JP2021081668A - 画像形成装置 - Google Patents

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Toshifumi Oikawa
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Abstract

【課題】紙無しによるリカバリ給紙準備時間によるドラムへの影響を抑えることができ、また、色切り換え動作時間による生産性低下を防ぐことが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】用紙無し検知手段により、用紙がなくなったことを検知した場合、自動で用紙を交換する自動給紙リカバリ手段を備えた画像形成装置であって、中間転写体が複数の像担持体に当接し、複数の像担持体を用いてトナー像を形成する第一画像形成モードと、中間転写体が複数の像担持体のうち一つのみと当接し、当接している像担持体でのみトナー像を形成する第二画像形成モードと、中間転写体が複数の像担持体に当接し、複数の像担持体のうち一つでのみトナー像を形成する第三画像形成モードを実行可能であり、第三画像形成モードで画像形成を行っている際に、自動給紙リカバリ手段にはいった場合、第三画像形成モードから第二画像形成モードに切り替え動作を行う。【選択図】図11

Description

本発明は、電子写真方式を利用して記録材に画像形成を行う複写機、プリンタ等のアプリケーションからの印刷要求に従い、カラーページとモノクロページが混在する印刷ジョブを生成して、プリンタに対して該印刷ジョブを処理する情報処理装置のジョブ処理に関する。
画像形成装置において、Y,M,C,Kの感光体ドラムが中間転写ベルトと当接している状態で、各感光体ドラムに対して高圧を印加し、レーザを点灯することによりフルカラーの画像を形成するフルカラーモードと呼ばれる作像モードと、Kの感光体ドラムのみが中間転写ベルトと当接している状態で、Kの感光体ドラムに対して高圧を印加し、レーザを点灯することによりモノクロの画像を形成するモノクロモードと呼ばれる作像モードを持つ。
このような画像形成装置において、フルカラー画像とモノクロ画像を連続して画像形成する場合、フルカラーモードからモノクロモードへ作像モードを切り替えるために、Y,M,C,Kの感光体ドラムが中間転写ベルトと当接している状態からKの感光体ドラムのみが中間転写ベルトと当接している状態へ切り替える必要があり、そのための切り替え時間が発生してしまう。
この切り替え時間をなくすために、特許文献1ではフルカラー画像とモノクロ画像の画像形成が連続する場合、Y,M,C,Kの感光体ドラムが中間転写ベルトと当接している状態を継続し、Y,M,Cのレーザを消灯してモノクロ画像形成を行うフルカラー当接モノクロモードと呼ばれる作像モードで動作する。これにより、フルカラーモードからモノクロモードへの作像モード切り替え処理に伴い発生する待ち時間をなくし、出力時間を短縮する方法が提案されている。
特開2004−246571号公報
フルカラー当接モノクロモードは、作像モード切り替え時の出力時間短縮の効果がある一方で、作像に使用しないY,M,Cの感光体ドラムを駆動するために感光体ドラム表面が摩耗し、感光体ドラム寿命に悪影響を及ぼす。よって、出力時間の短縮を重視するような場面以外では、フルカラー当接モノクロモードで画像形成を行わないことが望ましい。
従来技術では、フルカラー当接モノクロモードの実行枚数が規定枚数分に達すると通常のモノクロモードに移行する画像形成装置が知られている。フルカラー当接モノクロモードの画像形成中に用紙搬送している給紙トレイに用紙が無くなった場合、自動で用紙を交換する自動給紙リカバリを行った後に用紙搬送を継続するが、給紙装置の機構によっては自動給紙リカバリ動作時間が長くなる場合があり、その際も、規定枚数分に達するまでモノクロモードに移行せずフルカラー当接モノクロモード状態のまま待ちが発生してしまう。このような場面では、フルカラー当接モノクロモードで画像形成を行ってまで、出力時間を短縮する効果が少ない。また、そのような条件において、作像に利用しないY,M,Cの感光体ドラムが必要以上に駆動してしまい、感光体ドラム寿命に悪影響を与えるという課題があった。
上記の課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、
トナー像を担持する複数の像担持体と、
前記複数の像担持体に形成されたトナー像が転写される前記複数の画像形成ユニットに離接可能に配置された中間転写体と、
前記中間転写体上のトナー像を用紙に転写させるために、用紙の搬送を行う給紙手段と、前記給紙手段から用紙が無くなったことを検知する用紙無し検知手段と、
前記用紙無し検知手段により、用紙がなくなったことを検知した場合、自動で用紙を交換する自動給紙リカバリ手段を備えた画像形成装置であって、
前記中間転写体が前記複数の像担持体に当接し、前記複数の像担持体を用いてトナー像を形成する第一画像形成モードと、
前記中間転写体が前記複数の像担持体のうち一つのみと当接し、当接している像担持体でのみトナー像を形成する第二画像形成モードと、
前記中間転写体が前記複数の像担持体に当接し、前記複数の像担持体のうち一つでのみトナー像を形成する第三画像形成モードを実行可能であり、
