JP2021065814A - 作業用什器 - Google Patents

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Ryusuke Yoshida
龍介 吉田
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Abstract

【課題】シンクユニットの前後方向の寸法の小型化を図ることが可能となる作業用什器を提供する。【解決手段】作業用什器1は、作業面12fを形成する天板12を有した什器ユニット10と、什器ユニット10の天板12の後端部に設けられ、上下方向D3に延びてその内部に少なくとも給水管が挿通可能とされた支柱21を有するコアフレーム20と、コアフレーム20に隣接して配置されたシンクユニット40と、を備え、シンクユニット40は、シンク天板41と、シンク天板41の上面41tから下方に窪んで設けられたシンク42と、シンク天板41上において、シンク42に対してシンク天板41の幅方向Dw側方に設けられ、シンク42内に水を供給する蛇口43と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、作業用什器に関する。
実験室や研究室等において、フラスコ、ビーカー、試験管等の実験用の器具等を洗浄するため、シンクユニットが設置されていることが多い。例えば、特許文献1、2に開示されているように、このようなシンクユニットは、水道の蛇口と、蛇口の下方に設けられたシンク本体と、を備えている。
実開昭60−161434号公報 特開2000−167418号公報
このような構成において、水道の蛇口は、シンク本体の前側に位置する利用者から見て、シンク本体の後側に配置されているのが一般的である。このため、シンク本体と蛇口とが前後方向に並ぶこととなり、シンクユニットの前後方向の寸法の小型化の妨げとなっている。
本発明は、シンクユニットの前後方向の寸法の小型化を図ることが可能となる作業用什器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る作業用什器は、作業面を形成する天板を有した什器ユニットと、前記什器ユニットの前記天板の後端部に設けられ、上下方向に延びてその内部に少なくとも配管が挿通可能とされた支柱を有するコアフレームと、前記コアフレームに隣接して配置されたシンクユニットと、を備え、前記シンクユニットは、シンク天板と、前記シンク天板の上面から下方に窪んで設けられたシンクと、上下方向に交差する面内のうち、前記コアフレームおよび前記シンクユニット同士が対向する第1方向に対して交差する第2方向において、前記シンク天板上のうち前記シンクに対して側方に設けられ、前記シンク内に水を供給する蛇口と、を備える。
このように、シンク天板において蛇口がシンクに対して第2方向の側方に設けられているので、シンクの第1方向(前後方向)の寸法が増大するのを抑えることができる。これにより、シンクユニットの第1方向の寸法の小型化を図ることが可能となる。
本発明の一態様に係る作業用什器において、前記シンク天板から上方に向かって延び、前記シンクと前記天板との間を仕切る区画パネルを備えていてもよい。
この構成によれば、シンクと什器ユニットの天板との間に設けられた区画パネルにより、シンク側から水等が什器ユニット側に飛び散るのを抑えることができる。
本発明の一態様に係る作業用什器において、前記シンク天板の下方に形成された空間部には、前記コアフレームから引き出された前記配管が収容されていてもよい。
この構成によれば、コアフレーム内に挿通された配管を、空間部を通じてシンクユニットに引き回すことができる。
本発明の一態様に係る作業用什器において、前記什器ユニットは、前記シンクユニットに隣接した位置で、前記天板の幅方向を前記第1方向に沿わせた状態で配置されていてもよい。
この構成によれば、什器ユニットが天板の幅方向を第1方向に沿わせて配置されることで、コアフレームの周囲が什器ユニットおよびシンクユニットにより取り囲まれる。これにより、作業用什器としての体裁を向上させることができる。また、什器ユニットによる作業空間と、シンクユニットによる清掃空間と、の向きを異ならせることができ、使い勝手を向上させることができる。
