JP2021068466A - 情報処理装置及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】記録した画像からクレジットカードに表示された文字が容易に読み取られることを防止する。【解決手段】実施形態の記録装置は、検出手段、加工手段及び記憶手段を備える。検出手段は、決済装置が読取デバイスによりクレジットカードを読み取る動作状態にある読取期間にあることを検出する。加工手段は、読取デバイスにより読み取るクレジットカードが映り込む撮影範囲について撮影デバイスにより撮影された画像を、検出手段により読取期間であると検出されている場合に限り、クレジットカードに表示された文字を判読不能なように加工する。記憶手段は、検出手段により読取期間であると検出されている場合については、加工手段により加工された後の画像を記憶する。【選択図】 図3

Description

本発明の実施形態は、記録装置及びそのプログラムに関する。
POS(point-of-sale)端末等の決済装置における誤操作や不正操作等への対策として、操作状況をカメラにより撮影し、記録する場合がある。
ところがこのように撮影された画像には、クレジット決済を可能とした決済端末の場合には、決済に用いられるクレジットカードが映り込むことになる。このため、記録された画像に基づいて、クレジットカードに表されたカード番号などの情報が不正者により読み取られる恐れがあった。
このような事情から、記録した画像からクレジットカードに表示された文字を容易に読み取ることができないようにすることが望まれていた。
特開2011−39983号公報 特開2010−28265号公報
本発明が解決しようとする課題は、記録した画像からクレジットカードに表示された文字が容易に読み取られることを防止できる記録装置及びそのプログラムを提供することである。
実施形態の記録装置は、検出手段、加工手段及び記憶手段を備える。検出手段は、決済装置が読取デバイスによりクレジットカードを読み取る動作状態にある読取期間にあることを検出する。加工手段は、読取デバイスにより読み取るクレジットカードが映り込む撮影範囲について撮影デバイスにより撮影された画像を、検出手段により読取期間であると検出されている場合に限り、クレジットカードに表示された文字を判読不能なように加工する。記憶手段は、検出手段により読取期間であると検出されている場合については、加工手段により加工された後の画像を記憶する。
実施形態に係るチェックアウト装置の外観の斜視図。 チェックアウトシステムの概略構成及び図1に示されるチェックアウト装置の要部回路構成を示すブロック図。 図2に示されるCPUによる情報処理のフローチャート。 管理テーブルを構成するデータレコードの構造を模式的に示す図。 図2に示されるCPUによる情報処理のフローチャート。 図2に示されるCPUによる情報処理のフローチャート。
以下、実施の形態について図面を用いて説明する。なお、本実施の形態では、決済装置としての機能を備えたセルフタイプのチェックアウト装置と記憶デバイスとを含んだチェックアウトシステムを例に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態に係るチェックアウト装置110の外観の斜視図である。なお第1の実施形態のチェックアウト装置110は、セルフチェックアウト式のPOS端末、あるいはセルフレジ装置とも呼ばれる。
チェックアウト装置110は、本体1及び計量ユニット2,3を含む。
本体1は、タッチパネル10、スキャナ窓11、ハンディスキャナ12、レシート発行口13、カード挿入口14、硬貨投入皿15、釣銭皿16、紙幣挿入口17、紙幣排出口18、警報ランプ19及び監視カメラ20を含む。
タッチパネル10は、操作者に各種の情報を報知するための各種の画面を表示する。当該各種の画面は、一部がGUI(graphical user interface)を構成するものであって、タッチパネル10はGUIの操作のためのタッチ操作を受け付ける。
スキャナ窓11は、本体1に形成した開口を透明な樹脂またはガラスなどで覆って形成される。スキャナ窓11は、スキャナ窓11の前に操作者により翳された商品を、本体1の内部に配置される固定スキャナによりスキャン可能とする。固定スキャナについては後述する。
ハンディスキャナ12は、操作者により持たれて商品に表示されたバーコードに近接された場合に、当該バーコードを読み取って、そのバーコードが表したバーコード情報を出力する。
レシート発行口13は、レシートを本体1の外部に排出するためのスリット状の開口である。
カード挿入口14は、決済のために操作者が挿入するクレジットカードを本体1の内部へと挿入し、またそのクレジットカードを本体1の外部へと排出するためのスリット状の開口である。
硬貨投入皿15は、決済のために操作者が投入する硬貨を受ける。硬貨投入皿15の底面には、開口が形成されており、硬貨投入皿15が受けた硬貨は、開口から本体1の内部に取り込まれる。
釣銭皿16は、本体1から釣銭などとして排出される硬貨を受ける。
紙幣挿入口17は、決済のために操作者が挿入する紙幣を本体1の内部へと取り込むためのスリット状の開口である。
紙幣排出口18は、本体1から釣銭などとしての紙幣を排出するためのスリット状の開口である。紙幣排出口18は、紙幣を、その一部を本体1の外部に突出させた状態で保持する。
警報ランプ19は、各種の警報のための点灯動作及び点滅動作を行う。
監視カメラ20は、タッチパネル10の表示面、ハンディスキャナ12、レシート発行口13、カード挿入口14、硬貨投入皿15、釣銭皿16、紙幣挿入口17及び紙幣排出口18などを俯瞰撮影する。監視カメラ20としては、ビデオカメラ及びスチルカメラのいずれを用いてもよい。なお、以下においては、ビデオカメラを監視カメラ20として用いるものとして説明する。このため監視カメラ20は、動画データを出力する。また監視カメラ20は、カード挿入口14へと挿入されるクレジットカードに表された文字の少なくとも一部を判読可能な程度の画像を得ることが可能な解像度で撮影する能力を有する。監視カメラ20は、撮影デバイスの一例である。
計量ユニット2は、未登録の商品を載置するための台2aを含む。計量ユニット2は、台2aに載置された商品の総重量を計測する。
計量ユニット3は、登録済みの商品を載置するための台3a,3bと、登録済みの商品を入れる袋を掛けるアーム3cとを含む。計量ユニット3は、台3a,3bに載置された商品と、アーム3cに掛けられた袋に入れられた商品との総重量を計測する。
