JP2021080043A - 反転装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な種類及びサイズのワークを反転させる際の作業負担を低減した反転装置を提供する。【解決手段】反転装置は、被把持位置にワークを位置決めする位置決め装置と、水平面において第1方向に直交する第2方向にワークを挟んで対向配置され、ワークを把持する一対の把持装置と、一対の把持装置を昇降させる昇降装置と、一対の把持装置を第2方向に延びる回転軸周りに回転させる回転装置と、反転装置の動作を制御するコントローラとを備え、コントローラは、位置決め装置によりワークを被把持位置に位置決めさせ、被把持位置のワークを、ワークの中心から第2方向の一方側及び他方側にずれた位置で一対の把持装置により把持させ、ワークを把持した一対の把持装置を昇降装置により上昇させ、載置面から上昇した一対の把持装置を回転装置により回転させ、回転した一対の把持装置を昇降装置により下降させる。【選択図】図4

Description

本発明は、ワークを反転させる反転装置に関するものである。
従来より、建設機械の旋回フレーム等のワークは、生産ラインを通過する過程で複数のステージ(例えば、溶接、組み立て等)を経て生産される。例えば、特許文献1には、複数のステージそれぞれで異なる溶接作業が行われる生産ラインが開示されている。
このような生産ラインの中には、ワークの下面に対する作業をしやすくするために、ワークの天地を反転させる反転ステージを備えるものがある。反転ステージでは、ワークを把持した把持装置が回転することによって、ワークを反転させるのが一般的である。
特許第5421172号公報
このような生産ラインには、様々な種類及びサイズのワークが搬入される。そのため、反転ステージでは、ワークの種類やサイズに応じて、把持装置の位置調整やアタッチメントの着脱などが必要になる。しかしながら、従来では、位置調整やアタッチメントの着脱などを人手で行っているので、作業員の作業負担が大きいという課題がある。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、様々な種類及びサイズのワークを反転させる際の作業負担を低減した反転装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、第1方向からステージに搬入されたワークの天地を反転させる反転装置において、前記ステージ上の被把持位置に前記ワークを位置決めする位置決め装置と、水平面において前記第1方向に直交する第2方向に前記ワークを挟んで対向配置され、前記ワークを把持する一対の把持装置と、前記一対の把持装置を昇降させる昇降装置と、前記一対の把持装置を前記第2方向に延びる回転軸周りに回転させる回転装置と、前記反転装置の動作を制御するコントローラとを備え、前記コントローラは、前記位置決め装置により前記ワークを前記被把持位置に位置決めさせ、前記被把持位置の前記ワークを、前記ワークの中心から前記第2方向の一方側及び他方側にずれた位置で前記一対の把持装置により把持させ、前記ワークを把持した前記一対の把持装置を前記昇降装置により上昇させ、載置面から上昇した前記一対の把持装置を前記回転装置により回転させ、回転した前記一対の把持装置を前記昇降装置により下降させることを特徴とする。
本発明によれば、様々な種類及びサイズのワークを反転させる際の作業負担を低減することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本実施形態に係る生産ラインのフローチャートである。 トラックフレームの上方斜視図である。 トラックフレームの下方斜視図である。 反転装置の全体構成を示す斜視図である。 反転装置のハードウェア構成図である。 把持装置の斜視図である。 把持装置の側面図である。 位置決めシリンダを伸長させた状態の位置決めユニットの斜視図である。 反転処理のフローチャートである。 X方向及びθ方向の位置合わせをする反転装置の模式図である。 把持装置でトラックフレームを把持した反転装置の模式図である。 X方向及びθ方向の位置合わせをする前のトラックフレーム及び位置決めユニットの平面図である。 X方向及びθ方向の位置合わせをした後のトラックフレーム及び位置決めユニットの平面図である。 トラックフレームを把持した把持装置を上昇させた反転装置の模式図である。 トラックフレームを把持した把持装置を回転させる反転装置の模式図である。 トラックフレームを正姿勢にした後の反転装置の模式図である。
本発明に係る生産ラインについて、図面を用いて説明する。本実施形態に係る生産ラインでは、建設機械(例えば、油圧ショベル、クレーン車)の下部走行体となるトラックフレーム1(図2及び図3参照)を生産する。但し、ワークの具体例はトラックフレーム1に限定されず、上部旋回体の旋回フレーム等であってもよい。
図1は、本実施形態に係る生産ラインにおける生産手順を示すフローチャートである。図2は、トラックフレーム1の上方斜視図である。図3は、トラックフレーム1の下方斜視図である。なお、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、建設機械に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
