JP2021083289A - 永久磁石回転子の製造方法および製造装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このような穴部に被着磁物を挿入し、コンデンサに蓄えた電荷を瞬時に放出することでコイルにパルス電流を流し、そのパルス電流によって着磁ヨークに発生した着磁磁場により、回転子に搭載された磁石の着磁を行うことができる。
そこで、保磁力が高い磁石であっても飽和着磁するための方法として、被着磁物を高温に加熱し、飽和着磁に要する着磁磁場を減少させて着磁する方法が提案されている。
すなわち、本発明の目的は、より短時間に、より低エネルギーで加熱および着磁を行うことができる、永久磁石の製造方法および製造装置を提供することである。
本発明は下記(1)〜(6)である。
(1)鉄心の中央に回転軸を有し、前記鉄心に着磁前磁石を備える永久磁石回転子を加熱した後、着磁する、永久磁石回転子の製造方法であって、
前記永久磁石回転子を加熱して加熱後回転子を得る加熱工程と、
前記加熱後回転子に含まれる加熱後永久磁石を着磁して、着磁後永久磁石を含む着磁後回転子を得る着磁工程と、
前記着磁後回転子を軟磁性材からなる経路内を通過させる後処理工程と、
を備える永久磁石回転子の製造方法。
(2)前記後処理工程において、前記経路内にて前記着磁後回転子を冷却する、上記(1)に記載の永久磁石回転子の製造方法。
(3)鉄心の中央に回転軸を有し、前記鉄心に着磁前磁石を備える永久磁石回転子を加熱した後、着磁する、永久磁石回転子の製造装置であって、
前記永久磁石回転子を加熱して加熱後回転子を得る加熱部と、
前記加熱後回転子に含まれる加熱後永久磁石を着磁して、着磁後永久磁石を含む着磁後回転子を得る着磁部と、
前記着磁後回転子を通過させることができる軟磁性材からなる経路内を備える後処理部と、
を有する永久磁石回転子の製造装置。
(4)前記後処理部が備える前記経路内において、前記着磁後回転子を冷却することができる、上記(3)に記載の永久磁石回転子の製造装置。
(5)前記経路の外側または前記経路を構成する部材の中に冷却管があり、前記冷却管の内部に冷却媒が流れている、上記(3)または(4)に記載の永久磁石の製造装置。
(6)前記着磁後回転子を前記着磁部から前記後処理部へ搬送するための搬送経路を有し、前記搬送経路内において前記着磁後回転子を前記着磁部から前記後処理部へ移動させることできる、上記(3)〜(5)のいずれかに記載の永久磁石の製造装置。
本発明は、鉄心の中央に回転軸を有し、前記鉄心に着磁前磁石を備える永久磁石回転子を加熱した後、着磁する、永久磁石回転子の製造方法であって、前記永久磁石回転子を加熱して加熱後回転子を得る加熱工程と、前記加熱後回転子に含まれる加熱後永久磁石を着磁して、着磁後永久磁石を含む着磁後回転子を得る着磁工程と、前記着磁後回転子を軟磁性材からなる経路内を通過させる後処理工程と、を備える永久磁石回転子の製造方法である。
このような永久磁石回転子の製造方法を、以下では「本発明の製造方法」ともいう。
このような永久磁石回転子の製造装置を、以下では「本発明の製造装置」ともいう。
初めに、本発明において加熱および着磁の対象となる永久磁石回転子について、図を用いて説明する。
本発明において加熱および着磁の対象となる永久磁石回転子1(以下では「回転子1」ともいう)は、例えば図1に示すように、鉄心10の中央に回転軸12を有し、鉄心10における回転軸12の外周側にスロット14を有し、さらにスロット14内に着磁前磁石3を備える。
本発明における永久磁石回転子は、図1に示すようにスロットを有する態様であってもよいし、スロットを有さない態様であってもよい。
鉄心10は電磁鋼板5の他、例えば軟磁性板材を複数積層し、各々の主面を固着して形成することもできる。
