JP2021070940A - 戸パネル及びこれを備えた引戸装置 - Google Patents

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幸義 松尾
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幸義 松尾
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Abstract

【課題】パネル本体の共用化を図りながらも、戸袋納めで建て付けられる場合における見栄えを向上し得る戸パネル及びこれを備えた引戸装置を提供する。【解決手段】全開状態で戸袋9に納められる戸パネル1であって、戸幅方向両側端部に設けられ、戸幅方向に沿う幅寸法W1が互いに同寸法とされた縦框部13,15及びこれら縦框部間に設けられた鏡板部19を有したパネル本体10と、このパネル本体の戸尻側端面に沿って取り付けられ、戸高方向に長尺な補助縦框20と、を備えており、閉鎖状態で、戸厚方向に見た各縦框部の幅寸法W2が同寸法となり、かつ前記補助縦框が前記戸袋内に納められる。【選択図】図1

Description

本発明は、戸パネル及びこれを備えた引戸装置に関する。
従来より、戸幅方向両側の縦框間に、ガラス等の鏡板を設けた戸パネルが知られている。このような戸パネルは、戸袋納めで建て付けられる場合には、閉鎖状態で戸尻側において明かり漏れ等の隙間が形成されないように、戸幅寸法が開口幅寸法よりも大とされる。この場合、戸尻側の縦框の幅寸法を、閉鎖状態における戸袋内への納まり代を加味して戸先側の縦框の幅寸法よりも大とすれば、例えば、異なる納め態様とする場合や開き戸として施工する場合に戸パネルの共用化が図り難くなるという問題があった。
例えば、下記特許文献1には、上下横框と左右縦框が額縁状に表出している戸の左右縦框に、飾り縦框を着脱可能に取り付けた建具が開示されている。
実開平3−8283号
しかしながら、上記特許文献1に記載された建具では、閉鎖状態で戸尻側の飾り縦框が戸袋内に位置する一方、戸先側の飾り縦框が露出する構成とされている。そのため、閉鎖状態の建具を建具厚さ方向に見た場合に、戸先側と戸尻側とで縦框の外観が異なることとなり、更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、パネル本体の共用化を図りながらも、戸袋納めで建て付けられる場合における見栄えを向上し得る戸パネル及びこれを備えた引戸装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る戸パネルは、全開状態で戸袋に納められる戸パネルであって、戸幅方向両側端部に設けられ、戸幅方向に沿う幅寸法が互いに同寸法とされた縦框部及びこれら縦框部間に設けられた鏡板部を有したパネル本体と、このパネル本体の戸尻側端面に沿って取り付けられ、戸高方向に長尺な補助縦框と、を備えており、閉鎖状態で、戸厚方向に見た各縦框部の幅寸法が同寸法となり、かつ前記補助縦框が前記戸袋内に納められることを特徴とする。
また、前記目的を達成するために、本発明に係る引戸装置は、本発明に係る戸パネルと、該戸パネルによって開閉される開口の戸先側を区画する戸先側縦枠と、該戸パネルによって開閉される開口の戸尻側を区画し、かつ戸袋口を区画する一対の中間縦枠と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る戸パネル及びこれを備えた引戸装置は、上述のような構成としたことで、パネル本体の共用化を図りながらも、戸袋納めで建て付けられる場合における見栄えを向上させることができる。
(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る戸パネルの一例及びこれを備えた引戸装置の一例を模式的に示し、図2におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略横断面図である。 同引戸装置を施工した状態を模式的に示す一部破断概略正面図である。 (a)は、同戸パネルの概略正面図、(b)は、同戸パネルの一部破断概略横断面図である。 (a)は、図3(a)におけるY1部に対応させた一部を省略した一部破断概略分解斜視図、(b)は、図3(a)におけるY2部に対応させた一部を省略した一部破断概略分解斜視図である。 (a)、(b)は、同戸パネルの変形例をそれぞれ模式的に示す概略正面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、本実施形態に係る戸パネル及びこれを備えた引戸装置を施工した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1〜図5は、本実施形態に係る戸パネルの一例及び変形例並びにこれを備えた引戸装置の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る戸パネル1は、図1(a)、(b)に示すように、全開状態で戸袋9に納められる構成とされている。本実施形態に係る引戸装置Aは、本実施形態に係る戸パネル1と、この戸パネル1によって開閉される開口7の戸先側を区画する戸先側縦枠4と、を備えている。また、引戸装置Aは、この戸パネル1によって開閉される開口7の戸尻側を区画し、かつ戸袋口を区画する一対の中間縦枠(中方立)6,6を備えている。
