JP2021080112A - 単結晶引き上げ装置及び単結晶引き上げ方法 - Google Patents

単結晶引き上げ装置及び単結晶引き上げ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マグネットの高さを変えなくても、磁気シールドにより磁場中心高さを上げた場合と同等の磁場分布にすることで、育成する単結晶中の酸素濃度を低減できる単結晶引き上げ装置、および単結晶引き上げ方法を提供する。【解決手段】加熱ヒータ及び溶融した半導体原料が収容される坩堝が配置され中心軸を有する引き上げ炉と、前記引き上げ炉の周囲に設けられ超伝導コイルを有する磁場発生装置とを備え、前記超電導コイルへの通電により前記溶融した半導体原料に水平磁場を印加して、前記溶融した半導体原料の前記坩堝内での対流を抑制する単結晶引き上げ装置であって、前記引き上げ炉と前記磁場発生装置間へ選択的に設置可能な磁気シールドを有し、前記磁気シールドを設置する高さ位置が調整可能なもので、前記引き上げ炉の中心軸方向の磁場分布を変更できるものである単結晶引き上げ装置。【選択図】図1

Description

本発明は、単結晶引き上げ装置、及びこれを用いた単結晶引き上げ方法に関する。
シリコンやガリウム砒素などの半導体は単結晶で構成され、小型から大型までのコンピュータのメモリ等に利用されており、記憶装置の大容量化、低コスト化、高品質化が要求されている。
従来、これら半導体の要求を満たす単結晶を製造するための単結晶引き上げ方法の1つとして、坩堝内に収容されている溶融状態の半導体原料に磁場を印加させ、これにより、溶融液に発生する熱対流を抑止して、大口径かつ高品質の半導体を製造する方法(一般にチョクラルスキー(CZ)法と称している)が知られている。
図8を用いて従来のCZ法による単結晶引き上げ装置の一例を説明する。図8の単結晶引き上げ装置(従来例)100は、引き上げ炉2を備え、この引き上げ炉2内に坩堝3を内蔵した構成となっている。そして、引き上げ炉2の内側には坩堝3内の半導体原料を加熱溶融するためのヒータ4が坩堝3の周囲に設けられ、引き上げ炉2の外側には、1対の超電導コイル104(104a,104b)を円筒型容器としての冷媒容器(以下、円筒型冷媒容器)6に内蔵した超電導磁石7が配置されている 。
単結晶の製造に際しては、坩堝3内に半導体原料11を入れてヒータ4により加熱し、半導体原料11を溶融させる。この溶融液中に図示しない種結晶を、例えば坩堝3の中央部上方から下降して着液させ、図示しない引き上げ機構により種結晶を所定の速度で引き上げ方向13の方向に引き上げていく。これにより、固体・液体境界層に結晶が成長し、単結晶が生成される。この際、ヒータ4の加熱によって誘起される溶融液の流体運動、即ち熱対流が生じると、引き上げられる溶融液が乱され、単結晶生成の歩留りが低下する。
そこで、この対策として、超電導磁石7の超電導コイル104を使用する。すなわち、溶融液の半導体原料11は、超電導コイル104への通電によって発生する磁力線10により動作抑止力を受け、坩堝3内で対流することなく、種結晶の引き上げに伴って成長単結晶がゆっくりと上方に向って引き上げられ、固体の単結晶12として製造されるようになる。なお、引き上げ炉2の上方には 、図示しないが、単結晶12を中心線9に沿って引き上げるための引き上げ機構が設けられている。
次に、図8に示した単結晶引き上げ装置(従来例)100に用いられる超電導磁石7の一例について図9で説明する。この超電導磁石7は、真空容器8に超電導コイル104(104a,104b)を、円筒型冷媒容器6を介して収納した構成とされている。この超電導磁石7においては、真空容器8内の中心部を介して互いに向き合う1対の超電導コイル104a,104bが収納されている。これら1対の超電導コイル104a,104bは横向きの同一方向に沿う磁場を発生しているヘルムホルツ型磁場コイルであり、図8に示すように、引き上げ炉2及び真空容器8の中心線9に対して軸対称の磁力線10を発生している(この中心線9の位置を磁場中心と称している)。
