JP2021082512A - 電池モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】放熱板の放熱性能を維持しつつ軽量化を図ることができる技術を提供する。【解決手段】電池モジュールは、正極板と負極板が積層されている発電要素と、前記発電要素を収容しているケースとを備えている電池と、前記正極板及び前記負極板と平行に配置されて前記電池に積層されている放熱板と、を備えていてもよい。前記放熱板は、前記発電要素の外周縁よりも外側に突出している第1突出部を備えていてもよい。前記第1突出部は、前記発電要素の外周縁を囲むように前記発電要素の外周縁の周りで一周していてもよい。前記第1突出部の外周縁は、前記発電要素の外周縁に対して周方向に沿って徐々に接近する少なくとも1つの接近縁を備えていてもよい。【選択図】図1
Description
本明細書に開示する技術は、電池モジュールに関する。
特許文献1に電池モジュールが開示されている。特許文献1の電池モジュールは、電池と、電池に積層されている放熱板とを備えている。放熱板は、電池の外周縁よりも外側に突出している突出部を備えている。特許文献1の電池モジュールでは、電池で発生した熱が放熱板を介して放熱される。
特許文献1の放熱板では放熱にあまり寄与しない部分が存在していた。そのため、放熱板の重さが無駄に重くなることがあった。そこで本明細書は、放熱板の放熱性能を維持しつつ軽量化を図ることができる技術を提供する。
本明細書に開示する電池モジュールは、正極板と負極板が積層されている発電要素と、前記発電要素を収容しているケースとを備えている電池と、前記正極板及び前記負極板と平行に配置されて前記電池に積層されている放熱板と、を備えていてもよい。前記放熱板は、前記発電要素の外周縁よりも外側に突出している第1突出部を備えていてもよい。前記第1突出部は、前記発電要素の外周縁を囲むように前記発電要素の外周縁の周りで一周していてもよい。前記第1突出部の外周縁は、前記発電要素の外周縁に対して周方向に沿って徐々に接近する少なくとも1つの接近縁を備えていてもよい。
電池モジュールの発電要素は、発電時に発熱することがある。上記の構成では、発電要素で発生した熱が、電池に積層されている放熱板に伝わり、放熱板から外部に放熱される。放熱板は、発電要素の熱を外部に放熱するために、発電要素の外周縁よりも外側に突出している第1突出部を備えている。このとき、第1突出部のうち、発電要素に近い部分は発電要素の熱が伝わり易いので放熱に寄与するが、発電要素から遠い部分は発電要素の熱が伝わり難いので放熱にあまり寄与しない。上記の構成では、第1突出部の外周縁が、発電要素の外周縁に対して徐々に接近する少なくとも1つの接近縁を備えている。この構成によれば、放熱板の第1突出部のうち、発電要素から遠い部分の面積を減らすことができる。その結果、放熱板の放熱性能を維持しつつ軽量化を図ることができる。
前記電池は、前記ケースの外周縁のよりも外側に突出している電極タブを備えていてもよい。前記接近縁は、前記第1突出部の外周縁のうち前記放熱板の中心部よりも前記電極タブが突出している側の外周縁に設けられていてもよい。この構成によれば、電極タブが突出している側において放熱板の軽量化を図ることができる。
前記放熱板の前記第1突出部は、第1の突出長さで突出している第1部分と、前記第1の突出長さよりも長い第2の突出長さで突出している第2部分と、を備えていてもよい。前記接近縁は、前記第2部分の外周縁に設けられていてもよい。
上記の構成によれば、発電要素の発熱量に応じて第1突出部の第1部分と第2部分を配置することができる。例えば、発熱量が少ない部分の近くに突出長さが相対的に短い第1部分を配置し、発熱量が多い部分の近くに突出長さが相対的に長い第2部分を配置することができる。これによって、放熱効率を高めることができる。また、第2部分の外周縁に接近縁が設けられているので、突出長さが相対的に長い第2部分において放熱に寄与しない部分の面積を減らすことができる。これによって、放熱板の軽量化を図ることができる。
前記発電要素の外周縁は、前記電池と前記放熱板との積層方向に視たときに四角形状に構成されていてもよい。前記接近縁は、前記発電要素の前記四角形状の外周縁の角と向かい合う位置に設けられていてもよい。
発電要素が発熱するときは、発電要素の中心部が最も高温になる傾向がある。発電要素の四角形状の外周縁の角は、発電要素の中心部から最も遠いので、あまり高温にならない傾向がある。その角と向かい合う位置に接近縁が設けられているので、放熱板のうち放熱にあまり寄与しない部分の面積を減らすことができる。その結果、放熱板の放熱性能を維持しつつ軽量化を図ることができる。
