JP7249826B2 - 荷役装置 - Google Patents

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Description

本発明は、荷役装置に関する。
例えば物流倉庫などにおいて、収納された商品等の荷物をロボット装置によって取り出してベルトコンベアなどへ荷卸しする荷役システムが知られている。このような荷役システムにおいては、搬送後の下流での処理のため、または、搬送中の転倒防止のために、荷物を横倒しにして搬送する必要が生じる場合がある。
荷物を横倒しにする方法としては、例えばベルトコンベアの荷卸し位置に傾斜台(スロープ)を設け、荷物を傾けた状態で傾斜台へ落下させることで、荷物を横倒しにする技術が知られている。
特開2018-158801号公報
しかしながら、傾斜台へ落下させる際の荷物の角度によっては、障害物等の干渉またはロボット装置のアームの関節角度の制限を受けて、該角度に制御することができず、荷物を適切に横倒しすることができない場合がある。
本発明が解決しようとする課題は、荷物を適切に横倒しすることが可能な荷役装置を提供することである。
実施形態の荷役装置は、荷物を保持する保持部と、保持部を移動させるアームと、を備え、保持部により保持された荷物を、荷物を搬送するための搬送体の上に移動させた後に、保持部による保持を解放して荷物を前記搬送体へ載せる。荷役装置は、制御部を備える。制御部は、荷物を横倒しにして搬送体に搬送させる場合、搬送体の上流側に設けられた傾斜台へ荷物を載せる際の保持部の角度の候補を示す複数の角度候補の中から、一の角度候補を選択し、保持部の角度を、選択された角度候補が示す角度に制御して、保持部による保持を解放する制御を行う。
図1は、第1の実施形態の荷役システムの平面図。 図2は、第1の実施形態の荷役システムの側面図。 図3は、第1の実施形態の制御装置のハードウェア構成の一例を示す図。 図4は、第1の実施形態の制御装置が有する機能の一例を示す図。 図5は、第1の実施形態のロボット制御部の詳細な機能の一例を示す図。 図6は、第1の実施形態の荷物の高さ方向のサイズの検出方法の説明図。 図7は、第1の実施形態の荷物の移動の態様の一例を示す図。 図8は、第1の実施形態の荷卸の倒し方の説明図。 図9は、第1の実施形態の複数の角度候補の一例を示す図。 図10は、荷物を横倒しにして搬送する態様の一例を示す図。 図11は、第1の実施形態の制御装置の動作例を示すフローチャート。 図12は、第2の実施形態の制御装置が有する機能の一例を示す図。 図13は、第2の実施形態の複数の角度候補の一例を示す図。 図14は、第2の実施形態のモードの選択方法の説明図。 図15は、第2の実施形態のモードの選択方法の説明図。
以下、添付図面を参照しながら、実施形態に係る荷役装置を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の荷役システム1の構成の一例を示す図である。例えば荷役システム1は、物流センターなどに設置され、荷物が収容された容器(荷物格納容器)から荷物を取り出し、その取り出した荷物を、荷物を搬送するコンベアへ載せるシステムである。
図1は荷役システム1の平面図であり、図2は荷役システム1の側面図である。図1および図2に示すように、荷役システム1は、ロボット装置10と、レーザレンジファインダ(以下、「LRF」と称する)20と、カメラ30と、補助コンベア40と、メインコンベア50と、制御装置60と、を含む。
ロボット装置10は、制御装置60の制御の下、荷物格納容器70に格納された荷物80を取り出し、その取り出した荷物80を補助コンベア40に載せる装置である。ロボット装置10は、保持部11と、アーム12と、を少なくとも備える。
保持部11は荷物80を保持する手段である。例えば保持部11は、1つ以上の吸着パッドを有する構成とすることができる。この場合、各吸着パッドには、該吸着パッドを真空吸引するポンプが例えばホースなどを介して接続されており、荷物80に対して吸着パッドが押し当てられた状態で吸着パッドを吸引することで荷物80を保持し、該吸引を停止することで保持していた荷物80を解放して落下させることができる。なお、これに限らず、保持部11は荷物80を保持/解放可能な構成であればよく、公知の様々な技術を利用可能である。例えば保持部11は、荷物80を挟み持つ(把持する)機構などであってもよい。ここでは、「把持」は「保持」の一態様であると考えることができる。
アーム12は、保持部11を移動させる手段である。例えばアーム12は多関節アームであり、複数のアーム部材と、複数のアーム部材を回動可能に連結する連結部と、を有する構成とすることができる。アーム12の先端部は、保持部11に接続され、保持部11を支持している。アーム220は、制御装置60の制御の下(制御装置60から入力される、X方向、Y方向、Z方向の座標に基づき)、3次元空間の所望の位置に保持部11を移動させることができる。ここでは、X方向およびY方向は水平面に沿う方向であり、互いに交差(例えば略直交)する方向である。またZ方向は鉛直方向である。
