JP2021071865A - 搬送システム、移動体及び制御装置 - Google Patents

搬送システム、移動体及び制御装置 Download PDF

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響子 入谷
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Abstract

【課題】被搬送物を容易に搬送することができる搬送システム等を提供する。【解決手段】搬送システム1は、被搬送物5を搬送する移動体10と、移動体10との間で通信可能な制御装置200とを備え、移動体10は、被搬送物5が積載される積載部30と、支持台40と、支持台40と平行な平面に沿って支持台40に対して積載部30を回動させる第1アクチュエータ50と、移動体10を走行させる走行部20と、支持台40の高さを変化させる第2アクチュエータ60と、移動体10の周辺環境の情報である周辺環境情報を取得するセンサ70と、周辺環境情報を制御装置200に送信する通信部とを有し、制御装置200は、周辺環境情報に基づいて移動体10を駆動させる移動体駆動情報を通信部に送信することで、第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60のうち少なくとも1つの制御を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送システム、移動体及び制御装置に関する。
従来、建屋内などで、被搬送物を搬送する搬送システムが知られている。特許文献1では、被搬送物として重量物を搬送する移動体などが開示されている。当該移動体は、被搬送物が積載される円形状の磁石部と、当該磁石部を昇降させる昇降部と、移動体を移動させる車輪などの駆動部を備えることで、被搬送物を搬送する。特許文献1に開示される移動体においては、昇降部が昇降し被搬送物を昇降させることで、被搬送物を架台から離間し、又は、被搬送物を架台へ設置することができる。
特開2017−47725号公報
しかしながら、特許文献1に開示される移動体においては、昇降部が昇降することで被搬送物を昇降させ、移動体の移動経路上の障害物と被搬送物との接触を回避する方法などは開示されていない。また、特許文献1に開示される移動体においては、昇降部が昇降しても、被搬送物の姿勢を変えることができず、移動体の移動経路上の障害物又は建屋の壁面と被搬送物とが接触するおそれがある。そのため、被搬送物の搬送は、困難であった。
そこで、本発明は、被搬送物を容易に搬送することができる搬送システム等を提供する。
本発明の一態様に係る搬送システムは、被搬送物を搬送する移動体と、前記移動体との間で通信可能な制御装置とを備え、前記移動体は、前記被搬送物が積載される積載部と、前記積載部を支持する支持台と、前記支持台と平行な平面に沿って、前記支持台に対して前記積載部を回動させる第1アクチュエータと、前記移動体を走行させる走行部と、前記支持台の高さを変化させる第2アクチュエータと、前記移動体の周辺環境の情報である周辺環境情報を取得するセンサと、前記センサが取得した前記周辺環境情報を前記制御装置に送信する通信部とを有し、前記制御装置は、前記通信部を介して取得した前記周辺環境情報に基づいて前記移動体を駆動させる移動体駆動情報を前記通信部に送信することで、前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータのうち少なくとも1つの制御を行う。
また、本発明の一態様に係る移動体は、被搬送物を搬送する移動体であって、前記移動体は、前記被搬送物が積載される積載部と、前記積載部を支持する支持台と、前記支持台と平行な平面に沿って、前記支持台に対して前記積載部を回動させる第1アクチュエータと、前記移動体を走行させる走行部と、前記支持台の高さを変化させる第2アクチュエータと、前記移動体の周辺環境の情報である周辺環境情報を取得するセンサと、前記移動体との間で通信可能な制御装置に、前記センサが取得した前記周辺環境情報を送信する通信部とを有し、前記制御装置が前記通信部を介して取得した前記周辺環境情報に基づいて前記移動体を駆動させる移動体駆動情報を前記通信部に送信することで、前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータのうち少なくとも1つは、制御される。
また、本発明の一態様に係る制御装置は、被搬送物を搬送する移動体との間で通信可能な制御装置であって、前記移動体は、前記被搬送物が積載される積載部と、前記積載部を支持する支持台と、前記支持台と平行な平面に沿って、前記支持台に対して前記積載部を回動させる第1アクチュエータと、前記移動体を走行させる走行部と、前記支持台の高さを変化させる第2アクチュエータと、前記移動体の周辺環境の情報である周辺環境情報を取得するセンサと、前記センサが取得した前記周辺環境情報を前記制御装置に送信する通信部とを有し、前記制御装置は、前記通信部を介して取得した前記周辺環境情報に基づいて前記移動体を駆動させる移動体駆動情報を前記通信部に送信することで、前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータのうち少なくとも1つの制御を行う。
本発明の搬送システム等によれば、被搬送物を容易に搬送することが可能となる。
図1は、実施の形態に係る搬送システムの構成を示す図である。 図2は、実施の形態に係る積載部と被搬送物とが固定される工程図である。 図3は、実施の形態に係る搬送システムの特徴的な機能構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態に係る搬送システムが被搬送物を搬送する処理手順を示すフローチャートである。 図5Aは、実施の形態に係る第2アクチュエータが制御された第1移動体及び第2移動体を示す斜視図である。 図5Bは、実施の形態における、狭小路を移動する移動体の一例が示された平面図である。 図6Aは、実施の形態に係る第1アクチュエータが制御された第1移動体及び第2移動体を示す斜視図である。 図6Bは、実施の形態における、狭小路を移動する移動体の他の一例が示された平面図である。 図7は、実施の形態の他の例の移動体を示す斜視図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
また、本明細書において、平行又は垂直等の要素間の関係性を示す用語、及び、正方形又は矩形等の要素の形状を示す用語、並びに、数値範囲は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度の差異をも含むことを意味する表現である。
(実施の形態)
[搬送システムの構成]
本実施の形態に係る搬送システム1の構成に関して説明する。図1は、本実施の形態に係る搬送システム1の構成を示す図である。
搬送システム1は、被搬送物5を搬送する移動体10と、移動体10との間で通信可能な制御装置200とを備えるシステムである。搬送システム1は、制御装置200が移動体10を駆動させる移動体駆動情報を決定し移動体10に送信することで、移動体10を駆動させて、被搬送物5を搬送する。搬送システム1は、被搬送物5を目的の場所に搬送するために用いられるシステムであり、例えば、建設現場などで用いられる。搬送システム1は、一具体例として、建築物の内部で長尺の建築資材などの被搬送物5を搬送するために用いられるシステムである。
図1が示すように、搬送システム1は、移動体10と、制御装置200と、受付装置300と、表示装置400とを備える。より具体的には、本実施の形態に係る搬送システム1は、第1移動体10a及び第2移動体10bを含む複数の移動体10を備える。