前記第1突出部の外周縁は、第1の長さで直線状に延びている第1延在部と、前記第1の長さよりも長い第2の長さで直線状に延びている第2延在部とを備えていてもよい。前記放熱板は、前記第1突出部の外周縁よりも外側に突出している第2突出部を備えていてもよい。前記第2突出部は、前記第1突出部の外周縁の前記第2延在部から外側に突出していてもよい。
この構成によれば、発電要素で発生した熱を第2突出部から外部に放熱することができる。また、第2突出部から放熱できるので、その分だけ第2突出部側の第1突出部の突出長さを短くすることができる。第1の長さよりも長い第2の長さにわたって第1突出部の面積を減らすことができる。その結果、放熱板の放熱性能を維持しつつ軽量化を図ることができる。また、第2突出部を電池モジュールの位置決めのために用いることができる。
前記第2突出部は、前記第2延在部の中央部から外側に突出していてもよい。この構成によれば、第2突出部を電池モジュールの位置決めのために用いる場合に位置決め作業を円滑に行うことができる。
前記第2突出部に孔が形成されていてもよい。この構成によれば、第2突出部に形成されている孔を電池モジュールの位置決めのために用いることができる。また、第2突出部の放熱性能を高めることができる。
前記接近縁は、直線状に構成されていてもよい。この構成によれば、放熱板に接近縁を容易に形成することができる。
前記接近縁は、曲線状に構成されていてもよい。この構成によれば、放熱板のうち放熱に寄与しない部分の面積を減らすことができる。発電要素で発生する熱は円形状や楕円形状で周囲に広がるので、上記の構成は発電要素で発生する熱を放熱するうえで効果的な構成である。
前記第1突出部の外周縁は、前記電池と前記放熱板との積層方向に視たときに、円形状に構成されていてもよい。発電要素で発生する熱は円形状や楕円形状で周囲に広がるので、上記の構成は発電要素で発生する熱を放熱するうえで効果的な構成である。
前記放熱板の前記第1突出部は、前記電極タブが突出している側に突出しているタブ側部と、前記タブ側部とは反対側に突出している反対側部とを備えていてもよい。前記タブ側部の突出長さは、前記反対側部の突出長さがよりも短くてもよい。この構成によれば、電池の電極タブが放熱部材として機能する。そのため、タブ側部の突出長さを短くすることによって、放熱性能を維持しつつ軽量化を図ることができる。
前記発電要素の外周縁の角から前記接近縁までの距離は、前記発電要素の外周縁の角から前記電池のケースの外周縁の角までの距離よりも長く、前記発電要素の外周縁から前記放熱板の前記第1突出部の最も突出長さが長い部分の外周縁までの距離よりも短くてもよい。この構成によれば、放熱板の第1突出部の突出長さを短くしつつ、放熱板の放熱性能を維持することができる。
実施例に係る電池モジュール1について図面を参照して説明する。図1及び図2に示すように、実施例に係る電池モジュール1は、複数の電池10及び複数の放熱板20を備えている。複数の電池10及び複数の放熱板20は、Z方向に積層されている。電池10と放熱板20がZ方向に交互に並んで配置されている。電池10と放熱板20は、Z方向において互いに接触している。以下では、複数の電池10及び複数の放熱板20のうち、代表で1個の電池10及び1個の放熱板20について説明する。
電池モジュール1の電池10は、例えばリチウムイオン二次電池である。電池モジュール1は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車で使用される。電池10は、発電要素40及びケース50を備えている。発電要素40は、複数の正極板11と、複数の負極板12と、複数のセパレータ13とを備えている。複数の正極板11と、複数の負極板12と、複数のセパレータ13とは、Z方向に積層されている。正極板11と負極板12の間にセパレータ13が配置されている。正極板11と負極板12は、セパレータ13を挟んで積層されている。正極板11、負極板12及びセパレータ13の構成については、例えばリチウムイオン二次電池の構成としてよく知られているので詳細な説明を省略する。発電要素40は、発電時及び/又は充電時に発熱することがある。発電要素40は、発電及び/又は充電によって発熱したときに、発電要素40の中心部の温度が最も高くなる傾向がある。
発電要素40は、外周縁41を備えている。本実施例の発電要素40の外周縁41は、セパレータ13の外周縁である。変形例では、発電要素40の外周縁41は、正極板11の外周縁又は負極板12の外周縁であってもよい。発電要素40の外周縁41は、電池10と放熱板20の積層方向(Z方向)に視たときに長方形状又は正方形状の四角形状に構成されている(図1参照)。発電要素40の外周縁41は、4個の角42を備えている。