本実施形態に係る生産ラインは、複数のステージを有し、各ステージでトラックフレーム1への部品の組付け、トラックフレーム1の姿勢変化(反転)等が実行される。この生産ラインでは、形状や大きさ(例えば、サイドフレーム3の長さ)が異なる複数種類のトラックフレーム1を生産することができる。
図2及び図3に示すように、トラックフレーム1は、概ねH形状の外形を呈する。トラックフレーム1は、センタフレーム2と、センタフレーム2の左右に配置される一対のサイドフレーム3と、センタフレーム2及びサイドフレーム3に取り付けられる各種部品4〜9とで構成される。
センタフレーム2は、円筒形状の丸胴2aと、上下方向から丸胴2aを挟む上面板2b及び下面板2cと、上面板2b及び下面板2cとを接続する複数の側面板2dとで構成される中空(ボックス形状)のフレームである。さらに、センタフレーム2の中心より前方にずれたには、上面板2bを上下方向に貫通する貫通孔2eが形成されている。
丸胴2aは、旋回輪4を支持すると共に、内部にセンタジョイント5を収容する。上面板2b及び下面板2cは、上面視でX字形状の外形を呈する板状の部材である。上面板2b、下面板2c、及び側面板2dで画定される内部空間は、一対のサイドフレーム3それぞれの前方側及び後方側に接続されている。そして、サイドフレーム3の後方側に接続される内部空間には、走行モータ6に対して作動油を給排する走行ホース6aが配策されている。
一対のサイドフレーム3は、センタフレーム2の左右において、前後方向に延設されている。一対のサイドフレーム3それぞれは、後端で走行モータ6を支持し、前端でアイドラ7を回転自在に支持し、上面の前後方向の中央部で上ローラ8aを支持し、下面で前後方向に配列された複数の下ローラ8bを支持し、外側面でステップ9を支持している。
一対のサイドフレーム3それぞれは、後端に立設された後側壁3aと、後端に立設された前側壁3bとを有する。すなわち、後側壁3aは、センタフレーム2の中心より後方にずれた位置に配置されている。また、前側壁3bは、センタフレーム2の中心より前方にずれた位置に配置されている。
後側壁3aは、その外面において走行モータ6を支持している。前側壁3bは、アイドラ7の支軸7aを支持している。一方、後側壁3a及び前側壁3bの内面は、概ね上下方向及び前後方向に広がる平坦面である。そして、一対のサイドフレーム3それぞれの後側壁3aの内面は、左右方向に対向する一対の対向面である。また、一対のサイドフレーム3それぞれの前側壁3bの内面は、左右方向に対向する一対の対向面である。
そして、本実施形態に係る生産ラインには、各種部品4〜9が取り付けられる前のトラックフレーム1が搬入される(S11)。図4に示すように、トラックフレーム1は、パレット11に載置されて生産ラインに搬入される。生産ラインに搬入されるときのトラックフレーム1の姿勢は、「正姿勢」である。
正姿勢は、トラックフレーム1が使用されるときの姿勢(図2参照)であって、上面板2bが下面板2cより上方に位置する。一方、正姿勢から180°回転したトラックフレーム1の姿勢は、「逆姿勢」である。逆姿勢は、正姿勢から反転した姿勢(図3参照)であって、上面板2bが下面板2cより下方に位置する。
第1ステージでは、旋回輪4及び上ローラ8aが正姿勢のトラックフレーム1に取り付けられる(S12)。部品の取り付けは、ロボットアーム及び手作業の一方或いは両方で行われる。後述するステップS14、S16でも同様である。そして、部品が取り付けられたトラックフレーム1は、第1ステージから第2ステージに搬送される。
第2ステージでは、旋回輪4に受け台12(図4参照)が取り付けられ、トラックフレーム1が正姿勢から逆姿勢に反転される(S13)。すなわち、ステップS13の終了後には、逆姿勢のトラックフレーム1が受け台12を介してパレット11上に載置される。ステップS13の工程は、後述するステップS15と同様の手順で実現できる。そして、逆姿勢のトラックフレーム1は、第2ステージから第3ステージに搬送される。
第3ステージでは、センタジョイント5、走行モータ6、走行ホース6a、及び下ローラ8bが逆姿勢のトラックフレーム1に取り付けられる(S14)。そして、部品が取り付けられたトラックフレーム1は、第3ステージから第4ステージに搬送される。
第4ステージでは、トラックフレーム1が逆姿勢から正姿勢に反転される(S15)。より詳細には、トラックフレーム1は、第4ステージ上の被把持位置に位置決めされ、パレット11から上方に持ち上げられ、前後方向に延びる回転軸周りに180°回転され、再びパレット11に載置される。ステップS15の工程の詳細は、後述する。そして、正姿勢のトラックフレーム1は、受け台12が取り外されて、第4ステージから第5ステージに搬送される。
第5ステージでは、アイドラ7及びステップ9がトラックフレーム1に取り付けられると共に、走行モータ6、アイドラ7、上ローラ8a、及び下ローラ8bにグリスが塗布される(S16)。そして、ステップS16の工程が終了したトラックフレーム1は、生産ラインから搬出される(S17)。なお、生産ライン上のトラックフレーム1は、コンベア等に載置されて搬送される。
