JP2021085177A - 仮設踏切板 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量性を維持しつつ耐久性に優れた仮設踏切板を提供する。【解決手段】上記課題を解決するために、本発明にかかる仮設踏切板は、発泡樹脂により成形された基体ブロックと、前記基体ブロックの上面に積層された上側合板と、前記上側合板の上面に積層された上側樹脂板と、を有している。また、前記上側合板の曲げ剛性は、前記上側樹脂板の曲げ剛性よりも大きく、前記上側樹脂板のシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)は、前記上側合板のシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)よりも大きい。【選択図】図3

Description

本発明は、重機等が鉄道の線路を横断する際に使用する仮設踏切板に関する。
鉄道及びその周辺施設の工事の際、工事用の重機が線路上を横断するために、線路の間に仮設踏切板を設置することが一般になされている。仮設踏切板は、作業時の安全性や迅速性の確保のために軽量であることが望まれる。このような仮設踏切板として、特許文献1には、発泡樹脂成形体により構成された踏切板が開示されている。この踏切板に使用される発泡樹脂成形体は、成形性や圧縮強度に優れた発泡樹脂であるスチレン改質ポリエチレン発泡樹脂を略直方体形状に成形したものである。
発泡樹脂成形体は、密度が小さく軽量ではあるものの、変形しやすい。そこで、特許文献1には、この発泡樹脂成形体により構成された踏切板の変形防止性能を向上させるために、踏切板の下面及び上面(発泡樹脂成形体の上面)に、ベニヤ板等の合板あるいは、所定の強度を有するゴム等の樹脂板を貼り付けることが記載されている。
実開平5−22603号公報
しかし、合板は、その曲げ剛性が比較的大きく容易には変形しにくいものの、その靱性が比較的小さく上下方向の荷重により一気に破断することがある。これにより、発泡樹脂成形体の上面に合板を貼り付けた際、一定以上の荷重によりこの合板が一気に破断する場合があり、踏切板の耐久性について改善の余地があった。
一方、ゴム等の樹脂板は、その引張強度が比較的大きく荷重が加わっても容易には破断しにくいものの、その曲げ剛性が比較的小さく荷重に対して変形しやすい。これにより、発泡樹脂成形体の上面にゴム等の樹脂板を貼り付けた際、この樹脂板が一定以上の荷重により比較的容易に変形し、このことが発泡樹脂成形体の変形を招き、ひいては踏切板の耐久性低下の原因となっていた。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、軽量性を維持しつつ耐久性に優れた仮設踏切板を提供することを目的とする。
前記課題を解決するためのものとして、本発明に係る仮設踏切板は、発泡樹脂により成形された基体ブロックと、前記基体ブロックの上面に積層された上側合板と、前記上側合板の上面に積層された上側樹脂板と、を有し、前記上側合板の曲げ剛性は、前記上側樹脂板の曲げ剛性よりも大きく、前記上側樹脂板のシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)は、前記上側合板のシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)よりも大きい。
この構成によれば、基体ブロックが発泡樹脂により成形されているので、基体ブロック全体が木質系材料で構成されている場合に比べて、全体として軽量でかつ緩衝性能に優れた仮設踏切板を得ることができる。
また、仮設踏切板は基体ブロックの上面に積層された上側合板と、上側合板の上面に積層された上側樹脂板と、を有し、上側合板の曲げ剛性は、上側樹脂板の曲げ剛性よりも大きく、上側樹脂板のシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)は、上側合板のシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)よりも大きいので、仮設踏切板の耐久性を向上させることができる。すなわち、仮設踏切板は上側樹脂板よりも曲げ剛性が大きい上側合板を基体ブロックの上面に積層しているので、上側合板と基体ブロックの上面とが接触し、仮設踏切板の上方から荷重が加わった際に基体ブロックに伝わる荷重を分散させることができる。これにより、仮設踏切板の耐久性を向上させることができる。
しかも、仮設踏切板は上側合板よりもシャルピー衝撃強さが大きい上側樹脂板を上側合板の上面に積層しているので、比較的大きな靱性を有する上側樹脂板によって上側合板に伝わる荷重を分散させることができる。よって、上側合板に伝わる応力を低減して上側合板が破断するのを抑制し、仮設踏切板の耐久性を向上させることができる。
