JP2021080369A - 熱溶解積層法3dプリンターの造形材料用樹脂組成物およびそのペレット、フィラメント - Google Patents
熱溶解積層法3dプリンターの造形材料用樹脂組成物およびそのペレット、フィラメント Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021080369A JP2021080369A JP2019208985A JP2019208985A JP2021080369A JP 2021080369 A JP2021080369 A JP 2021080369A JP 2019208985 A JP2019208985 A JP 2019208985A JP 2019208985 A JP2019208985 A JP 2019208985A JP 2021080369 A JP2021080369 A JP 2021080369A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- mass
- polylactic acid
- printer
- filament
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
【課題】熱溶解積層法3Dプリンターで設計通りの寸法で造形が可能であり、特に大型の造形物を造形したときであっても反り量が小さい造形物を得ることができる樹脂組成物を提供する。【解決手段】熱溶解積層法3Dプリンターの造形材料用樹脂組成物であって、ポリ乳酸(A)35〜70質量%、ポリ乳酸以外のポリエステル(B)15〜45質量%、脂肪族系可塑剤(C)1〜5質量%およびタルク(D)3〜20質量%とを含有し、(A)〜(D)の合計が100質量%である樹脂組成物。【選択図】図1
Description
本発明は、熱溶解積層法3Dプリンターの造形材料用樹脂組成物およびそのペレット、フィラメントに関する。
3DCADや3次元コンピューターグラフィックスのデータを元に、立体造形物(3次元のオブジェクト)を作製する3Dプリンターは、近年、産業向けを中心に急速に普及している。3Dプリンターの造形方法には、光造形、インクジェット、粉末石膏造形、粉末焼結造形、熱溶解積層造形等の方法がある。
近年、個人向け等の低価格の3Dプリンターの多くは、熱溶解積層法を採用している。この熱溶解積層法3Dプリンターにおいては、造形材料として、フィラメントが用いられ、造形材料を構成する樹脂として、ポリ乳酸(PLA)やアクリロニトリル ブタジエン スチレン共重合樹脂(ABS)が用いられることが多い。
PLAの溶解積層法3Dプリンターの造形材料用樹脂組成物としては、特許文献1に、PLAに、ガラス転移温度が20℃以下の熱可塑性樹脂を配合した樹脂組成物が開示され、特許文献2に、予備コーティングされたABSからなる樹脂組成物が開示されている。しかしながら、特許文献1、2の造形材料用樹脂組成物はいずれも、得られる造形物が設計どおりの寸法で得られないという問題があった。また、近年、立体造形物を作製する3Dプリンターは、自動車等の大型のパーツの形状確認に用いられるようになってきているが、特許文献1、2の造形材料用樹脂組成物はいずれも反り量が大きく、最後まで造形できないという問題があった。一方、近年は、大型のパーツに用いる3Dプリンターは、従来のフィラメント供給方式に加え、ペレットを直接供給する方式も増えてきている。
本発明は、前記の問題点を解決しようとするものであり、熱溶解積層法3Dプリンターで設計通りの寸法で造形が可能であり、特に大型の造形物を造形したときであっても反り量が小さい造形物を得ることができる樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、このような課題を解決するために鋭意検討した結果、ポリ乳酸に、ポリ乳酸以外のポリエステルと脂肪族系熱可塑剤とタルクとを特定量含有させることにより、上記目的が達成されることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明の要旨は下記の通りである。
(1)熱溶解積層法3Dプリンターの造形材料用樹脂組成物であって、ポリ乳酸(A)35〜70質量%、ポリ乳酸以外のポリエステル(B)15〜45質量%、脂肪族系可塑剤(C)1〜5質量%およびタルク(D)3〜20質量%とを含有し、(A)〜(D)の合計が100質量%である樹脂組成物。
(2)ポリ乳酸以外のポリエステル(B)がポリブチレンアジペートテレフタレートである(1)に記載の樹脂組成物。
(3)脂肪族系可塑剤(C)がアジピン酸エステルである(1)または(2)に記載の樹脂組成物。
(4)(1)〜(3)いずれかに記載の樹脂組成物で構成されているペレット。
(5)(1)〜(3)いずれかに記載の樹脂組成物で構成されているフィラメント。
(6)(4)に記載のペレットまたは(5)に記載のフィラメントを造形してなる造形物。