なお、この超電導磁石7は、図8、9に示すように2つの超電導コイル104a、104bに電流を導入する電流リード111 、円筒型冷媒容器6の内部に納められた第1の輻射シールド117および第2の輻射シールド118を冷却するための小型ヘリウム冷凍機112、円筒型冷媒容器6内のヘリウムガスを放出するガス放出管113及び液体ヘリウムを補給する補給口を有するサービスポート114等を備えている。このような超電導磁石7のボア115内に、図8に示した引き上げ炉2が配設される。
図10は、上述した従来の超電導磁石7の磁場分布を示している。図9に示すように、従来の超電導磁石7においては、互いに向き合った1対の超電導コイル104a、104bが配置されていることから、各コイル配置方向(図10のX方向)では両側に向って磁場が次第に大きくなり、これと直交する方向(図10のY方向)では上下方向に向って次第に磁場が小さくなる。このような従来の構成では、図10に示すようにボア115内の範囲の磁場勾配が大きすぎるため、溶融した半導体原料に発生する熱対流抑制が不均衡になっており、かつ磁場効率が悪い。即ち、図10に同じ磁束密度の領域を斜線で示したように、中心磁場近傍の領域では、磁場均一性がよくない(すなわち、図10において、上下、左右に細長いクロス状になっている)ため、熱対流の抑制効果が低く、高品質の単結晶を引き上げることができないという問題点があった。
特許文献1には、上記の問題点を解決するため、図11(a)、図11(b)に示すように、超電導コイル104の数を4以上(例えば、104a、104b、104c、104dの4つ)とし、各超電導コイル中心を引き上げ炉の周囲に同軸的に設けた筒形容器内の平面上に配置するとともに、その配置された各超電導コイルを前記筒形容器の軸心を介して対向する向きに設定し、かつ前記超電導コイルの相互に隣接する1対ずつのもの同士が前記筒形容器の内側に向く配設角度θ(図11(b)参照)を、100度〜130度の範囲(すなわち、X軸を挟んで隣接するコイル軸間の中心角度α(図11(b)参照)は50度〜80度)に設定することが開示されている。
これによって、ボア115内部に磁場勾配の少ない均一性のよい横磁場を発生することができ、また、平面上に同心円状もしくは正方形状の磁場分布を発生することができ、不均衡電磁力を大幅に抑制することができるとされ、また、その結果、引き上げ方向の均一磁場領域が向上するとともに、横磁場方向の磁場がほぼ水平になり、不均衡電磁力の抑制により、高品質の単結晶の製造が実現でき、さらに、この単結晶引き上げ方法によれば、高品質の単結晶を歩留りよく引き上げることも開示されている。
すなわち、図11の超電導コイル104a、104b、104c、104dの配設角度θ を、それぞれ、100度、110度、115度、120度、130度(すなわち、コイル軸間の中心角度αはそれぞれ80度、70度、65度、60度、50度)とした場合の磁場分布を示した図12−図16において、中心磁場が十分に広い領域に亘って均一に配置される。その一方で、図17に示すように、配設角度θが90度(コイル軸間の中心角度αは90度)と小さい場合には、中心磁場のY方向の幅が極端に狭くなり、図18に示すように、配設角度θが140度(コイル軸間の中心角度αは40度)と大きい場合には、中心磁場のX方向の幅が極端に狭くなっている。
したがって、図11の超電導磁石7において、配設角度θを100度〜130度の範囲に設定することで、ボア115内部に同心円状もしくは正方形状の等分布磁場を得ることができるとされている。