例えば制御装置60は、保持部11の位置が、荷物格納容器70に格納された荷卸し対象の荷物80を保持可能な位置になるようにアーム12を制御し、該位置で保持部11の吸引を実行する制御を行うことで、荷卸し対象の荷物80を保持部11に保持させることができる。そして、制御装置60は、荷物80を保持した状態の保持部11の位置が補助コンベア40への荷卸し位置(荷物80を補助コンベア40に載せる位置)になるようにアーム12を制御し、該荷卸し位置で保持部11の吸引を停止する制御を行うことで、保持部11による保持を解放して荷物80を落下させて補助コンベア40に載せることができる。制御装置60の具体的な内容については後述する。
図1の説明を続ける。LRF20は、荷卸し対象の荷物80の高さ方向(Z方向)のサイズ検出に用いられるセンサであり、光波を用いて距離を測定するセンサである。昇降機構21は、制御装置60の制御の下、LRF20を昇降させる装置である。
カメラ30は、3次元画像を撮像可能な3次元カメラであり、被写体(物体)の形状や大きさを三次元で捉えることができる。本実施形態では、カメラ30は、荷物格納容器70の上方に配置され、荷物格納容器70に格納された荷物80の上面を撮像する。以下の説明では、カメラ30により撮像された画像(この例では3次元画像)を「カメラ画像」と称する場合がある。
本実施形態では、制御装置60は、LRF20の測定結果およびカメラ画像から、荷卸し対象の荷物80のサイズを検出し、その検出したサイズに基づいて、荷物80を横倒しにして補助コンベア40に搬送させるか否かを判断する。詳しくは後述する。この例では、LRF20およびカメラ30は、荷物80のサイズに関するサイズ情報(例えば3辺のサイズ情報)の検出に用いられる「検出装置」として機能する。
図1の説明を続ける。補助コンベア40は、荷物80を搬送するための「搬送体」の一例であり、ロボット装置10から受け取った荷物80をメインコンベア50へ向けて搬送する。補助コンベア40の上流側には、荷物80を横倒しにするための傾斜台(スロープ)41が設けられる。メインコンベア50は、補助コンベア40からメインコンベア50へ排出された荷物80を下流側に搬送する。
なお、本実施形態では、荷役システム1は、上記検出装置(LRF20およびカメラ30)、ロボット装置10、補助コンベア40、メインコンベア50、制御装置60を構成要素として含む形態を例示しているが、これに限られるものではない。要するに、荷役システム1は、荷役に関する構成要素を少なくとも含む形態であればよい。例えば荷役システム1は、上記検出装置、ロボット装置10、補助コンベア40、制御装置60から構成される形態(メインコンベア50が含まれない形態)であってもよいし、上記検出装置、ロボット装置10、制御装置60から構成される形態(補助コンベア40、メインコンベア50が含まれない形態)であってもよいし、ロボット装置10、補助コンベア40、制御装置60から構成される形態(上記検出装置、メインコンベア50が含まれない形態)であってもよい。
図3は、制御装置60のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、制御装置60は、CPU(Central Processing Unit)101と、記憶部102と、I/F(Interface)部103と、を備える。なお、図3の例では、制御装置60が備える最低限のハードウェア要素を例示しているが、これに限らず、制御装置60は、他のハードウェア要素をさらに備える形態であってもよい。例えば制御装置60は、各種の情報を表示する表示デバイスをさらに備える形態であってもよいし、ユーザによる各種の入力に用いられる入力デバイスをさらに備える形態であってもよい。
CPU101は、プログラムを実行することにより、制御装置60の動作を統括的に制御し、制御装置60が有する各種の機能を実現する。制御装置60が有する各種の機能については後述する。
記憶部102は、例えばCPU101が実行するプログラム等の各種データを記憶する不揮発性のメモリ(例えばROM(Read Only Memory))、および、CPU101の作業領域を有する揮発性のメモリ(例えばRAM(Random Access Memory))などを含んで構成される。
I/F部103は、外部装置と接続するためのインタフェースである。外部装置としては、例えばロボット装置10、LRF20、昇降機構21、カメラ30、補助コンベア40を駆動する駆動部(例えばモータ)、メインコンベア50を駆動する駆動部(例えばモータ)などが挙げられる。
