JP2021074200A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】アクチュエータを搭載した洗濯機において、洗濯効果を向上する洗濯機を提供する。【解決手段】筐体1と、筐体1の内部に位置する外槽9と、外槽9の内部に位置し回転する洗濯槽8と、外槽を筐体の内部で防振支持し、外槽の振動を制御するアクチュエータ30L,30Rを有するサスペンションと、アクチュエータ30L,30Rを制御する制御部と、を有し、制御部は、洗濯物Cの洗い工程またはすすぎ工程において、アクチュエータ30L,30Rを制御し、外槽9を振動させる。制御部はアクチュエータ30R,30Lを駆動し、外槽9を介して洗濯槽8に振動を与えることで、洗濯物Cの落下エネルギに加え、衝突エネルギを洗濯物Cに与える。【選択図】図8

Description

本発明は、洗濯機の洗濯効果の向上に関する。
洗濯機は、筐体の内部に外槽が位置し、この外槽の内部に回転する洗濯槽が設けられている。この洗濯槽は、外槽の外側に配置されたモータにより回転力を得る。ここで、外槽は筐体内側の上部や下部に間に設けられたサスペンションにより防振支持される。このサスペンションは静的に洗濯槽を支持するだけでなく、洗濯槽の回転に伴い生じる外槽の振動を抑制する役割を備えている。
また、衣類の脱水を行う脱水工程は、洗濯槽を高速で回転させて行う。そのため、洗濯槽内の衣類分布に偏りが生じていると、大きな遠心力が洗濯槽に生じ振動が外槽に伝達する。この振動は、外槽から防振支持機構を介して筐体、床へと伝達する。外槽に接続された防振支持機構の減衰力が大きい程外槽の振動は低減できるが、筐体や床への伝達力が増加する。
こうした背景から、外槽を防振支持するサスペンションは脱水工程における振動を好適にするよう設計されていた。
また、横軸型の回転ドラムを有するドラム式洗濯機では、洗濯やすすぎの動作内容に「たたき洗い」と、「揺動洗い」がある。特許文献1によると、「たたき洗い」では洗濯槽内部に設けられた掻き上げ用バッフル(リフタ)により洗濯物を持上げた後落下させ,たたきつけることを繰り返し汚れを落とす。「揺動洗い」では、外槽の内底部からドラムの内底部にかけ洗濯水を貯めて洗濯物を含浸させ、この状態で、ドラムを俊敏に正反転させることにより、洗濯物を小刻みに揺すり、揉み洗いすることで洗濯物を洗濯するとの記載がある。
特開2011−188986号公報
特許文献1には、減衰力を変化させることが可能なダンパを有するサスペンションにおいて、その減衰力を洗濯工程における洗濯動作の内容により変化させ、洗濯効果を向上させる、との記載がある。
しかしながら、減衰力は、洗濯物の落下エネルギ受け止める受動的な力(洗濯物の落下エネルギにより生じるサスペンションの変化速度にブレーキをかける力)であり、洗濯物の落下エネルギに依存する。すなわち、衣洗濯物の落下エネルギが小さければ(例えば、洗濯槽が静止している状態や洗濯槽の径が小さい場合)減衰力も小さくなり洗濯効果が低減する。
本発明は、前記事情を鑑みてなされたものであり、洗濯機の洗濯効果を向上することができる洗濯機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の洗濯機は、筐体と、筐体の内部に位置する外槽と、外槽の内部に位置し回転する洗濯槽と、外槽を筐体の内部で防振支持し、外槽の振動を制御するアクチュエータを有するサスペンションと、アクチュエータを制御する制御部と、を有し、制御部は、洗濯物の洗い工程またはすすぎ工程において、アクチュエータを制御し前記外槽を振動させることを特徴とする。本発明のその他の態様については、後記する実施形態において説明する。
本発明の洗濯機によれば、洗濯効果を向上することができる。
第1実施形態に係るドラム式洗濯機を示す外観斜視図である。 第1実施形態に係る本発明のドラム式洗濯機の内部構造を示すために筺体の一部を切断して示した右側面断面図である。 第1実施形態に係るアクチュエータの内部構造を示す縦断面図である。 図3のII−II線矢視端面図である。 第1実施形態に係る弾性支持機構の構造を示す模式図である。 図5とは異なる弾性支持機構の構造例を示す模式図である。 第1実施形態に係る制御部を示す構成図である。 第1実施形態に係る「たたき洗い」を示す説明図である。 第1実施形態に係る振動の与え方に関する説明図である。 第1実施形態の変形例に係る「揺動洗い」および「溜め洗い」を示す説明図である。 第1実施形態の変形例に係る縦形洗濯機の内部構造を示すために筺体の一部を切断して示した右側面断面図である。 図11の変形例として縦形洗濯機の他の内部構造を示す断面図である。 第2実施形態に係るアクチュエータの制御方法を示す説明図である。 第2実施形態に係るアクチュエータの制御方法に関する波形の説明図である。 第3実施形態に係る制御部を示す構成図である。 第3実施形態に係るバネ定数指令を可変した際のアクチュエータの波形の説明図である。 第3実施形態に係る洗濯物と洗濯槽の位置関係を示す模式図である。 第4実施形態に係るアクチュエータの制御方法に関する波形の説明図である。
