JP2021076748A - 再帰反射性積層体及びその製造方法、並びに真贋性判定方法 - Google Patents

再帰反射性積層体及びその製造方法、並びに真贋性判定方法 Download PDF

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博昭 島根
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Abstract

【課題】スマートフォンのカメラ用フラッシュ光の照射時にも視認可能な隠し絵柄部を具備する再帰反射性積層体及びその製造方法。また、再帰反射性積層体にスマートフォンのカメラ用フラッシュ光を照射することを含む、真贋性判定方法を提供する。【解決手段】基材層10、再帰反射層20、及び被覆層30をこの順で具備し、被覆層30が、再帰反射層20の表面の一部に配置されており、かつ、被覆層30が、透明樹脂及び顔料を含有して、拡散光の照射時には絵柄を視認できず、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光の照射時には絵柄を視認可能な隠し絵柄部を形成している、再帰反射性積層体100及びその製造方法。また、再帰反射性積層体100を用いた真贋性判定方法。【選択図】図1

Description

本発明は、再帰反射性積層体及びその製造方法、並びに真贋性判定方法に関する。
光源からの光を光源の方向に反射させる再帰反射性の物品が、道路標識、安全ベルト等の安全関連分野で利用されている。このような物品は、再帰反射層を具備している。再帰反射層に入射した光は、再帰反射層の内部で屈折及び反射して、再度、再帰反射層から出射する。その際に、入射方向に光が出射する。
再帰反射層は、光屈折体層、保持層、及び反射層を具備する。保持層は、ガラスビーズ等の光屈折体を、その表面が露出した状態で配列保持して、光屈折体層を形成する。反射層は、光屈折体の露出面と反対側に形成されているか、保持層の表面又は内部に形成されている。
再帰反射層を具備する物品は、上述した安全関連分野の他に、種々の分野で利用されている。例えば、特許文献1には、ラベルシートの貼り直しが行われているか否かを、表面の状況を観察することで判別できる再帰反射体ラベルシートが開示されている。特許文献1に開示された再帰反射体ラベルシートは、再帰反射層の表面の少なくとも一部に透明樹脂製の易破壊層を具備する。この易破壊層が、ラベルシートの剥離時に破壊することによって、ラベルシートの貼り直しを判別することができる。
また、特許文献2には、再帰反射層の表面の少なくとも一部に着色樹脂層を具備する再帰反射性の物品が開示されている。
特許第5161960号公報 特許第5248496号公報
特許文献1に開示された再帰反射体ラベルシートは、ラベルシートの貼り直しを判別する機能の他に、隠し絵柄部の有無の判別によって、ラベルシートが貼り付けられた製品が真正品であるか否かを判定する機能も有する。易破壊層は、ガラスビーズ等の光屈折体の表面を平滑面で被覆する透明樹脂層である。拡散光照射時には、透明樹脂層を視認することはできない。一方、再帰反射の条件下では、透明樹脂層は、入射光の一部が再帰反射することを妨げる。それにより、再帰反射の光量が減少するため、再帰反射層の表面で透明樹脂層(易破壊層)を具備する部位は、隠し絵柄部として視認することができる。ラベルシートが貼り付けられた製品を購入しようとする者は、ハンディライト等でラベルシートを照射し、隠し絵柄部を視認できるか否かによって、その製品の真贋性を判定することができる。
近年、スマートフォンが広く普及していることから、製品の真贋性を判定するためにラベルシート等に照射する光源として、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光を用いることが多い。しかし、ハンディライト等と比べて、スマートフィンのカメラ用フラッシュ光は、非常に強力である。そのため、特許文献1に開示された透明樹脂層では、再帰反射を充分に妨げることができず、隠し絵柄部が視認できない。
特許文献2に開示された再帰反射性の物品では、再帰反射層の表面の着色樹脂層が、再帰反射を充分に妨げることができ、再帰反射の条件下で、着色樹脂層を視認することができる。隠し絵柄部は、拡散光の照射時には視認することができず、再帰反射の条件下では視認することができることを要する。しかし、特許文献2の物品では、拡散光の照射時においても、着色樹脂層を視認できてしまう。したがって、着色樹脂層は、隠し絵柄部にはならない。
