JP2021071173A - フレームの接合構造 - Google Patents

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康宏 吉村
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Abstract

【課題】手間のかかる処理を行うことなく内側突出片を外側突出片に対し面接触しており且つ押し付けられた状態とすることができるフレームの接合構造を提供する。【解決手段】このフレームの接合構造は、フレーム1の外側突出片5とフレーム2の内側突出片6とが別々の端部から挿入される四角筒状のジョイント部材3を備える。ジョイント部材3の内部では、フレーム1の外側突出片5よりも内側にフレーム2の内側突出片6が差し込まれており、その内側突出片6が外側突出片5に対し面接触しており且つ押し付けられた状態で接合されている。ジョイント部材3の内部には、フレーム2のジョイント部材3に対する差し込み動作に伴い、内側突出片6を外側突出片5に向けて面接触させつつ押し付ける押圧プレート7が、ジョイント部材3に対し一体に形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、フレームの接合構造に関する。
従来、フレームの接合構造としては、一方のフレームの端部に形成されている外側突出片よりも内側に、他方のフレームの端部に形成されている内側突出片を差し込み、その内側突出片を外側突出片に対し融着や接着等によって接合したものが知られている。このように内側突出片と外側突出片とを接合する際には、内側突出片が外側突出片に対し面接触しており且つ押し付けられた状態とされる。
特許文献1では、パイプ状に形成された一方のフレームの端部が、円筒状の外側突出片とされている。また、パイプ状に形成された他方のフレームの端部を他の部分よりも小径に形成し、その端部に対し軸方向に延びる複数のスリットを周方向に間隔をおいて形成することにより、上記端部における各スリットの間に複数の内側突出片が形成されている。上記内側突出片を有する他方のフレームの端部(複数の内側突出片となる部分)の外径は、一方のフレームにおける外側突出片の内径とほぼ同じ値となるようにされている。
そして、上記複数の内側突出片を有する他方のフレームの端部には、鍔を有する円筒状の締結具が差し込まれる。この締結具は、形状記憶処理及び縮径処理が施された形状記憶合金によって形成されており、熱を加えることによって縮径処理前の形状、すなわち縮径処理後の形状よりも大径となる形状に変化するものである。こうした性質を有する上記締結具を差し込んだ状態で上記他方のフレームの端部(複数の内側突出片)を上記一方のフレームの端部(外側突出片)の内側に差し込む。その後、締結具に対し熱を加えることにより同締結具の径が拡大し、それに伴い複数の内側突出片が外側突出片に対し面接触しつつ押し付けられた状態となる。
特開平6−280834号公報
特許文献1では、内側突出片を外側突出片に対し面接触しており且つ押し付けられた状態とするため、形状記憶合金によって形成された締結具が用いられている。しかし、こうした締結具においては、上述した状態を実現する機能を持たせるため、形状記憶処理及び縮径処理を施さなければならず、それらの処理を施すために要する手間が問題となる。
本発明の目的は、手間のかかる処理を行うことなく内側突出片を外側突出片に対し面接触しており且つ押し付けられた状態とすることができるフレームの接合構造を提供することにある。
上記課題を解決するフレームの接合構造では、一方のフレームの端部に形成されている外側突出片よりも内側に、他方のフレームの端部に形成されている内側突出片が差し込まれており、その内側突出片が外側突出片に対し面接触しており且つ押し付けられた状態で接合されている。上記接合構造は、内側突出片と外側突出片とが別々の端部から挿入される筒状のジョイント部材と、ジョイント部材の内部において外側突出片の内側に位置する内側突出片を、差し込み部材の差し込み動作に伴い、外側突出片に向けて面接触させつつ押し付ける押圧部と、を備える。