前記第三画像形成モードで画像形成を行っている際に、前記自動給紙リカバリ手段にはいった場合、第三画像形成モードから第二画像形成モードに切り替え動作を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置によれば、フルカラー当接モノクロモードの画像形成中に自動給紙リカバリ動作が発生した場合、自動給紙リカバリ動作中にモノクロモードへの切り替え処理を行う。これにより、自動給紙リカバリ動作時間が影響して生産性がダウンしても、フルカラー当接モノクロモードで動作していた場合と比べて、Y,M,Cの感光体ドラムの駆動時間が減るため感光体ドラム寿命への悪影響を低減することが可能となる。また、自動給紙リカバリ動作と同時にモノクロモード切り替え処理を行うため、モノクロモード切り替え処理時間による生産性への影響がなくなる。
本発明の実施例における画像形成装置本体の断面図 本発明の実施例における制御ブロック図 本発明の実施例における給紙装置の断面図 本発明の実施例における給紙装置の束移動構成図 本発明の実施例におけるUI330の模式図 本発明の実施例における中間転写ユニット140近傍の断面図 本発明の実施例における当接離間機構400の断面図 本発明の実施例におけるスライダ402をスライドさせるカム構成図 本発明の実施例におけるカムギア502の軸受501の上方図 本発明の実施例における画像形成動作のシーケンス図 本発明の実施例における作像モード判断のフローチャート 本発明の実施例における画像形成動作のフローチャート 本発明の実施例における自動給紙リカバリと作像モード切替タイミングのイメージ図
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
[画像形成装置の概略構成]
図1は、本発明の実施例を示した画像形成装置の断面図、図2は、本発明の実施例を示した制御ブロック図である。
図1、図2を用いて、基本的な構成を説明する。
図2の制御部300は、図1の画像形成装置のシステム制御を行っており、CPU301、ROM302、RAM303とタイマ291を有している。
CPU301は画像形成装置のシステム制御を行うCPUである。CPU301には、制御プログラムが書き込まれたROM302と、制御に用いる変数やイメージセンサ233によって読み取られた画像データを保存するRAM303が、アドレスバスとデータバスにより接続されている。RAM303は画像形成装置への電源供給が停止しても保存された値を保持可能な不揮発性メモリである。また、時間カウントが可能なタイマ291がCPU301に接続されており、CPU301はタイマ291のタイムカウント値の設定やタイマ計測値の取得を行う。さらに、CPU301はI/O307を介して接続された、各種センサ信号の入力およびソレノイド・モータ等の各種負荷の制御を行っている。
CPU301は原稿給送装置制御部480を介して、図1の原稿搬送ローラ112の駆動や、原稿有無センサ151による原稿有無検知などを行う。またCPU301は、イメージリーダ制御部280を介して、原稿圧板の開閉動作の検知や原稿圧板ガラス板55上の原稿画像、原稿給送装置制御部480によって給送された原稿画像をイメージセンサ233で読み取る。イメージセンサ233から出力されたアナログ画像信号を画像信号制御部281に転送する。
画像信号制御部281は、コピー動作時は、イメージセンサ233からのアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換した後に各処理を施し、このデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部285に出力する。また、プリント動作時は、コンピュータ283から外部I/F282を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、このデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部285に出力する。プリンタ制御部285はCPU301からの指示に基づいて、画像形成部271へ画像形成を指示する。画像形成部271は、入力されたビデオ信号に基づき画像形成ユニット120を駆動する。また、プリンタ制御部285はCPU301からの指示に基づいて、紙搬送部270へ用紙の給紙及び搬送制御を指示する。また、プリンタ制御部285はCPU301からの指示に基づいて、定着部275を駆動し、画像形成された用紙上のトナー像を定着する定着制御を行う。
UI330は操作部である。画像形成を行うカラーモードの選択や、画像形成装置の状態表示、コピースタート等の指示を行う。ここで選択されたモード設定は、RAM303に格納する。
プリントが所定時間実施されない場合、CPU301は電源制御部481を介して省電力モードへ移行する。省電力モードでは、UI330のLEDバックライトを消灯すると共に、各種駆動負荷の電源供給を停止する。
[画像形成装置の基本画像形成動作]
次に図1及び図2を用いて、基本的な画像形成動作について説明する。
CPU301は、UI330等からのカラーモードや置数等のプリント設定指示や、原稿給送装置制御部480やイメージリーダ制御部280を介して原稿圧板開閉や原稿載置を検知すると、プリント準備動作を行う。プリント準備動作では、定着器170の温調制御を開始するとともに、UI330から指定されたカラーモードに合わせて、中間転写ユニット140の当接離間状態の切り替えとレーザースキャナユニット103(y,m,c,k)内のポリゴンモータの駆動制御を開始する。中間転写ユニット140の当接離間状態切り替え、及びプリント準備動作に関しては詳細を後述する。
