JP2021080414A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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寿明 田澤
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Abstract

【課題】 低刺激性でありながら、洗浄力と抗菌効果の双方に優れる洗浄剤組成物を提供すること。【解決手段】 本実施形態により、(A)アニオン性界面活性剤と、(B)カチオン性抗菌剤と、(C)ベタイン系界面活性剤とを含有する洗浄剤組成物が提供される。上記洗浄剤組成物は、(B)カチオン性抗菌剤としてビグアニド系化合物又は第4級アンモニウム化合物を含有し、(C)ベタイン系界面活性剤として下記一般式(1)で表される化合物を含有し、(A)アニオン性界面活性剤と(B)カチオン性抗菌剤の配合比が、質量比で、(A)アニオン性界面活性剤/(B)カチオン性抗菌剤=5〜100である。[式(1)中、R1は炭素数4〜22の炭化水素基を表し、n1は1〜5の整数を表す。]【化1】【選択図】 なし

Description

本発明は、洗浄剤組成物に関する。
衛生や防臭に対する意識の高まりから、繊維製品用の洗浄剤組成物においても、洗浄効果に加えて殺菌効果を謳った製品が上市されている。抗菌効果を発揮する有効成分としては、カチオン界面活性剤等のカチオン性抗菌剤が知られており、アニオン性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物にカチオン性抗菌剤を配合した種々の繊維製品用洗浄剤組成物が開発されている(例えば、特許文献1等を参照)。
しかしながら、カチオン性抗菌剤を配合することにより、汚れの再付着が起こり、洗浄効果が低下するという問題や、アニオン−カチオンコンプレックスが形成されることなどにより、カチオン性抗菌剤による抗菌効果が発揮されにくくなるという問題があり、洗浄力と抗菌効果の双方に優れる繊維製品用の洗浄剤組成物は未だ存在しないのが実情である。
また、繊維製品の中でも、上履き、スリッパや、スニーカー、カジュアルシューズ、登山靴等の野外用の靴などの履物の洗浄に用いられる洗浄剤組成物は、被洗物である履物に直接塗布された後、手洗いでの洗浄用途に供されることが多いことなどから、低刺激性であることも望まれる。
特許第4267156号公報
本発明は、低刺激性でありながら、洗浄力と抗菌効果の双方に優れる洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る発明(以下において、「本実施形態」という。)は、以下の通りである。
すなわち、本実施形態の一側面によると、(A)アニオン性界面活性剤と、(B)カチオン性抗菌剤と、(C)ベタイン系界面活性剤とを含有する洗浄剤組成物であって、上記(B)カチオン性抗菌剤としてビグアニド系化合物又は第4級アンモニウム化合物を含有し、上記(C)ベタイン系界面活性剤として下記一般式(1)で表される化合物を含有し、上記(A)アニオン性界面活性剤と上記(B)カチオン性抗菌剤の配合比が、質量比で、(A)アニオン性界面活性剤/(B)カチオン性抗菌剤=5〜100である洗浄剤組成物が提供される。
Figure 2021080414
式中、Rは炭素数4〜22の炭化水素基を表し、nは1〜5の整数を表す。
本実施形態に係る洗浄剤組成物は、一形態において、上記(B)カチオン性抗菌剤として、少なくとも、下記一般式(2)で表されるビグアニド系化合物を含有してよい。
Figure 2021080414
式中、m21は2〜16の整数を表す。HRは有機酸又は無機酸を表し、m22はHRの個数を意味し、0〜5m21の整数を表す。
本実施形態に係る洗浄剤組成物は、他の形態において、上記(B)カチオン性抗菌剤として、少なくとも、下記一般式(3)で表される第4級アンモニウム化合物を含有してよい。
Figure 2021080414
式中、R31及びR32は、各々独立に、炭素数1〜20のアルキル基を表し、R33は、炭素数1〜5のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を表し、nは1〜10の整数を表し、Y は陰イオン基を表す。
本実施形態に係る洗浄剤組成物は、他の形態において、上記(B)カチオン性抗菌剤として、少なくとも、下記一般式(4)で表される第4級アンモニウム化合物を含有してよい。
Figure 2021080414
式中、R41及びR42は、各々独立に、炭素数6〜14のアルキル基を表し、R43及びR44は、各々独立に、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を表し、Y は陰イオン基を表す。
本実施形態に係る洗浄剤組成物は、他の形態において、上記(B)カチオン性抗菌剤として、少なくとも、下記一般式(5)で表される第4級アンモニウム化合物を含有してよい。
