JP2021079790A - 車両用ピラー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】強度骨格と透明部材からなる視認性を向上した車両用ピラー構造において、ピラーを通じた視認性を確保したまま、質量の増加を抑制しつつ強度・剛性を向上させる。【解決手段】車両用ピラー構造10は、車両12のフロントピラー14(ピラー)の一部を構成し、第1フレーム21及び第2フレーム22(強度骨格)、及び乗員24の視線方向に透明な透明部材26が設けられたフレーム構造16と、透明部材26の外部及び内部の少なくとも一方に設けられ、車両内外方向に光を通す透過領域を確保しつつ透明部材26を補強する繊維強化プラスチック18(補強部材)と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用ピラー構造に関する。
フロントピラー構造において、運転者の視線方向から見て第1骨格部と第2骨格部との間に透明部材を配置した構造が開示されている(特許文献1参照)。平断面視における運転者の視線方向と直交する方向の第1骨格部及び第2骨格部の幅寸法は、それぞれ標準瞳孔間距離以下の寸法に設定されている。
また、金属製のトラス構造部と、トラスの空孔部に設けられた透明度のある高分子複合材料とを有するフロントピラー構造が開示されている(特許文献2参照)。
特開2018−162028号公報 米国特許第9227673号明細書
上記した特許文献1において、フロントピラーの強度・剛性を向上させるためには、何らかの対策が必要となる。しかしながら、第1骨格部及び第2骨格部の厚肉化や断面形状の変更等を行った場合には、金属の使用量が増加し、質量も増加すると考えられる。
また、上記した特許文献2では、トラス構造部が多くのトラス要素で構成されており、フロントピラーの両端部だけでなく各トラス要素に金属が用いられているため、質量の点で改善の余地があると考えられる。
本発明は、強度骨格と透明部材からなる視認性を向上した車両用ピラー構造において、ピラーを通じた視認性を確保したまま、質量の増加を抑制しつつ強度・剛性を向上させることを目的とする。
第1の態様に係る車両用ピラー構造は、車両のピラーの一部を構成し、強度骨格、及び乗員の視線方向に透明な透明部材が設けられたフレーム構造と、透明部材の外部及び内部の少なくとも一方に設けられ、車両内外方向に光を通す透過領域を確保しつつ前記透明部材を補強する補強部材と、を有する。
この車両用ピラー構造では、透明部材の外部及び内部の少なくとも一方に、透明部材を補強する補強部材が設けられているので、質量の増加を抑制しつつ強度・剛性を向上させることができる。また、補強部材は、車両内外方向に光を通す透過領域を確保しつつ透明部材を補強しているので、ピラーを通じた視認性を確保できる。
第2の態様は、第1の態様に係る車両用ピラー構造において、前記補強部材が、繊維又は繊維束が互いに隙間を空けた状態で前記透明部材の少なくとも車両外側の表面と車両内側の表面に設けられた繊維強化プラスチックである。
この車両用ピラー構造では、補強部材が繊維強化プラスチックであるので、金属部材により補強する場合と比較して質量の増加を抑制できる。また、繊維強化プラスチックは、その繊維又は繊維束が互いに隙間を空けた状態で透明部材の少なくとも車両外側の表面と車両内側の表面に配置されているので、ピラーを通じた視認性を確保し易い。
第3の態様は、第2の態様に係る車両用ピラー構造において、前記繊維強化プラスチックが、前記透明部材に巻き付けられている。
この車両用ピラー構造では、繊維強化プラスチックが透明部材に巻き付けられているので、透明部材に対する繊維強化プラスチックの取付けが容易となる。
第4の態様は、第3の態様に係る車両用ピラー構造において、平断面視における乗員の視線方向と直交する方向での前記繊維の幅又は前記繊維束の幅が、標準瞳孔間距離以下に設定されている。
