JP2021082892A - 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法 - Google Patents

画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021082892A
JP2021082892A JP2019207157A JP2019207157A JP2021082892A JP 2021082892 A JP2021082892 A JP 2021082892A JP 2019207157 A JP2019207157 A JP 2019207157A JP 2019207157 A JP2019207157 A JP 2019207157A JP 2021082892 A JP2021082892 A JP 2021082892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
document
holding cover
document holding
closed position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019207157A
Other languages
English (en)
Inventor
武司 岡本
Takeshi Okamoto
武司 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2019207157A priority Critical patent/JP2021082892A/ja
Publication of JP2021082892A publication Critical patent/JP2021082892A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 原稿押えカバーに設けられるカメラの撮影方向を簡単に調整することができる。【解決手段】 開位置および閉位置間を移動する原稿押えカバーには、回動可能にカメラが設けられる。原稿押えカバーが開位置から閉位置移動される場合、カメラの姿勢を原稿載置台の載置面を向く第1の姿勢から画像形成装置の前方を向く第2の姿勢に、閉位置から開位置に移動される場合、カメラを第1の姿勢から第2の姿勢に案内し、カメラの撮影方向を変化させる。【選択図】 図1

Description

この発明は、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法に関し、特にたとえば、原稿押えカバーにカメラが設けられる画像形成装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法を提供することである。
この種の背景技術の一例が特許文献1に開示される。この特許文献1に開示される画像形成装置は、原稿押えカバーにカメラが支持部材によって回動可能に設けられる。原稿押えカバーの上方への回動位置が調整されることによって、カメラが原稿載置台の中央の真上に位置するように、カメラの撮影位置が設定される。また、支持部材を適宜回転させることで撮影部の撮影方向を回転させることができ、撮影部の撮影方向を手動で調整することができる。
特開2007−104339号
しかしながら、上記の背景技術では、撮影を行う度に、撮影部の撮影方向を手動で調整しなければならないので、面倒である。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
また、この発明の他の目的は、原稿押えカバーに設けられるカメラの撮影方向を簡単に調整することができる、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
第1の発明は、原稿を載置する載置面を有する原稿載置台、左右方向に延びる回動軸を中心に回動することによって、原稿載置台に対し少なくとも閉位置から開位置の間で開閉可能に設けられ、閉位置に位置する場合に載置面を覆う原稿押えカバー、原稿押えカバーの前端部に設けられ、所定の撮影方向を中心とした撮影範囲を撮影するカメラ、原稿押えカバーとカメラとの間に設けられ、原稿押えカバーに対しカメラを左右方向に延びる回動軸を中心に回動可能に支持する支持部材、および原稿押えカバーが開位置に位置する場合に、撮影方向が載置面を向く第1の姿勢となるようにカメラを案内し、原稿押えカバーが閉位置に位置する場合に、撮影方向が前方を向く第2の姿勢となるようにカメラを案内する案内部を備える、画像形成装置である。
第2の発明は、第1の発明に従属し、カメラが第1の姿勢となる場合に、載置面に対してカメラを位置決めするための位置決め部を備える。
第3の発明は、第1の発明および第2の発明に従属し、案内部は、原稿押えカバーが閉位置および開位置の間で移動される際に、原稿押えカバーの位置に応じて、カメラの位置を移動させる移動部を含む。
第4の発明は、第1から第3の発明のいずれかに従属し、カメラを原稿の画像を読み取る書画用のカメラとして使用する第1カメラモードと、書画用のカメラ以外の用途で使用する第2カメラモードとを有し、原稿押えカバーが閉位置に位置するかどうかを判断する判断部、および原稿押えカバーが閉位置に位置すると判断される場合に、第2カメラモードを設定し、原稿押えカバーが閉位置に位置しないと判断される場合に、第1カメラモードを設定する設定部をさらに備える。
第5の発明は、第4の発明に従属し、カメラは、カメラの加速度を検出するための加速度センサを備え、判断部は、カメラの加速度に応じて、原稿押えカバーが閉位置に位置するかどうかを判断する。
第6の発明は、原稿を載置する載置面を有する原稿載置台、左右方向に延びる回動軸を中心に回動することによって、原稿載置台に対し少なくとも閉位置から開位置の間で開閉可能に設けられ、閉位置に位置する場合に載置面を覆う原稿押えカバー、原稿押えカバーの前端部に設けられ、所定の撮影方向を中心とした撮影範囲を撮影するカメラ、原稿押えカバーとカメラとの間に設けられ、原稿押えカバーに対しカメラを左右方向に延びる回動軸を中心に回動可能に支持する支持部材、および原稿押えカバーが開位置に位置する場合に、撮影方向が載置面を向く第1の姿勢となるようにカメラを案内し、原稿押えカバーが閉位置に位置する場合に、撮影方向が前方を向く第2の姿勢となるようにカメラを案内する案内部を備え、カメラを原稿を読み取る書画用のカメラとして使用する第1カメラモードと、書画用のカメラ以外の用途で使用する第2カメラモードとを有する画像形成装置の制御プログラムであって、画像形成装置のプロセッサに、閉位置に位置するかどうかを判断する判断ステップ、および原稿押えカバーが閉位置に位置すると判断される場合に、第2カメラモードを設定し、原稿押えカバーが閉位置に位置しないと判断される場合に、第1カメラモードを設定する設定ステップを実行させる、制御プログラムである。
第7の発明は、原稿を載置する載置面を有する原稿載置台、左右方向に延びる回動軸を中心に回動することによって、原稿載置台に対し少なくとも閉位置から開位置の間で開閉可能に設けられ、閉位置に位置する場合に載置面を覆う原稿押えカバー、原稿押えカバーの前端部に設けられ、所定の撮影方向を中心とした撮影範囲を撮影するカメラ、原稿押えカバーとカメラとの間に設けられ、原稿押えカバーに対しカメラを左右方向に延びる回動軸を中心に回動可能に支持する支持部材、および原稿押えカバーが開位置に位置する場合に、撮影方向が載置面を向く第1の姿勢となるようにカメラを案内し、原稿押えカバーが閉位置に位置する場合に、撮影方向が前方を向く第2の姿勢となるようにカメラを案内する案内部を備え、カメラを原稿を読み取る書画用のカメラとして使用する第1カメラモードと、書画用のカメラ以外の用途で使用する第2カメラモードとを有する画像形成装置の制御方法であって、(a)閉位置に位置するかどうかを判断する判断ステップ、および(b)記原稿押えカバーが閉位置に位置すると判断される場合に、第2カメラモードを設定し、原稿押えカバーが閉位置に位置をしないと判断される場合に、第1カメラモードを設定する設定ステップを含む、制御方法である。