(1)熱溶解積層法3Dプリンターの造形材料用樹脂組成物であって、ポリ乳酸(A)35〜70質量%、ポリ乳酸以外のポリエステル(B)15〜45質量%、脂肪族系可塑剤(C)1〜5質量%およびタルク(D)3〜20質量%とを含有し、(A)〜(D)の合計が100質量%である樹脂組成物。
(2)ポリ乳酸以外のポリエステル(B)がポリブチレンアジペートテレフタレートである(1)に記載の樹脂組成物。
(3)脂肪族系可塑剤(C)がアジピン酸エステルである(1)または(2)に記載の樹脂組成物。
(4)(1)〜(3)いずれかに記載の樹脂組成物で構成されているペレット。
(5)(1)〜(3)いずれかに記載の樹脂組成物で構成されているフィラメント。
(6)(4)に記載のペレットまたは(5)に記載のフィラメントを造形してなる造形物。
本発明によれば、熱溶解積層法3Dプリンターで設計通りの寸法で造形が可能であり、特に大型の造形物を造形したときであっても反り量が小さい造形物を得ることができる樹脂組成物を提供することができる。
[樹脂組成物]
本発明の樹脂組成物は、熱溶解積層法3Dプリンターの造形材料用樹脂組成物であって、ポリ乳酸(A)と、ポリ乳酸以外のポリエステル(B)と、脂肪族系可塑剤(C)と、タルク(D)とを含有するものである。
本発明の樹脂組成物は、熱溶解積層法3Dプリンターの造形材料用樹脂組成物であって、ポリ乳酸(A)と、ポリ乳酸以外のポリエステル(B)と、脂肪族系可塑剤(C)と、タルク(D)とを含有するものである。
本発明で用いるポリ乳酸(A)としては特に限定されないが、例えば、ポリ(L−乳酸)、ポリ(D−乳酸)、およびこれらの混合物または共重合体が挙げられる。中でも、生分解性や製糸性の観点から、ポリ(L−乳酸)を主体とすることが好ましい。ポリ乳酸(A)におけるD体含有量は0〜7.0モル%であることが好ましく、0.1〜6.0モル%であることがより好ましく、1.0〜5.0モル%であることがさらに好ましい。D体含有量が7.0モル%より多いと、製糸性が低下する場合がある。
ポリ乳酸(A)として、各種ポリ乳酸を用いることができるが、製糸性の観点から、190℃、2.16kgにおけるメルトフローレートが0.3〜30g/10分のものを用いることが好ましい。
ポリ乳酸(A)の含有量は35〜70質量%とすることが必要であり、35〜60質量%とすることが好ましく、35〜50質量%とすることがより好ましい。(A)の含有量が35質量%未満であると、製糸性が低下するので好ましくない。一方、(A)の含有量が75質量%を超えると、ポリ乳酸(A)以外の組成の割合が少なくなり、得られる造形物の反り量が大きくなるので好ましくない。
本発明に用いるポリ乳酸以外のポリエステル(B)としては特に限定されないが、例えば、ポリブチレンアジペートテレフタレートが挙げられる。ポリブチレンアジペートテレフタレートの市販品としては、例えば、BASF社製「エコフレックス」が挙げられる。
ポリ乳酸以外のポリエステル(B)の含有量は、15〜45質量%とすることが必要であり、20〜40質量%とすることが好ましく、20〜35質量%とすることがより好ましい。(B)の含有量が15質量%未満であると、得られる造形物の反り量が大きくなるので好ましくない。一方、(B)の含有量が45質量%を超えると、製糸性が低下するので好ましくない。
本発明で用いる脂肪族系可塑剤(C)は、樹脂組成物の結晶化速度を高め、樹脂組成物を用いて製糸性を高めることができる。具体的には、(C)を含有させることにより、樹脂組成物に適度な粘性を付与し、途中で切断することなくフィラメントを連続して引き取れるものとすることができる。脂肪族系可塑剤(C)としては、例えば、ベンジル[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アジペート、ビス(2−エチルヘキシル)アジペート、ジイソデシルアジペート、ジn−オクチルアジペート等のアジピン酸エステル類;ビス(2−エチルヘキシル)セバケート、ジn−ブチルセバケート等のセバシン酸エステル類;ビス(2−エチルヘキシル)アゼレート等のアゼライン酸エステル類が挙げられる。脂肪族系可塑剤(C)は、ポリ乳酸(A)との相溶性の観点から、アジピン酸エステル系類を用いることが好ましい。アジピン酸エステル系可塑剤の市販品としては、例えば、大八化学社製「DAIFATTY−101」(ベンジル[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アジペートが挙げられる。
脂肪族系可塑剤(C)の含有量は、1〜5質量%とすることが必要で、1.5〜4.5質量%とすることが好ましく、2〜4質量%とすることがより好ましい。(C)の含有量が1質量%未満であると、製糸性が低下するので好ましくない。一方、(C)の含有量が5質量%を超えると、だれが発生し造形性が悪くなったり、得られる造形体においてブリードアウトが発生したりするので好ましくない。