図2はチェックアウトシステム100の概略構成及びチェックアウト装置110の要部回路構成を示すブロック図である。なお、図2において図1と同一の部位には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図2に示すようにチェックアウトシステム100は、チェックアウト装置110に、ネットワーク200を介して記憶デバイス120を接続して構成される。そして本実施形態においては、チェックアウトシステム100において、記録装置としての機能を実現するものとなっている。
チェックアウト装置110は、前述の計量ユニット2,3、タッチパネル10、ハンディスキャナ12、警報ランプ19及び監視カメラ20の他に、CPU(central processing unit)21、ROM(read-only memory)22、RAM(random-access memory)23、補助記憶ユニット24、固定スキャナ25、プリンタ26、釣銭機27、クレジットカードリーダ28、電子マネーリーダライタ29、通信ユニット30及び通信路31を含む。そしてこれらの各部は、本体1に収容されており、システムバスを含んだ通信路31を介して接続されている。
CPU21、ROM22、RAM23及び補助記憶ユニット24は、通信路31で接続されて、チェックアウト装置110を制御するためのコンピュータを構成する。
CPU21は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。CPU21は、ROM22及び補助記憶ユニット24に記憶されたオペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムに基づいて、チェックアウト装置110の各種の機能を実現するべく各部を制御する。
ROM22は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM22は、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムを記憶する。アプリケーションプログラムの1つは、後述する制御処理のための制御プログラムを含み得る。またROM22は、CPU21が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM23は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM23は、CPU21が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM23は、CPU21が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
補助記憶ユニット24は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット24としては、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disc drive)又はSSD(solid state drive)などが使用できる。補助記憶ユニット24は、CPU21が各種の処理を行う上で使用するデータや、CPU21での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット24は、アプリケーションプログラムを記憶する場合もある。補助記憶ユニット24が記憶するアプリケーションプログラムには、後述する情報処理のためのプログラムを含む場合がある。なお、当該プログラムは、チェックアウト装置110の譲渡時には、典型的にはROM22又は補助記憶ユニット24に記憶されている。しかしながら、プログラムは、チェックアウト装置110の譲渡後に、任意の作業者による指示に応じて補助記憶ユニット24に書き込まれてもよい。ただしこの場合、譲渡されるチェックアウト装置110のROM22又は補助記憶ユニット24に、上記プログラムとはバージョンが異なる同種のプログラムが記憶されていてもよいし、そのようなプログラムが記憶されていなくてもよい。前者の場合、後から補助記憶ユニット24に書き込まれたプログラムは、バージョンが異なる同種のプログラムの代わりに利用される。なお、プログラムの譲渡は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により行える。
固定スキャナ25は、スキャナ窓11の前に翳された商品を撮像した上で、当該商品に表示されたバーコードを画像処理によって識別する。そして固定スキャナ25は、識別したバーコードが表す情報をCPU21へ出力する。なお、固定スキャナ25は、レーザ光の反射を利用してバーコードを識別するような他のタイプの周知のデバイスを利用することもできる。
プリンタ26は、レシートプリンタ及びジャーナルプリンタを含む。レシートプリンタは、レシート用紙に各種の情報をプリントすることにより各種の証票を発行する。各種の証票は、商取引の内容などを表したレシート及びクレジット決済に関するクレジット伝票などである。レシートプリンタにより発行される証票は、レシート発行口13から本体1の外部へと排出される。ジャーナルプリンタは、レシートプリンタによりレシート用紙にプリントされる情報を含んだジャーナルデータをジャーナル用紙にプリントする。ジャーナル用紙は、保守者によって取り出されない限りは、本体1の内部に保留される。
釣銭機27は、硬貨を金種別に収容する硬貨金庫と、紙幣を金種別に収容する紙幣金庫とを備える。そして釣銭機27は、硬貨投入皿15に投入された硬貨を取り込み、金種を識別した上で硬貨金庫に金種別に収容する。釣銭機27は、紙幣挿入口17に投入された紙幣を取り込み、金種を識別した上で紙幣金庫に金種別に収容する。釣銭機27は、CPU21からの出金指令に応じて、硬貨金庫又は紙幣金庫に収容されている硬貨又は紙幣を釣銭皿16又は紙幣排出口18から排出する。このような釣銭機27としては、周知の自動釣銭機を適用することができる。
クレジットカードリーダ28は、カード挿入口14へと操作者によって挿入されるクレジットカードに記録されたデータを読み取る。つまりクレジットカードリーダ28は、読取デバイスに相当する。クレジットカードリーダ28は、読み取りを終えたクレジットカードをカード挿入口14から本体1の外部へと排出する。カード挿入口14は、排出するクレジットカードを、その一部を本体1の外部に突出させた状態で保持する。
