JP2021083668A - 吐水制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ある吐水装置の吐水を止めた後、別の吐水装置から吐水される湯水の温度による不快感を軽減することが可能な吐水制御装置を提供することを目的とする。【解決手段】、本開示のある態様の吐水制御装置100は、ミスト吐水部22が給水管47の湯水を吐水する吐水状態から止水状態に変化した場合に、給水管47から排水する排水動作を行う。【選択図】図2

Description

本開示は、給水を制御する吐水制御装置に関する。
浴室の天井などから温水ミストを吐出するミスト吐出装置に湯水を供給する切替装置が知られている。例えば、特許文献1にはミストシャワー水を吐水するミストノズルとシャワーヘッドとに接続される切替装置が記載されている。この装置では、適温水と高温水とが導入される切替本体部に、ミストノズルとシャワーヘッドとがそれぞれ独立して接続されている。この装置は、切替本体部の単一のハンドルを操作することにより、ミストノズルとシャワーヘッドとに適温水と高温水との何れかを切替て供給できる。
特開2006−194040号公報
本発明者らは、複数の吐出装置に対して切替て湯水を供給する供給装置について以下の認識を得た。湯水を切替て供給する供給装置では、供給先の吐出装置によって適切な湯水の温度が異なる場合がある。ミストノズルとシャワーヘッドとに湯水を供給する供給装置では、ミストノズルに供給する湯水の温度はシャワーヘッドの場合より高く設定される。
この供給装置で、ミストノズルに高温の湯水を供給していた状態でミストノズルを止水すると、内部配水管等に高温の湯水が残る。この状態でシャワーヘッドから吐出すると、内部配水管等に残っていた高温の湯水がシャワーヘッドから吐出する。この場合、ユーザはシャワーヘッドの湯水の温度に関して不快に感じる可能性があり、この不快感を軽減することが望ましい。この課題は、シャワーヘッドとは別種類の吐水装置にも生じうる。
以上のことから、本発明者らは、特許文献1に記載の切替装置には、ミストノズルの止水後、シャワーヘッドから吐出される湯水の温度による不快感を軽減する課題があることを発見した。
本開示は、上述の課題に鑑みてなされたもので、ある吐水装置の吐水を止めた後、別の吐水装置から吐水される湯水の温度による不快感を軽減することが可能な吐水制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の吐水制御装置は、ミスト吐水部が給水管の湯水を吐水する吐水状態から止水状態に変化した場合に、給水管から排水する排水動作を行う。
以上の構成要素の任意の組み合わせや、本開示の構成要素や表現を方法、システムなどの間で相互に置換したものも本開示の態様として有効である。
本実施形態の吐水制御装置が設けられた浴室の一部を示す斜視図である。 図1の吐水制御装置の構成を模式的に示す構成図である。 図1の吐水制御装置の第1の動作を示すフローチャートである。 図1の吐水制御装置の第2の動作を示すフローチャートである。 図1の吐水制御装置の第3の動作を示すフローチャートである。 図1の吐水制御装置の第4の動作を示すフローチャートである。
以下、各図面を参照しながら実施の形態を説明する。実施の形態および変形例では、同等(同一を含む)の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって本開示の構成が限定されるものではない。以下の実施形態は、本開示の内容理解を助けるために例示するものであり、本開示の構成を限定するものではない。
[実施の形態]
図面を参照して、本開示の実施の形態に係る吐水制御装置100について説明する。図1に示すように、本実施形態の吐水制御装置100は、浴室ユニット60に設けられる。この例では、浴室ユニット60の浴室空間60aの内側には、吐水制御装置100の構成要素のうち、後述する吐水部20と操作部30とを搭載する吐水制御ユニット31が設けられている。吐水制御装置100のその他の構成要素は、吐水制御ユニット31の中および浴室空間60aの外側のいずれかに設けられている。
