JP2699272B2 - 建具と衝立 - Google Patents

建具と衝立

Info

Publication number
JP2699272B2
JP2699272B2 JP16686995A JP16686995A JP2699272B2 JP 2699272 B2 JP2699272 B2 JP 2699272B2 JP 16686995 A JP16686995 A JP 16686995A JP 16686995 A JP16686995 A JP 16686995A JP 2699272 B2 JP2699272 B2 JP 2699272B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
vertical
sliding door
shoji
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16686995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08333960A (ja
Inventor
俊悦 小松
Original Assignee
俊悦 小松
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 俊悦 小松 filed Critical 俊悦 小松
Priority to JP16686995A priority Critical patent/JP2699272B2/ja
Publication of JPH08333960A publication Critical patent/JPH08333960A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2699272B2 publication Critical patent/JP2699272B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は襖や間仕切りなどの建具
のほか衝立などの家具(主として開口部)にも利用され
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から提供されている襖や間仕切りな
どの部屋の開口部に使用される建具は、各個の単一のも
のを所要数組み合わせて使用するものが一般的で、機能
的なものとしては伸縮戸や折りたたみ戸などが提供され
ているが、何れも意匠面、機能面での変化に乏しいもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
に鑑み、意外性に富む建具と衝立を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1発明の建具は、矩形
枠組の表裏面に装飾材を被覆して成る枠体において、該
枠体の少なくとも左右方向の一側の縦框に、左右方向に
貫通する縦溝を配設するとともに、内部全域に渡って該
縦溝に連通する空間を形成し、該縦溝から、所要の枠組
と該枠組内に配設される内部構成部材とから成る内障子
を前記空間に出入自在に収納するとともに、該内障子の
露出側縦框を前記枠体の縦框とその背丈を同長にし、引
き出し端を抜け止めして成る。第2発明の衝立は、装飾
的な矩形枠体に足台を垂設し、該枠体内に障子をはめ込
んだ衝立において、該障子が請求項1記載の建具から成
る衝立。
【0005】
【作用】枠体に対して内障子を挿し入れた状態では該枠
体の縦框に内障子の縦框が合体し、一般的な外観寸法の
襖或は間仕切りとして目視され、空間に収納された内障
子は襖或は間仕切りの配列ライン上に引き出され、意匠
美とともに異質の機能を付与する。また、構造上からは
内障子の上かまちの上方及び下かまちの下方にそれぞれ
空間が配設される。
【0006】
【実施例】本発明を実施例により説明すると、図1に示
した建具は襖aであり、図2に示すように矩形枠組1の
表裏面側にそれぞれ板体2を接合することによって該板
体2の相互間に全域に渡って空間3を形成し、各板体2
の外面に装飾材としての襖紙4を貼着し、右方の縦框5
の外側面には図3に示すように、所要幅、所要深さの凹
溝6を全長に渡って堀設するとともに、該凹溝6より左
右に所要幅、所要長さで貫通する縦溝7を配設し、該縦
溝7を前記空間3に連通して襖本体8を形成し、一方、
前記縦溝7から空間3に出入自在に収納される内障子9
は、該縦溝7に挿入できる幅と長さの左部縦框10と、
該左部縦框10と同幅でその上下端に一体に横設される
上框11と下框12と、該上框11と下框12とを右端
で一体に接合する右部縦框13とから成る枠組14と、
該枠組内で上下所要間隔で左部縦框10と右部縦框13
間に接合される力骨15と、各力骨15の間及び力骨1
5と上框11の間、力骨15と下框12の間に配設され
る縦横の各組子16(縦の組子16を多数櫛目状に縦設
して成る)などの内部構成部材とから成り、前記枠組1
4における右部縦框13は内方側に、前記襖本体8の右
方の縦框5に掘設した凹溝6に嵌着する突部17を有す
る横断面凸形にして、その背丈を襖本体8の右方の縦框
5と同長とし、また、内障子9の上框11の上面と下框
12の下面にはそれぞれ所要幅、所要深さの案内溝18
を全長に渡って掘設し、襖本体8の右方の縦框5の上下
端より打ち込んだピン19を前記案内溝18に案内し、
該ピン19を介して襖本体8に対して内障子9を抜け止
めして成る。
【0007】このようにして成る襖aは、一般に使用さ
れている襖と同様に内障子9を襖本体8に収納した状態
で部屋の開口部に使用されるものであるが、4枚の襖で
該開口部を開閉する場合では、内側の2枚一組を本発明
の襖aとすれば、図4に示すように、夏場の暑い日に
は、内側の襖aを開いて外側の襖20に重なるように押
し込み、それぞれ内障子9を引き出せば、開口部分にす
だれでも掛けたように、上下の空間21と縦方向の櫛目
空間によって涼しさを演出できるものである。また、本
実施例で示した襖aのほかに、内障子9の表裏面に装飾
材として襖本体8と同じ襖紙や該襖紙と趣向の異なる模
様紙などを貼着したものなども提供され、主として間仕
切りとして利用され得るものである。このほか、内障子
9には全面或は一部に鏡を貼り付けたものや、短冊、色
紙などを組み入れたものなども提供され得る。
【0008】図5に示した衝立22は、枠体23の開口
部24に挿げた障子25の一方(両方でもよい)が本発
明の建具から成るものであり、このように本発明は建具
の分野のみならず、家具の分野においてもその開口部に
応用され得るものである。
【0009】なお、本発明の建具を間仕切りとして実施
する場合には、襖本体8に対して同一引き出しライン上
で左右からそれぞれ内障子9を出入自在にしたものや、
引き出しラインを表裏複線にして左右からそれぞれ内障
子9を出入自在にしたものなども提供され得るものであ
る。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、襖本体の
意匠に対して内障子の意匠を展開できる意匠面での意外
性と内障子に配設する通気性や家具的要素や目かくし要
素などの機能面での意外性を発現させることができ、従
来の建具や家具を活性化する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる建具としての襖aの内障子を引
き出した状態の正面図。
【図2】図1のA−A矢視における縦方向中間部を省略
した拡大部分縦断面図。
【図3】図1のB−B矢視における内障子の横方向中間
部を省略した拡大部分横断面図。
【図4】襖aの使用状態の説明図
【図5】本発明に係わる衝立の説明用正面図
【符号の説明】
1 矩形枠組 2 板体 3 空間 4 襖紙 5 縦框 6 凹溝 7 縦溝 8 襖本体 9 内障子 10 左部縦框 11 上框 12 下框 13 右部縦框 14 枠組 15 力骨 16 組子 17 突部 18 案内溝 19 ピン 20 襖 21 空間 22 衝立 23 枠体 24 開口部 25 障子 a 襖