第4ステージでは、反転装置10を用いてトラックフレーム1を反転させる。図4は、反転装置10の全体構成を示す斜視図である。図5は、反転装置10のハードウェア構成図である。反転装置10は、一対のベースフレーム13a、13bと、レール14と、一対のアームユニット15a、15bと、一対の把持装置20a、20bと、一対の位置決めユニット30a、30bと、光学センサ40(図5参照)と、コントローラ50(図5参照)とを主に備える。
なお、本明細書では、水平方向のうち、反転装置10に対するトラックフレーム1の搬出入方向を「X方向(第1方向)」とし、X方向に直交する方向を「Y方向(第2方向)」と定義し、X方向及びY方向に直交する鉛直方向を「Z方向(第3方向)」と定義する。そして、パレット11の上面(載置面)は、X方向及びY方向に広がる水平面である。第1〜第3方向の組み合わせは、相対的なものであって、前述の例に限定されない。
ベースフレーム13a、13bは、Y方向に対向して配置されている。ベースフレーム13a、13bのY方向の間隔は、パレット11の長手方向の全長より長く設定されている。すなわち、図4に示すように、長手方向をY方向に沿わせたパレット11をX方向に搬送すると、ベースフレーム13a、13bの間に収まる。
レール14は、ベースフレーム13a、13b上に掛け渡されている。すなわち、レール14は、Y方向に延設されている。より詳細には、レール14は、その両端がベースフレーム13a、13bの上端で且つX方向の中央に支持されている。
アームユニット15a、15bは、Y方向にスライド可能な状態でレール14に支持されている。すなわち、アームユニット15a、15bは、Y方向に対向して配置されている。そして、アームユニット15a、15bそれぞれは、レール14上をY方向に走行する台車16a、16bと、台車16a、16bから下方に延設された第1アーム17a、17bと、第1アーム17a、17bに昇降可能に支持された第2アーム18a、18bとを主に備える。
台車16a、16bは、スライドモータ54a、54bの駆動力が伝達されて、互いに独立してレール14上を走行する。第2アーム18a、18bは、昇降モータ55a、55bの駆動力が伝達されて、互いに独立して第1アーム17a、17bに対して昇降する。また、第2アーム18a、18bは、把持装置20a、20bを回転させる回転モータ56a、56bをさらに備える。スライドモータ54a、54b、昇降モータ55a、55b、及び回転モータ56a、56bは、例えば、電力の供給を受けて回転する電動モータである。
各モータには、回転量に応じた数にパルス信号をコントローラ50に出力するロータリーエンコーダが取り付けられている。ロータリーエンコーダ57a、57bは、スライドモータ54a、54bの回転量に対応する数のパルス信号をコントローラ50に出力する。ロータリーエンコーダ58a、58bは、昇降モータ55a、55bの回転量に対応する数のパルス信号をコントローラ50に出力する。ロータリーエンコーダ59a、59bは、回転モータ56a、56bの回転量に対応する数のパルス信号をコントローラ50に出力する。
アームユニット15a、15bは、Y方向に離間した退避位置(図4、図16)、位置決め位置(図10)、及び把持位置(図11、図14、図15)の間で、把持装置20a、20bをY方向にスライドさせる。把持装置20a、20bをY方向にスライドさせるアームユニット15a、15bは、スライド装置の一例である。
退避位置は、Y方向におけるトラックフレーム1より外側の位置である。位置決め位置は、退避位置よりトラックフレーム1に近い位置であって、後述するX方向及びθ方向の位置決めをするときの位置である。把持位置は、位置決め位置よりトラックフレーム1に近い位置であって、把持装置20a、20bにトラックフレーム1を把持させるときの位置である。
また、アームユニット15a、15bは、Z方向に離間した上昇位置(図4、図14〜図16)及び下降位置(図10、図11)の間で、把持装置20a、20bをZ方向に昇降させる。把持装置20a、20bをZ方向に昇降させるアームユニット15a、15bは、昇降装置の一例である。上昇位置は、トラックフレーム1より上方の位置である。下降位置は、上昇位置より下方の位置であって、パレット11上に載置されたトラックフレーム1と同じ高さ位置である。
さらに、アームユニット15a、15bは、Y方向に延びる回転軸線回りに把持装置20a、20bを回転させる。すなわち、アームユニット15a、15bは、トラックフレーム1を把持した把持装置20a、20bを回転させることによって、トラックフレーム1を正姿勢及び逆姿勢の一方から他方に姿勢変化させる。Y方向に延びる回転軸線回りに把持装置20a、20bを回転させるアームユニット15a、15bは、回転装置の一例である。
把持装置20a、20bは、第2アーム18a、18bの先端に支持されて、Y方向に対向して配置されている。把持装置20a、20bは、第4ステージに搬入されたトラックフレーム1を把持する。より詳細には、把持装置20aは、トラックフレーム1の中心よりY方向の一方側にずれた位置を把持する。把持装置20bは、トラックフレーム1の中心よりY方向の他方側にずれた位置を把持する。