また、図1が示すように、本実施の形態においては、1つの被搬送物5は、第1移動体10a及び第2移動体10bに跨って積載されて搬送される。被搬送物5は、例えば、建設現場で用いられる建築資材又は設備などである。被搬送物5は、図1が示すように、長尺の建築資材であってもよい。
まず移動体10について図1を用いて説明する。
ここで、第1移動体10aと第2移動体10bとを区別する必要がない場合は、移動体10として説明する。なお、第1移動体10aと第2移動体10bとは、同じ構成要素を有する。
移動体10は、走行部20と、積載部30と、支持台40と、第1アクチュエータ50と、第2アクチュエータ60と、センサ70と、通信部(第1通信部80)と、移動体制御部90とを有する。
走行部20は、移動体10を走行させる部材である。本実施の形態においては、走行部20は、複数の車輪21と、板体22と、複数の連結体23とを含んでもよい。図1が示すように、走行部20は、床面を走行する6つの車輪21を含む。6つの車輪21は、移動体10の一方側及び当該一方と反対の他方側のそれぞれに位置する前輪、中央輪及び後輪である。連結体23は、前輪と中央輪とを連結し、前輪及び中央輪と後輪とを連結する。また、複数の連結体23は、板体22を支持する。板体22は、板状の部材であって、板形状の一面に第2アクチュエータ60(詳細は、後述)が載置されてもよい。
また、複数の連結体23は、床面と垂直になる方向を軸として、板体22に対して回動してもよい。図1には、複数の連結体23が回転する回転方向R2が示されている。複数の連結体23は、複数の車輪21と連結される箇所において、回動することで、複数の車輪21の向きを回転させることができる。また、複数の連結体23が複数の車輪21と連結されるすべての箇所において、回動することができてもよい。これにより、走行部20は、走行する方向を変更することができる。
なお、走行部20は、上記の構成に限らない。走行部20は、支持台40を移動させることができれば、例えば、車輪21を有さず、かつ、可動関節を有する6本の脚を有してもよい。この場合、走行部20は、6脚歩行することで、支持台40を移動させる。
積載部30は、被搬送物5が積載される部材である。例えば、図1が示すように、1つの被搬送物5は、第1移動体10aの積載部30及び第2移動体10bの積載部30に跨って積載されて搬送される。積載部30は、被搬送物5を積載することができれば、どのような形状又は構造であってもよい。積載部30は、被搬送物5と固定される構成を有してもよい。図2は、本実施の形態に係る積載部30と被搬送物5とが固定される工程図である。図2が示すように、積載部30は、脱気孔33が形成された袋形状の袋体31と、袋体31の内部に充填された粉粒体32とを含む。袋体31は、可撓性及び気密性に優れた材料によって構成されており、例えば、樹脂材料(アクリル樹脂、シリコーン樹脂など)によって構成されている。粉粒体32は、例えば、樹脂材料によって構成されている。脱気孔33が真空ポンプPと接続される。被搬送物5と積載部30とは、次のように固定される。
まず、図2の(a)が示すように、被搬送物5が袋体31の上に載置される。続いて、図2の(b)が示すように、被搬送物5が袋体31に押圧される。さらに、図2の(c)が示すように、真空ポンプPによって、脱気孔33を介して内部が脱気される。脱気される前においては、粉粒体32が袋体31の内部において流動性を有し、積載部30は柔軟性を有する。しかし、脱気されることで、粉粒体32が袋体31の内部において流動性を失い、積載部30は硬化する。このような変化は、ジャミング転移と呼ばれ、このような変化によって、被搬送物5と積載部30とは、固定される。まとめると、被搬送物5が袋体31に押圧された状態で、脱気孔33を介して内部が脱気されることで、被搬送物5と積載部30とが固定される。
これにより、被搬送物5の形状に関わらず、被搬送物5と積載部30とが固定される。
なお、積載部30と被搬送物5とは、ボルト及びナットなどの上記以外の部材により固定されてもよい。
再度、図1を用いて、移動体10が有する構成要素について説明する。
支持台40は、積載部30を支持する部材である。支持台40は、積載部30を支持できれば、どのような形状であってもよく、図1が示すように、支持台40の形状は、例えば、板形状であって、板形状の一面に積載部30が載置されてもよい。なお、本実施の形態においては、支持台40は、積載部30と第1アクチュエータ50とを支持する。
第1アクチュエータ50は、支持台40と平行な平面に沿って、支持台40に対して積載部30を回動させる装置である。言い換えると、第1アクチュエータ50は、支持台40が有する板形状の一面と垂直な方向を軸として、積載部30を回動させる。なお、図1の第1移動体10aが示すように、第1アクチュエータ50は、回転方向R1の方向に積載部30を回動させる。また、第1アクチュエータ50は、積載部30を360°回動させることができてもよい。第1アクチュエータ50は、電動のロータリアクチュエータであってもよいが、積載部30を支持台40に対して回動させることができれば、これに限るものではない。また、積載部30と第1アクチュエータ50とは固定されている。
第2アクチュエータ60は、支持台40の高さを変化させる装置である。第2アクチュエータ60は、例えば、伸縮可能な機構を有していればよく、電動の一軸アクチュエータであってもよい。この場合、第2アクチュエータ60は、ボールねじ駆動であっても、ベルト駆動であってもよい。また、図1には、第2アクチュエータ60の伸縮方向Eが示されている。
第2アクチュエータ60は、走行部20が含む板体22の板形状の一面に設置され、支持台40を支持してもよい。また、図1が示すように、複数の(本実施の形態においては、4つの)第2アクチュエータ60が設けられている。それぞれの第2アクチュエータ60が支持台40のそれぞれの角を支持し、かつ、それぞれの第2アクチュエータ60が伸縮することで、支持台40の高さを変化させることができる。さらに、支持台40のそれぞれの角の高さが異なるように、それぞれの第2アクチュエータ60が伸縮することで、支持台40の傾きを変化させることができる。
このように、第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60が設けられることで、搬送システム1は、被搬送物5の姿勢を変更することができる。第1アクチュエータ50は、支持台40と平行な平面に沿って、積載部30に固定された被搬送物5を回動させることができる。さらに、第2アクチュエータ60は、支持台40の高さ又は傾きを変化させることで、被搬送物5の高さ又は傾きを変化させることができる。上述の、被搬送物5の姿勢を変更とは、具体的には、被搬送物5の角度、高さ又は傾きが変更されることである。
センサ70は、移動体10の周辺環境の情報である周辺環境情報を取得する装置である。周辺環境情報は、移動体10の周辺に存在する物体に関する情報である。周辺環境情報は、例えば、移動体10と物体との距離及び角度の情報を含む。物体とは、移動体10(すなわち第1移動体10a及び第2移動体10b)と被搬送物5以外の有体物である。物体とは、例えば、移動体10の周辺に存在する障害物又は人である。また、当該障害物とは、例えば、搬送システム1が用いられる建築物の構成物、又は、移動体10の周辺に載置された載置物である。構成物とは、建築物の床、壁、柱、ドア又は段差などである。また、載置物とは、移動経路に載置された建築物の資材、建築資材を梱包する梱包材、又は、建築に用いられる工具などの装置である。
さらに、移動体10が有するセンサ70、通信部及び移動体制御部90について図3を用いて説明する。
図3は、本実施の形態に係る搬送システム1の特徴的な機能構成を示すブロック図である。
センサ70は、取得した周辺環境情報を通信部に出力する。センサ70は、例えば、光学式又は超音波式の測距センサであってもよく、静止画又は動画を撮影するカメラであってもよい。