本発明を実施するための実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るドラム式洗濯機100を示す外観斜視図であり、図2は、内部の構造を示すために筐体の一部を切断して示した右側面断面図である。外郭を構成する筐体1は、ベース1aの上に取り付けられており、左右の側板1b、前面カバー1c、背面カバー、上面カバー1d、下部前面カバー1fで構成されている。左右の側板1bは、コの字型の上補強材、前補強材、後補強材に結合されており、ベース1aを含めて箱状の筐体1を形成し、十分な強度を有している。ドア2は前面カバー1cの略中央に設けた衣類を出し入れするための投入口1gを塞ぐためのもので、前補強材に設けたヒンジで開閉可能に支持されている。筐体1の上部中央に設けた操作・表示パネル3は、電源スイッチ4、操作スイッチ5、表示器6を備える。操作・表示パネル3は筐体1下部に設けた制御装置7に電気的に接続している。制御装置7には冷却ファン7aが取り付けられている。
図2に示すように、洗濯槽8は外槽9に回転可能に支持されており、その外周壁および底壁に通水および通風のための多数の貫通孔を有し、前側端面に衣類を出し入れするための開口部8aを設けている。開口部8aの外側には洗濯槽8と一体の流体バランサ8bを備えている。外周壁の内側には軸方向に延びるリフタ8cが複数個設けてあり、洗濯、乾燥時に洗濯槽8を回転すると、衣類はリフタ8cと遠心力で外周壁に沿って持ち上がり、重力で落下する動きを繰り返す。洗濯槽8の回転軸は、水平(図2z軸方向)または開口部8a側が水平より高くなるように傾斜している。
円筒状の外槽9は洗濯槽8を同軸上に内包し、後側端面の外側中央に駆動機構10(モータ)を設けている。駆動機構10のシャフトは外槽9を貫通し、洗濯槽8と結合している。なお、外槽9は前側中央に衣類を出し入れするための開口部9cを有している。また、駆動機構10には回転角度を検出する回転角度検出装置10aが設けられている。
外槽9の開口部9cと前補強材に設けた開口部は、ゴム製のベローズ11で接続しており、ドア2を閉じることで外槽9を水封する。排水口9dは外槽9の底面最下部に設けられており、排水ホース12と接続している。排水ホース12には排水弁が設けてあり、排水弁を閉じて給水することで外槽9に水を溜め、排水弁を開いて外槽9内の水を機外へ排出する。外槽9の下部には外槽振動検出装置9eを設けており、外槽9の振幅を測定している。前記振幅とあらかじめ設定しているしきい値を比較し、振幅が大きい場合には洗濯槽8の回転を停止させて、振動がしきい値以下となった場合のみ回転速度を上昇させることで、過大な振動の発生を抑制している。また、外槽9の前方にはカウンタウェイト9fが設置されており、外槽9の重量や慣性モーメントを増加させることで、衣類の偏りが発生した時の振動を低減している。
外槽9は、下側をベース1aに固定された左右一対の弾性支持機構15(サスペンション)によって防振支持されている。弾性支持機構15はバネ定数Kであるバネ16とアクチュエータ30で構成されている。
アクチュエータ30を制御する制御部40は、制御装置7と通信し、アクチュエータ30への指令値を受信することができる。なお、制御装置7内に制御部40を設けてもよい。乾燥ダクト13は筐体1の背面内側に縦方向に設置され、前記乾燥ダクト13の下部は外槽9の背面下方に設けた吸気口(図示せず)にゴム製の蛇腹13aで接続される。乾燥ダクト13の上部は送風ユニット14に接続されている。送風ユニット14は筐体1の上部に前後方向に設置されており、送風用の乾燥ファン14aや乾燥ヒータ14bが組み込まれている。送風ユニット14の前方はゴム製の蛇腹14cで外槽9の温風吹き出し口9gに接続されている。乾燥ファン14aにより乾燥ヒータ14bに風を送り、温風吹き出し口9gから洗濯槽8内に温風を吹き付けることで衣類の乾燥を行う。
図3から図5を用いて、アクチュエータ30の構造について説明する。
図3は、第1実施形態に係るアクチュエータ30の内部構造を示す縦断面図である。なお、図3に示すように、xyz軸を定める。また、図3では、z方向においてアクチュエータ30の半分を図示しているが、アクチュエータ30の構成は、xy平面を基準として対称になっている。アクチュエータ30は固定子31と可動子32とを備えており、固定子31と、y方向に延びる板状の可動子32との間のy軸方向への磁気的な吸引力・反発力によって、固定子31と可動子32との相対位置をy方向で直線的に変化させるモータである。固定子31は電磁鋼板が積層して構成されるコア31aとこのコア31aの磁極歯Tに巻回される巻線31bを備えている。また、可動子32はy方向に延びる複数の金属板32aと、y方向で所定の間隔を設けて金属板32aに設置される永久磁石32b1,32b2,32b3とを備えている。