これらのことから、本発明は、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光の照射時にも視認可能な隠し絵柄部を具備する再帰反射性積層体及びその製造方法を提供することを目的とする。また、本発明は、再帰反射性積層体にスマートフォンのカメラ用フラッシュ光を照射することを含む、真贋性判定方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく、鋭意検討を重ね、本発明の再帰反射性積層体及びその製造方法、並びに真贋性判定方法を完成させた。本発明の再帰反射性積層体及びその製造方法、並びに真贋判定方法は、次の態様を含む。
〈1〉基材層、再帰反射層、及び被覆層をこの順で具備し、
前記被覆層が、前記再帰反射層の表面の一部に配置されており、かつ、
前記被覆層が、透明樹脂及び顔料を含有し、それによって、拡散光の照射時には絵柄を視認できず、かつ、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光の照射時には絵柄を視認可能な隠し絵柄部を形成している、
再帰反射性積層体。
〈2〉前記顔料が、白色顔料である、〈1〉に記載の再帰反射性積層体。
〈3〉前記顔料が、酸化チタン、硫酸バリウム、及び硫化亜鉛からなる群より選ばれる一種以上を含有する、〈1〉又は〈2〉項に記載の再帰反射性積層体。
〈4〉前記顔料が、酸化チタンを含有する、〈1〉〜〈3〉項のいずれか一項に記載の再帰反射性積層体。
〈5〉前記被覆層が、前記被覆層の質量全体に対して、2.5〜15.0%の前記顔料を含有する、〈1〉〜〈4〉のいずれか一項に記載の再帰反射性積層体。
〈6〉前記基材層の、前記再帰反射層とは反対側面の側に、さらに粘着層を具備する、〈1〉〜〈5〉項のいずれか一項に記載の再帰反射性積層体。
〈7〉前記再帰反射層の、前記基材層の側に、さらに背景絵柄層を具備する、〈1〉〜〈6〉項のいずれか一項に記載の再帰反射性積層体。
〈8〉基材層を準備すること、
前記基材層の表面に再帰反射層を形成すること、及び、
透明樹脂及び顔料を含有する被覆層を、前記再帰反射層の前記基材層と反対側の表面の一部に形成すること、
を含む、〈1〉〜〈7〉項のいずれか一項に記載の再帰反射性積層体の製造方法。
〈9〉〈1〉〜〈7〉項のいずれか一項に記載の再帰反射性積層体に、前記被覆層の側から、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光を照射すること、及び
前記スマートフォンのカメラを用いて、前記再帰反射性積層体の前記被覆層側を観察して、前記隠し絵柄部の有無を判別すること、
を含む、真贋性判定方法。
本発明によれば、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光の再帰反射を抑制して、隠し絵柄部を視認可能にする再帰反射性積層体及びその製造方法を提供することができる。また、本発明によれば、再帰反射性積層体にスマートフォンのカメラ用フラッシュ光を照射して、隠し絵柄部を視認させることを含む、真贋性判定方法を提供することができる。
図1は、本発明の再帰反射性積層体の一実施形態を示す縦断面図である。 図2は、本発明の再帰反射性積層体の一実施形態において、被覆層の位置を示す説明図である。 図3は、図2に示した再帰反射性積層体に、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光を照射したときの、隠し絵柄部の視認状況を示す説明図である。 図4は、本発明の再帰反射性積層体の別の実施形態を示す縦断面図である。 図5は、本発明の再帰反射性積層体の、さらに別の実施形態を示す縦断面図である。
以下、本発明の再帰反射性積層体及びその製造方法、並びに真贋性判定方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明の再帰反射性積層体及びその製造方法、並びに真贋性判定方法を限定するものではない。
上述したように、再帰反射層の光屈折体(例えば、ガラスビーズ等)の表面が、平滑な透明樹脂層によってその一部が被覆されていると、再帰反射の条件下において、その被覆部分は再帰反射が妨げられる。しかし、光源がスマートフォンのカメラ用フラッシュ光のように非常に強力であると、被覆部分が平滑であることだけでは、その被覆部分を隠し絵柄部として認識できるほど、再帰反射を妨げることができないことを、本発明者らは知見した。一方、再帰反射層の表面の一部に、透明樹脂及び顔料を含有する被覆層が配置されていると、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光の照射時には被覆層を隠し絵柄部として視認可能なことを、本発明者らは知見した。なお、隠し絵柄部とは、拡散光の条件下においては絵柄を視認することができず、かつ、再帰反射の条件下においては絵柄を視認することができる部位を意味する。