通信部は、センサ70が取得した周辺環境情報を制御装置200に送信する処理部である。なお、本実施の形態においては、移動体10が有する通信部は、制御装置200が有する通信部(第2通信部210)と区別するため、第1通信部80とする。第1通信部80は、取得した周辺環境情報を制御装置200に送信する。第1通信部80は、制御装置200が出力した移動体駆動情報及び移動体経路情報(いずれも詳細は後述)を受信してもよい。
第1通信部80は、具体的には、プロセッサ、マイクロコンピュータ又は専用回路によって実現される。第1通信部80が制御装置200に周辺環境情報を送信するときに用いられる通信は、有線通信であってもよいし、無線通信であってもよい。
移動体制御部90は、第1通信部80が受信した移動体駆動情報又は移動体経路情報に基いて、走行部20、第1アクチュエータ50又は第2アクチュエータ60の制御を行う処理部である。移動体制御部90は、例えば、CPU(Central Processing Unit)とメモリとプログラムとによって構成された装置でもよい。
なお、上述した走行部20、積載部30及び支持台40は、どのような材料によって構成されてもよく、金属又は樹脂などによって、構成されてもよい。例えば、板体22、複数の連結体23、積載部30及び支持台40は、例えば、アルミニウムなどの金属によって構成されてもよく、複数の車輪21は、樹脂によって構成されてもよい。
さらに、受付装置300について説明する。
受付装置300は、搬送システム1を操作するユーザからの操作を受付ける装置である。受付装置300は、例えば、被搬送物5に関連する情報である被搬送物情報を入力するための操作を受付けてもよい。被搬送物情報は、被搬送物5の形状(全長、径など)及び質量に関する情報を含む。
また、受付装置300は、例えば、被搬送物5が搬送される目的地である目的地情報を入力するための操作を受付けてもよい。目的地は、建築物の所定の地点(例えば、部屋、廊下など)であってもよく、移動体10の現在地点から所定の距離(例えば、100m)直進した先の地点などであってもよい。
受付装置300は、受付けた操作に基いて、上記の被搬送物情報及び目的地情報を取得部220に出力する。受付装置300は、キーボード、マウス、タッチパネル又はハードウェアボタンであってもよい。
続いて、制御装置200について、説明する。
制御装置200は、移動体10との間で通信可能である。より具体的には、制御装置200は、移動体10が有する第1通信部80との間で通信可能である。また、制御装置200は、第1通信部80を介して取得した周辺環境情報に基づいて移動体10を駆動させる移動体駆動情報を第1通信部80に送信する。これにより、制御装置200は、第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60のうち少なくとも1つの制御を行う。
制御装置200は、例えば、コンピュータであるが、これに限られず、サーバ装置であってもよい。ここで、制御装置200について、より詳細に説明する。
図3が示すように制御装置200は、第2通信部210と、取得部220と、判定部230と、記憶部240と、決定部250と、出力部260とを有する。
第2通信部210は、移動体10が有する第1通信部80と通信する。つまり、本実施の形態においては、第2通信部210は、第1移動体10aが有する第1通信部80及び第2移動体10bが有する第1通信部80と通信する。これにより、制御装置200は、移動体10との間で通信可能である。
第2通信部210は、第1通信部80を介して周辺環境情報を第1通信部80から受信し、後述する決定部250によって決定された移動体駆動情報及び移動体経路情報を第1通信部80へ送信する。
また、第2通信部210は、取得部220に周辺環境情報を出力する。第2通信部210は、具体的には、プロセッサ、マイクロコンピュータ又は専用回路によって実現される。第2通信部210と移動体10との間で用いられる通信は、有線通信であってもよいし、無線通信であってもよい。
取得部220は、第2通信部210が出力した周辺環境情報を取得する。また、取得部220は、受付装置300が受付けた操作に関する情報(被搬送物情報及び目的地情報)を取得してもよい。取得部220は、取得した被搬送物情報を記憶部240に出力し、取得した周辺環境情報及び目的地情報を判定部230に出力する。取得部220は、例えば、有線通信又は無線通信を行う通信インターフェースである。
記憶部240は、参照データ241が記憶されている記憶装置である。参照データ241は、例えば、移動体10が被搬送物5を搬送する場所である建築物に関する3次元CADデータを含む。3次元CADデータは、例えば、当該建築物及び当該建築物の周辺に関する間取り図又は案内図などを含む。また、参照データ241は、被搬送物5が物体に接触するか否かの判定するためのアルゴリズムと、被搬送物5が物体に接触するのを避けるためのアルゴリズムとを含む。また、記憶部240は、取得部220が出力した被搬送物情報を記憶してもよい。
記憶部240は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等によって実現される。
また、記憶部240には、第2通信部210、判定部230及び決定部250が実行するプログラム、及び、後述するアラーム情報を示す画面データも記憶されている。
判定部230は、取得部220が取得した周辺環境情報に基づいて、判定を行う処理部である。具体的には、判定部230は、下記についての判定を行う。判定部230は、周辺環境情報に基づいて、被搬送物5の周辺に物体があるか否かを判定する。この場合、判定部230は、例えば、周辺環境情報に含まれる物体の情報に基づいて、被搬送物5と物体との距離が所定の距離(例えば1メートル)以下か否かを判定する。また、被搬送物5と物体との距離が所定の距離以下の状態とは、被搬送物5と物体とが接触する可能性がある状態である。なお、所定の距離は、1メートルに限られない。
また、判定部230は、周辺環境情報に基づいて、移動体10が移動する移動経路において、被搬送物5が接触するか否かを判定してもよい。より具体的には、判定部230は、例えば、周辺環境情報に含まれる物体の情報に基づいて、被搬送物5の姿勢を変更しないまま移動体10が移動すれば、被搬送物5が物体に接触するか否かを判定する。
また、判定部230は、周辺環境情報に基づいて、移動体10の周辺に載置された載置物に被搬送物5が接触するか否かを判定してもよい。より具体的には、判定部230は、例えば、周辺環境情報に含まれる載置物の情報に基づいて、被搬送物5の姿勢を変更しないまま移動体10が移動すれば、被搬送物5が載置物に接触するか否かを判定する。
また、判定部230は、建築物に関する3次元CADデータと周辺環境情報とに基いて、建築物の構成物に被搬送物5が接触するか否かを判定してもよい。例えば、所定の時点でセンサ70が取得した周辺環境情報に含まれる構成物の情報に基づいて、3次元CADデータを参照することで、3次元CADデータに示される間取り図における当該所定の時点での移動体10の位置が明らかになる。ここで、判定部230は、移動体10の位置と3次元CADデータに示される構成物の位置とに基いて、被搬送物5の姿勢を変更しないまま移動体10が移動すれば、被搬送物5が構成物に接触するか否かを判定する。
また、判定部230は、周辺環境情報に基づいて、移動体10(本実施の形態においては、第1移動体10a及び第2移動体10b)が狭小路を移動するか否かを判定してもよい。より具体的には、判定部230は、例えば、周辺環境情報に含まれる物体の情報に基づいて、移動体10が狭小路を移動するか否かを判定する。