図4は、制御装置60が有する機能の一例を示す図である。なお、図4の例では、本実施形態の要部に関する機能のみを例示しているが、制御装置60が有する機能はこれらに限られるものではない。図4に示すように、制御装置60は、昇降制御部601、情報取得部602、ロボット制御部603、駆動制御部604を有する。
昇降制御部601は、昇降機構21の昇降を制御する。例えば昇降制御部601は、LRF20の測定位置を荷物格納容器70の高さに合わせるように昇降機構21を昇降させる制御を行うことができる。
情報取得部602は、LRF20の測定結果およびカメラ画像などの情報を取得する。情報取得部602により取得された情報はロボット制御部603へ入力される。例えば情報取得部602は、LRF20による測定が行われるたびに、LRF20の測定結果を取得する形態であってもよいし、一定の周期でLRF20の測定結果を取得する形態であってもよいし、任意のタイミングでLRF20に対して測定結果を要求し、その応答としてLRF20の測定結果を取得する形態であってもよい。カメラ画像の取得方法についても同様である。
ロボット制御部603は、ロボット装置10を制御する。図5は、ロボット制御部603が有する詳細な機能の一例を示す図である。図5に示すように、ロボット制御部603は、荷卸し対象決定部611、サイズ検出部612、横倒し決定部613、選択部614、制御部615を有する。なお、図5の例では、本実施形態の要部に関する機能のみを例示しているが、ロボット制御部603が有する機能はこれらに限られるものではない。
荷卸し対象決定部611は、情報取得部602により取得されたカメラ画像から、保持可能な荷物80が存在するか否かを確認し、保持可能な荷物80が存在する場合は、荷卸し対象の荷物80を決定する。例えば荷卸し対象決定部611は、カメラ画像に映り込んだ荷物80のうち、上面の高さが最も高い荷物80を荷卸し対象の荷物80として決定することができる。
サイズ検出部612は、荷卸し対象決定部611により決定された荷卸し対象の荷物80のサイズを検出する。より具体的には、サイズ検出部612は、情報取得部602により取得された情報(カメラ画像およびLRF20の測定結果)に基づいて、荷卸し対象の荷物80の3辺のサイズを検出する。
以下、荷物80の3辺のサイズを検出する方法について説明する。サイズ検出部612は、カメラ画像から、荷物80の上面のX方向およびY方向の辺のサイズを検出することができる。次に、荷物80の高さ方向の辺のサイズを検出する方法について説明する。サイズ検出部612は、荷物格納容器70に格納された荷卸し対象の荷物80が保持部11により保持された後、該荷物80の底がLRF20の測定位置を超えるまで保持部11が上方に移動するようにアーム12を制御する。保持部11により保持された荷物80の底がLRF20の測定位置を超えたか否かは、LRF20の測定結果が、LRF20と荷物80との距離Dに相当する値を連続的に示した後に、急峻に異なる値(または測定不能を示すエラー値)に変化したか否かで判断することができる。ここでは、LRF20の測定結果は、荷物80の底がLRF20の測定位置を超えたか否かの判断に用いられる。そして、サイズ検出部612は、LRF20の測定位置H2(既知)と、荷物80の底がLRF20の測定位置を超えたときの保持部11の高さH3との差分から、荷物80の高さ方向の辺のサイズH1を検出することができる(図6参照)。
図5に戻って説明を続ける。横倒し決定部613は、サイズ検出部612により検出された荷物80のサイズに基づいて、荷物80を横倒しにして補助コンベア40に搬送させるか否かを判定する。ここでは、搬送中の転倒防止のために、荷卸し対象の荷物80の幅方向(X方向またはY方向)の辺に対して高さ方向(Z方向)の辺が大きい場合は、該荷物80を横倒しにして補助コンベア40に搬送させることを決定する。この例では、横倒し決定部613は、荷卸し対象の荷物80の3辺のうち、高さ方向の辺が最長辺である場合に、該荷物80を横倒し対象として決定する。
本実施形態では、横倒し決定部613により、荷卸し対象の荷物80を横倒しにして補助コンベア40に搬送させると決定された場合、図7に示すように、ロボット制御部603(例えば制御部615でもよいし、他の機能要素であってもよい)は、保持部11により保持された荷物80を、傾斜台41の上に移動させるようにアーム12を制御する。
そして、図5に示す選択部614は、補助コンベア40の上流側に設けられた傾斜台41へ荷物を載せる際(落下させる際)の保持部11の角度の候補を示す複数の角度候補の中から、一の角度候補を選択する。より具体的には、選択部614は、複数の角度候補の中から、該角度候補が示す角度になるようにアーム12を制御する際にエラーが発生しない一の角度候補を選択する。ここでは、「エラー」には、障害物等との干渉やアーム12の関節の角度制限を受けることなどが含まれる。つまり、選択部614は、複数の角度候補の中から、干渉またはアームの関節の角度制限を回避可能な一の角度候補を選択する。本実施形態では、複数の角度候補に対しては予め優先順位が設定されており、選択部614は、優先順位が高い角度候補から順番に、エラーが発生するか否かを判断していき、エラーが発生せず、かつ、最も優先順位が高い角度候補を選択する。