電子マネーリーダライタ29は、例えばNFC(near field communication)通信部を備え、近接した電子マネーカードから無線通信によりデータを読み取る。また電子マネーリーダライタ29は、近接した電子マネーカードから無線通信によりデータを書き込む。
通信ユニット30は、ネットワーク200を介したデータ通信を行う。ネットワーク200は、一例としてLAN(local area network)である。通信ユニット30としては、ネットワーク200がLANであるならば、LANに適応した周知の通信デバイスを利用できる。
記憶デバイス120は、監視カメラ20から出力され、通信ユニット30から送信される動画データを記憶する。つまり記憶デバイス120は、クレジットカードリーダ28により読み取るクレジットカードが映り込む撮影範囲について監視カメラ20により撮影された画像を記憶する。記憶デバイス120としては、例えばNAS(network attached storage)などとして知られる既製のデバイスをそのまま用いることができる。
次に以上のように構成されたチェックアウトシステム100の動作について説明する。
チェックアウト装置110が商取引に関する会計のための動作モードで動作しているとき、CPU21はROM22又は補助記憶ユニット24に記憶されたプログラムに従って以下に説明するような情報処理を実行する。なお、以下に説明する情報処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。なお、商品の売買などの商取引の他、サービスの提供などの別の種類の取引の会計の際にも、以下の処理を利用できる。
図3はCPU21による情報処理のフローチャートである。
Act1としてCPU21は、操作者による登録操作が開始されるのを待ち受ける。そして、買上商品の登録のための操作が開始されたならばYesと判定してAct2へと進む。
Act2としてCPU21は、監視画像の撮影及びその記録を開始する。CPU21は具体的には、監視カメラ20を起動させる。またCPU21は、監視カメラ20が出力し始める動画データを、通信ユニット30からネットワーク200を介して記憶デバイス120へと送り、記憶させる。なお、監視カメラ20を常時動作させておき、常に数秒分の動画データを、監視カメラ20に内蔵されたバッファ、RAM23又は補助記憶ユニット24にバッファしておいてもよい。そして、CPU21がAct2へと進んだ時点でバッファされていた動画データも、記憶デバイス120に記憶させるようにしてもよい。このようにすれば、CPU21がAct1にてYesと判定するきっかけとなった操作に関する画像も記録できる。
Act3としてCPU21は、買上商品の登録のための登録処理を実行する。この登録処理は、タッチパネル10での操作、あるいはハンディスキャナ12又は固定スキャナ25でのスキャンにより入力される商品コードを商品リストに追加してゆく処理である。この登録処理は、既存の別のチェックアウト装置で行われている処理と同じであってよい。そしてCPU21は、例えばタッチパネル10に表示させた小計キーへのタッチなどの所定の操作が行われたことに応じて登録処理を終え、Act4へと進む。
Act4としてCPU21は、決済方法が指定されるのを待ち受ける。CPU21は具体的には、現金決済、クレジット決済及び電子マネー決済などの利用を許容する決済方法のそれぞれが割り付けられたボタンを含んだ画面をタッチパネル10に表示させて、いずれかのボタンがタッチされるのを待ち受ける。そしてCPU21は、いずれかのボタンへのタッチにより決済方法が指定されたならばYesと判定し、Act5へと進む。
Act5としてCPU21は、指定された決済方法がクレジット決済であるか否かを確認する。そしてCPU21は、クレジット決済が指定されたのであるならばYesと判定し、Act6へと進む。
Act6としてCPU21は、画像処理を開始する。この画像処理は、監視カメラ20から出力される動画データを、その動画データが表す画像の解像度を低下させるように変化させる処理である。この画像処理としては、画像の解像度を変化させる周知の処理をそのまま利用できる。なお、処理後の画像の解像度は、当該画像に映り込んでいるクレジットカードに表示された文字を判読不能とする程度に、例えばチェックアウト装置110の設計者などにより予め定められる。CPU21は、当該画像処理を、図3に示す情報処理とは別のスレッドの処理として、図3に示す処理と並行して実行する。なお、当該画像処理は、CPU21とは別のプロセッサにより行うようにしてもよい。そしてCPU21は、当該画像処理を開始したのちには、監視カメラ20から出力される動画データではなく、画像処理後の動画データを記憶デバイス120に記憶させる。
Act7としてCPU21は、Act3で登録された買上商品の代金をクレジットカードにより決済するための処理を実行する。当該処理は、既存の別のチェックアウト装置にて行われているのと同様な処理であってよい。そしてこの決済処理に際して、操作者によりカード挿入口14へとクレジットカードが挿入される。また、カード挿入口14から排出されたクレジットカードが、操作者により取り去られる。この過程で、監視カメラ20が撮影する画像にクレジットカードが映り込む。
Act8としてCPU21は、上記のようにカード挿入口14から排出されたクレジットカードが取り去られるのを待ち受ける。そしてCPU21は、クレジットカードが操作者により取り去られ、それが例えばクレジットカードリーダ28により検出されたならばYesと判定し、Act9へと進む。
Act9としてCPU21は、プリンタ26を制御して、上記のクレジット決済の内容を表したクレジット伝票を発行する。
Act10としてCPU21は、プリンタ26により発行されたクレジット伝票が取り去られるのを待ち受ける。そしてCPU21は、クレジット伝票が操作者により取り去られ、それが例えばプリンタ26により検出されたならばYesと判定し、Act11へと進む。
Act11としてCPU21は、上述の画像処理を終了する。そしてこれ以降においてCPU21は、監視カメラ20から出力される動画データを記憶デバイス120に記憶させる。