この車両用ピラー構造では、平断面視における乗員の視線方向と直交する方向での繊維強化プラスチックの繊維の幅又は繊維束の幅が、標準瞳孔間距離以下に設定されているので、繊維強化プラスチックの繊維が乗員の視線を遮り難い。したがって、ピラーを通じた視認性を確保し易い。
第5の態様は、第4の態様に係る車両用ピラー構造において、前記繊維又は前記繊維束の幅は、車両内側が車両外側より太い。
この車両用ピラー構造では、繊維の幅又は繊維束の幅について、車両内側が車両外側より太いので、車両内側が車両外側より細い場合と比較して、繊維強化プラスチックの繊維が乗員の視線を遮り難い。したがって、ピラーを通じた視認性を確保し易い。
第6の態様は、第1の態様に係る車両用ピラー構造において、前記強度骨格が、前記ピラーの幅方向に間隙を空けて配置され、前記補強部材が、前記間隙に密に配置され互いに結合されたパイプ部材であり、乗員の視線方向において、前記パイプ部材同士が重ならない透過領域が形成されている。
この車両用ピラー構造では、強度骨格の間隙に互いに結合されたパイプ部材が密に配置されているので、質量の増加を抑制しつつ、ピラーの強度と曲げ剛性を向上させることができる。また、乗員の視線方向において、パイプ部材同士が重ならない透過領域が形成されているので、ピラーを通じた視認性を確保できる。
第7の態様は、第6の態様に係る車両用ピラー構造において、乗員の視点からの距離に比例して前記パイプ部材の直径が大きく設定されている。
この車両用ピラー構造では、乗員の視点からの距離に比例してパイプ部材の直径が大きく設定されているので、乗員の視線方向におけるパイプ部材同士の重なりを抑制し、ピラーを通じた視認性を確保できる。
第8の態様は、第6の態様又は第7の態様に係る車両用ピラー構造において、前記透明部材は、前記強度骨格と前記パイプ部材により形成された空隙に充填されている。
この車両用ピラー構造では、強度骨格とパイプ部材により形成された空隙に充填された透明部材により、ピラーを通じた視認性を確保できる。
第9の態様は、第6〜第8の態様の何れか1態様に係る車両用ピラー構造において、前記透明部材が、前記パイプ部材が配置された領域の車両外側に配置されている。
この車両用ピラー構造では、パイプ部材が配置された領域の車両外側に透明部材が配置されているので、該透明部材によりピラーの外観の形状を構成できる。したがって、透明部材の形状によりピラーの意匠性を向上させることができる。
第10の態様は、第1の態様に係る車両用ピラー構造において、前記補強部材が、前記透明部材の車両外側の表面及び車両内側の表面、又は前記透明部材の車両外側の内部及び車両内側の内部に設けられたエキスパンドメタルである。
この車両用ピラー構造では、補強部材としてエキスパンドメタルが用いられている。エキスパンドメタルは、トラス構造と比較して、ジョイントや結合部を介さずにすべての部材が一体となっているため、受けた力を全体に分散させることができる。また、エキスパンドメタルは、透明部材の車両外側の表面及び車両内側の表面、又は透明部材の車両外側の内部及び車両内側の内部に設けられているので、質量の増加を抑制できる。
第11の態様は、第10の態様に係る車両用ピラー構造において、平断面視における乗員の視線方向と直交する方向での前記エキスパンドメタルのメッシュ要素の幅が、標準瞳孔間距離以下に設定されている。
この車両用ピラー構造では、平断面視における乗員の視線方向と直交する方向でのエキスパンドメタルのメッシュ要素の幅が、標準瞳孔間距離以下に設定されているので、メッシュ要素が乗員の視線を遮り難い。したがって、ピラーを通じた視認性を確保し易い。
第12の態様は、第11の態様に係る車両用ピラー構造において、前記メッシュ要素の幅は、車両内側が車両外側より太い。
この車両用ピラー構造では、メッシュ要素の幅について、車両内側が車両外側より太いので、車両内側が車両外側より細い場合と比較して、エキスパンドメタルが乗員の視線を遮り難い。したがって、ピラーを通じた視認性を確保し易い。
第13の態様は、第10〜第12の態様の何れか1態様に係る車両用ピラー構造において、前記エキスパンドメタルのメッシュ要素がジグザグに延びる方向が、前記ピラーの長手方向である。