この発明によれば、原稿押えカバーに設けられるカメラの撮影方向を簡単に調整することができる。また、原稿押えカバーの位置に応じて、カメラのモードの切り替えを容易に行うことが可能である。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1は画像形成装置の外観構成を示す斜視図である。 図2は画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 図3はカメラを右側面からみた概略構成図である。 図4Aは原稿押えカバーおよび原稿載置台を右側面からみた概略構成図の一例である。 図4Bは原稿押えカバーおよび原稿載置台を右側面からみた概略構成図の他の例である。 図5Aはカメラの支持構造を示す概略構成図の一例である。 図5Bはカメラの支持構造を示す概略構成図の他の例である。 図6Aはカメラの案内構造を示す概略斜視図の一例である。 図6Bはカメラの案内構造を示す概略斜視図の他の例である。 図6Cはカメラの案内構造を示す概略斜視図のさらに他の例である。 図7は画像形成装置のRAMのメモリマップの一例を示す図である。 図8は画像形成装置のCPUのカメラモード設定処理の一例を示すフロー図である。 図9Aは第2実施例のカメラの支持構造の一例を示す概略構成図の一例である。 図9Bは第2実施例のカメラの支持構造の一例を示す概略構成図の他の例である。 図10Aは第2実施例のカメラの支持構造の他の例を示す概略構成図の一例である。 図10Bは第2実施例のカメラの支持構造の他の例を示す概略構成図の他の例である。 図11Aは第3実施例の原稿押えカバーおよび原稿載置台を右側面からみた概略構成図の一例である。 図11Bは第3実施例の原稿押えカバーおよび原稿載置台を右側面からみた概略構成図の他の例である。 図12Aは第3実施例のカメラの支持構造を示す概略構成図の一例である。 図12Bは第3実施例のカメラの支持構造を示す概略構成図の他の例である。 図13は、変形例のカメラの案内構造を示す概略斜視図である。 図14は、変形例のカメラの案内構造を正面からみた概略構成図である。
[第1実施例]
図1は、この発明の一実施例である画像形成装置10の外観構成を示す斜視図である。また、第1実施例では、画像形成装置10は、複写機能(コピー機能)、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクス機能などを備える複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。
なお、この明細書では、ユーザの立ち位置に対向する面、つまり、後述する操作パネル30が設けられる側の面を正面(前面)として画像形成装置10およびその構成部材の前後方向(奥行方向)を規定し、画像形成装置10およびその構成部材の左右方向(横方向)は、そのユーザから画像形成装置10を見た状態を基準として規定する。
画像形成装置10は、画像読取部32、画像形成部34および排紙トレイ42を含む装置本体38と、カメラ36とを備える。
画像読取部32は、略水平に設けられる略平板状の透明材によって形成される原稿載置台60(図4Aおよび図4B参照)を備え、装置本体38に内蔵される。
また、原稿載置台60の上方には、略平板状の原稿押えカバー32aが開閉可能に取り付けられる。この原稿押えカバー32aは、閉じられた位置(閉位置)から限界まで開かれた位置(開位置)の間で回動可能に設けられる。つまり、原稿押えカバー32aは、閉位置および開位置の間で開閉可能に設けられる。なお、原稿載置台60および原稿押えカバー32aの具体的な構造の説明は後述する。
また、画像読取部32は、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える。この画像読取部32は、原稿載置台60に載置される原稿の表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度または色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像(読取画像)が生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
画像形成部34は、装置本体38に内蔵され、画像読取部32の下方に設けられる。この画像形成部34は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置および定着装置などを備える。画像形成部34は、給紙装置40等から搬送される記録媒体(用紙)上に電子写真方式によって画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ42に排出する。ただし、用紙上に画像を形成するための画像(出力画像)としては、画像読取部32で読み取った読取画像またはカメラ36で撮影された画像(撮影画像)等が利用される。また、記録媒体としては、紙からなる用紙に限定されず、OHPフィルムなどの紙以外のシートも用いられる。
なお、詳細な説明は省略するが、画像形成装置10は、カラーのプリント機能を備えており、画像形成部34は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色について、4つの感光体ドラムと、4つの帯電装置と、4つの現像装置と、4つの中間転写ローラと、4つのクリーニング装置などを備える。また、色毎に、感光体ドラムと、帯電装置と、現像装置と、転写ローラと、クリーニング装置を含む画像形成ステーションが構成される。画像形成装置10は、タンデム式の画像形成装置であって、画像形成部34において、色毎の画像形成ステーションが一列に並んで配置される。
排紙トレイ42は、画像読取部32および画像形成部34の間に設けられる。排紙トレイ42の底面は、画像形成部34によって区画される。また、排紙トレイ42の天面は、画像読取部32によって区画される。さらに、排紙トレイ42の右側面(正面から見た右側面)は、連結筐体44の右側面で規定される。つまり、排紙トレイ42の前面側および左側面側は、開口する。排紙トレイ42の底面は、連結筐体44側に向かって下り勾配となる傾斜面を有する。
また、画像読取部32の前面側には、操作パネル30が設けられる。操作パネル30は、タッチパネル24付きのディスプレイ26、複数の操作ボタン30aを含む。
タッチパネル24付きのディスプレイ26には、各種設定または印刷指示などをユーザから受け付けるためのソフトウェアキーおよびメッセージ等が表示される。一例として、ディスプレイ26には、画像形成装置10が実行可能な各種の機能(またはジョブ)から所望の機能を選択するための画面であるホーム画面および各機能の動作条件を設定するための設定画面などの操作画面が表示される。ただし、この第1実施例では、機能は、コピー(原稿のスキャンを含む)機能、プリンタ機能およびファクス機能などを意味する。
操作ボタン30aは、ハードウェアキーであって、たとえば、ホームキー、省電力キーおよび主電源キーなどが含まれる。ホームキーは、ホーム画面をディスプレイ26に表示させるために設けられる。ただし、ホーム画面は、ジョブを選択するための画面である。電力キーは、消費電力が制限される省電力状態(以下、「省電力モード」という)と、消費電力が制限されない通常状態(以下、「通常モード」という)とを切り替えるために設けられる。
また、ソフトウェアキーとは、たとえばタッチパネル24付きのディスプレイ26の表示面にソフトウェア的に再現されたキーまたはキーのことを言う。これに対して、ハードウェアキーとは、物理的な装置として設けられたキーまたは押しボタンのことを言う。また、以下、ユーザからの操作ボタン30aおよびタッチパネル24等への操作をユーザ操作と記す。
カメラ36は、原稿押えカバー32aの前端部(先端部)に設けられ、汎用のカメラ本体36aおよびホルダ36b(図3参照)を含む。また、カメラ36は、原稿押えカバー32aの左右方向の略中央に設けられる。カメラ本体36aは、たとえば、レンズ、CCD、加速度センサ、RAMおよびEPPROMのような不揮発性メモリ等を備える。
図2は、図1に示す画像形成装置10の電気的な構成を示すブロック図の一例である。画像形成装置10はCPU12を含み、CPU12は、バス14を介してRAM16、記憶部18、タッチパネル制御回路20、表示制御回路22、操作ボタン検出回路28、画像読取部32、画像形成部34、カメラ36および開閉判断部46に接続される。また、タッチパネル制御回路20はタッチパネル24に接続され、表示制御回路22はディスプレイ26に接続され、操作ボタン検出回路28は操作ボタン30aに接続される。
以下、図2に示す各コンポーネントについて説明するが、図1を用いて説明したコンポーネントについての説明は省略する。
CPU12は、画像形成装置10の全体的な制御を司る。RAM16は、CPU12のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。