つまりCPU21は、クレジット決済が指定された時点からクレジット伝票が取り去られるまでの期間を、チェックアウト装置110がクレジットカードリーダ28によりクレジットカードを読み取る動作状態にある読取期間として検出していることになる。かくしてプログラムに基づく情報処理をCPU21が実行することによって、CPU21を中枢部分とするコンピュータは検出手段として機能する。またCPU21は、上記の読取期間として検出された期間には、クレジットカードに表示された文字を判読不能なように加工するための画像処理を行って、当該加工されたのちの動画データを記憶するように記憶デバイスを制御している。かくしてプログラムに基づく情報処理をCPU21が実行することによって、CPU21を中枢部分とするコンピュータは加工手段及び記憶制御手段として機能する。そして、CPU21の記憶制御手段としての機能と、その制御の下に動画データを記憶する記憶デバイス120との協働により、記憶手段としての機能が実現される。
さて、操作者がクレジット決済以外の決済方法を指定した場合、CPU21はAct5にてNoと判定し、Act12へと進む。
Act12としてCPU21は、Act3で登録された買上商品の代金を指定された決済方法により決済するための処理を実行する。当該処理は、既存の別のチェックアウト装置にて行われているのと同様な処理であってよい。
CPU21は、Act11又はAct12を終えると、Act13へと進む。
Act13としてCPU21は、プリンタ26を制御して、Act3で登録された買上商品のリスト及び決済の結果などを表したレシートを発行する。
Act14としてCPU21は、プリンタ26により発行されたレシートが取り去られるのを待ち受ける。そしてCPU21は、レシートが操作者により取り去られ、それが例えばプリンタ26により検出されたならばYesと判定し、Act15へと進む。
Act15としてCPU21は、監視画像の撮影及びその記録を終了する。CPU21は具体的には、監視カメラ20を停止させる。またCPU21は、記憶終了の旨を記憶デバイス120へと通知する。CPU21は、Act2として記録を開始してからAct15で記録を終了するまでの間に記憶デバイス120へと送った動画データを1つのファイルとして記憶デバイス120に記憶させる。ただし、動画データを複数に区切って複数のファイルとして記憶デバイス120に記憶させてもよい。CPU21はこののち、Act1の待受状態に戻り、次の取引に関する登録の開始に備える。
以上のように第1の実施形態のチェックアウトシステム100によれば、買上商品の登録のための操作が開始されてから、会計の最後に発行されるレシートが取り去られるまでの間に、監視カメラ20により撮影された画像が記録される。しかしながら、この記録期間のうちで、クレジット決済が指定されてから、クレジット伝票が取り去られるまでの間は、画像に映り込んでいるクレジットカードに表示された文字を判読不能とする程度に解像度を低下した画像が記録される。かくして、操作者がクレジット決済を指定した後にクレジットカードをカード挿入口14へと挿入する際には、解像度を低下した画像が記録される。また、クレジット伝票は、決済終了後のクレジットカードが取り去られた後に発行されるから、操作者が決済終了後のクレジットカードが取り去る際には、解像度を低下した画像が記録される。従って、監視カメラ20が撮影する画像にクレジットカードが映り込む際には、解像度を低下した画像が記録される。このため、記録された画像からクレジットカードに文字により表された情報が読み取られることがない。
そしてチェックアウトシステム100によれば、解像度低下のための画像処理を、上記のように期間を限定して行っていることにより、他の期間においては監視カメラ20の性能を生かした高画質な画像を記録している。このため、当該画像からは、操作の様子を詳細に確認することが可能である。
なお、特許文献1又は特許文献2の技術を用い、画像中に映り込んだクレジットカードの範囲のみをマスク処理することによっても、記録された画像からクレジットカードに文字により表された情報が読み取られることを防止できる。しかしながらこの場合には、画像の記録中において、画像中に映り込んだクレジットカードを認識する処理を常に実行しなければならない。これに比べて、チェックアウトシステム100によれば、CPU21の負担を軽減できる。
(第2の実施形態)
チェックアウトシステム100のハードウェアの要部構成は、第1の実施形態と第2の実施形態とで同じであってよい。そしてチェックアウト装置110が第1の実施形態と第2の実施形態とで異なるのは、ROM22又は補助記憶ユニット24に記憶されるプログラムの内容である。従って、当該プログラムに基づいてCPU21が行う情報処理の内容が、第1の実施形態と第2の実施形態とで異なる。
また、第2の実施形態では、CPU21の情報処理のために補助記憶ユニット24に、管理テーブルを記憶する。
管理テーブルは、記憶デバイス120が記憶する動画像のファイルの個々に対応するデータレコードの集合であり、該当するファイルをCPU21が管理するためのものである。
図4は管理テーブルを構成するデータレコードの構造を模式的に示す図である。
図4に示すようにデータレコードは、開始日時、ファイルパス、クレジットフラグ、開始タイミング及び終了タイミングの各フィールドを含む。開始日時のフィールドには、動画データの記録を開始した日時が記述される。ファイルパスのフィールドには、記憶デバイス120において動画像のファイルを識別するためのパスが記述される。クレジットフラグのフィールドには、ファイルに含まれた動画データがクレジット決済を伴う会計に関して撮影されたものであるか否かを表すフラグ値が記述される。ここでは、ファイルに含まれた動画データがクレジット決済を伴う会計に関して撮影されたものである場合に、クレジットフラグがセット状態とされるものとする。開始タイミングのフィールドには、クレジット決済に関する処理を開始したタイミングを表すタイム情報が記述される。終了タイミングのフィールドには、クレジット決済に関する処理を終了したタイミングを識別するタイム情報が記述される。開始タイミング及び終了タイミングのフィールドに記述されるタイム情報は、例えば動画像の先頭からの経過時間を表す情報が用いられる。
図5は第2の実施形態におけるCPU21の情報処理の一部のフローチャートである。なお、図5に示される動作のうちで図3と同一の動作については同一の符号を付し、その説明は省略する。
第2の実施形態においてCPU21は、買上商品の登録のための操作が開始されたためにAct1にてYesと判定したならば、Act21へと進む。