しかしながら、特許文献2では、図12〜図16に示すように均一な磁場分布であっても、中心軸9における磁力線がX軸方向に向かう横磁場においては、X軸と平行な断面内とX軸に垂直な断面内とでは熱対流に違いがあることを開示している。この傾向は4コイルにより均一な磁場分布を形成した特許文献1で開示されている技術(ただし、コイル軸間の中心角度αは60度)でも同様であったが、超電導コイルのコイル軸を含む水平面内の前記中心軸における磁力線方向をX軸としたときに、前記X軸上の磁束密度分布が上に凸の分布であり、前記水平面内の前記中心軸における磁束密度を磁束密度設定値とした場合、前記X軸上の磁束密度は坩堝壁では前記磁束密度設定値の80%以下となると同時に、前記水平面内において前記X軸と直交し前記中心軸を通るY軸上の磁束密度分布が下に凸の分布であり、前記Y軸上の磁束密度は坩堝壁では前記磁束密度設定値の140%以上となるように磁場分布を発生させることにより、電磁力による対流抑制力が不十分だったX軸と垂直な断面内においても、溶融した半導体原料の流速を低減できるとともに、溶融した半導体原料のX軸に平行な断面における流速と、溶融した半導体原料のX軸に垂直な断面における流速とをバランスさせることができる。
X軸と垂直な断面内においても、溶融した半導体原料の流速を低減することによって、石英ルツボ壁から溶出した酸素が単結晶に到達するまでの時間が長くなり、溶融した半導体原料の自由表面からの酸素蒸発量が増加することで、単結晶に取り込まれる酸素濃度を大幅に低減させることができるようになり、5ppma−JEIDA以下の単結晶を容易に得ることができるようになった。
特開2004−051475号公報 特許第6436031号公報 特許第5228671号公報
しかし、高耐圧用のパワーデバイス向けには、ほとんど酸素を含まない高純度のFZ単結晶が使われており、この代替結晶をCZ法で得るためにはさらに酸素濃度を低下させる必要がある。
特許文献3には、ルツボを挟んで一対の電磁コイルを対向配置し、前記電磁コイルによりルツボ内の原料融液に横磁場を印加しつつ、前記原料融液からシリコン単結晶を育成する方法において、前記横磁場の磁場中心線の位置を前記原料融液の液面位置に対して、より高い位置に設定することでシリコン単結晶中の酸素濃度を低下させることができることが開示されているが、マグネットの内側にある引き上げ機のチャンバーを昇降・旋回させるには、マグネットの外側から油圧シリンダーに接続したアームをチャンバーと接続させておく必要があるため、マグネットの上限位置はこのアームの位置が律速になる。また、アームとマグネットが直接干渉しなくても、マグネット上部には冷凍機が突き出しており、旋回するチャンバーの底面と干渉する場合もあることから、マグネットの位置を上げることは必ずしも容易ではないという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、マグネットの高さを変えなくても、磁気シールドにより磁場中心高さを上げた場合と同等の磁場分布にすることで、育成する単結晶中の酸素濃度を低減できる単結晶引き上げ装置、および単結晶引き上げ方法を提供する。
上記課題を解決するために、本発明では、加熱ヒータ及び溶融した半導体原料が収容される坩堝が配置され中心軸を有する引き上げ炉と、前記引き上げ炉の周囲に設けられ超伝導コイルを有する磁場発生装置とを備え、前記超電導コイルへの通電により前記溶融した半導体原料に水平磁場を印加して、前記溶融した半導体原料の前記坩堝内での対流を抑制する単結晶引き上げ装置であって、前記引き上げ炉と前記磁場発生装置間へ選択的に設置可能な磁気シールドを有し、前記磁気シールドを設置する高さ位置が調整可能なもので、前記引き上げ炉の中心軸方向の磁場分布を変更できるものである単結晶引き上げ装置を提供する。
このように、前記引き上げ炉と前記磁場発生装置との間へ、選択的に設置可能な磁気シールドを有し、前記磁気シールドを設置する高さ位置を調整可能とすることで、マグネット位置を変えることなく、前記引き上げ炉の中心軸方向の磁場分布を簡単に変更することで、単結晶中の酸素濃度を制御できる装置となる。
また、前記磁気シールドは、更に、取り外しが可能な構造を有しており、磁気シールドの設置の有無、ならびにその形状と設置する高さ位置を調整可能なものとすることができる。
このようにすれば、単結晶中の酸素濃度をより簡単に制御できるものとすることができる。
また、前記磁気シールドは、一体型もしくは分割型の円筒形状を有しており、超電導コイルの中心軸よりも下側に設置されたものとすることができる。