記憶部18は、画像形成装置10の主記憶装置であって、HDDおよびEPPROMのような不揮発性メモリが用いられる。また、記憶部18が、RAM16を含むように構成されてもよい。記憶部18には、CPU12が画像形成装置10の各部位の動作を制御するための制御プログラム、各種の画面についての画像(表示画像)および制御プログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。
タッチパネル制御回路20は、タッチパネル24に必要な電圧などを付与するとともに、タッチパネル24のタッチ有効範囲内でのタッチ操作またはタッチ入力を検出して、そのタッチ入力の位置を示すタッチ座標データをCPU12に出力する。
表示制御回路22は、GPUおよびVRAMなどを含んでおり、CPU12の指示の下、GPUは、RAM16に記憶された表示画像生成データを用いてディスプレイ26に種々の画面を表示するための表示画像をVRAMに生成し、生成した表示画像をディスプレイ26に出力する。ディスプレイ26としては、たとえばLCDまたはEL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを用いることができる。
タッチパネル24は、汎用のタッチパネルであり、静電容量方式、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式など、任意の方式のものを用いることができる。この第1実施例では、タッチパネル24としては、静電容量方式のタッチパネルが用いられ、ディスプレイ26の表示面上にタッチパネル24が設けられる。ただし、タッチパネル24とディスプレイ26とが一体的に形成されたタッチパネルディスプレイが用いられてもよい。
操作ボタン検出回路28は、上述した操作ボタン30aの操作に応じた操作信号ないし操作データをCPU12に出力する。なお、操作ボタン検出回路28は、上述した操作ボタン30aの操作に応じた操作信号ないし操作データをCPU12に出力する。
開閉判断部46は、原稿押えカバー32aが閉位置に位置するか(開位置に位置するか)を判断するための開閉センサおよび回路等を含む。開閉判断部46は、原稿押えカバー32aの位置に応じた信号を出力する。
また、原稿押えカバー32aが閉位置に位置する状態を閉状態といい、原稿押えカバー32aが開位置に位置する状態を開状態ということがある。なお、原稿押えカバー32aが閉位置に位置するかどうかまたは原稿押えカバー32aが開位置に位置するかどうかを判断できるのであれば、開閉センサの種類は限定されない。
図3は、カメラ36を右側面からみた概略構成図である。本明細書では、カメラ本体36aのレンズが設けられる側をカメラ36の前面側といい、カメラ本体36aのレンズが設けられる側の反対側をカメラ36の背面側という。さらに、カメラ36の前面および背面方向と直行するカメラ36の側面の一部を第1側面ということがある。なお、本実施例では、カメラ36は、四角形であるため、4つの側面のうちの一つが第1側面36cに相当する。
さらに、カメラ36では、所定の撮影方向を中心とした撮影範囲を撮影し、撮影範囲に相当する撮影画像および映像が生成される。ただし、カメラ36の撮影方向とは、カメラ36の画角の中心(画角中心)の方向のことである。また、カメラ36の中心から見てレンズが設けられる方向がカメラ36の撮影方向となる。
さらにまた、カメラ36は、ホルダに対して角度調整できないように固定的に設けられている。したがって、カメラ36の撮影方向は、ホルダの向きに依存する。なお、カメラ本体36aまたはホルダ36bの少なくとも一方に加速度センサ等が設けられてもよい。
図4Aおよび図4Bは、原稿押えカバー32aおよび原稿載置台60を右側面からみた概略構成図である。なお、図4Aは、原稿押えカバー32aが閉位置に位置する場合の概略構成図である。図4Bは、原稿押えカバー32aが開位置に位置する場合の概略構成図である。
図4Aおよび図4Bに示すように、原稿載置台60は、画像読取部32の筐体(装置本体38の上端部)32bの上面に設けられる。また、原稿載置台60は、前後左右方向において画像読取部32の筐体32bの上面の端部(端縁)から所定の間隔を隔てて設けられる。すなわち、原稿載置台60は、前後左右方向において画像読取部32の筐体32bの上面の略中央部に設けられる。
また、原稿押えカバー32aは、支持部材62を介して画像読取部32の筐体(装置本体38の上端部)32bに開閉可能に取り付けられる。
支持部材62は、原稿押えカバー32aの背面側の端部(後端部)を支持する。また、支持部材62は、原稿押えカバー32aを左右方向に延びる回動軸を中心に回動可能に支持する。したがって、原稿押えカバー32aは、後端部を中心に回動可能(開閉可能)である。さらに、公知の技術のため説明は省略するが、支持部材62は、原稿押えカバー32aが閉位置以外の位置(開位置を含む)に位置する原稿押えカバー32aの位置を保持するための機構(保持機構)を含む。
図4Aに示すように、原稿押えカバー32aは、閉位置に位置する場合に、原稿載置台60の全体を覆うように設けられる。したがって、原稿押えカバー32aは、閉位置に位置する場合には、少なくとも原稿載置台60の原稿が載置される面(載置面)を覆う。また、原稿押えカバー32aの下面は、原稿押えカバー32aが閉位置に位置する場合に、原稿載置台60の上面(載置面)と略平行となる。
図4Bに示すように、原稿押えカバー32aは、開位置に位置する場合に、原稿載置台60の背面側の一部を覆う。ただし、原稿押えカバー32aの前端部は、原稿押えカバー32aが開位置に位置する場合に、前後方向において、画像読取部32の筐体32b(原稿載置台60)の略中央に位置する。
また、図示は省略するが、原稿押えカバー32aが閉まる直前の位置に位置する場合、原稿押えカバー32aは、少なくとも原稿載置台60の原稿が載置される面(載置面)を覆う。また、原稿押えカバー32aの前端部は、筐体32bの前端部の上方(真上)に位置する。
図5Aおよび図5Bはカメラ36の支持構造を示す概略構成図である。図5Aおよび図5Bに示すように、カメラ36は、支持部材64を介して原稿押えカバー32aに設けられる。
支持部材64は、カメラ36と原稿押えカバー32aの間に設けられる。支持部材64は、カメラ36を原稿押えカバー32aに対して左右方向に延びる回動軸を中心に回動可能に支持する。すなわち、原稿押えカバー32aの回動軸と、カメラ36の回動軸とは平行である。
本実施例では、支持部材64が原稿押えカバー32aに対して回動可能に設けられ、カメラ36が支持部材64に対して回動可能に設けられる。
具体的には、支持部材64は、軸支部材64a、64bを含む。軸支部材64aは、支持部材64を原稿押えカバー32aに対して左右方向に延びる回動軸を中心に回動可能に軸支する。軸支部材64bは、カメラ36(ホルダ36b)を支持部材64に対して左右方向に延びる回動軸を中心に回動可能に軸支する。
ただし、軸支部材64bは、ホルダ36bにおける、カメラの背面側の部分を軸支する。具体的には、軸支部材64bは、ホルダ36bにおける、カメラ36の重心(カメラ本体36aおよびホルダ36bを含む状態の重心)よりも背面側の部分を軸支する。また、軸支部材64bの回動軸は、カメラ36の撮影方向の延長線上に位置する。
また、カメラ36は、原稿押えカバー32aが開位置に位置される場合にカメラ36の第1側面36cが背面側を向く(支持部材62が設けられている側、すなわち原稿押えカバー32aの回動軸を向く)ように支持部材64に設けられる。
次に、原稿押えカバー32aの位置に応じたカメラ36の姿勢を説明する。図4Bおよび図5Bに示すように、原稿押えカバー32aが開位置に位置する場合には、カメラ36は、支持部材64を介して原稿押えカバー32aの前端部から吊り下げられた状態となる。このとき、カメラ36は、カメラ36の重心よりも背面側において軸支部材64bに軸支されているので、カメラ36の自重によって、カメラの前面側が下方を向く。すなわち、カメラ36の撮影方向が載置面を向く。
また、原稿押えカバー32aの前端部には、カメラ36を収納する第1収納部66が設けられる。第1収納部66は、原稿押えカバー32aの前端部の左右方向の略中央に形成される凹部であり、原稿押えカバー32aが開位置に位置する場合に、カメラ36を収容する。
第1収納部66は、原稿押えカバー32aが開位置に位置する場合に原稿載置台60の載置面に対して略垂直な面となる案内面66aを有する。案内面66aは、カメラ36の前面側(撮影方向)が原稿載置台60の載置面を向いた場合にカメラ36(ホルダ36b)の側面のうち、第1側面36cと当接する位置に設けられる。