ケース50は、発電要素40及び電解液(不図示)を収容している。ケース50は、例えばラミネートフィルムから構成されている。変形例では、ケース50が金属から構成されていてもよい。ケース50は、外周縁51を備えている。ケース50の外周縁51は、Z方向に視たときに長方形状又は正方形状の四角形状に構成されている(図1参照)。ケース50の外周縁51は、4個の角52を備えている。
電池10は、正極タブ15及び負極タブ16を更に備えている。正極タブ15は、ケース50に収容されている発電要素40の正極板11に接続されている。負極タブ16は、発電要素40の負極板12に接続されている。正極タブ15及び負極タブ16は、ケース50の外周縁51のよりも外側に突出している。正極タブ15及び負極タブ16は、ケース50の長方形状の外周縁51の長辺から突出している。
放熱板20は、発電要素40の正極板11、負極板12及びセパレータ13と平行に配置されている。放熱板20の表面は、電池10のケース50の表面に接触している。放熱板20は、例えば銅(Cu)やアルミニウム(Al)等の金属から構成されている。放熱板20は、第1突出部30及び第2突出部60を備えている。
第1突出部30は、発電要素40の外周縁41よりも外側に突出している。第1突出部30は、発電要素40の周囲に突出している。Z方向に視たときに、第1突出部30は、発電要素40の外周縁41を囲んでいる。第1突出部30は、発電要素40の外周縁41の周りで一周している。第1突出部30は、第1の突出長さW1で突出している第1部分33と、第2の突出長さW2で突出している一対の第2部分34と、第3の突出長さW3で突出している第3部分35とを備えている。第1部分33は、図1の上側に突出している。第2部分34は、図1の左右両側に突出している。第3部分35は、図1の下側に突出している。第2部分34の第2の突出長さW2は、第1部分33の第1の突出長さW1よりも長い。第3部分35の第3の突出長さW3は、第1部分33の第1の突出長さW1よりも長く、第2部分34の第2の突出長さW2よりも短い。第1突出部30は、正極タブ15及び負極タブ16が突出している側(図1の上側)に突出しているタブ側部36と、タブ側部36とは反対側(図1の下側)に突出している反対側部37とを備えている。タブ側部36は、第1部分33に相当する。反対側部37は、第3部分35に相当する。タブ側部36の突出長さW1は、反対側部37の突出長さW3よりも短い。
放熱板20の第1突出部30は、外周縁31を備えている。第1突出部30の外周縁31は、Z方向に視たときに多角形状に構成されている。第1突出部30の外周縁31は、長方形の四隅を切り欠いた形状に構成されている。第1突出部30の外周縁31は、発電要素40の外周縁41を囲んでおり、発電要素40の外周縁41の周りで一周している。第1突出部30の外周縁31は、複数の接近縁32を備えている。各接近縁32は、発電要素40の外周縁41に対して周方向に沿って徐々に接近するように構成されている。接近縁32は、直線状に構成されており、発電要素40の外周縁41に対して傾斜している。接近縁32は、発電要素40の四角形状の外周縁41の角42と向かい合う位置に設けられている。接近縁32は、ケース50の四角形状の外周縁51の角52と向かい合う位置に設けられている。接近縁32は、第1突出部30の第2部分34の外周縁31に設けられている。
発電要素40の外周縁41の角42から接近縁32までの距離Xは、発電要素40の外周縁41の角42から電池10のケース50の外周縁51の角52までの距離Y1よりも長く、発電要素40の外周縁41から放熱板20の第1突出部30の最も突出長さが長い部分(本実施例では第2部分34)の外周縁31までの距離Y2よりも短い。
第1突出部30の外周縁31は、第1の長さL1で直線状に延びている第1延在部38と、第2の長さL2で直線状に延びている第2延在部39とを備えている。第2の長さL2は、第1の長さL1よりも長い。第1延在部38は図1の上下方向に延びており、第2延在部39は図1の左右方向に延びている。正極タブ15及び負極タブ16が第2延在部39よりも外側に突出している。第1延在部38と第2延在部39の間に接近縁32が設けられている。
放熱板20の第2突出部60は、第1突出部30の外周縁31よりも外側に突出している。第2突出部60は、第1突出部30の外周縁31の第2延在部39から外側に突出している。第2突出部60は、第2延在部39の中央部から外側に突出している。第2突出部60は、電池モジュール1の位置決めのために用いられることがある。第2突出部60には位置決め用の孔61が形成されている。なお、変形例では放熱板20が第2突出部60を備えていなくてもよい。