図4は、図3のII−II線矢視端面図である。なお、図4ではz方向におけるアクチュエータ30の半分(図3参照)ではなく、アクチュエータ30の全体を図示している。図4に示すように、固定子31のコア31aは、環状部Sと磁極歯T(T1、T2)とを備えており、この環状部Sによって磁気回路が構成されている。一対の磁極歯T1、T2は、環状部Sからx方向内側に延びており、互いに対向している。なお、磁極歯T1、T2の間の距離は、板状の可動子32の厚さよりも若干大きくなっている。磁極歯T1、T2には、それぞれ、巻線31b(31b1、31b2)が巻回されている。この巻線31bに通電することによって、固定子31が電磁石として機能するようになっている。
図3に示すように、y方向(可動子32の移動方向)において、2対の磁極歯Tが設けられている。また、2対の磁極歯Tのそれぞれに巻回されている巻線31bは、一本の巻線をなしており、その両端が制御部40に接続されている。
図3に示す永久磁石32b1、32b2、32b3は、y方向に磁化されている。より詳しく説明すると、y方向正側の向きに磁化された永久磁石(例えば、永久磁石32b1、32b3)と、y方向負側の向きに磁化された永久磁石(例えば、永久磁石32b2)とがy方向において交互に配置されている。そして、可動子32と、電磁石として機能する固定子31との吸引力・反発力によって、可動子32にy方向の推力が作用するようになっている。なお、「推力」とは、可動子32と固定子31との相対位置を変化させる力である。
図5は、第1実施形態に係る弾性支持機構15(サスペンション)の構造を示す模式図である。前述のように弾性支持機構15はバネ16とアクチュエータ30からなる。可動子32の上端は外槽側サスペンションベース33、ゴム製のブッシュ35a,35b及び金属板37a,37bを貫通し、ナット38aで固定されている。一方、固定子31は筐体側サスペンションベース34、ゴム製のブッシュ36a,36b及び金属板37c,37dを貫通し、ナット38bで固定されている。外槽側サスペンションベース33は外槽9に接続されており、筐体側サスペンションベース34は筐体1に固定されている。バネ16は固定子31と金属板37aの間に配置されている。また、固定子31には変位センサ17が設けられており、固定子31と可動子32のy軸方向の距離を測定可能としている。
図3に示すように、固定子31は巻線31bを有しており、巻線31bの両端を制御装置7に接続する必要があるため、固定子31を筐体1側に接続することで、巻線31bの両端と制御部40を接続するハーネスが外槽9が振動することによる断線のリスクを低減することができる。ただし、必ずしも図5の構成とする必要はなく、図6に示すように、固定子31を外槽9、可動子32を筐体1に接続しても構わない。
次に制御部40の構成をついて説明する。
図7は、第1実施形態に係る制御部40を示す構成図である。制御部40は、アクチュエータ30へ印加する電圧指令を演算処理する計算部401(マイコン)とアクチュエータに電圧を印加する駆動回路402とを備えている。計算部401は、制御装置7より、各アクチュエータ駆動力指令を受け取る。駆動力指令とは、例えば、電流振幅指令Ixamp[A]、周波数指令Fx[Hz]、位相指令θx[rad]等である。計算部401は駆動力指令を受けアクチュエータへの電圧指令を決定する。図7に例として、駆動指令(電流指令)を正弦波関数で与える場合の電圧指令の計算方法を示す。
図7に示すアクチュエータの電流指令Ixrefは、(1)式にて決定される。ここで、tは時間であり、電流指令が正の時、アクチュエータ30は上方向(図2y軸方向)に動く。
Ixref=Ixamp×sin(2π×Fx×t+θx) ・・・(1)
式(1)にて計算した電流指令と駆動回路402にて検出した実際の電流Iを差分演算し、比例積分制御(PI制御)にて、指令電流に追従するよう電圧指令vrefを算出する。なお、アクチュエータ30より生じる推力FL[N]は(2)式に従う。
FL=I×Kt ・・・(2)
ここで、Kt[N/A]は推力定数であり、アクチュエータ30により決まる、電流と推力を変化する係数である。電流指令Ixrefに電流Iが追従するように制御を行うことで、推力FLを発生させ、外槽9に振動を与える。