ここで、狭小路は、例えば、道幅が狭い路である。狭小路は、曲がり角、S字形状又はクランク形状を有する路でもよい。狭小路は、建築物の構成物(例えば壁など)によって構成される路でもよく、載置物によって構成される路でもよい。また、狭小路は、移動体10が当該狭小路に進入する前の被搬送物5の姿勢を変更しないまま、移動体10が当該狭小路に進入すれば、被搬送物5が当該狭小路を構成する物体に接触する路であってもよい。さらに、狭小路は、第1移動体10aの全長と第2移動体10bの全長と被搬送物5の全長を足し合わせた長さよりも、当該狭小路の道幅が狭い路であってもよい。また、狭小路は、被搬送物5の全長よりも、当該狭小路の道幅が狭い路であってもよい。
このように、移動体10が狭小路を移動する場合とは、被搬送物5が狭小路を構成する物体(例えば構成物である壁又は載置物など)に接触する可能性が高い場合である。
なお、判定部230は、上記の判定を行う際に、記憶部240に記憶されている参照データ241を参照する。例えば、判定部230は、被搬送物5が物体に接触するか否かの判定するためのアルゴリズムを用いて、判定する。また、判定部230は、上記判定を行う際に、さらに、被搬送物情報を用いてもよい。被搬送物情報は、被搬送物5の形状の情報を含むため、判定部230は、より精度よく判定することができる。
判定部230は、具体的には、プロセッサ、マイクロコンピュータ、又は、専用回路によって実現される。なお、判定部230によって判定された判定結果は、決定部250へ出力されてもよい。
決定部250は、上記判定結果に基いて、移動体10を駆動させる移動体駆動情報を決定する処理部である。このとき、決定部250は、記憶部240に記憶されている参照データ241を参照する。例えば、決定部250は、被搬送物5が物体に接触するのを避けるためのアルゴリズムを用いて、決定する。例えば、上記判定結果が「移動体10の周辺に物体がある」及び「被搬送物5が物体(例えば、載置物又は構成物)に接触する」場合に、決定部250は、被搬送物5が物体に接触するのを避けるための移動体駆動情報を決定する。また例えば、上記判定結果が「移動体10が狭小路を移動する」場合に、決定部250は、被搬送物5が狭小路を構成する物体に接触するのを避けるための移動体駆動情報を決定する。
決定部250は、具体的には、プロセッサ、マイクロコンピュータ、又は、専用回路によって実現される。
決定部250は、決定した移動体駆動情報を第2通信部210へ出力する。
なお、決定部250は、記憶部240に記憶されている参照データ241を参照しても、被搬送物5が物体に接触するのを避けられない場合は、被搬送物5が物体に接触することを示すアラーム情報を決定し、出力部260に出力する。
出力部260は、決定部250が決定したアラーム情報を表示装置400へ出力する。出力部260は、例えば、有線通信又は無線通信を行う通信インターフェースである。出力部260は、例えば、上記アラーム情報に対応する画面の画面データを記憶部240から取得して、表示装置400へ取得した画面データを出力する。
さらに、上述のように、第2通信部210は、移動体駆動情報を第1通信部80に送信する。これにより、制御装置200は、第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60のうち少なくとも1つの制御を行う。
このように、搬送システム1において、第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60が制御されることで、周辺に位置する物体に被搬送物5が接触するのを避けるように、被搬送物5の姿勢を変えることができる。
制御装置200は、例えば、周辺環境情報に含まれる物体の情報に基づいて上記の判定を行い、さらに、判定結果に基づいて移動体駆動情報を送信し、上記の制御を行う。このように被搬送物5は、周辺に位置する物体に接触し難くなるため、搬送システム1は、被搬送物5が破損するなどの問題の発生を抑制することができる。
また図1が示すように、制御装置200は、複数の移動体10(本実施の形態においては、第1移動体10aと第2移動体10b)との間で通信可能である。つまり、本実施の形態に係る搬送システム1は、制御装置200が主として移動体10を制御する集中制御型のシステムであってもよい。
制御装置200は、移動体10から離れて、遠隔操作で移動体10を制御してもよい。従って、制御装置200は、据え置き型の装置であってもよい。
制御装置200は、複数の移動体10(本実施の形態においては、第1移動体10a及び第2移動体10b)が連携するように、制御を行ってもよい。つまり、制御装置200は、複数の移動体10のそれぞれの位置及び進行方向と、複数の移動体10のそれぞれの第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60の状態とを取得し判定することで、複数の移動体10を制御し、被搬送物5を搬送する。
例えば、複数の移動体10のそれぞれの第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60を駆動させない場合は、複数の移動体10と被搬送物5の位置関係が一定となるように、複数の移動体10のそれぞれの走行部20を駆動させる。これにより、第1移動体10aと第2移動体10bとが逆方向に移動し、被搬送物5が破損することなどを抑制できる。
続いて、表示装置400について説明する。表示装置400は、出力部260が出力したアラーム情報を表示する。表示装置400は、具体的には、液晶パネル、又は、有機EL(Electro Luminescence)パネルなどによって構成されるモニタ装置である。
[搬送システムの処理手順]
続いて、搬送システム1が実行する搬送方法における具体的な処理手順について説明する。
図4は、本実施の形態に係る搬送システム1が被搬送物5を搬送する処理手順を示すフローチャートである。
なお、下記処理手順が始まる前、又は、後述するステップS10とステップS20との間に、図2が示す通りに、積載部30と被搬送物5とが固定されてもよい。
取得部220は、被搬送物情報及び目的地情報を取得する(ステップS10)。このとき、まず、受付装置300がユーザから被搬送物情報及び目的地情報を受付け、取得部220に出力する。
また、取得部220は、取得した被搬送物情報を記憶部240に記憶させてもよい。
取得部220は、取得した目的地情報を判定部230に出力し、さらに、判定部230は、当該目的地情報を決定部250に出力する。
決定部250は、目的地情報に基づいて、3次元CADデータを参照して、移動体10が移動する移動経路を決定する(ステップS20)。一具体例として、決定部250は、目的地情報に含まれる目的地が3次元CADデータの建築物の間取り図のどの地点に該当するかを決定する。さらに、決定部250は、移動体10の現在地(例えば、建築物の入り口)から目的地までの経路、すなわち、移動体10が移動する移動経路を決定する。なお、移動体10の現在地は、常に所定の場所であってもよく、受付装置300が受付けてもよい。
決定部250は、決定した移動経路に関する情報である移動体経路情報を第2通信部210へ出力する(ステップS30)。
続いて、移動体10は、第2通信部210が送信した移動体経路情報に基づいて、移動する(ステップS40)。例えば、第1通信部80は、移動体経路情報を受信し、受信した移動体経路情報を移動体制御部90に出力する。移動体制御部90は、走行部20の制御を行い、移動体10を移動させる。
次に、センサ70は、周辺環境情報を取得する(ステップS50)。より具体的には、移動体10が移動している間、センサ70は、周辺環境情報を取得し、取得した周辺環境情報を第1通信部80へ出力する。センサ70は、周辺環境情報を連続的に取得してもよく、定期的(例えば1秒に1回)に取得してもよい。第1通信部80は、取得した周辺環境情報を第2通信部210に送信する。