したがって、原稿押えカバー32aが開位置に位置する場合には、カメラ36は、自重によって撮影方向が下方を向くようになることに加え、案内面66aと、カメラ36の第1側面36cとが当接することによって、撮影方向が原稿載置台60の載置面を向く姿勢(第1の姿勢)となる。すなわち、案内面66aとカメラ36の第1側面36cとは、原稿押えカバー32aが開位置に位置する場合に、載置面に対してカメラ36を位置決めするための位置決め部として機能する。
また、原稿押えカバー32aが開位置に位置する場合に、原稿押えカバー32aの前端部は原稿載置台60の上方の略中央に位置するので、カメラ36は、原稿載置台60の上方の略中央において載置面を向く第1の姿勢となる。このため、載置面の全体を撮影範囲に含めやすくなる。
さらに、原稿押えカバー32aが閉まる直前の位置に位置する場合、原稿押えカバー32aの前端部は、筐体32bの前端部に位置する。このとき、カメラ36は、第1の姿勢、すなわち自重によって撮影方向が下方を向いた姿勢となる。したがって、原稿押えカバー32aが閉まる直前の位置に位置する場合、カメラ36は、筐体32bの上方において当該筐体32bを向く姿勢となる。
図4Aおよび図5Aに示すように、原稿押えカバー32aが閉位置に位置する場合には、カメラ36は、筐体32bに載置される状態となる。
筐体32bの前端側には、カメラ36を収納する第2収納部68が設けられる。第2収納部68は、原稿押えカバー32aの前端部の左右方向の略中央に略水平の載置面68a、載置面68aの左右の端縁から上方に延びる外壁68bおよび載置面68aの後端縁から上方に延びる68cを有する(図6A、図6Bおよび図6C参照)。ただし、載置面68aの前端縁には外壁が設けられていない。すなわち、第2収納部68は、前方を除く三方向(右方向、左方向、後方)が外壁68bおよび外壁68cによって区画され、前方が解放されている。また、本実施例では、外壁68bおよび68cは、端縁から略垂直に延びる
原稿押えカバー32aが閉位置に位置する場合には、カメラ36の第1側面36cと、載置面68aとが当接される。つまり、カメラ36は、載置面68aに載置される。
カメラ36は、載置面68aに載置された状態では、カメラ36の前面側が画像形成装置10の前面側と一致する姿勢となり、カメラの背面側が画像形成装置10の背面側と一致する姿勢となる。したがって、原稿押えカバー32aが閉位置に位置する場合には、カメラ36は、撮影方向が画像形成装置10の前方を向く姿勢(第2の姿勢)となる。
図6A、図6Bおよび図6Cは、カメラ36の案内構造を示す概略斜視図である、図6A、図6Bおよび図6Cの順では、原稿押えカバー32aが開位置から閉位置に移動される場合のカメラ36の動きを示す。一方、図6C、図6Bおよび図6Aの順では、原稿押えカバー32aが閉位置から開位置に移動される場合のカメラ36の動きを示す。
図6A、図6Bおよび図6Cに示すように、画像形成装置10は、原稿押えカバー32aが移動される際にカメラ36の姿勢を案内するための案内部70を備える。案内部70は、突出部70aおよびリブ70bによって構成される。
突出部70aは、カメラ36(ホルダ36b)の左右方向の側面に設けられる。具体的には、突出部70aは、カメラ36の重心よりもカメラ36の前面側に設けられる。
また、突出部70aは、カメラ36の左右方向に突出する。ただし、突出部70aは、少なくとも第2収納部68の外壁68bに対して所定の隙間を隔てて設けられる。すなわち、突出部70aの先端は、第2収納部68の外壁68bから所定距離離れた位置に位置する。
リブ70bは、左右方向においてカメラ36と、外壁68bの間に設けられる(配置される)。ただし、リブ70bは、第2収納部68の左右方向に対応する位置に配置される。具体的には、リブ70bは、リブ70bの一部または全部が、左右方向において突出部70aと重なる位置に配置される。
したがって、突出部70aの先端は、少なくともリブ70bよりも外壁68b側に位置する。すなわち、突出部70aの先端は、リブ70bと外壁68bの間に位置する。したがって、突出部70aは、リブ70bと外壁68bの間に収まるように突出するとも言える。
また、リブ70bの後端部は、原稿押えカバー32aが閉まる直前の位置に位置するときのカメラ36の突出部70aよりも後方に設けられる。
一方、リブ70bの前端部は、原稿押えカバー32aが閉位置に位置するときのカメラ36の突出部70aよりも前方に設けられる。
また、リブ70bは、筐体32bの前端部に位置するカメラ36と対向する対向面(第1実施例では上面)を含む。この対向面は、リブ70bの後端部から前端部に向かって下り勾配に設けられる。たとえば、下方に凸の湾曲状に設けられる。
なお、本実施例では、外壁68bとリブ70bは、一体化されており、外壁68bの一部がリブ70bに相当する。
また、案内部70を構成する突出部70aおよびリブ70bが、カメラ36の中心から見て左右対称に配置されるが、これに限定される必要はない。たとえば、突出部70aおよびリブ70bは、カメラ36の中心から見て左右非対称に配置されても良い。さらに、本実施例では、突出部70aは円柱状に形成されるが、これに限定される必要はない。たとえば、突出部70aは、円錐状、角柱状、角錐状、半球状等の任意の形状に形成されていても良い。
原稿押えカバー32aが開位置から閉まる直前の位置に移動される場合、上述したように、カメラ36は、第1の姿勢であり、筐体32bの上方において当該筐体32b(第2収納部68)を向く姿勢となる。
さらに、原稿押えカバー32aが閉まる直前の位置から移動される場合、原稿押えカバー32aの前端部は、原稿押えカバー32aの回動軸に対する高低差が少ない(上下方向の距離が短い)ため、略垂直に移動される。したがって、原稿押えカバー32aが閉まる直前の位置から閉位置に移動される場合、原稿押えカバー32aの前端部は、略下方に移動し、原稿押えカバー32aが閉まる直前の位置から開位置に移動される場合、原稿押えカバー32aの前端部は、略上方に移動する。
原稿押えカバー32aが閉まる直前の位置から閉位置に移動され、原稿押えカバー32aの前端部が略下方に移動すると、カメラ36の突出部70aとリブ70bの対向面が当接される。
このとき、カメラ36には、カメラ36の自重に加え、原稿押えカバー32aの下方への移動に起因する下向きの力が加わる。また、上述したように、リブ70bの対向面は、下り勾配であり、かつ、突出部70aは、カメラ36の重心よりもカメラの前面側に設けられる。したがって、カメラ36の突出部70aとリブ70bの対向面が当接された状態で、原稿押えカバー32aの前端部がさらに略下方に移動すると、カメラ36は、カメラの前端部がカメラの後端部よりも前方に位置するように(カメラの前端部(レンズ)が前方を向くように)、カメラ36の回動軸を中心に回動されながら、前方に移動される。
そして、原稿押えカバー32aが閉位置に移動されると、カメラ36の第1側面36cと、載置面68aとが当接され、カメラ36は、第2の姿勢となる。
以上のように、原稿押えカバー32aが開位置から閉位置に移動される場合は、案内部70によって、第1の姿勢から第2の姿勢となるようにカメラ36が案内される。
一方、原稿押えカバー32aが閉位置から開位置に移動される場合、カメラ36の後端部が上方に持ち上げられる。カメラ36の突出部70aとリブ70bの対向面とが当接している状態では、カメラ36は、リブ70bの対向面に沿って第2収納部68の後端部に移動される。そして、カメラ36の突出部70aとリブ70bの対向面が離間すると、カメラ36は、自重によって撮影方向が下方を向くようになる。すなわち、カメラ36の突出部70aとリブ70bの対向面が離間すると、カメラ36は、第1の姿勢となる。
以上のように、原稿押えカバー32aが閉位置から開位置に移動される場合、案内部70によって、第2の姿勢から第1の姿勢となるようにカメラ36が案内される。
上記のように構成される画像形成装置10では、カメラ36を原稿を読み取る書画用のカメラとして使用する第1カメラモードと、書画用のカメラ以外の用途で使用する第2カメラモードとの2つのカメラモードを有する。
第1カメラモードでは、カメラ36で原稿載置台60の載置面に載置される原稿を撮影することが可能である。具体的には、ユーザからの操作に応じて、画像の読み取りを含む機能(コピー機能およびスキャナ機能等)が有効化される場合、画像形成装置10が第1カメラモードであれば、カメラ36で原稿が撮影され、原稿に基づく撮影画像が生成される。一方、画像の読み取りを含む機能が有効化される場合、画像形成装置10が第2カメラモードであれば、画像読取部32で読取画像が生成される。
