JP2021064804A - プローブシステム及びその利用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プローブシステムを利用して、半導体デバイス及び/または集積回路デバイスのような被試験デバイス(DUT:Device under test)の試験結果の正確度を確認するかあるいは向上させる。【解決手段】プローブシステムを利用する方法は、第1の操作されるアセンブリと第2の操作されるアセンブリとの間の距離を直接測定するステップと、第1及び第2プローブを第1及び第2接触位置に接触させるステップと、試験信号を電気的構造に供給するステップと、結果的に生じる信号を電気的構造から受信するステップと、を含む。【選択図】図6

Description

関連出願.
本願は、米国特許出願第15/708681号、2017年9月19日出願、及び米国
特許仮出願第62/400978号、発明の名称”PROBE SYSTEMS AND METHODS”、20
16年9月28日出願により優先権を主張し、これらの特許出願の全開示を参照すること
によって本明細書に含める。
発明の分野
本発明は一般にプローブシステム及びその利用方法に指向したものであり、より具体的
には、マニピュレータに実装した電子構成部品を含むプローブシステム、操作される2つ
のアセンブリ間の直接的な距離測定を含むプローブシステム、及び/または操作される2
つのアセンブリ間の直接的な距離測定を含む、プローブシステムを動作させる方法に関す
るものである。
発明の背景
プローブシステムを利用して、半導体デバイス及び/または集積回路デバイスのような
被試験デバイス(DUT:device under test)の動作を試験することができる。これら
のデバイスが小型になるに連れて、そしてその動作周波数が増加するに連れて、試験信号
が進まなければならない物理的距離がますます重要になり、及び/または試験結果にます
ます重大な影響を与える。一般に30ギガヘルツ(GHz)〜300GHzの周波数で実行され
るミリメートル波(mmW:millimeter wave)試験については、一般に信号経路の距離
を明確にしなければならず、一般により短い信号経路ほどより正確な試験結果を生み出す
試験結果の正確度を確認し、あるいは向上させるために、プローブシステムを較正する
ことが知られている。mmW試験のような特定の試験シナリオでは、較正及び/または試
験を実行するために利用するプローブ間の距離または想定距離は、較正結果及び/または
試験結果に重大な影響を与え得る。それに加えて、較正中のプローブ間の距離の変動は、
試験中に比べて、構成の正確度に重大な影響を与え得るし、この影響は試験結果に付け加
わる。それに加えて、あるいはその代わりに、DUTとプローブシステムの1つ以上の電
子構成部品との間の距離はプローブシステムの有効性を制限し得る。従って、プローブシ
ステム及びその利用方法を改善する必要性が存在する。
プローブシステム及びその利用方法を本明細書中に開示する。これらの方法は、第1の
操作されるアセンブリの第1プローブを動作可能なように電気的構造の第1接触位置に位
置合わせするステップと、第2の操作されるアセンブリの第2プローブを動作可能なよう
にこの電気的構造の第2接触位置に位置合わせするステップとを含む。この方法は、第1
の操作されるアセンブリと第2の操作されるアセンブリとの間の距離を直接測定するステ
ップと、第1プローブを第1接触位置に接触させ、第2プローブを第2接触位置に接触さ
せるステップと、試験信号を上記電気的構造に供給するステップと、結果的に生じる信号
を上記電気的構造から受信するステップも含む。この方法は、第1の操作されるアセンブ
リと第2の操作されるアセンブリとの間の距離に基づいて、プローブシステム及び上記電
気的構造の少なくとも一方を特性化するステップをさらに含む。
1つの好適例では、上記プローブシステムがチャックを含み、このチャックは、被試験
デバイス(DUT)を含む基板を支持するように構成された支持面を有する。これらの好
適例では、プローブシステムがプローブヘッド・アセンブリも含む。このプローブヘッド
・アセンブリは、プラテンと、動作可能なようにこのプラテンに取り付けられた第1マニ
ピュレータと、動作可能なように第1マニピュレータに取り付けられ、DUTに接触する
ように構成された第1プローブを含む第1の操作されるアセンブリとを含む。このプロー
ブヘッド・アセンブリは、動作可能なように上記プラテンに取り付けられた第2マニピュ
レータ、及び動作可能なように第2マニピュレータに取り付けられ、DUTに接触するよ
うに構成された第2プローブを含む第2の操作されるアセンブリも含む。これらの好適例
では、上記プローブシステムが測定装置も含み、この測定装置は、第1の操作されるアセ
ンブリと第2の操作されるアセンブリとの間の距離を直接測定するように構成されている
他の好適例では、上記プローブシステムがプローブヘッド・アセンブリを含み、このプ
ローブヘッド・アセンブリはプラテン及びマニピュレータを含み、このマニピュレータは
、マニピュレータ・マウント(取付具)及びプローブ・マウントを含み、マニピュレータ
・マウントは動作可能なようにプラテンに取り付けられている。このマニピュレータは、
プローブ・マウントを選択的に、かつ動作可能なようにマニピュレータ・マウントに対し
て平行移動させるように構成されている。上記プローブヘッド・アセンブリは、ベクトル
・ネットワークアナライザ(VNA:vector network analyzer)エクステンダ(拡張器
)及びプローブも含み、VNAエクステンダは動作可能なようにマニピュレータのプロー
ブ・マウントに取り付けられ、プローブは動作可能なようにVNAエクステンダを介して
プローブ・マウントに取り付けられ、これによりマニピュレータは、VNAエクステンダ
及びプローブを共に、プローブ・マウントの動きにより、動作可能なようにマニピュレー
タ・マウントに対して平行移動させるように構成される。これらの好適例では、プローブ
システムがチャックも含み、このチャックは、DUTを含む基板を支持するように構成さ
れた支持面を有し、プローブは支持面と対面して、プローブとDUTとの選択的な電気接
触を可能にする。これらの好適例では、プローブシステムがベクトル・ネットワークアナ
ライザ(VNA)をさらに含み、このVNAは、試験信号を上記VNAエクステンダに供
給すること、及び結果的に生じる信号をVNAエクステンダから受信すること、のうちの
少なくとも一方を行うように構成されている。
本発明によるプローブシステムの例の概略図である。 本発明によるプローブシステムの例を示すより詳細な前面図である。 図2のプローブシステムの上面図である。 図2のプローブシステムの一部分を示す図である。 図2のプローブシステムの一部分を示す図である。 本発明によるプローブシステムを利用する方法を示すフローチャートである。
発明の詳細な説明及び最良の形態
図1〜6は、本発明によるプローブシステム20の例、プローブシステム20の構成要
素の例、及び/または、本発明による、プローブシステム20のようなプローブシステム
を利用する方法300の例を提供する。図1〜6の各々では、同様の、あるいは少なくと
も実質的に同様の目的を果たす要素には同様の番号でラベル付けし、本明細書中では、こ
れらの要素は図1〜6の各々を参照して詳細に説明しないことがある。同様に、図1〜6
の各々では、必ずしもすべての要素にラベル付けしないことがあるが、本明細書中では、
これらの要素に関連する参照番号を一貫性のために利用することがある。図1〜6のうち
の1つ以上を参照して本明細書中に説明する要素、構成要素、及び/または特徴は、本発
明の範囲から逸脱することなしに、図1〜6のいずれかに含めること、及び/または図1
〜6のいずれかで利用することがある。一般に、特定の実施形態に含まれることの多い要
素は実線で図示するのに対し、任意である要素は破線で図示する。しかし、実線で示す要
素は不可欠ではないことがあり、一部の実施形態では、本発明の範囲から逸脱することな
しに省略することがある。
図1は、本発明によるプローブシステム20の例の概略図であるのに対し、図2〜5は
、プローブシステム20及び/またはその構成要素のより詳細な例を提供する。図1に概
略的に示し、図2〜5によってより詳細に示すように、プローブシステム20はプローブ
ヘッド・アセンブリ100を含み、プローブヘッド・アセンブリ100はプラテン110
を含む。プローブヘッド・アセンブリ100はマニピュレータ120を含み、そして図1
〜3に示すように、少なくとも第1マニピュレータ121及び第2マニピュレータ122
のような複数のマニピュレータ120を含むことができる。図1に示すように、各マニピ
ュレータ120は、マニピュレータ・マウント124及びプローブ・マウント126を含
むことができる。マニピュレータ・マウント124は、動作可能なようにプラテン110
に取り付けることができ、あるいは、対応するマニピュレータ120を動作可能なように
プラテン110に取り付けることができる。図1〜3では1つまたは2つのマニピュレー
タ120を図示しているが;プローブシステム20が3つ以上のマニピュレータ120を
含むことができることは本発明の範囲内である。例として、プローブシステム20は、3
つ、4つ、5つ、6つ、あるいは7つ以上のマニピュレータ120を含むことができる。
図1〜5によって集合的に示すように、プローブ・システム20は操作されるアセンブ
リ140も含み、対応する操作されるアセンブリ140は、各マニピュレータ120に関
連付けること、動作可能なように取り付けること、及び/または各マニピュレータ120
によって操作することができる。一例として、操作されるアセンブリ140の各々は、対