本発明で用いるタルク(D)は、外観や造形時の層間接着性の観点から、平均粒子径(以下、「粒子径」と言うことがある)が0.5〜25μmであることが好ましく、1.0〜20μmであることがより好ましく、2.0〜15μmであることがさらに好ましい。なお、(D)の平均粒子径とは、レーザー法粒度分布測定機を用いて、JIS R 1629に準拠して測定した粒度累積分布曲線から読みとった累積量50重量%の粒径値から求められる。レーザー法粒度分布測定機としては、例えば、株式会社堀場製作所製「LA920」、株式会社島津製作所製「SALD−2000J」等により測定することができる。
タルク(D)の市販品としては、例えば、竹原化学社製「ハイミクロンHE−5」(粒子径1.6μm)、林化成社製「MW−HST」(粒子径4.75μm)、「KHP−125B」(粒子径8.00μm)、「KHP−400B」(粒子径19.50μm)が挙げられる。
タルク(D)の含有量は、3〜20質量%とすることが必要で、3〜18質量%とすることが好ましく、4〜15質量%とすることがより好ましく、4〜12質量%とすることがさらに好ましい。(D)の含有量が3質量%未満であると、得られる造形物の反り量が大きくなるので好ましくない。一方、(D)の含有量が20質量%を超えると、製糸性が低下したり、造形した際の造形物での層間接着力が低く造形物が得られなかったりするので好ましくない。
本発明の樹脂組成物の相対粘度は、溶媒として96%硫酸を用いて、温度25℃、濃度1g/100mLで測定した場合において、造形性の点から、1.5〜5.0であることが好ましく、1.7〜4.0であることがより好ましい。
本発明の樹脂組成物は、JIS K 7210に準拠して、試験温度190℃、試験荷重2.16kgfの条件で測定したメルトフローレートが、3〜20g/10分であることが好ましい。樹脂組成物のメルトフローレートは、8〜18g/10分であることがより好ましく、10〜16g/10分であることがさらに好ましい。樹脂組成物のメルトフローレートが3g/10分未満であると、造形する際にフィラメントを安定供給できなかったり、造形した際の造形物での層間接着力が低く造形物が得られなかったりして好ましくなく、また、20g/10分より大きいと、造形物にだれが発生したりするので好ましくない。
本発明の樹脂組成物は、本発明の目的を損なわない範囲で、充填剤(ガラスビーズ、ガラス繊維粉、ワラストナイト、マイカ、合成マイカ、セリサイト、タルク、クレー、セリサイト、ゼオライト、ベントナイト、カオリナイト、ドロナイト、シリカ、チタン酸カリウム、微粉ケイ酸、シラスバルーン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化チタン、酸化ケイ素、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ジルコニウム、石膏、グラファイト、モンモリロナイト、カーボンブラック、硫化カルシウム、酸化亜鉛、窒化ホウ素等)、染料および顔料を含む着色剤、帯電防止剤、末端封鎖剤、紫外線防止剤、光安定剤、防曇剤、防霧剤、可塑剤、難燃剤、着色防止剤、メヤニ防止剤、酸化防止剤、離型剤(エルカ酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスオレイン酸アミド、エチレンビスラウリル酸アミド)、防湿剤、酸素バリア剤、結晶核剤等の添加剤を含有することができる。上記添加材は、単独で用いてもよいし2種以上を併用してもよい。これらの添加剤の粒径は、製糸性よくフィラメントを得るために、60μm以下であることが好ましい。
[樹脂組成物の製造方法]
本発明の樹脂組成物の作製方法としては特に限定されないが、上記樹脂、添加剤を従来から知られている一軸押出機、二軸押出機、二軸以上の多軸押出機、ロール混練機、ブラベンダー等で溶融混練する方法が挙げられる。スタティックミキサーやダイナミックミキサーを併用することも効果的である。各種添加剤は、あらかじめマスターバッチとして作製し、ドライブレンドで成形機に供してもよく、ポリ乳酸(A)の重合時に添加してもよい。
本発明の樹脂組成物の作製方法としては特に限定されないが、上記樹脂、添加剤を従来から知られている一軸押出機、二軸押出機、二軸以上の多軸押出機、ロール混練機、ブラベンダー等で溶融混練する方法が挙げられる。スタティックミキサーやダイナミックミキサーを併用することも効果的である。各種添加剤は、あらかじめマスターバッチとして作製し、ドライブレンドで成形機に供してもよく、ポリ乳酸(A)の重合時に添加してもよい。
本発明の樹脂組成物は、上記の(A)〜(D)および必要に応じて添加する添加剤を混合することによって作製することができる。混合には、単軸押出機、二軸押出機、ロール混練機、ブラベンダー等の一般的な混練機を用いることができ、中でも、混練状態の向上のため、二軸の押出機を用いることが好ましい。二軸押出機を用いる場合、シリンダー温度は160〜230℃、ダイス温度は180〜240℃とすることが好ましい。
[ペレットおよびその製造方法]
本発明のペレットは、上記の(A)〜(D)および必要に応じて添加する添加剤を混合後、ストラン状に押出し、ストランドを冷却後、カットすることにより得ることができる。