[効果]
以上、実施例に係る電池モジュール1について説明した。上記の説明から明らかなように、電池モジュール1は、電池10と、電池10に積層されている放熱板20とを備えている。放熱板20は、発電要素40の外周縁41よりも外側に突出している第1突出部30を備えている。第1突出部30は、発電要素40の外周縁41を囲むように発電要素40の外周縁41の周りで一周している。第1突出部30の外周縁31は、発電要素40の外周縁41に対して周方向に沿って徐々に接近する複数の接近縁32を備えている。
以上、実施例に係る電池モジュール1について説明した。上記の説明から明らかなように、電池モジュール1は、電池10と、電池10に積層されている放熱板20とを備えている。放熱板20は、発電要素40の外周縁41よりも外側に突出している第1突出部30を備えている。第1突出部30は、発電要素40の外周縁41を囲むように発電要素40の外周縁41の周りで一周している。第1突出部30の外周縁31は、発電要素40の外周縁41に対して周方向に沿って徐々に接近する複数の接近縁32を備えている。
この構成によれば、発電要素40で発生した熱が放熱板20に伝わり、放熱板20から外部に熱が放熱される。放熱板20が第1突出部30を備えているので、発電要素40で発生した熱を外部に確実に放熱することができる。放熱の際に、放熱板20の第1突出部30のうち、発電要素40に近い部分は発電要素40の熱が伝わり易いので放熱に寄与するが、発電要素40から遠い部分は発電要素40の熱が伝わり難いので放熱にあまり寄与しないことがある。上記の構成では、第1突出部30の外周縁31が、発電要素40の外周縁41に対して徐々に接近する複数の接近縁32を備えているので、第1突出部30のうち発電要素40から遠い部分の面積を減らすことができる。その結果、放熱板20の放熱性能を維持しつつ軽量化を図ることができる。
放熱板20の第1突出部30は、第1の突出長さW1で突出している第1部分33と、第1の突出長さW1よりも長い第2の突出長さW2で突出している第2部分34とを備えている。接近縁32は、第2部分34の外周縁31に設けられている。この構成によれば、突出長さが相対的に長い第2部分34において放熱に寄与しない部分の面積を減らすことができる。これによって、放熱板20の軽量化を図ることができる。
上記の電池モジュール1では、接近縁32が直線状に構成されている。この構成によれば、放熱板20に接近縁32を容易に形成することができる。
上記の電池モジュール1では、発電要素40の外周縁41が、電池10と放熱板20の積層方向(Z方向)に視たときに四角形状に構成されている。接近縁32は、発電要素40の四角形状の外周縁41の角42と向かい合う位置に設けられている。
発電要素40の四角形状の外周縁41の角42は、発電要素40の中心部から最も遠い部分なので、あまり高温にならない傾向がある。その角42と向かい合う位置に接近縁32が設けられているので、放熱板20のうち放熱にあまり寄与しない部分の面積を減らすことができる。その結果、放熱板20の放熱性能を維持しつつ軽量化を図ることができる。
発電要素40の外周縁41の角42から接近縁32までの距離Xは、発電要素40の外周縁41の角42から電池10のケース50の外周縁51の角52までの距離Y1よりも長く、発電要素40の外周縁41から放熱板20の第1突出部30の第2部分34の外周縁31までの距離Y2よりも短い。この構成によれば、放熱板20の第1突出部30の突出長さを短くしつつ、放熱板20の放熱性能を維持することができる。
第1突出部30の外周縁31は、第1の長さL1で延びている第1延在部38と、第1の長さL1よりも長い第2の長さL2で延びている第2延在部39とを備えている。放熱板20は、第1突出部30の外周縁31よりも外側に突出している第2突出部60を備えている。第2突出部60は、第1突出部30の外周縁31の第2延在部39から外側に突出している。
この構成によれば、発電要素40で発生した熱を第2突出部60から外部に放熱することができる。また、第2突出部60から放熱できるので、その分だけ第2突出部60側の第1突出部30の突出長さを短くすることができる。即ち、第2延在部39側に第1突出部30の突出長さを短くすることができる。これによって、第1の長さL1よりも長い第2の長さL2にわたって第1突出部30を削減することができる。その結果、放熱板20の放熱性能を維持しつつ軽量化を図ることができる。また、第2突出部60を電池モジュール1の位置決めのために用いることができる。