フレームの接合構造を示す平面図。 フレーム及びジョイント部材を分解した状態を示す斜視図。 フレーム及びジョイント部材を図1の矢印A−A方向から見た状態を示す断面図。 ジョイント部材に対するフレームの差し込み態様を示す平面図。 フレーム及びジョイント部材を図4の矢印B−B方向から見た状態を示す断面図。 フレーム及びジョイント部材を図1の矢印C−C方向から見た状態を示す断面図。 フレーム、ジョイント部材、及びピンを示す斜視図。 フレーム、ジョイント部材、及びピンを図7の矢印D−D方向から見た状態を示す断面図。 ジョイント部材にピンを差し込んだ状態を示す断面図。 フレームの他の例を示す平面図。
[第1実施形態]
以下、フレームの接合構造の第1実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
図1及び図2に示すフレームの接合構造では、二つのフレーム1,2がジョイント部材3を用いて互いに接合されている。なお、図1はフレーム1,2及びジョイント部材3を上方から見た状態を示しており、図2はフレーム1,2及びジョイント部材3を分解した状態を示している。
図1及び図2から分かるように、フレーム1,2は、直線状に延びる直方体の箱状に形成されている。フレーム1,2の内部には、フレーム1,2を補強するための補強壁4が形成されている。フレーム1における長手方向の一方の端部には、平行となった状態で同じ方向に突出する一対の外側突出片5が形成されている。また、フレーム2における長手方向の一方の端部には、平行となった状態で同じ方向に突出する一対の内側突出片6が形成されている。
フレーム1,2は、熱可塑性の樹脂により形成されている。詳しくは、フレーム1,2は、炭素繊維が一方向に延びるように設けられている樹脂製のテープである、いわゆるUDテープを積層することによって形成されている。なお、フレーム2においては、内側突出片6を形成するUDテープの積層方向の調整により、上記内側突出片6がフレーム2における上記他の部分に対する接続部分で曲がり易くなるようにされている。なお、フレーム1,2については、UDテープの積層以外の方法を用いて樹脂により形成されていてもよい。また、図1において、一対の内側突出片6における外側面間の距離は、一対の外側突出片5の内側面間の距離とほぼ等しくなるようにされている。
図2に示すように、ジョイント部材3は、金属によって四角筒状に形成されている。ジョイント部材3には、その内部の下端から上方に向けて突出する第1ストッパ9及び第2ストッパ10が一体に形成されている。そして、ジョイント部材3の内部には、同ジョイント部材3における一方の端部の開口から、フレーム1の外側突出片5が挿入されている。このようにジョイント部材3の内部にフレーム1の外側突出片5が挿入されると、フレーム1がジョイント部材3の内部の上記第1ストッパ9に突き当てられる。ジョイント部材3は、フレーム1を上述したように第1ストッパ9に突き当てたとき、同フレーム1における一対の外側突出片5をそれぞれジョイント部材3の内壁3aに当接させるものとなっている。
一方、ジョイント部材3における他方の端部の開口からは、フレーム2の内側突出片6が挿入されている。フレーム2における一対の内側突出片6は、ジョイント部材3に挿入される前には、突出方向の先端に向かうほど互いに接近するよう傾斜している。このため、内側突出片6をジョイント部材3における他方の端部の開口から同ジョイント部材3内に挿入することが容易になる。そして、ジョイント部材3の内部にフレーム2の内側突出片6が挿入されると、フレーム2がジョイント部材3の内部の上記第2ストッパ10に突き当てられる。
図3は、フレーム1,2及びジョイント部材3を図1の矢印A−A方向から見た状態を示している。図3から分かるように、ジョイント部材3には、その内部の上端から下方に向けて突出する一対の押圧プレート7(図3には一つのみ図示)が一体に形成されている。この押圧プレート7は、図4に示すように、ジョイント部材3に対するフレーム2の差し込み動作に伴い、同フレーム2における一対の内側突出片6がジョイント部材3に挿入されたとき、内側突出片6を外側突出片5に向けて面接触させつつ押し付ける。すなわち、押圧プレート7は、そうした押し付けを実現するための押圧部として機能する。