先に、浴室ユニット60の全体構成を説明する。浴室ユニット60は、図1に示すように、それぞれ複数の壁パネル62及び天井パネル64と、防水パン66、防水パン66に支持される浴槽68とを備える。浴室ユニット60には、図示しない浴室出入口、窓、カウンターおよびカラン等が設けられている。浴室ユニット60は、複数の壁パネル62及び天井パネル64によって区画された浴室空間60aを有する。壁パネル62及び天井パネル64は、浴室空間60aの内部側に化粧面を有する鋼板と、この鋼板の裏面に貼付される石膏ボードと、を有する鋼板パネルである。壁パネル62に、吐水制御ユニット31が設けられ、天井パネル64に後述するミスト吐水部22が設置されている。
吐水制御装置100の説明に戻る。図2に示すように、吐水制御装置100は、吐水部20と、操作部30と、給水切替部10と、温調部46と、排水部28と、制御部40と、給水管47と、分岐給水管20sと、水温検知部11とを主に含む。吐水制御装置100は、温調部46から給水管47を通じて供給された第1湯水Wpを給水切替部10と分岐給水管20sを介して吐水部20に送出し、吐水部20から所定の吐水形態で吐水させる。吐水制御装置100は、所定の場合に給水管47の第1湯水Wpを排水部28によって排水する。
吐水部20を説明する。吐水部20は、分岐給水管20sを通じて供給される湯水20wをそれぞれの吐水形態で吐水する。本実施形態の吐水部20は、ミスト吐水部22と、ハンドシャワー23と、オーバーヘッドシャワー24と、ボディシャワー25と、フットシャワー26とを含む。ミスト吐水部22は、湯水を霧状のミスト(湯水の微粒子)にして吐出する。ハンドシャワー23は、ホースに接続されたシャワーヘッドから粒状の湯水を吐出する。オーバーヘッドシャワー24は、高所に固定されたシャワーヘッドから斜め下向きに粒状の湯水を吐出する。ボディシャワー25は、使用者の胴部付近の高さに設けた噴出口から横方向に粒状の湯水を吐出する。フットシャワー26は、使用者の腰から脚の高さに設けた噴出口から横方向に粒状の湯水を吐出する。
本明細書では、ミスト吐水部22から湯水が吐水される形態をミスト吐水といい、ミスト吐水部22以外の吐水部から湯水が吐水される形態を他の吐水形態という。
操作部30を説明する。操作部30は、使用者による各種操作の操作結果を制御部40に送る。図1に示すように、本実施形態の操作部30は、吐水制御ユニット31に設けられた複数の操作ボタン32−36、38を含んでいる。操作ボタン32−36、38は、それぞれオン状態とオフ状態とを有する。例えば、操作ボタン32−36、38は、押し下げられる毎にオン状態とオフ状態とが切り替わる。操作ボタン32−36は、吐水部22−26に対応しており、操作ボタン32−36がオン状態のとき、対応する吐水部22−26が吐水し、オフ状態のとき対応する吐水部22−26が止水する。したがって、使用者は、操作ボタン32−36の操作により吐水部22−26の吐水と止水とをすることができる。
操作ボタン38は、排水部28に対応しており、操作ボタン38がオン状態のとき、排水部28は給水管47の湯水を排水し、オフ状態のとき排水を止める。したがって、使用者は、操作ボタン38の操作により手動で排水できる。
第1ハンドル42および第2ハンドル44を説明する。第1、第2ハンドル42、44は、吐水制御ユニット31に設けられている。使用者は、第1ハンドル42を回転等の操作をすることにより、吐水部20から吐水される湯水の温度を変更できる。使用者は、第2ハンドル44を回転等の操作をすることにより、吐水部20から吐水される湯水の吐水量を変更できる。
温調部46を説明する。温調部46は、湯沸器(不図示)で加熱されて加熱水配管48を通じて供給された加熱水W1と、非加熱水配管50を通じて供給された非加熱水W2(例えば水道水)とを混合して所定の水温の第1湯水Wpを給水管47に送出する。温調部46は、吐水制御ユニット31に設けられた第1ハンドル42の操作に応じて、加熱水W1と非加熱水W2との混合比を変更して、第1湯水Wpの温度を変更する。