この車両用ピラー構造では、メッシュ要素がジグザグに延びる方向がピラーの長手方向であるので、メッシュ要素がピラーの幅方向に延びる場合と比較して、ピラーの曲げ剛性をより向上させることができる。
本発明によれば、強度骨格と透明部材からなる視認性を向上した車両用ピラー構造において、ピラーを通じた視認性を確保したまま、質量の増加を抑制しつつ強度・剛性を向上させることができる。
第1実施形態に係る車両用ピラー構造を示す斜視図である。 図1における2−2矢視拡大断面図である。 透明部材に対する繊維強化プラスチックの巻付け方を模式的に示す断面図である。 (A)〜(C)は、第1実施形態の変形例1に係り、プリプレグとされた繊維強化プラスチックの取付け方を模式的に示す断面図である。 第1実施形態の変形例2を示す断面図である。 第1実施形態の変形例3を示す断面図である。 第2実施形態に係る車両用ピラー構造を示す斜視図である。 図7における8−8矢視拡大断面図である。 乗員の視点からの距離に比例してパイプ部材の直径が大きく設定されている構造を示す断面図である。 第2実施形態の変形例1を示す断面図である。 第2実施形態の変形例2を示す断面図である。 第3実施形態に係る車両用ピラー構造を示す斜視図である。 図12における13−13矢視拡大断面図である。 第3実施形態の変形例1を示す断面図である。 第3実施形態の変形例2を示す断面図である。 第3実施形態の変形例3を示す断面図である。 第3実施形態の変形例4を示す断面図である。 第3実施形態の変形例5を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1、図2において、本実施形態に係る車両用ピラー構造10は、フレーム構造16と、補強部材の一例としての繊維強化プラスチック18と、を有している。
フレーム構造16は、車両12のピラーの一例としてのフロントピラー14の一部を構成する構造である。フレーム構造16には、強度骨格としての第1フレーム21及び第2フレーム22、及び透明部材26が設けられている。
フロントピラー14は、車両12のウインドシールドガラス28の車幅方向両側に沿ってそれぞれ設けられた車両骨格部材である。フロントピラー14は、ウインドシールドガラス28の車幅方向両側の縁部28Aを支持している。
図2に示されるように、第1フレーム21及び第2フレーム22は、フロントピラー14の幅方向に互いに離れて配置されている。第1フレーム21は、ウインドシールドガラス28に近い側に位置している。第2フレーム22は、サイドドアのドアガラス32に近い側に位置している。また、第1フレーム21及び第2フレーム22は、それぞれ例えば金属製の閉断面構造とされている。
ウインドシールドガラス28の縁部28Aは、第1フレーム21に接合部34を介して取り付けられている。ウインドシールドガラス28の縁部28Aの車両外側面と第1フレーム21との間には、シール部材としてのウインドシールドモール36が設けられている。
第2フレーム22と、サイドドアのドアフレーム38との間には、シール部材としてのウェザーストリップ40,42が設けられている。ドアフレーム38には、ドアガラス32の端部を支持するレール44が取り付けられている。
透明部材26は、乗員24の視線方向に透明な部材であり、ガラス、樹脂等を用いて構成される。乗員24は主に運転席の乗員であるが、助手席の乗員であってもよい。本実施形態が適用されるピラーがフロント以外のピラーである場合、乗員24は後席の乗員に相当する。
図2に示される例では、透明部材26は中実に構成されている。フロントピラー14の幅方向における透明部材26の両側は、第1フレーム21と第2フレーム22にそれぞれ結合されている。なお、透明部材26と第1フレーム21の間に繊維強化プラスチック18が配置されていてもよい。また、透明部材26と第2フレーム22の間に繊維強化プラスチック18が配置されていてもよい。
