記第1部材の前記外径側円筒部は、前記外側部材に内嵌される前記芯金の芯金円筒部との間にラビリンス部が形成されるように配置され、
前記外径側円筒部と前記リップ部との間には、空間部が設けられ、
前記排水部は、前記ラビリンス部と前記空間部とを連通するように形成されていることを特徴とする密封装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項において、
前記第2部材の前記芯金は、前記外側部材の内周面に嵌合される芯金円筒部と、該芯金円筒部の一端部から内径側に延びる芯金円板部とを有し、前記シールリップ部は、前記一端部の外面を覆う基部を有しており、
前記第1部材の前記外径側円筒部は、前記基部との間にラビリンス部が形成されるように配置され、
前記外径側円筒部と前記リップ部との間には、空間部が設けられ、
前記排水部は、前記空間部と外部空間とを連通するように形成されていることを特徴とする密封装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項において、
前記第1部材の前記外径側円筒部は、前記外側部材の外周面よりさらに外径側に且つ前記外周面との間にラビリンス部が形成されるように配置され、
前記外径側円筒部と前記リップ部との間には、空間部が設けられ、
前記排水部は、前記ラビリンス部と外部空間とを連通するように形成されていることを特徴とする密封装置。
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WO2024154406A1 (ja) * | 2023-01-20 | 2024-07-25 | 内山工業株式会社 | 密封装置の装着構造 |
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WO2010013439A1 (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-04 | Ntn株式会社 | 車輪用軸受装置 |
JP2010091036A (ja) * | 2008-10-09 | 2010-04-22 | Jtekt Corp | 転がり軸受装置 |
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2019
- 2019-11-25 JP JP2019212115A patent/JP7398089B2/ja active Active
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