応するマニピュレータ120の対応するプローブ・マウント126に取り付けることがで
き、そして対応するマニピュレータは、このプローブマウントを選択的に、かつ動作可能
なようにマニピュレータ・マウントに対して平行移動させるように構成することができる
。他の例として、第1の操作されるアセンブリ141は、第1マニピュレータ121に関
連付けること、動作可能なように第1マニピュレータ121に取り付けること、及び/ま
たは第1マニピュレータ121によって操作することができる。同様に、第2の操作され
るアセンブリ142は、第2マニピュレータ122に関連付けること、動作可能なように
第2マニピュレータ122に取り付けること、及び/または第2マニピュレータ122に
よって操作することができる。第1マニピュレータ121及び第2マニピュレータ122
は、独立して作動させるように構成することができ、及び/または、第1の操作されるア
センブリ141と第2の操作されるアセンブリ142とを選択的に、かつ動作可能なよう
に互いに対して平行移動させるように構成することができる。
操作されるアセンブリ140の各々は、対応するプローブ170を含むことができ、あ
るいは対応するプローブ170とすることができる。一例として、第1プローブ171は
、第1マニピュレータ121に関連付けること、動作可能なように第1マニピュレータ1
21に取り付けること、及び/または第1マニピュレータ121によって操作することが
できる。同様に、第2プローブ172は、第2マニピュレータ122に関連付けること、
動作可能なように第2マニピュレータ122に取り付けること、及び/または第2マニピ
ュレータ122によって操作することができる。
操作されるアセンブリ140は電子構成部品160を含むこともできる。本明細書中で
は、電子構成部品160は、ベクトル・ネットワークアナライザ(VNA)エクステンダ
160、スペクトルアナライザ・エクステンダ160、及び/またはシグナルアナライザ
(信号解析器)エクステンダと称することがあり、あるいはこれらのエクステンダとする
ことがある。以下の説明は全般的にVNAエクステンダ160を参照するが、VNAエク
ステンダは、上記電子構成部品、スペクトルアナライザ・エクステンダ、及び/またはシ
グナルアナライザ・エクステンダを含むことができ、及び/またはその代わりに、上記電
子構成部品、スペクトルアナライザ・エクステンダ、及び/またはシグナルアナライザ・
エクステンダとすることができる。VNAエクステンダ160は、存在すれば、動作可能
なように、対応するマニピュレータ120の対応するプローブ・マウント126に取り付
けることができ、対応するプローブ170は、動作可能なように、VNAエクステンダを
介して対応するマニピュレータに取り付けることができる。このため、VNAエクステン
ダ160及び対応するプローブ170は共に、対応するマニピュレータ120の操作によ
り、及び/または対応するプローブ・マウントの動きにより、選択的に、かつ動作可能な
ように、マニピュレータ・マウント124に対して、あるいはプラテン110に対して平
行移動するように構成することができる。
図1中に破線で示すように、プローブシステム20はチャック30を含むこともでき、
チャック30は支持面32を含む。支持面32は基板40を支持するように構成すること
ができ、基板40は、1つ以上の被試験デバイス(DUT)42及び/または1つ以上の
試験構造44を含むことができる。プローブシステム20は平行移動ステージ34をさら
に含むことができ、平行移動ステージ34は、チャック30を動作可能なようにX軸、Y
軸、及び/またはZ軸に沿って平行移動させるように構成することができる。それに加え
て、あるいはその代わりに、平行移動ステージ34は、チャック30をX軸、Y軸、及び
/またはZ軸の周りに回転させるように構成することもできる。
また図1中に破線で示すように、プローブシステム20はコントローラ90を含むこと
ができる。本明細書中では、コントローラ90は、制御システム90及び/または信号発
生兼解析アセンブリ90と称することがあり、制御システム90及び/または信号発生兼
解析アセンブリ90を含むことができ、及び/または制御システム90及び/または信号
発生兼解析アセンブリ90とすることができ、そしてDUT42の動作を試験及び/また
は定量化するように構成することができる。一例として、上記コントローラは、試験信号
82をDUTに供給するように、及び/または結果的に生じる信号84をDUTから受信
するように構成することができる。これらの試験信号及び/または結果的に生じる信号は
、プローブヘッド・アセンブリ100を通して、チャック30を通して、及び/または制
御システム90とDUT42との間に延びるデータケーブル80を通して、制御システム
90とDUT42との間で伝達することができる。
図1に示すように、プローブ170はチャック30の支持面32に対面することができ
、これによりプローブはDUT42に接触または電気接触することができる。一例として
、第1プローブ171はDUT42上の第1接触位置46に接触することができる。他の
例として、第2プローブ172はDUT42上の第2接触位置48に接触することができ
る。この接触は、チャック30の動きにより、例えば平行移動ステージ34の動きにより
、及び/またはプローブ170の動き、例えばマニピュレータ120の動きにより、選択
的に確立及び/または中断することができる。
VNAエクステンダ160は、存在すれば、試験信号82をコントローラ90から第1
周波数で受信し、この試験信号を第1周波数よりも大きい第2周波数でプローブ170に
供給するように構成することができる。このため、VNAエクステンダ160はコントロ
ーラ90の動作周波数範囲を拡張することができる。第1周波数の例は、最大10ギガヘ
ルツ(GHz)、最大20GHz、最大30GHz、最大40GHz、最大50GHz、最大60GHz、最
大70GHz、及び/または最大80GHzの周波数を含む。第2周波数の例は、少なくとも5
0GHz、少なくとも60GHz、少なくとも70GHz、少なくとも80GHz、少なくとも90GH
z、少なくとも100GHz、少なくとも200GHz、少なくとも300GHz、最大1,000
GHz、最大800GHz、最大600GHz、最大500GHz、最大400GHz、最大300GHz、
及び/または最大200GHzを含む。
VNAエクステンダ160のDUT42への近接は、コントローラ90のDUT42へ
の近接に比べると、試験信号の周波数の増加を可能にすること及び/または促進すること
ができる。このため、VNAエクステンダ160はできる限りDUT42の近くに配置す
ることが望ましいことがあり、プローブシステム20は、こうしたVNAエクステンダと
プローブとの近接を促進するように構成することができる。一例として、データケーブル
80は、コントローラ90とVNAエクステンダ160との間の第1信号伝送長を規定す
ることができ、システム20もVNAエクステンダ160とプローブ170のプローブチ
ップ(プローブ先端)174との間の第2信号伝送長を規定することができる。これらの
条件下で、プローブシステム20は、第2信号伝送長が第1信号伝送長の閾値割合未満で
あるように構成することができる。この閾値割合の例は、第1信号伝送長の10%未満、
5%未満、1%未満、0.5%未満、0.1%未満、0.05%未満、0.01%未満を
含む。
プローブヘッド・アセンブリ100が追加的構造をさらに含むことができ、こうした追
加的構造を利用して、VNAエクステンダ160をDUT42のより近くに移動させて、
VNAエクステンダとDUTとの間の距離を減少させること、及び/または第2信号伝送
長を減少させることができることは、本発明の範囲内である。一例として、そして図1中
に破線で示し、図2〜5中に実線で示すように、プローブヘッド・アセンブリ100はV
NAエクステンダ装着プレート150を含むことができる。VNAエクステンダ装着プレ
ート150は、動作可能なようにプローブ・マウント126に取り付けることができ、さ
らには直接取り付けることができ、VNAエクステンダ160は、動作可能なように、V
NAエクステンダ装着プレートを介してプローブマウントに取り付けることができ、さら
には直接取り付けることができる。それに加えて、あるいはその代わりに、VNAエクス
テンダ160は、動作可能なように、チャック30の支持面32及び/またはVNAエク
ステンダ装着プレート150におけるDUT42に対面する側の表面に取り付けることが
できる。別の言い方をすれば、VNAエクステンダ160は、少なくとも部分的に、VN
Aエクステンダ装着プレート150と支持面32及び/またはDUT42との間に延びる
ことができる。
こうした構成では、図示するように、VNAエクステンダ160は、プラテン110に
近接して配置することができ、及び/またはプラテン110内の開口112に近接して、
さらには開口112上に配置することができる。このことは、図1〜5に示すように構成
されていないプローブシステムに比べると、VNAエクステンダとDUTとの間の距離を
減少させること、及び/またはVNAエクステンダとDUTとを電気的に相互接続するた
めに必要な第2信号伝送長の長さを減少させることができる。
図示するように、VNAエクステンダ装着プレート150は、直接及び/または動作可
能なようにプローブ・マウント126に取り付けることができる。同様に、VNAエクス
テンダ160は、直接及び/または動作可能なようにVNAエクステンダ装着プレート1
50に取り付けることができる。それに加えて、プローブ170は、直接及び/または動
作可能なようにVNAエクステンダ160に取り付けることができる。
図1中に破線で示し、図2〜5中に実線で示すように、プローブ170は導波路180
