JP2021078252A - トルク差調整システム - Google Patents
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Abstract
【課題】右輪の車軸トルクと左輪の車軸トルクとが夫々所望の車軸トルクとなるように第1のモータの出力トルクと第2のモータの出力トルクとを制御できるトルク調整システムを提供する。
【解決手段】トルク差調整システムでは、制御装置は、第1のモータから動力分配装置までの減速比及び第2のモータから動力分配装置までの減速比をそれぞれGとし、動力分配装置の中で第1のモータ側から左輪に掛かる減速比をb1+1、第1のモータ側から右輪に掛かる減速比をb1とし、動力分配装置の中で第2のモータ側から右輪に掛かる減速率をb2+1、第2のモータ側から左輪に掛かる減速比をb2とし、左輪の車軸トルクをTL、右輪の車軸トルクをTRとすると、第1のモータの出力トルクTLmと、第2のモータの出力トルクTRmと、を下記式に基づいて制御する。
【選択図】なし
【解決手段】トルク差調整システムでは、制御装置は、第1のモータから動力分配装置までの減速比及び第2のモータから動力分配装置までの減速比をそれぞれGとし、動力分配装置の中で第1のモータ側から左輪に掛かる減速比をb1+1、第1のモータ側から右輪に掛かる減速比をb1とし、動力分配装置の中で第2のモータ側から右輪に掛かる減速率をb2+1、第2のモータ側から左輪に掛かる減速比をb2とし、左輪の車軸トルクをTL、右輪の車軸トルクをTRとすると、第1のモータの出力トルクTLmと、第2のモータの出力トルクTRmと、を下記式に基づいて制御する。
【選択図】なし
Description
本開示は、トルク差調整システムに関する。
特許文献1には、車両の左右側で対となる各車輪への駆動力を前記車両の挙動変化に応じて配分する車両制御装置が開示されている。かかる車両制御装置は、個別に回転駆動可能に設けられ、第1及び第2出力軸をそれぞれ有する第1及び第2電動モータと、前記第1出力軸に接続される第1回転要素及び他の第2,第3回転要素により形成される第1差動装置と、前記第2出力軸に接続される第1回転要素及び他の第2,第3回転要素により形成される第2差動装置と、前記第1差動装置の第2回転要素と前記第2差動装置の第3回転要素とを接続して形成され、前記車輪のいずれか一方に接続される第1出力要素と、前記第1差動装置の第3回転要素と前記第2差動装置の第2回転要素とを接続して形成され、前記車輪のいずれか他方に接続される第2出力要素と、前記車両の車体に設けられ、前記車両の挙動変化を検出する挙動変化検出手段と、前記挙動変化検出手段の検出結果に基づいて前記各電動モータの目標トルクを算出するとともに、前記各電動モータを制御するコントローラとを備える。
しかしながら、特許文献1には、左輪の車軸トルクと右輪の車軸トルクとが夫々所望の車軸トルクとなるように第1のモータの出力トルクと第2のモータの出力トルクを制御する旨の記載はない。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、左輪の車軸トルクと右輪の車軸トルクとが夫々所望の車軸トルクとなるように第1のモータの出力トルクと第2のモータの出力トルクを制御できるトルク差調整システムを提供することを目的とする。
本発明の少なくとも一実施形態に係るトルク差調整システムは、車両の左輪と右輪との間のトルク差を調整するためのトルク差調整システムであって、前記車両の動力源となる第1のモータ及び前記第1のモータと異なる第2のモータと、前記第1のモータからの動力を前記左輪及び前記右輪に分配するとともに、前記第2のモータからの動力を前記左輪及び前記右輪に分配する動力分配装置と、前記第1のモータの出力トルクと前記第2のモータの出力トルクを制御するように構成された制御装置とを備え、前記制御装置は、前記第1のモータから前記動力分配装置までの減速比及び前記第2のモータから前記動力分配装置までの減速比をそれぞれGとし、前記動力分配装置の中で前記第1のモータ側から前記左輪に掛かる減速比をb1+1、前記第1のモータ側から前記右輪に掛かる減速比をb1とし、前記動力分配装置の中で前記第2のモータ側から前記右輪に掛かる減速比をb2+1、前記第2のモータ側から前記左輪に掛かる減速比をb2とし、前記左輪の車軸トルクをTL、前記右輪の車軸トルクをTRとすると、前記第1のモータの出力トルクTLmと前記第2のモータの出力トルクTRmとを下記の数式1に基づいて制御する。
