JP2021067418A - コンロ用トッププレートの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の模様などを表す印刷層をガラス板に設ける作業を迅速かつ的確に行なうことができ、コンロ用トッププレートの在庫を多く抱える必要をなくすことが可能なコンロ用トッププレートの製造方法を提供する。【解決手段】コンロ用トッププレートの製造方法は、印刷層2を有する転写シートSを準備する準備工程と、コンロ用トッププレートAを構成するガラス板1の裏面に相当する片面1bに、転写シートSを接触させることにより、印刷層2をガラス板1に転写する転写工程と、この転写工程の後において、転写された印刷層2を加熱してガラス板1に焼き付ける焼き付け工程と、を有している。【選択図】 図4

Description

本発明は、ガスコンロやIHコンロなどのコンロの構成要素としてのコンロ用トッププレートを製造するための方法に関する。
ガスコンロのトッププレートとして、ガラス板を用いたガラス製トッププレートがある(たとえば、特許文献1を参照)。ガラス製トッププレートは、見栄えが良く、高級感をもたせることが可能であり、しかも煮こぼれなどが生じた場合の清掃性にも優れる。
このようなガラス製トッププレートにおいては、主要部をなすガラス板の表面や裏面に印刷層を設け、見栄えをさらに良くすることがよく行なわれている。ただし、前記印刷層を設けるための手段として、従来においては、スクリーン印刷によってガラス用のインクをガラス板の表面に直接塗着することにより印刷層を設け、かつこれを高温で加熱してガラス板に焼き付ける手段がよく採用されている。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、未だ改善すべき余地があった。
すなわち、従来においては、ガラス板に印刷層を設ける手段として、スクリーン印刷を行なっているため、スクリーン印刷用の版が必要であり、色柄模様を変更する際の段取り替え作業は、煩雑である。また、色彩毎に印刷を施す必要があるため、印刷作業自体も煩雑である。このため、迅速性・融通性に欠け、多品種・少量生産には余り適していない。その結果、従来において、複数種類のコンロを製造する場合には、ガラス板に所望の印刷層が設けられた複数種類のトッププレートを見込み数量だけ予め製造し、準備しておく必要がある。その結果、トッププレートの在庫数量が多くなってしまい、そのコスト負担は大きいものとなる。
特開2014−20646号公報 特許第4016730号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、所望の模様などを表す印刷層をガラス板に設ける作業を迅速かつ的確に行なうことができ、コンロ用トッププレートの在庫を多く抱える必要をなくすことが可能なコンロ用トッププレートの製造方法を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供されるコンロ用トッププレートの製造方法は、印刷層を有する転写シートを準備する準備工程と、コンロ用トッププレートを構成するガラス板の裏面に相当する片面に、前記転写シートを接触させることにより、前記印刷層を前記ガラス板に転写する転写工程と、この転写工程の後において、前記転写された印刷層を加熱して前記ガラス板に焼き付ける焼き付け工程と、を有していることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、所望の模様などを表す印刷層をガラス板に設ける手段として、転写シートを用いた転写印刷の手段を採用しているために、模様などの変更を行なう場合には、転写シートのみを変更すればよいこととなり、転写工程自体および焼き付け工程自体を変更する必要はない、または殆どない。スクリーン印刷によってガラス板に印刷層を設けていた従来技術と比較すると、模様などの変更は容易かつ迅速に行なうことが可能であり、生産性がよく、多品種・少量生産にも適する。
一方、多種類のコンロを製造する場合には、複数種類の転写シートを準備しておき、かつコンロの製造状況に対応させて臨機応変にガラス板に印刷層を転写し、コンロ用トッププレートを完成させればよいこととなる。したがって、従来技術とは異なり、印刷層が設けられたコンロ用トッププレートの在庫を多数抱えておく必要はなくなる。このようなことから、コンロ用トッププレートの製造コストを低減することができる。
印刷層は、ガラス板の裏面に設けられるため、印刷層が容易に損傷するといったこともない。
本発明において、好ましくは、前記転写シートの前記印刷層は、色柄印刷層、白色系印刷層、および暗色系印刷層がこれらの順序で積層した構成であり、前記転写工程においては、前記ガラス板の前記片面に前記色柄印刷層が密着し、かつ前記色柄印刷層上に、前記白色系印刷層および前記暗色系印刷層が順次積層した構成となるように、前記印刷層を転写させる。