本実施形態では、片引き状に配された一枚の戸パネル1を収納する戸袋9を設けた構成としている。なお、開口7幅方向両側に戸袋9を設け、これらのそれぞれに収納される戸パネル1を両引き(引き分け)状に設けた構成としてもよい。
引戸装置Aは、図1及び図2に示すように、戸先側縦枠4及び中間縦枠6,6を含み、戸パネル1が建て付けられる戸枠2を備え、住居等の建物の開口部に設置される。
戸枠2は、開口部の天面を構成する上枠下地に固定され、開口7の上側(天側)を区画する上枠3と、戸袋9の収納方向奥側に配され、開口部の一方の内側面を構成する縦枠下地に固定される戸尻側縦枠5と、を備えている。なお、戸パネル1によって開閉される出入口を構成する開口7の下側は、図例のように床によって区画された例に限られず、下枠等によって区画されたものでもよい。また、図例では、上枠3の上側に間仕切壁を構成する垂れ壁を設けた例を示しているが、このような態様に代えて、上枠3を天井に付設状や埋込状に設けた態様等としてもよい。
上枠3は、戸幅方向に長尺状とされている。この上枠3は、開口7の上側を区画する部位の戸厚方向に沿う見込寸法が戸袋9の上側を区画する部位の見込寸法よりも大とされている。上枠3の開口7の上側を区画する部位の戸幅方向に沿う長さ寸法は、開口7の開口幅に応じた寸法とされている。また、この上枠3の長手方向略中央部となる開口7の上側を区画する部位と戸袋9の上側を区画する部位との境界部に、中間縦枠6,6の上端部を受け入れる切欠状の凹所が設けられていてもよい。
また、本実施形態では、この上枠3に、図示を省略しているが、戸パネル1の上端側に設けられた被ガイド部材を構成するランナー17,17をガイドするガイド溝が長手方向に延びるように設けられ、戸パネル1を吊下支持する上レールを設けた構成としている。つまり、本実施形態では、戸パネル1は、上吊型で建て付けられる構成とされている。なお、上枠3に、上レールを受け入れる受入溝を設けた構成としてもよい。
戸先側縦枠4は、開口部の他方の内側面を構成する縦枠下地に固定され、閉鎖状態の戸パネル1の戸先側端部が当接または近接される構成とされている。この戸先側縦枠4は、戸高方向に長尺状とされ、その上端部が上枠3の長手方向第1端部に接合される。また、この戸先側縦枠4には、戸パネル1の戸先側端部を受け入れる受入溝(戸じゃくり溝)4aが上下方向(戸高方向に沿う方向)に延びるように設けられている。この受入溝4aは、開口7幅方向中央側に向けて開口するように設けられている。この受入溝4aの戸厚方向に沿う溝幅寸法は、戸パネル1の戸先側端部の受入が可能なように、戸先側端部の戸厚寸法に応じて適宜の寸法とすればよい。また、この受入溝4aの戸幅方向に沿う溝深さ寸法は、戸先側縦枠4と閉鎖状態の戸パネル1の戸先側端面との間における明かり漏れ等が生じ難くなるように適宜の寸法としてもよい。この受入溝4aの溝深さ寸法は、例えば、1mm〜10mm程度でもよい。
戸尻側縦枠5は、全開状態の戸パネル1の戸尻側端部が当接または近接される構成とされている。この戸尻側縦枠5は、戸高方向に長尺状とされ、その上端部が上枠3の長手方向第2端部に接合される。この戸尻側縦枠5は、戸厚方向に沿う見込寸法が戸先側縦枠4の見込寸法よりも小とされている。この戸尻側縦枠5及び上枠3の戸袋9の上側を区画する部位の見込寸法は、戸袋9の見込寸法に応じた寸法とされていてもよい。また、図例では、この戸尻側縦枠5の開口7幅方向中央側に向く見込面に、戸パネル1の戸尻側端部が当接または弾接される緩衝体を設けた例を示している。
なお、この戸尻側縦枠5及び戸先側縦枠4と上枠3とは、適宜のねじ等の固着具やダボ等の接合部、接着剤等によって縦勝状に接合されるものでもよい。
一対の中間縦枠6,6は、戸高方向に長尺状とされ、それぞれの上端部が上枠3の長手方向途中部位に接合される。これら中間縦枠6,6は、戸袋9の戸袋口の戸厚方向両側を区画するように戸厚方向に間隔を空けて設置される。これら中間縦枠6,6によって区画される戸袋口の戸厚方向に沿う寸法は、戸パネル1の戸厚方向の各面との間に適宜のクリアランスが形成されるように、戸パネル1の戸厚寸法に応じて適宜の寸法としてもよい。なお、図例では、戸枠2を、固定枠状とした例を示しているが、額縁を備えたケーシング枠状としてもよい。