本発明のペレットは、上記の(A)〜(D)および必要に応じて添加する添加剤を混合後、ストラン状に押出し、ストランドを冷却後、カットすることにより得ることができる。
[フィラメントおよびその製造方法]
また、本発明のフィラメントは、本発明の樹脂組成物を公知の方法によりフィラメントの形状とすることにより得ることができる。フィラメントは、モノフィラメントでも、マルチフィラメントでもよいが、モノフィラメントが好ましい。またこれらは未延伸のものであっても延伸したものであってもよい。フィラメントは、直径が1.5〜3.2mmであることが好ましく、中でも1.6〜3.1mmであることが好ましい。フィラメントの直径とは、フィラメントの長手方向に対して垂直に切断した断面における、最大長径と最小短径の平均である。フィラメントは、直径が1.5mm未満であると、細くなりすぎて、汎用の熱溶解積層法3Dプリンターに適さないことがある。なお、汎用の熱溶解積層法3Dプリンターに適したフィラメントの直径の上限は、3.2mm程度である。
また、本発明のフィラメントは、本発明の樹脂組成物を公知の方法によりフィラメントの形状とすることにより得ることができる。フィラメントは、モノフィラメントでも、マルチフィラメントでもよいが、モノフィラメントが好ましい。またこれらは未延伸のものであっても延伸したものであってもよい。フィラメントは、直径が1.5〜3.2mmであることが好ましく、中でも1.6〜3.1mmであることが好ましい。フィラメントの直径とは、フィラメントの長手方向に対して垂直に切断した断面における、最大長径と最小短径の平均である。フィラメントは、直径が1.5mm未満であると、細くなりすぎて、汎用の熱溶解積層法3Dプリンターに適さないことがある。なお、汎用の熱溶解積層法3Dプリンターに適したフィラメントの直径の上限は、3.2mm程度である。
モノフィラメントを作製する方法としては、本発明の樹脂組成物を、160〜230℃で溶融し、定量供給装置でノズル孔(直径5mm)から押出し、これを20〜80℃の液浴中で冷却固化後、紡糸速度1〜50m/分で引き取り、ボビン等に巻き取る方法等が挙げられる。なお、モノフィラメントの形状にする際、ある程度の範囲内の倍率で延伸を施してもよい。なお、二軸の紡糸装置を用いれば、樹脂組成物のペレットを作製することなく、そのままフィラメントを作製することもできる。
本発明においては、ペレットをそのまま原料として熱溶融積層法3Dプリンターで造形してもよいし、この後、ペレットをフィラメントに加工して、フィラメントを原料として熱溶融積層法3Dプリンターで造形してもよい。
[造形物およびその製造方法]
本発明の造形物は、前記ペレットまたは前記フィラメントを、熱溶解積層法3Dプリンターを用いて造形することにより得ることができる。
本発明の造形物は、前記ペレットまたは前記フィラメントを、熱溶解積層法3Dプリンターを用いて造形することにより得ることができる。
本発明の造形物は、ポリ乳酸に、ポリ乳酸以外のポリエステルと脂肪族系熱可塑剤とタルクとを特定量含有させた樹脂組成物を用いたものであるため、後述する評価方法で測定した寸法安定性を0.5%以下とすることができ、好ましくは0.3%以下とすることができ、より好ましくは0.2%以下とすることができ、さらに好ましくは0.1%以下とすることができ、また、後述する評価方法で測定した大型の造形物を造形したときの反り量を、0.3mm以下とすることができ、好ましくは0.1mm以下とすることができ、より好ましくは0mmとすることができる。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、得られたペレット、モノフィラメントおよび造形物の評価は、以下の方法によりおこなった。
A.評価方法
(1)ポリ乳酸(A)のD体含有量
ポリ乳酸(A)約0.3gを1N−水酸化カリウム/メタノール溶液6mlに加え、65℃にて充分撹拌し、ポリ乳酸を分解させた後、硫酸450μlを加えて、65℃にて撹拌し、乳酸メチルエステルとした。得られた乳酸メチルエステル5ml、純水3ml、および、塩化メチレン13mlを混合して振り混ぜた。静置分離後、下部の有機層を約1.5ml採取し、HPLC用ディスクフィルター(孔径0.45μm)でろ過し、ガスクロマトグラフィーで測定した。
ガスクロマトグラフィー(Hewlett Packard社製、HP−6890)は、ヘリウム(He)をキャリアガスとして、流速1.8ml/分で、オーブンプログラムは90℃で3分間保持し、50℃/分で220℃まで昇温し、1分間保持する条件でおこなった。カラムは、J&W社製DB−17(30m×0.25mm×0.25μm)を用い、検出器はFID(温度300℃)、内部標準法で測定した。乳酸メチルエステルの全ピーク面積に占めるD−乳酸メチルエステルのピーク面積の割合(%)を算出し、これをD体含有量(モル%)とした。
(1)ポリ乳酸(A)のD体含有量