本発明の一態様に係る作業用什器において、前記シンクの上方に配置された水切り装置をさらに備え、前記水切り装置は、前記支柱に取り付けられ、鉛直面内に沿って配置されたボード本体と、前記ボード本体の表面から前方に突出して設けられ、器具が掛止される掛け具と、を備えてもよい。
この構成によれば、洗浄された器具を掛け具に係止すると、器具に付着した水は、器具からボード本体に沿って流れ落ち、シンクに流れ落ちる。これにより、シンク以外に水が落下するのを抑えることができる。
本発明の一態様によれば、シンクユニットの前後方向の寸法の小型化を図ることが可能となる。
本発明の実施形態に係る作業用什器の全体構成を示す斜視図である。 上記作業用什器のシンクユニット、および水切り装置を幅方向から見た側面図である。 上記シンクユニット、および水切り装置を前後方向から見た前面図である。 上記シンクユニットを上方から見た平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による作業用什器を実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこの実施形態のみに限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る作業用什器の全体構成を示す斜視図である。
図1に示すように、作業用什器1は、天板12を備えた什器ユニット10と、コアフレーム20と、シンクシステム30と、を備えている。
什器ユニット10は、いわゆるデスクであり、支持構造体11と、天板12と、を備えている。本実施形態において、作業用什器1は、一対の什器ユニット10を、コアフレーム20を挟んだ両側に、互いに対向させて備えている。なお、什器ユニット10は、少なくとも天板12を有していればよい。この場合、什器ユニット10は、天板昇降式のデスクや棚等であってもよい。
天板12は、平板状で、支持構造体11上に支持されている。天板12は、その上面に作業面12fを有する。本実施形態において、天板12は、平面視長方形状をなしている。以下の説明において、平面視長方形状の天板12の長手方向(幅方向)を「左右方向D1」、天板12の短手方向(コアフレーム20を挟んで什器ユニット10同士が対向する方向)を「対向方向D2」と称することがある。
支持構造体11は、床面F上に設けられ、天板12を下方から支持する。支持構造体11は、脚体13と、幕板14と、を備えている。脚体13は、左右方向D1に間隔をあけて、二個一対で設けられている。各脚体13は、左右方向D1に直交する面内に沿って位置する板状である。幕板14は、平板状で、対向方向D2に直交する面内に沿って配置されている。幕板14は、左右方向D1両側の脚体13の後端部同士の間を塞ぐように設けられている。このような一対の脚体13および幕板14を備える支持構造体11は、平面視コ字状をなしている。
コアフレーム20は、一対の支柱21と、上部連結材22と、を備えている。コアフレーム20は、これら一対の支柱21、および上部連結材22により、対向方向D2から見て門型をなしている。
一対の支柱21は、左右方向D1に間隔をあけて設けられている。一対の支柱21は、什器ユニット10の左右方向D1の両端部にそれぞれ設けられている。一対の支柱21は、各什器ユニット10の天板12同士の間に挟み込まれて配置されている。各支柱21は、床面Fから上下方向D3の上方に向かって延びている。各支柱21は、天板12の作業面12fよりも上方に延びている。一対の支柱21の間には、棚板28や、補強材、あるいは配管や配線を挿通するための横架材(図示無し)等を設けることができる。各支柱21は、各什器ユニット10の幕板14に、金具(図示無し)等を介したボルト留め、係止爪による係止、溶接による接合等によって固定されている。
左右方向D1における一方の支柱21Aは、支柱本体24と、サイドカバー25と、を備えている。支柱本体24とサイドカバー25との間には、上下方向D3に延びる空間が形成され、配管や配線等が挿通可能とされている。
左右方向D1における他方の支柱21Bは、支柱本体24と、配管導入管26と、を備えている。配管導入管26は、上下方向に延びる中空筒状で、その内部に配管や配線等が挿通可能とされている。配管導入管26内の配管や配線等は、図示しない連通開口を通して、上部連結材22に挿通可能となっている。配管導入管26上には、上方に向かって延びる延長管27が設けられている。延長管27は、上下方向D3に延びる中空筒状で、天井裏に配置された配線や配管を、延長管27内を通して配管導入管26内に案内する。