このような引き上げ装置であれば、磁気シールドを設置した場合には、前記中心軸における磁束密度は超電導コイルより下側が弱くなるために、相対的にマグネットを上昇させた場合と同じ磁場分布とすることができ、単結晶中の酸素濃度をより低下することが可能となる。
また、前記磁気シールドを挿入しない場合の前記磁場発生装置は、前記超電導コイルのコイル軸を含む水平面内の前記中心軸における磁力線方向をX軸としたときに前記X軸上の磁束密度分布が上に凸の分布であり、前記水平面内の前記中心軸における磁束密度を磁束密度設定値とした場合、前記X軸上の磁束密度は坩堝壁では前記磁束密度設定値の80%以下となると同時に、前記水平面内において前記X軸と直交し前記中心軸を通るY軸上の磁束密度分布が下に凸の分布であり、前記Y軸上の磁束密度は坩堝壁では前記磁束密度設定値の140%以上となるように、磁場分布を発生させるものであり、前記磁場発生装置において、それぞれ対向配置された超電導コイルの対をそれぞれのコイル軸が同じ水平面内に含まれるように2対設けるとともに、前記コイル軸間の前記X軸を挟む中心角度αを100度以上120度以下としたものとすることができる。
このような磁場発生装置であれば、磁場分布を安定化できるとともに、単結晶に取り込まれる酸素濃度を更に低減させることができる単結晶引き上げ装置とすることができる。
また、前記磁気シールドを挿入しない場合の前記磁場発生装置は、前記超電導コイルを4個有し、前記4個の超電導コイルのすべてのコイル軸が単一の水平面内に含まれるように配置されており、前記水平面内の前記中心軸における磁力線方向をX軸としたときに、該X軸と前記引き上げ炉の中心軸を含む断面で分けられる第1の領域および第2の領域に、それぞれ2個ずつの前記超電導コイルが配置されており前記4個の超電導コイルは、前記断面に対して線対称に配置されており、前記4個の超電導コイルは、いずれもコイル軸が前記水平面内において前記X軸と垂直なY軸に対して−30°超30°未満の角度の範囲となるよう配置されており、前記4個の超電導コイルが発生する磁力線の方向は、前記断面に対して線対称であり、前記第1の領域および第2の領域のそれぞれにおいて、2個の前記超電導コイルは、発生する磁力線の方向が逆であるものとすることができる。
このような磁場発生装置であれば、単結晶に取り込まれる酸素濃度を更に低下させることが可能な装置となる。
さらに、前記単結晶引き上げ装置を用いて、半導体単結晶を引き上げることができる。
このように、本発明の装置を用いれば、取り込まれる酸素濃度が大幅に低減された半導体単結晶を容易に育成することができる。
以上のように、本発明の単結晶引き上げ装置は、引き上げ炉と磁場発生装置間へ選択的に設置可能な磁気シールドを有し、前記磁気シールドを設置する高さ位置が調整可能なもので、マグネットを上昇させた場合と同じ磁場分布とすることができる。さらに、本発明の単結晶引き上げ装置であれば、取り込まれる酸素濃度が大幅に低減された半導体単結晶を容易に育成することができる。
本発明の単結晶引き上げ装置の一例を示す概略断面図である。 磁気シールドを挿入した場合における4つの超電導コイルを配置した一例を示すモデル図である。 図2に示すモデルを用いて解析した磁力線方向に水平な中心軸を含む断面における磁束密度分布(表示レンジ:0〜1000Gauss)である。 図2に示すモデルを用いて解析した磁力線方向に水平な中心軸を含む断面における磁束密度分布(表示レンジ:0〜500Gauss)である。 図2に示すモデルにおいて超電導コイルに流す電流を1.845倍することで中心軸上の最大磁束密度を1000Gaussに調整した際の磁力線方向に水平な中心軸を含む断面における磁束密度分布(表示レンジ:0〜1000Gauss)である。 磁気シールドを挿入しない場合における4つの超電導コイルを配置した一例を示すモデル図である。 図6に示すモデルを用いて解析した磁力線方向に水平な中心軸を含む断面における磁束密度分布(表示レンジ:0〜1000Gauss)である。 従来のCZ法による単結晶引き上げ装置の一例を示す概略断面図である。 