本実施形態では、洗濯水D(図8参照)を、洗濯物C(図8参照)に付着した汚れと繊維間に染み込ませ、さらに、洗濯水Dに汚れを溶解させる工程を「洗い工程」と定義する。また、洗濯水Dを水道水等で洗い流す工程を「すすぎ工程」と定義し、「洗い工程」と「すすぎ工程」を合わせて「洗濯工程」と定義する。なお、以下の説明では、「洗い工程」における本発明の内容を主として説明する。「すすぎ工程」は「洗い工程」と同様の動作であることから省略する。
次に、洗い工程における「たたき洗い」を例として、アクチュエータ30の動作と効果を説明する。まず、「たたき洗い」の動作について図8を用いて説明する。
図8は、第1実施形態に係る「たたき洗い」を示す説明図である。「たたき洗い」は、外槽9に洗剤を水に溶解した洗濯水Dを溜め、洗濯物Cに含水させる。その後、洗濯槽8を洗濯物Cが遠心力で洗濯槽8に張り付かない程度の低速(例えば、50rpm)で所定の時間(例えば10秒程度)回転させる。その後、回転を止め逆方向に同一の低速で所定の時間回転をする、といったサイクルを繰り返す動作である。洗濯物Cは、図8に示すように、リフタ8cと遠心力で外周壁に沿って持ち上がり、重力で落下する動きを繰り返す。この落下動作によって洗濯物Cを洗濯水D及び洗濯槽8に叩きつけ、落下エネルギを洗濯物Cに与え汚れを落とす。
運動のより得られる落下エネルギEf[J]は(3)式に従う。
Ef=m×g×h ・・・(3)
ここで、m[kg]は落下時の含水した洗濯物Cの質量、hは洗濯槽8の直径により決まる洗濯物Cが落下した落下距離、g[m/s]は、重力加速度である。
実際には、洗濯水や外槽が動くことで洗濯物Cに加わる落下エネルギは減少してしまう。また、含水した洗濯物Cの質量mが小さな場合や、洗濯槽8の直径が小さな場合は、落下エネルギEfが小さくなるため、たたき洗いの効果が低下してしまう。
本実施形態では、アクチュエータ30(30L、30R)から振動(推力)を外槽9に与え、洗濯槽8を振動させることで、洗濯物Cに衝突エネルギを与える。アクチュエータ30から振動を与えた際に、洗濯槽8が速度Vdで振動した際の衝突エネルギEc[j]は(4)式となり、洗濯槽8に与えられる総エネルギE[j]は(5)式となる。
Ec=m×Vd/2 ・・・(4)
E =Ef+Ec ・・・(5)
従って、アクチュエータ30を用いて振動を加えることで、落下エネルギEfに加え任意の衝突エネルギEcを洗濯物Cに与えることができる。なお、洗濯水Dが含水した洗濯物Cを水ですすぐ、「すすぎ工程」においても同様の動作を行ってもよい。
図9は、第1実施形態に係る振動の与え方に関する説明図である。一番上の図は洗濯槽回転角度の時間変化、2番目の図はリフタ位置の時間変化、3番目の図は駆動力指令の時間変化、4番目の図は洗濯槽8の変位の時間変化を示す図である。図9に、回転角度検出装置10aから得られる回転角度(洗濯槽回転角度[°])を基準とした駆動力指令(電流指令)の波形例を示す。例えばリフタ8Cが、洗濯槽8に4つ均等に取り付けられている場合(図8参照)、洗濯槽8が1回転する間にリフタ8Cは4回、洗濯物Cを掻き揚げ落下させる。そのため駆動力指令の周波数Fx[Hz]は、洗濯槽8の回転周波数Fm[Hz]にリフタ8Cの数を乗じた周波数とするとよい(図9では、Fx=4Fm)。また、洗濯物Cはリフタ8Cの最も高い点から落下を始めてから、落下するまでに時間がかかる。そのため、位相指令θxにて駆動力指令の位相を変化させてもよい。また、回転角度のほかに、外槽振動検出装置9eより得られる外槽の振動情報や、リフタ8Cにより洗濯物Cが掻き揚げられることで変化する駆動部のモータのq軸電流(トルク電流)の情報を用いて駆動力指令を決定してもよい。
なお、特許文献1においては、ダンパの減衰力を変化させるため、任意のタイミングで外槽9を動かすことができないという問題がある。すなわち、特許文献1は、洗濯物Cの衝突により生じてサスペンションの速度が変化した場合のみ減衰力が発生し、洗濯槽8は洗濯物Cの落下方向と同方向に受動的に動く。
一方、本願発明(本実施形態)は、バネ16とアクチュエータ30とを含んで構成される弾性支持機構15が、外槽9に接続されていることから、任意のタイミング、例えば、図9に記載のリフタ位置に応じて外槽9を介して洗濯槽8の位置を制御(振動)させることができる。従って、洗濯物Cの移動方向と逆方向に洗濯槽8を動かすことが可能となる。すなわち、洗濯槽8の変位を変更することができる。なお、具体的には、駆動機構10のシャフトは外槽9を貫通し、洗濯槽8と結合している。外槽9を揺らすことで、外槽9に固定された駆動機構10が揺れ、シャフトを介して洗濯槽8が揺れることになる。
その他の振動(駆動力指令)の与え方として、例えば、周波数指令を洗濯槽8の共振周波数付近に設定してもよい。そのようすることで、小さな駆動力で洗濯槽8を大きく振動させることができ、衝突エネルギEcを効率よく洗濯物Cに与えることが可能となる。