図2は、上記作業用什器のシンクユニット、および水切り装置を幅方向から見た側面図である。図3は、上記シンクユニット、および水切り装置を前後方向から見た前面図である。図4は、上記シンクユニットを上方から見た平面図である
図1〜図4に示すように、シンクシステム30は、シンクユニット40と、水切り装置50と、を備えている。本実施形態において、シンクシステム30は、コアフレーム20、およびコアフレーム20を挟んで互いに対向する一対の什器ユニット10に対し、左右方向D1の一方側に隣接して設けられている。つまり、シンクシステム30は、コアフレーム20の一方の支柱21Aに隣接して配置されている。なお、シンクシステム30は、コアフレーム20に対して左右方向D1の両側に設けられていてもよい。
シンクユニット40は、シンク天板41と、シンク42と、蛇口43と、区画パネル46と、を備えている。
シンク天板41は、平板状で、上下方向D3の上方を向く上面41tを有している。シンク天板41は、その幅方向(第2方向)Dwを、対向方向(第2方向)D2に沿わせて配置されている。シンク天板41は、水平面内で幅方向Dwに直交する前後方向(第1方向)Dfrを、前記左右方向(第1方向)D1に沿わせて配置されている。図2、図4に示すように、シンク天板41は、後端部41bを、互いに対向する一対の什器ユニット10の天板12の幅方向Dwにおける一方の側端部12sと、一方の支柱21Aのサイドカバー25とに沿わせて配置されている。本実施形態において、シンク天板41の後端部41bにおける幅方向Dwの幅は、コアフレーム20および一対の什器ユニット10の天板12の対向方向D2の合計長さと同等になっている。本実施形態において、第1方向とは、上下方向に交差する面内のうち、コアフレーム20およびシンクユニット40同士が対向する方向である。第2方向とは、上下方向に交差する面内のうち、第1方向に対して交差する方向である。
図1〜図3に示すように、シンク天板41は、下部支持体44によって床面F上に支持されている。図4に示すように、下部支持体44は、後部支持板44aと、一対の側部支持板44bと、を備えている。後部支持板44aは、前後方向Dfrに直交した面内に配置されている。後部支持板44aは、一方の支柱21Aのサイドカバー25に、金具(図示無し)等を介したボルト留め、係止爪による係止、溶接による接合等によって固定されている。一対の側部支持板44bは、後部支持板44aの幅方向Dwの両側から、前後方向Dfrの前方に向かって延びている。本実施形態において一対の側部支持板44bは前後方向Dfrに沿って後部支持板44aから離間するにしたがって、その幅方向Dwの間隔が漸次小さくなるように設けられている。これら後部支持板44a、および一対の側部支持板44bに囲まれることで、シンク天板41の下方には、前方に開口する空間部44sが形成されている。一対の側部支持板44bの前後方向Dfrの前端には、空間部44sの開口を塞ぐ下部カバー45が着脱可能に設けられている。
本実施形態において、シンク天板41の平面視外形は、下部支持体44および下部カバー45の平面視外形に対し、幅方向Dw(対向方向D2)の両側および前方に大きくなっている。
図2〜図4に示すように、シンク42は、シンク天板41の上面41tから下方に窪んで設けられている。シンク42は、シンク天板41の幅方向Dwの中央部に配置されている。シンク42において、シンク天板41から下方に突出する部分42aは、下部支持体44の空間部44s内に収容されている。図2、図4に示すように、シンク42は、上下方向D3の上方に向かって開口している。シンク42の開口縁において、前後方向Dfrの後縁42rは、シンク天板41の後端部41bと平行に形成されている。
図2〜図4に示すように、シンク42には、その底面に排水口42dが設けられている。シンク42の下側において、排水口42dには、排水管49が接続されている。排水管49は、下部支持体44の空間部44s内に収容されている。