スロット14は着磁前磁石3を挿入するための孔であり、回転軸12の軸方向に平行な方向が深さ方向となるように形成されている。
スロット14内に着磁前磁石3を挿入した後、図3に示すように、回転軸12に平行な方向における鉄心10の少なくとも一方の面(図3においては鉄心10の両端面)に、着磁前磁石3が回転軸12と平行な方向へ抜けてしまうことを防止するための端板16が取り付けられる。
着磁前磁石3として着磁前のダイドー電子株式会社製PLP焼結磁石やMQ3熱間圧延磁石等のネオジム磁石を用いることができる。
このような平均結晶粒径が小さい磁石は保磁力が高く耐熱性が高いという利点がある。しかし、平均結晶粒径が小さくなるほど完全着磁を達成するための磁界は高くなる。また、磁石温度が高いほど、完全着磁を達成するための低くなる。
チャッキング治具は回転軸の両端部を保持する治具であり、チャッキング治具によって回転軸の両端部を保持すると、チャッキング治具および永久磁石回転子は全体として棒状をなす。本発明では、永久磁石回転子における回転軸をチャッキング治具によって保持してなる棒状のものであって加熱前のものを、治具付き加熱前回転子ともいう。
チャッキング治具における少なくとも回転軸の両端部と接する部分に用いられる断熱材として、例えばTCボード(不飽和ポリエステル樹脂)、PEEK材(ポリエーテルエーテルケトン樹脂)、ガラエポ(150℃)が挙げられる。
図4は、チャッキング治具の具体例(概略斜視図)を示しており、図5は、図4に示したチャッキング治具を回転子1に装着した状態、すなわち、治具付き加熱前回転子の具体例(概略横断面図)を示している。
孔22の断面直径は、回転軸12の断面直径とほぼ同一となるように形成されている。チャッキング治具20における孔22が形成されている部分が弾性を有する場合は、孔22の断面直径が回転軸12の断面直径よりも若干小さく形成されていてもよく、この場合、チャッキング治具20によって回転軸12の両端部を強固に保持することができる。
本発明では、上記のような永久磁石回転子(または治具付き加熱前回転子)を加熱部の内部に配置して加熱する。
加熱部は、その内部に永久磁石回転子(または治具付き加熱前回転子)を加熱することができる態様のものであればよい。
図6において加熱部30は、その内部に治具付き加熱前回転子25を、その回転軸12を水平に配置した状態において加熱することができる。
具体的には、例えば、加熱部30がトンネルのような経路を有し、その経路内において治具付き加熱前回転子25は搬送され、その経路の途中で治具付き加熱前回転子25は加熱され、その後は、さらに経路内を搬送されて、加熱部30の排出孔34から排出される態様であることが好ましい。
ここで治具付き加熱前回転子25が加熱部30によって加熱され、排出孔34から排出されたものが、治具付き加熱後回転子35である。
このような態様であると、回転子1が有する回転軸12の方向と、回転子1を加熱する際の搬送方向とが一致しているために、加熱時の搬送効率を高めることができる。
初めに、着磁前磁石において完全着磁が得られる温度と有効磁界との関係Xを得る。
このような関係Xを得る方法について、具体例を挙げて説明する。
永久磁石回転子のスロットに挿入する永久磁石と同一生産ロットから取り出した永久磁石を磁気特性測定装置によって定められたサイズ、例えば7mm立方体、に加工する。