図6は、把持装置20aの斜視図である。図7は、把持装置20aの側面図である。なお、把持装置20bの構成は把持装置20aと概ね共通するので、把持装置20aについて詳細に説明する。図6及び図7に示すように、把持装置20aは、第1爪21aと、第2爪22aと、スライド板23aと、レール24aと、把持シリンダ25aとを主に備える。
第1爪21aは、把持装置20aの上端に固定されている。第2爪22aは、Z方向において第1爪21aと対向する位置で、スライド板23aに支持されている。スライド板23aは、Z方向に延びるレール24aに沿ってスライド可能に構成されている。すなわち、第2爪22aは、スライド板23aと共に第1爪21aに切離する。
把持シリンダ25aは、シリンダチューブ26aと、シリンダチューブ26a内を軸方向に移動するピストン27aと、一端がピストン27aに接続され、他端がシリンダチューブ26aから上方に突出したロッド28aとを備える。また、ロッド28aの先端には、スライド板23aとロッド28aとを連結するクレビス29aが取り付けられている。
油圧ポンプ(図示省略)からシリンダチューブ26aのボトム室に作動油が供給され、ロッド室の作動油が作動油タンク(図示省略)に排出されると、ピストン27aの上昇に伴ってロッド28aがシリンダチューブ26aから突出する。これにより、クレビス29aを介してロッド28aの先端に接続されたスライド板23aがレール24aに沿って上昇する。その結果、第2爪22aが第1爪21aに近接する。
一方、シリンダチューブ26aのロッド室に作動油が供給され、ボトム室の作動油が排出されると、ピストン27aの下降に伴ってロッド28aがシリンダチューブ26a内に没入する。これにより、クレビス29aを介してロッド28aの先端に接続されたスライド板23aがレール24aに沿って下降する。その結果、第2爪22aが第1爪21aから離間する。
位置決めユニット30a、30bは、第4ステージに搬入されたトラックフレーム1を予め定められた被把持位置に位置決めする位置決め装置の1つである。より詳細には、位置決めユニット30a、30bは、X方向において、トラックフレーム1の現実位置と被把持位置とのずれを補正(X方向の位置決め)する。また、位置決めユニット30a、30bは、載置面上において、トラックフレーム1の現実位置と被把持位置との間の角度θを補正(θ方向の位置決め)する。
位置決めユニット30a、30bは、把持装置20a、20bに取り付けられている。図8は、位置決めシリンダ31a、32aを伸長させた状態の位置決めユニット30aの斜視図である。位置決めユニット30a、30bの構成は共通するので、以下、位置決めユニット30aについて詳細に説明する。図6及び図8に示すように、位置決めユニット30aは、一対の位置決めシリンダ31a、32aと、一対のラック33a、34aと、ピニオン35aとを備える。
位置決めシリンダ31a、32aは、作動油の給排によってX方向の反対向きに伸縮する油圧シリンダであって、例えば、多段伸縮式のテレスコ(登録商標)シリンダを採用することができる。また、位置決めシリンダ31a、32aのロッドには、ラック33a、34aの端部が接続されている。そして、一対のラック33a、34aは、共通のピニオン35aに噛合されている。
位置決めシリンダ31a、32aのボトム室に作動油が供給されると、ロッドの伸長に伴ってラック33a、34aが移動する。このとき、位置決めシリンダ31aへの作動油の供給量が位置決めシリンダ32aより多い場合、ラック33a、34a及びピニオン35aは、位置決めシリンダ31aのロッドの伸長を阻害し、位置決めシリンダ32aのロッドの伸長を促進する。すなわち、ラック33a、34a及びピニオン35aは、位置決めシリンダ31a、32aを連動して伸長させる連動機構の一例である。
さらに、位置決めユニット30aは、Y方向にスライド可能な状態で、把持装置20aに支持されている。より詳細には、位置決めユニット30aは、把持装置20a上をY方向に延びるレール36aに沿って、Y方向にスライド可能に構成されている。位置決めユニット30aは、例えば、スライドシリンダ37aが作動油の給排を受けて伸縮するのに伴って、Y方向にスライドする。位置決めユニット30bについても同様である。
把持装置20aは、光学センサ40を搭載している。一方、把持装置20bには、光学センサ40が搭載されていてもよいし、搭載されていなくてもよい。光学センサ40は、第4ステージに搬入されたトラックフレーム1を検知して、検知結果を示す検知信号をコントローラ50に出力する。図6及び図7に示すように、光学センサ40は、発光部41と、受光部42とで構成されている。
また、スライドシリンダ37aには、リニアエンコーダ60が内蔵されている。リニアエンコーダ60は、スライドシリンダ37aの直線的な変位量に対応する数のパルス信号をコントローラ50に出力する。これにより、高精度にシリンダロッドの変位を検出することが可能である。そして後述するように、検出した変位量を用いてワークの把持状態を把握することができる。