上記の構成によれば、第1のモータの出力トルクTLmと第2のモータの出力トルクTRmとを上記の数式1に基づいて第1のモータの出力トルクTLmと第2のモータの出力トルクTRmを制御するので、左輪の車軸トルクTLと右輪の車軸トルクTRとが夫々所望の車軸トルクとなるように第1のモータの出力トルクTLmと第2のモータの出力トルクTRmを制御できる。
本発明の一実施形態では、前記制御装置は、前記車両が直進する場合に前記第1のモータの出力トルクTLmと前記第2のモータの出力トルクTRmとを下記の数式2に基づいて制御する。
上記の構成によれば、車両が直進する場合に第1のモータの出力トルクTLmと第2のモータの出力トルクTRmとを上記の数式2に基づいて制御するので、車両が直進する場合に左輪の車軸トルクTLと右輪の車軸トルクTRとが同一となるように第1のモータの出力トルクTLmと第2のモータの出力トルクTRmを制御できる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、左輪の車軸トルクと右輪の車軸トルクとが夫々所望の車軸トルクとなるように第1のモータの出力トルクと第2のモータの出力トルクを制御できる。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
本発明の一実施形態に係るトルク差調整システム1は、駆動用バッテリ110に充電された電気を動力源とする、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)又はプラグインハイブリッド自動車(PHV,PHEV)等の電動車両に搭載される。本発明の一実施形態に係るトルク差調整システム1が搭載される電動車両100は、後輪二輪がモータによって駆動されるリアドライブの電動車両であるが、これに限られるものではなく、例えば全輪がモータによって駆動される四輪ドライブの電動車両であってもよい。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るトルク差調整システム1は、車両の左輪5Lと右輪5Rとの間のトルク差を調整するためのトルク差調整システムであって、車両の動力源となる第1のモータ11及び第1のモータ11と異なる第2のモータ12、動力分配装置3と制御装置4とを備えている。
第1のモータ11及び第2のモータ12は同一の定格出力のモータである。第1のモータ11及び第2のモータ12は例えば交流モータであって、第1のモータ11と駆動用バッテリ110との間には第1のインバータ21を備え、第2のモータ12と駆動用バッテリ110との間に第2のインバータ22を備えている。第1のインバータ21及び第2のインバータ22は、駆動用バッテリ110に充電された直流電力を交流電力に変換するものであり、第1のモータ11の出力トルクと第2のモータ12の出力トルクを任意に調整可能である。
図2に示すように、本発明の一実施形態に係る動力分配装置3は、第1のモータ11からの動力を左輪5L及び右輪5Rに分配するとともに、第2のモータ12からの動力を左輪5L及び右輪5Rに分配するように構成されている。
図3に示すように、制御装置4は、第1のモータ11及び第2のモータ12の出力トルクを制御するように構成されている。制御装置4は、例えば、電動車両制御装置40(以下「EV−ECU40」という)と、第1のモータ制御装置41(以下「第1のMCU41」という)及び第2のモータ制御装置42(以下「第2のMCU42」という)とを備えている。
EV−ECU40は、演算装置、命令や情報を格納するレジスタ、周辺回路等から構成されるプロセッサ(図示せず)、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリ(図示せず)のほか入出力インターフェースによって構成される。
EV−ECU40には、ステアリング情報(例えば操舵角)、車速情報(例えば車輪速)、アクセルペダル情報(例えば踏込量)やブレーキペダル情報(例えば踏込量)等の情報が入力される。EV−ECU40には、例えば車軸トルク演算部401、出力トルク演算部402及びトルク出力部403が設けられている。
車軸トルク演算部401は、左輪5Lの車軸トルク及び右輪5Rの車軸トルクを算出する部分であり、例えばステアリング情報、車速情報、アクセルペダル情報やブレーキペダル情報に基づいて左輪5Lの車軸トルク及び右輪5Rの車軸トルクを算出するように構成されている。
出力トルク演算部402は、第1のモータ11の出力トルク及び第2のモータ12の出力トルクを算出する部分であり、車軸トルク演算部401で算出された左輪5Lの車軸トルク及び右輪5Rの車軸トルクに基づいて算出するように構成されている。