ポリ乳酸(A)約0.3gを1N−水酸化カリウム/メタノール溶液6mlに加え、65℃にて充分撹拌し、ポリ乳酸を分解させた後、硫酸450μlを加えて、65℃にて撹拌し、乳酸メチルエステルとした。得られた乳酸メチルエステル5ml、純水3ml、および、塩化メチレン13mlを混合して振り混ぜた。静置分離後、下部の有機層を約1.5ml採取し、HPLC用ディスクフィルター(孔径0.45μm)でろ過し、ガスクロマトグラフィーで測定した。
ガスクロマトグラフィー(Hewlett Packard社製、HP−6890)は、ヘリウム(He)をキャリアガスとして、流速1.8ml/分で、オーブンプログラムは90℃で3分間保持し、50℃/分で220℃まで昇温し、1分間保持する条件でおこなった。カラムは、J&W社製DB−17(30m×0.25mm×0.25μm)を用い、検出器はFID(温度300℃)、内部標準法で測定した。乳酸メチルエステルの全ピーク面積に占めるD−乳酸メチルエステルのピーク面積の割合(%)を算出し、これをD体含有量(モル%)とした。
(2)メルトフローレート
得られた樹脂組成物の樹脂ペレットを用いた。JIS K7210(附属書A、表1のD条件)に準拠して、2.16kg荷重下、温度190℃で測定した。
得られた樹脂組成物の樹脂ペレットを用いた。JIS K7210(附属書A、表1のD条件)に準拠して、2.16kg荷重下、温度190℃で測定した。
(3)製糸性
紡糸速度10m/分にて24時間、直径1.75mmのモノフィラメントを採取した際の糸切れ回数により、以下の基準により評価した。
◎:糸切れが0回であった。
〇:糸切れ回数が1〜3回であった。
×:糸切れ回数が4回以上、またはフィラメントが引き取れなかった。
実用上、糸切れは、3回以下(○)であることが好ましく、0回(◎)であることがより好ましい。
紡糸速度10m/分にて24時間、直径1.75mmのモノフィラメントを採取した際の糸切れ回数により、以下の基準により評価した。
◎:糸切れが0回であった。
〇:糸切れ回数が1〜3回であった。
×:糸切れ回数が4回以上、またはフィラメントが引き取れなかった。
実用上、糸切れは、3回以下(○)であることが好ましく、0回(◎)であることがより好ましい。
(4)モノフィラメントの直径
得られたモノフィラメントを、20cm毎に、モノフィラメントの長手方向に対して垂直に切断し、測定サンプルを30個得た。各サンプルの断面における最大長径と最小短径を、マイクロメーターを用いて測定し、その平均を算出し、これを平均径とした。全30サンプルの平均径を平均して、モノフィラメントの直径とした。
得られたモノフィラメントを、20cm毎に、モノフィラメントの長手方向に対して垂直に切断し、測定サンプルを30個得た。各サンプルの断面における最大長径と最小短径を、マイクロメーターを用いて測定し、その平均を算出し、これを平均径とした。全30サンプルの平均径を平均して、モノフィラメントの直径とした。
(5)3Dプリンターにおける造形性
モノフィラメントを用いて、3Dプリンター(ニンジャボット社製、NJB−200HT)を用いて、ノズル温度:(Tm+30)〜(Tm+50)(℃)(Tmは樹脂組成物の融点)、テーブル温度:(Tg−20)〜Tg(℃)(Tgは樹脂組成物のガラス転移温度)、印刷速度:50mm/秒、ノズル径:0.4mm、1層の厚み:0.2mmの条件で、図1の「ルーク」を造形した。層間接着が悪く途中で造形することができなくなった場合、「××」と評価した。造形することができた場合、図1中の符号1の部分(オーバーハング部分)の外観を、以下の基準で評価した。
◎:オーバーハング部分にだれが生じなかった。
×:オーバーハング部分にだれが生じた。
モノフィラメントを用いて、3Dプリンター(ニンジャボット社製、NJB−200HT)を用いて、ノズル温度:(Tm+30)〜(Tm+50)(℃)(Tmは樹脂組成物の融点)、テーブル温度:(Tg−20)〜Tg(℃)(Tgは樹脂組成物のガラス転移温度)、印刷速度:50mm/秒、ノズル径:0.4mm、1層の厚み:0.2mmの条件で、図1の「ルーク」を造形した。層間接着が悪く途中で造形することができなくなった場合、「××」と評価した。造形することができた場合、図1中の符号1の部分(オーバーハング部分)の外観を、以下の基準で評価した。
◎:オーバーハング部分にだれが生じなかった。
×:オーバーハング部分にだれが生じた。
(6)寸法安定性
モノフィラメントを用いて、3Dプリンター(ニンジャボット社製、NJB−200HT)を用いて、ノズル温度:(Tm+30)〜(Tm+50)(℃)(Tmは樹脂組成物の融点)、テーブル温度:(Tg−20)〜Tg(℃)(Tgは樹脂組成物のガラス転移温度)、印刷速度:50mm/秒、ノズル径:0.4mm、1層の厚み:0.2mmの条件で、寸法(設定値)を縦25mm×横25mm×高さ2mmになるように設定し、板を10枚造形した。
得られた板10枚をそれぞれ、KEYENCE社製2次元寸法測定器を用いて、縦および横の長さをそれぞれ測定した。20個の値[2(縦、横)×10枚分]の平均寸法を求め、下記の式を用いて寸法安定性を評価した。