フロントピラー14の車両外側の面は、第1フレーム21から透明部材26及び第2フレーム22にわたって、例えば連続的な曲面で形成されている。なお、この形状は任意に変更することが可能である。
図1、図2において、繊維強化プラスチック18は、透明部材26の外部及び内部の少なくとも一方に設けられ、車両内外方向に光を通す透過領域を確保しつつ透明部材26を補強する部材である。この繊維強化プラスチック18は、繊維又は繊維束18Aに樹脂を含浸させて構成されている。
繊維強化プラスチック18に用いられる繊維は、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等である。つまり、繊維強化プラスチック18は、CFRP(Carbon-Fiber-Reinforced Plastics)、GFRP(Glass-Fiber-Reinforced Plastics)、AFRP(Aramid-Fiber-Reinforced Plastics)であってもよい。更に、他の種類の繊維を用いてもよい。樹脂は熱硬化性樹脂に限られず、熱可塑性樹脂であってもよい。
繊維強化プラスチック18は、繊維又は繊維束18Aが互いに隙間Sを空けた状態で透明部材26の少なくとも車両外側の表面と車両内側の表面に設けられている。隙間Sを含む繊維又は繊維束18Aが配置されていない領域が、透明部材26の透過領域となる。図3に示されるように、繊維強化プラスチック18は、透明部材26に巻き付けられている。具体的には、繊維強化プラスチック18の繊維又は繊維束18Aが透明部材26に例えば螺旋状に巻き付けられ、接着等により透明部材26に固定されている。図1においては、繊維強化プラスチック18の繊維又は繊維束18Aが、互いに交差して設けられている。
図2に示されるように、平断面視における乗員24の視線方向と直交する方向での繊維又は繊維束18Aの幅Wは、標準瞳孔間距離A以下に設定されていてもよい。また、繊維又は繊維束18Aの幅Wは、車両内側が車両外側より太くてもよい。具体的には、車両内側の繊維又は繊維束18Aの幅をWIとし、車両外側の繊維又は繊維束18Aの幅をWOとすると、WI>WOであってもよい。
ここで、標準瞳孔間距離Aとは、所定の母集団における右目の瞳孔の中心と左目の瞳孔の中心との距離、すなわち瞳孔間距離の平均値を意味している。日本人の成人では、標準瞳孔間距離が60mm〜65mmであるとされている。したがって、本実施形態では、一例として、標準瞳孔間距離Aを65mmに設定して、繊維又は繊維束18Aの幅Wが設定されている。なお、標準瞳孔間距離Aは、対象とする国や地域等に応じて適宜母集団を変更して設定してもよい。例えば、対象とする国や地域等に応じて標準瞳孔間距離Aを50mm〜80mmの範囲において適宜設定することが可能である。
本実施形態については、例えば次のような変形例が考えられる。
(第1実施形態の変形例1)
図4(A)〜図4(C)に示されるように、繊維強化プラスチック18としてシート状のプリプレグを用いてもよい。プリプレグとは、ガラスクロス、炭素繊維のような繊維状補強材に、エポキシなどの熱硬化性樹脂を均等に含浸させ、加熱又は乾燥して半硬化状態にした強化プラスチック成形材料である。プリプレグを用いる場合、繊維方向をピラー長手方向に合わせてもよい。
図4(A)に示される例では、プリプレグとされた繊維強化プラスチック18が、透明部材26の車両外側の表面と車両内側の表面にそれぞれ貼り付けられている。繊維強化プラスチック18は、これらの表面の全面に重ねて配置されている。
図4(B)に示される例では、プリプレグとされた繊維強化プラスチック18が、透明部材26の周囲に1周巻き付けられている。繊維強化プラスチック18のシート端部18Bは、例えば第1フレーム21と透明部材26の間に位置している。このシート端部18Bは、第2フレーム22と透明部材26の間に位置していてもよい。
図4(C)に示される例では、プリプレグとされた2枚の繊維強化プラスチック18が、透明部材26の車両外側及び車両内側から半周ずつ巻き付けられている。2枚の繊維強化プラスチック18のシート端部18Bは、第1フレーム21と透明部材26の間と、第2フレーム22と透明部材26の間にそれぞれ位置している。