このような構成によれば、製造されたコンロ用トッププレートをその上方から目視した際に、色柄印刷層の背景に白色系印刷層が存在するため、色柄印刷層を本来意図する色彩に見えるようにすることが可能である。また、暗色系印刷層は、たとえばコンロ用トッププレートの下方に煮こぼれ液や油などが廻り込んだ際に、これらがコンロ用トッププレートの上方から見えないようにする役割を果たし、コンロ用トッププレートの見栄えをよくする役割を果たす。
本発明において、好ましくは、前記転写シートの前記色柄印刷層の全体または一部は、インクジェット印刷層である。
インクジェット印刷層は、インクジェットプリンタを用いて設けられる印刷層である。このため、前記構成によれば、インクジェット印刷層によって、様々な模様を容易かつ適切に表示させることができることに加え、文字、記号、図形なども表示することができる。コンロの種類、製造番号、注意事項などのコンロ関連情報を表示することも可能となる。
本発明において、好ましくは、前記転写工程においては、前記転写シートとは別の追加の転写シートを前記ガラス板の立ち面に接触させて、前記立ち面に追加の印刷層を転写し、前記焼き付け工程においては、前記転写された印刷層および前記追加の印刷層の双方を前記ガラス板に同時に焼き付ける。
ここで、前記立ち面は、前記ガラス板の厚み方向に起立する面であり、その一例として、前記ガラス板の外周側面が挙げられる。
このような構成によれば、追加の印刷層をガラス板の立ち面に効率よく設けることができる。
本発明において、好ましくは、前記追加の転写シートの前記追加の印刷層は、インクジェット印刷層であり、かつコンロ関連情報を表示している。
このような構成によれば、ガラス板の立ち面を利用し、コンロ関連情報をスペース効率よく表示させることができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
コンロ用トッププレートの一例を示す斜視図である。 図1のII−II断面図である。 図1に示したコンロ用トッププレートを備えたコンロの一例を示す概略斜視図である。 (a)〜(d)は、図2に示すコンロ用トッププレートの製造方法の一例を示す要部断面図である。 (a)は、本発明の他の例を示す要部側面図であり、(b)は、(a)のVb−Vb断面図である。 (a)〜(d)は、図5に示すコンロ用トッププレートの製造方法の一例を示す要部断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1および図2は、製造対象のコンロ用トッププレートAを示しており、このコンロ用トッププレートAの製造方法の説明に先立ち、コンロ用トッププレートAの構成を以下に説明する。
コンロ用トッププレートAは、図3に示すように、ガスコンロなどのコンロBの構成要素であり、コンロBの主要部をなすコンロ本体部5上に載設して用いられる。図中、符号51は、ゴトクを示している。
図1および図2において、コンロ用トッププレートAは、ホウ珪酸ガラスや結晶化ガラスなどの透明なガラス板1と、その裏面(下面)1aに設けられた印刷層2とを備えている。ガラス板1は、コンロバーナ50を露出させるための複数のコンロ開口部18が形成された平面視略矩形の平板状である。
印刷層2は、後述する転写シートSを利用して設けられた転写印刷層であり、図2に示すように、色柄印刷層20、白色系印刷層21、および暗色系印刷層22が、この順序でガラス板1の裏面1aに積層された構成である。
色柄印刷層20は、図1に示すように、たとえば適当な間隔を隔てて縦横に並んだ散点状配置の複数のドット状の模様F1を表示している。また、コンロBの製造番号(例:NR−201)を示すコンロ関連情報F2、およびコンロBを取り扱う際の注意書(例:ご注意×××)を示すコンロ関連情報F3も表示している。なお、図1および図3において、複数のドット状の模様F1、およびコンロ関連情報F2,F3は、本来的には、破線(隠れ線)で示すべきであるが、これらの明確化を図るため、実線で示している。
白色系印刷層21および暗色系印刷層22は、好ましくは、それぞれ白色および黒色である。これら白色系印刷層21および暗色系印刷層22は、ガラス板1の裏面1aの略全域にわたって隙間なく設けられたベタ塗りの印刷層である。図2では、ガラス板1の裏面1aのうち、色柄印刷層20が設けられていない箇所において、裏面1aと白色系印刷層21との間に隙間が形成されている状態に示されているが、実際には、白色系印刷層21
は裏面1aに密着しており、前記隙間は存在しない(この点は、他の図においても同様)。
次に、前記したコンロ用トッププレートAの製造方法の一例について、図4を参照して説明する。
まず、図4(a)に示すような転写シートSを製作して準備する(準備工程)。転写シートSは、水スライド式の転写シートであり、台紙30上に、水溶性の糊層31、印刷層2(転写用の印刷層)、およびこの印刷層2を仮保護するためのコート層32が、これらの順序で積層されたものである。印刷層2は、色柄印刷層20、白色系印刷層21、および暗色系印刷層22が積層された構成である。色柄印刷層20は、インクジェットプリンタを用いて印刷されたインクジェット印刷層であり、既述した複数のドット状の模様F1、およびコンロ関連情報F2,F3を表示している。色柄印刷層20を除く糊層31、白色系印刷層21、暗色系印刷層22、およびコート層32は、いずれもベタ塗りであり、たとえばスプレイ塗装の手法を用いて簡易に設けることが可能である。