蛇口43は、シンク天板41の上面41tに設けられている。蛇口43は、シンク天板41上において、シンク42に対してシンク天板41の幅方向Dwの一方側(図3、図4において例えば右側)に隣接して設けられている。蛇口43は、前後方向Dfrにおいて、シンク42の後縁42r側に設けられている。蛇口43は、シンク天板41の上面41tに固定され、上方に延びる基部43aと、基部43aの上端からシンク42の内方に向かって延びる延長部43bと、延長部43bの先端部に形成された吐出口43cと、蛇口43を開閉操作する開閉操作部43dと、を備えている。本実施形態において、開閉操作部43dは、吐出口43cの近傍に設けられているが、蛇口43の構成については、何ら限定するものではない。
シンク天板41の下方の空間部44s内において、蛇口43の基部43aには、蛇口43に水を供給するための給水管(配管)48が接続されている。給水管48は、天井裏から、図1に示した延長管27、上部連結材22内を通して、シンク天板41に隣接する一方の支柱21A内に案内されている。給水管48は、シンク天板41の下方において、一方の支柱21Aのサイドカバー25、および後部支持板44aに形成された開口(図示無し)を通して空間部44s内に導出されている。これにより、給水管48の長さ方向の一部は、空間部44s内に収容されている。
区画パネル46は、シンク天板41と什器ユニット10の天板12との間に設けられている。区画パネル46は、前後方向Dfrに直交する面内に位置する板状で、シンク天板41の上面41tから上方に向かって立ち上がるように設けられている。図3に示すように、区画パネル46は、幅方向Dwに連続し、幅方向Dwにおいてシンク42の後縁42rの全域にわたって設けられている。区画パネル46は、幅方向Dwにおいて、蛇口43が設けられている側である一方端部46aに、一方端部46aの反対側である他方端部46bよりも、シンク天板41の上面41tからの立ち上がり寸法が大きい高壁部46hが形成されている。この高壁部46hにより、蛇口43からシンク42内に流れ落ちた水が、蛇口43側からシンク42の周囲に飛び散るのを有効に抑える。なお、区画パネル46は、幅方向Dwの全長に亘って一様な高さであってもよい。
図1〜図3に示すように、水切り装置50は、シンクユニット40のシンク42の上方に配置されている。水切り装置50は、シンク42内で洗浄された、フラスコ、ビーカー、試験管等をはじめとした開口部100aを有する有底筒状の器具100(図2参照)を掛けることで、器具100に付着した水(液体)Wを切る。なお、器具100は、有底筒状のものに限られない。
水切り装置50は、ボード本体51と、掛け具52と、受け部53と、を備えている。
ボード本体51は、板状で、前後方向Dfrに直交する鉛直面内に沿って配置されている。本実施形態において、ボード本体51は、支柱21のサイドカバー25に、金具(図示無し)等を介したボルト留め、係止爪による係止、溶接による接合等によって固定されている。また、ボード本体51は、サイドカバー25と樹脂等により一体成形してもよい。
掛け具52は、ボード本体51の表面から前後方向Dfrの前方に突出して設けられている。図2に示すように、掛け具52は、その基端部52aが、ボード本体51に固定されている。掛け具52は、棒状で、基端部52aから先端部52bに向かって、前後方向Dfrにおいてボード本体51から離間するにしたがって、斜め上方に延びている。掛け具52には、洗浄された器具100が掛止される。器具100は、その開口部100a内に掛け具52を挿入するようにして、掛け具52に掛止される。したがって、器具100は、開口部100aを斜め下方に向けて掛け具52に掛止される。本実施形態において、掛け具52は、左右方向および上下方向に間隔をあけて配列されている。この場合、上下方向で隣り合う掛け具52は、平面視で重なり合わないように左右方向にずれて(互い違いに)配置されている。
図2、図3に示すように、受け部53は、ボード本体51(掛け具52)の下方に設けられている。受け部53は、器具100からボード本体51に沿って流れ落ちる水Wを受ける。受け部53は、ボード本体51の下端に一体で設けられている。受け部53は、傾斜部56と、開放部54と、案内部55と、を備えている。
図2に示すように、傾斜部56は、ボード本体51の下端から前後方向Dfrの前方に向けて斜め下方に延びている。幅方向Dwから見たときに、傾斜部56は、掛け具52に係止される器具100の下縁100bよりも、前後方向Dfrの前方に張り出して設けられている。図示の例において、傾斜部56の前端縁は、掛け具52の先端部52bよりも前方に位置している。但し、傾斜部56の前端縁は、掛け具52の先端部52bよりも後方に位置していてもよい。また、傾斜部56は、上面(ボード本体51の表面に連なる面)が少なくとも傾斜していればよい。