また、図8に示すように、本実施形態では、保持部11に保持された荷卸し対象の荷物80が有する、補助コンベア40の搬送方向において互いに対向する2つの面81、82のうち、搬送方向上流側の面81を「背面81」と称し、搬送方向下流側の面82を「前面82」と称する。そして、荷物80の背面81を補助コンベア40へ向けて倒すことを「後ろ倒し」と称し、荷物80の前面82を補助コンベア40へ向けて倒すことを「前倒し」と称する。言い換えれば、「後ろ倒し」は、補助コンベア40(搬送体)に規定される荷物80の搬送方向に対し荷物80を上流側へ倒すことであり、「前倒し」は、補助コンベア40に規定される荷物80の搬送方向に対し荷物80を下流側へ倒すことである。また、本実施形態では、傾けていない状態の保持部11の法線の角度を「0度」とし、保持部11の角度の方向として、保持部11の法線方向が傾斜台41の延在方向に近づく方向(言い換えれば、保持部11の傾きを表す直線が傾斜台41の延在方向に近づく方向)を正の方向とし、その反対の方向を負の方向とする。ここでは、傾斜台41の延在方向とは、傾斜台41の傾きを表す直線の方向であり、その直線の角度が傾斜台41の傾斜角に相当する。なお、保持部11の角度の方向の正負の決め方は任意であり、上記と反対であってもよい。
ここで、後ろ倒しのほうが前倒しに比べて、荷物80に対する衝撃を緩和できるため、干渉またはアーム12の関節の角度制限を回避できるのであれば、後ろ倒しで荷物80を補助コンベア40に載せることが好ましい。また、後ろ倒しで荷物80を補助コンベア40に載せる場合、保持部11の法線方向が、できるだけ傾斜台41の延在方向に近くなるように保持部11を傾けることが好ましい。荷物80に対する衝撃を緩和しつつ確実に横倒しにすることができるためである。
そこで、本実施形態では、複数の角度候補のうち、補助コンベア40に規定される荷物80の搬送方向に対し荷物80を上流側へ倒して、後ろ倒しにするための角度であって、かつ、傾斜台41の傾斜角に近い角度(言い換えれば、保持部11の法線方向が傾斜台41の延在方向に近い角度)を示す角度候補ほど優先順位が高くなるように予め設定される。図9は、予め優先順位が設定された複数の角度候補の一例を示す図である。図9に示すように、後ろ倒しにするための角度であって、かつ、傾斜台41の傾斜角に近い角度を示す角度候補ほど優先順位が高いことが分かる。図9の例では、角度が大きい順に、後ろ倒しにするための角度を試していき、後ろ倒しができない場合は、角度の絶対値が大きい順に、前倒しにするための角度を試していき、前倒しができない場合は、「0度」を示す角度候補を選択する。
なお、前倒しで荷物80を補助コンベア40に載せる場合は、保持部11の角度が、傾斜台41の斜面の法線方向に近くなるように(言い換えれば、保持部11の傾きを表す直線が傾斜台41の斜面の法線方向に近くなるように)保持部11を傾けることが好ましい。つまり、保持部11の前面82が補助コンベア40の上面(載置面)に近づくように、保持部11を傾けることが好ましい(荷物80に対する衝撃緩和のため)。図9の例では、負の値を示す角度候補(前倒しに対応する角度候補)のうち、角度の絶対値が大きい角度候補ほど優先順位が高い。具体的には、「-40度」を示す角度候補の優先順位(3番目)は、「-20度」を示す角度候補の優先順位(4番目)よりも高い。
図5に戻って説明を続ける。制御部615は、保持部11の角度を、選択部614により選択された角度候補が示す角度に制御して、保持部11による保持を解放する制御を行う。図10(A)は、選択部614により選択された角度候補が、後ろ倒しにするための角度を示すときに、荷物80を補助コンベア40に載せて搬送する様子を示す図である。図10(B)は、選択部614により選択された角度候補が、前倒しにするための角度を示すときに、荷物80を補助コンベア40に載せて搬送する様子を示す図である。
この例では、制御部615は、保持部11の吸引/停止(保持/解放)の制御、保持部11の角度制御およびアーム12の制御などを行うが、制御部615が行う制御は、上記制御に限られるものではない。以上が、ロボット制御部603が有する機能である。
図4に戻って説明を続ける。駆動制御部604は、補助コンベア40の駆動部、および、メインコンベア50の駆動部を制御する。駆動制御部604は、傾斜台41の延在方向と、選択部614により選択された角度候補が示す角度に制御された保持部11との角度(保持部の法線方向との角度)が閾値以上の場合は、保持部11による保持を解放する際に、一定時間にわたって補助コンベア40の駆動を停止する制御を行う。