(第1実施形態の変形例2)
図5に示される例では、透明部材26が中空に構成されている。繊維強化プラスチック18の構成については、図2、図4に示される例と同様である。
(第1実施形態の変形例3)
図6に示される例では、透明部材26として、車両外側寄りに位置する外側部材26Aと車両内側寄りに位置する内側部材26Bが設けられている。透明部材26A,26Bは、例えばそれぞれ板状に構成されている。つまり、透明部材26が2枚の透明な板状部材である外側部材26A及び内側部材26Bにより構成されている。車両内外方向において、外側部材26Aは内側部材26Bから離れて配置されている。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図2において、本実施形態に係る車両用ピラー構造10では、透明部材26の外部及び内部の少なくとも一方に、透明部材26を補強する繊維強化プラスチック18が設けられているので、質量の増加を抑制しつつ強度・剛性を向上させることができる。また、繊維強化プラスチック18は、車両内外方向に光を通す透過領域を確保しつつ透明部材26を補強しているので、フロントピラー14を通じた視認性を確保できる。
また、補強部材が繊維強化プラスチック18であるので、金属部材により補強する場合と比較して質量の増加を抑制できる。また、繊維強化プラスチック18は、その繊維又は繊維束18Aが互いに隙間Sを空けた状態で透明部材26の少なくとも車両外側の表面と車両内側の表面に配置されているので、フロントピラー14を通じた視認性を確保し易い。
図2に示される例では、繊維強化プラスチック18が透明部材26に巻き付けられているので、透明部材26に対する繊維強化プラスチック18の取付けが容易となる。
また、平断面視における乗員24の視線方向と直交する方向での繊維強化プラスチック18の繊維の幅又は繊維束の幅Wが、標準瞳孔間距離A以下に設定されていると、繊維強化プラスチック18の繊維が乗員24の視線を遮り難い。更に、繊維の幅又は繊維束の幅Wについて、車両内側が車両外側より太い場合(WI>WO)、車両内側が車両外側より細い場合(WI<WO)と比較して、繊維強化プラスチック18の繊維が乗員24の視線を遮り難い。したがって、フロントピラー14を通じた視認性を確保し易い。
上記のように、本実施形態によれば、強度骨格と透明部材26からなる視認性を向上した車両用ピラー構造において、フロントピラー14を通じた視認性を確保したまま、質量の増加を抑制しつつ強度・剛性を向上させることができる。またこれによって、改善された車両用ピラー構造10を提供できる。
[第2実施形態]
図7、図8において、本実施形態に係る車両用ピラー構造20では、透明部材26に対する補強部材が、フロントピラー14の幅方向における第1フレーム21と第2フレームの間の間隙に密に配置され、互いに結合されたパイプ部材48とされている。パイプ部材48は、第1フレーム21及び第2フレームにもそれぞれ結合されている。結合手段は、例えば溶接や接着である。
透明部材26は、例えば樹脂やガラスであり、第1フレーム21及び第2フレーム22(強度骨格)とパイプ部材48により形成された空隙に充填されている。この空隙は、各パイプ部材48の空隙、隣り合うパイプ部材48の間の空隙、第1フレーム21とパイプ部材48との間の空隙、及び第2フレームとパイプ部材48との間の空隙を含む。
乗員24の視線方向において、パイプ部材48同士が重ならない透過領域Tが形成されている。この透過領域Tをより多く確保するため、図9に示されるように、乗員24の視点からの距離に比例してパイプ部材48の直径Dが大きく設定されている。パイプ部材48の長さも透過領域Tの確保の観点で適宜設定される。図示の例では、パイプ部材48の長さが、フロントピラー14の車両内外方向の厚さ以内に設定されている。パイプ部材48の長さは均一に設定されており、パイプ部材48の車両外側の端面及び車両内側の端面は、断面直線状に形成されている。更に、パイプ部材48の肉厚も、透過領域Tの確保の観点から適宜設定される。