図3に示すように、開放部54は、受け部53の幅方向Dwの一部に設けられている。開放部54は、傾斜部56の下端部において、後述する案内部55が設けられておらず、下方(斜め下方)に向かって開放されることで形成されている。本実施形態において、開放部54は、幅方向Dwにおいて、蛇口43が設けられている側と反対側(図3において左側)に形成されている。図2に示すように、幅方向Dwから見たときに、開放部54は、シンク42の前後方向Dfrの後縁42rよりも前方に配置されている。
図3に示すように、案内部55は、受け部53において、幅方向Dwの残部に設けられている。案内部55は、傾斜部56の下端部において、開放部54以外の部分に形成されている。案内部55は、受け部53の幅方向Dwに連続して延びている。案内部55は、傾斜部56の幅方向Dwの一部において、傾斜部56の下端から前方に向けて斜め上方に突出して設けられている。図1、図2に示すように、案内部55は、傾斜部56との間に、幅方向Dwから見てV字状の溝状部59を形成している。案内部55は、ボード本体51に沿って流れ落ちる水Wを受け、幅方向Dwに沿って開放部54側(図3において左側)に案内する。図1、図3に示すように、案内部55は、幅方向Dwにおいて開放部54側に、傾斜案内部55bを有する。傾斜案内部55bは、幅方向Dwに沿って開放部54側に向かって漸次下方に傾斜して形成されている。また、案内部55は、幅方向Dwにおいて傾斜案内部55bに対して開放部54とは反対側(図3において右方)の部分55aにおいても、傾斜案内部55b側に向かって漸次下方に傾斜していてもよい。
このような水切り装置50では、洗浄された器具100を掛け具52に係止すると、器具100に付着した水Wは、器具100からボード本体51の表面に沿って流れ落ちる。ボード本体51の下方に設けられた受け部53は、ボード本体51の表面に沿って流れ落ちた水Wを受ける。受け部53で受けた水Wは、受け部53の幅方向Dwに連続して延びる案内部55の溝状部59によって、受け部53の幅方向Dwの一部に設けられた開放部54に案内される。開放部54は下方に向かって開放されているので、開放部54に案内された水Wは、開放部54の下縁部54eからシンク42内に落下する。このようにして、洗浄後の器具100に付着した水を、開放部54からのみ落下させることができる。
ここで、本実施形態においては、受け部53がボード本体51の下端に一体で設けられている。そのため、ボード本体51の表面に沿って流れ落ちる水Wは、そのまま受け部53に伝わり、ボード本体51と受け部53との間で水Wが周囲に散るのを抑えることができる。
また、受け部53は、ボード本体51の下端から前方に向けて斜め下方に延びる傾斜部56を有し、案内部55は、傾斜部56の幅方向Dwの一部において、傾斜部56の下端から前方に向けて斜め上方に突出して設けられている。これにより、ボード本体51から受け部53に流れ落ちた水Wは、傾斜部56に沿って、傾斜部56と案内部55とによって形成される溝状部59に沿って、開放部54に向かって案内される。
また、傾斜部56は、掛け具52に係止される器具100の下縁100bよりも前方に張り出して設けられている。これにより、器具100に付着した水Wのうち、ボード本体51まで到達せずに、器具100の下縁100bからそのまま落下した水Wを、傾斜部56で受けることができる。これによって、器具100の下縁100bから落下した水Wは、開放部54から落下させることができる。
また、案内部55は、幅方向Dwに沿って開放部54に向かって漸次下方に傾斜して設けられた傾斜案内部55bを有する。これにより、案内部55に流れ落ちた水Wを、開放部54に向かって円滑に案内することができる。
このように、本実施形態では、シンクユニット40は、シンク天板41と、シンク天板41の上面41tから下方に窪んで設けられたシンク42と、シンク天板41上において、シンク42に対してシンク天板41の幅方向Dw側方に設けられ、シンク42内に水を供給する蛇口43と、を備える。
このような構成によれば、シンク天板41において蛇口43がシンク42の幅方向Dw側方に設けられているので、シンク42の前後方向Dfrの寸法Aが増大するのを抑えることができる。これにより、シンクユニット40の前後方向Dfrの寸法A(図4参照)の小型化を図ることが可能となる。