戸袋9は、戸幅方向一方側となる開口7側に向けて開口するように設けられ、戸パネル1の収納空間を構成する。この戸袋9の戸幅方向(収納方向)に沿う寸法は、戸パネル1の収納が可能なように戸パネル1の戸幅寸法に応じた寸法とされている。本実施形態では、戸袋9の戸幅方向に沿う寸法を、戸パネル1の全体を収納可能な寸法としている。また、全開状態における戸パネル1の開口7幅方向中央側に向く戸先側端面と中間縦枠6,6の開口7幅方向中央側に向く見込面とが略同一平面状となるように、中間縦枠6,6を設けた構成としている。
この戸袋9は、上側が上枠3(上レール)によって区画され、下側が床によって区画されている。また、この戸袋9の戸厚方向両側は、間仕切壁の壁厚方向両側の各壁面にそれぞれ一連状(面一状)に設けられた戸厚方向両側の壁体8,8によって区画されている。上記した中間縦枠6,6は、これら戸厚方向両側の壁体8,8のそれぞれの開口7側の端部に沿うように設けられている。なお、これら壁体8,8は、間仕切壁を構成する壁下地ボードが一連状に設けられて形成されたものでもよく、間仕切壁とは別体的に設けられた袖壁状の一対の壁部を備えたものでもよく、戸袋9を形成するように一体的に形成されたものでもよい。図例では、これら戸厚方向両側の壁体8,8のそれぞれを、適宜のスペーサーを介して設けられた二枚の壁下地ボードによって構成した例を示している。
なお、本実施形態のように、全開状態の戸パネル1の全体が戸袋9に収納される構成とした場合には、中間縦枠6,6の互いに対向する端部に、戸パネル1の引手14に手掛けされる手指の差し込みを許容する切欠状の差込凹所を設けた構成としてもよい。または、このような差込凹所を設けた態様に代えて、戸パネル1の戸先側端面等の適所に、出没自在とされた手掛部を設けた構成等としてもよい。更には、全開状態の戸パネル1の全体が戸袋9に収納される構成に代えて、いわゆる引き残しが形成されるように戸袋9に収納される構成としてもよい。
上記構成とされた戸枠2にスライド自在に建て付けられる戸パネル1は、図2に示すように、上下方向に長尺な略矩形平板状とされている。
この戸パネル1は、図3(a)、(b)に示すように、戸幅方向両側端部に設けられ、戸幅方向に沿う幅寸法W1,W1が互いに同寸法とされた縦框部13,15及びこれら縦框部13,15間に設けられた鏡板部19を有したパネル本体10を備えている。また、この戸パネル1は、パネル本体10の戸尻側端面に沿って取り付けられ、戸高方向に長尺な補助縦框20を備えている。このような構成とすれば、幅寸法W1,W1が互いに同寸法とされた両側の縦框部13,15及び鏡板部19を含むパネル本体10を、戸袋納め以外の納め態様や開き戸等として施工される戸パネルとすることができる。また、戸袋納めで施工される場合には、パネル本体10に補助縦框20を取り付けて戸パネル1を構成することができる。これにより、パネル本体10の共用化を図ることができる。
また、戸パネル1は、閉鎖状態で、戸厚方向に見た各縦框部13,15の幅寸法としての見付寸法W2,W2が同寸法となり、かつ補助縦框20が戸袋9内に納められる構成とされている。このような構成とすれば、閉鎖状態で出入口となる開口7幅(戸先側縦枠4の受入溝4aが設けられていない箇所の見込面から中間縦枠6,6の見込面までの幅)内において露出する両側の縦框部13,15が左右対称状となり、見栄えを向上させることができる。また、補助縦框20が戸袋9内に納められるので、戸尻側において明かり漏れ等の隙間が形成され難く、かつ補助縦框20を目立ち難くすることができる。
また、本実施形態では、上記のように戸先側縦枠4に、受入溝4aを設けた構成としているので、縦框部13,15のうちの戸先側となる戸先側縦框部13の戸先側端部が閉鎖状態で受入溝4aに受け入れられる。つまり、閉鎖状態で戸厚方向に見て露出する戸先側縦框部13の見付寸法W2は、当該戸先側縦框部13の幅寸法W1から受入溝4aの溝深さ寸法を差し引いた寸法と略同寸法とされている。
また、縦框部13,15のうちの戸尻側となる戸尻側縦框部15の閉鎖状態で戸厚方向に見て露出する見付寸法W2が戸先側縦框部13の見付寸法W2と同寸法となるように、閉鎖状態で戸尻側縦框部15の戸尻側端部が戸袋9内に位置される構成としている。つまり、戸尻側縦框部15は、閉鎖状態で戸尻側端部における戸袋9内に位置される部位の戸幅方向に沿う寸法が受入溝4aの溝深さ寸法と略同寸法となるように配置される。換言すれば、パネル本体10の戸幅寸法Wを、開口7幅に受入溝4aの溝深さ寸法を2倍した寸法を加えた寸法と略同寸法とした構成としている。
また、本実施形態では、パネル本体10は、戸高方向両側端部のそれぞれに設けられた上端横框部11及び下端横框部12を備えている。つまり、本実施形態では、パネル本体10は、上下両側及び戸幅方向両側の四周を囲むように上端横框部11、下端横框部12及び両側の縦框部13,15(四周の框部11,12,13,15と称する場合がある。)が設けられた四方框パネル状とされている。
