JP2021072748A - クランプ固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】電線端末の寸法管理ができ、しかも、外部端子との接続作業性が向上するクランプ固定構造を提供する。【解決手段】クランプ固定構造は、電線Wに固定されるクランプ1と、車体側に固定され、クランプ1が係止されるクランプ被係止部材10とを備え、クランプ1は、電線Wに固定される電線固定部2と電線固定部2に一体に設けられた係止部3とを有し、クランプ被係止部材10は、電線Wの配索方向Mに沿って延びており、係止部3が電線Wの配策方向Mの任意の位置で係止できる被係止部11を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、クランプ固定構造に関する。
従来では、電線との固定位置を変更できるクランプが提案されているが(特許文献1,2参照)、電線との固定位置を変更するクランプでは、クランプから電線端末までの電線の寸法管理ができない。
また、バッテリ端子と端末端子との接続作業性を向上させるために、図3に示す電線固定構造が提案されている。電線固定構造は、図3(a)、(b)に示すように、車体側に固定されたプロテクタ40とプロテクタ40内に収容された電線Wとを有し、電線Wの端末箇所がプロテクタ40より引き出されている。プロテクタ40は、電線Wを内部で屈曲できる大径に形成されている。
端末端子20をバッテリ端子31に接続する前では、図3(a)に示すように、電線端末をプロテクタ40より大きく引き出し、電線Wがプロテクタ40内にほぼストレート状で収容される。端末端子20をバッテリ端子31に接続する際には、電線Wをプロテクタ40内に屈曲させることによって端末端子20をバッテリ端子31の接続位置にする。端末端子20をバッテリ端子31に接続した後では、図3(b)に示すように、電線Wがプロテクタ40内に屈曲させた状態で収容される。
しかしながら、上記した構成では、電線Wがクランプによって車体側に固定されず、電線Wを長い区間で屈曲させることができるため、端末端子20とバッテリ端子31の接続作業性が向上するが、電線Wをクランプで固定しないために電線端末の寸法管理ができない。
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、電線端末の寸法管理ができ、しかも、外部端子との接続作業性が向上するクランプ固定構造を提供することにある。
本発明の態様に係るクランプ固定構造は、電線に固定されるクランプと、車体側に固定され、前記クランプが係止されるクランプ被係止部材とを備え、前記クランプは、前記電線に固定される電線固定部と前記電線固定部に一体に設けられた係止部とを有し、前記クランプ被係止部材は、前記電線の配索方向に沿って延びており、前記係止部が前記電線の配策方向の任意の位置で係止できる被係止部を有する。
前記電線の端末には、外部端子に接続される端末端子が設けられ、前記クランプの前記電線固定部は、前記電線の端末より間隔を置いた位置で前記電線に固定され、前記端末端子を前記外部端子に接続前の位置では、前記クランプの前記係止部が前記被係止部に係止され、前記端末端子を前記外部端子に接続後の位置では、前記クランプの前記係止部の前記被係止部への係止位置を変更して係止されるよう構成されていることが好ましい。
本発明によれば、電線端末の寸法管理ができ、しかも、外部端子との接続作業性が向上するクランプ固定構造を提供できる。
以下、図面を用いて本実施形態に係るクランプ固定構造を詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
本実施形態に係るクランプ固定構造は、電線Wを固定するクランプ1と、車体側に固定され、クランプ1が係止されるクランプ被係止部材10とを備えている。
電線Wは、バッテリ30の外部端子であるバッテリ端子31に接続されるものである。電線Wの端末には、バッテリ端子31に接続される端末端子20が設けられている。
クランプ1は、電線Wに固定される電線固定部2と、電線固定部2に一体に設けられた係止部である弾性クリップ3とを有している。電線固定部2は、バンド2aで電線Wの外周を締結することによって電線Wに固定されている。電線固定部2は、電線Wの端末より所定の間隔L(図1(a)に示す)を置いた位置で電線Wに固定されている。
弾性クリップ3は、その最大幅寸法が下記する被係止孔11の幅dよりも大径の幅に形成されている。弾性クリップ3は、幅寸法を小さくする方向に弾性変形させることによって被係止孔11に挿入可能に形成されている。
クランプ被係止部材10は、電線Wの配索方向Mに沿って延びている被係止部である被係止孔11を有する。本実施形態では、図面の上下方向が電線Wの配策方向である。クランプ1は、図2(b)に示すように、電線固定部2と弾性クリップ3の間の凹部で被係止孔11の周縁部を挟み込み、係止孔11の電線Wの配策方向Mの直交方向には移動できない。しかし、電線固定部2と弾性クリップ3の間の凹部で被係止孔11の周縁部を挟み込んだ摩擦力に抗して、電線Wの配策方向(被係止孔11の長手方向)Mには移動できる。つまり、クランプ1は、電線Wの配策方向Mの任意の位置で係止可能である。
次に、バッテリ端子31と端末端子20の接続作業を説明する。クランプ1の電線固定部2を、電線Wの端末より所定の間隔L(図1(a)に示す)を置いた位置で電線Wに固定する。次に、クランプ1の弾性クリップ3をクランプ被係止部材10の被係止孔11に挿入する。次に、図1(a)に示すように、端末端子20をバッテリ30のバッテリ端子31より上方位置に位置し、端末端子20とバッテリ端子31を位置合わせする。そして、端末端子20を下方に降下してバッテリ端子31を挿入する。端末端子20を降下すると、電線Wに下方への外力が作用し、図2(a)に示すように、クランプ1の弾性クリップ3が被係止孔11を下方にスライド移動する。つまり、電線Wを屈曲させることなく電線Wの余長が吸収される。