を含むことができる。導波路180は、存在すれば、エクステンダ160と、プローブ1
70及び/またはプローブ170のプローブチップ174との間に延びることができ、エ
クステンダ160と、プローブ170及び/またはプローブ170のプローブチップ17
4とを電気的に相互接続することができ、及び/または、エクステンダ160と、プロー
ブ170及び/またはプローブ170のプローブチップ174とを機械的に相互接続する
ことができる。導波路180は、プローブチップ174とVNAエクステンダ160との
間で固定の、あるいは少なくとも実質的に固定の相対配向を維持する剛体の、あるいは少
なくとも実質的に剛体の導波路180とすることができる。
図1中に破線で概略的に示し、図2〜3中に実線でより詳細に示すように、プローブシ
ステム20は測定装置190を含むことができる。測定装置190は、存在すれば、第1
の操作されるアセンブリ141と第2の操作されるアセンブリ142との間の距離を検出
し、測定し、直接検出し、及び/または直接測定するように、適合させること、構成する
こと、設計すること、サイズを定めること、及び/または組み立てることができる。一般
に、第1の操作されるアセンブリと第2の操作されるアセンブリとの間の距離は、図1に
示すように、基板40の上面41に平行な、あるいは少なくとも実質的に平行な方向に測
定することができる。
このことは、第1の操作されるアセンブリの任意の適切な部分、構成要素、及び/また
は領域と、第2の操作されるアセンブリの任意の適切な部分、構成要素、及び/または領
域との間の任意の適切な距離を測定することを含むことができる。第1の操作されるアセ
ンブリ及び/または第2の操作されるアセンブリの適切な構成要素の例は、VNAエクス
テンダ装着プレート150、VNAエクステンダ160、プローブ170、プローブチッ
プ174、及び/または導波路180のうちの1つ以上を含む。一例として、測定装置1
90は、第1の操作されるアセンブリ141のプローブ170と第2の操作されるアセン
ブリ142のプローブ170との間の距離を測定することができる。他の例として、操作
されるアセンブリ140がVNAエクステンダ装着プレート150を含む際には、測定装
置190は、第1の操作されるアセンブリ141のVNAエクステンダ装着プレート15
0と第2の操作されるアセンブリ142のVNAエクステンダ装着プレート150との間
の距離を測定することができる。
測定装置190はあらゆる適切な構造を含むことができる。例として、測定装置190
は、マイクロメーター、カリパス、容量性プローブ、光エンコーダ、及び/または干渉計
のうちの1つ以上を含むことができる。他の例として、測定装置190は電子測定装置を
含むことができ、あるいは電子測定装置とすることができる。さらに他の例として、図1
に示すように、測定装置190は、第1の操作されるアセンブリと第2の操作されるアセ
ンブリとの間の距離を示すように構成されたディスプレイを含むことができる。
測定装置190は、第1の操作されるアセンブリ141と第2の操作されるアセンブリ
142との間の距離を測定することができる。一例として、図1に示すように、第1の操
作されるアセンブリ141は測定装置マウント194を含むことができ、測定装置190
は動作可能なように測定装置マウントに取り付けること、あるいは装着することができる
。それに加えて、第2の操作されるアセンブリ142は当接(ストライカー)面196を
含むことができ、測定装置190は、動作可能なように当接面196に接触して、第1の
操作されるアセンブリと第2の操作されるアセンブリとの間の距離を測定するように構成
することができる。それに加えて、あるいはその代わりに、図1〜3に示すように、当接
面196は、動作可能なように、例えば対応する測定装置マウント194を介して第2の
操作されるアセンブリに取り付けることができる。従って、第1の操作されるアセンブリ
と第2の操作されるアセンブリとの間の距離は、測定装置マウントと当接面との間の距離
を含むこと、測定装置マウントと当接面との間の距離とすること、及び/または測定装置
マウントと当接面との間の距離に基づくことができる。
測定装置190が、第1の操作されるアセンブリ141と第2の操作されるアセンブリ
142との間に延びて、これらに共に接触することができることは、本発明の範囲内であ
る。一例として、測定装置マウント194は、測定装置、あるいは測定装置の少なくとも
一部分を、動作可能なように、第1の操作されるアセンブリ141及び/または第2の操
作されるアセンブリ142に取り付けることができる。測定装置マウント194の例は、
あらゆる適切な機械的マウント、ファスナ、締結アセンブリ、真空面、及び/または真空
マウントを含む。
しかし、このことは必須要件ではない。一例として、図示するように、測定装置190
は、干渉計及び/または他の光系またはレーザー系測定装置を含むことができる。これら
の条件下では、測定装置190は、第1の操作されるアセンブリ141及び/または第2
の操作されるアセンブリ142に物理的に接触する必要はないが、それでも第1の操作さ
れるアセンブリと第2の操作されるアセンブリとの間の距離を定量化する。
測定装置190は、単一の測定装置を含むことができ、及び/または単一の測定装置と
することができる。それに加えて、あるいはその代わりに、測定装置190は、第1マニ
ピュレータ121及び/または第2マニピュレータ122と一体化しないことができる。
こうした構成は、例えば、第1マニピュレータ121の動きを測定し、第2マニピュレー
タ122の動きを別個に測定して、第1の操作されるアセンブリと第2の操作されるアセ
ンブリとの間の距離を間接的に計算するシステムに対して精度を向上させることができる
第1の操作されるアセンブリと第2の操作されるアセンブリとの間の距離は、第1プロ
ーブ171のプローブチップ174と第2プローブ172のプローブチップ174との間
の絶対距離または相対距離を表すあらゆる適切な距離を含むことができ、あるいはこうし
た距離とすることができることは、本発明の範囲内である。一例として、こうした距離は
、プローブチップ間の距離の直接的尺度とすることができる。他の例として、こうした距
離はプローブチップ間の距離の間接的尺度とすることができる。さらに他の例として、こ
うした距離は、必ずしもプローブチップ間の絶対距離ではなくてもよいが、その代わりに
、プローブチップ間の相対距離の相対尺度とすることができ、こうした相対尺度を利用し
て、プローブチップ間の距離の変化を測定、規定、及び/または定量化することができる
本明細書中に説明するように、プローブシステム20はコントローラ90を含むことが
できる。プローブシステム20がコントローラ90及び測定装置190を共に含む際には
、測定装置190は距離信号199を発生するように構成することができ、距離信号19
9は第1の操作されるアセンブリと第2の操作されるアセンブリとの間の距離を示すこと
ができる。これらの条件下では、プローブシステム20が信号伝達構造198をさらに含
むことができ、信号伝達構造198は距離信号を測定装置からコントローラへ伝達するよ
うに構成することができる。信号伝達構造の例は、あらゆる適切な信号伝達配線、信号伝
達光ファイバ・ケーブル、有線信号伝達構造、及び/または無線信号伝達構造を含む。コ
ントローラ90は、存在すれば、例えば方法300のあらゆる適切な部分を実行すること
によってプローブシステム20の動作を制御するように適合させること、構成すること、
及び/またはプログラムすることができ、このことは本明細書中で図6を参照しながらよ
り詳細に説明する。こうした制御は、少なくとも部分的に距離信号199に基づくことが
できる。
測定装置190を含むプローブシステム20は、従来のプローブシステムに対していく
つかの利益をもたらすことができ、従来のプローブシステムは、第1の操作されるアセン
ブリと第2の操作されるアセンブリとの間の距離を測定しない、あるいは少なくとも直接
測定しない。一例として、特定条件下では、図1に示す試験構造44の第1接触位置46
及び第2接触位置48に接触するために利用するプローブチップ174間の距離を正確に
知ること、あるいは正確に定量化することが望ましいことがある。それに加えて、あるい
はその代わりに、プローブチップ174間の距離を、一連の測定にわたって、一連の異な
る測定温度にわたって、及び/またはプローブシステム20の熱ゆらぎにかかわらず維持
することが望ましいこともある。これらの条件下では、本明細書中に開示するプローブシ
ステム20が、従来のプローブシステムに比べると、プローブチップ間の距離のより正確
な測定を可能にすることができ、及び/またはプローブチップどうしを所望の分離距離に
より正確に維持することを可能にすることができる。
より具体的な例として、ミリメートル波(mmW)の測定を実行する前に、貫通型の、
開放型の、短絡型の導電トレースのような一連の異なる試験構造44と接触させることに
よって、及び/または精密に知られている寸法を有する一連の線路と接触させることによ
って、プローブシステムを較正することができる。これらの条件下では、固定された、あ
るいは少なくとも実質的に固定されたプローブチップ間の距離を維持すること、及び/ま
たは、プローブチップを利用して種々の試験構造に接触させる間に、プローブチップ間の
距離の変化を明確にすることが有益であることがあり、プローブシステム20は、測定装
置190を利用したプローブチップ間の距離の直接測定により、改善された較正を可能に
すること、及び/または促進することができる。
マニピュレータ120は、対応するプローブマウント126を選択的に、かつ動作可能
なように、対応するマニピュレータ・マウント124に対して平行移動させるように、及
び/または、対応するマニピュレータ・アセンブリ140を選択的に、かつ動作可能なよ