図7において、パイプ部材48の断面形状は、主に円形である。また、パイプ部材48は、千鳥状に配置されている。なお、パイプ部材48の断面形状は円形に限られず、半円形、楕円形、正方形、長方形、六角形等の多角形、その他任意の形状とすることができる。また、パイプ部材48の配置は、千鳥状に限られない。
また、軽量化の観点から、パイプ部材48の材質は、第1フレーム21及び第2フレーム22より密度の小さい材料、例えば樹脂、アルミニウム等の軽金属、繊維強化材を用いることができる。パイプ部材48の筒部に貫通孔(図示せず)を設けて更なる軽量化を図ってもよい。
本実施形態については、例えば次のような変形例が考えられる。
(第2実施形態の変形例1)
図10に示される例では、パイプ部材48の車両外側の端面が、平断面において車両前側に凸曲面とされている。これにより、フロントピラー14の車両外側の面が、第1フレーム21、パイプ部材48(透明部材26、)及び第2フレーム22にわたって、例えば連続的な曲面で形成されている。
(第2実施形態の変形例2)
図11に示される例では、図8の構成に加えて、パイプ部材48が配置された領域の車両外側に透明部材46が配置されている。透明部材46の車両外側の面は、平断面において車両前側に凸となる曲面とされている。これにより、フロントピラー14の車両外側の面が、第1フレーム21、透明部材46及び第2フレーム22にわたって、例えば連続的な曲面で形成されている。
変形例2によれば、パイプ部材48が配置された領域の車両外側に透明部材26が配置されているので、該透明部材26によりフロントピラー14の外観の形状を構成できる。したがって、透明部材26の形状によりフロントピラー14の意匠性を向上させること可能となっている。
なお、他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図8において、本実施形態に係る車両用ピラー構造20では、第1フレーム21及び第2フレーム22の間隙に互いに結合されたパイプ部材48が密に配置されている。個々のパイプ部材48が互いに結合されていない場合、曲げ剛性の断面中心は個々のパイプ部材48の図心となるため、フロントピラー14の曲げ剛性は、パイプ部材48の1本分の曲げ剛性にパイプ部材48の本数を掛けたものとなる。これに対し、本実施形態のようにパイプ部材48が互いに結合されている場合には、フロントピラー14の曲げ剛性の断面中心はパイプ部材48の全体の図心となり、曲げ剛性は飛躍的に向上する。一例として、3本のパイプ部材48同士を接着した部材の曲げ剛性は、3本のパイプ部材48を束ねた部材の曲げ剛性の11倍となることが知られている(「複合化の世界」、裳華房、p.9)。このため、質量の増加を抑制しつつ、フロントピラー14の強度と曲げ剛性を向上させることができる。
また、強度骨格(第1フレーム21及び第2フレーム22)とパイプ部材48により形成された空隙に充填された透明部材26により、フロントピラー14を通じた視認性を確保できる。特に、乗員24の視線方向において、パイプ部材48同士が重ならない透過領域Tが形成されているので、フロントピラー14を通じた視認性を確保できる。
透明部材26の補強のためにトラス構造を用いる場合、該トラス構造と強度骨格との結合は容易でないが、本実施形態のようにパイプ部材48を用いると、該パイプ部材48と強度骨格(第1フレーム21及び第2フレーム22)との結合が容易となる。これは、結合される双方の部材の厚さが近いためである。
更に、乗員24の視点からの距離に比例してパイプ部材48の直径Dが大きく設定されているので、乗員24の視線方向におけるパイプ部材48同士の重なりを抑制し、フロントピラー14を通じた視認性を確保できる。
[第3実施形態]