発光部41は、Z方向に光(例えば、レーザ光)を照射するLEDである。受光部42は、発光部41から照射される光の光路上に配置され、受光した光を電気信号(検知信号)に変換して、コントローラ50に出力するフォトダイオードである。すなわち、光学センサ40は、発光部41から照射された光が受光部42で受光された場合に検知信号を出力し、発光部41から照射された光が受光部42で受光されない場合に検知信号を出力しない。
発光部41は、第1爪21aと第2爪22aとの間に配置されている。一方、受光部42は、第2爪22a内に収容されている。そして、発光部41から照射される光の光路上で且つ第2爪22aの上面には、位置決め突起43が設けられている。位置決め突起43は、第2爪22aの上面から第1爪21aに向けてZ方向に突出している。また、位置決め突起43の中央には、Z方向に延びる貫通孔が形成されている。これにより、発光部41から照射された光は、位置決め突起43の貫通孔を通過して受光部42に至る。
光学センサ40は、第4ステージに搬入されたトラックフレーム1を予め定められた被把持位置に位置決めする位置決め装置の1つである。より詳細には、光学センサ40は、Y方向において、トラックフレーム1の現実位置と被把持位置とのずれを補正(Y方向の位置決め)するのに用いられる。
コントローラ50は、CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、及びRAM(Random Access Memory)53を備える。コントローラ50は、ROM52に格納されたプログラムコードをCPU51が読み出して実行することによって、後述する処理を実現する。RAM53は、CPU51がプログラムを実行する際のワークエリアとして用いられる。
但し、コントローラ50の具体的な構成はこれに限定されず、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよい。
コントローラ50は、反転装置10の動作を制御する。または、コントローラ50は、生産システム全体の動作を制御するものであってもよい。より詳細には、コントローラ50は、光学センサ40から出力される検知信号、及びロータリーエンコーダ57a、57b、58a、58b、59a、59b、リニアエンコーダ60から出力されるパルス信号に基づいて、スライドモータ54a、54b、昇降モータ55a、55b、把持シリンダ25a、25b、位置決めシリンダ31a、31b、32a、32b、スライドシリンダ37aを駆動する。
図4及び図9〜図16を参照して、反転装置10の動作を説明する。図9は、反転処理のフローチャートである。図10は、X方向及びθ方向の位置合わせをする反転装置10の模式図である。図11は、把持装置20a、20bでトラックフレーム1を把持した反転装置10の模式図である。図12は、X方向及びθ方向の位置合わせをする前のトラックフレーム1及び位置決めユニット30a、30bの平面図である。図13は、X方向及びθ方向の位置合わせをした後のトラックフレーム1及び位置決めユニット30a、30bの平面図である。図14は、トラックフレーム1を把持した把持装置20a、20bを上昇させた反転装置10の模式図である。図15は、トラックフレーム1を把持した把持装置20a、20bを回転させる反転装置10の模式図である。図16は、トラックフレーム1を正姿勢にした後の反転装置10の模式図である。
まず、図4に示すように、トラックフレーム1が第4ステージに搬入される(S21)。第4ステージに搬入されるトラックフレーム1は、逆姿勢で、受け台12を介してパレット11に載置されている。さらに、第4ステージに搬入されるトラックフレーム1は、前後方向をY方向に向けた状態で、X方向に搬入される。このとき、把持装置20a、20bは、退避位置で且つ上昇位置に配置されている。
理想的には、トラックフレーム1は、予め定められた被把持位置に配置される。被把持位置は、例えば、第4ステージの中心とトラックフレーム1の中心とが一致し、トラックフレーム1の前後方向がY方向に一致し、トラックフレーム1の左右方向がX方向に一致する位置である。しかしながら、実際には、図12に示すように、第4ステージに搬入されたトラックフレーム1は、被把持位置からずれた位置に配置される場合がある。
本実施形態では、図12に示すように、トラックフレーム1の中心O’は、被把持位置の中心OからX方向にΔxだけずれ、且つ載置面上で角度θだけ回転しているものとする。そこで、コントローラ50は、搬入されたトラックフレーム1をX方向及びθ方向に位置決めする(S22)。
より詳細には、コントローラ50は、把持装置20a、20bを、昇降モータ55a、55bを駆動して上昇位置から下降位置に移動させ、スライドモータ54a、54bを駆動して退避位置から位置決め位置に移動させる。次に、コントローラ50は、スライドシリンダ37aを駆動して、位置決めシリンダ31a、31b、32a、32bを、後側壁3a及び前側壁3bの対向面に対面させる。
この時、スライドシリンダ37aに内蔵されたリニアエンコーダ60の検出値からスライドシリンダ37aの変位量を求め、変位量が所定の範囲であるか否かによってワークが正確に把持されたか、またワークがどの建設機械向けであるかを把握することもできる。