上記知見に基づく、本発明の再帰反射性積層体及びその製造方法、並びに真贋性判定方法の構成要件について、次に説明する。
《再帰反射性積層体》
本発明の再帰反射性積層体について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の再帰反射性積層体の一実施形態を示す縦断面図である。本発明の再帰反射性積層体(100)は、基材層(10)、再帰反射層(20)、及び被覆層(30)をこの順で具備する。光は被覆層(30)の側から照射される。以下、それぞれの層について説明する。
〈基材層〉
基材層(10)としては、基材層(10)の表面に再帰反射層(20)を具備することができれば、特に制限はない。基材層(10)としては、例えば、紙基材層、樹脂フィルム基材層、及び布基材層等が挙げられ、これらを組み合わせてもよい。
紙基材層としては、例えば、上質紙、コート紙、アート紙、キャストコート紙、フォイル紙、再生紙、含浸紙、及び可変情報用紙等が挙げられ、これらを組み合わせてもよい。フィルム基材層としては、例えば、ポリエステルフィルム、ポリオレフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、塩化ビニルフィルム、ポリイミドフィルム、及び可変情報用フィルム等が挙げられ、これらを組み合わせてもよい。布基材層としては、例えば、織布及び不織布等が挙げられ、これらを組み合わせてもよい。
基材層(10)の表面には、例えば、文字、線、図形、模様、及び絵柄等が印刷されていてもよい。本明細書において、特に断りがない限り、単に「絵柄」と称した場合には、「絵柄」に文字、線、図形、及び模様等を含むものとする。
絵柄は基材層(10)のどちらの表面に印刷されていてもよく、両面に印刷されていてもよい。基材層(10)が紙基材層及び布基材層である場合には、絵柄は基材層(10)の再帰反射層(20)側の表面に印刷されていることが好ましい。基材層(10)が樹脂フィルム基材層であり、かつ、それが透過性を有する場合には、絵柄は基材層(10)の再帰反射層(20)側の表面に印刷されていてもよいし、その反対側に印刷されていてもよい。
基材層(10)の表面に絵柄が印刷されている場合には、基材層(10)の内部にインキが染み込み、基材層(10)の内部に背景絵柄層(図示しない)が形成されていてもよいし、基材層(10)の表面に背景絵柄層(図示しない)が形成されていてもよい。絵柄の印刷方法に、特に制限はなく、公知の方法を用いることができる。背景絵柄層については、別の図面を用いて後述する。
基材層(10)には、道路標識、紙幣、有価証券、パスポート、公的文書、チケット、金券、及びクレジットカード等として用いることができる絵柄が印刷されていてもよい。
〈再帰反射層〉
再帰反射層としては、再帰反射機能を有していれば、特に制限はなく、公知の再帰反射層を採用することができる。公知の再帰反射層としては、特許文献1及び2を参照することができる。再帰反射層としては、例えば、光屈折体層と、光屈折体層をその表面部が露出した状態に保持する保持層と、光屈折体層の表面部と反対側の面に形成されている反射層とを具備する、再帰反射層が挙げられる。
図1に示した実施形態においては、再帰反射層(20)が、保持層(21)及び光屈折体層(22)を具備する。保持層(21)は、光屈折体層(22)の表面部が露出した状態(被覆層(30)が配置されている部分を除く)で、光屈折体層(22)を保持している。
図1では、反射層の記載を省略しているが、光屈折体層(22)の表面部と反対側の面(保持層(21)側の面)に反射層が形成されていてもよい。光屈折体層(22)に入射した指向性の高い光は、光屈折体層(22)の内部で屈折し、反射層で反射した後、再度、光屈折体層(22)の内部で屈折して、再帰反射を実現する。
光屈折体層(22)は、保持層(21)が光屈折体を保持して得られる。光屈折体は、典型的にはガラスビーズであるが、両面に凸状の球面を配列した光学成形体であってもよい。光屈折体の素材は、特に制限されず、例えば、BaO−SiO-TiO系ガラス及びBaO−ZnO−TiO系ガラス等が挙げられる。これらを組み合わせてもよい。光屈折体の屈折率は特に制限されないが、典型的には、光屈折体の屈折率は1.9〜2.2である。光屈折体は、球状であることが好ましい。