温調部46は、操作部30でミスト吐水が選択された場合に、加熱水W1を第1湯水Wpとして給水管47に送出する。つまり、ミスト吐水が選択された場合は、他の吐水形態が選択された場合と比べて第1湯水Wpの温度が高い。温調部46は、吐水制御ユニット31に設けられた第2ハンドル44の操作にしたがって、給水管47に送出する第1湯水Wpの送出量を変更する。
本実施形態では、温調部46のこれらの動作は、第1、第2ハンドル42、44から機械的な伝達機構を通じて温調部46の内部機構を操作することにより実現されている。第1、第2ハンドル42、44のこれらの操作は、電子的な伝達機構を通じて温調部46の内部機構に伝達されてもよい。この場合、温調部46は、第1、第2ハンドル42、44の操作によって制御される。
給水切替部10を説明する。給水切替部10は、操作部30の操作ボタン32−36、38により選択された吐水部20および排水部28のいずれかに給水管47を連通させる。給水切替部10は、操作ボタン32−36、38の操作に連携して作動する弁機構12−16、18を含んで構成できる。本実施形態では、この弁機構12−16、18は、操作ボタン32−36、38の操作が電子的に伝達されることによって作動する電磁弁である。この場合、弁機構12−16、18は、操作ボタン32−36、38の操作によって制御される。
分岐給水管20sは、ミスト吐水部22、ハンドシャワー23、オーバーヘッドシャワー24、ボディシャワー25、フットシャワー26および排水部28に各々接続される分岐給水管22s−26s、28sを含む。分岐給水管22s−26s、28sには、弁機構12−16、18から各吐水部に向かって湯水22w−26w、28wが流れる。
排水部28を説明する。例えば、給水管47にシャワーに適しない低温および高温のいずれかの水が残っている場合に、利用者がそのままシャワーを使用すると、この水がシャワーから吐水され、利用者に触れて不快感を生じさせることがある。このことは、シャワー以外の吐水部についても同様である。そこで、吐水制御装置100は、所定の場合に、制御部40の制御に基づいて、給水管47の湯水を排水する排水動作を行う排水部28を備えている。
排水部28は、給水管47の第1湯水Wpの温度が吐水に適さない場合に、給水管47から第1湯水Wpを排水する。排水部28で排水される湯水は、いわゆる捨て水とも称され、使用者に触れにくい経路で下水等に導出される。図1の例では、排水部28は、吐水制御ユニット31の下端に設けられ、浴室ユニット60の床(防水パン66)に向かって排水する。
排水部28の排水動作は、動作開始から所定の条件を満たしたときに終了される。この条件としては、一例として、所定時間が経過したとき、給水管47の湯水の温度が所定の温度範囲内になったとき、所定量の湯水を排水したときなどが挙げられる。
本実施形態の排水部28は、制御部40の制御と、操作部30の操作ボタン38の操作のいずれかに基づいて、給水管47の水を排水する。利用者は、シャワーに適しない水が給水管47に残っている場合に、操作ボタン38を押してこの水を抜くことができる。この水が抜かれると、給水管47には温調部46から適温の第1湯水Wpが満たされる。この状態でシャワーを使用することにより利用者は短時間で適温の湯水を使用できる。
排水部28は、後述する場合に制御部40の制御に基づいて自動的に給水管47の第1湯水Wpを排水する。この動作については後述する。
水温検知部11は、給水管47の第1湯水Wpの温度を検知して、検知結果を制御部40に送る。水温検知部11は、公知の温度センサを用いて構成できる。
制御部40を説明する。上述したように、ミスト吐水では、他の吐水形態より高温の吐水が行われる。このため、ミスト吐水が選択された場合、給水管47には温調部46から第1湯水Wpとして高温の加熱水W1が送出される。したがって、ミスト吐水が終了したとき、給水管47には高温の加熱水W1が残っている。この状態で、シャワーなど他の吐水形態で吐水すると、高温の加熱水W1が給水管47から分岐給水管を通じて他の吐水部から吐水される。この吐水が利用者に触れると、利用者に不快感を生じさせることがある。