Figure 2021080414
式中、R51は、炭素数6〜20のアルキル基を表し、R52及びR53は、各々独立に、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を表し、nは1〜3の整数を表し、Y は陰イオン基を表す。
本実施形態に係る洗浄剤組成物は、他の形態において、繊維製品の洗浄に用いられてよい。一形態において、上記洗浄は手洗い洗浄であってよく、また、他の形態において、上記繊維製品は履物であってよい。
本発明により、低刺激性でありながら、洗浄力と抗菌効果の双方に優れる洗浄剤組成物を提供することが可能となった。
以下、本実施形態について説明する。
本実施形態に係る洗浄剤組成物は、1種又は2種以上の(A)アニオン性界面活性剤と、1種又は2種以上の(B)カチオン性抗菌剤と、1種又は2種以上の(C)ベタイン系界面活性剤とを含有してなる。本実施形態において、(B)カチオン性抗菌剤は、ビグアニド系化合物及び/又は第4級アンモニウム化合物であり、(C)ベタイン系界面活性剤は、後掲の一般式(1)で表されるアルキルアミノ酢酸ベタインであり、[(A)アニオン性界面活性剤/(B)カチオン性抗菌剤]で表される(A)アニオン性界面活性剤と(B)カチオン性抗菌剤の配合比(質量比)が、5〜100の範囲である。
<(A)アニオン性界面活性剤>
本実施形態に係る洗浄剤組成物においては、アニオン性界面活性剤を含有することで、被洗物に付着した汚れに対する洗浄力が向上し、洗浄効果が発揮される。特に、洗浄剤組成物を被洗物に直接塗布して洗浄した際の、汚れに対する洗浄力が向上する。
アニオン性界面活性剤としては、特に限定されず、例えば、繊維製品用の洗浄剤に通常用いられているアニオン性界面活性剤が挙げられる。アニオン性界面活性剤として、具体的には、アルカンスルホン酸塩;直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩;α−オレフィンスルホン酸塩;直鎖状又は分岐鎖状のアルキル硫酸エステル塩;アルキルエーテル硫酸エステル塩;アルケニルエーテル硫酸エステル塩;α−スルホ脂肪酸エステル塩;脂肪酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンエーテルカルボン酸塩、アルキルアミドエーテルカルボン酸塩、アルケニルアミドエーテルカルボン酸塩、アシルアミノカルボン酸塩等のカルボン酸型のアニオン性界面活性剤;アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリン酸エステル塩、グリセリン脂肪酸エステルモノリン酸エステル塩等のリン酸エステル型のアニオン性界面活性剤等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤の塩形態としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩;マグネシウム等のアルカリ土類金属塩;モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩などのアルカノールアミン塩等が挙げられる。
上記のうち、アルカンスルホン酸塩としては、好ましくは炭素数10〜20、より好ましくは炭素数14〜17のアルキル基を有する2級アルカンスルホン酸塩が好ましい。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩としては、直鎖アルキル基の炭素数が8〜16のものが好ましく、炭素数10〜14のものが特に好ましい。
α−オレフィンスルホン酸塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
直鎖状又は分岐鎖状のアルキル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アルキルエーテル硫酸エステル塩又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基を有し、平均1〜10モルのエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩又はポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩が好ましい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
脂肪酸塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アニオン性界面活性剤は、いずれか1種が単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記の中でも、アニオン性界面活性剤としては、本発明の効果が得られやすいことから、アルカンスルホン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩及びアルケニルエーテル硫酸エステル塩からなる群より選択される少なくとも一種が好ましい。