寸法安定性=[得られた造形物の平均寸法−設定した寸法(25mm)]/[設定した寸法(25mm)]×100
実用上、寸法安定性は、絶対値が0.5%以下であることが好ましく、0.2%以下であることがより好ましく、0.1%以下であることがさらに好ましい。
モノフィラメントを用いて、3Dプリンター(ニンジャボット社製、NJB−200HT)を用いて、ノズル温度:(Tm+30)〜(Tm+50)(℃)(Tmは樹脂組成物の融点)、テーブル温度:(Tg−20)〜Tg(℃)(Tgは樹脂組成物のガラス転移温度)、印刷速度:50mm/秒、ノズル径:0.4mm、1層の厚み:0.2mmの条件で、寸法(設定値)を縦25mm×横25mm×高さ2mmになるように設定し、板を10枚造形した。
得られた板10枚をそれぞれ、KEYENCE社製2次元寸法測定器を用いて、縦および横の長さをそれぞれ測定した。20個の値[2(縦、横)×10枚分]の平均寸法を求め、下記の式を用いて寸法安定性を評価した。
寸法安定性=[得られた造形物の平均寸法−設定した寸法(25mm)]/[設定した寸法(25mm)]×100
実用上、寸法安定性は、絶対値が0.5%以下であることが好ましく、0.2%以下であることがより好ましく、0.1%以下であることがさらに好ましい。
(7)大型の造形物を造形したときの反り量
寸法(設定値)を縦200mm×横200mm×高さ2mmになるように設定する以外は、(6)と同様の操作をおこなって、板を3枚造形した。
得られた板3枚をそれぞれ、水平面に置き、水平面から最も浮いている部分の浮き測定した。3枚の平均の反り量を求め、以下の基準で評価した。
◎:0mm
○:0mmを超え0.3mm以下
×:0.3mmを超える
実用上、大型の造形物を造形したときの反り量は、0.3mm以下(○)であることが好ましく、0mm(◎)であることがより好ましい。
寸法(設定値)を縦200mm×横200mm×高さ2mmになるように設定する以外は、(6)と同様の操作をおこなって、板を3枚造形した。
得られた板3枚をそれぞれ、水平面に置き、水平面から最も浮いている部分の浮き測定した。3枚の平均の反り量を求め、以下の基準で評価した。
◎:0mm
○:0mmを超え0.3mm以下
×:0.3mmを超える
実用上、大型の造形物を造形したときの反り量は、0.3mm以下(○)であることが好ましく、0mm(◎)であることがより好ましい。
B.原料
(1)ポリ乳酸(A)
・NatureWorks社製「3001D」(重量平均分子量12万、L体98.6%、D体1.4%)
(1)ポリ乳酸(A)
・NatureWorks社製「3001D」(重量平均分子量12万、L体98.6%、D体1.4%)
(2)ポリ乳酸以外のポリエステル(B)
・BASF社製ポリブチレンアジペートテレフタレート「エコフレックス」
・BASF社製ポリブチレンアジペートテレフタレート「エコフレックス」
(3)脂肪族系可塑剤(C)
・大八化学社製アジピン酸エステル系可塑剤「DAIFATTY−101」
・大八化学社製アジピン酸エステル系可塑剤「DAIFATTY−101」
(4)タルク(D)
・林化成社製「MW−HST」 (平均粒径4.75μm)
・林化成社製「MW−HST」 (平均粒径4.75μm)
(5)離型剤
・日本油脂社製エルカ酸アミド「アルフローP−10」
・日本油脂社製エルカ酸アミド「アルフローP−10」
実施例1
二軸押出機(池貝社製、PCM−30、スクリュー径29mm、L/D30、ダイス径3mm、孔数3)を用い、ポリ乳酸(A)として3001Dを50質量部と、ポリ乳酸とは異なるポリエステル(B)としてエコフレックス35質量部と、脂肪族系可塑剤(C)としてDAIFATTY−101 3質量部と、タルク(D)としてMW−HST 11.5質量部と、離型剤として、アルフローP−10 0.5質量部とをブレンドして、押出機に供給した。温度200℃、スクリュー回転数120rpm、吐出量7kg/時間の条件で混練、押出した。引き続き、押出機先端から吐出されたストランドを、冷却バスで冷却後、ペレタイザーにて引き取り、カッティングして樹脂組成物のペレットを得た。得られた樹脂組成物のペレットを65℃×48時間の条件で乾燥して、水分率を0.01%とした。
次に、得られた乾燥樹脂組成物ペレットを、スピニングテスター(富士フィルター工業社製、スクリュー径30mm、溶融押出しゾーン1000mm)を用い、紡糸温度200℃、吐出量39g/分の条件で、孔径5mmで1孔有する丸断面の紡糸口金から押出した。引き続き、押出されたモノフィラメントを、紡糸口金より20cm下の冷却温水50℃に浸漬し、冷却時間1分、引き取り速度16.5m/分で調整しながら引き取り、フィラメントとして、平均繊維径が1.74mmのモノフィラメントを得た。