上記仮設踏切板において、上側合板の曲げ剛性は、上側樹脂板の曲げ剛性の10倍以上であり、前記上側樹脂板のシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)は、9.8kJ/m以上であることが好ましい。
この構成によれば、上側合板の曲げ剛性は、上側樹脂板の曲げ剛性の10倍以上なので、上側合板は上側樹脂板に比べて十分大きな曲げ剛性を有する。これにより、上側合板は上側樹脂板に比べて容易には変形せず、上側樹脂板の下方への変形及びこれに伴う基体ブロックの変形を一層抑制することができ、基体ブロックの耐久性をさらに向上させることができる。
また、上側樹脂板のシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)は、9.8kJ/m以上なので、上側樹脂板は所定の靱性を有し、この上側樹脂板が一気に破断することを抑制できる。これにより、局所的な荷重に対する上側合板の破断をさらに効果的に抑制することができる。
上記仮設踏切板において、前記上側合板は、前記基体ブロックの上面に接着されていることが好ましい。
この構成によれば、上側合板が基体ブロックの上面に接着されているので、仮設踏切板の上方から荷重が作用したときに上側合板が僅かに変形したとしても、上側合板と基体ブロックの上面との接触面積を担保することができ、前記荷重が加わった際に基体ブロックに伝わる荷重を効率的に分散させることができる。これにより、基体ブロックの局所的な変形を抑制して仮設踏切板の耐久性を一層向上させることができる。
上記仮設踏切板は、前記基体ブロックの下面に積層された下側合板と、前記下側合板の下面に積層された下側樹脂板と、をさらに有し、前記下側合板は、前記基体ブロックの下面に接着され、前記下側合板の曲げ剛性は、前記下側樹脂板の曲げ剛性よりも大きく、前記下側樹脂板のシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)は、前記下側合板のシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)よりも大きいことが好ましい。
この構成によれば、仮設踏切板はさらに基体ブロックの下面に積層された下側合板と、下側合板の下面に積層された下側樹脂板と、を有し、下側合板の曲げ剛性は、下側樹脂板の曲げ剛性よりも大きく、下側樹脂板のシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)は、下側合板のシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)よりも大きいので、仮設踏切板の耐久性をさらに向上させることができる。すなわち、仮設踏切板は下側樹脂板よりも曲げ剛性が大きい下側合板を基体ブロックの下面に積層しているので、下側合板と基体ブロックの下面とが接触し、仮設踏切板の下方から荷重が加わった際に基体ブロックに伝わる荷重を分散させることができる。これにより、仮設踏切板の耐久性を向上させることができる。
しかも、仮設踏切板は下側合板よりもシャルピー衝撃強さが大きい下側樹脂板を下側合板の下面に積層しているので、砕石や砂利等のバラストが敷設されている線路等で仮設踏切板を使用する場合であっても、比較的大きな靱性を有する下側樹脂板によって下側合板に伝わる荷重を分散させることができる。よって、下側合板がバラストにより損傷するのを、下側樹脂板が有する靱性により効果的に抑制し、仮設踏切板の耐久性を向上させることができる。
また、基体ブロックの下面に下側合板を接着して積層したので、仮設踏切板の上方から荷重が作用したときに下側合板が僅かに変形したとしても、下側合板と基体ブロックの下面との接触面積を担保することができ、前記荷重が加わった際に基体ブロックに伝わる荷重を効率的に分散させることができる。これにより、仮設踏切板の耐久性をより一層向上させることができる。
さらに、下側合板の下面に下側樹脂板を積層しているので、仮設踏切板は、その上面と下面とで同様の積層構造を有することとなる。これにより、仮設踏切板を上下反転して使用することができる。よって、仮設踏切板の使用時においては、上面と下面を確認する必要がなく、仮設踏切板を迅速に設置することができる。
上記仮設踏切板において、前記基体ブロックは、ライニング材により表面処理されていることが好ましい。
この構成によれば、基体ブロックは、ライニング材により表面処理されているので、基体ブロックの表面に耐候性等の性能を付与することができる。これにより、仮設踏切板の耐久性をより一層向上させることができる。
以上説明したように、軽量性を維持しつつ耐久性に優れた仮設踏切板を提供することができる。