超電導磁石の一例を示す概略斜視図である。 従来の超電導磁石の磁場分布を示す図である。 特許文献1の超電導磁石を示す概略斜視図及び概略断面図である。 配設角度θ=100度のときの磁場分布を示す図である。 配設角度θ=110度のときの磁場分布を示す図である。 配設角度θ=115度のときの磁場分布を示す図である。 配設角度θ=120度のときの磁場分布を示す図である。 配設角度θ=130度のときの磁場分布を示す図である。 配設角度θ=90度のときの磁場分布を示す図である。 配設角度θ=140度のときの磁場分布を示す図である。 コの字型クライオスタットを用いた際の本発明に係る超電導コイルの配設の一例を示す平面図である。 2つのクライオスタットを連結した際の本発明に係る超電導コイルの配設の一例を示す平面図である。 本発明に係る超電導コイルの配設でY軸に対して配設角度30度のときの模式図である。 本発明に係る超電導コイルの配設でY軸に対して配設角度−30度のときの模式図である。
以下、本発明について図面を参照して説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
前述したように、CZ法で高耐圧用のパワーデバイス向け結晶を得るには、さらに酸素濃度を低下させる必要がある。
上述のように従来の引き上げ装置において、引き上げ機のチャンバーを昇降・旋回させることやマグネットの位置を上げることで、横磁場の磁場中心線の位置を原料融液の液面位置に対して、より高い位置に設定することでシリコン単結晶中の酸素濃度を低下させることができることが提案されているが、実際には構造上、引き上げ装置のチャンバーを昇降・旋回させることやマグネットの位置を上げることは容易ではないという問題があった。
以上の問題について本発明者は、マグネットの高さを変えなくても、磁場中心高さを上げた場合と同等の磁場分布にすることで、育成する単結晶中の酸素濃度を低減できる単結晶引き上げ装置、および単結晶引き上げ方法について検討した結果、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、加熱ヒータ及び溶融した半導体原料が収容される坩堝が配置され中心軸を有する引き上げ炉と、前記引き上げ炉の周囲に設けられ超伝導コイルを有する磁場発生装置とを備え、前記超電導コイルへの通電により前記溶融した半導体原料に水平磁場を印加して、前記溶融した半導体原料の前記坩堝内での対流を抑制する単結晶引き上げ装置であって、前記引き上げ炉と前記磁場発生装置間へ選択的に設置可能な磁気シールドを有し、前記磁気シールドを設置する高さ位置が調整可能なもので、前記引き上げ炉の中心軸方向の磁場分布を変更できるものである単結晶引き上げ装置である。
本発明の単結晶引き上げ装置であれば、設置する高さ位置が調整可能な磁気シールドを有することで、マグネットを上昇させた場合と同じ磁場分布とすることができる。さらに、本発明の単結晶引き上げ装置であれば、取り込まれる酸素濃度が大幅に低減された半導体単結晶を容易に育成することができる装置となる。
本発明の単結晶引き上げ装置の一例を、図1を参照しながら以下に説明する。なお、従来装置と同じものについては説明を適宜省略する。本発明の単結晶引き上げ装置1は、加熱ヒータ4及び溶融した半導体原料11が収容される坩堝3が配置され中心軸を有する引き上げ炉2と、引き上げ炉2の周囲に設けられ超伝導コイル5を有する磁場発生装置とを備え、超電導コイル5への通電により溶融した半導体原料11に水平磁場を印加して、溶融した半導体原料11の坩堝3内での対流を抑制する単結晶引き上げ装置であって、引き上げ炉2と磁場発生装置間へ選択的に設置可能な磁気シールド20を有し、磁気シールド20を設置する高さ位置が調整可能なもので、引き上げ炉2の中心軸方向の磁場分布を変更できる単結晶引き上げ装置1である。
また、磁気シールド20は、更に、取り外しが可能な構造を有しており、磁気シールド20の設置の有無、ならびにその形状と設置する高さ位置を調整可能なものである。これにより、単結晶中の酸素濃度を制御できるものである。