また、周波数指令Fxを洗濯槽8回転周波数にリフタ8Cを乗じた周波数と異なる周波数(例えば奇数倍や非整数倍)で与えてもよい。洗濯物Cとリフタ8Cの摩擦力の関係等により、洗濯物Cが落下するタイミングとリフタ8Cの位相関係が変動する場合がある。異なる周波数で振動を与えることで、落下エネルギと衝突エネルギが常に打ち消しあってしまうことを防ぐことができ、洗浄効果が低減してしまうことを防ぐことが可能となる。
また、本実施形態では電流指令を正弦波状に与える場合を説明したが、正弦波に限らず矩形波やのこぎり波等で与えても揺動の効果を得られる。
また、周波数指令Fxを高周波にしすぎると、ゴム製のベローズ11等で振動が減衰してしまい、洗濯槽の振動振幅が小さくなってしまう場合がある。そのため周波数指令は、例えば1KHz以下とするとよい。
(効果)
第1実施形態によれば、制御部40はアクチュエータ30を駆動し、外槽9を介して洗濯槽8に振動を与えることで、落下エネルギEfに加え、衝突エネルギEcを洗濯物Cに与えることができ、洗濯効果を向上することができる。また、「すすぎ工程」においても同様の動作を行うことで、短い時間で洗濯物Cをすすぐことができ、洗濯時間を短縮することができる。
<第1実施形態の変形例1>
図10は、第1実施形態の変形例に係る「揺動洗い」および「溜め洗い」を示す説明図である。第1実施形態においては、ドラム式洗濯機100での「たたき洗い」におけるアクチュエータ30の動作を説明したが、「揺動洗い」や「溜め洗い」においてもアクチュエータ30で振動を加えることで洗濯効果を向上することができる。
まず、「揺動洗い」と「溜め洗い」の動作を説明する。
「揺動洗い」は、洗濯槽8を、洗濯物Cが持ち上がり、洗濯槽8に叩きつけられない程度の小さな角度(例えば±90度以下の範囲)で正逆回転させる。洗濯物C同士の摩擦力、及び、洗濯水Dの化学的な効果を用いて汚れを落とす動作である。
「溜め洗い」は、洗濯槽8を回転させず、洗濯水Dの化学的な効果を用いて汚れを落とす動作である。
「揺動洗い」・「溜め洗い」共に、実施形態1に記載の「たたき洗い」と比較し、落下動作が無いため洗濯物の痛みを抑制することができる。そのため、痛みやすい洗濯物において使われることが多い。
(効果)
アクチュエータ30を用いて外槽9および駆動機構10を介して洗濯槽8に振動を加えることで、洗濯水Dと洗濯物Cの攪拌が少ない「揺動洗い」及び「溜め洗い」においても洗剤の解け残りを防ぐことができる。さらに、洗濯水Dの濃度を均一に保つことができる。そのため、洗濯水Dによる化学的な効果を高めることができ、洗浄効果を高めることができる。
また、振動により洗濯物Cへの洗濯水の含水が促進する。従って洗濯物Cの汚れ落ちのムラを防ぐことができる。
また、第1実施形態と同様に洗濯物Cに衝撃力を与えることができる。この衝撃力は、制御部40にて任意に可変である。その為、洗濯物Cの摩擦力に頼らずとも洗浄効果を高めることができ、洗濯物Cの痛みを低減できる。
<第1実施形態の変形例2>
第1実施形態の変形例1では、ドラム式洗濯機100における「揺動洗い」や「溜め洗い」動作について説明したが、本変形例では、縦型洗濯機における動作について説明する。
図11は、第1実施形態の変形例に係る縦型洗濯機110の内部構造を示すために筐体111の一部を切断して示した右側面断面図である。縦型洗濯機110は、外郭を構成する筐体111を備え、筐体111の上部(図11中y軸方向)にトップカバー112、筐体111の下部にベース113が設けられている。
トップカバー112には衣類投入口112aを覆うように外蓋112bが設けられている。トップカバー112の前側には,電源スイッチや洗濯コース選択スイッチや時間設定スイッチ、スタートボタンなどの操作スイッチ(図示しない)、選択したコースや残時間などを表示する表示器(図示しない)を備えた操作・表示パネル117が設けられている。
なお,操作・表示パネル117は筐体111の背面に設けた制御装置7に電気的に接続している。また,トップカバー112の後方には,給水ホースを接続するための給水口112cを設けている。
筺体111の内部には,水を貯める外槽1110が弾性支持機構1120を介して筐体111に弾性支持されている。弾性支持機構1120はバネ16とアクチュエータ30を備える。
なお、外槽1110の支持は、図12に示すように四隅を吊り棒121を介して筐体111に弾性支持してもよい。このようにすることで、外槽下部の空間を有効に利用することができる。
アクチュエータ30を制御する制御部40は、制御装置7と通信し、アクチュエータ30への指令値を受信することができる。なお、制御装置7内に制御部40を設けてもよい。外槽1110の内部には,洗濯物Cを収納するための洗濯槽119を備える。洗濯槽119は、その外周壁に通水および通風のための多数の小さな貫通孔119aと、その底壁に通水および通風のための複数の貫通孔119bを有し、その上縁部に流体バランサ119cを備え、底部の内側には攪拌翼1111を回転自自由に支持している。