本実施形態の仮設踏切板の使用時における斜視図である。 前記仮設踏切板の使用時における平面図である。 直方体型踏切板の分解斜視図である。 前記直方体型踏切板に用いられる基体ブロックの断面斜視図である。 図2のV−V断面図である。 スロープ型踏切板に用いられる基体ブロック及びゴム部材の斜視図である。 図2のVII−VII断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る仮設踏切板セット1について、図面を参照しながら詳細に説明する。
この仮設踏切板セット1は、重機を載置し得る程度の耐荷重性を有しており、図1及び図2のような直方体型踏切板1Aと、スロープ型踏切板1Bとを含む(直方体型踏切板1A及びスロープ型踏切板1Bが本発明の「仮設踏切板」に対応)。これら直方体型踏切板1Aとスロープ型踏切板1Bは、図1及び図2に示すように、線路5の周辺、例えば線路5を構成するレール5aとレール5bとの間の空間や、線路5の外側に設置して使用される。
まずは、直方体型踏切板1Aについて図1〜図5を参照しながら説明する。
直方体型踏切板1Aは、図3に示すように略直方体形状の基体ブロック10と、基体ブロック10の上面に積層された第1合板20A(本発明の「上側合板」に対応)と、第1合板20Aの上面に積層された第1樹脂板30A(本発明の「上側樹脂板」に対応)と、基体ブロック10の下面に積層された第2合板20B(本発明の「下側合板」に対応)と、第2合板20Bの下面に積層された第2樹脂板30B(本発明の「下側樹脂板」に対応)と、これら基体ブロック10と第1合板20Aと第2合板20Bと第1樹脂板30Aと第2合板20Bとを貫通して結束する紐体60とを有する。
直方体型踏切板1Aは、後述するように、第1合板20Aと第2合板20Bとで同一の素材、寸法により構成された合板を用い、第1樹脂板30Aと第2樹脂板30Bとで同一の素材、寸法により構成された樹脂板を用いたので、その上面と下面とで同一の積層構造を有することとなる。すなわち、直方体型踏切板1Aは上下対称である。
直方体型踏切板1Aは、本実施形態では平面視矩形に構成され、レール5aとレール5bとの間の空間に設置される。直方体型踏切板1Aは、その一方の短辺とレール5aとが対抗し、他方の短辺とレール5bとが対抗するように設置される。
直方体型踏切板1Aの長辺の長さL(図2参照)は、レール5aとレール5bとの間の距離(以下、「軌間G」と記載する)に応じて適宜設定される。直方体型踏切板1Aの長辺の長さLは、軌間Gの0.75倍以上となるように設定されるのが好ましい。
また、直方体型踏切板1Aの厚さT(図5参照)は、レール5a,5bの高さHに応じて適宜設定される。ここで、直方体型踏切板1Aの厚さTは、高さHのおよそ1.0倍〜1.2倍となるように設定される。なお、直方体型踏切板1Aの大幅な重量増加を抑制するため、厚さTは、基体ブロック10の厚みを変更することにより調整される。
基体ブロック10は、軽量でかつ所定の厚みを有するブロックである。ここで図4は、基体ブロック10の断面斜視図であるところ、基体ブロック10は、略直方体形状の発泡体10a(本発明の「発泡樹脂」に対応)と、この発泡体10aを覆うライニング材10bとにより構成される。
発泡体10aは、軽量な素材により形成されており、基体ブロック10の要部を構成するものである。発泡体10aを形成する素材としては、ポリスチレンをビーズ法により発泡させたビーズ法発泡スチロール(EPS)、スチレン改質ポリエチレン、ポリオレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、ポリウレタン樹脂等を用いることができる。本実施形態では発泡体10aを形成する素材としてEPSのうち特にDX29(密度:29kg/m、許容応力:14tf/m以上、品質管理圧縮応力:28tf/m以上、耐熱温度:80度)を用いる。
ライニング材10bは、液体の状態で発泡体10aの略全領域に塗布され、時間が経過するとともに硬化して耐候性を獲得し、発泡体10aの表面全体を保護するものである。発泡体10aをライニング材10bで表面処理することで、耐候性に富んだ基体ブロック10を得ることができる。ライニング材10bとしては、ポリウレア樹脂やポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂等を用いることができる。なお、発泡体10aとしてポリウレタンを用いた場合などは、ライニング材10bを適宜省略することができる。
基体ブロック10には、図1〜3に示すように、積層方向に貫通する複数の貫通孔15が形成されている。貫通孔15は、後述するように基体ブロック10と第1,第2合板20A,20Bと第1,第2樹脂板30A,30Bとを結束して固定する紐体60を貫通させるためのものである。本実施形態では、平面視で各辺に沿って4対の貫通孔15が設けられている。