図1(b)に示すように、端末端子20がバッテリ端子31に挿入される位置まで、端末端子20の位置が上方から下方に変位する。そして、端末端子20とバッテリ端子31を固定すれば完了する。
端末端子20がバッテリ端子31に固定される位置でも、弾性クリップ3が被係止孔11に係止される。これにより、電線Wが所定の配策経路(本実施形態では、図面の上下方向の経路)に沿って配策される。
以上説明したように、本実施形態に係るクランプ固定構造は、電線Wに固定されるクランプ1と、車体側に固定され、クランプ1が係止されるクランプ被係止部材10とを備えている。そして、クランプ1は、電線Wに固定される電線固定部2と電線固定部2に一体に設けられた弾性クリップ3とを有している。クランプ被係止部材10は、電線Wの配索方向Mに沿って延びており、弾性クリップ3が電線Wの配策方向Mの任意の位置で係止できる被係止孔11を有する。
従って、電線Wを固定したクランプ1は、電線Wの移動によっても電線Wの端末から所定の位置で電線Wに固定されるため、電線端末の寸法管理ができる。電線Wに固定されたクランプ1をクランプ被係止部材10に係止させた状態で、電線Wを屈曲させることなく移動できるため、例えば外部端子との接続作業性が向上する。以上、電線端末の寸法管理ができ、しかも、外部端子との接続作業性が向上するクランプ固定構造を提供できる。
電線Wの端末には、バッテリ端子31に接続される端末端子20が設けられ、クランプ1の電線固定部2は、電線Wの端末より所定の位置で電線Wに固定されている。そして、端末端子20をバッテリ端子31に接続前の位置では、クランプ1の弾性クリップ3が被係止孔11に係止されている。端末端子20をバッテリ端子31に接続後の位置では、クランプ1の弾性クリップ3が被係止孔11への係止位置を変更して係止される。
従って、バッテリ端子31に接続する電線Wのクランプ固定構造にあって、電線端末の寸法管理ができ、しかも、端末端子20とバッテリ端子との接続作業性が向上する。
本実施形態では、外部端子はバッテリ端子31であるが、それ以外の端子であっても良い。
本実施形態では、係止部が弾性クリップ3であり、被係止部が弾性クリップ3が係止される被係止孔11であるが、被係止部11は電線Wの配索方向Mに沿って延びており、係止部3が電線Wの配策方向Mの任意の位置で係止できる構成であれば良い。
本実施形態では、クランプ1の電線固定部2には、電線W自体を固定しているが、内部に電線Wを位置決めした状態で収容したプロテクタを固定し、プロテクタを介して電線Wを固定しても良い。プロテクタは、電線Wを内部で屈曲できない小径のもので良い。
本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
W 電線
1 クランプ
2 電線固定部
3 弾性クリップ(係止部)
10 クランプ被係止部材
11 被係止部(被係止孔)
20 端末端子
31 バッテリ端子(外部端子)
1 クランプ
2 電線固定部
3 弾性クリップ(係止部)
10 クランプ被係止部材
11 被係止部(被係止孔)
20 端末端子
31 バッテリ端子(外部端子)
Claims (2)
- 電線に固定されるクランプと、
車体側に固定され、前記クランプが係止されるクランプ被係止部材とを備え、
前記クランプは、前記電線に固定される電線固定部と前記電線固定部に一体に設けられた係止部とを有し、
前記クランプ被係止部材は、前記電線の配索方向に沿って延びており、前記係止部が前記電線の配策方向の任意の位置で係止できる被係止部を有するクランプ固定構造。 - 前記電線の端末には、外部端子に接続される端末端子が設けられ、
前記クランプの前記電線固定部は、前記電線の端末より間隔を置いた位置で前記電線に固定され、
前記端末端子を前記外部端子に接続前の位置では、前記クランプの前記係止部が前記被係止部に係止され、前記端末端子を前記外部端子に接続後の位置では、前記クランプの前記係止部の前記被係止部への係止位置を変更して係止される、請求項1に記載のクランプ固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019199840A JP2021072748A (ja) | 2019-11-01 | 2019-11-01 | クランプ固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019199840A JP2021072748A (ja) | 2019-11-01 | 2019-11-01 | クランプ固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021072748A true JP2021072748A (ja) | 2021-05-06 |
Family
ID=75713865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019199840A Pending JP2021072748A (ja) | 2019-11-01 | 2019-11-01 | クランプ固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021072748A (ja) |
-
2019
- 2019-11-01 JP JP2019199840A patent/JP2021072748A/ja active Pending
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