うにプラテン110に対して平行移動させるように適合させること、構成すること、設計
すること、及び/または組み立てることができるあらゆる適切な構造を含むことができる
。例として、マニピュレータ120は、手動で作動するマニピュレータ、機械的に作動す
るマニピュレータ、電気的に作動するマニピュレータ、送りネジ(リードスクリュー)と
ナットのアセンブリ、ボールネジとナットのアセンブリ、ラック(歯竿)とピニオン(小
歯車)のアセンブリ、リニア・アクチュエータ、ロータリー・アクチュエータ、及び/ま
たはステッパ・モータのうちの1つ以上を含むことができる。図2〜3には、第1マニピ
ュレータ121を手動で作動するマニピュレータとして示し、第2マニピュレータ122
を電気的に作動するマニピュレータとして示す。図4〜5には、マニピュレータ120を
電気的に作動するマニピュレータとして示している。プローブシステム20は、手動で作
動するマニピュレータ120及び/または電気的に作動するマニピュレータ120のあら
ゆる適切な組合せを含むことができる。
マニピュレータ120は、あらゆる適切な方向の動きをもたらすように構成することが
できる。一例として、マニピュレータ120は、対応するプローブ・マウント及び/また
は対応する操作されるアセンブリを、選択的に、かつ動作可能なように、図1のX軸、Y
軸、及び/またはZ軸に沿って平行移動させるように構成することができる。それに加え
て、あるいはその代わりに、マニピュレータ120は、対応するプローブ・マウント及び
/または対応する操作されるアセンブリを、選択的に、かつ動作可能なように、X軸、Y
軸、及び/またはZ軸の周りに旋回または回転させるように構成することができる。本明
細書中では、こうした旋回または回転をヨー(yaw)、ピッチ(pitch)、及びロール(ro
ll)調整と称することもある。X軸は、チャック30の支持面32と平行に、あるいは少
なくとも実質的に平行にすることができるのに対し、Y軸は、この支持面に平行に、ある
いは少なくとも実質的に平行にすることができるが、X軸に直交する。Z軸は、X軸、Y
軸、及び/またはこの支持面に垂直に、あるいは少なくとも実質的に垂直にすることがで
きる。
第1プローブ171及び第2プローブ172のようなプローブ170は、動作可能なよ
うに、電気的に、及び/または機械的に、基板40、DUT42、試験構造44、第1接
触位置46、及び/または第2接触位置48に接触するように適合させること、構成する
こと、設計すること、及び/または組み立てることができるあらゆる適切な構造を含むこ
とができる。例として、プローブ170は、複数のプローブのそれぞれを含むニードル(
針状)プローブ、テストヘッド、及び/またはプローブヘッドのうちの1つ以上を含むこ
とができる。各プローブ170は、少なくとも1つの対応するプローブチップ174を含
むことができる。
図1中に破線で示すように、プローブシステム20は下部エンクロージャ(包囲体)5
0及び/または上部エンクロージャ60を含むことができる。下部エンクロージャ50は
、存在すれば、閉じた体積空間52を少なくとも部分的に規定すること及び/または境界
付けることができ、チャック30及び/またはその支持面32は、この閉じた体積空間内
に配置することができる。別の言い方をすれば、下部エンクロージャ50は、チャック3
0における支持面32を規定する部分のようなチャック30の少なくとも一部分を包囲す
ること、収容すること、及び/または包含することができる。
上部エンクロージャ60も、存在すれば、閉じた体積空間52を少なくとも部分的に規
定すること及び/または境界付けることができ、そして開口62を含むことができる。マ
ニピュレータ120、及びVNAエクステンダ160のような操作されるアセンブリ14
0の少なくとも一部分は、閉じた体積空間52の外部にあることができる。それに加えて
、所定のプローブ170及び/または導波路180の少なくとも一部分は開口62を通っ
て延びることができ、これにより、対応するプローブチップ174を閉じた体積空間内に
配置することができる。
図6は、本発明による、図1〜5のプローブシステム20のようなプローブシステムを
利用する方法300の例を示すフローチャートである。方法300は、ブロック310で
第1プローブを動作可能なように位置合わせするステップと、ブロック320で第2プロ
ーブを動作可能なように位置合わせするステップとを含む。方法300は、ブロック33
0で第1の操作されるアセンブリと第2の操作されるアセンブリとの間の距離を直接測定
するステップと、ブロック340で第1プローブを第1接触位置に接触させるステップと
、ブロック350で第2プローブを第2接触位置に接触させるステップも含む。方法30
0は、ブロック360で試験信号を供給するステップと、ブロック370で結果的に生じ
る信号を受信するステップとをさらに含む。方法300は、ブロック380でプローブシ
ステムを較正するステップ、ブロック385でDUTを測定するステップ、及び/または
ブロック390で方法の少なくとも一部分を反復するステップを含むこともできる。
ブロック310で第1プローブを動作可能なように位置合わせするステップは、第1の
操作されるアセンブリの一部分を形成することができる第1プローブを動作可能なように
第1接触位置に位置合わせすることを含むことができ、第1接触位置は、電気的構造の一
部分を形成することができ、あるいは電気的構造と電気が通じることができ、電気的構造
の例は本明細書中に開示する。同様に、ブロック2で第2プローブを動作可能なように位
置合わせするステップは、第2の操作されるアセンブリの一部分を形成することができる
第2プローブを動作可能なように第2接触位置に位置合わせすることを含むことができ、
第2接触位置も、上記電気的構造の一部分を形成することができ、あるいは上記電気的構
造と電気が通じることができる。
ブロック310で動作可能なように位置合わせするステップと、ブロック320で動作
可能なように位置合わせするステップは、あらゆる適切な方法で実現することができる。
例として、ブロック310で動作可能なように位置合わせするステップは、第1の操作さ
れるアセンブリを動作可能なように第1マニピュレータで上記電気的構造に対して平行移
動させること、及び/または、上記電気的構造を含む基板を支持するチャックの平行移動
ステージで上記電気的構造を動作可能なように第1プローブに対して平行移動させること
を含むことができる。同様に、ブロック320で動作可能なように位置合わせするステッ
プは、第2の操作されるアセンブリを、動作可能なように第2マニピュレータで上記電気
的構造に対して平行移動させること、及び/または、上記電気的構造を、動作可能なよう
に上記平行移動ステージで第2プローブに対して平行移動させることを含むことができる
ブロック330で第1の操作されるアセンブリと第2の操作されるアセンブリとの間の
距離を直接測定するステップは、この距離をあらゆる適切な方法で測定することを含むこ
とができる。一例として、この直接測定するステップは、図1〜3の測定装置190のよ
うな測定装置、あるいは単一の測定装置で直接測定することを含むことができる。他の例
として、ブロック330で直接測定するステップは、第1の操作されるアセンブリの測定
装置マウントのような第1所定部分と、第2の操作されるアセンブリの当接面のような第
2所定部分との間の距離を測定することを含むことができる。さらに他の例として、ブロ
ック330で直接測定するステップは、測定面内または測定面の内側で直接測定すること
を含み、この測定面は、上記第1接触位置及び上記第2接触位置を含む、あるいは規定す
る上記電気的構造の表面に平行であるか、あるいは実質的に平行である。
ブロック330で直接測定するステップを、方法300内のあらゆる適切なタイミング
及び/または順序で実行することができることは、本発明の範囲内である。例として、ブ
ロック330で直接測定するステップは、ブロック310で動作可能なように位置合わせ
するステップに後続して、ブロック320で動作可能なように位置合わせするステップに
後続して、ブロック340で接触させるステップの前に、ブロック350で接触させるス
テップの前に、ブロック340で接触させるステップに後続して、及び/またはブロック
350で接触させるステップに後続して実行することができる。
ブロック340で第1プローブを第1接触位置に接触させるステップ、及びブロック3
50で第2プローブを第2接触位置に接触させるステップは、あらゆる適切な方法で接触
させることを含むことができる。例として、ブロック340で接触させるステップは、第
1プローブを第1接触位置に物理的に、機械的に、及び/または電気的に接触させること
、第1プローブを第1接触位置に向けて移動させること、及び/または第1接触位置を第
1プローブに向けて移動させることを含むことができる。同様に、ブロック350で接触
させるステップは、第2プローブを第2接触位置に物理的に、機械的に、及び/または電
気的に接触させること、第2プローブを第2接触位置に向けて移動させること、及び/ま
たは第2接触位置を第2プローブに向けて移動させることを含むことができる。
ブロック340で接触させるステップ及び/またはブロック350で接触させるステッ
プは、方法300内のあらゆる適切なタイミング及び/または順序で実行することができ
る。一例として、ブロック340において接触させるステップは、第1プローブを動作可
能なように第1接触位置に位置合わせするステップに後続することができる。同様に、ブ
ロック350において接触させるステップは、第2プローブを動作可能なように第2接触
位置に位置合わせするステップに後続することができる。
ブロック360で試験信号を供給するステップは、あらゆる適切な試験信号を、第1プ