判定部230は、第2通信部210及び取得部220を介して取得した周辺環境情報に基づいて、移動体10(本実施の形態においては、第1移動体10a及び第2移動体10b)が狭小路を移動するか否かを判定する(ステップS60)。
なお、このとき、制御装置200は、周辺環境情報(例えば、構成物の情報)と3次元CADデータとに基いて、建築物の内部における移動体10の位置を判定してもよい。
判定部230が移動体10が狭小路を移動すると判定した場合(ステップS60でYesと判定された場合)、制御装置200は、移動体駆動情報を出力する(ステップS70)。このとき、決定部250は、移動体駆動情報を決定し、第2通信部210は決定した移動体駆動情報を第1通信部80に出力する。
続いて、制御装置200は、移動体駆動情報に基づいて、第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60の制御を行う(ステップS80)。より具体的には、移動体制御部90は、制御装置200が出力した移動体駆動情報を第1通信部80を介して取得し、移動体制御部90は、移動体駆動情報に基づいて、第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60の制御を行う。
ここで、制御装置200は、一例として、次の制御を行う。
制御装置200は、第1移動体10a及び第2移動体10bのそれぞれにおける第2アクチュエータ60を制御することで、被搬送物5の傾きを変化させる。より具体的には、制御装置200は、第1移動体10a及び第2移動体10bのそれぞれにおける第2アクチュエータ60を制御することで、第1移動体10aの支持台40の高さと第2移動体10bの支持台40の高さとを変更し、被搬送物5の傾きを変化させる。
図5Aは、本実施の形態に係る第2アクチュエータ60が制御された第1移動体10a及び第2移動体10bを示す斜視図である。図5Bは、本実施の形態における、狭小路を移動する移動体10の一例が示された平面図である。
例えば、本実施の形態においては、制御装置200が第2アクチュエータ60を制御することで、図1に示される第1移動体10a及び第2移動体10bから、図5Aに示される第1移動体10a及び第2移動体10bに変化する。
図5Aが示すように、制御装置200が第1移動体10a及び第2移動体10bの第2アクチュエータ60を制御した結果、第1移動体10aの支持台40は、第2移動体10bの支持台40よりも高い位置にある。さらに、第1移動体10a及び第2移動体10bの支持台40が同じ角度で傾くように、第1移動体10a及び第2移動体10bの第2アクチュエータ60が制御される。この結果、第1移動体10a及び第2移動体10bの積載部30に固定された被搬送物5の傾きが変化している。つまり、制御装置200が第2アクチュエータ60を制御することで、被搬送物5の姿勢は、図1が示す状態から、図5Aが示す状態へと変更されている。なお、図5Bにおいて、白抜きの領域は、移動経路であり、曲がり角を含む狭小路の例である。移動体10は、白抜きの矢印(in)から白抜きの矢印(out)に向かって移動経路を移動する。なお、後述する図6Bも、図5Bと同様である。
図5Bの(a)は、被搬送物5の姿勢が変更されていない第1移動体10a及び第2移動体10bが狭小路を移動する様子を示す平面図である。言い換えると、図5Bの(a)が示す第1移動体10a及び第2移動体10bは、図1が示す第1移動体10a及び第2移動体10bに相当する。
図5Bの(b)は、被搬送物5の姿勢が変更された第1移動体10a及び第2移動体10bが狭小路を移動する様子を示す平面図である。言い換えると、図5Bの(b)が示す第1移動体10a及び第2移動体10bは、図5Aが示す第1移動体10a及び第2移動体10bに相当する。図5Bの(a)及び図5Bの(b)が示すように、被搬送物5の姿勢が変更されることで、被搬送物5のフットプリントが小さくなることがわかる。フットプリントとは、被搬送物5を平面視したときの、被搬送物5の占有面積である。
図5Bの(a)が示すように、被搬送物5の姿勢が変更されない状態で、移動体10が狭小路に進入すると、被搬送物5のフットプリントが大きいため、被搬送物5が狭小路を構成する物体の一部である衝突点Cに接触する。このため、搬送システム1において、被搬送物5が破損するなどの問題が発生する。
一方で、図5Bの(b)が示すように、搬送システム1において、第2アクチュエータ60が制御されることで、被搬送物5の姿勢が変更され、第1移動体10aと第2移動体10bとの距離を縮めることができる。その結果、被搬送物5のフットプリントが小さくなり、このように被搬送物5は、周辺に位置する物体に接触し難くなるため、搬送システム1は、狭小路においても、上記問題の発生を抑制することができる。
また、ステップS80において、制御装置200は、他の一例として、次の制御を行ってもよい。
制御装置200は、第1移動体10a及び第2移動体10bのそれぞれにおける第1アクチュエータの少なくとも1つの制御を行う。この結果、制御装置200は、第1移動体10aを平面視したときに、第1移動体10a及び第2移動体10bの少なくとも一方の進行方向と被搬送物5が跨る方向とがなす角度を変化させる。
図6Aは、本実施の形態に係る第1アクチュエータ50が制御された第1移動体10a及び第2移動体10bを示す斜視図である。図6Bは、本実施の形態における、狭小路を移動する移動体10の他の一例が示された平面図である。なお、図6Bにおいて、ドットの矢印は、第1移動体10aの進行方向である。
図6Bには、制御装置200が第1アクチュエータ50及び走行部20を制御する前の第1移動体10aと進行方向とは点線で、制御した後の第1移動体10aと進行方向とは実線で記されている。また、図6Bには、被搬送物5が跨る方向Dが示されている。
例えば、本実施の形態においては、制御装置200が第1移動体10aの第1アクチュエータ50及び走行部20を制御することで、図1に示される第1移動体10a及び第2移動体から、図6Aに示される第1移動体10a及び第2移動体に変化する。
図6Aが示すように、第1移動体10aは、第1移動体10aの第1アクチュエータ50が積載部30を回動させる軸を中心に、回転移動する。このとき、第1移動体10aの走行部20も、同時に制御され、第1移動体10aの進行方向が変化する。一方で、第2移動体10b及び被搬送物5は、静止し、動かない。そのため、制御装置200が第1アクチュエータ50及び走行部20を制御する前は、第1移動体10aの進行方向と被搬送物5が跨る方向Dとは平行であったが、制御装置200が制御した後は、当該進行方向と被搬送物5が跨る方向Dとは平行ではない。言い換えると、制御装置200が第1アクチュエータ50及び走行部20を制御することで、第1移動体10a及び第2移動体10bの少なくとも一方の進行方向と被搬送物5が跨る方向Dとがなす角度が変化している。
つまり、制御装置200が第1アクチュエータ50を制御することで、被搬送物5及び移動体10の位置関係は、図1が示す状態から、図6Aが示す状態へと変更されている。
図6Bの(a)は、被搬送物5及び移動体10の位置関係が変更されていない第1移動体10a及び第2移動体10bが狭小路を移動する様子を示す平面図である。言い換えると、図6Bの(a)が示す第1移動体10a及び第2移動体10bは、図1が示す第1移動体10a及び第2移動体10bに相当する。
図6Bの(b)は、狭小路を移動中に、被搬送物5及び移動体10の位置関係が変更される様子を示す平面図である。言い換えると、図6Bの(b)の実線が示す第1移動体10a及び第2移動体10bは、図6Aが示す第1移動体10a及び第2移動体10bに相当する。図6Bの(a)及び図6Bの(b)が示すように、被搬送物5及び移動体10の位置関係が変更されることで、移動体10は、小回りが利き易くなるため自由に移動しやすくなる。