次に、プリント動作開始の指示が入ると、原稿給送装置制御部480を介して原稿読取を開始する。原稿搬送ローラ112を駆動し、原稿台152から原稿用紙をプラテンガラス上に搬送すると共に、プラテンガラスへ不図示のランプの光で照射を行う。原稿からの反射光は、ミラーを通してイメージセンサ233に導かれるように構成されており、イメージセンサ233により読み取った原稿の画像データは、画像信号制御部281へ出力される。原稿読取は、原稿圧板ガラス板55上の原稿読取が完了するまで、もしくは原稿有無センサ151によって検知された最終原稿の読取が完了するまで継続される。
一方で、CPU301は中間転写ユニット140の当接状態切り替えが完了すると、画像形成部271を介して画像形成ユニット120(y,m,c,k)を制御し、RAM303へ保存された画像データの画像形成動作を開始する。画像形成ユニット120(y,m,c,k)は、感光体ドラム101(y,m,c,k)、現像器104(y,m,c,k)、帯電ローラ102(y,m,c,k)、感光体ドラムクリーナー107(y,m,c,k)などによって構成されている。画像形成ユニット120(y,m,c,k)では、感光体ドラム101表面が帯電された後、レーザースキャナユニット103(y,m,c,k)から照射されるレーザ光により、感光体ドラム101上に潜像が形成される。そして、形成された潜像は、現像器内のトナーにより感光体ドラム101上に現像される。
その後、感光体ドラム101上に現像されたトナー像は、モノクロ一次転写ローラ105k及びカラー一次転写ローラ105(y,m,c)において一次転写電圧を印加され、中間転写ベルト130へ転写される。中間転写ベルト130へ転写されたトナー像は、中間転写ベルト130の回転によって、二次転写部118へと至る。なお、y,m,c,kはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応する部品を表す。例えば、画像形成ユニット120(y,m,c,k)であれば、イエローの画像形成ユニット120y、マゼンタの画像形成ユニット120m、シアンの画像形成ユニット120c、ブラックの画像形成ユニット120kを表している。
また、CPU301は、二次転写部118にトナー像が到着するタイミングに間に合うように、紙搬送部270を通して、給紙ピックアップローラ11や給紙ローラ12やレジストローラ116や排紙ローラ139の駆動源となる搬送モータ(不図示)を駆動させる。これを受けて、給紙ピックアップローラ11が回転駆動し、タンデム方式給紙装置51の給紙カセット91から用紙が1枚ずつ給紙搬送される。
以上のようにして二次転写部118に到達した用紙とトナー像に対し、二次転写電圧を印加することにより、トナー像が用紙に転写される。
二次転写後の用紙は、定着器170へ搬送される。定着器170で、用紙上のトナー像が用紙に加熱定着される。その後、CPU301は、給紙搬送部によって制御された排紙ローラ139を介し、排紙トレイ132に排紙を行う。なお、上記の基本的な画像形成動作は一例であり、本発明は上記構成に限定されるものではない。
[給紙装置構成の説明]
次に、図3(a),(b)及び図4(a)〜(c)を参照して、本実施形態における給紙装置51について詳細に説明する。
なお、図3(a),(b)及び図4(a)〜(c)は本実施形態に係るタンデム方式の給紙装置51をそれぞれ異なる状態で説明する断面図である。
給紙装置51は、A4サイズやレターサイズ等の、小サイズのシート束が第1シート収納部28b及び第2シート収納部28aに各々積載された状態から、シートPを1枚ずつ給送可能に構成されている。給紙装置51は、図中右側の第1シート収納部28b内のシートPから順番に給送される。そして、第1シート収納部内のシートが無くなると、図中左側の第2シート収納部28a内のシート束(P)を第1シート収納部28bへ束ごと移送し、給送動作の再開を可能とするタンデムカセット給送構成とされている。
(給紙装置構成)
図3(a)は、給紙動作時における給紙装置51の断面図を示している。
第1シート収納部28bには、積載されたシート束(P)を昇降させるように支持されたリフタ板35が配置されている。リフタ板35上方に配置された給紙ピックアップローラ11は、給紙ローラ12を中心として回動可能なアーム(不図示)により回動可能に支持され、リフタ板35に積載されたシートPを繰り出すように構成されている。繰り出されたシートPは給紙ローラ12により搬送されるが、2枚以上が繰り出された場合には、2枚目以降のシートPは給紙ローラ12とリタードローラ13による分離作用により給紙カセット91側(シート収納手段側)に戻される。なお、給紙ピックアップローラ11は、シート束(P)を給送する給送手段を構成する。
図3(b)は、第三紙有無センサ78が紙無し検知後、リフタ板35を降ろした時の断面図を示している。
給紙カセット91の前端部の下部には、リフタHP(ホームポジション)センサ84が配置されている。紙搬送部270は、リフタ板35上のシート束(P)の最上位シートが常に安定して給紙ピックアップローラ11に当接できるように、給紙ピックアップローラ11の上下方向高さに応じてリフタ板35を上昇できるようにリフタモータ21の駆動を制御する。第三紙有無センサ78が紙無しを検知すると紙搬送部270はリフタHPセンサ84を検知するまでリフタモータ21を駆動しリフタ板35を下降させる。
(束移動装置構成)
次に、図4を用いて給紙装置51におけるシート束(P)の束移動構成を説明する。