本実施形態に係る洗浄剤組成物中、アニオン性界面活性剤の含有率は、洗浄剤組成物の総質量に対して、0.1〜10質量%であってよく、0.3〜5質量%であってよく、0.5〜3質量%であってよい。アニオン性界面活性剤の含有率が上記の好ましい範囲の下限値以上であると、被洗物に付着した汚れに対する洗浄力がより向上する。一方、アニオン性界面活性剤の含有率が上記の好ましい範囲の上限値以下であると、洗浄剤組成物の安定性が確保されやすくなる。
<(B)カチオン性抗菌剤>
本実施形態に係る洗浄剤組成物においては、カチオン性抗菌剤を含有することで、被洗物において抗菌効果が発揮される。ここで、カチオン性抗菌剤は、菌の増殖を抑える効果を有するカチオン性界面活性剤を意味し、本実施形態においては、ビグアニド系化合物又は第4級アンモニウム化合物が使用される。
ビグアニド系化合物としては、例えば、下記一般式(2)で表されるビグアニド系化合物(B−1)が好ましく、第4級アンモニウム化合物としては、例えば、下記一般式(3)〜(5)で表される第4級アンモニウム化合物(B−2)〜(B−4)が好ましい。
・ビグアニド系化合物(B−1)
本実施形態に係る洗浄剤組成物は、一形態において、カチオン性抗菌剤として、下記一般式(2)で表されるビグアニド系化合物(B−1)を含有することが好ましい。
Figure 2021080414
一般式(2)において、m21は、2〜16の整数であり、一形態において、m21は、10〜14の整数であってよい。
HRは有機酸又は無機酸を表し、一形態において、HRは、塩酸、グルコン酸、酢酸であってよく、塩酸であってよい。
22は、0〜5m21の整数を表す。m22が0の場合、化合物(B−1)は、ポリヘキサメチレンビグアニドである。m22が0でない場合、化合物(B−1)は、ポリヘキサメチレンビグアニドの部分酸塩又は全部酸塩である。m22は、一形態において、1〜5m21の整数であってよく、1〜3m21の整数であってよく、m21〜2m21の整数であってよく、m21の整数であってよい。
ビグアニド系化合物(B−1)の具体例としては、ポリ(ヘキサメチレンビグアニド)塩酸塩などが挙げられ、例えば、Proxel IB(商品名、ロンザジャパン株式会社製;上記一般式(2)中のm21及びm22がいずれも12、Rが塩素原子(HRが塩酸)であるもの)等の市販品を用いることができる。
・第4級アンモニウム化合物(B−2)
本実施形態に係る洗浄剤組成物は、他の形態において、カチオン性抗菌剤として、下記一般式(3)で表される第4級アンモニウム化合物(B−2)を含有することが好ましい。
Figure 2021080414
一般式(3)において、R31及びR32は、各々独立に、炭素数1〜20のアルキル基を表し、一形態において、R31及びR32は、炭素数5〜14のアルキル基であってよい。
33は、炭素数1〜5のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を表し、一形態において、R33は、メチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基であってよい。
は1〜10の整数を表し、一形態において、1〜5の整数であってよい。
は陰イオン基を表し、一形態において、カルボアニオンであってよく、プロピオン酸イオンであってよい。
第4級アンモニウム化合物(B−2)の具体例としては、N,N−ジデシル−N−メチルポリ(オキシエチル)アンモニウムプロピオネートなどが挙げられ、例えば、Bardap(登録商標)26(商品名、ロンザジャパン株式会社製;上記一般式(3)中のnが1から5であるもの)等の市販品を用いることができる。
・第4級アンモニウム化合物(B−3)
本実施形態に係る洗浄剤組成物は、他の形態において、カチオン性抗菌剤として、下記一般式(4)で表される第4級アンモニウム化合物(B−3)を含有することが好ましい。
Figure 2021080414
一般式(4)において、R41及びR42は、各々独立に、炭素数6〜14のアルキル基を表し、一形態において、炭素数8〜12のアルキル基であってよい。
43及びR44は、各々独立に、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を表し、一形態において、メチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基であってよい。
は陰イオン基を表し、一形態において、カルボアニオンであってよく、炭酸水素イオンであってよい。