そこで、本実施形態の吐水制御装置100は、ミスト吐水が終了したときなど所定の場合に、給水管47の第1湯水を排水部28から排水するように給水切替部10を制御する制御部40を備える。この場合、ミスト吐水の終了後に高温の加熱水W1が排水されるので、高温の吐水が利用者に触れる可能性を低くできる。
制御部40は、操作部30の操作結果および水温検知部11の検知結果を取得し、その取得結果に基づいて排水部28を含む給水切替部10を制御する。制御部40は、経過時間を管理する内蔵タイマ40tと、操作ボタン32−36、38の操作履歴を記憶する記憶部40mとを含んでいる。制御部40は、ハードウエア的には、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)をはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウエア的にはコンピュータプログラム等によって実現される。
次に、このように構成された吐水制御装置100の第1の動作S100を説明する。図3のフローチャートは、吐水制御装置100の第1の動作S100を示している。第1の動作S100では、吐水制御装置100は、ミスト吐水部22が給水管47を通じて供給された湯水を吐水する吐水状態から止水状態(非吐水状態)に変化した場合に給水管47から湯水を排水する排水動作を行う。
第1の動作S100は、この動作が選択された状態において、ミスト吐水が行われている状態で開始される。動作S100が開始されたら、制御部40は、操作部30から操作ボタン32がオン状態からオフ状態に変化したか否かを判定する(ステップS101)。操作ボタン32がオフ状態に変化していない場合(ステップS101のN)、制御部40は、処理をステップS101の先頭に戻し、ステップS101を繰り返す。
操作ボタン32がオフ状態に変化した場合(ステップS101のY)、制御部40は、排水動作を実行するように給水切替部10を制御する(ステップS102)。排水動作が終了したら、第1の動作S100は終了する。
次に、吐水制御装置100の第2の動作S110を説明する。図4のフローチャートは、吐水制御装置100の第2の動作S110を示している。ミスト吐水の終了後に再度ミスト吐水をする場合には、排水動作せずにミスト吐水をすることもできる。このため、第2の動作S110では、吐水制御装置100は、ミスト吐水部22が吐水状態から止水状態に変化した場合であっても、排水動作を行う前に操作ボタン38がオフ状態からオン状態に変化したときは、排水動作を実行しない。つまり、排水動作を中止する。こうすることによって、ミスト吐水を早期に開始できる。
また、ミスト吐水の終了後から時間が経過すると、給水管47内の第1湯水Wpの温度が低下するため、排水動作を行う必要が無くなる。このため、第2の動作S110では、吐水制御装置100は、ミスト吐水部22が吐水状態から止水状態に変化した場合でも、排水動作を行う前に止水状態に変化してから所定時間が経過したときは、排水動作を実行しない。この場合の所定時間は、第1湯水Wpの温度が利用者に不快感を与えない程度に下がるまでの時間であり、事前に実験またはシミュレーションによって設定できる。
また、上述の所定時間の経過前であっても第1湯水Wpの温度が十分に低下したときは、排水動作を行う必要が無くなる。このため、第2の動作S110では、吐水制御装置100は、ミスト吐水部22が吐水状態から止水状態に変化した場合でも、排水動作を行う前に第1湯水Wpが所定温度T1以下になったときは、排水動作を実行しない。温度T1は、他の吐水形態として利用者に不快感を与えない程度の温度であり、事前に実験およびシミュレーションの少なくともいずれかによって設定できる。