給紙装置51は、第2シート収納部28aの底部から第1シート収納部28b側に一部が延びるように形成された固定のセットトレイ88を有している。また、第2シート収納部28aには、セットトレイ88に沿って第1シート収納部28b側にスライド移動するように支持された束移動規制板37が配置されている。束移動規制板37は、紙搬送部270により制御される束移動規制板駆動モータ65によって図4の左右方向にスライド移動可能に支持されており、これによって第2シート収納部28aにセットされたシート束(P)は、束移動規制板37によって、第1シート収納部28bへ束ごとスライド移動される構成となっている。
また、給紙装置51の中央部には、左右のシート束(P)を仕切る手段としてのアーム部材36が配置されている。アーム部材36は、仕切りソレノイド20の駆動により、仕切り位置と開放位置とに移動可能に構成される。仕切り位置は、第1シート収納部28bと第2シート収納部28aとの間を仕切る位置であり、開放位置は、仕切り位置から退避して第一シート収納部28b及び第二シート収納部28a間を開放する位置である。通常時、アーム部材36は、仕切り位置をホームポジションとしている。
図4(a)は、束移動中の給紙装置51の断面図を示している。
第二シート収納部28aに収納されているシート束(P)が束移動規制板37によって第一シート収納部28bに移動している。この時、アーム部材36は、仕切り位置から開放位置に退避している。
図4(b)は、束移動完了後の給紙装置51の断面図、図4(C)は、リフトアップ後の給紙装置51の断面図を示している。
給紙装置51は束移動を完了すると、束移動規制板37を元の位置に戻し、リフタ板35を上昇させ給紙ピックアップローラ11に当接させて束移動制御を完了させる。
ジョブの画像形成中に図3(b)で第三紙有り無しセンサ78が紙無し検知した場合、画像形成動作を中断してリフタ駆動制御及び、シート束(P)の束移動動作が完了してから給紙装置51から給紙が始まるため、ダウンタイムとなる。
<画像形成装置のカラーモードによる制御の説明>
[操作部によるカラーモード設定の説明]
図5(a)は、本実施例における、UI330の正面図である。
UI330には、コピー動作を開始するためのスタートキー306、コピー動作を中断するためのストップキー307、置数設定等を行うテンキー313、などが配置されている。また、上部にタッチパネルが形成された表示部311が配置されており、画面上にソフトキーを作成可能となっている。「カラー/モノクロ」ソフトキー318は、表示部311に表示されており、ソフトキーを押下することで、図5(b)が表示部311へポップアップして、画像形成装置のプリントカラーモードを設定することが出来る。
図5(b)は、プリントカラーモードを設定する設定ポップアップ画面である。
フルカラーモードキー321、モノクロモードキー322、フルカラー/モノクロ自動判断モードキー323の何れかのキーを選択して、カラーモードOKキー314を押下することで、カラーモードの設定が行われる。本実施例では、UI330からのカラーモード設定キーでカラーモードを設定するが、外部IF282を介してカラーモード設定を入力されるようにしても良い。
[カラーモードによる一次転写当接離間の説明]
次に、本実施例におけるフルカラーモードおよびモノクロモードにおける中間転写ベルト130と感光体ドラム101の当接離間機構(以降、一転当接離間機構)について説明する。
(感光体ドラム・ITB構成説明)
図6は、本実施例が適用された中間転写ユニット140近傍の断面図である。
図6(a)に示すように、中間転写ベルト130は、駆動ローラ201、アイドラローラ202、二次転写内ローラ203、テンションローラ204、補助ローラ205の5本のローラにより張架されている。これらの各ローラは、不図示の中間転写ベルトモータによって回転する。また、ローラ回転に付随して中間転写ベルト130が回転する。駆動ローラ201、アイドラローラ202及び二次転写内ローラ203は中間転写ユニット140のフレーム206に回転可能に支持されている。テンションローラ204はフレーム206に対して図6の矢印C方向に移動可能な軸受207により、その両端近傍を回転可能に支持されている。また、軸受はばね208により移動可能方向に付勢されている。これにより、中間転写ベルト130はほぼ一定の張力で張架される。中間転写ベルト130を挟んで内側には両端を軸受210(Y,M,C,K)により回転可能に支持された、一次転写ローラ105(Y,M,C,K)が配置されている。軸受210(Y,M,C,K)はフレームにより一方向(図6において上下方向)に移動可能にガイドされており、ばね209(Y,M,C,K)により感光体ドラム101(Y,M,C,K)方向に付勢されている。感光体ドラム101(Y,M,C,K)は不図示のドラムモータY、ドラムモータM、ドラムモータC、ドラムモータKによってそれぞれ駆動される。
図6(a)はフルカラーモード、図6(b)はモノクロモードにおける中間転写ユニット140近傍の断面図を示している。
フルカラーモード時は、全ての色の画像形成が必要となるため、一次転写ローラ105(Y,M,C,K)は、中間転写ベルト130を介して感光体ドラム101(Y,M,C,K)と当接している(以下、当接モード)。