第4級アンモニウム化合物(B−3)の具体例としては、重炭酸ジデシルジメチルアンモニウム(ジデシルジメチルアンモニウムビカルボナート)などが挙げられ、例えば、Carboquat(登録商標) MW50(商品名、ロンザジャパン株式会社製)等の市販品を用いることができる。
・第4級アンモニウム化合物(B−4)
本実施形態に係る洗浄剤組成物は、他の形態において、カチオン性抗菌剤として、下記一般式(5)で表される第4級アンモニウム化合物(B−4)を含有することが好ましい。
Figure 2021080414
一般式(5)において、R51は、炭素数6〜20のアルキル基を表し、一形態において、R51は、炭素数8〜18のアルキル基であってよい。
52及びR53は、各々独立に、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を表し、一形態において、R52及びR53は、メチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基であってよい。
は1〜3の整数を表し、一形態において、nは1であってよい。
は陰イオン基を表し、一形態において、Y は、ハロゲンイオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸イオン又は脂肪酸イオンであってよく、塩化物イオンであってよい。
第4級アンモニウム化合物(B−4)の具体例としては、塩化ベンザルコニウム(アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロライド)などが挙げられ、例えば、サニゾールB−50(商品名、花王株式会社製)等の市販品を用いることができる。
カチオン性抗菌剤は、いずれか1種が単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
本実施形態に係る洗浄剤組成物中、カチオン性抗菌剤の含有率は、洗浄剤組成物の総質量に対して、0.001〜1質量%であってよく、0.05〜0.5質量%であってよく、0.01〜0.1質量%であってよい。
本実施形態に係る洗浄剤組成物においては、上述した(A)アニオン性界面活性剤と(B)カチオン性抗菌剤の配合比が、質量比で、(A)/(B)=5〜100である。本発明者等による鋭意研究により、上述した(A)アニオン性界面活性剤と(B)カチオン性抗菌剤の配合比[(A)/(B)]が上記範囲にある洗浄剤組成物に、後述する特定の(C)ベタイン系界面活性剤を配合することにより、カチオン性抗菌剤を配合することによる汚れの再付着の発生や、アニオン−カチオンコンプレックスが形成されることによるカチオン性抗菌剤の失活が抑制され、洗浄力と抗菌効果の双方が改善されることが見出された。本実施形態に係る洗浄剤組成物は、アニオン性界面活性剤に対するカチオン性抗菌剤の配合比を低く抑えることができるため、洗浄力と抗菌効果に優れることに加え、低刺激性で安全性にも優れる。
本実施形態に係る洗浄剤組成物において、(A)アニオン性界面活性剤と(B)カチオン性抗菌剤の配合比[(A)/(B)](質量比)は、より好ましくは8〜80であり、更に好ましくは10〜50である。
<(C)ベタイン系界面活性剤>
本実施形態に係る洗浄剤組成物においては、上述した通り、(A)アニオン性界面活性剤と(B)カチオン性抗菌剤の配合比[(A)/(B)]が上記範囲である場合に、(C)ベタイン系界面活性剤として、下記一般式(1)で表されるアルキルアミノ酢酸ベタインを配合することで、洗浄力と抗菌効果の双方を改善することが可能となる。
Figure 2021080414
一般式(1)において、Rは炭素数4〜22の炭化水素基を表す。炭化水素基としては、例えば、アルキル基、アルケニル基などが挙げられる。炭素数は、一形態において、6〜20であってよく、8〜18であってよい。
は1〜5の整数を表し、一形態において、1〜3の整数であってよく、1〜2の整数であってよい。
一般式(1)で表されるベタイン系界面活性剤の具体例としては、ヤシ油アルキルベタイン(上記一般式(1)中のRが炭素数8〜18のアルキル基(炭素数12のアルキル基がメイン)、nが1であるもの)、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(上記一般式(1)中のRが炭素数12のアルキル基、nが1であるもの)などが挙げられる。ヤシ油アルキルベタインは、例えば、Genagen B 1566(商品名、クラリアントジャパン株式会社製)等の市販品を用いることができ、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインは、例えば、アンヒトール24B(商品名、花王株式会社製)等の市販品を用いることができる。
一般式(1)で表されるベタイン系界面活性剤は、いずれか1種が単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