また、第2カメラモードでは、たとえば、カメラ36がユーザの認証用のカメラとして用いられる。また、人検出用のカメラ、つまり、人感センサの代わりとして用いられてもよい。さらに、カメラ36が人検出用のカメラとして用いられる場合には、カメラ36で撮影される撮影画像から、人が検出されるとき、省電力モードから通常モードに復帰する(通常モードが設定される)ようにしてもよい。
さらにまた、カメラ36が、監視用のカメラとして用いられてもよい。カメラ36が監視用のカメラとして用いられる場合には、所定のタイミングでカメラ36で撮影した動画像の記録(録画)が開始され、所定のタイミングで録画が終了される。なお、予め決められた時刻に録画が開始/終了されるようにしても良いし、ユーザの操作に応じて録画が開始/終了されるようにしても良い。また、カメラ36で撮影した動画像のデータは、画像形成装置10の記憶部18に記憶されても良いし、画像形成装置10と通信可能な外部の記憶装置に記憶されても良い。
カメラモードの設定は、開閉判断部46の判断結果に応じて行われる。具体的に、原稿押えカバー32aが閉位置以外の位置(開位置も含む)に位置すると判断されるとき、第1カメラモードが設定される。すなわち、第2カメラモードから第1カメラモードに切り換わる。一方、原稿押えカバー32aが閉位置すると判断されるとき、第2カメラモードが設定される。すなわち、第1カメラモードから第2カメラモードに切り替わる。
図7は、図1に示した画像形成装置10のRAM16のメモリマップ400の一例を示す図である。図7に示すように、RAM16は、プログラム記憶領域402およびデータ記憶領域404を含む。また、RAM16のプログラム記憶領域402には、情報処理プログラムの一例として、画像形成装置10の制御プログラムが記憶される。
画像形成装置10の制御プログラムは、メイン処理プログラム402a、開閉判断プログラム402b、設定プログラム402c、撮影プログラム402dを含む。
メイン処理プログラム402aは、画像形成装置10の全体的な処理を実行するためのプログラムである。たとえば、画像形成装置10の各操作部への操作に対応する操作検出データを検出するためのプログラム、各種の画面を表示するための表示画像を生成するためのプログラム、画像読取部32を制御して、載置台に載置される原稿を読み取り、読取画像を生成するためのプログラムおよび画像形成部34を制御して、出力画像を用紙に印刷するためのプログラム等がメイン処理プログラムに含まれる。
開閉判断プログラム402bは、開閉判断部46から出力される信号に従って、原稿押えカバー32aが閉位置に位置するかどうかを判断するためのプログラムである。また、開閉判断プログラム402bは、原稿押えカバー32aが閉位置以外の位置(開位置を含む)に位置するかどうかを判断するプログラムでもある。
設定プログラム402cは、原稿押えカバー32aが閉位置に位置すると判断すると、第2カメラモードを設定する(第1カメラモードから第2カメラモードに切り換える)ためのプログラムである。また、原稿押えカバー32aが閉位置以外の位置に位置すると判断すると、第1カメラモードを設定する(第2カメラモードから第1カメラモードに切り換える)ためのプログラムでもある。
撮影プログラム402dは、撮影画像を生成するためのプログラムである。また、カメラ36を制御して、動画を生成する(録画する)ためのプログラムでもある。
図示は省略するが、プログラム記憶領域402には、画像形成装置10の制御に必要な他のプログラムなども記憶される。
データ記憶領域404には、撮影データ404aが記憶される。撮影データ404aは、撮影画像(静止画像または動画像)に対応するデータである。
図示は省略するが、データ記憶領域404には、情報処理プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されるとともに、情報処理プログラムの実行に必要なフラグおよびカウンタ(タイマ)も設けられる。
図8は、図1に示す画像形成装置10のCPU12のカメラモード設定処理の一例を示すフロー図である。このカメラモード設定処理は、主電源がオンにされたり、省電力状態から通常状態に移行されたときに開始される。
図8に示すように、CPU12は、ステップS1で、原稿押えカバー32aが閉位置に位置するかどうかを判断する。ステップS1で“NO”であれば、つまり、原稿押えカバー32aが閉位置以外の位置に位置すると判断したのであれば、ステップS3で、第1カメラモードを設定し、ステップS1に戻る。一方、ステップS1で“YES”であれば、つまり、原稿押えカバー32aが閉位置に位置するのであれば、ステップS5で、第2カメラモードを設定し、ステップS1に戻る。
第1実施例では、原稿押えカバー32aが開位置から閉位置、閉位置から開位置に移動されることで、カメラ36の姿勢が変化する。したがって、第1実施例によれば、原稿押えカバー32aの位置に応じて、原稿押えカバー32aに設けられるカメラ36の撮影方向を簡単に調整することができる。
また、原稿押えカバー32aの位置に応じて、カメラ36のモードの切り替えを容易に行うことが可能である。
[第2実施例]
第2実施例の画像形成装置10では、原稿押えカバー32aの前端部にカメラの姿勢を保持させるための保持部材をさらに備えるようにしたこと以外は第1実施例と同様であるため、異なる内容について図を用いて説明し、重複する内容については省略する、または、簡単に説明することにする。
原稿押えカバー32aが開位置に位置する場合、カメラ36は、第1の姿勢であり、案内面66aと第1側面36cとが当接される。しかしながら、原稿押えカバー32aが閉位置から開位置に移動されるときおよび原稿押えカバー32aが振動されるとき、カメラ36が揺れ動くことがある。カメラ36が揺れ動くと、案内面66aと第1側面36cとが離間することがある。すなわち、カメラ36が第1の姿勢を維持できないことがある。
第2実施例では、画像形成装置10は、カメラ36の姿勢を保持するための保持部材をさらに備える。保持部材は、原稿押えカバー32aの前端部に設けられる。以下、保持部材の具体的な例を説明する。
図9Aおよび図9Bは第2実施例のカメラ36の支持構造の一例を示す概略構成図である。図9Aおよび図9Bに示す例では、保持部材として略平板状の磁石80が用いられる。また、この場合、少なくとも、カメラ36のカメラ本体36aまたはホルダ36bは磁性体を含む。
磁石80は、案内面66aに設けられる。本実施例では、磁石80は、磁石80のカメラ36側の面(当接面)が、原稿押えカバー32aが開位置に位置する場合に原稿載置台60の載置面に対して略垂直な面となるように設けられる。
図9Bに示すように、原稿押えカバー32aが開位置に位置する場合、磁石80の当接面と、カメラ36の第1側面36cとが当接する。このとき、カメラ36は、磁石80の磁力によって、磁石80の当接面に引き寄せられた状態となる。したがって、原稿押えカバー32aが開位置に位置する場合、磁石80の当接面と、カメラ36の第1側面36cとが当接した状態となり、磁石80の磁力によってカメラ36の第1の姿勢が保持される。
なお、磁石80の磁力(カメラ36が磁石80の当接面に引き寄せられる力)は、一定以上の力で磁石80から離れられる程度の磁力とされる。具体的には、カメラ36が磁石80の当接面に引き寄せられる力は、原稿押えカバー32aが原稿押えカバー32aが閉まる直前の位置に位置する際に、カメラ36の自重によって当該カメラ36の回動方向にかかる力よりも小さく設定される。
したがって、原稿押えカバー32aが開位置から閉位置に移動される際に、カメラ36の回動方向にかかる自重によって、磁石80の磁力に抗して、磁石80の当接面と、カメラ36の第1側面36cとが離間する。このため、図9Aに示すように、原稿押えカバー32aが閉位置に位置する場合には、第1実施例と同様に、カメラ36は第2の姿勢となる。
原稿押えカバー32aが閉位置から開位置に移動される際には、カメラ36の第1側面36cと磁石80の当接面とが接近すると、カメラ36が磁石80に引き寄せられ、磁石80の当接面と、カメラ36の第1側面36cとが当接する。
なお、カメラ36が非磁性体な場合、案内面66aおよびカメラ36の第1側面36cの両方に磁石80が設けられてもよい。また、磁石80の磁極は、各々が引き寄せあうように配置される。この場合、両方の磁石80が保持部材に相当する。
図10Aおよび図10Bは、第2実施例のカメラの支持構造の他の例を示す概略構成図である。図10Aおよび図10Bに示す例では、保持部材として引張(引っ張り)の荷重を受ける引きばね82が用いられる。また、この場合、第1収納部66の案内面66aには、引きばね82を収納する凹部(第3収納部)84が設けられる。さらに、第2収納部68の載置面68aには、引きばね82との干渉を回避する凹部(第4収納部)86が設けられる。