第2の動作S110は、この動作が選択された状態において、ミスト吐水が行われている状態で開始される。動作S110が開始されたら、制御部40は、操作部30から操作ボタン32がオン状態からオフ状態に変化したか否かを判定する(ステップS111)。操作ボタン32がオフ状態に変化していない場合(ステップS111のN)、制御部40は、処理をステップS111の先頭に戻し、ステップS111を繰り返す。
操作ボタン32がオフ状態に変化した場合(ステップS111のY)、制御部40は、ステップS115のために、操作ボタン32がオフ状態に変化したタイミングで制御部40の内蔵タイマ40tをリセットして起動する(ステップS112)。
ステップS112を実行したら、制御部40は、操作部30から操作ボタン32−36のいずれかがオフ状態からオン状態に変化したか否かを判定する(ステップS113)。操作ボタン32−36のいずれもオン状態に変化していない場合(ステップS113のN)、制御部40は、処理をステップS113の先頭に戻し、ステップS113を繰り返す。
操作ボタン32−36のいずれかがオフ状態からオン状態に変化した場合(ステップS113のY)、制御部40は、その変化した操作ボタンが操作ボタン32であるか否かを判定する(ステップS114)。変化した操作ボタンが操作ボタン32である場合(ステップS114のY)、制御部40は、排水動作を行わずに第2の動作S110を終了する。
変化した操作ボタンが操作ボタン32でない(操作ボタン33−36のいずれかである)場合(ステップS114のN)、制御部40は、ミスト吐水部22が止水状態に変化してから所定時間P1が経過したか否かを判定する(ステップS115)。ステップS115において、制御部40は、内蔵タイマ40tを参照して、所定時間P1が経過したか否かを判定する。
ステップS115において所定時間P1が経過した場合(ステップS115のY)、制御部40は、排水動作を行わずに第2の動作S110を終了する。
ステップS115において所定時間P1が経過していない場合(ステップS115のN)、制御部40は、第1湯水Wpが所定温度T1以下であるか否かを判定する(ステップS116)。このステップで、制御部40は、水温検知部11の検知結果を取得し、その検知結果が予め記憶された温度T1以下であるか否かを判定する。
ステップS116において第1湯水Wpが所定温度T1以下である場合(ステップS116のY)、制御部40は、排水動作を行わずに第2の動作S110を終了する。
ステップS116において第1湯水Wpが所定温度T1以下でない(所定温度T1を超えている)場合(ステップS116のN)、制御部40は、排水動作を実行するように給水切替部10を制御する(ステップS117)。排水動作が終了したら、第2の動作S110は終了する。
次に、吐水制御装置100の第3の動作S120を説明する。図5のフローチャートは、吐水制御装置100の第3の動作S120を示している。給水管47内の第1湯水Wpの温度が低い状態でミスト吐水を開始すると、最初に低温のミストが吐水され、利用者に不快感を与える可能性がある。このため、第3の動作S120では、吐水制御装置100は、操作ボタン38がオフ状態からオン状態に変化した場合に、先に給水管47内の低温水を抜くための排水動作を実行する。こうすることによって、低温ミストによる利用者の不快感を軽減できる。
第3の動作S120は、この動作が選択された状態において、ミスト吐水が行われる前の状態で開始される。第3の動作S120が開始されたら、制御部40は、操作部30から操作ボタン32がオフ状態からオン状態に変化したか否かを判定する(ステップS121)。操作ボタン32がオン状態に変化していない場合(ステップS121のN)、制御部40は、処理をステップS121の先頭に戻し、ステップS121を繰り返す。
操作ボタン32がオン状態に変化した場合(ステップS121のY)、制御部40は、排水動作を実行するように給水切替部10を制御する(ステップS122)。排水動作が終了したら、第3の動作S120は終了する。
