JP2021075008A - 型枠、コンクリート製品の製造方法及びコンクリート製品 - Google Patents
型枠、コンクリート製品の製造方法及びコンクリート製品 Download PDFInfo
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Description
以下、詳述する。
外型枠A1は、台座A10、側板A11、A11及び妻板A12、A12で囲われて、上部に開口部A16が形成された、中空かつ平面視で略四角形の形状を有する。側板A11、A11及び妻板A12、A12は、台座A10に回動可能、かつ図1に示すような閉じ位置で固定可能に取付けられている。
図2に示すように、外型枠A1及び内型枠A2を合わせた際、内部に形成される空間SA内に生コンクリートを打設してコンクリート製品Pのコンクリート基部2が形成される。
被覆板体1は、本実施例においてはコンクリート製であり、型枠Bにより形成される。型枠Bは、図4(a)に示すように、上部が開口した中空の形状を有し、台座B1、側板B2、B2及び妻板B3、B3から成る。側板B2、B2及び妻板B3、B3は、台座B1に回動可能、かつ図4(a)に示すような閉じ位置で固定可能に取付けられており、型枠B内に生コンクリートを打設して被覆板体1を形成することができる。なお、側板B2、B2及び妻板B3、B3は、台座B1から取外して分解可能な構造にすることもできる。
上述したように、コンクリート製品Pは、コンクリート基部2と被覆板体1から成る。コンクリート基部2の内底面20と被覆板体1の下面11を合わせて、コンクリート基部2と被覆板体1を一体に形成することで、コンクリート基部2の形成過程で生じる空気溜まり痕22、及び被覆板体1の形成過程で生じる空気溜まり痕14がコンクリート製品Pの表面に表れることを防止できる。
コンクリート製品Pの製造方法は、まず被覆板体1を製造し、その後コンクリート基部2を被覆板体1と一体化しながら形成することで、コンクリート製品Pが形成される。図4及び図5を参照しながら説明する。
図4(a)(b)に示すように、型枠Bの開口部B4から生コンクリートを打設して、型枠Bから被覆板体1が形成される。このとき、固化する前の生コンクリートの内部に含まれる空気泡が徐々に上昇し、被覆板体1の表面1aに表れ、図4(b)に示すように、空気溜まり13が形成される。この空気溜まり13は、被覆板体1が固化する際、凹凸の形状をした空気溜まり痕14となる。このように、表面1aは、空気溜まり痕14が形成された凹凸のある非平滑面となり、後述する下面11としてコンクリート基部2と接して一体化される。
図4(b)に示すように、側板B2、B2及び妻板B3、B3を回動して、型枠Bから被覆板体1を取外す。
図5(a)に示すように、型枠Bから取り外した被覆板体1を、その平滑な面である上面10が下面A20aに対向して接するように、固定用ボルトA15a、インサートナットA15bを用いて取付ける。
図5(b)に示すように、内型枠A2を外型枠A1に、クランプ部材A13a、A13a及びクランプ受け部材A13b、A13bを用いて取付ける。具体的には、型枠Aの妻板A12、A12に設けられたクランプ部材A13a、A13aと、内型枠基体A20の両側面A20c、A20cに設けられたクランプ受け部材A13b、A13bを係合させる。これにより、内型枠A2は外型枠A1に固定される。
図5(c)に示すように、外型枠A1と内型枠A2の間に形成された空間SAに生コンクリートを打設する。このとき、生コンクリートが固化するに伴って、内型枠基体A20に取付けられた被覆板体1は、コンクリート基部2と一体に形成されて、コンクリート製品Pが形成される。
生コンクリート内に含まれていた空気泡が徐々に上昇して、コンクリート基部2の内底面20と被覆板体1の下面11との間に空気溜まり21が形成される。この空気溜まり21を取り除くことは難しく、生コンクリートが固化する際、空気溜まり21の形状をかたどった空気溜まり痕22が形成される。また、乙面11が非平滑面であることで、空気溜まり21は移動しにくく、内型枠基体A20の側面に沿って上昇することが抑止でき、空気溜まり痕22がコンクリート基部2の上面(図2で示す、外型枠A1と内型枠A2の間から露出している面)に表れることも抑制できる。
図5(d)(e)に示すように、外型枠A1から内型枠A2を取外して、外型枠A1からコンクリート製品Pを型抜きすることにより、コンクリート製品Pが完成する。
2 コンクリート基部
A 型枠
A1 外型枠
A2 内型枠
A10 台座(基底面)
A16 開口部
A20 内型枠基体
P コンクリート製品
Claims (6)
- 開口部を有し、被成形物であるコンクリート基部の外形面を形成する外型枠と、
該外型枠の前記開口部の少なくとも一部を閉塞して配置される内型枠基体と、前記外型枠の前記開口部の反対側に位置する基底面と略対向する姿勢で該内型枠基体に着脱可能に取付けられる被覆部材とを有し、同コンクリート基部の内形面を形成する内型枠とを備える
型枠。 - 前記被覆部材の、前記内型枠基体に取付けられる側の面が平滑である
請求項1に記載の型枠。 - 前記被覆部材の側部に、生コンクリートが浸入可能な凹部が形成されている
請求項1又は2に記載の型枠。 - 被成形物であるコンクリート基部の内形面の少なくとも一部を被覆する被覆部材が着脱可能に取付けられた内型枠を、前記被覆部材が前記コンクリート基部の外形面を形成する外型枠の開口部の反対側に位置する基底面と略対向する姿勢で、前記外型枠の前記開口部の少なくとも一部を閉塞する位置に配置する内型枠配置工程と、
該内型枠配置工程で配置された内型枠と外型枠との間の空間に、生コンクリートを打設する打設工程と、
該打設工程で、打設された生コンクリートが固化する際コンクリート基部と一体に形成された前記被覆部材を前記内型枠から取外すと共に、前記外型枠から前記コンクリート基部を型抜きする型枠取外し工程とを備える
コンクリート製品の製造方法。 - 前記内型枠配置工程の前に、前期内型枠に取付けられる側の面が平滑である前記被覆部材を製造する被覆部材製造工程とを備える
請求項4に記載のコンクリート製品の製造方法。 - 内形面の表面に空気溜まり痕による凹凸部分を有するコンクリート基部と、
該コンクリート基部の前記凹凸部分を被覆して同コンクリート基部と一体に形成されると共に、同コンクリート基部と一体に形成された際に同コンクリート基部の表面側に表れる面が平滑面である被覆部材とを備える
コンクリート製品。
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