第3収納部84は、案内面66aに設けられる。具体的には、案内面66aの内、カメラ36の第1側面36cと当接する位置に設けられる。また、第3収納部84は、案内面66aに垂直に設けられる。
さらに、第3収納部84の前端部から後端部までの大きさ(深さ)は、少なくとも荷重がかかってない引きばね82が収まる程度の大きさとされる。
引きばね82の一方の端部は、図10Aおよび図10Bに示すように、第3収納部84の底面84aに固定される。すなわち、引きばね82の一方の端部は、第1収納部66側に固定される。引きばね82の他方の端部は、カメラ36の第1側面36cに固定される。
第4収納部86の左右方向の幅は、少なくとも引きばね82の外形より大きく設定される。また、第4収納部86の深さは、少なくとも引きばね82の外形より大きく設定される。
さらに、第4収納部86の後端部は、少なくとも第3収納部84から案内面66aの垂直方向に伸びる引きばね82と載置面68aが交わる箇所より後方に位置する。
一方、第4収納部86の前端部は、少なくとも載置面68aと当接される第1側面36cにおいて、引きばね82が設けられる位置よりも前方に位置する。
また、保持部材として、引きばね82が用いられる場合、第2収納部68の後端部は、案内面66aの垂直方向に伸びる引きばね82と筐体32bの上部が交わる位置より後方に位置する。
図10Aに示すように、原稿押えカバー32aが閉位置に位置する場合、カメラ36は、載置面68aに載置され、引きばね82は、第3収納部84の底面84aから前方かつ下方に向かって直線的に伸び、載置面68aに載置されるカメラ36の背面側の下部の下を通って、上方に向かって折れ曲がり、カメラ36の第1側面36cに至る。このとき、引きばね82におけるカメラ36よりも下方の部分(折れ曲がる部分)は、第4収納部86に収納される。
なお、引きばね82の荷重は、原稿押えカバー32aが原稿押えカバー32aが閉まる直前の位置に位置する際に、カメラ36の自重によって当該カメラ36の回動方向にかかる力よりも小さく設定される。
したがって、原稿押えカバー32aが開位置から閉位置に移動される際に、カメラ36の回動方向にかかる自重によって、引きばね82の荷重に抗して、案内面66aと、カメラ36の第1側面36cとが離間する。このため、原稿押えカバー32aが閉位置に位置する場合には、カメラ36は第2の姿勢となる。
原稿押えカバー32aが閉位置から開位置に移動される際には、カメラ36は、引きばね82によって、案内面66aに引き寄せられる。したがって、原稿押えカバー32aが開位置に位置する場合、引きばね82の付勢力によってカメラ36の第1の姿勢が保持される。
第2実施例によれば、原稿押えカバー32aが開位置に位置する場合、カメラ36の姿勢を保持することができる。
[第3実施例]
第3実施例の画像形成装置10では、原稿押えカバー32aの位置に応じて、カメラ36を回動させる回動機構をさらに備えるようにしたこと以外は第1実施例と同様であるため、異なる内容について図を用いて説明し、重複する内容については省略する、または、簡単に説明することにする。
図11Aおよび図11Bは第3実施例の原稿押えカバーおよび原稿載置台を右側面からみた概略構成図である。
図11Aおよび図11Bに示すように、第3実施例では、開位置および閉位置の間で原稿押えカバー32aが移動される際に、原稿押えカバー32aの位置に応じて、カメラ36を回動(カメラ36の位置を移動)させる移動部90が原稿押えカバー32aに設けられる。
移動部90は、第1回動部92および第2回動部94およびベルト96を含む。
第1回動部92は、原稿押えカバー32aの後端部に設けられる。また、第1回動部92は、支持部材62と同一の回動軸を中心に回動可能に設けられる。
第2回動部94は、原稿押えカバー32aの前端部に設けられる。また、第2回動部94は、左右方向に伸びる回動軸を中心に回動可能に設けられる。
また、原稿押えカバー32aは、後端部を中心に回動可能であるため、第2回動部94は、第1回動部92を中心に回動可能に設けられる。
さらに、第1回動部92および第2回動部94の外周には、力を伝達させるためのベルト96が巻き掛けられる。
また、本実施例では、第1回動部92および第2回動部94の力を効率よく伝達させるために各回動部は左右方向に伸びる略円柱とされる。
さらに、ベルト96の内周面(第1回動部92および第2回動部94との当接面)には、複数の歯または溝が設けられていてもよい。ただし、この場合、第1回動部92および第2回動部94には、ベルトの歯と噛み合う溝またはベルトの溝と噛み合う歯が設けられる。
図12Aおよび図12Bは、第3実施例のカメラの支持構造を示す概略構成図である。第3実施例では、支持部材64は、支持部材64を原稿押えカバー32aに対して回動可能に軸支する軸支部材94aのみを含む。したがって、支持部材64はカメラ36を固定的に支持し、支持部材64およびカメラ36が一体となって原稿押えカバー32aに対して回動可能に軸支される。
また、支持部材64は、第2回動部94と同軸に軸支され、第2回動部94と共に回動するように、第2回動部94に対して機械的に連結(接続)されている。具体的には、ベルト96の左右方向の幅は、第2回動部94の左右方向の幅よりも小さく設定されており、支持部材64は、第2回動部94の外周のうち、ベルト96が巻き掛けられない位置に固定される。
したがって、第2回動部94が回動されると、第2回動部94と共に、支持部材64およびカメラ36が回動される。
図12Aに示すように、カメラ36は、原稿押えカバー32aが閉位置に位置する場合、筐体32bの前端部の上方に位置され、第2の姿勢となる。
一方、図12Bに示すように、カメラ36は、原稿押えカバー32aが開位置に位置する場合、原稿載置台60の上方の略中央に位置し、載置面を向く第1の姿勢となる。
原稿押えカバー32aが閉位置から開位置および開位置から閉位置に移動される場合、第2回動部94が第1回動部92を中心に回動される。また、第2回動部94が第1回動部92を中心に回動されると、ベルト96が周回移動され、第1回動部92および第2回動部94が回動軸を中心に回動される。
このとき、第1回動部92の回動軸を中心とする回動および第2回動部94の回動軸を中心とする回動は、第2回動部94の第1回動部92を中心とした回動と反対周りに回動される。
つまり、原稿押えカバー32aが閉位置から開位置に移動される場合、第1回動部92および第2回動部94は、原稿押えカバー32aの閉位置から開位置に移動に伴う回動と反対周りに回動される。
したがって、原稿押えカバー32aが閉位置から開位置に移動される場合は、移動部90によって、カメラ36は筐体32bの前端部の上方から原稿載置台60の上方の略中央に移動される。また、原稿押えカバー32aが閉位置から開位置に移動されることで、カメラ36の姿勢は、第2の姿勢から第1の姿勢に変化する。つまり、移動部90は、案内部70と同様の機能を有する。
一方、原稿押えカバー32aが開位置から閉位置に移動される場合は、第1回動部92および第2回動部94は、原稿押えカバー32aの閉位置から開位置に移動に伴う回動と反対周りに回動される。
したがって、原稿押えカバー32aが開位置から閉位置に移動される場合は、移動部90によって、カメラ36は原稿載置台60の上方の略中央から筐体32bの前端部の上方に移動される。また、原稿押えカバー32aが開位置から閉位置に移動されることで、カメラ36の姿勢は、第1の姿勢から第2の姿勢に変化する。
第3実施例では、原稿押えカバー32aが開位置から閉位置、閉位置から開位置に移動されることで、カメラ36が移動され、カメラ36の姿勢が変化する。したがって、第3実施例によれば、原稿押えカバー32aの位置に応じて、
カメラ36の位置を移動させ、かつ、カメラ36の撮影方向を調整することができる。
なお、第3実施例では、回動されるカメラ36に干渉しないのであれば、第2収納部68が省略されてもよい。
また、第1実施例は、次のように変形することができる。図13は、変形例のカメラ36の案内構造を示す概略斜視図である。図14は、変形例のカメラの案内構造を正面からみた概略構成図である。以下に説明する変形例では、第2収納部68は、載置面68aおよび外壁68cの代わりに曲面68dを有する。したがって、この変形例では、外壁68bは、曲面68dの左右の端縁から上方に延びる。
この場合、第2収納部68の後端部は、第1側面36cの前後方向に対応する位置に設けられる。具体的には、原稿押えカバー32aが閉まる直前の位置に位置するときのカメラ36の第1側面36cよりも後方に位置される。