上端横框部11及び下端横框部12は、戸幅方向に延びるように長尺状とされている。
また、本実施形態では、これら上端横框部11及び下端横框部12の戸高方向に沿う幅寸法並びに両側の縦框部13,15の幅寸法W1,W1が比較的に小とされ、四周の框部11,12,13,15がフレーム状とされている。これら上端横框部11及び下端横框部12の幅寸法並びに両側の縦框部13,15の幅寸法W1,W1は、例えば、20mm〜100mm程度であってもよい。図例では、上端横框部11及び下端横框部12の幅寸法を互いに略同寸法とした例を示しているが、このような態様に限られない。また、これら上端横框部11及び下端横框部12の幅寸法を、両側の縦框部13,15の幅寸法W1,W1と略同寸法とした例を示しているが、このような態様に限られない。
また、これら上端横框部11及び下端横框部12の戸厚方向に沿う寸法を、互いに略同寸法とした例を示している。また、これら上端横框部11及び下端横框部12の戸厚方向に沿う寸法を、互いに略同寸法とされた両側の縦框部13,15の戸厚方向に沿う寸法よりも小とした例を示しているが、このような態様に限られない。
また、本実施形態では、これら上端横框部11及び下端横框部12と両側の縦框部13,15とを縦勝状に接合した構成としている。
両側の縦框部13,15は、戸高方向に延びるように長尺状とされている。これら縦框部13,15は、パネル本体10の戸高方向の全体に亘って設けられている。つまり、これら縦框部13,15の長さ寸法は、パネル本体10の戸高寸法と同寸法とされている。また、本実施形態では、戸先側縦框部13に、引手14を設けた構成としている。この引手14は、戸先側縦框部13の戸厚方向両側のそれぞれに設けられている。また、この引手14は、戸厚方向両側において開口する手掛凹所を構成するように設けられている。
これら四周の框部11,12,13,15は、適宜の木質系材料や金属系材料、合成樹脂系材料等から形成されたものでもよい。また、各框部11,12,13,15(図例では、両側の縦框部13,15の断面のみを図示)は、中実状とされたものに限られず、中空筒状とされたものであってもよい。
また、本実施形態では、両側の縦框部13,15の戸厚方向両面を、互いに同色同柄状としている。ここに、同色同柄状とは、完全に同色同柄に限られず、それぞれが単一色状とされている場合であれば、視覚的に見分け難い程度に互いの色差が小さいようなものも含み、また、概ね同様の模様(パターン)や柄が同系色で施されているようなものも含む。これら縦框部13,15は、戸厚方向両面に加えて、戸幅方向両側面も互いに同色同柄状とされていてもよい。
これら縦框部13,15は、化粧シートの貼着や塗装等によって戸厚方向両面や戸幅方向両側面に表面化粧処理が施されたものでもよい。また、これら縦框部13,15の戸厚方向両面や戸幅方向両側面は、単一色状の表面化粧処理が施されたものでもよく、また、木目模様や石目模様等の種々の模様の表面化粧処理が施されたものであってもよい。
また、上端横框部11及び下端横框部12の戸厚方向両面及び戸高方向中央側に向く面を、両側の縦框部13,15の戸厚方向両面と同色同柄状としてもよい。これら上端横框部11及び下端横框部12は、上記同様、化粧シートの貼着や塗装等によって戸厚方向両面及び戸高方向中央側に向く面に表面化粧処理が施されたものでもよい。また、上端横框部11及び下端横框部12の戸高方向外側に向く面にも同様な表面化粧処理が施されていてもよい。
鏡板部19は、略矩形平板状とされ、戸厚方向に沿う厚さ寸法が四周の框部11,12,13,15の厚さ寸法よりも小とされている。本実施形態では、この鏡板部19を、透光部を構成するものとしている。また、この鏡板部19を、四周の框部11,12,13,15とは、別体とされたものとしている。この鏡板部19は、アクリルやポリカーボネート等の合成樹脂系材料や、ガラス等の透光性材料から形成されたものでもよい。また、この鏡板部19は、略無色透明とされたものに限られず、有色透明とされたものや半透明とされたものでもよい。この鏡板部19としては、例えば、透明材料に着色剤が添加されて有色透明とされたものや、樹脂フィルム等が積層されて有色透明とされたものでもよい。また、この鏡板部19としては、スモークガラス状やすりガラス状とされたものでもよく、また、二枚の透明(透光)パネル間に、和紙等のシート材を介在させた構成とされたものでもよく、その他、種々の構成とされたものでもよい。なお、鏡板部19としては、透光性を有したものに限られず、不透光な構成とされたものであってもよい。