本実施形態に係る洗浄剤組成物中、一般式(1)で表されるベタイン系界面活性剤の含有率は、洗浄剤組成物の総質量に対して、0.1〜10質量%であってよく、0.5〜8質量%であってよく、1〜5質量%であってよい。
<任意成分>
本実施形態に係る洗浄剤組成物は、液状組成物であり、一形態において、溶媒を含有する。溶媒としては、製造時のハンドリングのし易さ、添加する成分の溶媒への溶解性等の観点から、水を含有することが好ましい。洗浄剤組成物中、水の含有率は、特に限定されないが、洗浄剤組成物の総質量に対して、70質量%以上であってよく、80質量%以上であってよく、80〜95質量%であってよい。
本実施形態に係る洗浄剤組成物は、他の成分を含有してもよい。
かかる任意成分としては、例えば、過酸化水素、漂白活性化剤、キレート剤、ラジカルトラップ剤、ハイドロトロープ剤、無機塩類、ホウ酸化合物、ポリオール化合物、エタノール、香料、pH調整剤などが挙げられる。
キレート剤としては、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(EDTA2Na)、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム(EDTA4Na)などが挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、塩酸、硫酸、リン酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アンモニア等が挙げられる。
本実施形態に係る液洗浄剤組成物の25℃でのpHは、9以下が好ましく、pH6.5〜8.5がより好ましく、pH7〜8がさらに好ましい。
尚、本実施形態における洗浄剤組成物の25℃でのpHは、試料を25℃に調整し、pHメーター等によって測定される値を示す。
本実施形態に係る洗浄剤組成物は、一般的に用いられている容器に収容できる。かかる容器としては、例えば、計量キャップを備えたノズル型容器又は中栓型容器、自動計量機構もしくは簡易計量機構を備えたスクイズ容器又はポンプ容器、液を吹きかけるもしくは泡状に塗布するトリガー容器又はスクイズ容器、液を塗りつける塗布面を持った塗布容器、詰め替え容器(パウチ、薄肉ボトル、付け替えボトル等)等が挙げられる。
本実施形態に係る洗浄剤組成物の使用方法としては、例えば、洗浄剤組成物を被洗物に直接塗布する方法(塗布洗浄)、洗浄剤組成物を洗濯時に被洗物と一緒に水に投入する方法、洗浄剤組成物を予め水に溶解して調製される洗浄剤水溶液に被洗物を浸漬する方法等が挙げられる。上記の塗布洗浄においては、洗浄剤組成物を被洗物に直接塗布して一定時間放置し、その後、手洗い又は洗濯機を用いた通常の洗濯を行うことができる。本実施形態に係る洗浄剤組成物は、洗浄力と抗菌効果の双方に優れるため、履物に対する塗布洗浄に適している。また、本実施形態に係る洗浄剤組成物は、低刺激性で安全性が高いため、手洗いにも適している。
本実施形態に係る洗浄剤組成物を用いて洗浄される対象(被洗物)は、特に限定されるものではなく、例えば、履物、衣料、布帛、カーテン、シーツ等の繊維製品の洗浄用途に好適に用いることができる。本実施形態に係る洗浄剤組成物は、洗浄力と抗菌効果の双方に優れるため、繊維製品の中でも特に汚れも臭いも強くて落ちにくい履物(例えば、スニーカー、カジュアルシューズ、登山靴などの野外用の靴や、上履き、スリッパなど)の洗浄に特に好適に用いることができる。
以下に実施例及び比較例を用いて本発明をさらに詳しく説明する。以下において「%」は特に断りがない限り「質量%」を示す。
実施例及び比較例において使用した原料は下記の通りである。
<(A)アニオン性界面活性剤>
A−1:2級アルカンスルホン酸ナトリウム(商品名「ホスタプアSAS」、有効成分含有量30質量%、クラリアントジャパン株式会社製)。
<(B)カチオン性抗菌剤>
B−1:ポリ(ヘキサメチレンビグアニド)塩酸塩(商品名「Proxel IB」、有効成分含有量20質量%、ロンザジャパン株式会社製)
Figure 2021080414
B−2:N,N−ジデシル−N−メチルポリ(オキシエチル)アンモニウムプロピオネート(商品名「Bardap 26」、有効成分含有量40質量%、ロンザジャパン株式会社製)
Figure 2021080414
B−3:重炭酸ジデシルジメチルアンモニウム(ジデシルジメチルアンモニウムビカルボナート)(商品名「Carboquat MW50」、有効成分含有量50質量%、ロンザジャパン株式会社製)
Figure 2021080414
B−4:塩化ベンザルコニウム(アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロライド)(商品名「サニゾールB−50」、有効成分含有量50質量%、花王株式会社製)
Figure 2021080414
<(B’)比較用抗菌剤>
B’−1:ε−ポリリジン
Figure 2021080414