次に、吐水制御装置100の第4の動作S130を説明する。図6のフローチャートは、吐水制御装置100の第4の動作S130を示している。給水管47内の第1湯水Wpの温度がミストに適している場合には、排水動作せずにミスト吐水をすることもできる。このため、第4の動作S130では、吐水制御装置100は、操作ボタン38がオフ状態からオン状態に変化した場合であっても、所定の場合には排水動作を実行しない。こうすることによって、ミスト吐水を早期に開始できる。
第4の動作S130は、この動作が選択された状態において、ミスト吐水が行われる前の状態で開始される。動作S130が開始されたら、制御部40は、操作部30から操作ボタン32がオフ状態からオン状態に変化したか否かを判定する(ステップS131)。操作ボタン32がオン状態に変化していない場合(ステップS131のN)、制御部40は、処理をステップS131の先頭に戻し、ステップS131を繰り返す。
操作ボタン32がオン状態に変化した場合(ステップS131のY)、制御部40は、直前の吐水形態がミスト吐水であったか否かを判定する(ステップS132)。制御部40は、操作ボタン32−36、38の操作履歴を記憶部40mに記憶するように構成されている。このステップで制御部40は、操作ボタン32−36、38の操作履歴を参照して、直前にオン状態であった操作ボタンが32であったか否かを判定する。
直前の吐水形態がミスト吐水であった場合(ステップS132のY)、制御部40は、排水動作を行わずに第4の動作S130を終了する。
直前の吐水形態がミスト吐水でなかった場合(ステップS132のN)、制御部40は、第1湯水Wpが所定温度T2以上であるか否かを判定する(ステップS133)。このステップで、制御部40は、水温検知部11の検知結果を取得し、その検知結果が予め記憶された温度T2以上であるか否かを判定する。温度T2は、ミスト吐水として利用者に不快感を与えない程度の温度であり、事前に実験およびシミュレーションの少なくともいずれかによって設定できる。
第1湯水Wpが所定温度T2以上である場合(ステップS133のY)、制御部40は、排水動作を行わずに第4の動作S130を終了する。
ステップS133において第1湯水Wpが所定温度T2以上でない(所定温度T2未満)場合(ステップS133のN)、制御部40は、排水動作を実行するように給水切替部10を制御する(ステップS134)。排水動作が終了したら、第4の動作S130は終了する。
上述の動作S100−S130は、あくまでも一例であって、ステップの順序を入れ替えたり、一部のステップを追加したり削除したり変更したりしてもよい。動作S100−S130の各ステップは適宜組み合わせて実行してもよい。
このように構成された吐水制御装置100の特徴を説明する。吐水制御装置100は、ミスト吐水部22の湯水を吐水する吐水状態から止水状態に変化した場合に、前記給水管47から排水する排水動作を行う。この構成により、湯水の温度に関してユーザに不快感を与える可能性を低くできる。
吐水制御装置100は、ミスト吐水部22が吐水状態から止水状態に変化した場合でも、排水動作を行う前に、ミスト吐水部22が吐水状態に変化したこと、ミスト吐水部22が止水状態に変化してから所定の時間が経過したこと、および、給水管47の湯水が所定温度以下になったことの少なくとも何れかが満たされるときは、排水動作を行わない。この場合、無駄な排水動作を減らすことができる。
吐水制御装置100は、ミスト吐水部22とは別の吐水部が給水管47の湯水を吐水する吐水状態から止水状態に変化した場合に、ミスト吐水部22が給水管47の湯水を吐水する前に、排水動作を行う。この場合、湯水の温度に関してユーザに不快感を与える可能性を低くできる。
以上、本開示の実施形態について詳細に説明した。上述した実施形態は、いずれも本開示の例示的な具体例を示したものにすぎない。実施形態の内容は、本開示の技術的範囲を限定するものではなく、構成要素の変更、追加、削除などの多くの設計変更が可能である。上述の実施形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「実施形態の」「実施形態では」等との表記を付して説明している。そのような表記のない内容への設計変更は許容される。