第2突出部60は、第2延在部39の中央部から外側に突出している。この構成によれば、第2突出部60を電池モジュール1の位置決めのために用いる場合に位置決め作業を円滑に行うことができる。また、第2突出部60には孔61が形成されている。この構成によれば、空気に触れる部分が多くなるので、第2突出部60の放熱性能を高めることができる。また、第2突出部60に形成されている孔61を電池モジュール1の位置決めのために用いることができる。
放熱板20の第1突出部30は、正極タブ15及び負極タブ16が突出している側に突出しているタブ側部36と、タブ側部36とは反対側に突出している反対側部37とを備えている。タブ側部36の突出長さは、反対側部37の突出長さがよりも短い。この構成によれば、正極タブ15及び負極タブ16が放熱部材として機能する。そのため、放熱板20のタブ側部36の突出長さを短くすることができる。これによって、放熱板20の放熱性能を維持しつつ軽量化を図ることができる。
以上、一実施例について説明したが、具体的な態様は上記実施例に限定されるものではない。以下の説明において、上記の説明における構成と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
(他の実施例)
(1)上記の実施例では、放熱板20の第1突出部30の第2部分34の外周縁31に接近縁32が設けられていたが、この構成に限定されるものではない。他の実施例では、図3に示すように、第1突出部30の第1部分33及び第2部分34の外周縁31に接近縁32が設けられていてもよい。また、第1突出部30の第3部分35及び第2部分34の外周縁31に接近縁32が設けられていてもよい。
(1)上記の実施例では、放熱板20の第1突出部30の第2部分34の外周縁31に接近縁32が設けられていたが、この構成に限定されるものではない。他の実施例では、図3に示すように、第1突出部30の第1部分33及び第2部分34の外周縁31に接近縁32が設けられていてもよい。また、第1突出部30の第3部分35及び第2部分34の外周縁31に接近縁32が設けられていてもよい。
(2)更に他の実施例では、図4に示すように、第1突出部30の外周縁31のうち放熱板20の中心部25よりも正極タブ15及び負極タブ16が突出している側(図4の上側)の外周縁31に接近縁32が設けられていている。正極タブ15及び負極タブ16が突出している側と反対側には接近縁32が設けられていなくてもよい。この構成によれば、正極タブ15及び負極タブ16が突出している側において放熱板20の軽量化を図ることができる。
(3)更に他の実施例では、図5に示すように、第1突出部30の外周縁31のうち放熱板20の中心部25よりも正極タブ15及び負極タブ16が突出している側と反対側(図5の下側)の外周縁31に接近縁32が設けられていている。正極タブ15及び負極タブ16が突出している側には接近縁32が設けられていなくてもよい。この構成によれば、正極タブ15及び負極タブ16が突出している側と反対側において放熱板20の軽量化を図ることができる。
(4)更に他の実施例では、図6に示すように、第1突出部30の外周縁31の接近縁32が、曲線状に構成されていてもよい。発電要素40で発生する熱は円形状や楕円形状で周囲に広がるので、接近縁32を曲線状にすることによって、放熱板20のうち放熱に寄与しない部分の面積を減らすことができる。
(5)更に他の実施例では、第1突出部30の外周縁31が、Z方向に視たときに、円形状や楕円形状に構成されていてもよい。発電要素40で発生する熱は円形状や楕円形状で周囲に広がるので、発電要素40で発生する熱を効率的に放熱することができる。
(6)更に他の実施例では、電池10の発電要素40の外周縁41が、Z方向に視たときに、四角形状以外の多角形状に構成されていてもよい。また、発電要素40の外周縁41が、Z方向に視たときに、円形状や楕円形状に構成されていてもよい。
(7)更に他の実施例では、電池10のケース50の外周縁51が、Z方向に視たときに、四角形状以外の多角形状に構成されていてもよい。また、ケース50の外周縁51が、Z方向に視たときに、円形状や楕円形状に構成されていてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書又は図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:電池モジュール、10:電池、11:正極板、12:負極板、13:セパレータ、15:正極タブ、16:負極タブ、20:放熱板、30:第1突出部、31:外周縁、32:接近縁、33:第1部分、34:第2部分、35:第3部分、36:タブ側部、37:反対側部、38:第1延在部、39:第2延在部、40:発電要素、41:外周縁、42:角、50:ケース、51:外周縁、52:角、60:第2突出部、61:孔