磁気シールド20には強磁性体である鉄を使うことができる。強磁性材料は硬質磁性材と軟質磁性材に区分されるが、鉄は軟磁性材であり、保磁力が小さいために外部の磁界を取り除くと速やかに磁気がなくなるため、マグネットを消磁すれば強磁場を発することがなく、人体への影響を抑えることができるともに、取り外しが容易になる。本発明の場合、磁気シールドの厚さは25mm程度の鉄が好ましい。
また、磁気シールド20は、一体型もしくは分割型の円筒形状を有しており、超電導コイル5の中心軸よりも下側に設置されたものとすることができる。
磁気シールド20をマグネットの筐体と引き上げ機の間に設置した状態でマグネットを励磁すると、磁性材料である磁気シールド20はマグネット側に引き寄せられることになる。さらにマグネットの中でも、磁束密度の高い超電導コイル5に引き寄せられることから、超電導コイル5の中心軸よりも下側に配置された磁気シールド20には上向きの力が作用し、またコイル近傍では外向きの力も作用する。
したがって、本発明における磁気シールドの外径はマグネット筐体の内径に合わせておくのが良い。また磁気シールドの形状は連続もしくは不連続な円筒形状とすることができる。また、中心軸での磁力線方向をX軸とするとき中心軸とX軸を含む断面に対して線対称に円弧形状とすることもできる。
なお、磁気シールドの高さはコイルの半径以下とするのがよく、少なくともコイルの中心軸よりも下方に配置することで、より安定して中心軸上の磁束密度分布がコイル軸よりも上にピークを持つようにすることができる。
また、磁気シールドの固定方法については、マグネット筐体の内面側下部に連続的な段差を設けるか、複数の突起を設けておき、その上に乗せたのち、磁気シールドが上昇しないようにシールド上部に固定治具を設置することで磁気シールドを設置することができ、マグネットを消磁した状態で磁気シールドの取り外し、セットが可能となる。
このような引き上げ装置であれば、磁気シールドを設置した場合には、前記中心軸における磁束密度は超電導コイルより下側が弱くなるために、相対的にマグネットを上昇させた場合と同じ磁場分布とすることができ、単結晶中の酸素濃度を低下することが可能となる。
また、磁気シールド20を挿入しない場合の磁場発生装置は、超電導コイル5のコイル軸を含む水平面内の中心軸における磁力線方向をX軸としたときにX軸上の磁束密度分布が上に凸の分布であり、水平面内の中心軸における磁束密度を磁束密度設定値とした場合、X軸上の磁束密度は坩堝壁では磁束密度設定値の80%以下となると同時に、水平面内においてX軸と直交し中心軸を通るY軸上の磁束密度分布が下に凸の分布であり、Y軸上の磁束密度は坩堝壁では磁束密度設定値の140%以上となるように、磁場分布を発生させるものであり、磁場発生装置において、それぞれ対向配置された超電導コイルの対をそれぞれのコイル軸が同じ水平面内に含まれるように2対設けるとともに、コイル軸間のX軸を挟む中心角度αを100度以上120度以下としたものである単結晶引き上げ装置とすることができる。
このような単結晶引き上げ装置であれば、X軸と垂直な断面内においても電磁力による対流抑制力が十分であり、溶融した半導体原料の流速を低減できるとともに、溶融した半導体原料のX軸に平行な断面における流速と、溶融した半導体原料のX軸に垂直な断面における流速とをバランスさせることができる。X軸と垂直な断面内においても、溶融した半導体原料の流速を低減することによって、坩堝壁から溶出した酸素が単結晶に到達するまでの時間が長くなり、溶融した半導体原料の自由表面からの酸素蒸発量が増加することで、単結晶に取り込まれる酸素濃度をより低減させることができる単結晶引き上げ装置とすることができる。
