JP2013025602A - 売上データ処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】CPU11は、クレジットキーCKの操作が行われなければ、客側カメラ20により撮影された顧客画像をSDカード22Aにそのまま保存対象として記憶させるが、クレジットキーCKの操作が行われたときには、顧客画像の中から当該操作の前後の画像を解析し、その顧客に関する情報が含まれている画像部分に対して顧客に関する情報が視認困難となるような画像加工を施してから保存対象としてSDカード22Aに記憶させる。
【選択図】 図1
Description
また、従来では、顧客の顔を撮影するカメラを備え、このカメラによる撮影画像から顔の特徴を抽出して、顧客データベースの内容と照合するようにした技術として、例えば、特許文献1などが知られている。
このような場合に、クレジットカードが写っている画像部分に対してぼかし処理やマスキング処理を施すことも考えられるが、撮影画像内の一部分にクレジットカードが写っているか否かを検出することは、画像の個々を詳細に解析しながら精査しなければならず、このような精査を全ての画像に対して行うことは、その処理に大きな負担をかけてしまう。
売上データを取引毎に登録処理する売上データ処理装置であって、
登録待ちの顧客を撮影する撮像手段と、
所定の操作が行われたか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により所定の操作が行われなかったことが判別された場合に、前記撮像手段により撮影された顧客の画像データを保存対象として記憶させる第1の記憶制御手段と、
前記判別手段により所定の操作が行われたことが判別された場合に、前記撮像手段により撮影された顧客の画像データの中から当該操作の前後の画像データを解析して、その顧客に関する情報が含まれている画像部分を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された画像部分に対して前記顧客に関する情報が視認困難となるように加工する画像加工手段と、
前記画像加工手段により加工された画像データを保存対象として記憶させる第2の記憶制御手段と、
を具備したことを特徴とする売上データ処理装置である。
コンピュータに対して、
売上データを取引毎に登録処理する機能と、
登録待ちの顧客を撮影する機能と、
所定の操作が行われたか否かを判別する機能と、
前記所定の操作が行われなかったことが判別された場合に、前記撮影された顧客の画像データを保存対象として記憶させる機能と、
前記所定の操作が行われたことが判別された場合に、前記撮影された顧客の画像データの中から当該操作の前後の画像データを解析して、その顧客に関する情報が含まれている画像部分を特定する機能と、
前記特定された画像部分に対して前記顧客に関する情報が視認困難となるように加工する機能と、
前記加工された画像データを保存対象として記憶させる機能と、
を実現させるためのプログラムである。
図1は、売上データ処理装置として適用したECR(Electronic Cash Register)を含む通信システムを示したブロック図である。
この通信システムは、系列店舗毎に売上データ処理システムを有し、各売上データ処理システムは、複数台のECR1が管理装置(サーバ装置)2にLAN(構内専用回線)3を介して通信接続されているほか、管理装置(サーバ装置)2及びインターネット4を介してクレジット会社側のセンタ装置5に通信接続されている。
このECR(売上データ処理装置)1は、その基本的な機能(標準機能)として、入力された一取引分の売上データを登録処理すると共に、一取引分の登録終了時に顧客から渡された金種に応じた種類の締め処理を行う売上データの登録機能などを備えているほか、登録待ち(精算待ち)の顧客を撮影するカメラ機能を備えている。CPU11は、各種プログラムにしたがってこのECR1の全体動作を制御する中央演算処理装置である。
ECR1の上面部には、操作者用表示部16が配設されていると共に、操作部14を構成するキーボード及びモードスイッチMSが配設され、更に、印字部18が配設されている。また、ECR1の背面部には、客用表示部17の筐体1Aを支持するポール状の支持部材(支持ポール)1Bが垂直に固定されており、この支持ポール1Bは、客用表示部17の筐体1Aを支持するもので、その長さは調整可能な構造となっていると共に、客用表示部17の筐体1Aは、支持ポール1Bに対して回転可能となっている。つまり、筐体1Aの高さとその向きを調整可能となっており、それに応じて客用表示部17、客側カメラ20の高さとその向きも調整可能となっている。
CPU11は、クレジットカードが写っている画像部分(クレジットカードの全体)を特定すると、この画像部分に対して顧客に関する情報(例えば、会員番号や有効期限)が視認困難となるような画像加工、例えば、画像劣化処理(例えば、ぼかし処理、モザイク処理)やマスキング処理(例えば、消去処理)を施した後、この加工後の画像をSDカード22Aに保存対象として記憶させるようにしている。
なお、図5は、ECR1の全体動作のうち、本実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャートであり、この図5のフローから抜けた際には、全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。
先ず、CPU11は、売上データを登録する登録操作が行われたかを調べたり(ステップA1)、一取引分の登録終了時においてクレジットキーCKが操作されたかを調べたり(ステップA8)、現金/預かり金キーが操作されたかを調べたり(ステップA11)、その他のキーが操作されたかを調べたりする(ステップA17)。
先ず、CPU11は、客側カメラ20により撮影されてメモリ13に一時記憶されている今回取引分の顧客画像(動画)の中から最初の登録時点(一取引の最初の登録時の先頭画像位置)まで遡った後(ステップB1)、その最初の登録時点の画像を指定する(ステップB2)。そして、この指定画像を解析し(ステップB3)、その指定画像内に顧客が提示したクレジットカードが写っているか否かを判別する(ステップB4)。この場合、クレジットカードの形状、厚み、大きさ、色、模様、文字列などを総合的に判断してクレジットカードの有無を判別するようにしているが、この判別は、カメラなどの技術において一般的に用いられている顔認識技術と同様であり、本実施形態ではその周知技術を利用するようにしているため、その具体的な説明については省略するものとする。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
売上データを取引毎に登録処理する売上データ処理装置であって、
登録待ちの顧客を撮影する撮像手段と、
所定の操作が行われたか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により所定の操作が行われなかったことが判別された場合に、前記撮像手段により撮影された顧客の画像データを保存対象として記憶させる第1の記憶制御手段と、