本発明の再帰反射性積層体(100)が道路標識等のような大型品に適用される場合には、光屈折体の粒径は、50μm以上、55μm以上、60μm以上、65μm以上、又は70μm以上が好ましく、90μm以下、85μm以下、80μm以下、又は75μm以下が好ましい。本発明の再帰反射性積層体(100)が高精細な絵柄等を要求される紙幣等に適用される場合には、光屈折体の粒径は10μm以上、15μm以上、20μm以上、25μm以上、又は30μm以上が好ましく、50μm未満、45μm以下、40μm以下、又は35μm以下が好ましい。光屈折体が球状でない場合、光屈折体の粒径は球相当径とする。光屈折体の粒径に分布がある場合には、光屈折体の粒径は平均粒子径を採用する。
保持層(21)は、光屈折体層(22)との接着性が良好で、透明性の高い樹脂であることが好ましい。このような樹脂としては、例えば、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、及びポリスルホン樹脂等の熱可塑性を用いることができるが、これに限られない。
反射層は、例えば、金属化合物を用いて形成されていてもよい。金属化合物としては、例えば、酸化チタン、酸化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化ケイ素、酸化亜鉛、及び硫化亜鉛並びにこれらの混合物、あるいは、アルミニウムを用いることができる。反射層の形成方法は、典型的には蒸着等が挙げられるが、これに限られない。拡散光の照射時に、基材層(10)の表面に印刷されている絵柄等を視認するには、透過性を有する反射層が好ましい。このような反射層は、典型的には、硫化亜鉛で形成されている。
あるいは、反射層は、例えば、光を反射するパール系顔料と、それを担持するバインダー樹脂で形成されていてもよい。パール系顔料としては、例えば、雲母等が挙げられる。バインダー樹脂としては、天然樹脂及び合成樹脂を用いることができる。天然樹脂としては、例えば、松脂、琥珀、シェラック、ギルソナイト等が挙げられる。合成樹脂としては、ポリアミド樹脂、2液型ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ブチラール樹脂、塩化ビニリデン樹脂、スチレン系樹脂、ロジン、フェノール樹脂、変性アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、塩素化ポリプロピレン、石油樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂等のマレイン酸樹脂、環化ゴム、塩化ゴム、及びその他の合成樹脂並びに共重合体を挙げることができる。ニトロセルロース及びその誘導体を挙げることもできる。
〈被覆層〉
被覆層(30)は、再帰反射層(20)の表面の一部に配置されている。図2は、本発明の再帰反射性積層体の一実施形態において、被覆層の位置を示す説明図である。図2に示した実施形態では、被覆層(30)が「ABC」の文字を描くように配置されているが、これに限られない。図2において、「ABC」の文字が破線で記載されているのは、拡散光の照射時には、「ABC」が視認できないことを意味する。図3は、図2に示した再帰反射積層体に、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光を照射したときの、隠し絵柄部の視認状況を示す説明図である。図3において、「ABC」が黒色文字で記載されているのは、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光の照射時には、「ABC」が隠し絵柄部(40)として視認可能なことを意味している。
本発明の再帰反射性積層体(100)においては、被覆層(30)は、透明樹脂及び顔料を含有している。そして、拡散光の照射時には、被覆層(30)を絵柄として視認できず、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光の照射時には、被覆層(30)を隠し絵柄部として視認可能なように、透明樹脂を基本とする被覆層(30)が顔料を含有する。また、図2に示したように、被覆層(30)は、再帰反射層(20)の表面の一部(図2に示す実施形態では、「ABC」の文字で示された部分)に配置されている。そのため、本発明の再帰反射性積層体(100)の表面では、再帰反射層(20)が露出している部分と、被覆層(30)で覆われている部分とがある。このことから、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光の照射時には、再帰反射層(20)が露出している部分では再帰反射し、かつ、被覆層(30)で覆われている部分では再帰反射が抑制される。これにより、被覆層(30)で覆われている部分が、隠し絵柄部(40)として視認可能である。