また、磁気シールド20を挿入しない場合の磁場発生装置は、超電導コイル5を4個有し、4個の超電導コイル5のすべてのコイル軸が単一の水平面内に含まれるように配置されており、水平面内の中心軸における磁力線方向をX軸としたときに、例えば図19及び図20に示すような、該X軸と引き上げ炉の中心軸を含む断面で分けられる第1の領域および第2の領域に、それぞれ2個ずつの超電導コイル5が配置されており4個の超電導コイル5は、断面に対して線対称に配置されており、4個の超電導コイル5は、図21及び図22に示すような、いずれもコイル軸が水平面内においてX軸と垂直なY軸に対して−30°超30°未満の角度の範囲となるよう配置されており、4個の超電導コイルが発生する磁力線の方向は、断面に対して線対称であり、第1の領域および第2の領域のそれぞれにおいて、2個の超電導コイルは、発生する磁力線の方向が逆である単結晶引き上げ装置とすることができる。
このような単結晶引き上げ装置であれば、X軸と垂直な断面内においても電磁力による対流抑制力が十分であり、溶融した半導体原料の流速を低減できるとともに、溶融した単結晶原料のX軸に平行な断面における流速と、溶融した半導体原料のX軸に垂直な断面における流速とをバランスさせることができる。X軸と垂直な断面内においても、溶融した半導体原料の流速を低減することによって、坩堝壁から溶出した酸素が単結晶に到達するまでの時間が長くなり、溶融した半導体原料の自由表面からの酸素蒸発量が増加することで、単結晶に取り込まれる酸素濃度を大幅に低減させることができる単結晶引き上げ装置とすることができる。
このように本発明は、引き上げ炉と磁場発生装置間へ選択的に設置可能な磁気シールドを有し、磁気シールドを設置する高さ位置が調整可能なものである。磁気シールドは、更に、取り外しが可能な構造を有しており、磁気シールドの設置の有無、ならびにその形状と設置する高さ位置を変更することで、引き上げ炉の中心軸方向の磁場分布を変更できる単結晶引き上げ装置である。これにより、単結晶引き上げ装置で育成される単結晶中の酸素濃度を制御できる。
以下、実施例及び比較例を用いて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
比較例及び実施例では、ANSY−Maxwell−3Dにより磁場解析を実施した。
(比較例)
磁場中心の磁束密度が1000Gaussになるように、コイルの巻き数×電流値を調整した。図6は解析に使用した超電導コイルのモデル図であり、図7がその解析で得られた磁束密度分布である。磁力線方向に平行な中心軸を含む断面における磁束密度分布はコイル軸高さを境に上下対称であり、コイル軸が最も強磁場となっている。
(実施例)
マグネットと引き上げ機の間に、肉厚25mm、外径800mm、高さ300mmの磁気シールドを図2に示すモデル図にあるように、コイル軸より下部に設置した。コイル軸からみると、下側200〜500mmの位置に磁気シールドを配置した。磁場解析の結果、図3、図4に示すように、磁気シールドによる遮蔽効果により、中心軸上の最大磁場強度は半減するが、コイル軸より下側の磁束密度が大きく低下しており、磁場中心が相対的に上昇していることがわかる。
この場合、中心軸上の磁束密度が半減するが、超電導コイルに流す電流を1.845倍にすることで、図5のように中心軸上の最大磁束密度を1000Gaussに調整することができる。
上記、比較例と実施例について、各々、下記条件でシリコン単結晶の引き上げを行い、直胴40cm付近の酸素濃度を比較した。
使用坩堝:直径800mm
半導体原料のチャージ量:400kg
育成する単結晶:直径306mm
単結晶の直胴部の長さ:40cm
磁束密度:中心軸上の最大磁場強度が1000Gとなるようにコイルの電流×巻き数を調整
単結晶回転速度:6rpm
坩堝回転速度:0.03rpm
Figure 2021080112
表1からわかるように、比較例に比べて本発明の実施例は結晶中に含まれる酸素濃度を大幅に低減している。以上のことから、磁気シールドを配置し、中心軸方向の磁場分布を高く設定した本発明の単結晶引き上げ装置とそれを用いた単結晶育成方法により、育成した単結晶に含まれる酸素濃度を大幅に低減させることが可能となった。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
1…単結晶引き上げ装置(本願例)、 2…引き上げ炉、 3…坩堝、
4…加熱ヒータ、 5(5a、5b)…超電導コイル、 6…円筒型冷媒容器、