B’−2:イソプロピルメチルフェノール(3−メチル−4−イソプロピルフェノール)(IPMP)
Figure 2021080414
<(C)ベタイン系界面活性剤>
C−1:ヤシ油アルキルベタイン(アルキルアミノ酢酸ベタイン)(商品名「Genagen B 1566」、有効成分含有量30質量%、クラリアントジャパン株式会社製)
Figure 2021080414
C−2:ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(商品名「アンヒトール24B」、有効成分含有量26質量%、花王株式会社製)
Figure 2021080414
<(C’)比較用ベタイン系界面活性剤>
C’−1:2−アルキル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン(商品名「エナジコールCNS」、有効成分含有量38質量%、ライオン株式会社製)
Figure 2021080414
C’−2:ラウリル(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)ジメチルベタイン(商品名「アンヒトール20HD」、有効成分含有量30質量%、花王株式会社製)
Figure 2021080414
C’−3:ラウリン酸アミドプロピルベタイン(商品名「Genagen DAB−J」、有効成分含有量37質量%、クラリアントジャパン株式会社製)
Figure 2021080414
C’−4:ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン(商品名「Genagen CAB−J」、有効成分含有量29質量%、クラリアントジャパン株式会社製)
Figure 2021080414
<その他の成分>
・エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(ethylene diamine tetra acetic acid−2Na;EDTA2Na)
・エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム(ethylene diamine tetra acetic acid−4Na;EDTA4Na)
・エタノール
・純水(de−ionized water;DIW)
表1に、各洗浄剤組成物の組成(配合成分および含有率(質量%))を示す。尚、純水の含有率を示す「残部」は、洗浄剤組成物に含まれる全配合成分の合計の配合量(質量%)が100質量%となるように加えられた含有率を意味する。また、成分(A)、(B)、(B’)、(C)及び(C’)の含有率は、製品としての含有率ではなく、有効成分としての含有率を意味する。
[洗浄剤組成物の製造例]
(実施例1)
表1に示す組成に従い、容器にエタノールと(B)カチオン性抗菌剤を加え混合した。この溶液に、EDTA2NaおよびEDTA4Naを溶解させた水を加えた。その後(A)アニオン性界面活性剤と(C)ベタイン系界面活性剤を混合することにより、実施例1の洗浄剤組成物を製造した。
(実施例2〜6、比較例1〜7)
表1に示す組成に従い、配合成分の種類及び/又は含有率を変更した以外は、上記実施例1と同様にして、各洗浄剤組成物を製造した。
各例の洗浄剤組成物について、洗浄力及び抗菌効果を以下のようにしてそれぞれ評価した。その評価結果を表1に示す。
[除菌力評価試験]
(a)試験菌液の作製
試験菌として、大腸菌(NBRC3972)を培養後、1/2ニュートリエント液体培地に懸濁・分散させて、菌濃度が1×10〜9×10cfu/mLになるように1/2ニュートリエント液体培地を用いて調整し、3質量%ウシ血清アルブミン水溶液と等量混合して、試験菌液を得た。
(b)試験菌液の接種
ガラスシャーレに、直径20mm、厚さ1mm、表面グレード2Bのステンレス鋼製円板を滅菌したものを置き、円板表面に上記試験菌液0.01mLをマイクロピペットで接種し塗り広げた。25℃の条件でガラスシャーレの蓋をせずに放置し、試験菌液の乾燥を確認した後、速やかに、試料(上掲で製造した各洗浄剤組成物)0.1mLを、マイクロピペットで直径20mmのステンレス鋼製円板表面3.14cmに対して接種し塗り広げて付着させた。付着5分後に、付着させた組成物が流れ落ちないように注意しながら一定量のLP水希釈液に投入し、組成物の殺菌性能を不活性化した。
(c)試験菌の培養
LP水希釈液中の菌液を混釈培養法にて、37℃で24時間培養した。培養後に形成されたコロニーをカウントし、生菌数を換算した。得られる値をY1とする。なお、上記試料に替えて0.05質量%ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート水溶液を用いて同様の試験を行ったものを対照とし、同様に培養後に形成されたコロニーをカウントし、生菌数を換算した。得られる値をX1とする。除菌活性値は以下の計算式にて数値化し、以下の基準に従って殺菌性能の指標とした。評価結果を表1に示す。