図6Bの(a)が示すように、被搬送物5及び移動体10の位置関係が変更されない状態で、移動体10が狭小路に進入すると、移動体10の小回りが利きにくいため、被搬送物5が狭小路を構成する物体の一部である衝突点Cに接触する。このため、搬送システム1において、被搬送物5が破損するなどの問題が発生する。
一方で、図6Bの(b)が示すように、搬送システム1において、第1アクチュエータ50が制御されることで、被搬送物5及び移動体10の位置関係が変更され、移動体10は、小回りが利き易くなるため自由に移動しやすくなる。その結果、被搬送物5は、周辺に位置する物体に接触し難くなるため、搬送システム1は、狭小路においても、上記問題の発生を抑制することができる。
さらに、図4を用いて、ステップS90について説明する。ステップS80で、制御装置200が第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60の制御を行うことで、移動体10は、狭小路を通過することができる。その結果、移動体10は、目的地に到着する(ステップS90)。また、判定部230が移動体10が狭小路を移動しないと判定した場合(ステップS60でNoと判定された場合)も、移動体10は、目的地に到着して、終了する。
また、ステップS40で移動体10が移動を開始してから、ステップS90で移動体10が目的地に到着するまで、ステップS50〜ステップS80の処理は、繰り返し行われてもよい。
また、図4では、ステップS60で移動体10が狭小路を移動するか否かが判定されたが、これに限らない。例えば、上述の、「被搬送物5の周辺に物体があるか否か」、「移動経路において、被搬送物5が接触するか否か」、「載置物に被搬送物5が接触するか否か」及び「建築物の構成物に被搬送物5が接触するか否か」の中から1つ以上が判定されてもよい。
[効果など]
以上説明したように、本実施の形態に係る搬送システム1は、被搬送物5を搬送する移動体10と、移動体10との間で通信可能な制御装置200とを備える。移動体10は、積載部30と、支持台40と、支持台40と平行な平面に沿って、支持台40に対して積載部30を回動させる第1アクチュエータ50と、走行部20と、支持台40の高さを変化させる第2アクチュエータ60と、センサ70と、通信部とを有する。制御装置200は、通信部を介して取得した周辺環境情報に基づいて移動体10を駆動させる移動体駆動情報を通信部に送信することで、第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60のうち少なくとも1つの制御を行う。
これにより、搬送システム1において、第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60のうち少なくとも1つの制御が行われることで、被搬送物5の姿勢を変えることができる。
制御装置200は、例えば、周辺環境情報に含まれる物体の情報に基づいて、被搬送物5と物体との距離が所定の距離以下か否かを判定する。さらに、制御装置200は、判定結果に基づいて移動体駆動情報を送信し、周辺に位置する物体に被搬送物5が接触するのを避けるように、上記の制御を行う。
このように被搬送物5は、周辺に位置する物体に接触し難くなるため、搬送システム1は、被搬送物5が破損するなどの問題の発生を抑制することができる。
従って、被搬送物5を容易に搬送することができる搬送システム1が実現される。
また、本実施の形態に係る制御装置200は、周辺環境情報に基づいて、移動体10が移動する移動経路において、被搬送物5が接触すると判定した場合に、上記制御を行う。
これにより、制御装置200は、周辺に位置する物体に被搬送物5が接触するのを避けるように、被搬送物5の姿勢を変えることができる。
このように被搬送物5は、周辺に位置する物体に接触し難くなるため、搬送システム1は、上記問題の発生を抑制することができる。
従って、より容易に、被搬送物5を搬送することができる搬送システム1が実現される。
また、本実施の形態に係る制御装置200は、被搬送物5が接触すると判定した場合に、移動体10及び被搬送物5を平面視したときに被搬送物5のフットプリントが小さくなるように、上記制御を行う。
これにより、制御装置200は、被搬送物5のフットプリントが小さくなるように、上記の制御を行う。つまり、制御装置200は、周辺に位置する物体に被搬送物5が接触するのを避けるように、被搬送物5の姿勢を変えることができる。
このように被搬送物5は、周辺に位置する物体に接触し難くなるため、搬送システム1は、上記問題の発生を抑制することができる。
従って、より容易に、被搬送物5を搬送することができる搬送システム1が実現される。
また、本実施の形態に係る制御装置200は、周辺環境情報に基づいて、移動体10の周辺に載置された載置物に被搬送物5が接触すると判定した場合に、上記制御を行う。
これにより、制御装置200は、周辺に位置する載置物に被搬送物5が接触するのを避けるように、被搬送物5の姿勢を変えることができる。
このように被搬送物5は、周辺に位置する載置物に接触し難くなるため、搬送システム1は、上記問題の発生を抑制することができる。
従って、より容易に、被搬送物5を搬送することができる搬送システム1が実現される。
また、本実施の形態に係る移動体10は、建築物の内部で被搬送物5を搬送し、制御装置200は、建築物に関する3次元CADデータと周辺環境情報とに基いて、建築物の構成物に被搬送物5が接触すると判定した場合に、上記制御を行う。
これにより、例えば、3次元CADデータに示される間取り図における所定の時点での移動体10の位置が明らかになる。そのため、制御装置200は、建築物の構成物に被搬送物5が接触するのを避けるように、被搬送物5の姿勢を変えることができる。
このように被搬送物5は、建築物の構成物に接触し難くなるため、搬送システム1は、上記問題の発生を抑制することができる。
従って、より容易に、被搬送物5を搬送することができる搬送システム1が実現される。
また、本実施の形態に係る積載部30は、脱気孔33が形成された袋形状の袋体31と、袋体31の内部に充填された粉粒体32とを含む。被搬送物5が袋体31に押圧された状態で、脱気孔33を介して内部が脱気されることで、被搬送物5と積載部30とを固定する。
これにより、被搬送物5の形状に関わらず、被搬送物5と積載部30とが固定される。よって、搬送システム1は、より安定して、被搬送物5を搬送することができる。
また、本実施の形態に係る搬送システム1は、第1移動体10a及び第2移動体10bを含む複数の移動体10を備える。1つの被搬送物5は、第1移動体10aの積載部30及び第2移動体10bの積載部30に跨って積載されて搬送される。制御装置200は、周辺環境情報に基づいて、第1移動体10a及び第2移動体10bのそれぞれに、上記制御を行う。
これにより、搬送システム1において、第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60のうち少なくとも1つの制御が行われることで、被搬送物5の姿勢を変えることができる。
制御装置200は、例えば、周辺環境情報に含まれる物体の情報に基づいて、被搬送物5と物体との距離が所定の距離以下かを判定する。さらに、制御装置200は、判定結果に基づいて移動体駆動情報を送信し、周辺に位置する物体に被搬送物5が接触するのを避けるように、上記の制御を行う。
このように被搬送物5は、周辺に位置する物体に接触し難くなるため、搬送システム1は、上記問題の発生を抑制することができる。
従って、被搬送物5を容易に搬送することができる搬送システム1が実現される。
また、本実施の形態に係る制御装置200は、周辺環境情報に基づいて、さらに、第1移動体10a及び第2移動体10bが狭小路を移動すると判定した場合に、第1移動体10a及び第2移動体10bのそれぞれに、上記制御を行う。