モノクロモード時は、ブラックのみの画像形成を行う。この時、一次転写ローラ105(Y,M,C)は、中間転写ベルト130、及び感光体ドラム101(Y,M,C)から離間している。離間された感光体ドラム101(Y,M,C)を駆動する、ドラムモータY、ドラムモータM、ドラムモータCも停止する。図6(b)に示すように、イエロー、マゼンタ、シアンの一次転写ローラ105(Y,M,C)、及び補助ローラ205は、上方に退避しており、中間転写ベルト130と接していない離間状態である。また、中間転写ベルト130はイエロー、マゼンタ、シアンの感光体ドラム101(Y,M,C)とも接していない。ブラックの一次転写ローラ105Kのみ、中間転写ベルト130を介してブラックの感光体ドラム101Kと当接している(以下、離間モード)。
(一転当接離間構成の説明)
次に、図7と図8と図9を用いて、当接モードと離間モードの切換えについて、具体的に説明する。
図7は当接モードと離間モードの切り替えを行う当接離間機構400を前面から見た断面図である。
スライダ402は、当接離間機構400を構成しており、水平方向にスライドする構成になっている。図7(a)は、スライダ402がスライドする前の状態を示す。図7(b)は、スライダ402がA方向にスライドした後の状態を示す。スライドした時の作用については後述する。
まず、図7において、当接離間機構400の構成について説明する。
図7(a)に示すように、スライダ402には、スライドレバー401が固定接続されている。リフトアーム404(Y,M,C)は、イエロー、マゼンタ、シアンの一次転写ローラ105(Y,M,C)の軸受210(Y,M,C)を、リフトアーム404aは、補助ローラ205の軸受210aを下方部から支持している。そのリフトアーム404(a,Y,M,C)は、スライダ402に対して軸受403(a,Y,M,C)により回転可能な状態で支持されている。
図8は、図7で説明したスライダ402を水平方向にスライドさせるためのカム構成を示している。
図8(a)に示すように、スライダ402に固定接続されているスライドレバー401は、カムギア502のカム部503と接して配置されている。カムギア502は軸受501を中心にして回転する。図8(a)の状況は、カム部503はスライドレバー401に一切干渉しない状態である。一切干渉しない状況の場合、図7(a)に示すように、軸受210(a,Y,M,C)は下方に配置されており、イエロー、マゼンタ、シアンの一次転写ローラ105(Y,M,C)、及び補助ローラ205は、下方に配置された状態になる。つまり、一次転写ローラ105(Y,M,C)は中間転写ベルト130と接している当接状態(当接モード)となる。
図9は、カムギア502とカム部503の軸受501を上方から見た図である。
図9(a)に示すように、軸受501には、当接離間検知フラグ601が固定されており、当接離間検知フラグ601が当接検知センサ325を遮光している。つまり、当接状態(当接モード)であると判断することができる。
次に、当接離間モータを駆動した時の動作を説明する。不図示の当接離間モータを駆動させることで、図8の軸受501が回転し、その回転に合わせてカムギア502が回転する。図8(b)では、カムギア502の回転によりカム部503がA方向にスライドレバー401を押しこむ。図8(a)から180°回転した時点が図8(C)であり、この時、スライダ402が一番A方向に押し込まれている状態である。この時、図9(b)に示すように、スライダ402の移動を作用点、スライダアーム支持部405(a,Y,M,C)を支点として、リフトアーム404(a,Y,M,C)の軸受210(a,Y,M,C)を支持する端部がB方向に上昇する。軸受210(a,Y,M,C)が上昇することにより、イエロー、マゼンタ、シアンの一次転写ローラ105(Y,M,C)、及び補助ローラ205は、上方に押し上げられることになる。つまり、一次転写ローラ105(Y,M,C)は、中間転写ベルト130と接していない離間状態(離間モード)となる。この時、図9(b)に示すように、当接離間検知フラグ601が離間検知センサ326を遮光する。つまり、離間状態(離間モード)であると判断することができる。なお、上記の当接離間検知の方法や構成は一例であり、本発明は上記構成に限定されるものではない。
図8(C)から更に当接離間モータを駆動させると、図8(d)に示すようにカム部503によって押し込まれていたスライドレバー401はD方向にスライドする。最終的には、図8(e)に示すように元の位置に戻り、図9(a)に示した当接状態(当接モード)に復帰する。
なお、上記の当接離間のメカ構成は一例であり、本発明は上記構成に限定されるものではない。
このように、モノクロモードの場合、当接離間機構400を離間モードにすることで、感光体ドラム101(Y,M,C)と中間転写ベルト130の摩擦による感光体ドラム101(Y,M,C)表面の摩耗が少なくすることが出来る。これにより、離間しない場合に対して感光体ドラム101(Y,M,C)を長寿命化することが可能である。また、ドラムモータY,M,Cを駆動停止することで、駆動電力の省電力化を達成することが出来る。
(フルカラー当接モノクロモード)
フルカラー画像に継続してモノクロ画像の作像を行う場合、一転当接離間状態の切り替え動作が必要となる。フルカラー画像形成からモノクロ画像形成に変化する度に一転当接離間状態の切り替え動作を実施すると、フルカラー画像とモノクロ画像が交互で出力されるような画像形成を行う際に、切り替え動作が頻繁に発生してしまい、印刷速度が低下してしまう。印刷速度の低下をもたらす切り替え動作の頻度を低減するために、本実施例ではフルカラー画像に継続してモノクロ画像の作像を行う場合、フルカラー当接モノクロモードと呼ばれる作像モードで画像形成を行う。
図10は本実施例において、フルカラー画像に継続してモノクロ画像の作像を行った場合における、当接離間モータ(不図示)、離間検知センサ326とレーザスキャナユニット103の動作を表すシーケンス図である。