図4に示すように、出力トルク演算部402は、第1のモータ11から動力分配装置3までの減速比及び第2のモータ12から動力分配装置3までの減速比をそれぞれGとし、動力分配装置3の中で第1のモータ側から左輪5Lに掛かる減速率をb1+1、動力分配装置3の中で第1のモータ側から右輪5Rに掛かる減速比をb1とし、動力分配装置3の中で第2のモータ側から右輪5Rに掛かる減速率をb2+1、第2のモータ側から左輪5Lに掛かる減速比をb2とし、左輪の車軸トルクをTL、右輪の車軸トルクをTRとすると、第1のモータの出力トルクTLmと第2のモータの出力トルクTRmとを下記の数式3に基づいて制御する。尚、典型的には、第1のモータの出力トルクTLmと第2のモータの出力トルクTRmとが下記の数式3を満たすように制御するが、下記の数式3にフリクション等の定数を掛けたものに基づいて制御してもよい。
そして、車両が直進する場合のように左輪5Lの車軸トルクTLと右輪5Rの車軸トルクTRが同一であることが求められる場合には、第1のモータ11の出力トルクTLm、第2のモータ12の出力トルクTRmを下記の数式4に基づいて制御する。尚、典型的には、第1のモータ11の出力トルクTLm、第2のモータ12の出力トルクTRmを下記の数式4を満たすように制御するが、下記の数式4にフリクション等の定数を掛けたものに基づいて制御してもよい。
トルク出力部403は出力トルク演算部402によって算出された第1のモータ11の出力トルクTLmと第2のモータ12の出力トルクTRmを出力する部分であり、第1のモータ11の出力トルクTLmは第1のMCU41に出力され、第2のモータ12の出力トルクTRmは第2のMCU42に出力されるように構成されている。
第1のMCU41はトルク出力部403から出力された第1のモータ11の出力トルクTLmを第1のモータ11が出力するように第1のインバータ21を制御し、第2のMCU42はトルク出力部403から出力された第2のモータ12の出力トルクTRmを第2のモータ12が出力するように第2のインバータ22を制御するように構成されている。
上述した本発明の一実施形態に係るトルク差調整システム1によれば、第1のモータ11の出力トルクTLmと第2のモータ12の出力トルクTRmとを上記の数式3に基づいて第1のモータ11の出力トルクTLmと第2のモータ12の出力トルクTRmを制御するので、左輪5Lの車軸トルクTLと右輪5Rの車軸トルクTRとが夫々所望の車軸トルクとなるように第1のモータ11の出力トルクTLmと第2のモータ12の出力トルクTRmを制御できる。
また、上述した本発明の一実施形態に係るトルク差調整システム1によれば、車両が直進する場合に第1のモータ11の出力トルクTLmと第2のモータ12の出力トルクTRmとが上記の数式4を満たすように制御するので、車両が直進する場合に左輪5Lの車軸トルクTLと右輪5Rの車軸トルクTRとが同一となるように第1のモータ11の出力トルクTLmと第2のモータ12の出力トルクTRmを制御できる。
図5に示すように、本発明の一実施形態に係る動力分配装置3は、第1の減速ギア列31、第2の減速ギア列32、差動ギア列33を含んで構成されている。
第1の減速ギア列31は、インプットギア311、カウンターギア312、アウトプットギア313及びデフドライブギア314を含んで構成されている。インプットギア311は、第1のモータ11の出力軸に取り付けられ、インプットギア311にはカウンターギア312が噛み合い、インプットギア311からカウンターギア312に動力が伝達される。カウンターギア312と同軸上にアウトプットギア313が設けられ、カウンターギア312とアウトプットギア313は同一方向に同一速度で回転する。アウトプットギア313にはデフドライブギア314が噛み合い、アウトプットギア313からデフドライブギア314に動力が伝達される。
第2の減速ギア列32は、第1の減速ギア列31と同様、インプットギア321、カウンターギア322、アウトプットギア323及びデフドライブギア324を含んで構成されている。インプットギア321は、第2のモータ12の出力軸に取り付けられ、インプットギア321にはカウンターギア322が噛み合い、インプットギア321からカウンターギア322に動力が伝達される。カウンターギア322と同軸上にアウトプットギア323が設けられ、カウンターギア322とアウトプットギア323は同一方向に同一速度で回転する。アウトプットギア323にはデフドライブギア324が噛み合い、アウトプットギア323からデフドライブギア324に動力が伝達される。