二軸押出機(池貝社製、PCM−30、スクリュー径29mm、L/D30、ダイス径3mm、孔数3)を用い、ポリ乳酸(A)として3001Dを50質量部と、ポリ乳酸とは異なるポリエステル(B)としてエコフレックス35質量部と、脂肪族系可塑剤(C)としてDAIFATTY−101 3質量部と、タルク(D)としてMW−HST 11.5質量部と、離型剤として、アルフローP−10 0.5質量部とをブレンドして、押出機に供給した。温度200℃、スクリュー回転数120rpm、吐出量7kg/時間の条件で混練、押出した。引き続き、押出機先端から吐出されたストランドを、冷却バスで冷却後、ペレタイザーにて引き取り、カッティングして樹脂組成物のペレットを得た。得られた樹脂組成物のペレットを65℃×48時間の条件で乾燥して、水分率を0.01%とした。
次に、得られた乾燥樹脂組成物ペレットを、スピニングテスター(富士フィルター工業社製、スクリュー径30mm、溶融押出しゾーン1000mm)を用い、紡糸温度200℃、吐出量39g/分の条件で、孔径5mmで1孔有する丸断面の紡糸口金から押出した。引き続き、押出されたモノフィラメントを、紡糸口金より20cm下の冷却温水50℃に浸漬し、冷却時間1分、引き取り速度16.5m/分で調整しながら引き取り、フィラメントとして、平均繊維径が1.74mmのモノフィラメントを得た。
実施例2〜8、比較例1〜8
表1に示す配合量を変更する以外は、実施例1と同様の操作をおこない、乾燥した樹脂組成物のペレットを得た。
次に、得られた乾燥した樹脂組成物のペレットを用いて、実施例1と同様の操作をおこなって、平均繊維径が1.73〜1.76mmのモノフィラメントを得た。
表1に示す配合量を変更する以外は、実施例1と同様の操作をおこない、乾燥した樹脂組成物のペレットを得た。
次に、得られた乾燥した樹脂組成物のペレットを用いて、実施例1と同様の操作をおこなって、平均繊維径が1.73〜1.76mmのモノフィラメントを得た。
実施例1〜8および比較例1〜8で得られた樹脂組成物の組成、モノフィラメントおよびそれから得られた造形物の評価結果を表1に示す。
実施例1〜8の樹脂組成物は、融点が高く、それから得られたモノフィラメントは、製糸性に優れ、熱溶解積層法3Dプリンターで設計通りの寸法で造形が可能であった。また、得られた造形物は、大型の造形物を造形したときであっても、反り量が小さった。このため、これらの樹脂組成物は、熱溶解積層法3Dプリンターの造形材料として、好適に用いることができるものであった。
比較例1は、ポリ乳酸の配合量が過少であったため、製糸できなかった。
比較例2は、ポリ乳酸の配合量が過剰であったため、反り量が大きかった。
比較例3は、ポリ乳酸以外のポリエステルの配合量が過少であったため、反り量が大きかった。
比較例4は、ポリ乳酸以外のポリエステルの配合量が過剰であったため、製糸できなかった。
比較例5は、脂肪族系可塑剤の配合量が過少であったため、製糸できなかった。
比較例6は、脂肪族系可塑剤の配合量が過剰であったため、だれが生じ、造形性が悪かった。また、可塑剤がブリードアウトし、造形体がべとついていた。
比較例7は、タルクの配合量が過少であったため、反り量が大きかった。
比較例8は、タルクの配合量が過剰であったため、層間接着力が低く、途中で造形することができなくなり、造形物を得ることができなかった。
比較例2は、ポリ乳酸の配合量が過剰であったため、反り量が大きかった。
比較例3は、ポリ乳酸以外のポリエステルの配合量が過少であったため、反り量が大きかった。
比較例4は、ポリ乳酸以外のポリエステルの配合量が過剰であったため、製糸できなかった。
比較例5は、脂肪族系可塑剤の配合量が過少であったため、製糸できなかった。
比較例6は、脂肪族系可塑剤の配合量が過剰であったため、だれが生じ、造形性が悪かった。また、可塑剤がブリードアウトし、造形体がべとついていた。
比較例7は、タルクの配合量が過少であったため、反り量が大きかった。
比較例8は、タルクの配合量が過剰であったため、層間接着力が低く、途中で造形することができなくなり、造形物を得ることができなかった。
ポリ乳酸(A)の含有量は35〜70質量%とすることが必要であり、35〜60質量%とすることが好ましく、35〜50質量%とすることがより好ましい。(A)の含有量が35質量%未満であると、製糸性が低下するので好ましくない。一方、(A)の含有量が70質量%を超えると、ポリ乳酸(A)以外の組成の割合が少なくなり、得られる造形物の反り量が大きくなるので好ましくない。
Claims (6)
- 熱溶解積層法3Dプリンターの造形材料用樹脂組成物であって、ポリ乳酸(A)35〜70質量%、ポリ乳酸以外のポリエステル(B)15〜45質量%、脂肪族系可塑剤(C)1〜5質量%およびタルク(D)3〜20質量%とを含有し、(A)〜(D)の合計が100質量%である樹脂組成物。
- ポリ乳酸以外のポリエステル(B)がポリブチレンアジペートテレフタレートである請求項1に記載の樹脂組成物。
- 脂肪族系可塑剤(C)がアジピン酸エステルである請求項1または2に記載の樹脂組成物。
- 請求項1〜3いずれかに記載の樹脂組成物で構成されているペレット。
- 請求項1〜3いずれかに記載の樹脂組成物で構成されているフィラメント。