これにより、制御装置200は、狭小路を構成する物体に被搬送物5が接触するのを避けるように、被搬送物5の姿勢を変えることができる。なお、移動体10が狭小路を移動する場合とは、被搬送物5が狭小路を構成する物体(例えば構成物である壁又は載置物など)に接触する可能性が高い場合である。
このように被搬送物5は、狭小路を構成する物体に接触し難くなるため、搬送システム1は、狭小路においても、上記問題の発生を抑制することができる。
従って、より容易に、被搬送物5を搬送することができる搬送システム1が実現される。
また、本実施の形態に係る制御装置200は、周辺環境情報に基づいて、さらに、第1移動体10a及び第2移動体10bのそれぞれにおける第1アクチュエータ50の少なくとも1つの制御を行う。さらに、制御装置200は、第1移動体10aを平面視したときに、第1移動体10a及び第2移動体10bの少なくとも一方の進行方向と被搬送物5が跨る方向Dとがなす角度を変化させる。
これにより、被搬送物5及び移動体10の位置関係が変更され、移動体10は、小回りが利き易くなるため自由に移動しやすくなる。その結果、被搬送物5が狭小路を構成する物体に接触し難くなるため、搬送システム1は、狭小路においても、上記問題の発生を抑制することができる。
従って、より容易に、被搬送物5を搬送することができる搬送システム1が実現される。
また、本実施の形態に係る制御装置200は、周辺環境情報に基づいて、さらに、第1移動体10a及び第2移動体10bのそれぞれにおける第2アクチュエータ60を制御する。制御装置200は、第1移動体10aの支持台40の高さと第2移動体10bの支持台40の高さとを変更し、被搬送物5の傾きを変化させる。
これにより、被搬送物5の姿勢が変更され、第1移動体10aと第2移動体10bとの距離を縮めることができ、被搬送物5のフットプリントが小さくなる。その結果、被搬送物5が狭小路を構成する物体に接触し難くなるため、搬送システム1は、狭小路においても、上記問題の発生を抑制することができる。
従って、より容易に、被搬送物5を搬送することができる搬送システム1が実現される。
また、本実施の形態に係る移動体10は、被搬送物5を搬送する移動体である。移動体10は、積載部30と、支持台40と、支持台40と平行な平面に沿って、支持台40に対して積載部30を回動させる第1アクチュエータ50と、走行部20と、支持台40の高さを変化させる第2アクチュエータ60と、センサ70と、通信部とを有する。さらに、移動体10との間で通信可能な制御装置200が通信部を介して取得した周辺環境情報に基づいて移動体10を駆動させる移動体駆動情報を通信部に送信することで、第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60のうち少なくとも1つは、制御される。
このように、移動体10において、移動体駆動情報に基づいて、第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60のうち少なくとも1つが制御される。これにより、移動体10は、周辺に位置する物体に被搬送物5が接触するのを避けるように、被搬送物5の姿勢を変えることができる。
よって、被搬送物5は、周辺に位置する物体に接触し難くなるため、移動体10は、狭小路においても、上記問題の発生を抑制することができる。
従って、被搬送物5を容易に搬送することができる移動体10が実現される。
また、本実施の形態に係る制御装置200は、移動体10との間で通信可能である。移動体10は、積載部30と、支持台40と、支持台40と平行な平面に沿って、支持台40に対して積載部30を回動させる第1アクチュエータ50と、走行部20と、支持台40の高さを変化させる第2アクチュエータ60と、センサ70と、通信部とを有する。制御装置200は、通信部を介して取得した周辺環境情報に基づいて移動体10を駆動させる移動体駆動情報を通信部に送信することで、第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60のうち少なくとも1つの制御を行う。
このように、制御装置200は、移動体駆動情報に基づいて、第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60のうち少なくとも1つの制御を行う。これにより、制御装置200は、周辺に位置する物体に被搬送物5が接触するのを避けるように、被搬送物5の姿勢を変えることができる。
よって、被搬送物5は、周辺に位置する物体に接触し難くなるため、制御装置200は、狭小路においても、上記問題の発生を抑制することができる。
従って、被搬送物5を容易に搬送することができる制御装置200が実現される。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態に係る搬送システム等について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
本実施の形態においては、搬送システム1は、第1移動体10a及び第2移動体10bを含む複数の移動体10と、制御装置200とを備えたが、これに限らない。
例えば、搬送システム1は、制御装置200と、1つの移動体10とを備えるシステムであってもよい。つまり、1つの移動体10が1つの被搬送物5を搬送してもよい。
図7は、実施の形態の他の例の移動体10を示す斜視図である。
実施の形態の他の例においては、制御装置は、第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60を制御することで、被搬送物5の姿勢が変更されてもよい。例えば、第2アクチュエータ60が伸縮することで、支持台40の傾きが変化してもよい。このように、第2アクチュエータ60が制御された結果、図7が示すように、被搬送物5の姿勢が変更されてもよい。具体的には、図7の(a)が示す被搬送物5のフットプリントより、図7の(b)が示す被搬送物5のフットプリントが小さくなるため、被搬送物5は、周辺に位置する物体に接触し難くなる。これにより、搬送システム1は、被搬送物5が破損するなどの問題の発生を抑制することができる。
図7の(b)においては、走行部20の連結体23の1つが回転方向R2に従って、回転し、車輪21の1つの向きが回転している例が示されている。このように車輪21の向きが変更されることで、走行部20は、走行する方向を変更することができる。
さらに、その他の例として、搬送システムは、第1移動体と、第2移動体と、第3移動体と、第4移動体と、制御装置とを備えてもよい。この場合、第1移動体及び第2移動体が1つの第1被搬送物を搬送し、第3移動体及び第4移動体が1つの第2被搬送物を搬送してもよい。
また、図4が示すように、ステップS20において、決定部250によって、移動経路が決定されたがこれに限らない。
例えば、ユーザが受付装置を操作しながら、移動体10を移動させるように制御してもよい。
なお、ステップS20及びステップS30において、つまりは、移動体10が移動を開始する前に、次の処理がなされてもよい。判定部230は、3次元CADデータと、移動経路に関する情報である移動体経路情報と、記憶部240に記憶されている被搬送物情報とに基いて、当該移動経路の所定の地点において、被搬送物5が物体に接触するか否かを判定してもよい。具体的には、判定部230は、移動経路の道幅と、被搬送物5の全長とから、当該移動経路の所定の地点において、被搬送物5が物体に接触するか否かを判定してもよい。さらに、決定部250は、当該判定結果に基づいて、移動体駆動情報を経路の所定の地点において、被搬送物5が物体に接触するのを避けるための移動体駆動情報を決定して出力する。