ローブ及び/または第2プローブを通して、介して、及び/または利用して上記電気的構
造に供給することを含むことができる。例として、ブロック360で供給するステップは
、試験信号を、少なくとも50GHz、少なくとも60GHz、少なくとも80GHz、少なくと
も100GHz、少なくとも150GHz、少なくとも200GHz、最大1000GHz、最大80
0GHz、最大600GHz、最大500GHz、最大400GHz、最大300GHz、及び/または
最大200GHzの試験信号周波数で供給することを含むことができる。それに加えて、あ
るいはその代わりに、ブロック360で供給するステップは、試験信号を試験信号発生兼
解析アセンブリから供給すること、試験信号をベクトル・ネットワークアナライザから供
給すること、及び/または試験信号をベクトル・ネットワークアナライザ・エクステンダ
から供給することを含むことができる。
ブロック360で供給するステップは、方法300の実行中にあらゆる適切なタイミン
グ及び/または順序で実行することができる。例として、ブロック360で供給するステ
ップは、ブロック340で第1プローブを第1接触位置に接触させるステップに後続して
、及び/またはブロック350で第2プローブを第2接触位置に接触させるステップに後
続して実行することができる。
ブロック370で結果的に生じる信号を受信するステップは、あらゆる適切な結果的に
生じる信号を上記電気的構造から、第1プローブ及び/または第2プローブを通して、介
して、及び/または利用して受信することを含むことができる。例として、ブロック37
0で受信するステップは、結果的に生じる信号を、少なくとも50GHz、少なくとも60G
Hz、少なくとも80GHz、少なくとも100GHz、少なくとも150GHz、少なくとも20
0GHz、最大1000GHz、最大800GHz、最大600GHz、最大500GHz、最大400G
Hz、最大300GHz、及び/または最大200GHzの結果信号周波数で受信することを含む
ことができる。それに加えて、あるいはその代わりに、ブロック370で受信するステッ
プは、結果的に生じる信号を試験信号発生兼解析アセンブリで受信すること、結果的に生
じる信号をベクトル・ネットワークアナライザで受信すること、及び/または結果的に生
じる信号をベクトル・ネットワークアナライザ・エクステンダで受信することを含むこと
ができる。
ブロック370で受信するステップは、方法300の実行中にあらゆる適切なタイミン
グ及び/または順序で実行することができる。例として、ブロック370で受信するステ
ップは、第1プローブを第1接触位置に接触させるステップに後続して、第2プローブを
第2接触位置に接触させるステップに後続して、ブロック360で供給するステップに後
続して、及び/またはブロック360で供給するステップに応答して実行することができ
る。
本明細書中では、ブロック380でプローブシステムを較正するステップを、ブロック
380でプローブシステムを特性化するステップと称することもある。ブロック380で
較正するステップ中には、上記電気的構造が試験構造を含むこと、あるいは上記電気的構
造を試験構造とすることができ、較正するステップは、プローブシステムを、少なくとも
部分的に、試験構造の構成に基づいて、ブロック360で供給するステップ中に供給され
た試験信号に基づいて、ブロック370で受信するステップ中に受信した上記結果的に生
じる信号に基づいて、及び/またはブロック330で直接測定するステップ中に測定した
、第1の操作されるアセンブリと第2の操作されるアセンブリとの間の距離に基づいて較
正することを含むことができる。ブロック380で較正するステップは、あらゆる適切な
方法で較正することを含むことができる。
一例として、ブロック380で較正するステップは、ブロック330で直接測定するス
テップ中に測定した距離を、プローブシステムを較正するために利用する数学的アルゴリ
ズムへの入力として利用することを含むことができる。より具体的な例として、ブロック
380で較正するステップは、プローブシステムのSパラメータを特性化することのよう
な、1つ以上の所定試験構造に対する被制御の電気計測を実行することを含むことができ
る。こうした構成をその後に、例えばブロック385で測定するステップ中に利用して、
DUTの1つ以上の特性をより正確に測定すること、及び/または、ブロック385で測
定するステップ中に実行する測定に対するプローブシステムの影響をデコンボリューショ
ン、分離、及び/または除外し、これによりDUTのより正確な特性化を実行することが
できる。これらの条件下では、ブロック330で測定するステップ中に測定した距離をプ
ローブシステムが利用して、プローブシステムのSパラメータをより正確に特性化、決定
、及び/または計算することができる。
他のより具体的な例として、上記被制御の電気計測は、2つの伝送尺度及び1つの反射
尺度を測定して2ポート12項の誤差係数をプローブシステムについて決定する直結、反
射、伝送線路(TRL:Thru, Reflect, Line)測定の一部とすることができる。TRL
測定中には、直結試験構造、開放試験構造、及び短い試験構造を測定することができる。
それに加えて、既知の寸法で長さが変化する一連の伝送線路を測定することもできる。こ
れらの試験構造及び伝送線路の測定は、異なる伝送線路を測定するために第1プローブと
第2プローブとの間の距離を調整することを必要とすることがあり、結果として生じるプ
ローブシステムの較正の正確度は、各測定中の第1プローブと第2プローブとの間の距離
によって大幅な影響を与えられる。別の言い方をすれば、ブロック330で測定するステ
ップ中に提供することができるような、第1プローブと第2プローブとの間の距離の正確
な知識は、プローブシステムをより正確に較正することを可能にすることができる。この
ことを念頭に置いて、ブロック380で較正するステップは、ブロック330で測定する
ステップ中に測定した距離に少なくとも部分的に基づいて、プローブシステムの較正を調
整すること、Sパラメータの計算を調整すること、及び/または2ポート12項の誤差係
数の計算を調整することを含むことができる。一例では、こうした調整は、ブロック33
0で測定するステップに少なくとも部分的に基づいて、第1プローブと第2プローブとの
間の実際距離、及び第1プローブと第2プローブとの間の所望の、あるいは理論的距離を
明確にすることを含むことができる。
他の例として、ブロック340で接触させるステップの前に、及び/またはブロック3
50で接触させるステップの前に、ブロック380で較正するステップは、第1の操作さ
れるアセンブリと第2の操作されるアセンブリとの間の距離を調整することを含むことが
できる。このことは、ブロック340で接触させるステップに後続して、かつブロック3
50で接触させるステップにも後続して、第1の操作されるアセンブリと第2の操作され
るアセンブリとの間の距離を、所定の、所望の、あるいは目標の距離範囲内に維持するよ
うに調整することを含むことができる。
ブロック380で較正するステップが、第1の操作されるアセンブリと第2の操作され
るアセンブリとの間の距離を調整することを含む際には、この調整することをあらゆる適
切な方法で実行することができる。例として、この調整することは、第1の操作されるア
センブリを動作可能なように平行移動させること、及び/または第2の操作されるアセン
ブリを動作可能なように平行移動させることを含むことができる。追加的な例として、こ
の調整することは、例えばプローブシステムのユーザが手動で調整すること、及び/また
は、例えば電子制御マニピュレータまたは電動マニピュレータにより自動的に調整するこ
とを含むことができる。
上記調整することが手動で調整することを含む際には、方法300は距離オフセットを
表示することをさらに含むことができ、手動で調整することは、この距離オフセットに少
なくとも部分的に基づくことができる。距離オフセットの例は、第1の操作されるアセン
ブリと第2の操作されるアセンブリとの間の距離、及び/または、第1の操作されるアセ
ンブリと第2の操作されるアセンブリとの間の距離と、第1の操作されるアセンブリと第
2の操作されるアセンブリとの間の所望距離との差を含む。
ブロック380で較正するステップは、方法300の実行中にあらゆる適切なタイミン
グ及び/または順序で実行することができる。例として、ブロック380で較正するステ
ップは、ブロック380で較正するステップが第1の操作されるアセンブリと第2の操作
されるアセンブリとの間の距離を調整することを含む際のように、ブロック340で接触
させるステップの前に、及び/またはブロック350で接触させるステップの前に実行す
ることができる。追加的な例として、ブロック380で較正するステップは、ブロック3
80で較正するステップが、第1の操作されるアセンブリと第2の操作されるアセンブリ
との間の距離を上記数学的アルゴリズムへの入力として利用する際のように、ブロック3
40で接触させるステップに後続して、ブロック350で接触させるステップに後続して
、ブロック360で供給するステップに後続して、及び/またはブロック370で受信す
るステップに後続して実行することができる。
本明細書中では、ブロック385でDUTを測定するステップを、ブロック385で上
記電気的構造を特性化するステップと称することもある。ブロック385で測定するステ
ップ中に、上記電気的構造は、DUTを含むこと、あるいはDUTとすることができ、ブ
ロック385で測定するステップは、DUTのあらゆる適切な性質及び/または特性を測
定することを含むことができる。一例として、ブロック385で測定するステップは、D
UTのSパラメータを決定すること、規定すること、及び/または計算することを含むこ