押圧プレート7は、ジョイント部材3の他方の端部からフレーム2の内側突出片6が挿入されたとき、その挿入に伴って内側突出片6と接触して同内側突出片6を外側突出片5に対し面接触させつつ押し付けるガイド面8を有している。このガイド面8は、ジョイント部材3の内壁3aと対向している。更に、ガイド面8は、内側突出片6の挿入方向(図4の左方向)についての単位長さ当たりの移動に伴う外側突出片5側に向かう変位が、ジョイント部材3の他方の端部寄りの部分P1よりも同端部から離れた部分P2で大きくなるよう形成されている。言い換えれば、そうしたことが実現されるようガイド面8が湾曲している。
ジョイント部材3の他方の端部からフレーム2の一対の内側突出片6が挿入されたとき、内側突出片6の突出方向の先端が図5に示すようにフレーム1の外側突出片5と押圧プレート7のガイド面8との間に位置する。すなわち、内側突出片6の突出方向の先端がそのように位置するよう、一対の内側突出片6が突出方向の先端に向かうほど互いに接近するよう傾斜されている。そして、ジョイント部材3に対するフレーム2の上記差し込み動作が行われると、内側突出片6の突出方向の先端がガイド面8に接触し、更には同ガイド面8によって外側突出片5側に押される。
そして、フレーム2がジョイント部材3の第2ストッパ10に突き当たるまで差し込まれると、内側突出片6が図6に示されるようにガイド面8によって外側突出片5に対し面接触しつつ押し付けられる。すなわち、フレーム2がジョイント部材3の第2ストッパ10に突き当たったとき、そのような状態となるようガイド面8の形状及び位置が定められている。また、このときには、フレーム2の一対の内側突出片6が、ジョイント部材3の内部において、フレーム1の一対の外側突出片5の内側に差し込まれた状態となる。なお、フレーム2は、上記差し込み動作を通じて、押圧プレート7により内側突出片6をジョイント部材3内におけるフレーム1の外側突出片5に向けて面接触させつつ押し付ける差し込み部材としての役割を担う。
次に、ジョイント部材3を用いたフレーム1,2の接合について説明する。
上記接合については接着や融着によって実現されるが、いずれの場合においてもフレーム2の内側突出片6がジョイント部材3の内部においてフレーム1の外側突出片5に対し面接触しつつ押し付けられた状態とされる。すなわち、そうした状態を実現するため、以下の手順が踏まれる。
一方のフレーム1の外側突出片5がジョイント部材3の一方の端部から挿入されることにより、そのジョイント部材3の内壁3aに対し上記外側突出片5が当接する。更に、他方のフレーム2の内側突出片6がジョイント部材3の他方の端部から挿入される。そして、その挿入が他方のフレーム2による差し込み部材としての差し込み動作となり、ジョイント部材3に一体形成された押圧プレート7のガイド面8に上記内側突出片6が接触する。このように内側突出片6をガイド面8に接触させつつ上記差し込み動作を行うと、そのガイド面8によって内側突出片6が外側突出片5側に押されて同外側突出片5に対し面接触しつつ押し付けられる。
フレーム1,2同士の上記接合を接着によって実現する場合には、フレーム2をジョイント部材3に挿入する前に、一対の内側突出片6の外側の面、すなわちフレーム1の外側突出片5と向かい合う面に対し接着剤を塗布しておく。これにより、フレーム2をジョイント部材3に挿入したとき(差し込んだとき)、内側突出片6がフレーム1の外側突出片5対し面接触しつつ押し付けられた状態になると、上記接着剤により内側突出片6と外側突出片5とが接着される。その結果、フレーム1とフレーム2とがジョイント部材3を用いて接合されることとなる。
一方、フレーム1,2同士の上記接合を融着によって実現する場合には、ジョイント部材3に対しフレーム1,2を挿入することにより、ジョイント部材3の内部において内側突出片6を外側突出片5に対し面接触させつつ押し付けた状態とする。その状態で、ジョイント部材3に対する加熱を行うことにより、内側突出片6と外側突出片5とを融着させる。その結果、フレーム1とフレーム2とがジョイント部材3を用いて接合されることとなる。