Claims (12)
- 正極板と負極板が積層されている発電要素と、前記発電要素を収容しているケースとを備えている電池と、
前記正極板及び前記負極板と平行に配置されて前記電池に積層されている放熱板と、を備えている電池モジュールであって、
前記放熱板は、前記発電要素の外周縁よりも外側に突出している第1突出部を備えており、
前記第1突出部は、前記発電要素の外周縁を囲むように前記発電要素の外周縁の周りで一周しており、
前記第1突出部の外周縁は、前記発電要素の外周縁に対して周方向に沿って徐々に接近する少なくとも1つの接近縁を備えている、電池モジュール。 - 請求項1に記載の電池モジュールであって、
前記電池は、前記ケースの外周縁のよりも外側に突出している電極タブを備えており、
前記接近縁は、前記第1突出部の外周縁のうち前記放熱板の中心部よりも前記電極タブが突出している側の外周縁に設けられている、電池モジュール。 - 請求項1又は2に記載の電池モジュールであって、
前記放熱板の前記第1突出部は、第1の突出長さで突出している第1部分と、前記第1の突出長さよりも長い第2の突出長さで突出している第2部分と、を備えており、
前記接近縁は、前記第2部分の外周縁に設けられている、電池モジュール。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の電池モジュールであって、
前記発電要素の外周縁は、前記電池と前記放熱板との積層方向に視たときに四角形状に構成されており、
前記接近縁は、前記発電要素の前記四角形状の外周縁の角と向かい合う位置に設けられている、電池モジュール。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の電池モジュールであって、
前記第1突出部の外周縁は、第1の長さで直線状に延びている第1延在部と、前記第1の長さよりも長い第2の長さで直線状に延びている第2延在部とを備えており、
前記放熱板は、前記第1突出部の外周縁よりも外側に突出している第2突出部を備えており、
前記第2突出部は、前記第1突出部の外周縁の前記第2延在部から外側に突出している、電池モジュール。 - 請求項5に記載の電池モジュールであって、
前記第2突出部は、前記第2延在部の中央部から外側に突出している、電池モジュール。 - 請求項5又は6に記載の電池モジュールであって、
前記第2突出部に孔が形成されている、電池モジュール。 - 請求項1から7のいずれか一項に記載の電池モジュールであって、
前記接近縁は、直線状に構成されている、電池モジュール。 - 請求項1から7のいずれか一項に記載の電池モジュールであって、
前記接近縁は、曲線状に構成されている、電池モジュール。 - 請求項1から9のいずれか一項に記載の電池モジュールであって、
前記第1突出部の外周縁は、前記電池と前記放熱板との積層方向に視たときに、円形状に構成されている、電池モジュール。 - 請求項2又は請求項2を引用する3から10のいずれか一項に記載の電池モジュールであって、
前記放熱板の前記第1突出部は、前記電極タブが突出している側に突出しているタブ側部と、前記タブ側部とは反対側に突出している反対側部とを備えており、
前記タブ側部の突出長さは、前記反対側部の突出長さがよりも短い、電池モジュール。 - 請求項4又は請求項4を引用する5から10のいずれか一項に記載の電池モジュールであって、
前記発電要素の外周縁の角から前記接近縁までの距離は、前記発電要素の外周縁の角から前記電池のケースの外周縁の角までの距離よりも長く、前記発電要素の外周縁から前記放熱板の前記第1突出部の最も突出長さが長い部分の外周縁までの距離よりも短い、電池モジュール。
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JP2019209915A JP2021082512A (ja) | 2019-11-20 | 2019-11-20 | 電池モジュール |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022168539A1 (ja) * | 2021-02-02 | 2022-08-11 | 愛三工業株式会社 | 電池モジュール |
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