図12、図13において、本実施形態に係る車両用ピラー構造30では、透明部材26に対する補強部材が、透明部材26の車両外側の表面及び車両内側の表面、又は透明部材26の車両外側の内部及び車両内側の内部に設けられたエキスパンドメタル58とされている。エキスパンドメタル58は、略菱形の空孔を有するメッシュ構造を有している。メッシュ構造は、ジグザグ状に延びる線状のメッシュ要素58Aの屈曲部が、隣り合うメッシュ要素58Aの屈曲部に結合されて構成されている。メッシュ要素58Aがジグザグに延びる方向は、例えばフロントピラー14の長手方向である。
図13に示される例では、エキスパンドメタル58は、車両外側に位置する外側部材60Aと、車両内側に位置する内側部材60Bとを有している。透明部材26は、例えば中実に構成されている。外側部材60Aは、透明部材26の車両外側の表面近くに、例えばインサート成形により埋設されている。また、内側部材60Bは、透明部材26の車両内側の表面近くに、例えばインサート成形により埋設されている。
平断面視における乗員24の視線方向と直交する方向でのエキスパンドメタル58のメッシュ要素58Aの幅Xが、標準瞳孔間距離A以下に設定されていてもよい。また、メッシュ要素58Aの幅Xは、車両内側が車両外側より太くてもよい。具体的には、車両内側のメッシュ要素58Aの幅をWIとし、車両外側のメッシュ要素58Aの幅をXOとすると、XI>XOであってもよい。
本実施形態については、例えば次のような変形例が考えられる。
(第3実施形態の変形例1)
図14に示される例では、エキスパンドメタル58の外側部材60Aが、透明部材26の車両外側の表面に設けられている。また、エキスパンドメタル58の内側部材60Bが、透明部材26の車両内側の表面に設けられている。
(第3実施形態の変形例2)
図15に示される例では、透明部材26が中空に構成されている。エキスパンドメタル58の配置については、図13に示される例と同様である。
(第3実施形態の変形例3)
図16に示される例では、透明部材26が中空に構成されている。エキスパンドメタル58については、外側部材60Aが、透明部材26の車両外側の表面に設けられ、内側部材60Bが、透明部材26の車両内側の表面に設けられている。
(第3実施形態の変形例4)
図17に示される例では、第1実施形態の変形例3(図6)と同様に、透明部材26として、車両外側寄りに位置する外側部材26Aと車両内側寄りに位置する内側部材26Bが設けられている。エキスパンドメタル58の外側部材60Aは、透明部材26の外側部材26Aに埋設されている。エキスパンドメタル58の内側部材60Bは、透明部材26の内側部材26Bに埋設されている。
(第3実施形態の変形例5)
図18に示される例では、透明部材26として、車両外側寄りに位置する外側部材26Aと車両内側寄りに位置する内側部材26Bが設けられている。エキスパンドメタル58は、外側部材60Aが、透明部材26の車両外側の表面に設けられ、内側部材60Bが、透明部材26の車両内側の表面に設けられている。
なお、他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図13において、本実施形態に係る車両用ピラー構造30では、補強部材としてエキスパンドメタル58が用いられている。エキスパンドメタル58は、トラス構造と比較して、ジョイントや結合部を介さずにすべての部材が一体となっているため、受けた力を全体に分散させることができる。また、エキスパンドメタル58は、透明部材26の車両外側の表面及び車両内側の表面(図14、図16、図18)、又は透明部材26の車両外側の内部及び車両内側の内部(図13、図15、図17)に設けられているので、質量の増加を抑制できる。
また、平断面視における乗員24の視線方向と直交する方向でのエキスパンドメタル58のメッシュ要素58Aの幅Xが、標準瞳孔間距離A以下に設定されていると、メッシュ要素58Aが乗員24の視線を遮り難い。また、メッシュ要素58Aの幅Xについて、車両内側が車両外側より太い場合(XI>XO)、車両内側が車両外側より細い場合(XI<XO)と比較して、メッシュ要素58Aが乗員24の視線を遮り難い。したがって、フロントピラー14を通じた視認性を確保し易い。