すなわち、移動体10が移動を開始する(ステップS40)前の時点で、移動体駆動情報と、移動体経路情報が送受信されてもよい。この場合、移動体10が当該移動経路の所定の地点に到達すると、制御装置200は、移動体駆動情報に基づいて、第1アクチュエータ50及び第2アクチュエータ60の少なくとも1つの制御を行う。
なお、各図が示すように、1つの被搬送物5は、移動体10に積載されて搬送されたが、これに限らない。例えば、複数の被搬送物5が移動体10に積載されて搬送されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、制御システムなどのコンピュータが実行する制御方法として実現されてもよいし、このような制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。また本発明は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 搬送システム
5 被搬送物
10 移動体
10a 第1移動体
10b 第2移動体
20 走行部
21 車輪
22 板体
23 連結体
30 積載部
31 袋体
32 粉粒体
33 脱気孔
40 支持台
50 第1アクチュエータ
60 第2アクチュエータ
70 センサ
80 第1通信部
90 移動体制御部
200 制御装置
210 第2通信部
220 取得部
230 判定部
240 記憶部
241 参照データ
250 決定部
260 出力部
300 受付装置
400 表示装置
C 衝突点
D 跨る方向
E 伸縮方向
P 真空ポンプ
R1 回転方向
R2 回転方向

Claims (12)

  1. 被搬送物を搬送する移動体と、
    前記移動体との間で通信可能な制御装置とを備え、
    前記移動体は、
    前記被搬送物が積載される積載部と、
    前記積載部を支持する支持台と、
    前記支持台と平行な平面に沿って、前記支持台に対して前記積載部を回動させる第1アクチュエータと、
    前記移動体を走行させる走行部と、
    前記支持台の高さを変化させる第2アクチュエータと、
    前記移動体の周辺環境の情報である周辺環境情報を取得するセンサと、
    前記センサが取得した前記周辺環境情報を前記制御装置に送信する通信部とを有し、
    前記制御装置は、前記通信部を介して取得した前記周辺環境情報に基づいて前記移動体を駆動させる移動体駆動情報を前記通信部に送信することで、前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータのうち少なくとも1つの制御を行う
    搬送システム。
  2. 前記制御装置は、前記周辺環境情報に基づいて、前記移動体が移動する移動経路において、前記被搬送物が接触すると判定した場合に、前記制御を行う
    請求項1に記載の搬送システム。
  3. 前記制御装置は、前記被搬送物が接触すると判定した場合に、前記移動体及び前記被搬送物を平面視したときに前記被搬送物のフットプリントが小さくなるように、前記制御を行う
    請求項1又は2に記載の搬送システム。
  4. 前記制御装置は、前記周辺環境情報に基づいて、前記移動体の周辺に載置された載置物に前記被搬送物が接触すると判定した場合に、前記制御を行う
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送システム。
  5. 前記移動体は、建築物の内部で前記被搬送物を搬送し、
    前記制御装置は、前記建築物に関する3次元CADデータと前記周辺環境情報とに基いて、前記建築物の構成物に前記被搬送物が接触すると判定した場合に、前記制御を行う
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の搬送システム。
  6. 前記積載部は、
    脱気孔が形成された袋形状の袋体と、
    前記袋体の内部に充填された粉粒体とを含み、
    前記被搬送物が前記袋体に押圧された状態で、前記脱気孔を介して前記内部が脱気されることで、前記被搬送物と前記積載部とを固定する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の搬送システム。
  7. 第1移動体及び第2移動体を含む複数の前記移動体を備え、
    1つの前記被搬送物は、前記第1移動体の前記積載部及び前記第2移動体の前記積載部に跨って積載されて搬送され、
    前記制御装置は、前記周辺環境情報に基づいて、前記第1移動体及び前記第2移動体のそれぞれに、前記制御を行う
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の搬送システム。
  8. 前記制御装置は、前記周辺環境情報に基づいて、さらに、前記第1移動体及び前記第2移動体が狭小路を移動すると判定した場合に、前記第1移動体及び前記第2移動体のそれぞれに、前記制御を行う
    請求項7に記載の搬送システム。
  9. 前記制御装置は、前記周辺環境情報に基づいて、さらに、前記第1移動体及び前記第2移動体のそれぞれにおける前記第1アクチュエータの少なくとも1つの制御を行い、前記第1移動体を平面視したときに、前記第1移動体及び前記第2移動体の少なくとも一方の進行方向と前記被搬送物が跨る方向とがなす角度を変化させる
    請求項7又は8に記載の搬送システム。
  10. 前記制御装置は、前記周辺環境情報に基づいて、さらに、前記第1移動体及び前記第2移動体のそれぞれにおける前記第2アクチュエータを制御し、前記第1移動体の前記支持台の高さと前記第2移動体の前記支持台の高さとを変更し、前記被搬送物の傾きを変化させる
    請求項7又は8に記載の搬送システム。
  11. 被搬送物を搬送する移動体であって、
    前記移動体は、
    前記被搬送物が積載される積載部と、
    前記積載部を支持する支持台と、
    前記支持台と平行な平面に沿って、前記支持台に対して前記積載部を回動させる第1アクチュエータと、
    前記移動体を走行させる走行部と、
    前記支持台の高さを変化させる第2アクチュエータと、
    前記移動体の周辺環境の情報である周辺環境情報を取得するセンサと、
    前記移動体との間で通信可能な制御装置に、前記センサが取得した前記周辺環境情報を送信する通信部とを有し、
    前記制御装置が前記通信部を介して取得した前記周辺環境情報に基づいて前記移動体を駆動させる移動体駆動情報を前記通信部に送信することで、前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータのうち少なくとも1つは、制御される
    移動体。
  12. 被搬送物を搬送する移動体との間で通信可能な制御装置であって、
    前記移動体は、
    前記被搬送物が積載される積載部と、
    前記積載部を支持する支持台と、
    前記支持台と平行な平面に沿って、前記支持台に対して前記積載部を回動させる第1アクチュエータと、
    前記移動体を走行させる走行部と、
    前記支持台の高さを変化させる第2アクチュエータと、
    前記移動体の周辺環境の情報である周辺環境情報を取得するセンサと、
    前記センサが取得した前記周辺環境情報を前記制御装置に送信する通信部とを有し、
    前記制御装置は、前記通信部を介して取得した前記周辺環境情報に基づいて前記移動体を駆動させる移動体駆動情報を前記通信部に送信することで、前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータのうち少なくとも1つの制御を行う
    制御装置。
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