次に、例えば日本電磁測器株式会社製パルスBH測定装置(PBH-1000)等を用いて室温(23℃)における各種の最大測定磁界(例えば、最大測定磁界が0.5T、1T、2T、5T、8T)に対する磁化−磁界曲線(J−H曲線)を取得する。各々の最大測定磁界に対するJ−H曲線からB−H曲線が得られる(B=J+μ0H)。このB−H曲線の第2象限部分(いわゆる減磁曲線)と横軸(磁界軸)との交点から保磁力bHcを求めることができる。最大磁界5T以上におけるbHcを(bHc)maxとしたときに、各最大測定磁界におけるbHcを(bHc)maxで除した値(=bHc/(bHc)max)を室温でのその最大測定磁界における着磁率と定義する。
室温に引き続き、測定温度を例えば70℃、100℃、150℃といった高温において同様の測定を行い、各温度におけるそれぞれの最大測定磁界における着磁率を求める。
なお、上記において「磁界」は磁石中を有効に横切るいわゆる「有効磁界」とする。
そして、完全着磁(着磁率が0.98以上とする)が得られる着磁前磁石の温度と有効磁界との値を図7(b)から読み取る。具体的には図7(b)において、着磁前磁石の温度が150℃、100℃、70℃、R.T.である場合に完全着磁となることを意味する点であるP1、P2、P3、P4における有効磁界を読み取る。そして、これらの値から図8を作成する。図8は着磁前磁石において完全着磁が得られる温度と有効磁界との関係Xを示す図である。関係Xを式で表すことができる場合もある。
そして、加熱後に着磁する際の磁界(有効磁界(kOe))を決めれば、それを用いて関係Xから完全着磁が得られる温度を求めることができる。
この完全着磁が得られる温度が特定温度(Ta℃)であり、着磁前磁石がこの温度(特定温度(Ta℃))以上となるように、回転子(または治具付き加熱前回転子)を加熱することが好ましい。
図9にTbを求める概念図を、図10に実際の永久磁石のJH曲線、BH曲線の減磁曲線の例を示すが、あるPcの場合にはTbが160℃であることがわかる。
本発明では、上記のようにして加熱して得られた加熱後回転子(または治具付き加熱後回転子)を着磁する。
図11において着磁部40は、装置軸の方向が水平となるように配置されている。
そして、例えば、着磁部40の着磁ヨーク44がトンネルのような経路を有し、治具付き加熱後回転子35を、その一方端部37から挿入孔43へ装入した後、回転軸12が水平となるように保持し、さらに、治具付き加熱後回転子35を回転軸12の両端部と接する部分が少なくとも断熱材からなる固定治具によって特定位置に固定した状態で着磁する。そして、着磁した後、排出孔46から一方端部37が先行するように排出することができる。
ここで治具付き加熱後回転子35が着磁部40によって着磁され、排出孔46から排出されたものが、治具付き着磁後回転子48である。
ここで加熱部30中における治具付き加熱前回転子25の滞留時間と、着磁部40中における治具付き加熱後回転子35の滞留時間をほぼ同一とすると、搬送効率がより高まり好ましい。
上記のようにして得た着磁後回転子(または、治具付き着磁後回転子)を、後処理部が備える軟磁性材からなる経路内を通過させる。後処理部は着磁部とは異なる部位である。
しかし、この場合、冷却に時間がかかる。着磁部内の温度が低下するので、次に使用する際に着磁器内を加熱するか、または、着磁器に挿入することで加熱後回転子(または治具付き加熱後回転子)の温度が低下することを考慮して、予め必要以上に加熱後回転子の温度を高めるか、もしくは着磁磁場を高める必要があった。この場合、これらの加熱に時間がかかってしまうため、工程時間ロスおよびエネルギーロスが発生していた。
そこで、本発明では、着磁部にて着磁した着磁後の磁石(着磁後回転子)を冷却させずに後処理部へ移動させる。この場合、着磁部を次の磁石の着磁のために利用することができる。また、着磁後の磁石を後処理部にて冷却することができるので、冷却時間が短くなり、かつ、着磁部内の温度が低下し難いので、次に使用する際に着磁部内を再加熱しなくてよいか、または、再加熱するとしても微量でよく、もしくは予め必要以上に加熱後回転子の温度を高める必要がない。したがって、工程時間ロスおよびエネルギーロスが発生し難い。