第1の減速ギア列31のインプットギア311、カウンターギア312、アウトプットギア313及びデフドライブギア314と第2の減速ギア列32のインプットギア321、カウンターギア322、アウトプットギア323及びデフドライブギア324はそれぞれ同じ歯数であり、インプットギア311,321の歯数をZi、カウンターギア312,322の歯数をZc、アウトプットギア313,323の歯数をZo及びデフドライブギア314,324の歯数をZdとすると、第1の減速ギア列31と第2の減速ギア列32の減速比Gは、下記の数式5で表すことができる。
差動ギア列33は、インプットサンギア331、アニュラスギア332、ピニオンギア大333、キャリア334、ピニオンギア小335及びアウトプットサンギア336を含んで構成される。
インプットサンギア331は、第1の減速ギア列31を構成するデフドライブギア314と一体に回転するギアであり、第1のモータ11からの動力が伝達される。アニュラスギア332は、第2の減速ギア列32を構成するデフドライブギア314と一体に回転するインターナルギアであり、第2のモータ12からの動力が伝達される。これにより、インプットサンギア331とアニュラスギア332とが差動ギア列33への入口となる。インプットサンギア331とアニュラスギア332の両方はピニオンギア大333と噛み合わされ、ピニオンギア大333及びアニュラスギア332はインプットサンギア331の周りを回転する遊星歯車を構成する。ピニオンギア大333はキャリア334に回転自在に支持され、インプットサンギア331とアニュラスギア332との差動によってピニオンギア大333又はキャリア334が回転する。また、キャリア334にはピニオンギア小335が固定され、キャリア334の回転によってピニオンギア小335がアウトプットサンギア36の周りを回転する。ピニオンギア小335にはアウトプットサンギア336が噛み合わされ、ピニオンギアがアウトプットサンギア336の周りを回転する遊星歯車を構成する。そして、アウトプットサンギア336の回転によって左輪の車軸5L1が回転し、キャリア334の回転によって右輪の車軸5R1が回転する。
インプットサンギア331の歯数をZS1、アニュラスギア332の歯数をZr1、ピニオンギア大333の歯数をZP1、ピニオンギア小335の歯数をZP2及びアウトプットサンギア336の歯数をZS2とすると、インプットサンギア331から左輪の車軸5L1に到る減速比をb1、アニュラスギア332から右輪の車軸5R1に到る減速比をb2は、下記の数式6で表すことができる。
本発明の一実施形態に係る動力分配装置3を備えるトルク差調整システム1では、上記の数式5によって決定される減速比G、上記の数式4によって決定される減速比b1,b2により、車軸トルク演算部401において左輪5Lの車軸トルクTL、右輪5Rの車軸トルクTRが算出されると、出力トルク演算部402において数式3によって、第1のモータ11の出力トルクTLmと第2のモータ12の出力トルクTRmが算出される。そして、出力トルク演算部402で演算された第1のモータ11の出力トルクTLmはトルク出力部403から第1のMCU41に出力され、第2のモータ12の出力トルクTRmはトルク出力部403から第2のMCU42に出力される。これにより、第1のMCU41はトルク出力部403から出力された第1のモータ11の出力トルクTLmを第1のモータ11が出力するように第1のインバータ21を制御し、第2のMCU42はトルク出力部403から出力された第2のモータ12の出力トルクTRmを第2のモータ12が出力するように第2のインバータ22を制御する。これにより、本発明の一実施形態に係るトルク差調整システム1は、左輪5Lの車軸トルクと右輪5Rの車軸トルクとが夫々所望の車軸トルクとなるように第1のモータ11の出力トルクTLmと第2のモータ12の出力トルクTRmを制御できる。
本発明の一実施形態に係る動力分配装置3を備えるトルク差調整システム1では、車両が直進する場合のように左輪5Lの車軸トルクと右輪5Rの車軸トルクが同一であることが求められる場合には、上記の数式4によって決定される減速比b1,b2と上記の数式2とより、第1のモータ11の出力トルクTLmと第2のモータ12の出力トルクTRmとの関係(出力トルク比)が決まる。これにより、本発明の一実施形態に係るトルク差調整システム1によれば、車両が直進する場合に第1のモータ11の出力トルクTLmと第2のモータ12の出力トルクTRmとの関係(出力トルク比)が決まるので、車両が直進する場合に左輪5Lの車軸トルクTLと右輪5Rの車軸トルクTRとが同一となるように第1のモータ11の出力トルクTLmと第2のモータ12の出力トルクTRmを簡単に制御できる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