Act21としてCPU21は、上記の管理テーブルに新たなデータレコードを追加する。CPU21は、このデータレコードには、現在の日時を開始日時のフィールドに記述する。CPU21は、これから記録する動画データを含んだファイルのパスを決定し、それをファイルパスのフィールドに記述する。CPU21は、クレジットフラグは、リセット状態としておく。CPU21は、開始タイミング及び終了データの各フィールドには、有効な情報を記述しない。かくして、開始日時のフィールドに記述された日時は、1つの取引に関する買上商品の登録を開始した日時でもあるから、取引を識別するための情報である。なお、開始日時をデータレコードに記述するのに代えて、あるいはそれに加えて、例えば取引番号などの取引を識別するための別の情報をデータレコードに記述してもよい。
CPU21はこののち、Act2−Act5としての動作を第1の実施形態と同様に行う。ただし図5においては、Act3及びAct4の図示は省略している。そしてCPU21は、クレジット決済が指定されたためにAct5にてYesと判定した場合には、Act22へと進む。
Act22としてCPU21は、Act21で追加したデータレコードにおけるクレジットフラグをセット状態に変更する。またCPU21は、記録中の動画データの先頭からの経過時間を表すタイム情報を、Act21で追加したデータレコードにおける開始タイミングのフィールドに書き込む。
CPU21はこののち、Act7−Act10としての動作を第1の実施形態と同様に行う。ただし図5においては、Ac8及びAct9の図示は省略している。そしてCPU21は、プリンタ26により発行されたクレジット伝票が取り去られたためにAct10にてYesと判定した場合には、Act23へと進む。
Act23としてCPU21は、記録中の動画データの先頭からの経過時間を表すタイム情報を、Act21で追加したデータレコードにおける終了タイミングのフィールドに書き込む。
以上の処理によりCPU21は、記憶デバイス120により記憶された画像が、読取期間にあることが検出されているときに撮影されたか否かを、管理テーブルを用いて管理することになる。かくしてプログラムに基づく情報処理をCPU21が実行することによって、CPU21を中枢部分とするコンピュータは管理手段として機能する。
CPU21は、Act12−Act15としての動作は、第1の実施形態と同様に行う。
このように第2の実施形態においてCPU21は、動画データの記録中には画像処理を行わず、全ての期間において監視カメラ20により得られた動画データを記憶デバイス120に記憶させる。そしてCPU21は、クレジット決済を行った際に記録した動画データに関するデータレコードにおいては、クレジットフラグをセット状態とするとともに、開始タイミング及び終了タイミングを記録する。
さて、チェックアウト装置110の動作モードが記録済みの画像の確認のための再生モードに設定されると、CPU21はROM22又は補助記憶ユニット24に記憶されたプログラムに基づいて次のような情報処理を実行する。
図6は再生モードにおけるCPU21の情報処理のフローチャートである。
Act31としてCPU21は、認証フラグをリセットする。CPU21は例えば、認証フラグの状態を、RAM23に記憶される1ビットのデータにより管理する。
Act32としてCPU21は、第1の操作画面をタッチパネル10に表示する。第1の操作画面は、記憶デバイス120に画像を記録してある取引のうちの1つを指定するための操作を受け付ける画面である。一例としてCPU21は、管理テーブルに含まれたデータレコードのそれぞれの開始日時のフィールドに記述された日時のリストを第1の操作画面に含める。また第1の操作画面は、操作者がログインを要求するためのログインボタンを含む。
Act33としてCPU21は、第1の操作画面にて取引を指定する操作が行われたか否かを確認する。そしてCPU21は、当該操作が行われていないならばNoと判定し、Act34へと進む。
Act34としてCPU21は、第1の操作画面にてログインを要求する操作が行われたか否かを確認する。そしてCPU21は、ログインボタンへのタッチが行われていないならばNoと判定し、Act33へと戻る。
かくしてCPU21はAct33及びAct34においては、取引が指定されるか、あるいはログインが要求されるのを待ち受ける。
ログインを希望する操作者は、第1の操作画面中のログインボタンにタッチする。そうするとCPU21は、Act34にてYesと判定し、Act35へと進む。
Act35としてCPU21は、認証処理を行う。この認証処理としては、操作者が特定の権限を有した者であるかどうかを確認するための周知の処理をそのまま用いることができる。かくしてプログラムに基づく情報処理をCPU21が実行することによって、CPU21を中枢部分とするコンピュータは認証手段として機能する。
Act36としてCPU21は、Act35における認証に成功したか否かを確認する。そしてCPU21は、認証に失敗した場合にはNoと判定し、Act31以降を繰り返す。このときにCPU21は、認証に失敗した旨を操作者に通知するための何らかの動作を行ってもよい。これに対してCPU21は、Act35における認証に成功した場合には、Act36にてYesと判定し、Act37へと進む。
Act37としてCPU21は、認証フラグをセットする。
Act38としてCPU21は、第2の操作画面をタッチパネル10に表示する。第2の操作画面は、第1の操作画面と同様に、記憶デバイス120に画像を記録してある取引のうちの1つを指定するための操作を受け付ける画面である。ただし第2の操作画面は、操作者がログアウトを要求するためのログアウトボタンをログインボタンに代えて含む。
Act39としてCPU21は、第2の操作画面にて取引を指定する操作が行われたか否かを確認する。そしてCPU21は、当該操作が行われていないならばNoと判定し、Act40へと進む。
Act40としてCPU21は、第2の操作画面にてログアウトを要求する操作が行われたか否かを確認する。そしてCPU21は、ログアウトボタンへのタッチが行われていないならばNoと判定し、Act39へと戻る。
かくしてCPU21はAct39及びAct40においては、取引が指定されるか、あるいはログアウトが要求されるのを待ち受ける。
ログアウトを希望する操作者は、第2の操作画面中のログアウトボタンにタッチする。そうするとCPU21は、Act40にてYesと判定し、Act31へと戻る。