また、曲面68dは、前後方向において第2収納部68の後端部から前方に向かって下方に凸の湾曲状に延び、所定位置からは前方に向かって略水平に延びる。したがって、曲面68dは、曲面68dの前端縁から所定位置までは、略水平に延びる。ただし、曲面68dの前端縁から所定位置までの距離は、少なくともカメラ36の前面側(撮影方向)から背面側の距離よりも長く設定される。
さらに、曲面68dの左右方向の幅は、少なくともカメラ36の左右方向の幅より大きく設定される。
上記のことから、この変形例の第2収納部68は、前方を除く三方向(右方向、左方向、後方)が外壁68bおよび曲面68dの一部によって区画され、前方が解放されている。
この変形例では、案内部70は、カメラ36の第1側面36cおよび曲面68dによって構成される。原稿押えカバー32aが閉まる直前の位置から閉位置に移動され、原稿押えカバー32aの前端部が略下方に移動すると、第1側面36cと曲面68dが当接される。
このとき、カメラ36には、カメラ36の自重に加え、原稿押えカバー32aの下方への移動に起因する下向きの力が加わる。また、上述したように、曲面68dの一部は下り勾配である。したがって、第1側面36cと曲面68dが当接された状態で、原稿押えカバー32aの前端部がさらに略下方に移動すると、カメラ36は、カメラの前端部がカメラの後端部よりも前方に位置するように(カメラの前端部(レンズ)が前方を向くように)、カメラ36の回動軸を中心に回動されながら、前方に移動される。
そして、原稿押えカバー32aが閉位置に移動されると、第1側面36cと、曲面68dの略水平の部分とが当接され、カメラ36は、第2の姿勢となる。
一方、原稿押えカバー32aが閉位置から開位置に移動される場合、カメラ36の後端部が上方に持ち上げられる。第1側面36cと曲面68dとが当接している状態では、カメラ36は、曲面68dに沿って第2収納部68の後端部に移動される。そして、第1側面36cと曲面68dが離間すると、カメラ36は、自重によって撮影方向が下方を向くようになる。すなわち、カメラ36は、第1の姿勢となる。
また、この変形例では、突出部70cおよび凹部68eが設けられてもよい。ただし、この場合、第2収納部68の後端部は、原稿押えカバー32aが閉まる直前の位置に位置するときの突出部70cの先端よりも後方に位置される。
突出部70cは、カメラ36に設けられる。具体的には、カメラ36の第1側面36cにおいて、カメラ36の重心よりもカメラ36の前面側に設けられる。また、突出部70cは、カメラ36の重心からみて、第1側面36cが存在する方向に突出する。
さらに、本変形例では、突出部70aは円柱状に形成されるが、これに限定される必要はない。たとえば、突出部70aは、円錐状、角柱状、角錐状、半球状等の任意の形状に形成されていても良い。
凹部68eは、第2収納部68に設けられる。具体的には、第2収納部68の曲面68dに設けられる。
凹部68eは、左右方向において、突出部70cと重なる位置で、曲面68dに沿って設けられる。凹部68eの左右方向の幅は、少なくとも突出部70cの左右方向の幅より大きく設定される。また、凹部68eの深さは、特に限定されない。
たとえば、凹部68eの深さが突出部70cの長さに対して浅く設定される場合、原稿押えカバー32aが閉まる直前の位置から閉位置に移動され、原稿押えカバー32aの前端部が略下方に移動すると、突出部70cの先端と凹部68eの底面が当接される。
また、凹部68eの一部は下り勾配である。したがって、第1側面36cと曲面68dが当接された状態で、原稿押えカバー32aの前端部がさらに略下方に移動すると、カメラ36は、カメラの前端部がカメラの後端部よりも前方に位置するように(カメラの前端部(レンズ)が前方を向くように)、カメラ36の回動軸を中心に回動されながら、前方に移動される。
つまり、原稿押えカバー32aが閉位置に移動されると、カメラ36の第1側面36cに含まれると、カメラ36は、第2の姿勢となる。
一方、原稿押えカバー32aが閉位置から開位置に移動される場合、カメラ36の後端部が上方に持ち上げられる。第1側面36cに含まれる突出部70cと曲面68dに含まれる凹部68eの底面とが当接している状態では、カメラ36は、凹部68eの底面に沿って第2収納部68の後端部に移動される。そして、突出部70cと凹部68eの底面が離間すると、カメラ36は、自重によって撮影方向が下方を向き、第1の姿勢となる。
また、凹部68eの深さが突出部70cの長さに対して深く設定される場合は、第1側面36cと曲面68dが当接され、上述したようにカメラ36の姿勢が変化する。
なお、凹部68eの左右方向の幅は、突出部70cの左右方向の幅は、突出部70cの左右方向の幅に近づけるほど、カメラ36の回動の際の左右方向の移動を抑制することができる。したがって、原稿押えカバー32aの閉まる直前の位置から閉位置間の移動によるカメラ36の回動がよりスムーズに行われる。
また、曲面68dには、凹部68eの代わりに凸部が設けられてもよい。この場合、カメラ36の第1側面36cには、突出部70cの代わりに、第1側面36cの前面側から後面側にかけて凹部が設けられる。
ただし、凸部は、左右方向において、第1側面36cに設けられる凹部と重なる位置で、曲面68dに沿って設けられる。
凹部の左右方向の幅は、少なくとも凸部の左右方向の幅より大きく設定される。また、凹部68eの深さは、特に限定されない。
また、上述の各実施例および変形例において、カメラ36は、原稿押えカバー32aの前端部であれば、当該原稿押えカバー32aの略中央以外の位置に設けられてもよい。ただし、この場合、第1収納部66は、原稿押えカバー32aの前端部の左右方向において、カメラ36と同様の位置に設けられる。また、第2収納部68は、筐体32bの前端側の左右方向において、カメラ36と同様の位置に設けられる。
さらに、各実施例および変形例は一例であり、実際の製品において、適宜変更可能である。例えば、原稿押えカバー32aが閉位置および閉位置以外に位置するかどうかの判断は、カメラ36が備える加速度センサが用いられてもよい。具体的には、カメラ36の加速度に応じて、原稿押えカバー32aが閉位置および閉位置以外に位置するかどうかを判断される。
また、この場合の開閉判断プログラム402bは、カメラ36の加速度から、原稿押えカバー32aが閉位置および閉位置以外に位置するかどうかを判断するためのプログラムである。
なお、上述の各実施例で示したフロー図は一例であり、同じ効果が得られる場合には、各ステップの順番は任意に変更可能である。
10 …画像形成装置
12 …CPU
14 …RAM
32a …原稿押えカバー
36 …カメラ
46 …開閉判断部
66 …原稿載置台
70 …案内部
82 …引きばね
90 …移動部

Claims (7)

  1. 原稿を載置する載置面を有する原稿載置台、
    左右方向に延びる回動軸を中心に回動することによって、前記原稿載置台に対し少なくとも閉位置から開位置の間で開閉可能に設けられ、前記閉位置に位置する場合に前記載置面を覆う原稿押えカバー、
    前記原稿押えカバーの前端部に設けられ、所定の撮影方向を中心とした撮影範囲を撮影するカメラ、
    前記原稿押えカバーと前記カメラとの間に設けられ、前記原稿押えカバーに対し前記カメラを左右方向に延びる回動軸を中心に回動可能に支持する支持部材、および
    前記原稿押えカバーが前記開位置に位置する場合に、前記撮影方向が前記載置面を向く第1の姿勢となるように前記カメラを案内し、前記原稿押えカバーが前記閉位置に位置する場合に、前記撮影方向が前方を向く第2の姿勢となるように前記カメラを案内する案内部を備える、画像形成装置。
  2. 前記カメラが前記第1の姿勢となる場合に、前記載置面に対して前記カメラを位置決めするための位置決め部を備える、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記案内部は、前記原稿押えカバーが前記閉位置および前記開位置の間で移動される際に、前記原稿押えカバーの位置に応じて、前記カメラの位置を移動させる移動部を含む、請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、前記カメラを前記原稿を読み取る書画用のカメラとして使用する第1カメラモードと、書画用のカメラ以外の用途で使用する第2カメラモードとを有し、
    前記原稿押えカバーが前記閉位置に位置するかどうかを判断する判断部、および
    前記原稿押えカバーが前記閉位置に位置すると判断される場合に、前記第2カメラモードを設定し、前記原稿押えカバーが前記閉位置に位置しないと判断される場合に、前記第1カメラモードを設定する設定部をさらに備える請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記カメラは、前記カメラの加速度を検出するための加速度センサを備え、