ここでは、傾斜台41の延在方向と、選択部614により選択された角度候補が示す角度に制御された保持部11の法線方向とのなす角度が閾値以上の場合とは、例えば荷物80を保持した保持部11の角度を、前倒しをするための角度に制御した場合などが想定される。例えば図10(B)に示す前倒しの場合、補助コンベア40の回転による摩擦力が荷物80の横倒しを阻害する方向に働くため、補助コンベア40の駆動を一定期間にわたって停止することで、荷物80をスムーズに横倒しすることができる。
以上に説明した制御装置60が有する昇降制御部601、情報取得部602、ロボット制御部603、駆動制御部604の各々の機能は、図3に示すCPU101が記憶部102に格納されたプログラムを実行することにより実現される。ただし、これに限らず、例えば上述した各部の機能の一部または全部を専用のハードウェア回路(例えば半導体集積回路等)で実現することもできる。
上述したように、制御装置60は、ロボット装置10の保持部11により保持された荷物80を、荷物80を搬送するための補助コンベア40の上に移動させた後に、保持部11による保持を解放して荷物80を落下させて補助コンベアへ載せる制御を行っており、「荷役装置」の一例であると考えることができる。また、これに限らず、例えば制御装置60とロボット装置10との組み合わせが「荷役装置」の一例であると考えることもできる。
図11は、本実施形態の制御装置60の動作例を示すフローチャートである。図11に示すように、まず昇降制御部601は、LRF20の測定位置を荷物格納容器70の高さに合わせるように、昇降機構21を昇降させる制御を行う(ステップS1)。次に、駆動制御部604は、補助コンベア40に載せられた荷物80が搬送方向に搬送されるように、補助コンベア40の駆動部を制御する(ステップS2)。
次に、情報取得部602は、カメラ画像を取得する(ステップS3)。次に、荷卸し対象決定部611は、ステップS3で取得されたカメラ画像から、保持可能な荷物80が存在するか否かを確認する(ステップS4)。ステップS4の結果が否定の場合(ステップS4:No)、処理は終了する。ステップS4の結果が肯定の場合(ステップS4:Yes)、荷卸し対象決定部611は、保持可能な荷物80の中から、荷卸し対象の荷物80を決定する(ステップS5)。
次に、サイズ検出部612は、ステップS5で決定した荷卸し対象の荷物80のサイズを検出する(ステップS6)。次に、横倒し決定部613は、ステップS6で検出されたサイズに基づいて、荷物80を横倒しにして補助コンベア40に搬送させるか否かを判断する(ステップS7)。
ステップS7の結果が否定の場合(ステップS7:No)、ロボット制御部603(例えば制御部615)は、保持部11の位置が、荷卸し対象の荷物80を保持可能な位置になるようにアーム12を制御して該荷物80を保持部11に保持させた後、その状態の保持部11の位置が、補助コンベア40の上面における上流側の領域のうち、傾斜台41が設置された領域の下流側の領域の上に位置するようにアーム12を制御する。つまり、ロボット制御部603は、荷卸し対象の荷物80を保持部11に保持させて、補助コンベア40の上に移動させる(ステップS8)。そして、ロボット制御部603(例えば制御部615)は、保持部11による保持を解放して荷物80を傾斜台41へ落下させる(ステップS9)。
一方、ステップS7の結果が肯定の場合(ステップS7:Yes)、ロボット制御部603(例えば制御部615)は、保持部11の位置が、荷卸し対象の荷物80を保持可能な位置になるようにアーム12を制御して該荷物80を保持部11に保持させた後、その状態の保持部11が傾斜台41の上に位置するようにアーム12を制御する。つまり、ロボット制御部603は、荷卸し対象の荷物80を保持部11に保持させて傾斜台41の上に移動させる(ステップS10)。次に、選択部614は、複数の角度候補のうち、優先順位が最も高い角度候補を選択し(ステップS11)、その選択した角度候補が示す角度になるようにアーム12を制御する際にエラーが発生するか否かを判断する(ステップS12)。この判断はシミュレーションなどによって行われ、実際にアーム12を制御して判断するものではない。
ステップS12の結果が肯定の場合(ステップS12:Yes)、選択部614は、ステップS12で判断した角度候補の次に優先順位が高い角度候補を選択し(ステップS13)、ステップS12の処理を繰り返す。ステップS12の結果が否定の場合(ステップS12:Yes)、選択部614はそのときの角度候補を、最終的な選択結果として制御部615へ通知し、制御部615は、保持部11の角度が、選択部614から通知された角度候補が示す角度になるようにアーム12を制御する(ステップS14)。