さて操作者は、ある取引に関して記録済みの画像を確認したい場合には、第1の操作画面又は第2の操作画面にて該当する取引を指定する操作を行う。操作者は具体的には、第1の操作画面又は第2の操作画面に表された一覧の中から、画像を確認したい取引を開始した日時を選択し、それを指定する操作をタッチパネル10にて行う。そうするとCPU21は、Act33又はAct39にてYesと判定し、Act41へと進む。
Act41としてCPU21は、指定された取引に関して記録された動画の高画質再生を開始する。CPU21は具体的には、指定された日時が開始日時のフィールドに記述されたデータレコード(以下、指定レコードと称する)を管理テーブルの中から選び出す。そしてCPU21は、当該データレコードのファイルパスのフィールドに記述されたパスで特定されるファイルを記憶デバイス120から読み出す。さらにCPU21は、当該ファイルに含まれた動画データが表す動画を、解像度を低下させることなくタッチパネル10に表示させる。
Act42としてCPU21は、指定レコードに含まれたクレジットフラグがセット状態であるか否かを確認する。そしてCPU21は、当該のクレジットフラグがセット状態であるならばYesと判定し、Act43へと進む。
Act43としてCPU21は、認証フラグがセット状態であるか否かを確認する。そしてCPU21は、認証フラグがセット状態ではないならば、Noと判定してAct44へと進む。
Act44としてCPU21は、再生中の動画の再生位置が、指定レコードの開始タイミングのフィールドに記述されたタイム情報が表すタイミングとなるのを待ち受ける。そしてCPU21は、当該のタイミングになったならばYesと判定して、Act45へと進む。
Act45としてCPU21は、実行中の動画再生を低画質再生に変更する。CPU21は具体的には、動画データが表す動画を、解像度を低下させた上でタッチパネル10に表示させる。低下後の解像度は、画像に映り込んでいるクレジットカードに表示された文字を判読不能とする程度の解像度として、例えばチェックアウト装置110の設計者などにより予め設定される。かくしてプログラムに基づく情報処理をCPU21が実行することによって、CPU21を中枢部分とするコンピュータは加工手段として機能する。
Act46としてCPU21は、再生中の動画の再生位置が、指定レコードの終了タイミングのフィールドに記述されたタイム情報が表すタイミングとなるのを待ち受ける。そしてCPU21は、当該のタイミングになったならばYesと判定して、Act47へと進む。
Act47としてCPU21は、実行中の動画再生を高画質再生に戻す。
Act48としてCPU21は、再生中の動画の再生が完了するのを待ち受ける。なおCPU21は、クレジットフラグがリセット状態であるためにAct42にてNoと判定した場合と、認証フラグがセット状態であるためにAct43にてYesと判定した場合は、Act44−Act47をパスしてAct48の待受状態に進む。そしてCPU21は、動画の再生が完了したならば、Act48にてYesと判定し、Act49へと進む。かくしてプログラムに基づく情報処理をCPU21が実行することによって、CPU21を中枢部分とするコンピュータは、記憶デバイス120により記憶された画像を、再生により要求者に与える処理を行うのであり、供給処理手段として機能する。
Act49としてCPU21は、認証フラグがセット状態にあるか否かを確認する。そしてCPU21は、認証フラグがリセット状態であるならばNoと判定し、Act32に戻る。またCPU21は、認証フラグがセット状態であるならばYesと判定し、Act38へと戻る。つまりCPU21は、ログアウト状態にあるならば、第1の操作画面を再度表示した上で、Act33及びAct34の待受状態に戻る。またCPU21は、ログイン状態であるならば、第2の操作画面を再度表示した上で、Act39及びAct40の待受状態に戻る。
かくして第2の実施形態のチェックアウトシステム100では、監視カメラ20により撮影された動画が、映り込んでいるクレジットカードに表示された文字が判読可能な状態のままで記録される。そしてチェックアウト装置110では、記録済みの動画を再生する場合には、クレジット決済が指定されてから、クレジット伝票が取り去られるまでの間に限り、クレジットカードに表示された文字を判読不能とする程度に解像度を低下した動画として再生する。このため、再生された動画からクレジットカードに文字により表された情報が読み取られることがない。
なお第2の実施形態のチェックアウト装置110では、解像度を低下した動画としての再生は、ログアウト状態であるときに限り行い、ログイン状態であるときには解像度を低下しないままの動画として再生する。このため、ログイン可能な有権限者に限って、高解像度な動画に基づいて操作状況を詳細に確認することが可能である。
また第2の実施形態のチェックアウト装置110では、解像度を低下する処理は、クレジット決済が指定されてから、クレジット伝票が取り去られるまでの間に限り行うので、第1の実施形態と同様に、CPU21の負担を軽減できる。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
クレジットカードに表示された文字を判読不能なようにするための加工としては、例えば予め用意されたダミー画像に置換するなどの、別の任意の処理を用いてもよい。また、上記の加工は、特許文献1及び特許文献2などにより知られている技術を適用して、映り込んだクレジットカードの領域のみを対象としてもよい。その加工のための処理を、第1の実施形態又は第2の実施形態のように期間を限って行うことにより、特許文献1及び特許文献2の技術を単純に適用する場合に比べてCPU21の負担を軽減できる。
また上記の加工は、画像の全領域をその対象としてもよいし、クレジットカードが映り込む可能性の低い領域を除いて予め設定された一部の領域をその対象としてもよい。
前記各実施形態においてCPU21は、クレジット決済が指定された時点からクレジット伝票が取り去られるまでの期間を、チェックアウト装置110がクレジットカードリーダ28によりクレジットカードを読み取る動作状態にある読取期間として検出している。しかしながら、CPU21がどの期間を読取期間として設定するかは、例えばチェックアウト装置110の設計者などにより任意に定められてよい。例えば、CPU21がAct4の待受状態となったタイミングを読取期間の開始タイミングとしてもよい。また例えば、クレジット伝票を発行し終えた時点を読取期間の終了タイミングとしてもよい。また例えば、クレジットカードをクレジットカードリーダ28から排出した時点から予め定められた時間が経過した時点を読取期間の終了タイミングとしてもよい。