外槽1110の底部の外側には回転軸が概ね垂直方向(図11中y軸方向)を向いたクラッチ機構1112と駆動機構1113が設けられており、クラッチ機構1112を制御することで、洗濯槽119と攪拌翼1111の駆動形態を変更することが可能となっている。駆動形態は,洗濯槽119を回転しないように固定した状態で攪拌翼1111を駆動させる第一の駆動形態と、洗濯槽119を回転自由にした状態で攪拌翼1111を駆動させる第二の駆動形態と、洗濯槽119と攪拌翼1111を一体として同一方向に回転させる第三の駆動形態の3つがある。
また、駆動機構1113には回転速度を測定するためにホールセンサなどによる回転速度計測手段1113aが備えられている。
また、クラッチ機構1112においても洗濯槽119に接続したシャフトの回転速度を検出する洗濯槽回転速度計測手段119dを設けており、第二の駆動形態においても洗濯槽119の回転速度の把握を可能としている。
外槽1110の上面には槽カバー1114が設けてあり、槽カバー1114は上面と下面を連通する衣類投入口1114a、給水入口1114cを備える。また、槽カバー1114には、衣類投入口1114aを覆うように内蓋1115が設けてある。
また、筺体111には給水口112cに接続した給水弁1116が設けてあり,給水入口1114cを介して洗濯槽119に給水可能となっている。外槽1110の下部には排水するための排水口1110bを備えており,排水弁1117を介して排水ホース1118が接続している。
前記のように縦型洗濯機110では、外槽と洗濯槽のほかに攪拌翼1111を持ち、衣類投入口や駆動機構が縦方向(y軸方向)を向いている点が、ドラム式洗濯機100と異なる。例えば、第一の駆動形態と第二の駆動形態は、攪拌翼1111を正逆回転させる攪拌動作にて、洗濯物C同時に摩擦力を生じさせ汚れを落とす「揉み洗い」動作がある。
また、第三の駆動形態では、洗濯槽119を高速(例えば50rpm以上)で回転させることで遠心力が生じ、洗濯水Dが洗濯物の繊維を通過することで汚れを落とす「押し洗い」動作がある。
また、洗濯槽119及び攪拌翼1111を回転させず、洗濯水Dの化学的な効果を用いて汚れを落とす「溜め洗い」動作もある。外槽1110に接続されたアクチュエータ30は、洗い工程やすすぎ工程において外槽1110に振動を発生させる。
(効果)
「揉み洗い」動作中に、アクチュエータ30を用いて、外槽1110を介して洗濯槽119に振動を加えることで、摩擦力に加え、振動による衝撃力を洗濯物に与えることができ、洗濯効果を向上することができる。また、攪拌回数を少なくしても洗濯効果を保つことができるため、洗濯物同士の絡まりを低減することができ、洗濯物を取り出しやすくなる。
「押し洗い」や「溜め洗い」動作中に、アクチュエータ30を用いて洗濯槽119に振動を加えることで、振動による衝撃力を洗濯物に与えることができ、洗浄効果をより高めることができる。また、攪拌翼1111が回転することにより洗濯槽119との間に洗濯物Cが噛み込むことを防いだまま洗濯やすすぎができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について図13及び図14を用いて説明する。
図13は、第2実施形態に係るアクチュエータ30の制御方法を示す説明図である。図14は、第2実施形態に係るアクチュエータ30の制御方法に関する波形の説明図である。第2実施形態は、複数のアクチュエータ30の駆動力指令を独立に与える点が、第1実施形態と異なる。第1実施形態と同一部には同一野符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。
図13に示すように、例えば洗濯槽8が反時計回りに回転している場合、リフタ8Cにより掻き揚げられた洗濯物Cの遠心力により、外槽9は右方向(図10中x軸方向)に揺れる。そのため、筐体1と外槽9が接触してしまう可能性があり、洗濯槽8の回転速度を大きくできないという課題がある。
そこで、図13に示すようにアクチュエータ30Lと30Rの駆動力を独立に制御する。図13では、洗濯槽8の回転方向に応じて駆動力にオフセットを与える。洗濯槽8が半時計周りに回転している場合には左側に取り付けられたアクチュエータ30Lに負のオフセットを与えることでアクチュエータを縮め(図13の矢印30L1の方向)、アクチュエータ30Rは正の方向のオフセットを与えアクチュエータが伸びるようにする(図13の矢印30R1の方向)。このようにすることで、遠心力が大きな場合にも外槽9が筐体1に接触することを防ぐことができる。