次に、本実施形態におけるフレームの接合構造の作用効果について説明する。
(1)フレーム1の外側突出片5とフレーム2の内側突出片6との接合は融着や接着によって実現されるが、その際には内側突出片6が外側突出片5に対し面接触しており且つ押しつけられた状態とされる。こうした外側突出片5に対する内側突出片6の面接触した状態での押し付けは、内部にフレーム1の外側突出片5が挿入されたジョイント部材3に対するフレーム2(内側突出片6)の差し込み動作に伴い、押圧プレート7を通じて簡単に実現される。また、その実現のために手間のかかる処理を行う必要もない。従って、手間のかかる処理を行うことなく、内側突出片6を外側突出片5に対し面接触しており且つ押し付けられた状態とすることができる。
(2)フレーム1の外側突出片5が挿入されたジョイント部材3に対し、フレーム2の差し込み動作を通じて同フレーム2の内側突出片6が挿入される。これにより内側突出片6がジョイント部材3における押圧プレート7のガイド面8に接触し、更には同ガイド面8によって外側突出片5側に押される。その際、内側突出片6の挿入方向についての単位長さ当たりの移動に伴う外側突出片5側に向かう変位が、ジョイント部材3の他方の端部寄りの部分P1よりも同端部から離れた部分P2で大きくなる。
このため、上記フレーム2におけるジョイント部材3に対する差し込み動作の初期には、内側突出片6が外側突出片5に対し大きな間隔をおいて位置している一方、その内側突出片6の外側突出片5に向かう変位も小さくなる。そして、上記フレーム2におけるジョイント部材3に対する差し込み動作の終期には、その差し込み動作に伴い内側突出片6が外側突出片5に向かって急速に変位して同外側突出片5に対し面接触させつつ押し付けられるようになる。
こうした外側突出片5に対する内側突出片6の動きは、外側突出片5と内側突出片6との接合を接着剤による接着を通じて行う場合に有利となる。すなわち、内側突出片6における外側突出片5側の面に塗布された接着剤が、フレーム2(内側突出片6)の上記差し込み動作の際、ジョイント部材3内の外側突出片5によってそぎ落とされることを抑制できる。
[第2実施形態]
次に、フレームの接続構造の第2実施形態について、図7〜図9を参照して説明する。
なお、第2実施形態では、ジョイント部材3の構造が第1実施形態と異なっている一方、フレーム1,2については第1実施形態と同一となっているため、以下ではジョイント部材3について詳しく述べる。
図7に示すように、この実施形態のジョイント部材3では、そのジョイント部材3の幅方向の外側(図7の上側)から同ジョイント部材3の内部に向けて、金属製のピン11を差し込むことが可能となっている。このピン11は、ジョイント部材3に対し差し込み動作を行う差し込み部材としての役割を担う。
図8は、フレーム1,2及びジョイント部材3を図7の矢印D−D方向から見た状態を概略的に示している。図8から分かるように、ジョイント部材3の上部及び下部にはそれぞれ、ピン11を差し込むための孔12,13が同一軸線上で延びるように形成されている。ジョイント部材3の内部には、孔12,13の軸線を挟むように一対のスライド部材14が設けられている。一対のスライド部材14は、互いに接近したり離間したりする方向にスライド移動できるよう設けられている。
ジョイント部材3内の内壁3aとスライド部材14との間には、内壁3aに当接するようフレーム1の外側突出片5が位置しているとともに、その外側突出片よりも内側にフレーム2の内側突出片6が位置している。また、一対のスライド部材14における互いに対向する面には、孔12側から孔13側に向かうほど互いの間の距離が短くなるよう傾斜する斜面14aが形成されている。
従って、図9に示すように、ピン11をジョイント部材3に対する差し込み動作を通じて孔12及び孔13に対し挿入すると、そのピン11によって一対のスライド部材14が互いに離間する方向、言い換えれば外側突出片5側に向かう方向に押される。その結果、スライド部材14が外側突出片5側に向かう方向にスライド移動し、ジョイント部材3内におけるフレーム2の内側突出片6をフレーム1の外側突出片5に向けて面接触させつつ押し付ける。