図10(A)はフルカラー画像の形成後、モノクロ画像を形成した際のシーケンス図である。
画像形成動作開始時に、CPU301は画像形成部に対して当接離間モータと不図示のドラムモータ(Y,M,C,K)の駆動を指示する(図10の(0))。CPU301は離間検知センサ326が透過すると(図10の(1))、一転当接離間の状態が、当接状態になったと判断し、当接離間モータを停止する(図10の(2))。その後、Y,M,C,Kのレーザスキャナユニット103を順次点灯し(図10の(3),(4),(5),(6))、画像長さ分だけレーザスキャナユニット103の点灯を行い、その後レーザスキャナユニット103を消灯することでフルカラー画像を作像する。フルカラー画像の作像後、のモノクロ画像の作像を行う際、本実施例では、図10(A)に示すように、一転当接離間状態の切り替え動作を行わない。そして、本来フルカラー画像を形成する際にY,M,Cのレーザスキャナユニット103を点灯していたタイミングで、各色のレーザスキャナユニット103を点灯せずに(図10の(7),(8),(9))、Kのレーザスキャナユニット103のみ点灯することで、モノクロ画像の画像形成を行う(図10の(10))。これにより、一転当接状態の切り替え動作が不要となるため、フルカラー画像形成からモノクロ画像形成に変化する度に一転当接状態の切り替え動作を行った場合に比べて、印刷速度の低下をもたらす切り替え動作の頻度を低減させることが可能となる。
本作像モードはフルカラー当接モノクロモードと呼ばれ、画像形成に使用しないY,M,Cの感光体ドラム101を駆動するので、感光体ドラム101の寿命に悪影響を与える。なお、本実施例ではフルカラー当接モノクロモードで画像形成を5枚連続で行った場合は、モノクロモードに切り替え動作を行うことで、フルカラー当接モノクロモードで長時間継続して画像形成動作を行わないようにすることで寿命への悪影響を低減する。
図10(B)は、フルカラー当接モノクロモードにより5枚連続で印刷した後、モノクロ画像の画像形成を行う際における当接離間モータ(不図示)、離間検知センサ326とレーザスキャナユニット103の動作を表すシーケンス図である。図10(B)の(11)において、フルカラー当接モノクロモードによる5枚目のレーザスキャナユニット103の点灯を完了し、中間転写ベルト130に形成した画像を用紙に対して転写が完了すると、CPU301は当接離間モータの駆動を開始する(図10(B)の(12))。そして、離間検知センサ326が遮光して(図10(B)の(13))、一転当接状態が離間状態になったと判断すると、当接離間モータとドラムモータ(Y,M,C)の駆動を停止する(図10(B)の(14))。その後、Kのレーザスキャナユニット103を点灯し、モノクロ画像の画像形成を行う(図10(B)の(15))。つまり、フルカラー当接モードで5枚連続した後に、モノクロ画像を形成する場合は、中間転写ベルト130が離間状態でKのレーザスキャナユニット103のみ点灯するモノクロモードで画像形成を行う。
(モノクロモードへの切り替え判断フローチャート)
図11は、本実施例における作像モードの判断を行う際に実施するフローチャートである。
本フローチャートは後述する図12のフローチャートで実行されるサブルーチンのフローチャートであり、CPU301は画像形成を実施する前に、毎ページ本フローチャートの処理を実施して、次回の作像モードの決定を行う。また、本実施例において、CPU301は、プリント開始前に現在の作像モードを不定に初期化して、フルカラー当接モノクロ作像カウンタの値を0に設定してから本フローチャートの処理を実行する。また、本実施例では、タンデム給紙から用紙搬送して画像形成を行う印字条件を前提に説明する。
CPU301は、まず画像形成を行う画像がフルカラー画像かどうかの判断を行う(S1501)。CPU301は(S1501)においてフルカラー画像と判断した場合は、RAM303に保存されている次回の作像モードをフルカラーモードに設定する(S1502)。そして、CPU301はRAM303に保存されているフルカラー当接モノクロ作像カウンタの値を0に設定する(S1503)。
CPU301は(S1501)において、これから形成する画像がカラーではないと判断すると、RAM303に保存されている現在の作像モードが不定、もしく、モノクロモードか判断を行う(S1504)。CPU301は(S1504)において、現在の作像モードの値が不定もしくはモノクロモードと判断した場合は、RAM303に保存されている次回の作像モードをモノクロモードに設定する(S1505)。そして、RAM303に保存されているフルカラー当接モノクロ作像カウンタの値を0に設定する(S1503)。
CPU301は(S1504)において、現在の作像モードが不定でもモノクロモードでもないと判断すると、現在の作像モードがフルカラーモードかどうかの判断を行う(S1506)。CPU301は(S1506)において、現在の作像モードがフルカラーモードであると判断すると、これから画像形成を行う画像は、フルカラーモード直後のモノクロ画像なので、フルカラー当接モノクロモードで印刷を行うと判断する。そこで、CPU301は、RAM303に保存されている次回の作像モードをフルカラー当接モノクロモードに設定する(S1507)。そして、CPU301は、RAM303に保存されているフルカラー当接モノクロ作像カウンタを1に設定する(S1508)。