7…超電導磁石、 8…真空容器、 9…中心軸、 10…磁力線、
11…半導体原料、 12…単結晶、 13…引き上げ方向、
20…磁気シールド
100…単結晶引き上げ装置(従来例)
104(104a、104b、104c、104d)…超電導コイル、
111…電流リード、 112…小型ヘリウム冷凍機、
113…ガス放出管、 114…サービスポート、
115…ボア、 117…第1の輻射シールド、 118…第2の輻射シールド。

Claims (6)

  1. 加熱ヒータ及び溶融した半導体原料が収容される坩堝が配置され中心軸を有する引き上げ炉と、前記引き上げ炉の周囲に設けられ超伝導コイルを有する磁場発生装置とを備え、前記超電導コイルへの通電により前記溶融した半導体原料に水平磁場を印加して、前記溶融した半導体原料の前記坩堝内での対流を抑制する単結晶引き上げ装置であって、
    前記引き上げ炉と前記磁場発生装置間へ選択的に設置可能な磁気シールドを有し、前記磁気シールドを設置する高さ位置が調整可能なもので、前記引き上げ炉の中心軸方向の磁場分布を変更できるものであることを特徴とする単結晶引き上げ装置。
  2. 前記磁気シールドは、更に、取り外しが可能な構造を有しており、磁気シールドの設置の有無、ならびにその形状と設置する高さ位置を調整可能なものであり、単結晶中の酸素濃度を制御できるものであることを特徴とする請求項1に記載の単結晶引き上げ装置。
  3. 前記磁気シールドは、一体型もしくは分割型の円筒形状を有しており、超電導コイルの中心軸よりも下側に設置されたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の単結晶引き上げ装置。
  4. 前記磁気シールドを挿入しない場合の前記磁場発生装置は、前記超電導コイルのコイル軸を含む水平面内の前記中心軸における磁力線方向をX軸としたときに前記X軸上の磁束密度分布が上に凸の分布であり、前記水平面内の前記中心軸における磁束密度を磁束密度設定値とした場合、前記X軸上の磁束密度は坩堝壁では前記磁束密度設定値の80%以下となると同時に、前記水平面内において前記X軸と直交し前記中心軸を通るY軸上の磁束密度分布が下に凸の分布であり、前記Y軸上の磁束密度は坩堝壁では前記磁束密度設定値の140%以上となるように、磁場分布を発生させるものであり、前記磁場発生装置において、それぞれ対向配置された超電導コイルの対をそれぞれのコイル軸が同じ水平面内に含まれるように2対設けるとともに、前記コイル軸間の前記X軸を挟む中心角度αを100度以上120度以下としたものであることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の単結晶引き上げ装置。
  5. 前記磁気シールドを挿入しない場合の前記磁場発生装置は、前記超電導コイルを4個有し、前記4個の超電導コイルのすべてのコイル軸が単一の水平面内に含まれるように配置されており、前記水平面内の前記中心軸における磁力線方向をX軸としたときに、該X軸と前記引き上げ炉の中心軸を含む断面で分けられる第1の領域および第2の領域に、それぞれ2個ずつの前記超電導コイルが配置されており前記4個の超電導コイルは、前記断面に対して線対称に配置されており、前記4個の超電導コイルは、いずれもコイル軸が前記水平面内において前記X軸と垂直なY軸に対して−30°超30°未満の角度の範囲となるよう配置されており、前記4個の超電導コイルが発生する磁力線の方向は、前記断面に対して線対称であり、前記第1の領域および第2の領域のそれぞれにおいて、2個の前記超電導コイルは、発生する磁力線の方向が逆であることを特徴とする請求項1から請求項4に記載の単結晶引き上げ装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の単結晶引き上げ装置を用いて、半導体単結晶を引き上げることを特徴とする単結晶引き上げ方法。
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