なお、上記スライド部材14は、ピン11の差し込み動作を通じて、内側突出片6を外側突出片5に向けて面接触させつつ押し付ける押圧部として機能する。
本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(3)フレーム1,2が挿入されたジョイント部材3内では、同ジョイント部材3の内壁3aに対しフレーム1の外側突出片5が当接するとともに、フレーム1の内側突出片6が外側突出片5の内側に位置する。更に、このときにはスライド部材14が、ジョイント部材3の内部において内側突出片6の内側に位置するようにもなる。
そして、ピン11を差し込み部材としてジョイント部材3に対し差し込むと、そのピン11の差し込み動作に伴いスライド部材14が外側突出片5に向けてスライド移動する。その結果、内側突出片6もスライド部材14により外側突出片5側に押され、同外側突出片5に対して面接触しつつ押し付けられるようになる。
こうした外側突出片5に対する内側突出片6の面接触した状態での押し付けは、ジョイント部材3に対するピン11の差し込み動作に伴い、スライド部材14を通じて簡単に実現される。また、その実現のために手間のかかる処理を行う必要もない。従って、手間のかかる処理を行うことなく、内側突出片6を外側突出片5に対し面接触しており且つ押し付けられた状態とすることができる。
(4)ジョイント部材3内にフレーム1,2が挿入されたとき、ジョイント部材3内の外側突出片5と内側突出片6との間に、図8に示される比較的大きな間隔をあけることができる。そして、ジョイント部材3にピン11を差し込むと、それに伴いスライド部材14が外側突出片5側にスライド移動することにより、内側突出片6が外側突出片5に対し面接触しつつ押し付けられた状態となる。
こうした外側突出片5に対する内側突出片6の動きは、外側突出片5と内側突出片6との接合を接着剤による接着を通じて行う場合に有利となる。すなわち、内側突出片6における外側突出片5側の面に接着剤を塗布した状態で、フレーム2(内側突出片6)をジョイント部材3に差し込むとき、同ジョイント部材3内の外側突出片5と上記内側突出片6との間に大きい隙間を空けておくことができる。このため、内側突出片6における外側突出片5側の面に塗布された接着剤が、ジョイント部材3に対するフレーム2(内側突出片6)の挿入時、同ジョイント部材3内の外側突出片5によってそぎ落とされることを抑制できる。
(5)フレーム1,2同士の接合を融着によって実現する場合には、図9に示される状態のもとジョイント部材3及びピン11に対する加熱を行うことにより、ジョイント部材3内の内側突出片6と外側突出片5とが融着される。こうした内側突出片6と外側突出片5との融着を通じて、フレーム1とフレーム2とがジョイント部材3を用いて接合される。この場合、内側突出片6と外側突出片5とを融着させるため加熱がジョイント部材3に対してだけでなくピン11に対しても行われるため、より速やかに内側突出片6と外側突出片5とを融着させることができる。
[その他の実施形態]
なお、上記各実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第1及び第2実施形態において、フレーム1,2にそれぞれ外側突出片5と内側突出片6との両方が形成されていてもよい。例えば図10に示すように、フレーム1における外側突出片5が形成されている端部とは反対側の端部に内側突出片6を形成するとともに、フレーム2における内側突出片6が形成されている端部と反対側の端部に外側突出片5を形成するようにしてもよい。この場合、複数のフレーム1,2を複数のジョイント部材3を用いて接合することにより、それらフレーム1,2及びジョイント部材3によって任意の長さのフレーム接合体を形成することができる。
・第1及び第2実施形態において、フレームの形状は、必ずしも直線状に延びる直方体である必要はなく、例えば十字状に延びる形状であったり、L字状に延びる形状であったりしてもよい。こうした形状のフレームにも外側突出片5と内側突出片6との両方を形成することが好ましい。この場合、形状の異なる複数のフレーム同士を選択的かつ連続的に接合することにより、それらフレームによって任意の形状のフレーム接合体を形成することができる。