理論に拘束されないが、上述のような隠し絵柄部(40)を形成できる理由は、次のとおりであると考えられる。
図1に示したように、再帰反射層(20)の表面の一部に被覆層(30)が配置されていると、その部分は平滑面となる。そのため、被覆層(30)が顔料を含有していなくても、被覆層(30)が配置されている部分では、その平滑面によって、再帰反射が、ある程度、抑制される。しかし、平滑面だけ(被覆層(30)が顔料を含有しない)での再帰反射の抑制には限界がある。そのため、平滑面だけでの再帰反射の抑制では、ハンディライトを光源として用いたときには、その効果が充分であっても、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光のような非常に強力な光源を用いたときには、その効果が実質的に認識できない程にまで小さくなる。その結果、ハンディライトを用いた場合には、被覆層(30)を隠し絵柄部(40)として視認可能であっても、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光を用いた場合には、被覆層(30)を隠し絵柄部(40)として視認することが不可能であった。
一方、透明樹脂を基本とする被覆層(30)の含有物として顔料を用いると、拡散光の照射時には顔料の存在を視認できず、かつ、ハンディライトはもちろんスマートフォンのカメラ用フラッシュ光の照射時にも、再帰反射を充分に抑制するように制御可能である。その結果、拡散光の照射時には、顔料の存在を視認できないため、被覆層(30)による絵柄を視認できず、かつ、ハンディライトはもちろんスマートフォンのカメラ用フラッシュ光の照射時にも、被覆層(30)を隠し絵柄部(40)として視認可能である。
本発明の再帰反射性積層体(100)の被覆層(30)では、透明樹脂の中に、比較的均一に顔料が分散しているため、拡散光の照射時には、顔料の存在を実質的に視認できないように制御することができると考えられる。一方、顔料は非常に反射率が高いため、再帰反射の条件下、すなわち、ハンディライトはもちろんスマートフォンのカメラ用フラッシュ光の照射時にも、再帰反射を充分に抑制可能となるように制御することができると考えられる。
被覆層(30)が顔料を含有しないときと比較して、被覆層(30)が少しでも顔料を含有すれば、再帰反射の抑制効果は向上する。再帰反射の抑制効果の向上の観点からは、被覆層(30)は、被覆層(30)の質量全体に対して、2.5%以上、3.0%以上、3.5%以上、4.0%以上、4.5%以上、又は5.0%以上の顔料を含有することが好ましい。一方、拡散光の照射時に、顔料の存在を視認できないようにして、被覆層(30)を絵柄として視認できないようにする観点からは、被覆層(30)は、被覆層(30)の質量全体に対して、15.0%以下、12.0%以下、又は10.0%以下の顔料を含有することが好ましい。
顔料の種類は、特に限定されず、無機顔料及び有機顔料のいずれも用いることができるが、拡散光の照射時に被覆層(30)が視認されるのを抑制するのには、白色顔料、例えば、酸化チタン、硫酸バリウム、及び硫化亜鉛からなる群より選ばれる一種以上を用いることが好ましい。また、透明樹脂中で顔料が比較的均一に分散して、再帰反射の抑制効果が安定する観点からも、顔料が、酸化チタン、硫酸バリウム、及び硫化亜鉛からなる群より選ばれる一種以上を含有することが好ましく、酸化チタンを含有することが特に好ましい。
被覆層(30)が含有している透明樹脂は、顔料との組合せで、上述した隠し絵柄層の視認効果を阻害しない限りにおいて、特に制限はない。このような透明樹脂としては、例えば、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、及びポリスルホン樹脂等が挙げられる。これらを組み合わせてもよい。また、感光性樹脂、感光性モノマー、及び光開始剤を含有する透明ニスを用いることもできる。
本発明の再帰反射性積層体(100)は、基材層(10)、再帰反射層(20)、及び被覆層(30)の他に、任意で、粘着層及び背景絵柄層を具備してもよい。以下、これらについて、図面を用いて説明する。図4は、本発明の再帰反射性積層体の別の実施形態を示す縦断面図である。