上記した四周の框部11,12,13,15には、鏡板部19の四周端部を受け入れる受入溝11a,12a,13a,15aが設けられている。これら受入溝11a,12a,13a,15aは、各框部11,12,13,15の略全長に亘って延びるように設けられている。また、図例では、これら受入溝11a,12a,13a,15aを、各框部11,12,13,15の見込方向略中央部に位置するように設けた例を示している。また、これら受入溝11a,12a,13a,15aには、鏡板部19の四周端部を保持するガスケット(グレイジングガスケット)16,16,16,16が嵌め込まれている。このようなガスケット16としては、断面略C字状とされたいわゆるグレイジングチャンネルやパネル厚さ方向に分離されたグレイジングビードでもよい。なお、鏡板部19の四周端部を四周の框部11,12,13,15に保持させる態様としては、上記したような態様に限られず、その他、種々の態様の採用が可能である。また、鏡板部19と四周の框部11,12,13,15とを別体とした態様に代えて、一体とした態様等としてもよい。
補助縦框20は、図3(b)に示すように、戸パネル1が閉鎖状態で、全体が戸袋9内に位置する構成とされている。この補助縦框20は、長手方向(戸高方向)に見て概ね方形状とされている。
この補助縦框20の戸厚方向に沿う寸法は、戸尻側縦框部15の戸厚方向に沿う寸法よりも大または小としてもよいが、本実施形態では、戸尻側縦框部15の戸厚方向に沿う寸法と略同寸法としている。また、この補助縦框20は、戸厚方向の各面が戸尻側縦框部15の戸厚方向の各面と略同一平面状となるように設けられている。
また、この補助縦框20の戸幅方向に沿う寸法は、コンパクト化を図る観点や、閉鎖状態の戸パネル1の戸尻側端部における明かり漏れ等を抑制する観点等から適宜の寸法としてもよい。図例では、補助縦框20の戸幅方向に沿う寸法を、戸尻側縦框部15の幅寸法W1よりも小とした例を示している。また、図例では、補助縦框20の戸幅方向に沿う寸法を、中間縦枠6,6の戸幅方向に沿う寸法よりも小とした例を示している。また、戸パネル1が閉鎖状態で、補助縦框20の戸袋9収納方向奥側に向く面と中間縦枠6,6の戸袋9収納方向奥側に向く面とが略同一平面状となるように設けた例を示しているが、このような態様に限られない。この補助縦框20の戸幅方向に沿う寸法は、例えば、10mm〜40mm程度であってもよい。
また、本実施形態では、この補助縦框20の戸厚方向両面を、上記のように互いに同色同柄状とされた両側の縦框部13,15の戸厚方向両面とは異なる色調としている。このような構成とすれば、戸袋口の隙間から補助縦框20が視認されるような場合にも、戸尻側縦框部15とは異なる部分であると認識させ易くなり、戸尻側縦框部15の幅が戸先側縦框部13の幅よりも大きく見えるようなことを抑制することができる。
この補助縦框20の戸厚方向両面は、単一色状とされたものでもよく、種々の模様とされたものでもよい。また、この補助縦框20は、上記と概ね同様、化粧シートの貼着や塗装等によって戸厚方向両面に表面化粧処理が施されたものでもよい。また、この補助縦框20の戸厚方向両面の色調は、暗色や暗濃色が好ましく、より好ましくは黒色であってもよい。このような構成とすれば、戸袋9内に配される補助縦框20をより効果的に目立ち難くすることができる。
また、本実施形態では、図3(a)、(b)に示すように、戸尻側縦框部15と補助縦框20との戸厚方向両面における境界に、筋状境界部22,22を戸高方向に延びるように設けた構成としている。このような構成とすれば、戸袋口の隙間から補助縦框20が視認されるような場合にも、戸尻側縦框部15とは異なる部分であると認識させ易くなり、戸尻側縦框部15の幅が戸先側縦框部13の幅よりも大きく見えるようなことを抑制することができる。つまり、本実施形態では、補助縦框20の戸厚方向両面を、戸尻側縦框部15の戸厚方向両面とは異なる色調とし、かつこれらの境界に筋状境界部22,22を設けた構成としている。従って、より明瞭に補助縦框20が戸尻側縦框部15とは異なる部分であると認識させ易くすることができる。
この筋状境界部22,22は、補助縦框20の全長または概ね全長に亘って設けられている。この筋状境界部22,22は、補助縦框20の長さの4/5以上の範囲に亘って設けられていてもよい。
また、この筋状境界部22,22は、本実施形態では、戸厚方向外側に向けて開口し戸高方向に延びる溝状とされている。また、補助縦框20の戸先側端部の戸厚方向両縁部に、筋状境界部22,22を構成する凹段部を設けた構成としている。つまり、補助縦框20の戸先側端部の戸厚方向両側に凹段部が設けられるように、補助縦框20の戸先側端部の戸厚方向に沿う寸法を戸尻側よりも小とした構成としている。