<除菌活性値計算式>
除菌活性値=logX1−logY1
<除菌力評価基準>
A:除菌活性値が4以上
B:除菌活性値が2以上4未満
C:除菌活性値が2未満
[洗浄力評価試験]
上掲で製造した各洗浄剤組成物を、市販のトリガー式スプレー容器に充填してスプレー型洗浄剤を得た。スプレー型洗浄剤をガラスシャーレ上に5回噴霧し、組成物約4.5gを泡状に噴出させた。
このガラスシャーレ上に5cm×5cmの人工汚染布EMPA116(コットン製、汚染成分:血液・ミルク・墨汁)を載置した後、各汚染布に対し再度スプレー型洗浄剤を5回噴霧し、組成物約4.5gを泡状に噴出させ、汚染布全体が泡で覆われるようにした。
噴霧後10分間放置した後、汚染布を取り出して水道水で十分にすすぎ、乾燥させた。洗浄後の汚染布の明度を、色差計(コニカミノルタ製 CM−700d)を用いて測定し、下式にて洗浄率を算出した。
Figure 2021080414
式中、「汚染布の明度」は洗浄処理前の人工汚染布EMPA116の明度、「漂白済汚染布の明度」は人工汚染布EMPA116を漂白処理した明度を意味する。式から算出された洗浄率の値が高いほど、洗浄により汚染布の明度が高くなっており、組成物を噴霧した際の洗浄性が高いことを意味する。評価結果を表1に示す。
<洗浄力評価基準>
A:洗浄率が20%以上
B:洗浄率が18%以上20%未満
C:洗浄率が15%以上18%未満
D:洗浄率が15%未満
Figure 2021080414
表1に示す結果から、本実施形態に係る洗浄剤組成物は、アニオン性界面活性剤に対するカチオン性抗菌剤の配合比が低く、低刺激性でありながら、洗浄力及び抗菌効果の双方に優れていることが確認できた。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。

Claims (8)

  1. (A)アニオン性界面活性剤と、(B)カチオン性抗菌剤と、(C)ベタイン系界面活性剤とを含有する洗浄剤組成物であって、前記(B)カチオン性抗菌剤としてビグアニド系化合物又は第4級アンモニウム化合物を含有し、前記(C)ベタイン系界面活性剤として下記一般式(1)で表される化合物を含有し、前記(A)アニオン性界面活性剤と前記(B)カチオン性抗菌剤の配合比が、質量比で、(A)アニオン性界面活性剤/(B)カチオン性抗菌剤=5〜100である洗浄剤組成物。
    Figure 2021080414
    式中、Rは炭素数4〜22の炭化水素基を表し、nは1〜5の整数を表す。
  2. 前記(B)カチオン性抗菌剤として、少なくとも、下記一般式(2)で表されるビグアニド系化合物を含有する、請求項1に記載の洗浄剤組成物。
    Figure 2021080414
    式中、m21は2〜16の整数を表す。HRは有機酸又は無機酸を表し、m22はHRの個数を意味し、0〜5m21の整数を表す。
  3. 前記(B)カチオン性抗菌剤として、少なくとも、下記一般式(3)で表される第4級アンモニウム化合物を含有する、請求項1又は2に記載の洗浄剤組成物。
    Figure 2021080414
    式中、R31及びR32は、各々独立に、炭素数1〜20のアルキル基を表し、R33は、炭素数1〜5のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を表し、nは1〜10の整数を表し、Y は陰イオン基を表す。
  4. 前記(B)カチオン性抗菌剤として、少なくとも、下記一般式(4)で表される第4級アンモニウム化合物を含有する、請求項1〜3の何れか1項に記載の洗浄剤組成物。
    Figure 2021080414
    式中、R41及びR42は、各々独立に、炭素数6〜14のアルキル基を表し、R43及びR44は、各々独立に、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を表し、Y は陰イオン基を表す。
  5. 前記(B)カチオン性抗菌剤として、少なくとも、下記一般式(5)で表される第4級アンモニウム化合物を含有する、請求項1〜4の何れか1項に記載の洗浄剤組成物。
    Figure 2021080414
    式中、R51は、炭素数6〜20のアルキル基を表し、R52及びR53は、各々独立に、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を表し、nは1〜3の整数を表し、Y は陰イオン基を表す。
  6. 繊維製品の洗浄に用いられる洗浄剤組成物である、請求項1〜5の何れか1項に記載の洗浄剤組成物。
  7. 前記洗浄が手洗い洗浄である、請求項6に記載の洗浄剤組成物。
  8. 前記繊維製品が履物である、請求項6又は7に記載の洗浄剤組成物。
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