[変形例]
以下、変形例について説明する。この説明では、実施形態と重複する説明を適宜省略し、実施の形態と相違する構成について重点的に説明する。
実施の形態の説明では、ミスト吐水が選択された場合に、給水管47には加熱水W1のみが第1湯水Wpとして送出される例を示した。これに限定されない。例えば、ミスト吐水が選択された場合に、必要に応じて第1湯水Wpに非加熱水W2が加えられてもよい。
実施の形態の説明では、排水部28が給水管47の水を排水する例を示した。これに限定されない。例えば、排水部28は、給水管47に加えて分岐給水管20sの水も排水するように構成されてもよい。
実施の形態の説明では、ミスト吐水部22が他の吐水部23−26とは別体に設けられる例を示した。これに限定されない。ミスト吐水部22は他の吐水部23−26と一体に設けられてもよい。例えば、ミスト吐水部22はハンドシャワー23の中に一体に組み込まれてもよい。この場合、排水部28は、給水管47に加えて分岐給水管20sの水を排水することが望ましい。
実施の形態の説明では、弁機構12−16、18が電磁弁である例を示した。これに限定されない。例えば、弁機構12−16、18は、操作ボタン32−36、38の操作が機械的な機構を介して伝達される機械弁であってもよい。
実施の形態の説明では、弁機構12−16、18は、操作ボタン32−36、38の操作によって直接制御される例を示した。これに限定されない。例えば、制御部40は、操作ボタン32−36、38の操作結果を取得し、この操作結果に基づいて弁機構12−16、18を制御してもよい。
実施の形態の説明では、温調部46は、第1、第2ハンドル42、44の操作によって直接制御される例を示した。これに限定されない。例えば、制御部40は、第1、第2ハンドル42、44の操作結果を取得し、制御部40は、この操作結果に基づいて温調部46を制御してもよい。
上述の各変形例は実施形態と同様の作用と効果を奏する。
上述した実施形態と変形例の各構想要素の任意の組み合わせもまた実施形態として有用である。
以上、実施形態を通じて本開示を説明した。本開示は、種々の変更および修正が可能である。したがって、出願人は、この開示の範囲内にあるこのような変更および修正の全てが、添付の特許請求の範囲に包含されると認識している。
10 給水切替部、 12 弁機構、 20 吐水部、 22 ミスト吐水部、 23 ハンドシャワー、 24 オーバーヘッドシャワー、 25 ボディシャワー、 26 フットシャワー、 28 排水部、 30 操作部、 31 吐水制御ユニット、 40 制御部、 46 温調部、 47 給水管、 100 吐水制御装置。

Claims (5)

  1. ミスト吐水部が給水管の湯水を吐水する吐水状態から止水状態に変化した場合に、前記給水管から排水する排水動作を行う吐水制御装置。
  2. 前記ミスト吐水部が吐水状態から止水状態に変化した場合でも、前記排水動作を行う前に前記ミスト吐水部が吐水状態に変化したときは、前記排水動作を中止する請求項1に記載の吐水制御装置。
  3. 前記ミスト吐水部が吐水状態から止水状態に変化した場合でも、前記排水動作を行う前に、前記ミスト吐水部が止水状態に変化してから所定の時間が経過したときは、前記排水動作を中止する請求項1から2のいずれか1項に記載の吐水制御装置。
  4. 前記ミスト吐水部が吐水状態から止水状態に変化した場合でも、前記排水動作を行う前に前記給水管の湯水が所定温度以下になったときは、前記排水動作を中止する請求項1から3のいずれか1項に記載の吐水制御装置。
  5. 前記ミスト吐水部とは別の吐水部が給水管の湯水を吐水する吐水状態から止水状態に変化した場合に、前記ミスト吐水部が前記給水管の湯水を吐水する前に、前記排水動作を行う請求項1から4のいずれか1項に記載の吐水制御装置。
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