基体ブロック10の上面は、接着剤50を介して第1合板20Aとその全面に亘って接着されている(図3参照)。また、基体ブロック10の下面は、接着剤50を介して第2合板20Bとその全面に亘って接着されている。接着剤50は、基体ブロック10に第1合板20Aと第2合板20Bを接着して固定し、積層するためのものである。接着剤50としては、例えばエポキシ樹脂を用いることができる。
第1,第2合板20A,20Bは、平面視で略長方形状を呈しており、複数枚の単板を隣り合う2枚の単板の繊維方向が互いに直交するように積層することにより形成される。本実施形態では、第1合板20A及び第2合板20Bとして、寸法、素材、単板の枚数等が同一であるものを用いる。なお、本実施形態で用いる合板は、コンクリート型枠用合板の日本農林規格(平成4年5月1日農林水産省告示第516号)を好適に用いることができる。具体的には、合板の素材はラワン材であり、合板を構成する単板の枚数は5枚である。
また、第1,第2合板20A,20Bは、その長手方向に垂直な断面の曲げ剛性(以下、単に曲げ剛性と記載)が後述する第1,第2樹脂板30A,30Bの曲げ剛性よりも大きい。第1,第2合板20A,20Bの曲げ剛性は、第1,第2樹脂板30A,30Bの曲げ剛性(後述)の10倍以上であることが好ましい。具体的には第1,第2合板20A,20B(長辺の長さ800mm、厚さ24mm)に46kgfの荷重を加えた場合における長手方向のたわみ量が7mm以下、換算すると曲げ剛性が650Nm以上となるものを用いるのが好ましい。
また、第1,第2合板20A,20Bとしては、そのシャルピー衝撃強さが2〜6kJ/mの範囲のものが使用される。なお、このシャルピー衝撃強さはJIS K7111及びISO179/1eAに従って、ノッチ付き、23℃の温度において測定される。
第1,第2合板20A,20Bの厚さは、過度に薄いと荷重により破断しやすく、過度に厚いと重量が大きくなることから、20mm〜30mmに設定されるのが好ましく、本実施形態では24mmに設定される。
第1合板20Aには、基体ブロック10に形成された複数の貫通孔15に対応する位置に、複数の貫通孔25Aが形成され、第2合板20Bには、基体ブロック10に形成された複数の貫通孔15に対応する位置に、複数の貫通孔25Bが形成されている。
このように、基体ブロック10に第1合板20Aを接着することにより、以下に示すように積層体の強度を向上させることができる。これは、接着剤50によって第1合板20Aが基体ブロック10に接着されることにより、第1合板20Aに作用する荷重が基体ブロック10に効果的に分散されるからであると考えられる。
ここで、本発明者らは、直方体形状の基体ブロック10と、この基体ブロック10の上面に積層された第1合板20Aとを有する積層体において、第1合板20Aを基体ブロック10に接着せずに積層した積層体A(比較例)と、第1合板20Aを基体ブロック10に接着して積層した積層体B(実施例)とにおいて圧縮試験を行い、積層体A及び積層体Bにおける上方からの耐荷重(破断点における荷重)を比較した。
具体的には、加圧治具を積層体A及び積層体Bの上方から10mm/minの速度で下方へ移動させることにより積層体A及び積層体Bにおける第1合板20Aの上面の中央部分に荷重を加え続け、積層体A及び積層体Bの合板が破断した際にこれらの合板が受けた荷重(破断点における荷重)を測定し比較した。表1はその試験結果を示している。なお、当該圧縮試験においては、第1合板20Aとして平面視における寸法が500mm×500mmのものを用い、加圧治具として平面視における寸法が100mm×100mmのものを用いた。基体ブロック10としてはEPSのDX29により成形されたものを用いた。第1合板20Aとしてはコンクリート型枠用合板の日本農林規格(平成4年5月1日農林水産省告示第516号)によるもの、具体的には、5枚のラワン材の単板を隣り合う単板どうしの繊維方向が互いに直交するように積層したものを用いた。
Figure 2021085177
表1に示すように、積層体Aと積層体Bを比較すると、積層体Aの第1合板20Aの破断点における荷重よりも、積層体Bの第1合板20Aの破断点における荷重の方が大きいという結果が得られた。すなわち基体ブロック10の上面に第1合板20Aを積層させる際、第1合板20Aを接着して積層させることで積層体の強度が向上することが分かった。
一方、第1,第2樹脂板30A,30Bは、平面視で略四角形状を呈しかつ所定の靱性を有する樹脂製のシートであり、第1,第2合板20A,20Bに加えられる応力を分散させるためのものである。第1樹脂板30A及び第2樹脂板30Bとしては、寸法、素材が同一のものを用いる。