動画データは、補助記憶ユニット24で記憶してもよい。あるいは、動画データを記憶するための記憶デバイスをチェックアウト装置110の内部に追加して備えて、この記憶デバイスに動画データを記憶してもよい。
動画データの記憶及び管理を、ネットワーク200に接続されたサーバ装置で行ってもよい。そしてこの場合、図6に示す情報処理を、当該サーバ装置で行うようにしてもよい。
チェックアウト装置110とは別体として実現された記録装置をチェックアウト装置110に取り付ける形態での実施も可能である。なお、監視カメラ20は、チェックアウト装置110又は記録装置に設けられる必要はなく、例えば店舗の天井又は壁などに取り付けられたカメラで撮影された画像を記録するようにしてもよい。
記憶デバイス120は、複数のチェックアウト装置110のそれぞれで撮影された画像を記憶してもよい。ただしこの場合には、記憶された画像を、例えばチェックアウト装置110の個々を識別するための識別情報に関連付けて管理するなどして、各画像がどのチェックアウト装置110により撮影されたものであるかを、確認できるようにしておくことが好ましい。
上記の各実施形態は、セルフ方式以外の、対面式又はセミセルフ方式などのチェックアウト装置にも適用が可能である。
第2の実施形態において、記録済みの画像の再生は、チェックアウト装置110とは別の情報処理装置により行うようにしてもよい。この場合に情報処理装置は、チェックアウト装置110の補助記憶ユニット24に記憶された管理テーブルを参照して、CPU21が行っているのと同様な処理を行えばよい。また、CPU21が管理テーブルを記憶デバイス120に書き込むようにして、当該管理テーブルを上記の情報処理装置が参照してもよい。
第2の実施形態において、例えば動画データの他の機器又は記憶媒体への出力などの再生以外の方法により記録済みの画像を要求者に与えるようにしてもよい。この場合にCPU21は、クレジットフラグがセット状態である動画データについては、ログアウト状態においては、低画質再生の対象となる期間に相当する部分を、解像度を低下させたデータに置き換えたデータとして出力する。
情報処理によりCPU21が実現する各機能は、その一部または全てをロジック回路などのようなプログラムに基づかない情報処理を実行するハードウェアにより実現することも可能である。また上記の各機能のそれぞれは、上記のロジック回路などのハードウェアにソフトウェア制御を組み合わせて実現することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…本体、10…タッチパネル、11…スキャナ窓、12…ハンディスキャナ、13…レシート発行口、14…カード挿入口、15…硬貨投入皿、16…釣銭皿、17…紙幣挿入口、18…紙幣排出口、19…警報ランプ、20…監視カメラ、21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…補助記憶ユニット、25…固定スキャナ、26…プリンタ、27…釣銭機、28…クレジットカードリーダ、29…電子マネーリーダライタ、30…通信ユニット、31…通信路、100…チェックアウトシステム、110…チェックアウト装置、120…記憶デバイス、200…ネットワーク。
本発明の実施形態は、情報処理装置及びそのプログラムに関する。
本発明が解決しようとする課題は、記録した画像からクレジットカードに表示された文字が容易に読み取られることを防止できる情報処理装置及びそのプログラムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、判定手段及び表示手段を備える。判定手段は、読取デバイスにより読み取るクレジットカードが映り込む撮影範囲について撮影デバイスにより撮影された画像のうち、決済装置が前記読取デバイスによりクレジットカードを読み取る動作状態にある読取期間に撮影された範囲を判定する。表示手段は、画像を、判定手段により判定された範囲をクレジットカードに表示された文字を判読不能なように加工して表示デバイスに表示させる
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1] 決済装置が読取デバイスによりクレジットカードを読み取る動作状態にある読取期間にあることを検出する検出手段と、
前記読取デバイスにより読み取るクレジットカードが映り込む撮影範囲について撮影デバイスにより撮影された画像を、前記検出手段により前記読取期間であると検出されている場合に限り、クレジットカードに表示された文字を判読不能なように加工する加工手段と、
前記検出手段により前記読取期間であると検出されている場合については、前記加工手段により加工された後の画像を記憶する記憶手段と、
を具備した記録装置。
[付記2] 決済装置が読取デバイスによりクレジットカードを読み取る動作状態にある読取期間にあることを検出する検出手段と、
前記読取デバイスにより読み取るクレジットカードが映り込む撮影範囲について撮影デバイスにより撮影された画像を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段により記憶された画像が前記検出手段により前記読取期間にあることが検出されているときに撮影されたか否かを管理する管理手段と、
前記撮影デバイスにより撮影された画像を要求する要求者が有権限者であることを認証する認証手段と、
前記記憶手段により記憶された画像を、前記検出手段により前記読取期間にあることが検出されているときに撮影された部分に限り、クレジットカードに表示された文字を判読不能なように加工する加工手段と、
前記認証手段により前記有権限者であることが認証されていない場合には、前記加工手段により加工された画像を、また前記認証手段により前記有権限者であることが認証されている場合には、前記記憶手段により記憶された画像を、それぞれ前記要求者に与えるための予め定められた処理を行う供給処理手段と、
を具備した記録装置。
[付記3] 前記加工手段は、前記画像にクレジットカードが映り込んでいるか否かに拘わらずに、前記撮影範囲の一部として予め定められた加工範囲を、そこにクレジットカードが存在しても当該クレジットカードに表示された文字を判読不能とするように加工する、