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形枠組の表裏面に装飾材を被覆して成
    る枠体において、該枠体の少なくとも左右方向の一側の
    縦框に、左右方向に貫通する縦溝を配設するとともに、
    内部全域に渡って該縦溝に連通する空間を形成し、該縦
    溝から、所要の枠組と該枠組内に配設される内部構成部
    材とから成る内障子を前記空間に出入自在に収納すると
    ともに、該内障子の露出側縦框を前記枠体の縦框とその
    背丈を同長にし、引き出し端を抜け止めして成る建具。
  2. 【請求項2】 装飾的な矩形枠体に足台を垂設し、該枠
    体内に障子をはめ込んだ衝立において、該障子が請求項
    1記載の建具から成る衝立。
JP16686995A 1995-06-08 1995-06-08 建具と衝立 Expired - Lifetime JP2699272B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16686995A JP2699272B2 (ja) 1995-06-08 1995-06-08 建具と衝立

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16686995A JP2699272B2 (ja) 1995-06-08 1995-06-08 建具と衝立

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08333960A JPH08333960A (ja) 1996-12-17
JP2699272B2 true JP2699272B2 (ja) 1998-01-19

Family

ID=15839148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16686995A Expired - Lifetime JP2699272B2 (ja) 1995-06-08 1995-06-08 建具と衝立

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2699272B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08333960A (ja) 1996-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3297077A (en) Folding door structure
US6123135A (en) Window-screen combination and method of use
US6684589B2 (en) Aesthetic security doorway
US4790609A (en) Combination foldable-screen room divider and curio cabinet
US5465774A (en) Sliding glass door privacy screens
US5669185A (en) Shutter for buildings
JP2699272B2 (ja) 建具と衝立
AU711685B2 (en) A toy building set
JP3121560B2 (ja) 外壁の化粧構造
KR200156581Y1 (ko) 미서기 창틀의 로울러식 방충망의 설치구조
JPH0518479Y2 (ja)
JPH0635107Y2 (ja) 開閉扉
JPS592307Y2 (ja) 雨戸戸袋
JPS6222214Y2 (ja)
KR930003878Y1 (ko) 블라인더를 내장한 칸막이
JP3222401B2 (ja)
JPS647173Y2 (ja)
JPS6317806Y2 (ja)
JPH0443587Y2 (ja)
JP4359358B2 (ja) 収納家具
JPH078760Y2 (ja) 間仕切り装置
KR20030089282A (ko) 독서실용 책상 유니트
JP3043887U (ja) 三面鏡
JPS6334048Y2 (ja)
JP2021070940A (ja) 戸パネル及びこれを備えた引戸装置