CPU301は(S1506)において、現在の作像モードがフルカラーモードではないと判断すると、現在の作像モードはフルカラー当接モノクロ作像モードとなる。そこで、CPU301は、フルカラー当接モノクロモードでの印刷枚数を確認するために、RAM303に保存されているフルカラー当接モノクロ作像カウンタが5以上かどうかを判断する(S1509)。CPU301は(S1509)において、フルカラー当接モノクロ作像カウンタの値が5以上の場合には、フルカラー当接モノクロモードによる画像形成を5枚連続で実施済と判断して、RAM303に保存されている次回の作像モードをモノクロモードに設定(S1510)する。そして、RAM303に保存されているフルカラー当接モノクロ作像カウンタの値を0に設定する(S1511)。
CPU301は(S1512)で、タンデム給紙段の自動給紙リカバリフラグが1の場合は、タンデム給紙段の紙なしで他列からの自動給紙リカバリがかかっていると判断して(S1512、Yes)、RAM303に保存されている次回の作像モードをモノクロモードに設定(S1510)する。そして、RAM303に保存されているフルカラー当接モノクロ作像カウンタの値を0に設定する(S1511)。
(S1512)でタンデム給紙段の紙なしで他列からの自動給紙リカバリがかかっていない場合は、フルカラー当接モノクロモードを継続すると判断する。そこで、RAM303に保存されている次回の作像モードをフルカラー当接モノクロモードに設定し(S1513)、RAM303に保存されているフルカラー当接モノクロモードカウンタの値を1加算する(S1514)。
本フローチャートに従い、作像モードを決定する事により、フルカラー当接モノクロモードで実行規定枚数分に達した後にモノクロモード設定する場合に比べて、紙なし自動給紙リカバリ動作の影響で生産性がダウンする場合は、フルカラー当接モノクロモードによる画像形成を画像形成枚数の上限に満たなくても、その時点でモノクロ画像形成に切り替えることで、画像形成に使用しないY,M,Cの感光体ドラム駆動時間を削減し、感光体ドラムの寿命への悪影響も低減することが可能となる。
なお、本実施例ではフルカラー当接モノクロモードでの画像形成枚数の上限を5枚としているが、本発明は上記構成に限定されるものではない。
(自動給紙リカバリ動作とモノクロモード切り替え動作のフローチャート)
図12は本実施例における画像形成装置の動作を表すフローチャートである。
本実施例では、タンデム給紙から用紙搬送して画像形成を行う印字条件を前提に説明する。
CPU301はスタートキー306の押下やコンピュータ283から外部IF282を介してプリント開始指示を受け取ると、RAM303上に保存されている現在の作像モードと次回の作像モードを不定に、作像リトライフラグをOFFに、フルカラー当接モノクロモードカウンタを0に、タンデム給紙段で紙無し自動給紙リカバリが発生したときにリカバリ動作中を示すフラグを0に設定する(S1601)。
次に予約ページがあるか(印字要求がきているか)確認して(S1602)、きていれば予約ページをうけたときに指定される給紙段の用紙があるか確認する(S1603)。基本的には指定給紙段に用紙がある状態でプリント開始指示を受け取るので、ジョブが開始されたタイミングでは(S1602、Yes)、(S1603、Yes)の条件となる。
物理的に給紙できる条件を確認すると、次に、先述した図11に記載されているフローチャートに従い、作像モード判断処理を実施して(S1604)、次回の作像モードを設定する。
次に、CPU301は(S1605)においてRAM303に保存されている現在の作像モードと次回の作像モードを参照する。例えば、Y,M,C,Kの感光体ドラムが中間転写ベルトと当接している状態(図6(a)の状態)で、ジョブが開始されて1枚目の予約ページがフルカラーの場合は、当接離間状態の切り替えは必要ないと判断(S1605、No)して、給紙段の自動給紙リカバリ中でない(S1609、Yes)、タンデム給紙の自動リカバリ中を示すフラグは設定されていない状態(S1610、No)の流れとなり、給紙段の自動給紙リカバリ以外での給紙条件が揃うまでの給紙タイミングを待つ(S1612)。給紙タイミングになると指定給紙段から用紙が搬送されて(S1613)、画像形成が開始される(S1614)。
次の予約ページがきていると(S1602、Yes)、指定給紙段の用紙を確認する(S1603)。例えば、指定給紙段が前ページと同じ給紙段であれば、搬送した用紙が指定給紙段から用紙があるか確認して用紙が無ければ紙なしと判断する(S1603、No)。紙なしと判断すると、予約ページで指定している用紙に対して自動で他から指定用紙を用意できるか(紙なし自動給紙リカバリ可能か)確認する(S1615)。自動給紙リカバリが可能であれば、指定給紙段がタンデム給紙段なら(S1616、Yes)、他例にある用紙束の移動を開始する(S1617)。先述した図3(a)で用紙がなくなった状態から開始して、タンデム給紙自動リカバリフラグを1に設定して(S1618)、図3(b)→図4(a)→図4(b)→図4(c)の順に自動給紙リカバリ動作が行われる。
本実施例では、タンデム給紙自動リカバリ時間は7秒以上必要とする。自動給紙リカバリが可能で指定給紙段がタンデム給紙段ではないのであれば、指定用紙が設定されている他の給紙段から給紙を切り替えるように自動給紙リカバリ動作がはいる(S1619)。
(S1615)で、紙なし自動給紙リカバリが可能ではない場合は、紙がないことを例えばUI330に対して通知を行い(S1620)、画面311上に指定給紙段に紙がない旨のメッセージが表示される。そして、機内(画像形成装置内部)に搬送している用紙があれば、搬送用紙の画像形成処理が終了したあと(S1621、Yes)印字動作を終了させて(S1622)ジョブが終了する。