- 請求項4に記載のペレットまたは請求項5に記載のフィラメントを造形してなる造形物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019208985A JP2021080369A (ja) | 2019-11-19 | 2019-11-19 | 熱溶解積層法3dプリンターの造形材料用樹脂組成物およびそのペレット、フィラメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019208985A JP2021080369A (ja) | 2019-11-19 | 2019-11-19 | 熱溶解積層法3dプリンターの造形材料用樹脂組成物およびそのペレット、フィラメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021080369A true JP2021080369A (ja) | 2021-05-27 |
Family
ID=75964177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019208985A Pending JP2021080369A (ja) | 2019-11-19 | 2019-11-19 | 熱溶解積層法3dプリンターの造形材料用樹脂組成物およびそのペレット、フィラメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021080369A (ja) |
-
2019
- 2019-11-19 JP JP2019208985A patent/JP2021080369A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4602024B2 (ja) | 液晶性樹脂組成物の製造方法 | |
JP6446707B2 (ja) | 3次元プリンター成形用フィラメント、及び樹脂成形体の製造方法 | |
BR112014015060B1 (pt) | método para produzir masterbatches | |
JP6359230B1 (ja) | 樹脂組成物およびフィラメント状成形体 | |
JP7288664B2 (ja) | 熱溶解積層方式3次元造形用フィラメントおよびそれを造形してなる造形体 | |
CN111278624B (zh) | 热熔层压法3d打印机的造型材料用树脂组合物及其丝状成型体 | |
JP2016204550A (ja) | 樹脂組成物及びフィラメント状成形体 | |
JP7435996B2 (ja) | 熱溶解積層方式3次元造形用樹脂組成物およびそれからなるフィラメント状成形体、造形体 | |
JP6711980B2 (ja) | 樹脂組成物およびそれからなるフィラメント状成形体 | |
JP2021080369A (ja) | 熱溶解積層法3dプリンターの造形材料用樹脂組成物およびそのペレット、フィラメント | |
JP7064763B2 (ja) | 樹脂組成物およびフィラメント状成形体 | |
CN112159588A (zh) | 一种低翘曲3d打印pa/ppo合金耗材及其制备方法 | |
JP4811982B2 (ja) | 梨地状外観を呈するポリ乳酸フィルムの製造方法 | |
JP2016094679A (ja) | ポリ乳酸系モノフィラメント | |
JP7328679B2 (ja) | 樹脂組成物およびそれからなるフィラメント状成形体 | |
EP4059697A1 (en) | 3d printing filament | |
JP2010174158A (ja) | ポリアミド樹脂組成物、ポリアミド樹脂フィルム、およびポリアミド樹脂フィルムの製造法 | |
JP2024043230A (ja) | 酢酸セルロース組成物、3dプリンター用の造形材、3dプリント造形品及びこれらの製造方法 | |
JP2024043228A (ja) | 酢酸セルロース組成物、3dプリンター用の造形材、3dプリント造形品及びこれらの製造方法 | |
JP7437737B2 (ja) | 樹脂組成物およびそれを成形して得られる管状成形体 | |
JP2024043227A (ja) | 酢酸セルロース組成物、3dプリンター用の造形材、3dプリント造形品及びこれらの製造方法 | |
RU2425849C1 (ru) | Композиция на основе диацетата целлюлозы для термоформованных изделий | |
JP2004269606A (ja) | 乳酸系樹脂組成物 | |
JP2016084383A (ja) | ポリ乳酸系樹脂組成物及びその製造方法 | |
JPWO2015020120A1 (ja) | ポリ乳酸樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191125 |