ステップS14の後、ロボット制御部603は、傾斜台41の延在方向と、ステップS14で角度制御された保持部11の法線方向とのなす角度が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS15)。つまり、この例では、保持部11の角度が前倒しをするための角度であるか否かを判断する。この判断は、例えば制御部615が行う形態であってもよいし、ロボット制御部603の他の機能要素が行ってもよい。
ステップS15の結果が肯定の場合(ステップS15:Yes)、ロボット制御部603は、その旨を駆動制御部604に通知し、この通知を受けた駆動制御部604は、補助コンベア40の駆動を停止する制御を行う(ステップS16)。そして、ロボット制御部603(制御部615)は、保持部11による保持を解放して、荷物80を傾斜台41へ落下させる(ステップS17)。その後、駆動制御部604は、一定時間にわたって補助コンベア40の駆動を停止した後、補助コンベア40の駆動を再開する制御を行う(ステップS18)。以降は、ステップS3以降の処理を繰り返す。
ステップS15の結果が否定の場合(ステップS15:No)、例えば保持部11の角度が後ろ倒しにするための角度である場合、ロボット制御部603(制御部615)は、保持部11による保持を解放して、荷物80を傾斜台41へ落下させる(ステップS19)。このとき、補助コンベア40の駆動は継続している。以降は、ステップS3以降の処理を繰り返す。
以上に説明したように、本実施形態の制御装置60は、荷物80を横倒しにして補助コンベア40に搬送させる場合、補助コンベア40の上流側に設けられた傾斜台41へ荷物80を載せる際の保持部11の角度の候補を示す複数の角度候補の中から、一の角度候補を選択し、その選択した角度候補が示す角度になるように保持部11の角度を制御して、保持部11による保持を解放する制御を行う。より具体的には、制御装置60は、複数の角度候補の中から、該角度候補が示す角度になるようにアーム12を制御する際にエラーが発生しない一の角度候補を選択する。これにより、荷物80を適切に横倒しすることができる。
また、上述したように、複数の角度候補に対しては予め優先順位が設定されており、制御装置60は、優先順位が高い角度候補から順番に、エラーが発生するか否かを判断していき、エラーが発生せず、かつ、最も優先順位が高い角度候補を選択する。これにより、干渉やアーム12の関節の角度制限などのエラーを回避しつつ目標に近い角度で保持部11を傾けることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態では、荷物80の倒し方に対応する複数のモードごとに、複数の角度候補の優先順位が予め設定され、複数のモードのうちの何れか1つのモードに紐付けられた複数の角度候補の中から、一の角度候補を選択する点で上述の第1の実施形態と相異する。以下、具体的な内容を説明する。なお、上述の第1の実施形態と共通する部分については適宜に説明を省略する。
図12は、本実施形態のロボット制御部603が有する機能の一例を示す図である。図12に示すように、ロボット制御部603は、第2選択部620をさらに有する点で上述の第1の実施形態と相異する。
第2選択部620は、複数のモードのうちの何れかのモードを選択する。複数のモードは、荷物80を後ろ倒しに補助コンベア40に載せる倒し方を優先する第1のモードと、荷物80を前倒しに補助コンベア40に載せる倒し方を優先する第2のモードと、を少なくとも含む。第1のモードに紐付けられた複数の角度候補は、後ろ倒しにするための角度であって、かつ、傾斜台41の傾斜角に近い角度を示す角度候補ほど前記優先順位が高い。また、第2のモードに紐付けられた複数の角度候補は、前倒しにするための角度であって、かつ、保持部11の角度が傾斜台41の斜面の法線方向に近い角度を示す角度候補ほど優先順位が高い。
図13は、各モードに紐付けられた複数の角度候補の一例を示す図である。図13の例では、第1のモード、第2のモードに加えて、後ろ倒しか前倒しかは問わずに、絶対値の大きい角度を優先して保持部11を傾ける倒し方に対応する第3のモードが用意されている。図13の例では、第3のモードは、絶対値の大きい角度ほど優先順位が高い。この例では、荷物80に対する衝撃緩和の観点から、前倒しの角度と後ろ倒しの角度の絶対値が同じ値を示す場合は、後ろ倒しの角度を優先している。ただし、これに限らず、例えば前倒しの角度を優先することもできる。
図12に示す第2選択部620は、ロボット装置10と傾斜台41との位置関係に応じて、複数のモードのうちの何れかを選択する。この例では、第2選択部620は、複数のモードのうち、保持した荷物80を傾斜台41へ載せる際(落下させる際)の保持部11の位置がロボット装置10の本体(アーム12が接続された本体)に最も近くなる倒し方に対応するモードを優先して選択する。保持部11の位置がロボット装置10に最も近くなる倒し方は、ロボット装置10と傾斜台41との位置関係に応じて変わるため、第2選択部620は、ロボット装置10および傾斜台41の設置環境に応じたモードを選択することになる。