    前記判断部は、前記カメラの加速度に応じて、前記原稿押えカバーが前記閉位置に位置するかどうかを判断する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 原稿を載置する載置面を有する原稿載置台、左右方向に延びる回動軸を中心に回動することによって、前記原稿載置台に対し少なくとも閉位置から開位置の間で開閉可能に設けられ、前記閉位置に位置する場合に前記載置面を覆う原稿押えカバー、前記原稿押えカバーの前端部に設けられ、所定の撮影方向を中心とした撮影範囲を撮影するカメラ、前記原稿押えカバーと前記カメラとの間に設けられ、前記原稿押えカバーに対し前記カメラを左右方向に延びる回動軸を中心に回動可能に支持する支持部材、および前記原稿押えカバーが前記開位置に位置する場合に、前記撮影方向が前記載置面を向く第1の姿勢となるように前記カメラを案内し、前記原稿押えカバーが前記閉位置に位置する場合に、前記撮影方向が前方を向く第2の姿勢となるように前記カメラを案内する案内部を備え、前記カメラを前記原稿を読み取る書画用のカメラとして使用する第1カメラモードと、書画用のカメラ以外の用途で使用する第2カメラモードとを有する画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記画像形成装置のプロセッサに、
    前記閉位置に位置するかどうかを判断する判断ステップ、および
    前記原稿押えカバーが前記閉位置に位置すると判断される場合に、前記第2カメラモードを設定し、前記原稿押えカバーが前記閉位置に位置しないと判断される場合に、前記第1カメラモードを設定する設定ステップを実行させる、制御プログラムである。
  7. 原稿を載置する載置面を有する原稿載置台、左右方向に延びる回動軸を中心に回動することによって、前記原稿載置台に対し少なくとも閉位置から開位置の間で開閉可能に設けられ、前記閉位置に位置する場合に前記載置面を覆う原稿押えカバー、前記原稿押えカバーの前端部に設けられ、所定の撮影方向を中心とした撮影範囲を撮影するカメラ、前記原稿押えカバーと前記カメラとの間に設けられ、前記原稿押えカバーに対し前記カメラを左右方向に延びる回動軸を中心に回動可能に支持する支持部材、および前記原稿押えカバーが前記開位置に位置する場合に、前記撮影方向が前記載置面を向く第1の姿勢となるように前記カメラを案内し、前記原稿押えカバーが前記閉位置に位置する場合に、前記撮影方向が前方を向く第2の姿勢となるように前記カメラを案内する案内部を備え、前記カメラを前記原稿を読み取る書画用のカメラとして使用する第1カメラモードと、書画用のカメラ以外の用途で使用する第2カメラモードとを有する画像形成装置の制御方法であって、
    (a)前記閉位置に位置するかどうかを判断する判断ステップ、および
    (b)前記原稿押えカバーが前記閉位置に位置すると判断される場合に、前記第2カメラモードを設定し、前記原稿押えカバーが前記閉位置に位置をしないと判断される場合に、前記第1カメラモードを設定する設定ステップを含む、制御方法である。
JP2019207157A 2019-11-15 2019-11-15 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法 Pending JP2021082892A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019207157A JP2021082892A (ja) 2019-11-15 2019-11-15 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019207157A JP2021082892A (ja) 2019-11-15 2019-11-15 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021082892A true JP2021082892A (ja) 2021-05-27

Family

ID=75963290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019207157A Pending JP2021082892A (ja) 2019-11-15 2019-11-15 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021082892A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113408516A (zh) * 2021-06-25 2021-09-17 京东数科海益信息科技有限公司 票据识别设备及方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113408516A (zh) * 2021-06-25 2021-09-17 京东数科海益信息科技有限公司 票据识别设备及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180284672A1 (en) Image forming apparatus, image forming system, storage medium and control method
WO2016163317A1 (ja) 画像形成装置
US11343398B2 (en) Image forming apparatus, recording medium recording control program, and control method
JP6045554B2 (ja) 画像読取装置、及び画像読取装置を備える画像形成装置
JP6304106B2 (ja) 給紙カセット、画像形成装置
JP6341134B2 (ja) 画像形成装置
JP2021082892A (ja) 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法
JP2010054559A (ja) 表示制御装置及び画像形成装置
US10834278B2 (en) Image forming apparatus performing notification by voice, storage medium storing control program, and control method
JP2019017063A (ja) 会議テーブル、及び会議システム
CN110275402B (zh) 图像形成装置及图像形成装置的控制方法
JP2009267591A (ja) 画像形成装置
JP6057967B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置
JP2021081855A (ja) 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法
US20180013904A1 (en) Image forming apparatus
US10965825B2 (en) Image reading apparatus comprising display panel which serves as operation portion and image reader, image forming apparatus, non-transitory storage medium, and control method
JP7304796B2 (ja) 原稿送り装置、画像読取装置および画像形成装置
JP2014096721A (ja) 原稿読取装置
JP2005227634A (ja) 画像形成装置
JP6777039B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP6780603B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
US20190132456A1 (en) Image forming apparatus, non-transitory recording medium storing control program, and control method
JP2022143954A (ja) 表示装置及び画像形成装置
JP2018014589A (ja) 画像読取装置、及び画像形成装置
JP6341163B2 (ja) 画像形成装置