第1,第2樹脂板30A,30Bとしては、再生ポリエチレン板や再生ポリプロピレン板、ベークライト板等を用いることができ、本実施形態では京葉興業株式会社製の樹脂製敷板『ジュライト』(登録商標)を用いる。
本実施形態で用いられる第1,第2樹脂板30A,30B(ジュライト製)のシャルピー衝撃強さは、第1,第2合板20A,20Bのシャルピー衝撃強さよりも大きく、9.8kJ/m以上である。すなわち、第1,第2樹脂板30A,30Bは第1,第2合板20A,20Bと比較して大きな靱性を有する。
また、第1,第2樹脂板30A,30Bの曲げ剛性は、60Nm以下となるように設定されることが好ましく、20Nm以下となるように設定されるのが更に好ましい。なお、本実施形態で用いられる第1,第2樹脂板30A,30B(ジュライト製)の曲げ剛性は20Nm以下である。
第1樹脂板30Aには、図3に示すように基体ブロック10に形成された複数の貫通孔15に対応する位置に、複数の貫通孔35Aが形成され、第2樹脂板30Bには、基体ブロック10に形成された複数の貫通孔15に対応する位置に、複数の貫通孔35Bが形成されている。
第1,第2樹脂板30A,30Bの厚さは、過度に薄いと第1,第2合板20A,20Bを保護することができず、過度に厚いと重量が大きくなることから、5mm〜15mmに設定されるのが好ましく、本実施形態では10mmに設定される。
紐体60は、ナイロンやポリエステルにより形成され、図3に示すように基体ブロック10の貫通孔15と、第1,第2合板20A,20Bの貫通孔25A,25Bと、第1,第2樹脂板30A,30Bの貫通孔35A,35Bとを貫通してこれらを結束する。
紐体60を用いることにより、第1、第2樹脂板30A,30Bを、その熱膨張による変形を許容しつつ結束することができる。
このようにして構成された直方体型踏切板1Aは、図1及び図2に示すように、互いに平行なレール5aとレール5bとの間の空間に配置される。
以上説明した直方体型踏切板1Aによれば、基体ブロック10をEPS等の軽量な発泡体10aにより形成したので、基体ブロック10全体が木質系材料で構成されている場合に比べて、発泡体10aの低い密度により全体として軽量でかつ緩衝性能に優れた直方体型踏切板1Aを得ることができる。また、発泡体10aの表面の全領域をポリウレア樹脂等のライニング材10bで表面処理し、発泡体10aに耐候性を付与したので、発泡体10aの表面をライニング材10bにより保護しつつ、軽量でかつ耐久性が向上した基体ブロック10を得ることができ、直方体型踏切板1Aの耐久性を向上させることができる。
また、直方体型踏切板1Aは基体ブロック10の上面に積層された第1合板20Aと、第1合板20Aの上面に積層された第1樹脂板30Aと、を有し、第1合板20Aの曲げ剛性(650Nm以上)は、第1樹脂板30Aの曲げ剛性(60Nm以下)の10倍以上で、第1樹脂板30Aのシャルピー衝撃強さ(9.8kJ/m以上)は、第1合板20Aのシャルピー衝撃強さ(2〜6kJ/m)よりも大きいので、直方体型踏切板1Aの耐久性を向上させることができる。すなわち、直方体型踏切板1Aは第1樹脂板30Aよりも曲げ剛性が大きい第1合板20Aを基体ブロック10の上面に積層しているので、第1合板20Aと基体ブロック10の上面とが接触し、直方体型踏切板1Aの上方から荷重が加わった際に基体ブロック10に伝わる荷重を分散させることができる。これにより、直方体型踏切板1Aの耐久性を向上させることができる。
しかも、直方体型踏切板1Aは第1合板20Aよりもシャルピー衝撃強さが大きい第1樹脂板30Aを第1合板20Aの上面に積層しているので、比較的大きな靱性を有する第1樹脂板30Aによって第1合板20Aに伝わる荷重を分散させることができる。よって、第1合板20Aに伝わる応力を低減して第1合板20Aが破断するのを抑制し、その結果直方体型踏切板1Aの耐久性を向上させることができる。
また、直方体型踏切板1Aはさらに基体ブロック10の下面に積層された第2合板20Bと、第2合板20Bの下面に積層された第2樹脂板30Bと、を有し、第2合板20Bの曲げ剛性は、第2樹脂板30Bの曲げ剛性より大きく、第2樹脂板30Bのシャルピー衝撃強さは、第2合板20Bのシャルピー衝撃強さよりも大きいので、直方体型踏切板1Aの耐久性をさらに向上させることができる。すなわち、直方体型踏切板1Aは第2樹脂板30Bよりも曲げ剛性が大きい第2合板20Bを基体ブロック10の下面に積層しているので、第2合板20Bと基体ブロック10の下面とが接触し、直方体型踏切板1Aの下方から荷重が加わった際に基体ブロック10に伝わる荷重を分散させることができる。これにより、直方体型踏切板1Aの耐久性を向上させることができる。