筋状境界部22,22の溝底面は、これら凹段部の段底面によって構成されている。また、筋状境界部22,22の溝幅方向両側の溝側面は、これら凹段部の段壁面と戸尻側縦框部15の戸尻側端面とによって構成されている。つまり、この筋状境界部22,22は、戸尻側縦框部15と補助縦框20とによって構成されている。この筋状境界部22,22を構成する凹段部の段底面及び段壁面にも戸厚方向両面と同様な表面化粧処理が一連状に施されている。なお、筋状境界部22,22としては、このような構成とされたものに限られず、また、溝状とされたものに代えて、突条であってもよく、塗装やテープ状部材の貼着、目地状部材の埋込等によって線状に形成されたものであってもよい。更には、筋状境界部22,22は、戸尻側縦框部15と補助縦框20との間に介在された薄板状のスペーサー材によって構成されたものであってもよい。
また、この補助縦框20は、図3(a)に示すように、戸高方向の大半に亘って設けられている。この補助縦框20は、長さ寸法がパネル本体10(戸尻側縦框部15)の戸高寸法の4/5以上の寸法とされたものでもよい。本実施形態では、この補助縦框20の長さ寸法を、パネル本体10(戸尻側縦框部15)の戸高寸法と略同寸法としている。
また、本実施形態では、補助縦框20は、戸尻側縦框部15よりも長さ寸法が小とされた補助縦框本体21と、この補助縦框本体21の上端部及び下端部の両方または一方を覆うように取り付けられる樹脂製のキャップ部材24,27と、を備えている(図4も参照)。このような構成とすれば、長尺な補助縦框本体21を比較的に簡易な構成として押出成形品等とし、戸高寸法に対応させて適宜の寸法に切断して寸法調整した場合に、上下端部の少なくとも一方を、キャップ部材24,27によって覆うことができる。つまり、上下端部の切断面を、キャップ部材24,27によって覆うことができる。また、樹脂製のキャップ部材24,27を、後記するように種々の機構部品の取り付けに必要な形状にすることができる。
本実施形態では、補助縦框本体21の上端部及び下端部のそれぞれに取り付けられる上端キャップ部材24と下端キャップ部材27とを設けた構成としている。このような構成とすれば、補助縦框本体21の上下端部の両方を覆うことができる。つまり、本実施形態では、補助縦框本体21の上下端部に上端キャップ部材24及び下端キャップ部材27を取り付けた状態における補助縦框20の長さ寸法を、パネル本体10(戸尻側縦框部15)の戸高寸法と略同寸法としている。
補助縦框本体21は、補助縦框20の長さの大半を占めるように設けられている。この補助縦框本体21の長さ寸法は、補助縦框20の長さの4/5以上の寸法とされたものでもよい。本実施形態では、この補助縦框本体21の長手方向両端側に、戸高方向に沿う寸法が互いに同寸法とされた上端キャップ部材24及び下端キャップ部材27を設けた構成としている。また、これら上端キャップ部材24及び下端キャップ部材27の戸高方向に沿う寸法を、上端横框部11及び下端横框部12の幅寸法と略同寸法とした例を示している。つまり、補助縦框本体21の長さ寸法を、上端横框部11から下端横框部12までの戸高方向に沿う寸法と略同寸法とした例を示しているが、このような態様に限られない。
また、補助縦框本体21は、長手方向に貫通する中空筒状とされている。この補助縦框本体21の戸先側に向く面と戸厚方向両面との両角部には、上記した筋状境界部22,22を構成する凹段部が全長に亘って設けられている。この補助縦框本体21は、金属製または合成樹脂製の押出成形品であってもよい。このような構成とすれば、長尺となる補助縦框本体21を比較的に簡易に形成することができる。
また、本実施形態では、図4(a)に示すように、この補助縦框本体21の中空部を区画する戸尻側壁部に、補助縦框本体21を戸尻側縦框部15に固定するねじ等の固着具が挿通される挿通孔23を設けた構成としている。この挿通孔23は、補助縦框本体21の長手方向に間隔を空けて複数箇所に設けられていてもよい。なお、このような挿通孔23を設けた態様に代えて、補助縦框本体21の戸尻側壁部に、全長に亘ってスリット状の開口が設けられていてもよく、更には、補助縦框本体21を、戸尻側壁部を有していない略C字状(略コ字状)とされたものとしてもよい。また、補助縦框本体21を戸尻側縦框部15に取り付ける態様としては、固着具に限られず、適宜の接着剤等によって取り付けるようにしてもよい。
上端キャップ部材24及び下端キャップ部材27は、図4(a)、(b)に示すように、概ねブロック状とされている。これら上端キャップ部材24及び下端キャップ部材27は、戸厚方向の各面及び戸先側に向く面が補助縦框本体21の戸厚方向の各面及び戸先側に向く面と略同一平面状となるように設けられている。また、これら上端キャップ部材24及び下端キャップ部材27の戸厚方向両面と補助縦框本体21の戸厚方向両面とは、同色同柄状とされている。また、これら上端キャップ部材24及び下端キャップ部材27の戸先側に向く面と戸厚方向両面との両角部には、上記同様、筋状境界部22,22を構成する凹段部が戸高方向の全体に亘って設けられている。なお、これら上端キャップ部材24及び下端キャップ部材27に、筋状境界部22,22を構成する凹段部を設けていない構成としてもよい。また、これら上端キャップ部材24及び下端キャップ部材27は、射出成形等によって形成された樹脂成形品であってもよい。