とができる。これらの条件下では、ブロック385で測定するステップをブロック380
で較正するステップに後続して実行することができ、これにより、ブロック385で測定
するステップ中に収集したデータにプローブシステムが与える影響とは独立してDUTの
Sパラメータを定量化することができ、及び/または、DUTを測定する前にプローブシ
ステムのSパラメータを知ることができる。
ブロック385で測定するステップが、ブロック330で測定するステップに少なくと
も部分的に基づくことは、本発明の範囲内である。一例として、ブロック330で測定す
るステップを利用して、ブロック385で測定するステップ中に得られた結果の変化を数
学的に明確にすること、あるいは調整することはでき、こうした変化は第1プローブと第
2プローブとの間の距離の変化によって生じ得る。他の例として、ブロック330で測定
するステップを利用して、第1プローブと第2プローブとの間の距離を、ブロック380
で較正するステップを参照して本明細書中に説明するように調整して、ブロック385で
測定するステップ中に、第1プローブと第2プローブとの間の距離を所定の距離範囲内に
維持することができる。
ブロック390で方法の少なくとも一部分を反復するステップは、方法300の任意の
適切な部分またはステップを、あらゆる適切な方法で、及び/またはあらゆる適切な順序
で実行することを含むことができる。一例として、上記電気的構造は第1の電気的構造と
することができ、上記試験信号は第1試験信号とすることができ、上記結果的に生じる信
号は第1結果信号とすることができ、そして上記距離は第1距離とすることができる。こ
れらの条件下では、ブロック390で反復するステップは、上記方法を複数回反復して、
複数の試験信号のそれぞれを複数の電気的構造のそれぞれに供給すること、及び対応する
複数の結果的に生じる信号を複数の電気的構造のそれぞれから受信することを含むことが
できる。これらの条件下では、ブロック390で反復するステップは、ブロック380で
較正するステップを、それぞれの試験構造の各々の構成 複数の試験信号のそれぞれ、複
数の結果的に生じる信号のそれぞれ、及び複数の距離のそれぞれに基づいて実行すること
をさらに含むことができる。
他の例として、説明したように、ブロック380で較正するステップを利用してプロー
ブシステムのSパラメータを特性化することができる。これらの条件下では、プローブシ
ステムの較正に後続して、ブロック390で反復するステップは、少なくとも、ブロック
310で動作可能なように位置合わせするステップと、ブロック320で動作可能なよう
に位置合わせするステップと、ブロック330で直接測定するステップと、ブロック34
0で接触させるステップと、ブロック350で接触させるステップと、ブロック360で
供給するステップと、ブロック370で受信するステップとをDUTに対して反復するこ
とを含んで、例えばブロック385で測定するステップをより正確に実行すること、及び
/または、プローブシステムの寄与をDUTの寄与から取り除くことを可能にすることが
できる。
本開示では、説明上の非排他的な例を、方法を一連のブロックまたはステップとして示
して記述する流れ図またはフローチャートに関連して説明及び/または提示してきた。随
伴する説明中に特に断りのない限り、これらのブロックの順序は、これらのブロック(ま
たはステップ)のうちの2つ以上が異なる順序及び/または同時並行性で発生することを
含めて、流れ図中に示す順序から変化することができることは、本発明の範囲内である。
これらのブロックまたはステップを論理回路として実現することができることも本発明の
範囲内であり、このことは、これらのブロックまたはステップを論理回路として実現する
こととして記述することもできる。一部の応用では、これらのブロックまたはステップは
、表現または動作を機能的に等価な回路または他の論理デバイスによって実行されるよう
に表現することができる。図示するブロックは実行可能な命令を表し、これらの命令は、
コンピュータ、プロセッサ、及び/または他の論理デバイスに、応答させること、ある動
作を実行させること、状態を変化させること、出力または表示を発生させること、及び/
または決定を行わせることができるが、このことは要件ではない。
本明細書中に用いる、第1の実体と第2の実体との間に置かれた「及び/または」とは
、(1)第1の実体、(2)第2の実体、及び(3)第1の実体及び第2の実体、のうちの1つを
意味する。「及び/または」で列挙した複数の実体は、同じ様式で、即ち、そのように結
合した実体のうちの「1つ以上」として解釈するべきである。「及び/または」の節によ
って具体的に識別される実体以外の他の実体は、具体的に識別されるこれらの実体と関係
しても無関係でも、任意で存在することができる。従って、非限定的な例として、「A及
び/またはB」への言及は、「具えている」のような上限のない文言と共に用いられる際
には、一実施形態ではAのみ(任意でB以外の実体を含む)を参照し;他の実施形態では
Bのみ(任意でA以外の実体を含む)を参照し;さらに他の実施形態ではA及びBを共に
(任意で他の実体を含む)を参照する。これらの実体は、要素、動作、構造、ステップ、
操作、値、等を参照することができる。
本明細書中に用いる、1つ以上の実体のリストを参照する「少なくとも1つの」という
句は、実体のリスト中の複数の実体のうちの任意の1つ以上から選択した少なくとも1つ
の実体を意味するものと理解するべきであるが、実体のリスト内に具体的に列挙したあら
ゆるすべての実体のうちの1つを必ずしも含まず、実体のリスト中の実体の任意の組合せ
を排除しない。こうした定義は、「少なくとも1つの」という句が参照する実体のリスト
内に明示的に識別される実体以外の実体が、具体的に識別される実体と関係しても無関係
でも、任意で存在し得ることも可能にする。従って、非限定的な例として、「A及びBの
少なくとも一方」(または等価的に「AまたはBの少なくとも一方」)、あるいは等価的
に「A及び/またはBの少なくとも一方」は、一実施形態では、少なくとも1つの、任意
で2つ以上のAを含み、Bは存在しない(任意で、B以外の実体を含む)ことを参照する
ことができ;他の実施形態では、少なくとも1つの、任意で2つ以上のBを含み、Aは存
在しない(任意で、A以外の実体を含む)ことを参照することができ、さらに他の実施形
態では、少なくとも1つの、任意で2つ以上のA、及び少なくとも1つの、任意で2つ以
上のBを含む(任意で他の実体を含む)ことを参照することができる。換言すれば、「少
なくとも1つの」、「1つ以上の」、及び「及び/または」という句は、その働きにおい
て接続詞であると共に離接語である上限のない表現である。例えば、「A、B、及びCの
少なくとも1つ」、「A、B、またはCの少なくとも1つ」、及び「A、B、及び/また
はC」という表現の各々は、A単独、B単独、C単独、AとB一緒に、AとC一緒に、B
とC一緒に、A、B、及びC一緒に、及び任意で、上記のいずれかと少なくとも1つの他
の実体との組合せを意味することができる。
何らかの特許、特許出願、または他の参考文献を参照することによって本明細書に含め
、(1)これらの文献等と矛盾するやり方で用語を定義する場合、及び/または(2)さもなけ
れば、これらの文献等が、本開示における(これらの文献等を)含めた以外の部分にせよ
他に含まれる参考文献のいずれかにせよ、それらと矛盾する場合には、本開示における(
これらの文献等を)含めた以外の部分が支配的であり、上記用語または本開示中に含めた
部分は、その用語を定義した文献、及び/または本開示に含めた開示が元々存在した文献
のみに対して支配的である。
本明細書中に用いる「適合している」及び「構成されている」は、その要素、構成要素
、または他の主体が、所定機能を実行するように設計され、及び/または所定機能を実行
することを意図されていることを意味する。従って、「適合している」及び「構成されて
いる」の使用は、所定の要素、構成要素、または他の主体が所定機能を単に実行する「こ
とができる」ことを意味するものと解釈するべきでなく、その要素、構成要素、及び/ま
たは他の主体が、その機能を実行する目的で具体的に選択、作製、実現、利用、プログラ
ム、及び/または設計されていることを意味するものと解釈するべきである。特定機能を
実行するように適合しているものとして記載されている要素、構成要素、及び/または他
に記載する主体を、その機能を実行するように構成されているものとして追加的に、ある
いは代替的に記述することができることも、本発明の範囲内であり、その逆も成り立つ。
本明細書中に用いる「例えば」という句、「一例として」という句、及び/または単に
「例」という語は、本発明による1つ以上の構成要素、特徴、細部、構造、実施形態、及
び/または方法を参照して用いる際には、記載した構成要素、特徴、細部、構造、実施形
態、及び/または方法が、本発明による構成要素、特徴、細部、構造、実施形態、及び/
または方法の説明上の非排他的な例であることを伝えることを意図している。従って、記
載した構成要素、特徴、細部、構造、実施形態、及び/または方法が、限定的であること
、要件であること、あるいは排他的/網羅的であることは意図しておらず、他の構成要素
、特徴、細部、構造、実施形態、及び/または方法も、構造的及び/または機能的に同様
な及び/または等価な構成要素、特徴、細部、構造、実施形態、及び/または方法を含め
て、本発明の範囲内である。
以下に列挙する段落では、本発明によるシステム及び方法の説明上の非排他的な例を提
示する。本明細書中に記載する方法の個別のステップは、以下に列挙する段落中に含まれ
、追加的に、あるいは代替的に、記載した動作を実行する「ためのステップ」と称するこ
ともできることは、本発明の範囲内である。
A1.