〈粘着層〉
図4に示したように、本発明の再帰反射性積層体(100)は、基材層(10)の、再帰反射層(20)とは反対側面の側に、さらに粘着層(50)を具備してもよい。図4に示した実施形態では、粘着層(50)と基材層(10)の間に、後述する背景絵柄層(60)を具備しているが、これに限られない。例えば、背景絵柄層(60)が、粘着層(50)と基材層(10)の間に存在せず、基材層(10)の、再帰反射層(20)側の表面に、粘着層(50)を具備していてもよい。
粘着層(50)によって、本発明の再帰反射性積層体(100)を製品に貼り付けることができる。これにより、本発明の再帰反射性積層体(100)が貼り付けられた製品を購入しようとする者は、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光を本発明の再帰反射性積層体(100)に照射して、その製品の真贋性を判定することができる。そして、隠し絵柄部(40)を視認できた場合には、本発明の再帰反射性積層体(100)が貼り付けられた製品が真正品であると判定することができる。
粘着層(50)には、製品等への粘着性を有している限りにおいて、特に制限はない。粘着層(50)の具備を視認できないようにする観点からは、粘着層(50)は、透明性の高い粘着剤を用いて形成することが好ましい。このような粘着剤としては、例えば、ポリエステル系粘着剤、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、及び酸化ビニル系粘着剤等が挙げられる。これらを組み合わせて用いてもよい。また、粘着層(50)の、基材層(10)とは反対側面には、本発明の再帰反射性積層体(100)の使用前に剥がして粘着層(50)を露出させる剥離シート(図示しない)を、さらに具備してもよい。
〈背景絵柄層〉
図4に示したように、本発明の再帰反射性積層体(100)は、再帰反射層(20)の、基材層(10)の側に、さらに背景絵柄層(60)を具備してもよい。図4に示した実施形態では、粘着層(50)と基材層(10)の間に、背景絵柄層(60)を具備するが、これに限られない。背景絵柄層(60)は、再帰反射層(20)の基材層(10)の側に具備されていればよいから、再帰反射層(20)と基材層(10)の間に、背景絵柄層(60)を具備してもよい。
図4に示したように、粘着層(50)と基材層(10)の間に背景絵柄層(60)を具備する場合には、被覆層(30)の側から、明瞭に背景絵柄層(60)を視認するため、基材層(10)は透明樹脂層であることが好ましい。一方、再帰反射層(20)と基材層(10)の間に背景絵柄層(60)を具備する場合には、本発明の再帰反射性積層体(100)を製品等に貼り付けたとき、製品表面の絵柄等と背景絵柄層(60)が重複して視認すること回避することが好ましい。そのため、基材層(10)は透明でないことが好ましく、この観点からは、基材層(10)は紙基材層及び/又は布基材層であることが好ましい。
背景絵柄層の形成方法は、特に限定されないが、典型的には、油性インキ、UVインキ等を用いた公知の方法によって、印刷により形成することができる。
〈変形〉
これまで説明してきたこと以外でも、本発明の再帰反射性積層体(100)は、特許請求の範囲に記載した内容の範囲内で、種々の変形を加えることができる。例えば、再帰反射層(20)の表面で、被覆層(30)は易破壊層としての機能を具備してもよい。易破壊層は、本発明の再帰反射性積層体(100)の貼り直しを判別できるもので、その内容は、特許文献1を参照することができる。
図5は、本発明の再帰反射性積層体の、さらに別の実施形態を示す縦断面図である。本発明の再帰反射性積層体(100)は、図5に示したように、さらに第2基材層(12)を具備していてもよい。図5に示した実施形態では、基材層(10)と第2基材層(12)の間に背景絵柄層(60)を具備する。市販の再帰反射シートは、再帰反射層(20)及び基材層(10)を具備していることが多い。このような市販の再帰反射シートを利用する場合、第2基材層(12)を別途準備し、その表面に背景絵柄層(60)を印刷した後、市販の再帰反射シートと第2基材層(12)を貼り合わせる。そして、被覆層(30)を所定の位置に形成して、本発明の再帰反射性積層体(100)を得ることができる。さらに、必要に応じて、任意で、粘着層(50)及び第2基材層(12)を所定の位置に形成すると、図5に示した実施形態に係る本発明の再帰反射性積層体(100)を得ることができる。第2基材層(12)は、上述した基材層(10)と同様のものである。