しかも、直方体型踏切板1Aは第2合板20Bよりもシャルピー衝撃強さが大きい第2樹脂板30Bを第2合板20Bの下面に積層しているので、砕石や砂利等のバラストが敷設されている線路等で直方体型踏切板1Aを使用する場合であっても、比較的大きな靱性を有する第2樹脂板30Bによって第2合板20Bに伝わる荷重を分散させることができる。よって、第2合板20Bに伝わる応力を低減して第2合板20Bが破断するのを抑制し、その結果直方体型踏切板1Aの耐久性を向上させることができる。
また、基体ブロック10の下面に第2合板20Bを接着して積層したので、直方体型踏切板1Aの上方から荷重が作用したときに第2合板20Bが僅かに変形したとしても、第2合板20Bと基体ブロック10の下面との接触面積を担保することができ、前記荷重が加わった際に基体ブロック10に伝わる荷重を効率的に分散させることができる。これにより、直方体型踏切板1Aの耐久性をより一層向上させることができる。
さらに、第2合板20Bの下面に第2樹脂板30Bを積層し、第1合板20Aと第2合板20Bとで同一の素材、寸法により構成された合板を用い、第1樹脂板30Aと第2樹脂板30Bとで同一の素材、寸法により構成された樹脂板を用いたので、直方体型踏切板1Aは、その上面と下面とで同一の積層構造を有することとなる。すなわち、直方体型踏切板1Aは上下対称の構造を有することとなり、これにより、直方体型踏切板1Aを上下反転して使用することができる。よって、直方体型踏切板1Aの設置の際に上面と下面を確認する必要がなく、直方体型踏切板1Aを迅速に設置することができる。
次に、スロープ型踏切板1Bについて、図1、図2、図6、図7を用いて説明する。
スロープ型踏切板1Bは、直方体形状の基体ブロック10の代わりにスロープ形状の基体ブロック110と、基体ブロック110における厚みが小さい側の端部に接するように配置される補強部材140を用いる点で直方体型踏切板1Aと異なる。以下、これら基体ブロック110及び補強部材140を中心に説明する。
基体ブロック110は、図6に示すように、平面視で四角形状であり、上面及び下面を有する略台形状を呈し、図7に示すように、EPS等の軽量素材により形成された発泡体110aと、この発泡体110aを覆うライニング材110bにより構成される。
基体ブロック110には、図6に示すように、積層方向に貫通する複数の貫通孔115が形成されている。貫通孔115は、第1,第2合板120A,120Bと第1,第2樹脂板130A,130Bとを結束して固定する紐体60を貫通させるためのものである。
基体ブロック110の上面は、接着剤50を介して第1合板20Aとその全面に亘って接着されている(図略)。また、基体ブロック110の下面は、接着剤50を介して第2合板20Bとその全面に亘って接着されている。
発泡体110aは、平面視で四角形状を呈し、上面及び下面を有する略台形状を呈する。
ライニング材110bとしてはライニング材10bと同様のものを用いることができるので、ここでは説明を省略する。
補強部材140は、天然ゴムやブタジエンゴム等の靱性のあるゴム等の樹脂により形成され、図6及び図7に示すように上面及び下面を有する長尺状のスロープ形状を呈する。補強部材140は、その傾斜方向における厚みが大きい側の端部が、基体ブロック110の傾斜方向における厚みが小さい側の端部と滑らかに連続して接するように配置される。
補強部材140の上面は、接着剤50を介して第1合板20Aとその全面に亘って接着されている(図略)。また、補強部材140の下面は、接着剤50を介して第2合板20Bとその全面に亘って接着されている。
補強部材140には、紐体60が貫通可能な複数の貫通孔145が形成されている。
紐体60は、図7に示すように基体ブロック110の貫通孔115と、補強部材140の貫通孔145と、第1,第2合板20A,20Bの貫通孔25A,25Bと、第1,第2樹脂板30A,30Bの貫通孔35A,35Bとを貫通してこれらを結束する。
スロープ型踏切板1Bは、図1及び図2に示すように線路5の外側に設置される。この時、重機等がスロープ型踏切板1B上を移動して地面から線路5の下方ないし上方に昇降できるように、スロープ型踏切板1Bの傾斜方向における厚みが大きい側の端部とレール5a又はレール5bとが互いに向かい合うようにスロープ型踏切板1Bが設置される。
スロープ型踏切板1Bの傾斜方向における厚みが大きい側の高さS(図7参照)は、線路5の高さHに応じて適宜設定される。スロープ型踏切板1Bの高さSは、直方体型踏切板1Aの高さTと同様に、レール5a,5bの高さHの1.0倍〜1.2倍に設定されるのが好ましい。なお、高さSは、基体ブロック110の傾斜方向における厚みが大きい側の端部の厚みを変更することにより調整される。