1 トルク差調整システム
11 第1のモータ
12 第2のモータ
21 第1のインバータ
22 第2のインバータ
3 動力分配装置
31 第1の減速ギア列
311 インプットギア
312 カウンターギア
313 アウトプットギア
314 デフドライブギア
32 第2の減速ギア列
321 インプットギア
322 カウンターギア
323 アウトプットギア
324 デフドライブギア
33 差動ギア列
331 インプットサンギア
332 アニュラスギア
333 ピニオンギア大
334 キャリア
335 ピニオンギア小
336 アウトプットサンギア
4 制御装置
40 電動車両制御装置(EV−ECU)
401 車軸トルク演算部
402 出力トルク演算部
403 トルク出力部
41 第1のモータ制御装置(第1のMCU)
42 第2のモータ制御装置(第2のMCU)
5L 左輪
5L1 左輪の車軸
5R 右輪
5R1 右輪の車軸
100 電動車両
110 駆動用バッテリ
11 第1のモータ
12 第2のモータ
21 第1のインバータ
22 第2のインバータ
3 動力分配装置
31 第1の減速ギア列
311 インプットギア
312 カウンターギア
313 アウトプットギア
314 デフドライブギア
32 第2の減速ギア列
321 インプットギア
322 カウンターギア
323 アウトプットギア
324 デフドライブギア
33 差動ギア列
331 インプットサンギア
332 アニュラスギア
333 ピニオンギア大
334 キャリア
335 ピニオンギア小
336 アウトプットサンギア
4 制御装置
40 電動車両制御装置(EV−ECU)
401 車軸トルク演算部
402 出力トルク演算部
403 トルク出力部
41 第1のモータ制御装置(第1のMCU)
42 第2のモータ制御装置(第2のMCU)
5L 左輪
5L1 左輪の車軸
5R 右輪
5R1 右輪の車軸
100 電動車両
110 駆動用バッテリ
Claims (2)
- 車両の左輪と右輪との間のトルク差を調整するためのトルク差調整システムであって、
前記車両の動力源となる第1のモータ及び前記第1のモータと異なる第2のモータと、
前記第1のモータからの動力を前記左輪及び前記右輪に分配するとともに、前記第2のモータからの動力を前記左輪及び前記右輪に分配する動力分配装置と、
前記第1のモータの出力トルクと前記第2のモータの出力トルクを制御するように構成された制御装置と
を備え、
前記制御装置は、
前記第1のモータから前記動力分配装置までの減速比及び前記第2のモータから前記動力分配装置までの減速比をそれぞれGとし、前記動力分配装置の中で前記第1のモータ側から前記左輪に掛かる減速比をb1+1、前記第1のモータ側から前記右輪に掛かる減速比をb1とし、前記動力分配装置の中で前記第2のモータ側から前記右輪に掛かる減速比をb2+1、前記第2のモータ側から前記左輪に掛かる減速比をb2とし、前記左輪の車軸トルクをTL、前記右輪の車軸トルクをTRとすると、
前記第1のモータの出力トルクTLmと前記第2のモータの出力トルクTRmとを下記の数式1に基づいて制御する、トルク差調整システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019203854A JP2021078252A (ja) | 2019-11-11 | 2019-11-11 | トルク差調整システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019203854A JP2021078252A (ja) | 2019-11-11 | 2019-11-11 | トルク差調整システム |
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Citations (2)
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JP2008295173A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Honda Motor Co Ltd | 動力装置 |
JP2017203503A (ja) * | 2016-05-11 | 2017-11-16 | Ntn株式会社 | 車両駆動装置 |
-
2019
- 2019-11-11 JP JP2019203854A patent/JP2021078252A/ja active Pending
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