《再帰反射性積層体の製造方法》
本発明の再帰反射性積層体の製造方法は、基材層準備工程、再帰反射層形成工程、及び被覆層形成工程を含む。以下、それぞれの工程について説明する。
〈基材層準備工程〉
先ず、基材層を準備する。基材層としては、上述した基材層を用いることができる。基材層の表面には、予め、印刷によって、背景絵柄層を形成しておいてもよい。
〈再帰反射層形成工程〉
基材層の表面に再帰反射層を形成する。再帰反射層の形成方法は、公知の方法を用いることができる。
再帰反射層の形成方法としては、例えば、次の方法が挙げられる。保護フィルムに配列保持された光屈折体の露出部分に、金属化合物等を蒸着して反射層を形成する。その後、保護フィルムに基材層を貼り合わせ、保護フィルムを剥離して、再帰反射層を形成する。
再帰反射層は、印刷を用いて形成することもできる。例えば、反射層を構成する成分を含有するインキを用いて、基材層の表面に反射層を印刷する。その後、反射層の表面に光屈折体を含有するインキを用いて、光屈折体層を印刷する。
反射層の印刷方法としては特に限定されず、シルクスクリーン印刷、グラビア印刷、凹版印刷、オフセット印刷、活版印刷、インクジェット印刷、及びフレキソ印刷等を用いることができる。また、光屈折体層の印刷方法としては特に限定されず、シルクスクリーン印刷、及び凹版印刷等を用いることができる。
〈被覆層形成工程〉
透明樹脂及び顔料を含有する被覆層を、再帰反射層の、基材層とは反対側の表面の一部に形成する。被覆層の形成方法は特に限定されないが、典型的には、印刷を用いて形成する。例えば、透明樹脂及び顔料を含有するインキを用いて印刷する。被覆層の印刷方法としては特に限定されず、活版印刷、シルクスクリーン印刷、グラビア印刷、凹版印刷、オフセット印刷、インクジェット印刷、及びフレキソ印刷等を用いることができる。
《真贋性判定方法》
本発明の真贋性判定方法は、本発明の再帰反射性積層体を用いる。そして、本発明の真贋性判定方法は、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光の照射ステップ、及び隠し絵柄部判別ステップを含む。以下、各ステップについて説明する。
〈スマートフォンのカメラ用フラッシュ光の照射ステップ〉
先ず、本発明の再帰反射性積層体に、被覆層の側から、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光を照射する。本発明の再帰反射性積層体の被覆層には、透明樹脂及び顔料を含有しているため、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光のように非常に強力な光を照射した場合であっても、被覆層が再帰反射を充分に抑制する。
〈隠し絵柄部判別ステップ〉
本発明の再帰反射性積層体にスマートフォンのカメラ用フラッシュ光を照射しながら、スマートフォンのカメラを用いて、本発明の再帰反射性積層体の被覆層側を観察する。これにより、隠し絵柄部の有無を、スマートフォンの表示画面上で判別することができる。
これまでに説明したステップを経て、本発明の再帰反射性積層体を製品に貼り付けている場合には、隠し絵柄部の有無によって、その製品の真贋性を判定することができる。また、本発明の再帰反射性積層体の基材部の表面に、紙幣、有価証券、パスポート、公的文書、チケット、金券、クレジットカード、及び不正防止ラベルシール等の絵柄等が印刷されていると、隠し絵柄部の有無によって、その紙幣等の真贋性を判定することができる。
本発明の真贋性判定方法においては、その判定に特段の準備が必要な道具を必要とせず、スマートフォンという非常に身近な物品(道具)を用いて、真贋性判定を行うことができる。
以下、本発明の再帰反射性積層体及びその製造方法、並びに真贋性判定方法を実施例により、さらに具体的に説明する。なお、本発明の再帰反射性積層体及びその製造方法、並びに真贋性判定方法は、以下の実施例で用いた条件に限定されるものではない。
《試料準備》
以下の要領で、図5に示した実施形態に係る本発明の再帰反射性積層体(100)に相当する試料を準備した。
市販の再帰反射シート(株式会社丸仁製オープン型再帰反射フィルム LIGHT FORCETM LFU−1400)を準備した。この再帰反射シートは、基材層(10)及び再帰反射層(20)を具備している。
第2基材層(12)として、樹脂シート(リンテック株式会社製 TEケシ50VOID PAT−1)を準備した。第2基材層(12)の表面に、フレキソインキ(株式会社T&K TOKA製 UVフレキソ 500 金赤)で印刷して、背景絵柄層(60)を形成した。