以上説明したスロープ型踏切板1Bによれば、直方体型踏切板1Aと同様に次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、スロープ型踏切板1Bは基体ブロック110の上面に積層された第1合板20Aと、第1合板20Aの上面に積層された第1樹脂板30Aと、を有し、第1合板20Aの曲げ剛性は、第1樹脂板30Aの曲げ剛性の10倍以上で、第1樹脂板30Aのシャルピー衝撃強さは、第1合板20Aのシャルピー衝撃強さよりも大きいので、スロープ型踏切板1Bの耐久性を向上させることができる。
しかも、スロープ型踏切板1Bは第1合板20Aよりもシャルピー衝撃強さが大きい第1樹脂板30Aを第1合板20Aの上面に積層しているので、比較的大きな靱性を有する第1樹脂板30Aによって第1合板20Aに伝わる荷重を分散させることができる。よって、第1合板20Aに伝わる応力を低減して第1合板20Aが破断するのを抑制し、その結果スロープ型踏切板1Bの耐久性を向上させることができる。
また、スロープ型踏切板1Bはさらに基体ブロック110の下面に積層された第2合板20Bと、第2合板20Bの下面に積層された第2樹脂板30Bと、を有し、第2合板20Bの曲げ剛性は、第2樹脂板30Bの曲げ剛性より大きく、第2樹脂板30Bのシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)は、第2合板20Bのシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)よりも大きいので、スロープ型踏切板1Bの耐久性をさらに向上させることができる。
しかも、スロープ型踏切板1Bは第2合板20Bよりもシャルピー衝撃強さが大きい第2樹脂板30Bを第2合板20Bの下面に積層しているので、砕石や砂利等のバラストが敷設されている線路等でスロープ型踏切板1Bを使用する場合であっても、比較的大きな靱性を有する第2樹脂板30Bによって第2合板20Bに伝わる荷重を分散させることができる。よって、第2合板20Bに伝わる応力を低減して第2合板20Bが破断するのを抑制し、その結果スロープ型踏切板1Bの耐久性を向上させることができる。
また、基体ブロック110の下面に第2合板20Bを接着して積層したので、スロープ型踏切板1Bの上方から荷重が作用したときに第2合板20Bが僅かに変形したとしても、第2合板20Bと基体ブロック110の下面との接触面積を担保することができ、前記荷重が加わった際に基体ブロック110に伝わる荷重を効率的に分散させることができる。これにより、スロープ型踏切板1Bの耐久性をより一層向上させることができる。
加えて上述したスロープ型踏切板1Bによれば、次の作用効果を得ることができる。
すなわち、スロープ型踏切板1Bは、基体ブロック110をスロープ形状に形成し、第1、第2合板20A,20B及び第1、第2樹脂板30A,30Bを積層したので、全体としてスロープ形状となる。これにより、このスロープ型踏切板1Bを線路5の外側に設置することで、重機等がスロープ型踏切板1B上を移動して地面から線路5の下方ないし上方に容易に昇降することができる。
また、基体ブロック110をEPS等の軽量な発泡体110aにより形成したので、基体ブロック110全体が木質系材料で構成されている場合に比べて、発泡体110aの低い密度により全体として軽量でかつ緩衝性能に優れたスロープ型踏切板1Bを得ることができる。また、発泡体110aの表面の全領域をポリウレア樹脂等のライニング材110bで表面処理し、発泡体110aに耐候性を付与したので、発泡体110aの表面をライニング材110bにより保護しつつ、軽量でかつ耐久性が向上した基体ブロック110を得ることができ、スロープ型踏切板1Bの耐久性を向上させることができる。
ここで、基体ブロック110をスロープ型踏切板1Bの傾斜方向の先端部にまで延ばした場合、この基体ブロック110の先端部の厚みが過度に薄くなり、荷重が加わった際に基体ブロック110の先端部が一気に破断することが想定され、スロープ型踏切板1Bの強度が低下してしまうという問題が発生し得る。
上記実施形態では、靱性のあるゴム等の樹脂により形成されたスロープ形状の補強部材140を、その傾斜方向における厚みが大きい側の端部が基体ブロック110の傾斜方向における厚みが小さい側の端部と滑らかに連続して接するように配置したので、スロープ型踏切板1Bのスロープ形状を担保しつつ、スロープ型踏切板1Bの先端に向かうほど厚みが小さくなることによる補強部材140の破断を抑制し、スロープ型踏切板1Bの耐久性を向上させることができる。
上記実施形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上記実施形態に限定されない。