例えば図14に示すように、前倒しにするための角度に傾けたときの保持部11の位置よりも、後ろ倒しにするための角度に傾けたときの保持部11の位置の方がロボット装置10の本体に近くなる位置関係の場合、第2選択部620は、荷物80を後ろ倒しに補助コンベア40に載せる倒し方を優先する第1のモードを選択する。また、例えば図15に示すように、後ろ倒しにするための角度に傾けたときの保持部11の位置よりも、前倒しにするための角度に傾けたときの保持部11の位置の方がロボット装置10の本体に近くなる位置関係の場合、第2選択部620は、荷物80を前倒しに補助コンベア40に載せる倒し方を優先する第2のモードを選択する。また、例えばロボット装置10の本体に対する、前倒しにするための角度に傾けたときの保持部11の位置と、後ろ倒しにするための角度に傾けたときの保持部11の位置との差が基準値未満の場合(ほぼ差が無い場合)、第2選択部620は、絶対値の大きい角度を優先して保持部11を傾ける倒し方に対応する第3のモードを選択する。
以上の第2選択部620によるモードの選択が行われた後、図11に示す処理が開始されることになる。
以上に説明したように、本実施形態の制御装置60は、ロボット装置10と傾斜台41との位置関係に応じて、保持した荷物80を傾斜台41へ載せる際の保持部11の位置がロボット装置10の本体に最も近くなる倒し方に対応するモードを選択する。そして、制御装置60は、その選択したモードに紐付けられた複数の角度候補の中から、エラーが発生しない一の角度候補を選択する。ここで、本実施形態では、エラーとなる角度候補が少ないモードを事前に選択しているので、一の角度候補を短時間で選択することができる。そして、その選択した角度候補が示す角度になるよう保持部11の角度を制御して、保持部11による保持を解放する制御を行う。本実施形態によれば、ロボット装置10および傾斜台41の設置環境も反映させて、適切に荷物80を横倒しする方法を選択することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述の実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら新規な実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下、変形例を記載する。以下の変形例は上述の各実施形態と適宜に組み合わせることもできるし、変形例同士を適宜に組み合わせることもできる。
(1)変形例1
上述の横倒し決定部613は、荷卸し対象の荷物80の3辺のうち、高さ方向の辺が最長辺である場合に、該荷物80を横倒し対象として決定しているが、これに限られるものではない。例えば横倒し決定部613は、荷物80の幅方向の辺(X方向の辺またはY方向の辺)のサイズXと高さ方向の辺のサイズHとの比を示すX/Hが基準値以下の場合に、該荷物80を横倒し対象として決定することもできる。
(2)変形例2
上述の駆動制御部604は、傾斜台41の延在方向と、選択部614により選択された角度候補が示す角度に制御された保持部11との角度が閾値以上の場合は、保持部11による保持を解放する際に、一定時間にわたって補助コンベア40の駆動を停止する制御を行っているが、これに限られるものではない。例えば駆動制御部604は、傾斜台41の延在方向と、選択部614により選択された角度候補が示す角度に制御された保持部11との角度が閾値以上の場合は、保持部11による保持を解放する際に、一定時間にわたって荷物80の搬送方向とは逆の方向に補助コンベア40を駆動する制御を行う。この場合、駆動制御部604は、補助コンベア40に載せられた荷物80が搬送方向とは逆の方向に搬送されるよう、補助コンベア40の駆動部を制御する。これにより、補助コンベア40の回転による摩擦力が荷物80の横倒しを促進する方向に働くため、荷物80をスムーズに横倒しすることができる。
(3)変形例3
上述の第2選択部620は、ロボット装置10と傾斜台41との位置関係に応じて、複数のモードのうちの何れかを選択しているが、これに限られるものではない。例えば第2選択部620は、ユーザから受け付けた指示に従って、複数のモードのうちの何れかを選択する形態であってもよい。
また、例えば第2選択部620は、荷卸し対象の荷物80の特徴に関する特徴情報(例えばワレモノなどの特徴を示す情報)を取得し、その取得した特徴情報に応じて、複数のモードのうちの何れかを選択する形態であってもよい。例えば第2選択部620は、荷卸し対象の荷物80の特徴情報として、ワレモノを示す特徴情報を取得した場合、荷物に対する衝撃緩和のために、後ろ倒しを優先する倒し方に対応する第1のモードを選択することができる。