プローブヘッド・アセンブリと;
チャックと;
ベクトル・ネットワークアナライザとを含むプローブシステムであって、
プローブヘッド・アセンブリは:
(i) プラテンと;
(ii) マニピュレータと;
(iii) ベクトル・ネットワークアナライザ(VNA)エクステンダと;
(iv) プローブとを含み、
マニピュレータは、動作可能なようにプラテンに取り付けられたマニピュレータ・マ
ウント、及びプローブ・マウントを含み、任意で、マニピュレータは、プローブ・マウン
トを選択的に、かつ動作可能なようにマニピュレータ・マウントに対して平行移動させる
ように構成され、
VNAエクステンダは、動作可能なようにプローブ・マウントに取り付けられ、
プローブは、動作可能なようにVNAエクステンダを介してプローブ・マウントに取
り付けられ、任意で、マニピュレータは、VNAエクステンダ及びプローブを共に、選択
的に、かつ動作可能なように、プローブ・マウントの動きによりマニピュレータ・マウン
トに対して平行移動させるように構成され、
チャックは、被試験デバイス(DUT)を含む基板を支持するように構成された支持面
を含み、プローブは、この支持面と対面して、当該プローブとDUTとの選択的な電気接
触を可能にし、
ベクトル・ネットワークアナライザは、
(i) VNAエクステンダを介してプローブに試験信号を供給すること;
(ii) 結果的に生じる信号を、プローブからVNAエクステンダを介して受信するこ
と;
のうちの少なくとも一方を行うように構成されているプローブシステム。
A2.段落A1のプローブシステムであって、上記プローブヘッド・アセンブリは、動
作可能なように上記プローブ・マウントに取り付けられたVNAエクステンダ装着プレー
トをさらに含み、さらに、上記VNAエクステンダは、動作可能なように、このVNAエ
クステンダ装着プレートを介して上記プローブ・マウントに取り付けられているプローブ
システム。
A3.段落A2のプローブシステムであって、上記VNAエクステンダは、動作可能な
ように、上記VNAエクステンダ装着マウントにおける上記支持面と対面する側の表面に
取り付けられているプローブシステム。
A4.段落A2〜A3のいずれかのプローブシステムであって、上記VNAエクステン
ダが、少なくとも部分的に、上記VNAエクステンダ装着プレートと上記支持面との間に
延びるプローブシステム。
A5.段落A1〜A4のいずれかのプローブシステムであって、上記VNAエクステン
ダ装着プレートが上記プローブ・マウントに直接取り付けられているプローブシステム。
A6.段落A1〜A5のいずれかのプローブシステムであって、上記VNAエクステン
ダがVNAエクステンダ装着プレートに直接取り付けられているプローブシステム。
A7.段落A1〜A6のいずれかのプローブシステムであって、上記プローブが上記V
NAエクステンダに直接取り付けられているプローブシステム。
A8.段落A1〜A7のいずれかのプローブシステムであって、このプローブシステム
が、上記VNAエクステンダと上記プローブとの間に延びて上記VNAエクステンダと上
記プローブとを電気的かつ機械的に相互接続する導波路をさらに含むプローブシステム。
A9.段落A8のプローブシステムであって、上記マニピュレータが、上記導波路を選
択的に、かつ動作可能なように、上記プローブ・マウントの動きにより上記マニピュレー
タマウントに対して平行移動させるように構成されているプローブシステム。
A10.段落A1〜A9のいずれかのプローブシステムであって、上記マニピュレータ
が、上記プローブ・マウントを、動作可能なように、X軸、Y軸、Z軸のうちの少なくと
も1つ、任意で少なくとも2つ、さらに任意で3つ全部に沿って平行移動させるように構
成され、任意で:
(i) X軸が上記支持面に平行である、あるいは少なくとも実質的に平行である;
(ii) Y軸が上記支持面に平行であり、あるいは少なくとも実質的に平行であり、かつ
X軸に直交する、あるいは少なくとも実質的に直交する;及び、
(iii) Z軸が、X軸、Y軸、及び上記支持面のうちの少なくとも1つ、任意で少なくと
も2つ、さらに任意で3つ全部に直交する、あるいは少なくとも実質的に直交する;
のうちの少なくとも1つであるプローブシステム。
A11.段落A10のプローブシステムであって、上記マニピュレータが、上記プロー
ブ・マウントを上記マニピュレータに対して、X軸、Y軸、及びZ軸のうちの少なくとも
1つ、任意で少なくとも2つ、さらに任意で3つ全部の周りに旋回させるようにさらに構
成されているプローブシステム。
A12.段落A1〜A11のいずれかのプローブシステムであって、上記マニピュレー
タが:
(i) 手動で作動するマニピュレータ;及び
(ii) 電気的に作動するマニピュレータ;
のうちの少なくとも一方であるプローブシステム。
A13.段落A1〜A12のいずれかのプローブシステムであって、このプローブシス
テムが、上記ベクトル・ネットワークアナライザと上記VNAエクステンダとを電気的に
相互接続するデータケーブルをさらに含むプローブシステム。
A14.段落A13のプローブシステムであって、上記データケーブルが、上記ベクト
ル・ネットワークアナライザと上記VNAエクステンダとの間の第1信号伝送長を規定し
、このプローブシステムが、上記VNAエクステンダと上記プローブのプローブチップと
の間の第2信号伝送長を規定し、さらに、この第2信号伝送長が上記第1信号伝送長の閾
値割合よりも小さいプローブシステム。
A15.段落A14のプローブシステムであって、上記閾値割合が、上記第1信号伝送
長の10%未満、5%未満、1%未満、0.5%未満、0.1%未満、0.05%未満、
0.01%未満であるプローブシステム。
A16.段落A1〜A15のいずれかのプローブシステムであって、上記VNAエクス
テンダが、試験信号を上記ベクトル・ネットワークアナライザから第1周波数で受信して
、この試験信号を上記プローブに、第1周波数よりも大きい第2周波数で供給するように
構成されているプローブシステム。
A17.段落A16のプローブシステムであって、上記第1周波数が、最大10ギガヘ
ルツ(GHz)、最大20GHz、最大30GHz、最大40GHz、最大50GHz、最大60GHz、最
大70GHz、または最大80GHzであるプローブシステム。
A18.段落A16〜A17のいずれかのプローブシステムであって、上記第2周波数
が:
(i) 少なくとも50GHz、少なくとも60GHz、少なくとも70GHz、少なくとも80GHz
、少なくとも90GHz、少なくとも100GHz、少なくとも200GHz、または少なくとも
300GHz;及び、
(ii) 最大1,000GHz、最大800GHz、最大600GHz、最大500GHz、最大40
0GHz、最大300GHz、または最大200GHz;
のうちの少なくとも一方であるプローブシステム。
A19.段落A1〜A18のいずれかのプローブシステムであって、上記プローブシス
テムが、閉じた体積空間を少なくとも部分的に規定する下部エンクロージャを含み、上記
支持面がこの下部エンクロージャ内に配置されているプローブシステム。
A20.段落A19のプローブシステムであって、このプローブシステムが、上記閉じ
た体積空間を部分的に規定する上部エンクロージャをさらに含み、この上部エンクロージ
ャは開口を含み、さらに、上記プローブがこの開口を通って延びて、当該プローブの上記
プローブチップが上記閉じた体積空間内に配置されるプローブシステム。
B1.
チャックと;
プローブヘッド・アセンブリと;
測定装置とを具えたプローブシステムであって、
チャックは、被試験デバイス(DUT)を含む基板を支持するように構成された支持面
を含み、
プローブヘッド・アセンブリは:
(i) プラテンと;
(ii) 第1マニピュレータと;
(iii) 第1の操作されるアセンブリと;
(iv) 第2マニピュレータと;
(v) 第2の操作されるアセンブリとを含み、
第1マニピュレータは動作可能なようにプラテンに取り付けられ、
第1の操作されるアセンブリは、DUTに接触するように構成された第1プローブを
含み、第1の操作されるアセンブリは、動作可能なように第1マニピュレータに取り付け
られ、任意で、動作可能なように、第1マニピュレータの作動によりプラテンに対して平
行移動するように構成され、
第2マニピュレータは動作可能なようにプラテンに取り付けられ、
第2の操作されるアセンブリは、DUTに接触するように構成された第2プローブを
含み、第2の操作されるアセンブリは、動作可能なように第2マニピュレータに取り付け
られ、任意で、動作可能なように、第2マニピュレータの作動によりプラテンに対して平
行移動するように構成され、任意で、第1マニピュレータ及び第2マニピュレータは、独
立して作動して、第1の操作されるアセンブリと第2の操作されるアセンブリとを動作可
能なように互いに対して平行移動させるように構成され、
測定装置は、第1の操作されるアセンブリと第2の操作されるアセンブリとの間の距離
を直接測定するように構成されているプローブシステム。
B2.段落B1のプローブシステムであって、上記測定装置が:
(i) マイクロメーター;
(ii) 容量性プローブ;及び、
(iii) 干渉計;
のうちの少なくとも1つを含むプローブシステム。
B3.段落B1〜B2のいずれかのプローブシステムであって、上記測定装置が電子測
定装置であるプローブシステム。
B4.段落B1〜B3のいずれかのプローブシステムであって、上記測定装置が、上記
第1の操作されるアセンブリと上記第2の操作されるアセンブリとの間の距離を示すよう
に構成されたディスプレイを含むプローブシステム。
B5.段落B1〜B4のいずれかのプローブシステムであって、上記第1の操作される
アセンブリが測定装置マウントを含み、上記測定装置が動作可能なように測定装置マウン
トに取り付けられているプローブシステム。
B6.段落B5のプローブシステムであって、上記第2の操作されるアセンブリが当接
面を含み、上記測定装置が、動作可能なようにこの当接面に接触して、上記第1の操作さ
れるアセンブリと上記第2の操作されるアセンブリとの間の距離を測定するように構成さ