上記実施形態では、直方体型踏切板1Aの一方の短辺とレール5aとが向かい合い、他方の短辺とレール5bとが向かい合うように直方体型踏切板1Aを設置したが、直方体型踏切板1Aの設置方法はこれに限られず、直方体型踏切板1Aの一方の長辺とレール5aとが向かい合い、他方の長辺とレール5bとが向かい合うように直方体型踏切板1Aを設置してもよい。このように設置すれば、軌間Gの長さが比較的短い線路にも直方体型踏切板1Aを設置することができる。
上記実施形態では、ライニング材10bとして時間が経過するとともに硬化するポリウレア樹脂等の樹脂を用いたが、ライニング材10bとして用いることができる樹脂はこれに限られず、例えば光照射により硬化する光硬化性の樹脂を用いてもよい。このような樹脂をライニング材として用いることで、任意のタイミングでライニング材を硬化させることができ、意図しない不用意な硬化を抑制することができる。
上記実施形態では、基体ブロック10の上面に設けた積層構造と、基体ブロック10の下面に設けた積層構造とを同じ構造としたが、基体ブロック10の上面と下面とで異なる積層構造としてもよい。このようにすることで、基体ブロック10の上面に積層される第1合板20Aや第1樹脂板30Aと、基体ブロック10の下面に積層される第2合板20Bや第2樹脂板30Bとで、それぞれに適した材料を選択することができる。
上記実施形態では、第1、第2樹脂板30A,30Bを、その熱膨張による変形を許容しつつ結束するため、貫通孔に紐体60を貫通させる発明を用いたが、第1、第2樹脂板30A,30Bを第1、第2合板20A,20Bに固定する方法はこれに限られない。例えば、弾性を有するクロロプレンゴム系接着剤等を介して第1、第2樹脂板30A,30Bと第1、第2合板20A,20Bとを接着により固定してもよい。このようにすることで、基体ブロック10に貫通孔15を形成する必要がないので、基体ブロック10に貫通孔15を設けることによる耐久性の低下を抑制することができるとともに、紐体60を用いないので、紐体60にバラスト等が引っ掛かり、重機等のタイヤが傷付くのを抑制することができる。
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の設計変更が可能であることは言うまでもない。
1 仮設踏切板
10 基体ブロック
10a 発泡体(発泡樹脂)
10b ライニング材
20A 合板(上側合板)
20B 合板(下側合板)
30A 樹脂板(上側樹脂板)
30B 樹脂板(下側樹脂板)
50 接着剤
110 基体ブロック
110a 発泡体(発泡樹脂)
110b ライニング材

Claims (5)

  1. 発泡樹脂により成形された基体ブロックと、
    前記基体ブロックの上面に積層された上側合板と、
    前記上側合板の上面に積層された上側樹脂板と、を有し、
    前記上側合板の曲げ剛性は、前記上側樹脂板の曲げ剛性よりも大きく、
    前記上側樹脂板のシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)は、前記上側合板のシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)よりも大きい、仮設踏切板。
  2. 請求項1に記載の仮設踏切板において、
    上側合板の曲げ剛性は、上側樹脂板の曲げ剛性の10倍以上であり、
    前記上側樹脂板のシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)は、9.8kJ/m以上である仮設踏切板。
  3. 請求項1又は2に記載の仮設踏切板において、
    前記上側合板は、前記基体ブロックの上面に接着されている仮設踏切板。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の仮設踏切板において、
    前記基体ブロックの下面に積層された下側合板と、
    前記下側合板の下面に積層された下側樹脂板と、をさらに有し、
    前記下側合板は、前記基体ブロックの下面に接着され、
    前記下側合板の曲げ剛性は、前記下側樹脂板の曲げ剛性よりも大きく、
    前記下側樹脂板のシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)は、前記下側合板のシャルピー衝撃強さ(ノッチ付、23℃)よりも大きい、仮設踏切板。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の仮設踏切板において、
    前記基体ブロックは、ライニング材により表面処理されている、仮設踏切板。

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