なお、特徴情報の格納先は任意であり、例えば荷物格納容器70に格納される複数の荷物80ごとに、該荷物80の特徴情報が対応付けられた対応情報を、制御装置60内の記憶部102に記憶する形態であってもよいし、外部のサーバなどの記憶装置に記憶する形態であってもよい。例えば第2選択部620は、対応情報を参照して、荷卸し対象の荷物80に対応付けられた特徴情報を取得することができる。
1 荷役システム
10 ロボット装置
11 保持部
12 アーム
20 LRF
21 昇降機構
30 カメラ
40 補助コンベア
41 傾斜台
50 メインコンベア
60 制御装置
70 荷物格納容器
80 荷物
101 CPU
102 記憶部
103 I/F部
601 昇降制御部
602 情報取得部
603 ロボット制御部
604 駆動制御部
611 荷卸し対象決定部
612 サイズ検出部
613 横倒し決定部
614 選択部
615 制御部
620 第2選択部

Claims (10)

  1. 荷物を保持する保持部と、前記保持部を移動させるアームと、を備え、前記保持部により保持された荷物を、前記荷物を搬送するための搬送体の上に移動させた後に、前記保持部による保持を解放して前記荷物を前記搬送体に載せる荷役装置であって、
    前記荷物を横倒しにして前記搬送体に搬送させる場合、前記搬送体の上流側に設けられた傾斜台へ前記荷物を載せる際の前記保持部の角度の候補を示す複数の角度候補の中から、一の角度候補を選択し、
    前記保持部の角度を、選択された前記角度候補が示す角度に制御して、前記保持部による保持を解放する制御を行う制御部を備える、
    荷役装置。
  2. 前記制御部は、前記複数の角度候補の中から、該角度候補が示す角度になるように前記アームを制御する際にエラーが発生しない一の角度候補を選択する、
    請求項1に記載の荷役装置。
  3. 前記複数の角度候補に対しては予め優先順位が設定されており、
    前記制御部は、前記優先順位が高い角度候補から順番に、前記エラーが発生するか否かを判断していき、前記エラーが発生せず、かつ、最も前記優先順位が高い角度候補を選択する、
    請求項2に記載の荷役装置。
  4. 前記複数の角度候補のうち、前記搬送体に規定される前記荷物の搬送方向に対し前記荷物を上流側に倒して、後ろ倒しに前記搬送体に載せるための角度であって、かつ、前記傾斜台の傾斜角に近い角度を示す角度候補ほど前記優先順位が高い、
    請求項3に記載の荷役装置。
  5. 前記荷物の倒し方に対応する複数のモードごとに、前記複数の角度候補の前記優先順位が予め設定され、
    前記制御部は、前記複数のモードのうちの何れかのモードを選択し、
    前記モードに紐付けられた複数の角度候補の中から、一の角度候補を選択する、
    請求項3に記載の荷役装置。
  6. 前記複数のモードは、前記荷物を後ろ倒しに前記搬送体に載せる倒し方を優先する第1のモードと、前記搬送体に規定される前記荷物の搬送方向に対し前記荷物を下流側へ倒して、前倒しに前記荷物を前記搬送体に載せる倒し方を優先する第2のモードと、を含み、
    前記第1のモードに紐付けられた複数の角度候補は、前記後ろ倒しにするための角度であって、かつ、前記傾斜台の傾斜角に近い角度を示す角度候補ほど前記優先順位が高く、
    前記第2のモードに紐付けられた複数の角度候補は、前記前倒しにするための角度であって、かつ、前記保持部の角度が前記傾斜台の斜面の法線方向に近い角度を示す角度候補ほど前記優先順位が高い、
    請求項5に記載の荷役装置。
  7. 前記制御部は、前記保持部及び前記アームを備えるロボット装置と前記傾斜台との位置関係に応じて、前記複数のモードのうちの何れかを選択する、
    請求項5または6に記載の荷役装置。
  8. 前記搬送体はコンベアであり、
    前記コンベアの駆動を制御する駆動制御部をさらに備え、
    前記駆動制御部は、
    前記傾斜台の延在方向と、選択された前記角度候補が示す角度に制御された前記保持部との角度が閾値以上の場合は、前記保持部による保持を解放する際に、一定時間にわたって前記コンベアの駆動を停止する制御を行う、
    請求項1乃至7のうちの何れか1項に記載の荷役装置。
  9. 前記搬送体はコンベアであり、
    前記コンベアの駆動を制御する駆動制御部をさらに備え、
    前記駆動制御部は、
    前記傾斜台の延在方向と、選択された前記角度候補が示す角度に制御された前記保持部との角度が閾値以上の場合は、前記保持部による保持を解放する際に、一定時間にわたって前記荷物の搬送方向とは逆の方向に前記コンベアを駆動する制御を行う、
    請求項1乃至7のうちの何れか1項に記載の荷役装置。
  10. 前記制御部は、荷物のサイズに基づいて、前記荷物を横倒しにして前記搬送体に搬送させるか否かを判定する、
    請求項1乃至9のうちの何れか1項に記載の荷役装置。
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