上記実施形態では、作業用什器1は、シンク42と什器ユニット10の天板12との間に、シンク天板41の上面41tから上方に向かって延びる板状の区画パネル46が設けられている構成とした。
このような構成によれば、シンク42と什器ユニット10の天板12との間に設けられた区画パネル46により、シンク42側から水等が什器ユニット10側に飛び散るのを抑えることができる。
上記実施形態では、作業用什器1は、シンク天板41の下方の空間部44sを囲う下部カバー45が設けられ、シンク42に形成された排水口42dに接続された排水管49が、空間部44s内に収容されている構成とした。
このような構成によれば、排水管49をシンクユニット40の空間部44s内に収容することができる。
上記実施形態では、作業用什器1は、コアフレーム20内に、蛇口43に水を供給するための給水管48が収容され、空間部44s内に、コアフレーム20から導出され、蛇口43に接続される給水管48が収容されている構成とした。
このような構成によれば、コアフレーム20内に挿通された給水管48を、空間部44sを通じてシンクユニット40に引き回すことができる。
上記実施形態では、シンクユニット40は、天板12の左右方向D1に隣接した位置で、シンク天板41の幅方向Dwを、天板12の左右方向D1に沿わせた状態で配置されている構成とした。
このような構成によれば、コアフレーム20の周囲が什器ユニット10およびシンクユニット40により取り囲まれる。これにより、作業用什器1としての体裁を向上させることができる。また、什器ユニット10による作業空間と、シンクユニット40による清掃空間と、の向きを異ならせることができ、使い勝手を向上させることができる。
特に、シンク天板41の後端部41bにおける幅方向Dwの幅は、コアフレーム20および一対の什器ユニット10の天板12の対向方向D2の合計長さと同等になっているので、天板12とシンク天板41との境界部分に凹凸が生じるのを抑制して、体裁の更なる向上を図ることができる。
上記実施形態では、作業用什器1は、シンク42の上方に配置された水切り装置50をさらに備える構成とした。
このような構成によれば、洗浄された器具100を掛け具52に係止すると、器具100に付着した水Wは、器具100からボード本体51に沿って流れ落ち、シンク42に流れ落ちる。これにより、シンク42以外に水Wが落下するのを抑えることができる。
上記実施形態では、水切り装置50は、ボード本体51の下方に設けられ、器具100からボード本体51に沿って流れ落ちる水Wを受ける受け部53を備え、受け部53は、受け部53の幅方向Dwの一部に設けられ、下方に向かって開放された開放部54と、受け部53の幅方向Dwに連続して延び、ボード本体51に沿って流れ落ちる水Wを受け、開放部54に案内する案内部55と、を備える構成とした。
このような構成によれば、受け部53が、ボード本体51に沿って流れ落ちた水Wを受ける。受け部53で受けた水Wは、受け部53の幅方向Dwに連続して延びる案内部55によって、受け部53の幅方向Dwの一部に設けられた開放部54に案内される。このようにして、洗浄後の器具100に付着した水を、開放部54からのみ落下させることができる。つまり、洗浄後の器具100に付着した水が、開放部54以外の部分で落下するのを抑えることができる。このようにして、洗浄後の器具100の水切りを良好に行い、開放部54以外の部分で水切り装置50の下方に位置する他の物品等が無用に濡れてしまうのを抑えることができる。
特に、上記実施形態では、作業用什器1は、案内部55は、シンク42の幅方向Dwにおいて、蛇口43が設けられている側と反対側に配置されているので、開放部54から落下する水Wが、蛇口43の周囲に落ちるのを抑えることができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれら実施例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。本発明は上述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、上述した実施形態では、シンクシステム30は、コアフレーム20、およびコアフレーム20を挟んで互いに対向する一対の什器ユニット10に対し、左右方向D1の一方側に隣接して設けるようにしたが、これに限らない。シンクシステム30は、コアフレーム20に対して、対向方向D2の一方側に隣接するように設けてもよい。この場合、コアフレーム20に対して対向方向D2の他方側に、什器ユニット10が設けられていてもよい。また、コアフレーム20に対して対向方向D2の片側に、什器ユニット10およびシンクシステム30が左右方向D1で並んでいてもよい。