更に、メッシュ要素58Aがジグザグに延びる方向が、フロントピラー14の長手方向である場合、メッシュ要素58Aがフロントピラー14の幅方向に延びる場合と比較して、フロントピラー14の曲げ剛性をより向上させることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
ピラーの一例としてフロントピラー14を挙げたが、ピラーはフロントピラー14に限られない。つまり、上記各実施形態の構造を、他のピラーに適用することが可能である。
10 車両用ピラー構造
12 車両
14 フロントピラー(ピラー)
16 フレーム構造
18 繊維強化プラスチック(補強部材)
18A 繊維又は繊維束
20 車両用ピラー構造
21 第1フレーム(強度骨格)
22 第2フレーム(強度骨格)
24 乗員
26 透明部材
30 車両用ピラー構造
46 透明部材
48 パイプ部材(補強部材)
58 エキスパンドメタル(補強部材)
58A メッシュ要素
A 標準瞳孔間距離
S 隙間
T 透過領域
W 繊維又は繊維束の幅
WI 車両内側の繊維又は繊維束の幅
WO 車両外側の維又は繊維束の幅
X メッシュ要素の幅
XI 車両内側のメッシュ要素の幅
XO 車両外側のメッシュ要素の幅

Claims (13)

  1. 車両のピラーの一部を構成し、強度骨格、及び乗員の視線方向に透明な透明部材が設けられたフレーム構造と、
    透明部材の外部及び内部の少なくとも一方に設けられ、車両内外方向に光を通す透過領域を確保しつつ前記透明部材を補強する補強部材と、
    を有する車両用ピラー構造。
  2. 前記補強部材は、繊維又は繊維束が互いに隙間を空けた状態で前記透明部材の少なくとも車両外側の表面と車両内側の表面に設けられた繊維強化プラスチックである請求項1に記載の車両用ピラー構造。
  3. 前記繊維強化プラスチックは、前記透明部材に巻き付けられている請求項2に記載の車両用ピラー構造。
  4. 平断面視における乗員の視線方向と直交する方向での前記繊維の幅又は前記繊維束の幅が、標準瞳孔間距離以下に設定されている請求項3に記載の車両用ピラー構造。
  5. 前記繊維又は前記繊維束の幅は、車両内側が車両外側より太い請求項4に記載の車両用ピラー構造。
  6. 前記強度骨格は、前記ピラーの幅方向に間隙を空けて配置され、
    前記補強部材は、前記間隙に密に配置され互いに結合されたパイプ部材であり、
    乗員の視線方向において、前記パイプ部材同士が重ならない透過領域が形成されている請求項1に記載の車両用ピラー構造。
  7. 乗員の視点からの距離に比例して前記パイプ部材の直径が大きく設定されている請求項6に記載の車両用ピラー構造。
  8. 前記透明部材は、前記強度骨格と前記パイプ部材により形成された空隙に充填されている請求項6又は請求項7に記載の車両用ピラー構造。
  9. 前記透明部材は、前記パイプ部材が配置された領域の車両外側に配置されている請求項6〜請求項8の何れか1項に記載の車両用ピラー構造。
  10. 前記補強部材は、前記透明部材の車両外側の表面及び車両内側の表面、又は前記透明部材の車両外側の内部及び車両内側の内部に設けられたエキスパンドメタルである請求項1に記載の車両用ピラー構造。
  11. 平断面視における乗員の視線方向と直交する方向での前記エキスパンドメタルのメッシュ要素の幅が、標準瞳孔間距離以下に設定されている請求項10に記載の車両用ピラー構造。
  12. 前記メッシュ要素の幅は、車両内側が車両外側より太い請求項11に記載の車両用ピラー構造。
  13. 前記エキスパンドメタルのメッシュ要素がジグザグに延びる方向は、前記ピラーの長手方向である請求項10〜請求項12の何れか1項に記載の車両用ピラー構造。
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