・第1実施形態において、ガイド面8の形状を、湾曲形状に代えて平面状にするなど、他の形状に適宜変更してもよい。
・第1及び第2実施形態において、ジョイント部材3の内壁3aとフレーム1の外側突出片5との間に、加熱することによって溶融して接着剤として機能するホットメルトシート等を設けるようにしてもよい。この場合、フレーム1(外側突出片5)とジョイント部材3とを接合(接着)することができる。
・第2実施形態において、ジョイント部材3の孔12,13に挿入されたピン11の先端をかしめることにより、孔12,13からピン11が抜けないようにしてもよい。この場合、ピン11とジョイント部材3とのがたつきを抑制することができる。
・フレーム1,2については、必ずしも熱可塑性の樹脂で形成されている必要はなく、接着によってフレーム1,2同士の接合を実現する場合には例えば熱硬化性の樹脂によって形成することも可能である。
・フレーム1,2同士の接合を接着によって実現する場合、フレーム1,2及びジョイント部材3の材質は必ずしも樹脂や金属である必要はなく、それら以外の材質とすることも可能である。
1…フレーム、2…フレーム、3…ジョイント部材、3a…内壁、4…補強壁、5…外側突出片、6…内側突出片、7…押圧プレート、8…ガイド面、9…第1ストッパ、10…第2ストッパ、11…ピン、12…孔、13…孔、14…スライド部材、14a…斜面。

Claims (5)

  1. 一方のフレームの端部に形成されている外側突出片よりも内側に、他方のフレームの端部に形成されている内側突出片が差し込まれており、その内側突出片が前記外側突出片に対し面接触しており且つ押し付けられた状態で接合されているフレームの接合構造において、
    前記内側突出片と前記外側突出片とが別々の端部から挿入される筒状のジョイント部材と、
    前記ジョイント部材の内部において前記外側突出片の内側に位置する前記内側突出片を、差し込み部材の差し込み動作に伴い、前記外側突出片に向けて面接触させつつ押し付ける押圧部と、
    を備えることを特徴とするフレームの接合構造。
  2. 前記ジョイント部材は、その一方の端部から前記一方のフレームの外側突出片が挿入されるものであり、
    前記差し込み部材は、前記内側突出片を有する前記他方のフレームであって、その内側突出片を前記ジョイント部材の他方の端部から挿入することによって前記他方のフレームによる差し込み動作が行われるものであり、
    前記押圧部は、前記ジョイント部材に一体形成されており、同ジョイント部材の他方の端部から前記他方のフレームの内側突出片が挿入されたとき、その挿入に伴って前記内側突出片と接触して同内側突出片を前記外側突出片に対し面接触させつつ押し付けるガイド面を有している請求項1に記載のフレームの接合構造。
  3. 前記ジョイント部材は、その一方の端部から前記一方のフレームの外側突出片が挿入されるものであり、
    前記押圧部は、前記ジョイント部材の他方の端部から前記他方のフレームの同内側突出片が挿入されて同ジョイント部材内の前記外側突出片の内側に位置したとき、その内側突出片よりも内側に位置しつつ前記外側突出片に向けてスライド移動できるように設けられているスライド部材であり、
    前記差し込み部材は、前記ジョイント部材の幅方向の外側から同ジョイント部材の内部に向けて差し込まれることにより、前記スライド部材を前記外側突出片に向けてスライド移動させるピンである請求項1に記載のフレームの接合構造。
  4. 前記ガイド面は、前記内側突出片の挿入方向についての単位長さ当たりの移動に伴う前記外側突出片側に向かう変位が、前記ジョイント部材の他方の端部寄りの部分よりも同端部から離れた部分で大きくなるよう形成されている請求項2に記載のフレームの接合構造。
  5. 前記フレームには前記外側突出片と前記内側突出片との両方が形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載のフレームの接合構造。
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