また、上述した実施形態では、水切り装置50(ボード本体51)を、支柱21のサイドカバー25に設けるようにしたが、これに限らない。水切り装置50は、支柱21とは別に設けた、シンクユニット40から上方に延びる支持部材(図示無し)等によって支持するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、受け部53を、ボード本体51に連続して設けるようにしたが、ボード本体51と受け部53との間に隙間があってもよい。
また、上記実施形態では、開放部54を、幅方向Dwの一方側に設けるようにしたが、これに限らない。例えば、開放部54を、幅方向Dwの他方側に設けるようにしてもよい。また、水切り装置50において、幅方向Dwの中央部に開放部54を設けるようにしてもよい。その場合、案内部55は、開放部54に対して幅方向Dwの両側に設ける。
上述した実施形態では、案内部55の幅方向の一部に傾斜案内部55bを設けるようにしたが、案内部55の幅方向Dwの全体を、開放部54側に傾斜させるようにしてもよい。
上述した実施形態では、開放部54の下縁部54e(図3参照)を、幅方向Dwにおいて案内部55側(図3において右方)に向かって漸次下方に傾斜させてもよい。これにより、開放部54において、水Wが下縁部54eに沿って案内部55側に伝わり、開放部54の案内部55側から集中的に滴下させることができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 作業用什器
10 什器ユニット
12 天板
12b 後端部
12f 作業面
12s 側端部
20 コアフレーム
21A 支柱
40 シンクユニット
41 シンク天板
41t 上面
42 シンク
42d 排水口
43 蛇口
44s 空間部
45 下部カバー
46 区画パネル
48 給水管(配管)
50 水切り装置
51 ボード本体
52 掛け具
53 受け部
54 開放部
55 案内部
100 器具
D1 左右方向(第1方向)
D2 対向方向(第2方向)
D3 上下方向
Dfr 前後方向(第1方向)
Dw 幅方向(第2方向)
W 水

Claims (5)

  1. 作業面を形成する天板を有した什器ユニットと、
    前記什器ユニットの前記天板の後端部に設けられ、上下方向に延びてその内部に少なくとも配管が挿通可能とされた支柱を有するコアフレームと、
    前記コアフレームに隣接して配置されたシンクユニットと、を備え、
    前記シンクユニットは、
    シンク天板と、
    前記シンク天板の上面から下方に窪んで設けられたシンクと、
    上下方向に交差する面内のうち、前記コアフレームおよび前記シンクユニット同士が対向する第1方向に対して交差する第2方向において、前記シンク天板上のうち前記シンクに対して側方に設けられ、前記シンク内に水を供給する蛇口と、を備える
    作業用什器。
  2. 前記シンク天板から上方に向かって延び、前記シンクと前記天板との間を仕切る区画パネルを備えている
    請求項1に記載の作業用什器。
  3. 前記シンク天板の下方に形成された空間部には、前記コアフレームから引き出された前記配管が収容されている
    請求項1または2に記載の作業用什器。
  4. 前記什器ユニットは、前記シンクユニットに隣接した位置で、前記天板の幅方向を前記第1方向に沿わせた状態で配置されている
    請求項1から3のいずれか一項に記載の作業用什器。
  5. 前記シンクの上方に配置された水切り装置をさらに備え、
    前記水切り装置は、
    前記支柱に取り付けられ、鉛直面内に沿って配置されたボード本体と、
    前記ボード本体の表面から前方に突出して設けられ、器具が掛止される掛け具と、を備える
    請求項1から4のいずれか一項に記載の作業用什器。
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