図14は、第2実施形態に係るアクチュエータの制御方法に関する波形の説明図である。一番上の図は洗濯槽回転速度の時間変化、2番目の図はアクチュエータ30Lの駆動力の時間変化、3番目の図はアクチュエータ30Rの時間変化を示す図である。アクチュエータ30L及びアクチュエータ30Rに与える駆動力の電流振幅Ixampを独立に制御してもよい。筐体1内に取り付けられた装置(例えば送風ユニット14)によっては、筐体1と外槽9のy軸方向の空間が左右で異なる場合がある。電流振幅を独立して与えることで、外槽が他の装置に接触することを避けつつ、洗濯物Cに大きな衝撃力を与えることができる。
(効果)
第2実施形態によれば、制御部40はアクチュエータ30L及び30Rを独立に駆動することで、外槽9が筐体1や筐体1内に取り付けられた装置等に接触することを防ぎつつ、洗濯物Cに大きな衝撃力を与えることができ、洗浄効果を高めることができる。
<第3実施形態>
第3実施形態は、アクチュエータ30を洗濯物Cの落下により生じた変位に応じて制御する。この点が第1実施形態、第2実施形態と異なる。
図15は、第3実施形態に係る制御部を示す構成図である。図15において、X[m]は固定子31と可動子32のy軸方向の相対距離である。変位センサ17からの計測値を用いてもよいし、モータへの電流と電圧の関係から、誘起電圧等を用いて推定した値を用いてもよい。
Kref[N/m]は制御部40にて与えるバネ定数指令であり、変位Xに比例してアクチュエータ30のから出力する推力を決定する。このようにすることで、バネ力を任意に可変することができる。Kref[N/m]は正・負どちらの値も取り、正の値を与えた場合、弾性支持機構15のバネ定数Kを見かけ上大きくする。また、負の値を与えた場合、バネ定数Kを小さくする。Krefを負の大きさで与える場合は、バネ定数Kとの総和が負になると、発振振動する場合があるので、K+Kref>0となる範囲で与えたほうがよい。
図16は、第3実施形態に係るバネ定数指令を可変した際のアクチュエータの波形の説明図である。図16は、同一の洗濯物を落下させた場合に、第3実施形態に記載のバネ定数指令Krefを与えた場合のアクチュエータの変位と洗濯物に加わる力の関係をシミュレーションした結果である。また、図17は、その際の洗濯物と洗濯槽8の位置関係の模式図である。
正のバネ定数指令を与えた場合(図16の左図参照)、リニアアクチュエータの変位は小さく、洗濯物Cに加わる力は、ばね力を与えない場合(図16の中央図参照)と比較して大きい。負のバネ定数指令を与えた場合(図16の右図参照)、リニアアクチュエータの変位は大きく、洗濯物Cに加わる力は、ばね力を与えない場合(図16の中央図参照)と比較して小さい。
正のバネ定数指令を与えた場合(図17の左図参照)、リフタ8Cの位置が落下前基準位置に対し高い位置にあり、洗濯物Cはリフタ8Cがすぐに接触する。これに対し、負のバネ定数指令を与えた場合(図17の右図参照)、リフタ8Cの位置が落下前基準位置に対し低い位置にあり、洗濯物Cはリフタ8Cに接触するのに時間を要する。
(効果)
図16、図17に示すように、バネ定数指令を正の値で与えることで、洗濯物Cとリフタ8Cがすぐに接触し、洗濯物に加わる力(衝撃力)を増加させることができる従って「叩き洗い」の洗濯効果を高めることができる。
また、バネ定数指令を負の値で与えた場合、洗濯物Cがリフタ8Cに接触するまでの時間を長くし、洗濯物Cを洗濯水Dが通過する時間を長くすることができる。従って、洗濯物に加わる力を抑えることができ、洗濯物の痛みを低減することができる。また、洗濯物Cの繊維間を、洗濯水Dを通過する「押し洗い」と同様の効果得ることができ、洗濯効果を高めることができる。
また、図示はしないが、例えば洗濯工程中に、バネ定数指令Krefを可変してもよい。バネ定数指令Krefを可変することで、適切に洗濯物Cの汚れを落とすことが可能となる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について図18を用いて説明する。第4実施形態は、制御部40が複数のアクチュエータのばね定数指令を独立に与える点が、第3実施形態と異なる。
図18は、アクチュエータ30Lは負の一定のバネ定数指令Kref_Lを、アクチュエータ30Rは、変位Xが正(すなわちy軸正の方向)の時に比べ負の時の方がバネ定数指令Kref_Rが小さくなるようにしている。
筐体1内に取り付けられた装置(例えば送風ユニット14)によっては、筐体1と外槽9のy軸方向の空間が左右で異なる場合がある。このようにバネ定数指令を与えることで、例えば、右上方向に取り付けられた装置に外槽9が接触することを避けることができる。
(効果)
第4実施形態によれば、制御部40はアクチュエータ30L及び30Rを独立に駆動することで、外槽9が筐体1や筐体1内に取り付けられた装置等に接触することを防ぎつつ、洗濯物Cの洗浄効果を高めることができる。