また、これら上端キャップ部材24及び下端キャップ部材27には、補助縦框本体21の中空部に差し込まれる差込部26,29が設けられている。図例では、これら差込部26,29を、補助縦框本体21の中空部の内周形状に対応させた形状とした例を示している。これら上端キャップ部材24及び下端キャップ部材27は、差込部26,29を補助縦框本体21の中空部に圧入することで補助縦框本体21に取り付けられていてもよく、適宜の固着具や接着剤等によって補助縦框本体21に取り付けられていてもよい。
また、上端キャップ部材24には、図3(a)及び図4(a)に示すように、パネル本体10の上端部に設けられた取付凹所15bに取り付けられるランナー17の取付部が挿通される挿通凹所25が設けられている。このような構成とすれば、補助縦框20を戸パネル1の上端に至るまで設けた構成としながらも、補助縦框20が邪魔になるようなことなくランナー17を取り付けることができる。つまり、上枠3の上レールに係合保持されたランナー17の取付部を、パネル本体10の上端部の取付凹所15bに装着する際に、挿通凹所25を介して取り付けることができる。
また、戸幅方向両側の縦框部13,15の上端部のそれぞれにランナー17,17の取付部が取り付けられる取付凹所13b,15bを上方側及び戸幅方向外側に向けて開口するように設けた構成としている。これらランナー17,17の取付部は、両側の縦框部13,15の上端部に適宜の固着具や接着剤等によって取り付けられていてもよい。
上端キャップ部材24の挿通凹所25は、上方側に向けて開口し、かつ戸幅方向に貫通するように設けられている。また、この挿通凹所25は、戸尻側縦框部15の取付凹所15bに戸幅方向に見て互いに略一致するように形成されている。
また、下端キャップ部材27には、図3(a)及び図4(b)に示すように、床側に設置される下端ガイド部材18A(図1参照)が挿入(遊挿)される被ガイド溝18aを構成する溝部材18が嵌め込まれる嵌込溝28が設けられている。このような構成とすれば、補助縦框20を戸パネル1の下端に至るまで設けた構成としながらも、補助縦框20が設けられた部位にも溝部材18の嵌込部を設けることができる。
溝部材18は、戸パネル1の下端面において下方側に向けて開口し、かつ戸幅方向の略全長に亘って延びる被ガイド溝18aを構成するように、戸パネル1の下端部の戸幅方向の略全体に亘って一連状に設けられている。パネル本体10の下端部を構成する両側の縦框部13,15の下端部及び下端横框部12には、この溝部材18が嵌め込まれる嵌込溝13c,15c,12bが設けられている。これら両側の縦框部13,15、下端横框部12及び下端キャップ部材27の嵌込溝13c,15c,12b,28は、戸幅方向に見て互いに略一致するように形成されている。また、これら嵌込溝13c,15c,12b,28は、下方側に向けて開口し、かつ戸幅方向に貫通するように設けられている。溝部材18は、適宜の固着具や接着剤等によって戸パネル1の下端部に取り付けられていてもよい。
また、この溝部材18の被ガイド溝18aに挿入される下端ガイド部材18Aは、床に固定されるベース部から上方側に向けてピン状のガイド部を突出させた固定ガイドピンでもよい。また、下端ガイド部材18Aは、戸幅方向に間隔を空けて複数箇所に設置されるものでもよいが、図例では、単一の下端ガイド部材18Aを、中間縦枠6,6間に位置するように設けた例を示している。なお、下端ガイド部材18Aとしては、固定ガイドピンに限られず、磁石を有したガイドピンを床に埋込状に配される収容部に対して上下方向に出没自在に設けたマグネットガイドであってもよい。この場合は、溝部材18の適所に、下端ガイド部材18Aに対応させて磁石や磁性体等を設けた構成としてもよい。
なお、上記した例では、補助縦框20の戸厚方向両面を、戸尻側縦框部15の戸厚方向両面とは異なる色調とし、かつこれらの境界に筋状境界部22,22を設けた構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。補助縦框20の戸厚方向両面と戸尻側縦框部15の戸厚方向両面とを略同色同柄状とし、これらの境界に筋状境界部22,22を設けた構成としてもよく、または筋状境界部22,22を設けていない構成としてもよい。
次に、本実施形態に係る引戸装置Aに適用される戸パネルの変形例について、図5を参照しながら説明する。
なお、以下の各変形例では、上記した例との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。また、上記した例と同様の作用効果等についても説明を省略または簡略に説明する。
図5(a)は、第1変形例に係る戸パネル1Aを模式的に示す図である。