次いで、転写シートSの印刷層2を、ガラス板1の片面1a(裏面1aに相当)に転写させる(転写工程)。この転写工程は、図4(b)に示したように、転写シートSの台紙30を剥離し、かつ糊層31を水に濡らした状態でガラス板1の片面1aに接触させることにより行なう。このことにより、図4(c)に示すように、印刷層2を、ガラス板1上に転写することが可能である。糊層31は、水に溶けて消失する。
前記した転写工程の後には、加熱炉を利用するなどして、図4(d)に示すように、印刷層2を加熱し、この印刷層2をガラス板1に焼き付ける(焼き付け工程)。その際、コート層32も加熱され、かつこの加熱によりコート層32は焼失する。
前記した一連の工程を経て、コンロ用トッププレートAが製造される。前記製造方法によれば、次のような作用が得られる。
まず、前記製造方法により製造されたコンロ用トッププレートAは、上方から目視した場合に、白色系印刷層21を背景とする色柄印刷層20がガラス板1を介して透視されるものとなる。色柄印刷層20は、既述した複数のドット状の模様F1を表示しているため、コンロ用トッププレートAの全体を見栄えのよいものとすることができる。また、色柄印刷層20は、コンロ関連情報F2,F3をも表示しているため、コンロ関連情報F2,F3を表示するためのラベルをガラス板1に別途貼付する必要はない。
印刷層2は、ガラス板1の裏面1aに設けられているため、これらの印刷層2が物品などとの接触によって剥離したり、破損する虞はない。印刷層2の最下層は、暗色系印刷層22であるが、この暗色系印刷層22は、たとえば図2の矢印Naで示すように、調理時における煮こぼれ液が印刷層2の下面側に廻り込んだ際に、この煮こぼれ液がガラス板1の上方から汚い状態に見えないようにする役割を果たす。白色系印刷層21は、色柄印刷層20の色彩を本来意図する色彩に見えるようにする役割を果たす。
前記した製造方法においては、印刷層2をガラス板1に設ける手段として、転写シートSを用いた転写印刷の手法を用いている。このため、印刷層2によって表される模様(色柄)を変更する場合には、転写シートSのみを変更すればよい。転写工程自体および焼き付け工程自体を変更する必要はない。前記した製造方法によれば、スクリーン印刷によってガラス板に印刷層を設けていた従来技術と比較すると、模様の変更を容易かつ迅速に行なうことが可能であり、生産性がよく、多品種・少量生産にも適する。このため、コンロ用トッププレートAの製造コストを低減することができる。
一方、多種類のコンロBを製造する場合には、複数種類の転写シートSを準備しておき、かつガラス板1に印刷層2を転写する作業を、コンロBの製造状況に対応させて臨機応変に実行し、コンロ用トッププレートAを完成させればよいこととなる。したがって、複数種類のコンロ用トッププレートAの在庫を多数抱えておく必要はなく、経済的な負担を一層軽減することができる。
転写シートSの色柄印刷層20は、インクジェット印刷層とされているが、このインクジェット印刷層は、インクジェットプリンタを用いて簡易かつ迅速に設けることが可能であり、その具体的な模様も任意に変更することが可能である。したがって、転写シートSの白色系印刷層21や暗色系印刷層22は共通にしつつ、インクジェット印刷層(色柄印刷層20)で示す模様などを容易に変更することにより、様々なデザインのコンロ用トッププレートAを簡易かつ迅速に製造することも可能となる。したがって、多品種・少量生産に一層適したものとなり、コンロ関連情報F2で示されるコンロBの製造番号などの変更も容易である。
図5および図6は、本発明の他の実施形態を示している。これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付すこととし、重複説明は省略する。
図5に示すコンロ用トッププレートAaにおいては、ガラス板1の立ち面1b(外周側面)に、追加の印刷層2Aおよびクリヤ層29が設けられている。この追加の印刷層2Aは、立ち面1bに密着して積層された色柄印刷層であり、たとえばコンロの製造年月やその他のコンロ関連情報F4を表示するものである。図示説明は省略するが、追加の印刷層2Aは、前記の実施形態と同様に白色系印刷層や暗色系印刷層をさらに含んだ構成とすることも可能である。
コンロ用トッププレートAaは、前記した実施形態のコンロ用トッププレートAと同様にガラス板1の裏面に印刷層2が設けられた構成を有し、かつ印刷層2Aおよびこの印刷層2Aを覆って保護するクリヤ層29がさらに設けられた構成である。印刷層2Aは、本発明でいう「追加の印刷層」の一例に相当する。
前記したコンロ用トッププレートAaは、図6に示すような工程を経て製造することができる。
まず、図6(a)に示すような追加の転写シートSaを製作して準備しておく。この追加の転写シートSaは、台紙30a上に、水溶性の糊層31a、印刷層2A、クリヤ層29、およびコート層32aが、これらの順序で積層された構成である。印刷層2Aは、前記したコンロ関連情報F4を表示しており、インクジェットプリンタを用いて設けられたインクジェット印刷層である。