<その他の実施形態>
各実施形態では、リニアクチュエータを用いて説明したが、それに限らない。例えば、ボールネジと回転モータを用いた構成や、クランク機構と回転モータを用いた構成としてもよい。
また、洗濯水を用いた洗い工程を例に説明したが、それに限らない。すすぎ工程においても、同様の効果が得られる。
また、第2実施形態は、複数のアクチュエータ30の駆動力指令を独立に与える点について説明したが、制御部40は、アクチュエータ30の振動周波数、振動振幅、振動の位相の少なくともいずれかを独立に制御してもよい。また、制御部40は、アクチュエータ30の推力を変位に比例して独立に制御してもよい。
また、第1実施形態では、たたき洗いを例として低速回転の例を示したが、洗濯槽8が停止しているときに、制御部40は、アクチュエータ30を制御し、外槽9を振動させてもよいことはいうまでもない。
また、実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、前記した機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。例えば、各実施形態について、乾燥機能を有する洗濯乾燥機に適用してもよい。
1 筐体
2 ドア
3 操作・表示パネル
4 電源スイッチ
5 操作スイッチ
6 表示器
7 制御装置(制御部)
8 洗濯槽
8c リフタ
9 外槽
9c 開口部
9e 外槽振動検出装置
10 駆動機構(モータ)
10a 回転角度検出装置
15 弾性支持機構(サスペンション)
16 バネ
17 変位センサ
30,30L,30R アクチュエータ
31 固定子
32 可動子
31a コア
31b 巻線
32b1,32b2,32b3 永久磁石
33 外槽側サスペンションベース
40 制御部
401 計算部(マイコン)
402 駆動回路
100 ドラム式洗濯機
110 縦型洗濯機
111 筐体
121 吊り棒
119 洗濯槽
1110 外槽
1111 攪拌翼
1112 クラッチ機構
1113 駆動機構
1120 弾性支持機構(サスペンション)
C 洗濯物
D 洗濯水
E 総エネルギ
Ec 衝突エネルギ
Ef 落下エネルギ
FL 推力
Fx 周波数指令
g 重力加速度
h 落下距離
I 電流
Ixamp 電流振幅指令
Ixref 電流指令
K バネ定数
Kt 推力定数
Kref バネ定数指令
落下時の含水した洗濯物Cの質量
vref 電圧指令
Vd 速度
X 変位
θx 位相指令

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に位置する外槽と、
    前記外槽の内部に位置し回転する洗濯槽と、
    前記外槽を前記筐体の内部で防振支持し、前記外槽の振動を制御するアクチュエータを有するサスペンションと、
    前記アクチュエータを制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、洗濯物の洗い工程またはすすぎ工程において、前記アクチュエータを制御し前記外槽を振動させる
    ことを特徴とする洗濯機。
  2. 筐体と、
    前記筐体の内部に位置する外槽と、
    前記外槽の内部に位置し回転する洗濯槽と、
    前記外槽を前記筐体の内部で防振支持し、前記外槽の振動を制御するアクチュエータを有するサスペンションと、
    前記アクチュエータを制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、洗濯物の洗い工程またはすすぎ工程において、前記アクチュエータの推力を変位に比例して制御する
    ことを特徴とする洗濯機。
  3. 請求項1において、
    前記洗濯機は、少なくとも2つ以上のアクチュエータを有しており、
    前記制御部は、前記アクチュエータの振動周波数、振動振幅、振動の位相の少なくともいずれかを独立に制御する
    ことを特徴とする洗濯機。
  4. 請求項2において、
    前記洗濯機は、少なくとも2つ以上のアクチュエータを有しており、
    前記制御部は、前記アクチュエータの推力を変位に比例して独立に制御する
    ことを特徴とする洗濯機。
  5. 請求項1において、
    前記洗濯槽は、停止または低速回転している
    ことを特徴とする洗濯機。
  6. 請求項2において、
    前記洗濯槽は、停止または低速回転している
    ことを特徴とする洗濯機。
  7. 請求項1から6のいずれか1項において、
    前記アクチュエータは、電気にて駆動するリニアアクチュエータである
    ことを特徴とする洗濯機。
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