そして、図10に示すように、コントローラ50は、位置決めシリンダ31a、31b、32a、32bを伸長させて、後側壁3a及び前側壁3bの対向面を押圧させる。その結果、図13に示すように、トラックフレーム1は、現実位置から被把持位置にX方向にΔxだけ移動すると共に、載置面上において角度θだけ回転する。
次に、コントローラ50は、トラックフレーム1をY方向に位置決めする(S23)。なお、X方向及びθ方向に位置決めされたトラックフレーム1の貫通孔2eは、Y方向における光学センサ40の移動経路上に位置する。また、把持装置20aが位置決め位置に配置されているとき、発光部41から照射される光は、受光部42で受光される。すなわち、光学センサ40は、コントローラ50に検知信号を出力している。
より詳細には、コントローラ50は、スライドモータ54a、54bを駆動して、把持装置20a、20bを位置決め位置から把持位置に移動させる。ここで、第1爪21a、21bは下面板2cより上方に位置し、発光部41は上面板2b及び下面板2cの間に位置し、第2爪22a、22b及び受光部42は上面板2bより下方に位置する。
そのため、把持装置20aが位置決め位置から把持位置に移動する過程で、発光部41及び受光部42の間の光路は、上面板2bによって一旦遮断される。そして、把持装置20aがさらに把持位置に近づいて、発光部41及び受光部42の間の光路に貫通孔2eが対面すると、発光部41から照射された光が受光部42で再び受光される。すなわち、光学センサ40は、把持装置20aが位置決め位置から把持位置に移動する過程で、検知信号の出力を一旦停止し、貫通孔2eが光路に対面したタイミングで再開する。
コントローラ50は、例えば、位置決め位置の把持装置20aの移動を開始してから検知信号の出力が再開されるまで、ロータリーエンコーダ57aから出力されるパルス信号の数をカウントする。また、コントローラ50は、光学センサ40からの検知信号の出力が再開されたタイミングで、スライドモータ54a、54bを停止する。検知信号の出力が再開されるタイミングは、光学センサ40によってトラックフレーム1が現実に検知されたタイミングの一例である。
次に、コントローラ50は、図11に示すように、把持シリンダ25aを伸長させて、トラックフレーム1の中心からY方向の一方側にずれた位置を、第1爪21a及び第2爪22aに挟持させる。同様に、コントローラ50は、把持シリンダ25bを伸長させて、トラックフレーム1の中心からY方向の他方側にずれた位置を、第1爪21b及び第2爪22bに挟持させる。
これにより、第1爪21a及び第2爪22がトラックフレーム1を挟持すると、位置決め突起43が貫通孔2eに進入する。また、コントローラ50は、位置決めシリンダ31b、32bを伸長させて、後側壁3aの対向面を押圧させる。一方、ここでは、位置決めシリンダ31a、32aを伸長させてもよいし、伸長させなくてもよい。
次に、コントローラ50は、カウントしたパルス信号の数と、ROM52に予め記憶された基準値との差分を演算する。基準値は、トラックフレーム1が被把持位置に配置されているときに、位置決め位置の把持装置20aの移動を開始してから検知信号の出力が再開されるまでにロータリーエンコーダ57aから出力されるパルス信号の数であって、予め定められたタイミングの一例である。カウントしたパル信号の数と基準値との差分は、トラックフレーム1の現実位置と被把持位置とのY方向のずれ量に相当する。
次に、コントローラ50は、図14に示すように、昇降モータ55a、55bを駆動して、トラックフレーム1を把持した把持装置20a、20bを上昇位置に移動させる。そして、コントローラ50は、スライドモータ54a、54bを駆動して、トラックフレーム1を把持した把持装置20a、20bを、演算したY方向のずれ量を相殺する向きにスライドさせる。これにより、トラックフレーム1が被把持位置に位置決めされる。
次に、コントローラ50は、図15に示すように、回転モータ56a、56bを駆動して、トラックフレーム1を把持した把持装置20a、20bを180°反転させる(S24)。次に、コントローラ50は、昇降モータ55a、55bを駆動して、トラックフレーム1を把持した把持装置20a、20bを下降位置に移動させる。これにより、正姿勢のトラックフレーム1がパレット11に載置される。
次に、コントローラ50は、図16に示すように、把持シリンダ25a、25bを駆動して把持装置20a、20bによるトラックフレーム1の把持を解除し、スライドモータ54a、54bを駆動して把持装置20a、20bを退避位置に移動させ、昇降モータ55a、55bを駆動して把持装置20a、20bを上昇位置に移動させる。そして、コントローラ50は、コンベア(図示省略)を駆動して、正姿勢のトラックフレーム1が載置されたパレット11を、第4ステージからX方向に搬出する(S25)。
上記の実施形態によれば、例えば以下の作用効果を奏する。
上記の実施形態によれば、トラックフレーム1を被把持位置に位置決めしてから反転させるので、様々な種類及びサイズのトラックフレーム1を反転させる際に、作業員による位置調整やアタッチメントの着脱などを省略することができる。すなわち、反転処理における作業員の作業負担が低減される。