次いで、追加の転写シートSaの印刷層2Aおよびクリヤ層29などを、ガラス板1の立ち面1bに転写させる。この転写は、図6(b)に示すように、追加の転写シートSaの台紙30aを剥離し、かつ糊層31aを水に濡らした状態でガラス板1の立ち面1bに接触させることにより行なう。このことにより、同図(c)に示すように、印刷層2Aをガラス板1上に転写することが可能である。糊層31aは、水に溶けて消失する。
その後は、同図(d)に示すように、印刷層2Aおよびクリヤ層29などを加熱し、これらをガラス板1に焼き付ける。その際、コート層32は焼失する。印刷層2Aおよびクリヤ層29の焼き付けは、ガラス板1の裏面1aの印刷層2の焼き付けと同時に行なわれる。
前記した一連の工程を経て、コンロ用トッププレートAaが製造される。この製造方法によれば、ガラス板1の立ち面1bに設けられた印刷層2A(追加の印刷層)を利用して、コンロ関連情報F4を適切に表示することが可能である。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係るコンロ用トッププレートの製造方法の各工程の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に変更自在である。
上述の実施形態では、色柄印刷層20や印刷層2Aの全体がインクジェット印刷層とされているが、これらの一部分のみをインクジェット印刷層としてもよく、さらにはインクジェット印刷以外の手法で設けたものとすることもできる。
また、上述の実施形態においては、色柄印刷層20によって表される模様として、複数のドット状の模様F1が具体例として挙げられているが、本発明はこれに限定されない。ドット状の模様F1以外の様々な模様を表示させることが可能である。色柄印刷層20をベタ塗りの印刷層とすることもできる。一方、色柄印刷層20により模様を表示させることは必須ではなく、たとえば色柄印刷層20がコンロ関連情報F2,F3などのコンロ関連情報のみを表示するものであってもよい。本発明でいうコンロ関連情報は、コンロの製造番号、製造年月、および注意書などに限定されず、コンロに直接または間接的に関連する事項であれば、本発明でいうコンロ関連情報に含まれる。
本発明でいう印刷層は、白色系印刷層および暗色系印刷層を備えた構成とすることが好ましいものの、これに限定されない。たとえば、白色系印刷層および暗色系印刷層の双方または一方を具備しない構成とすることもできる。印刷層を暗色系印刷層のみとした上で、白色系印刷層を部分的に設けることにより、モノクロの模様を表すことも可能である。
A,Aa コンロ用トッププレート
B コンロ
F1 ドット状の模様
F2〜F4 コンロ関連情報
S 転写シート
Sa 追加の転写シート
1 ガラス板
1a 裏面(ガラス板の片面)
1b 立ち面(ガラス板の)
2 印刷層
2A 追加の印刷層
20 色柄印刷層
21 白色系印刷層
22 暗色系印刷層

Claims (5)

  1. 印刷層を有する転写シートを準備する準備工程と、
    コンロ用トッププレートを構成するガラス板の裏面に相当する片面に、前記転写シートを接触させることにより、前記印刷層を前記ガラス板に転写する転写工程と、
    この転写工程の後において、前記転写された印刷層を加熱して前記ガラス板に焼き付ける焼き付け工程と、
    を有していることを特徴とする、コンロ用トッププレートの製造方法。
  2. 請求項1に記載のコンロ用トッププレートの製造方法であって、
    前記転写シートの前記印刷層は、色柄印刷層、白色系印刷層、および暗色系印刷層がこれらの順序で積層した構成であり、
    前記転写工程においては、前記ガラス板の前記片面に前記色柄印刷層が密着し、かつ前記色柄印刷層上に、前記白色系印刷層および前記暗色系印刷層が順次積層した構成となるように、前記印刷層を転写させる、コンロ用トッププレートの製造方法。
  3. 請求項2に記載のコンロ用トッププレートの製造方法であって、
    前記転写シートの前記色柄印刷層の全体または一部は、インクジェット印刷層である、コンロ用トッププレートの製造方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のコンロ用トッププレートの製造方法であって、
    前記転写工程においては、前記転写シートとは別の追加の転写シートを前記ガラス板の立ち面に接触させて、前記立ち面に追加の印刷層を転写し、
    前記焼き付け工程においては、前記転写された印刷層および前記追加の印刷層の双方を前記ガラス板に同時に焼き付ける、コンロ用トッププレートの製造方法。
  5. 請求項4に記載のコンロ用トッププレートの製造方法であって、
    前記追加の転写シートの前記追加の印刷層は、インクジェット印刷層であり、かつコンロ関連情報を表示している、コンロ用トッププレートの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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