(S1603、No)で紙無し自動給紙リカバリが開始されると、先述した図11に記載されているフローチャートに従い、作像モード判断処理を実施して(S1604)、次回の作像モードを設定する。ここで、予約ページの画像がモノクロモードを指定している場合、(S1604)の処理内である、図11のフローチャートではフルカラー当接モノクロモードで5枚以上、作像動作していないと、作像モードをモノクロに切り替えの判断(S1509、Yes)とならないのだが、タンデム給紙自動リカバリフラグが1の状態だと(S1512、Yes)となり、規定枚数に至っていなくても、作像モードをモノクロに切り替える(S1510)条件にはいって(S1604)処理内が終了する。次に、当接離間状態の切り替えが必要と判断して(S1605、Yes)、前の用紙の画像形成が終了したあと(S1606、Yes)に当接離間状態の切り替えを実施する(S1607)。そして現在の作像モードを次回の作像モードの値に更新する(S1608)。本実施例では、フルカラー当接モノクロモードから作像モードをモノクロに切り替える切り替え時間は3秒必要とする。
よって、タンデム給紙段の自動給紙リカバリ動作がはいった場合は、自動給紙リカバリ動作中にフルカラー当接モノクロモードから作像モードをモノクロに切り替えが終了するように実行する。
タンデム給紙段の自動給紙リカバリ動作がはいっていると、先述した図3(b)→図4(a)→図4(b)→図4(c)の順に自動給紙リカバリ動作が終了するまで待つ(S1609、No)。タンデム給紙段の自動給紙リカバリ動作だ終了すると(S1609、Yes)、(S1610、Yes)に移り、タンデム給紙自動リカバリフラグを0に設定する(クリアする)(S1611)。
給紙タイミング(S1612)に移ると、給紙段の自動給紙リカバリ以外での給紙条件が揃うまでの給紙タイミングを待つが、タンデム給紙段の自動給紙リカバリ動作時間以内に揃うので、タンデム給紙段の自動給紙リカバリ動作終了と同時に(S1612、Yes)となり、給紙動作に移り(S1613)画像形成を開始する(S1614)。
給紙動作で給紙した用紙の画像形成が終了するまでに、予約ページがはいってこなかった場合(S1602、No)(S1623、Yes)、印字動作を終了させて(S1622)ジョブが終了する。
本実施例では、先述した図12のフローチャートに従い、フルカラー当接モノクロモードの画像形成中に、給紙段の紙無し自動給紙リカバリ動作の影響で生産性がダウンする場合、紙無し自動給紙リカバリ動作中にモノクロモードへの切り替え処理を行うようにする。効果として図13の実施例イメージのようになる。
よって、紙無し自動給紙リカバリ動作で給紙間隔がひらいた時間、フルカラー当接モノクロモードでY,M,Cの感光体ドラムを空回転していた既存の動作と比べて、感光体ドラム寿命への悪影響を低減することが可能となる。また、モノクロモードへの切り替え動作の影響による生産性がダウンを抑えることができる。
20 仕切りソレノイド、21 リフタモータ、41 第1紙有無センサ、
42 第2紙有無センサ、43 カセット開閉センサ、
44 束移動規制板エンドセンサ、45 束移動規制板HPセンサ、
51 給紙装置、65 束移動規制板駆動モータ、
78 第3紙有無センサ、84 リフタHPセンサ、
101 感光体ドラム、130 中間転写ベルト、
140 中間転写ユニット、170 定着器、291 タイマ、
300 制御部、301 CPU、302 ROM、303 RAM、
330 UI

Claims (2)

  1. トナー像を担持する複数の像担持体と、
    前記複数の像担持体に形成されたトナー像が転写される前記複数の画像形成ユニットに離接可能に配置された中間転写体と、
    前記中間転写体上のトナー像を用紙に転写させるために、用紙の搬送を行う給紙手段と、前記給紙手段から用紙が無くなったことを検知する用紙無し検知手段と、
    前記用紙無し検知手段により、用紙がなくなったことを検知した場合、自動で用紙を交換する自動給紙リカバリ手段を備えた画像形成装置であって、
    前記中間転写体が前記複数の像担持体に当接し、前記複数の像担持体を用いてトナー像を形成する第一画像形成モードと、
    前記中間転写体が前記複数の像担持体のうち一つのみと当接し、当接している像担持体でのみトナー像を形成する第二画像形成モードと、
    前記中間転写体が前記複数の像担持体に当接し、前記複数の像担持体のうち一つでのみトナー像を形成する第三画像形成モードを実行可能であり、
    前記第三画像形成モードで画像形成を行っている際に、前記自動給紙リカバリ手段にはいった場合、第三画像形成モードから第二画像形成モードに切り替え動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記自動給紙リカバリ手段は、他列の用紙束を給紙可能な列に移動してから給紙を再開させるタンデム給紙方式の自動給紙リカバリ手段を備えており、前記第三画像形成モードで画像形成を行っている際に、タンデム給紙方式の自動給紙リカバリ手段にはいった場合は、第三画像形成モードから第二画像形成モードに切り替え動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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