本変形例では、補助縦框20Aは、上端キャップ部材24及び下端キャップ部材27を備えていない構成とされている。このような構成とすれば、補助縦框20Aの構成の簡素化を図ることができる。また、補助縦框20Aの補助縦框本体21Aを、戸尻側縦框部15の全長に亘って設けた構成としている。つまり、補助縦框本体21Aの長さ寸法を、戸尻側縦框部15の長さ寸法と略同寸法とした例を示している。なお、この補助縦框本体21Aの上端部に上記のような挿通凹所を設けたり、補助縦框本体21Aの下端部に上記のような嵌込溝を設けたりしてもよい。また、この補助縦框本体21Aの上端部または下端部を、戸尻側縦框部15の上端または下端に至るまで設けていない構成としてもよい。
図5(b)は、第2変形例に係る戸パネル1Bを模式的に示す図である。
本変形例においても、補助縦框20Bは、上端キャップ部材24及び下端キャップ部材27を備えていない構成とされている。また、本変形例では、補助縦框本体21の長さ寸法を、戸尻側縦框部15の長さ寸法よりも小とした例を示している。また、補助縦框本体21を、上記した実施形態に係る戸パネル1の補助縦框本体21と同様の構成としている。つまり、補助縦框本体21の長さ寸法を、上端横框部11から下端横框部12までの戸高方向に沿う寸法と略同寸法とした例を示している。なお、本変形例においては、上記のような溝部材18を、補助縦框本体21の下方側に存在するように、戸尻側縦框部15の下端側から戸幅方向外側に向けて突出させた構成としてもよい。また、本変形例の補助縦框本体21の上下端部のうちの一方の端部に、上記のような上端キャップ部材24及び下端キャップ部材27の一方を取り付けた構成としてもよい。この場合、補助縦框本体21の上下端部のうちの他方の端部を、戸尻側縦框部15の上端または下端に至るまで設けた構成としてもよい。
なお、上記した各例では、戸パネル1,1A,1Bを、上端横框部11及び下端横框部12を備えた四方框パネル状とした例を示しているが、上端横框部11及び下端横框部12を備えていない二方框パネル状としてもよい。
また、上記した各例では、戸パネル1,1A,1Bを、上枠3の上レールに吊下支持される態様とした例を示しているが、下端側に走行対象を走行する戸車やキャスター等の転動体を設けた下荷重型としてもよい。この場合は、補助縦框20,20A,20Bの下端部に、転動体の取付部が挿通される挿通凹所を設け、両側の縦框部13,15の下端部に、同取付部が取り付けられる取付凹所を設けた構成等としてもよい。戸パネル1,1A,1B及びこれを備えた引戸装置Aを構成する各部及び各部材の具体的構成としては、上記した構成に限られず、その他、種々の変形が可能である。
A 引戸装置
1,1A,1B 戸パネル
10 パネル本体
13 戸先側縦框部(縦框部)
15 戸尻側縦框部(縦框部)
19 鏡板部
20,20A,20B 補助縦框
21 補助縦框本体
22 筋状境界部
24 上端キャップ部材(キャップ部材)
27 下端キャップ部材(キャップ部材)
4 戸先側縦枠
6 中間縦枠
7 開口
9 戸袋
W1 幅寸法(戸幅方向に沿う幅寸法)
W2 見付寸法(閉鎖状態における戸厚方向に見た幅寸法)

Claims (5)

  1. 全開状態で戸袋に納められる戸パネルであって、
    戸幅方向両側端部に設けられ、戸幅方向に沿う幅寸法が互いに同寸法とされた縦框部及びこれら縦框部間に設けられた鏡板部を有したパネル本体と、このパネル本体の戸尻側端面に沿って取り付けられ、戸高方向に長尺な補助縦框と、を備えており、
    閉鎖状態で、戸厚方向に見た各縦框部の幅寸法が同寸法となり、かつ前記補助縦框が前記戸袋内に納められることを特徴とする戸パネル。
  2. 請求項1において、
    前記補助縦框の戸厚方向両面は、互いに同色同柄状とされた両側の縦框部の戸厚方向両面とは異なる色調とされていることを特徴とする戸パネル。
  3. 請求項1または2において、
    戸尻側の縦框部と前記補助縦框との戸厚方向両面における境界には、筋状境界部が戸高方向に延びるように設けられていることを特徴とする戸パネル。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記補助縦框は、戸高方向の全体に亘って設けられた戸尻側の縦框部よりも長さ寸法が小とされた補助縦框本体と、該補助縦框本体の上端部及び下端部の両方または一方を覆うように取り付けられる樹脂製のキャップ部材と、を備えていることを特徴とする戸パネル。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の戸パネルと、該戸パネルによって開閉される開口の戸先側を区画する戸先側縦枠と、該戸パネルによって開閉される開口の戸尻側を区画し、かつ戸袋口を区画する一対の中間縦枠と、を備えていることを特徴とする引戸装置。
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