また、上記の実施形態によれば、一対の位置決めシリンダ31a、31b、32a、32bで対向面を押圧することによって、X方向及びθ方向の位置決めを同時に行うことができる。また、位置決めシリンダ31a、31b、32a、32bにテレスコシリンダを採用することによって、全長の短いシリンダで必要なストロークを確保することができる。但し、テレスコシリンダ以外の油圧シリンダを採用してもよい。
また、油圧シリンダである一対の位置決めシリンダ31a、32aは、作動油の供給量を調整するだけで伸長量を高精度に連動させるのは難しい。そこで上記構成のように、連動機構によって伸長量を連動させることにより、X方向及びθ方向の位置決め精度が向上する。なお、連動機構の具体例は、一対のラック33a、34a及びピニオン35aの組み合わせに限定されない。他の例として、連動機構は、リンク機構、ねじ機構、円錐機構などの周知の機構を採用することができる。
また、上記の実施形態によれば、光学センサ40による現実の検知タイミングと、予め定められたタイミングとのずれに相当する距離だけ、トラックフレーム1をY方向に移動させる。これにより、パレット11上の被把持位置に配置されたトラックフレーム1を、第4ステージから搬出することができる。
また、上記の実施形態では、検知信号の出力が一旦停止して再開されたタイミングを、トラックフレーム1の現実の検知タイミングとした。しかしながら、トラックフレーム1の検知タイミングの具体例はこれに限定されない。他の例として、検知信号の出力が停止したタイミングを現実の検知タイミングとしてもよい。
また、上記の実施形態によれば、位置決め突起43を貫通孔2eに進入させると共に、位置決めシリンダ31b、32bに後側壁3aの対向面を押圧させることによって、トラックフレーム1を反転させる際の位置ずれを防止することができる。但し、位置決め突起43を省略して、位置決めシリンダ31a、31b、32a、32bに、後側壁3a及び前側壁3bの対向面を押圧させてもよい。
また、上記の実施形態によれば、第2爪22a、22bを第1爪21a、21bに近接させる把持シリンダ25a、25bに押しシリンダを採用した。押しシリンダは、ピストン27aのボトム側の受圧面積がロッド側より大きい。そのため、引きシリンダを採用する場合と比較して、同一の油圧で高い把持力が得られ、小さい油圧で同一の把持力が得られる。但し、把持シリンダ25a、25bは、押しシリンダに限定されず、引きシリンダであってもよい。
なお、第4ステージでは、各部品4〜9が取り付けられて重量が重くなったトラックフレーム1を反転させる。把持装置20a、20bで強固に把持するためには、トラックフレーム1の被把持位置への位置決めを高精度に行う必要がある。そこで、上記実施形態のように、第4ステージに反転装置10を採用することにより、トラックフレーム1を逆姿勢から正姿勢に適切に反転させることができる。但し、反転装置10を採用するのは、第4ステージに限定されず、トラックフレーム1を正姿勢から逆姿勢に反転させる第2ステージであってもよい。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
1 トラックフレーム
2 センタフレーム
2a 丸胴
2b 上面板
2c 下面板
2d 側面板
2e 貫通孔
3 サイドフレーム
3a 後側壁
3b 前側壁
4 旋回輪
5 センタジョイント
6 走行モータ
6a 走行ホース
7 アイドラ
7a 支軸
8a 上ローラ
8b 下ローラ
9 ステップ
10 反転装置
11 パレット
12 受け台
13a,13b ベースフレーム
14 レール
15a,15b アームユニット
16a,16b 台車
17a,17b 第1アーム
18a,18b 第2アーム
20a,20b 把持装置
21a,21b 第1爪
22a,22b 第2爪
23a,23b スライド板
24a,24b レール
25a,25b 把持シリンダ
26a シリンダチューブ
27a ピストン
28a ロッド
29a クレビス
30a,30b 位置決めユニット
31a,31b,32a,32b 位置決めシリンダ
33a,34a ラック
35a ピニオン
37a スライドシリンダ
40 光学センサ
41 発光部
42 受光部
43 位置決め突起
50 コントローラ
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54a,54b スライドモータ
55a,55b 昇降モータ
56a,56b 回転モータ
57a,57b,58a、58b,59a、59b ロータリーエンコーダ
60 リニアエンコーダ

Claims (8)

  1. 第1方向からステージに搬入されたワークの天地を反転させる反転装置において、
    前記ステージ上の被把持位置に前記ワークを位置決めする位置決め装置と、
    水平面において前記第1方向に直交する第2方向に前記ワークを挟んで対向配置され、前記ワークを把持する一対の把持装置と、
    前記一対の把持装置を昇降させる昇降装置と、
    前記一対の把持装置を前記第2方向に延びる回転軸周りに回転させる回転装置と、
    前記反転装置の動作を制御するコントローラとを備え、