付記1又は付記2に記載の記録装置。
[付記4] 記憶デバイスを備えた記録装置を制御するコンピュータを、
決済装置が読取デバイスによりクレジットカードを読み取る動作状態にある読取期間にあることを検出する検出手段と、
前記読取デバイスにより読み取るクレジットカードが映り込む撮影範囲について撮影デバイスにより撮影された画像を、前記検出手段により前記読取期間であると検出されている場合に限り、クレジットカードに表示された文字を判読不能なように加工する加工手段と、
前記検出手段により前記読取期間であると検出されている場合については、前記加工手段により加工された後の画像を前記記憶デバイスに記憶させる記憶制御手段と、して機能させるためのプログラム。
[付記5] 記憶デバイスを具備した記録装置を制御するコンピュータを、
決済装置が読取デバイスによりクレジットカードを読み取る動作状態にある読取期間にあることを検出する検出手段と、
前記読取デバイスにより読み取るクレジットカードが映り込む撮影範囲について撮影デバイスにより撮影された画像を前記記憶デバイスに記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶デバイスにより記憶された画像が前記検出手段により前記読取期間にあることが検出されているときに撮影されたか否かを管理する管理手段と、
前記撮影デバイスにより撮影された画像を要求する要求者が有権限者であることを認証する認証手段と、
前記記憶デバイスにより記憶された画像を、前記検出手段により前記読取期間にあることが検出されているときに撮影された部分に限り、クレジットカードに表示された文字を判読不能なように加工する加工手段と、
前記認証手段により前記有権限者であることが認証されていない場合には、前記加工手段により加工された画像を、また前記認証手段により前記有権限者であることが認証されている場合には、前記記憶デバイスにより記憶された画像を、それぞれ前記要求者に与えるための予め定められた処理を行う供給処理手段と、
して機能させるためのプログラム。

Claims (5)

  1. 決済装置が読取デバイスによりクレジットカードを読み取る動作状態にある読取期間にあることを検出する検出手段と、
    前記読取デバイスにより読み取るクレジットカードが映り込む撮影範囲について撮影デバイスにより撮影された画像を、前記検出手段により前記読取期間であると検出されている場合に限り、クレジットカードに表示された文字を判読不能なように加工する加工手段と、
    前記検出手段により前記読取期間であると検出されている場合については、前記加工手段により加工された後の画像を記憶する記憶手段と、
    を具備した記録装置。
  2. 決済装置が読取デバイスによりクレジットカードを読み取る動作状態にある読取期間にあることを検出する検出手段と、
    前記読取デバイスにより読み取るクレジットカードが映り込む撮影範囲について撮影デバイスにより撮影された画像を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶された画像が前記検出手段により前記読取期間にあることが検出されているときに撮影されたか否かを管理する管理手段と、
    前記撮影デバイスにより撮影された画像を要求する要求者が有権限者であることを認証する認証手段と、
    前記記憶手段により記憶された画像を、前記検出手段により前記読取期間にあることが検出されているときに撮影された部分に限り、クレジットカードに表示された文字を判読不能なように加工する加工手段と、
    前記認証手段により前記有権限者であることが認証されていない場合には、前記加工手段により加工された画像を、また前記認証手段により前記有権限者であることが認証されている場合には、前記記憶手段により記憶された画像を、それぞれ前記要求者に与えるための予め定められた処理を行う供給処理手段と、
    を具備した記録装置。
  3. 前記加工手段は、前記画像にクレジットカードが映り込んでいるか否かに拘わらずに、前記撮影範囲の一部として予め定められた加工範囲を、そこにクレジットカードが存在しても当該クレジットカードに表示された文字を判読不能とするように加工する、請求項1又は請求項2に記載の記録装置。
  4. 記憶デバイスを備えた記録装置を制御するコンピュータを、
    決済装置が読取デバイスによりクレジットカードを読み取る動作状態にある読取期間にあることを検出する検出手段と、
    前記読取デバイスにより読み取るクレジットカードが映り込む撮影範囲について撮影デバイスにより撮影された画像を、前記検出手段により前記読取期間であると検出されている場合に限り、クレジットカードに表示された文字を判読不能なように加工する加工手段と、
    前記検出手段により前記読取期間であると検出されている場合については、前記加工手段により加工された後の画像を前記記憶デバイスに記憶させる記憶制御手段と、して機能させるためのプログラム。
  5. 記憶デバイスを具備した記録装置を制御するコンピュータを、
    決済装置が読取デバイスによりクレジットカードを読み取る動作状態にある読取期間にあることを検出する検出手段と、
    前記読取デバイスにより読み取るクレジットカードが映り込む撮影範囲について撮影デバイスにより撮影された画像を前記記憶デバイスに記憶させる記憶制御手段と、
    前記記憶デバイスにより記憶された画像が前記検出手段により前記読取期間にあることが検出されているときに撮影されたか否かを管理する管理手段と、
    前記撮影デバイスにより撮影された画像を要求する要求者が有権限者であることを認証する認証手段と、
    前記記憶デバイスにより記憶された画像を、前記検出手段により前記読取期間にあることが検出されているときに撮影された部分に限り、クレジットカードに表示された文字を判読不能なように加工する加工手段と、
    前記認証手段により前記有権限者であることが認証されていない場合には、前記加工手段により加工された画像を、また前記認証手段により前記有権限者であることが認証されている場合には、前記記憶デバイスにより記憶された画像を、それぞれ前記要求者に与えるための予め定められた処理を行う供給処理手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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