ここで軟磁性材は比透磁率が1.0以上のものであり、10以上のものであることが好ましい。
このような軟磁性材として鉄材が挙げられる。
例えば図12は経路52の外側に冷却管54が巻かれている状態を示す概略断面図であり、図13は経路52を構成する部材の中に冷却管54が螺旋状に存在している状態を示す概略断面図である。
そして、その冷却管内に冷却媒が流れていることが好ましい。この場合、経路の中の着磁後回転子(または治具付き着磁後回転子)を効率よく冷却することができる。
冷却媒として、例えば、水、油、空気が挙げられる。
図14に示す態様の場合、加熱部30の内部において治具付き加熱前回転子25を搬送する経路と、着磁部40の内部において治具付き加熱後回転子35を搬送する経路と、後処理部50において治具付き着磁後回転子48を搬送する経路とが繋がっていて、1本の直線的な経路となっているので、搬送効率を極めて高くすることができる。
一方、着磁部40と後処理部50との間に断熱材を配置しない場合、着磁部40から後処理部50へ伝熱が生じるため、後処理部50によって着磁部40を冷却することができる。ただし、この場合、相対的には回転子を冷却し難くなるため、後処理部50における経路52を相対的に長くすることが必要となる。
3 着磁前磁石
5 電磁鋼板
10 鉄心
11 孔
12 回転軸
14 スロット
16 端板
20 チャッキング治具
22 孔
25 治具付き加熱前回転子
27 治具付き加熱前回転子の一方端部
30 加熱部
32 挿入孔
34 排出孔
35 治具付き加熱後回転子
37 治具付き加熱後回転子の一方端部
40 着磁部
43 挿入孔
44 着磁ヨーク
46 排出孔
48 治具付き着磁後回転子
49 治具付き着磁後回転子の一方端部
50 後処理部
52 経路
54 冷却管
56 挿入孔
58 排出孔
Claims (6)
- 鉄心の中央に回転軸を有し、前記鉄心に着磁前磁石を備える永久磁石回転子を加熱した後、着磁する、永久磁石回転子の製造方法であって、
前記永久磁石回転子を加熱して加熱後回転子を得る加熱工程と、
前記加熱後回転子に含まれる加熱後永久磁石を着磁して、着磁後永久磁石を含む着磁後回転子を得る着磁工程と、
前記着磁後回転子を軟磁性材からなる経路内を通過させる後処理工程と、
を備える永久磁石回転子の製造方法。 - 前記後処理工程において、
前記経路内にて前記着磁後回転子を冷却する、請求項1に記載の永久磁石回転子の製造方法。 - 鉄心の中央に回転軸を有し、前記鉄心に着磁前磁石を備える永久磁石回転子を加熱した後、着磁する、永久磁石回転子の製造装置であって、
前記永久磁石回転子を加熱して加熱後回転子を得る加熱部と、
前記加熱後回転子に含まれる加熱後永久磁石を着磁して、着磁後永久磁石を含む着磁後回転子を得る着磁部と、
前記着磁後回転子を通過させることができる軟磁性材からなる経路内を備える後処理部と、
を有する永久磁石回転子の製造装置。 - 前記後処理部が備える前記経路内において、前記着磁後回転子を冷却することができる、請求項3に記載の永久磁石回転子の製造装置。
- 前記経路の外側または前記経路を構成する部材の中に冷却管があり、前記冷却管の内部に冷却媒が流れている、請求項3または4に記載の永久磁石の製造装置。
- 前記着磁後回転子を前記着磁部から前記後処理部へ搬送するための搬送経路を有し、前記搬送経路内において前記着磁後回転子を前記着磁部から前記後処理部へ移動させることできる、請求項3〜5のいずれかに記載の永久磁石の製造装置。
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