    前記コントローラは、
    前記位置決め装置により前記ワークを前記被把持位置に位置決めさせ、
    前記被把持位置の前記ワークを、前記ワークの中心から前記第2方向の一方側及び他方側にずれた位置で前記一対の把持装置により把持させ、
    前記ワークを把持した前記一対の把持装置を前記昇降装置により上昇させ、
    載置面から上昇した前記一対の把持装置を前記回転装置により回転させ、
    回転した前記一対の把持装置を前記昇降装置により下降させることを特徴とする反転装置。
  2. 請求項1に記載の反転装置において、
    前記位置決め装置は、前記第1方向の反対向きに伸縮する一対のシリンダを備え、
    前記コントローラは、前記ワークの中心から前記第2方向にずれた位置で前記一対のシリンダを連動して伸長させて、前記第1方向に対向する前記ワークの一対の対向面を押圧させることによって、前記第1方向における前記ワークの位置ずれ及び前記第1方向及び前記第2方向を含む載置面上における前記ワークの角度を補正することを特徴とする反転装置。
  3. 請求項2に記載の反転装置において、
    前記一対のシリンダは、作動油の給排によって伸縮する油圧シリンダであり、
    前記位置決め装置は、前記一対のシリンダを連動して伸長させる連動機構を備えることを特徴とする反転装置。
  4. 請求項2に記載の反転装置において、
    前記第2方向における前記ワークより外側の退避位置、前記退避位置より前記ワークに近い位置決め位置、及び前記位置決め位置より前記ワークに近く且つ前記被把持位置の前記ワークを把持可能な把持位置の間で、前記一対の把持装置それぞれを前記第2方向にスライドさせるスライド装置を備え、
    前記一対のシリンダは、前記把持装置に対して前記第2方向にスライド可能な状態で、前記把持装置に支持され、
    前記コントローラは、前記把持装置が前記位置決め位置に位置しているときに、前記一対のシリンダを、前記対向面に対向する位置まで前記把持装置に対してスライドさせたうえで、前記第1方向の反対向きに伸長させることを特徴とする反転装置。
  5. 請求項1に記載の反転装置において、
    前記第2方向における前記ワークより外側の退避位置、前記退避位置より前記ワークに近い位置決め位置、及び前記位置決め位置より前記ワークに近く且つ前記被把持位置の前記ワークを把持可能な把持位置の間で、前記一対の把持装置それぞれを前記第2方向にスライドさせるスライド装置を備え、
    前記位置決め装置は、前記把持装置に支持され、前記ワークを検知するセンサを備え、
    前記コントローラは、
    前記把持装置が前記位置決め位置から前記把持位置に移動する過程で、前記センサに前記ワークを検知させ、
    前記センサによって前記ワークが現実に検知されたタイミングと、予め定められたタイミングとのずれに相当する距離だけ、前記ワークを把持した前記一対の把持装置を前記第2方向にスライドさせることによって、前記第2方向における前記ワークの位置ずれを補正することを特徴とする反転装置。
  6. 請求項5に記載の反転装置において、
    前記センサは、
    前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向に光を照射する発光部と、
    前記発光部から照射される光を受光する受光部とを備え、
    前記コントローラは、前記ワークによって前記光路が一旦遮断され、前記ワークを前記第3方向に貫通する貫通孔が前記光路に対面して前記受光部で再び光を受光したタイミングを、前記ワークが現実に検知されたタイミングとすることを特徴とする反転装置。
  7. 請求項6に記載の反転装置において、
    前記一対の把持装置のうち、
    一方側の前記把持装置は、
    前記センサと、
    前記光路上で前記第3方向に突出し、前記発光部から照射された光を通過させる位置決め突起を有し、
    他方側の前記把持装置は、前記第1方向の反対向きに伸縮する一対のシリンダを有し、
    前記コントローラは、
    前記位置決め突起を前記貫通孔に進入させた状態で、前記一方側の把持装置により前記ワークを把持させ、
    前記他方側の把持装置により前記ワークを把持させた状態で前記一対のシリンダを伸長させて、前記第1方向において対向する前記ワークの一対の対向面を押圧させた状態で、
    前記回転装置により前記一対の把持装置を回転させることを特徴とする反転装置。
  8. 請求項1に記載の反転装置において、
    前記一対の把持装置それぞれは、
    第1爪と、
    前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向において、前記第1爪と対向する第2爪と、
    前記第2爪を前記第1爪に切離させる油圧シリンダとを備え、
    前記油圧シリンダは、シリンダチューブのボトム側に作動油が供給されてロッドが突出したときに、前記第2爪を前記第1爪に近接させることを特徴とする反転装置。
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