前記判別手段により所定の操作が行われたことが判別された場合に、前記撮像手段により撮影された顧客の画像データの中から当該操作の前後の画像データを解析して、その顧客に関する情報が含まれている画像部分を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された画像部分に対して前記顧客に関する情報が視認困難となるように加工する画像加工手段と、
前記画像加工手段により加工された画像データを保存対象として記憶させる第2の記憶制御手段と、
を具備したことを特徴とする売上データ処理装置である。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の売上データ処理装置において、
前記顧客に関する情報は、少なくとも、支払い用の可搬型記録媒体に記載されている情報、名札に記載されている情報、衣服や帽子に記載されている情報のいずれかである、
ことを特徴とする売上データ処理装置である。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の売上データ処理装置において、
前記所定の操作は、一取引の登録終了時に支払い用の可搬型記録媒体を使用した支払いを指示する操作である、
ことを特徴とする売上データ処理装置である。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の売上データ処理装置において、
前記画像加工手段は、前記特定手段により特定された画像部分に対してその部分を消去する加工処理あるいはその部分を劣化する加工処理を施す、
ようにしたことを特徴とする売上データ処理装置である。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の売上データ処理装置において、
前記所定の操作は、一取引の登録終了時に支払い用の可搬型記録媒体を使用した支払いを指示する操作であり、
前記支払い用として使用された可搬型記録媒体が不正であることが前記センタ装置により検出された場合に、前記第1及び第2の記憶制御手段は、保存対象の画像データをネットワークを介してセンタ装置に転送することにより当該センタ装置側に保存先として記憶させる、
ようにしたことを特徴とする売上データ処理装置である。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の売上データ処理装置において、
前記撮像手段は、登録待ち顧客が視認する客用表示部に搭載されていると共に登録待ち顧客の顔を対面撮影することが可能な向きに設置されている、
ことを特徴とする売上データ処理装置である。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、
コンピュータに対して、
売上データを取引毎に登録処理する機能と、
登録待ちの顧客を撮影する機能と、
所定の操作が行われたか否かを判別する機能と、
前記所定の操作が行われなかったことが判別された場合に、前記撮影された顧客の画像データを保存対象として記憶させる機能と、
前記所定の操作が行われたことが判別された場合に、前記撮影された顧客の画像データの中から当該操作の前後の画像データを解析して、その顧客に関する情報が含まれている画像部分を特定する機能と、
前記特定された画像部分に対して前記顧客に関する情報が視認困難となるように加工する機能と、
前記加工された画像データを保存対象として記憶させる機能と、
を実現させるためのプログラムである。
4 インターネット
5 センタ装置
11 CPU
12 記憶部
14 操作部
16 操作者用表示部
17 客用表示部
20 客側カメラ
21 カード読取部
21A クレジットカード
CK クレジットキー
Claims (7)
- 売上データを取引毎に登録処理する売上データ処理装置であって、
登録待ちの顧客を撮影する撮像手段と、
所定の操作が行われたか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により所定の操作が行われなかったことが判別された場合に、前記撮像手段により撮影された顧客の画像データを保存対象として記憶させる第1の記憶制御手段と、
前記判別手段により所定の操作が行われたことが判別された場合に、前記撮像手段により撮影された顧客の画像データの中から当該操作の前後の画像データを解析して、その顧客に関する情報が含まれている画像部分を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された画像部分に対して前記顧客に関する情報が視認困難となるように加工する画像加工手段と、
前記画像加工手段により加工された画像データを保存対象として記憶させる第2の記憶制御手段と、
を具備したことを特徴とする売上データ処理装置。 - 前記顧客に関する情報は、少なくとも、支払い用の可搬型記録媒体に記載されている情報、名札に記載されている情報、衣服や帽子に記載されている情報のいずれかである、
ことを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。 - 前記所定の操作は、一取引の登録終了時に支払い用の可搬型記録媒体を使用した支払いを指示する操作である、
ことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の売上データ処理装置。 - 前記画像加工手段は、前記特定手段により特定された画像部分に対してその部分を消去する加工処理あるいはその部分を劣化する加工処理を施す、
ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の売上データ処理装置。 - 前記所定の操作は、一取引の登録終了時に支払い用の可搬型記録媒体を使用した支払いを指示する操作であり、
前記支払い用として使用された可搬型記録媒体が不正であることが前記センタ装置により検出された場合に、前記第1及び第2の記憶制御手段は、保存対象の画像データをネットワークを介してセンタ装置に転送することにより当該センタ装置側に保存先として記憶させる、
ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の売上データ処理装置。 - 前記撮像手段は、登録待ち顧客が視認する客用表示部に搭載されていると共に登録待ち顧客の顔を対面撮影することが可能な向きに設置されている、
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の売上データ処理装置。 - コンピュータに対して、
売上データを取引毎に登録処理する機能と、
登録待ちの顧客を撮影する機能と、
所定の操作が行われたか否かを判別する機能と、
前記所定の操作が行われなかったことが判別された場合に、前記撮影された顧客の画像データを保存対象として記憶させる機能と、
前記所定の操作が行われたことが判別された場合に、前記撮影された顧客の画像データの中から当該操作の前後の画像データを解析して、その顧客に関する情報が含まれている画像部分を特定する機能と、
前記特定された画像部分に対して前記顧客に関する情報が視認困難となるように加工する機能と、
前記加工された画像データを保存対象として記憶させる機能と、
を実現させるためのプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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