市販の再帰反射シート(基材層(10)及び再帰反射層(20))と背景絵柄層(60)を形成した樹脂シート(第2基材層(12))を貼り合わせた。
貼り合わせたシートの再帰反射層(20)の表面の一部に、活版印刷で、被覆層(30)を形成した。インキとして、透明樹脂インキ(株式会社T&K TOKA製 UVマットOPニス)と顔料(酸化チタン)含有白インキ(株式会社T&K TOKA製 UV 161 白)とを配合したものを用いた。配合割合は表1に示すとおりとした。
貼り合わせたシートの第2基材層(12)の表面に、さらに、粘着層(50)を形成し、図5に示した本発明の再帰反射性積層体(100)を得て、これを試料とした。
《評価》
次の要領で、各試料を評価した。
〈拡散光照射時の隠し絵柄部の視認性〉
通常の照明下(拡散光照射時)で各試料を目視観察し、隠し絵柄部の視認性を確認した。通常の照明下では、隠し絵柄部が視認できないことが必要である。
〈真贋判定性〉
スマートフォン(アップル製iphone(登録商標)XS)のカメラ用フラッシュ光で試料の被覆層形成面を照射し、ビデオモードで観察して、隠し絵柄部の視認性を確認した。スマートフォンのカメラ用フラッシュ光の照射時には、隠し絵柄部が視認できることが必要である。
《結果》
結果を表1に示す。表1には、透明樹脂と原料(酸化チタン)の配合割合を併記した。
Figure 2021076748
表1から、拡散光照射時に、顔料の存在が視認できない程度(隠し絵柄部が視認できない程度)に、被膜層が顔料を含有すると、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光のような強力な光を照射した場合でも、隠し絵柄部が視認できることを確認できた。
10 基材層
12 第2基材層
20 再帰反射層
21 保持層
22 光屈折体層
30 被覆層
40 隠し絵柄部
50 粘着層
60 背景絵柄層
100 本発明の再帰反射性積層体

Claims (9)

  1. 基材層、再帰反射層、及び被覆層をこの順で具備し、
    前記被覆層が、前記再帰反射層の表面の一部に配置されており、かつ、
    前記被覆層が、透明樹脂及び顔料を含有し、それによって、拡散光の照射時には絵柄を視認できず、かつ、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光の照射時には絵柄を視認可能な隠し絵柄部を形成している、
    再帰反射性積層体。
  2. 前記顔料が、白色顔料である、請求項1に記載の再帰反射性積層体。
  3. 前記顔料が、酸化チタン、硫酸バリウム、及び硫化亜鉛からなる群より選ばれる一種以上を含有する、請求項1又は2に記載の再帰反射性積層体。
  4. 前記顔料が、酸化チタンを含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の再帰反射性積層体。
  5. 前記被覆層が、前記被覆層の質量全体に対して、2.5〜15.0%の前記顔料を含有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の再帰反射性積層体。
  6. 前記基材層の、前記再帰反射層とは反対側面の側に、さらに粘着層を具備する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の再帰反射性積層体。
  7. 前記再帰反射層の、前記基材層の側に、さらに背景絵柄層を具備する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の再帰反射性積層体。
  8. 基材層を準備すること、
    前記基材層の表面に再帰反射層を形成すること、及び、
    透明樹脂及び顔料を含有する被覆層を、前記再帰反射層の、前記基材層とは反対側の表面の一部に形成すること、
    を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の再帰反射性積層体の製造方法。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の再帰反射性積層体に、前記被覆層の側から、スマートフォンのカメラ用フラッシュ光を照射すること、及び
    前記スマートフォンのカメラを用いて、前記再帰反射性積層体の前記被覆層側を観察して、前記隠し絵柄部の有無を判別すること、
    を含む、真贋性判定方法。
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