れ、任意で、上記第1の操作されるアセンブリと上記第2の操作されるアセンブリとの間
の距離が、上記測定装置マウントと上記当接面との間の距離を含み、上記測定装置マウン
トと上記当接面との間の距離に基づき、あるいは上記測定装置マウントと上記当接面との
間の距離であるプローブシステム。
B7.段落B1〜B6のいずれかのプローブシステムであって、上記測定システムが、
上記第1の操作されるアセンブリと上記第2の操作されるアセンブリとの間に延びて、動
作可能なように上記第1の操作されるアセンブリ及び上記第2の操作されるアセンブリに
共に接触するプローブシステム。
B8.段落B1〜B7のいずれかのプローブシステムであって、上記測定装置が単一の
測定装置であるプローブシステム。
B9.段落B1〜B8のいずれかのプローブシステムであって、上記測定装置が、上記
第1マニピュレータまたは上記第2マニピュレータのいずれかと一体化されていないプロ
ーブシステム。
B10.段落B1〜B9のいずれかのプローブシステムであって、上記第1プローブが

(i) 第1ニードルプローブ;
(ii) 第1テストヘッド;及び、
(iii) 複数の第1プローブを含む第1プローブヘッド;
のうちの少なくとも1つを含むプローブシステム。
B11.段落B1〜B10のいずれかのプローブシステムであって、上記第2プローブ
が:
(i) 第2ニードルプローブ;
(ii) 第2テストヘッド;及び、
(iii) 複数の第2プローブを含む第2プローブヘッド;
のうちの少なくとも1つを含むプローブシステム。
B12.段落B1〜B11のいずれかのプローブシステムであって、上記第1マニピュ
レータが、上記第1の操作されるアセンブリを、動作可能なように、X軸、Y軸、及びZ
軸のうちの少なくとも1つ、任意で少なくとも2つ、さらに任意で3つ全部に沿って、上
記プラテンに対して平行移動させるように構成され、任意で:
(i) X軸が上記支持面に平行である、あるいは少なくとも実質的に平行である;
(ii) Y軸が上記支持面に平行であり、あるいは少なくとも実質的に平行であり、かつ
X軸に直交する、あるいは少なくとも実質的に直交する;及び、
(iii) Z軸が、X軸、Y軸、及び上記支持面のうちの少なくとも1つ、任意で少なくと
も2つ、さらに任意で3つ全部に直交する;
のうちの少なくとも1つであるプローブシステム。
B13.段落B1〜B12のいずれかのプローブシステムであって、上記第1マニピュ
レータが、上記第1の操作されるアセンブリを上記プラテンに対して、X軸、Y軸、及び
Z軸のうちの少なくとも1つ、任意で少なくとも2つ、さらに任意で3つ全部の周りに旋
回させるようにさらに構成されているプローブシステム。
B14.段落B1〜B13のいずれかのプローブシステムであって、上記第1マニピュ
レータが:
(i) 手動で作動する第2マニピュレータ;及び
(ii) 電気的に作動する第2マニピュレータ;
のうちの少なくとも一方を含むプローブシステム。
B15.段落B1〜B14のいずれかのプローブシステムであって、上記第2マニピュ
レータが、上記第2の操作されるアセンブリを、動作可能なように、X軸、Y軸、及びZ
軸のうちの少なくとも1つ、任意で少なくとも2つ、さらに任意で3つ全部に沿って、上
記プラテンに対して平行移動させるように構成され、任意で:
(i) X軸が上記支持面に平行である、あるいは少なくとも実質的に平行である;
(ii) Y軸が上記支持面に平行であり、あるいは少なくとも実質的に平行であり、かつ
X軸に直交する、あるいは少なくとも実質的に直交する;及び、
(iii) Z軸が、X軸、Y軸、及び上記支持面のうちの少なくとも1つ、任意で少なくと
も2つ、さらに任意で3つ全部に直交する、あるいは少なくとも実質的に直交する;
のうちの少なくとも1つであるプローブシステム。
B16.段落B15のプローブシステムであって、上記第2マニピュレータが、上記第
2の操作されるアセンブリを、上記プラテンに対して、X軸、Y軸、及びZ軸のうちの少
なくとも1つ、任意で少なくとも2つ、さらに任意で3つ全部の周りに旋回させるように
さらに構成されているプローブシステム。
B17.段落B1〜B16のいずれかのプローブシステムであって、上記第2マニピュ
レータが:
(i) 手動で作動する第2マニピュレータ;及び、
(ii) 電気的に作動する第2マニピュレータ;
のうちの少なくとも一方を含むプローブシステム。
B18.段落B1〜B17のいずれかのプローブシステムであって、このプローブシス
テムが、当該プローブシステムの少なくとも一部分の動作を制御するようにプログラムさ
れたコントローラをさらに含むプローブシステム。
B19.段落B16のプローブシステムであって、上記測定装置が、上記第1の操作さ
れるアセンブリと上記第2の操作されるアセンブリとの間の距離を示す距離信号を発生し
て、この距離信号を上記コントローラに供給するようにさらに構成されているプローブシ
ステム。
B20.段落B19のプローブシステムであって、このプローブシステムが、上記距離
信号を上記測定装置から上記コントローラへ伝達するように構成された信号伝達構造をさ
らに含み、任意で、この信号伝達構造は:
(i) 信号伝達配線;
(ii) 信号伝達光ファイバ・ケーブル;
(iii) 有線信号伝達構造;及び、
(iv) 無線信号伝達構造;
のうちの少なくとも1つを含むプローブシステム。
B21.段落B16〜B20のいずれかのプローブシステムであって、上記コントロー
ラが、段落C1〜C22のいずれかの方法をのいずれかのあらゆる適切な部分を実行する
ようにプログラムされているプローブシステム。
C1.プローブシステムを利用する方法であって:
第1の操作されるアセンブリの第1プローブを、動作可能なように電気的構造の第1接
触位置に位置合わせするステップと;
第2の操作されるアセンブリの第2プローブを、動作可能なように電気的構造の第2接
触位置に位置合わせするステップと;
測定装置により、第1の操作されるアセンブリと第2の操作されるアセンブリとの間の
距離を直接測定するステップと;
第1プローブを第1接触位置に接触させるステップと;
第2プローブを第2接触位置に接触させるステップと;
試験信号を電気的構造に供給するステップと;
結果的に生じる信号を電気的構造から受信するステップと;
プローブシステム及び電気的構造の少なくとも一方を、電気的構造の構成、試験信号、
結果的に生じる信号、及び第1の操作されるプローブと第2の操作されるプローブとの間
の距離のうちの少なくとも1つに、少なくとも部分的に基づいて特性化するステップと
を含む方法。
C2.段落C1の方法であって、上記第1プローブを動作可能なように上記第1接触位
置に位置合わせするステップが:
(i) 上記第1マニピュレータにより、上記第1の操作されるアセンブリを動作可能なよ
うに上記電気的構造に対して平行移動させること;及び、
(ii) 上記電気的構造を含む基板を支持するチャックの平行移動ステージにより、上記
電気的構造を動作可能なように上記第1プローブに対して平行移動させること;
のうちの少なくとも一方を含む方法。
C3.段落C1〜C2のいずれかの方法であって、上記第2プローブを動作可能なよう
に上記第2接触位置に位置合わせするステップが:
(i) 上記第2マニピュレータにより、上記第2の操作されるアセンブリを動作可能なよ
うに上記電気的構造に対して平行移動させること;及び、
(ii) 上記電気的構造を含む基板を支持するチャックの平行移動ステージにより、上記
電気的構造を動作可能なように上記第2プローブに対して平行移動させること;
のうちの少なくとも一方を含む方法。
C4.段落C1〜C3のいずれかの方法であって、直接測定するステップが、上記第1
の操作されるアセンブリの第1所定部分と、上記第2の操作されるアセンブリの第2所定
部分との間の距離を測定することを含む方法。
C5.段落C1〜C4のいずれかの方法であって、直接測定するステップが、上記電気
的構造における上記第1接触位置及び上記第2接触位置を含む表面に平行な、あるいは少
なくとも実質的に平行な測定面内で直接測定することを含む方法。
C6.段落C1〜C5のいずれかの方法であって、上記第1プローブを上記第1接触位
置に接触させるステップが:
(i) 上記第1プローブを上記第1接触位置に物理的に接触させること;
(ii) 上記第1プローブを上記第1接触位置に機械的に接触させること;
(iii) 上記第1プローブを上記第1接触位置に電気的に接触させること;
(iv) 上記第1プローブを上記第1接触位置に向けて移動させること;及び、
(v) 上記第1接触位置を上記第1プローブに向けて移動させること;
のうちの少なくとも1つを含む方法。
C7.段落C1〜C6のいずれかの方法であって、上記第2プローブを上記第2接触位
置に接触させるステップが:
(i) 上記第2プローブを上記第2接触位置に物理的に接触させること;
(ii) 上記第2プローブを上記第2接触位置に機械的に接触させること;
(iii) 上記第2プローブを上記第2接触位置に電気的に接触させること;
(iv) 上記第2プローブを上記第2接触位置に向けて移動させること;及び、
(v) 上記第2接触位置を上記第2プローブに向けて移動させること;
のうちの少なくとも1つを含む方法。
C8.段落C1〜C7のいずれかの方法であって、上記試験信号を供給するステップが

(i) 上記試験信号を、少なくとも50GHz、少なくとも60GHz、少なくとも80GHz、
少なくとも100GHz、少なくとも150GHz、または少なくとも200GHzの試験信号周
波数で供給すること;
(ii) 上記試験信号を、最大でも1,000GHz、最大でも800GHz、最大でも600G
Hz、最大でも500GHz、最大でも400GHz、最大でも300GHz、または最大でも20
0GHzの試験信号周波数で供給すること;
(iii) 上記試験信号を試験信号発生兼解析アセンブリから供給すること;
(iv) 上記試験信号をベクトル・ネットワークアナライザから供給すること;
(v) 上記試験信号をベクトル・ネットワークアナライザ・エクステンダから供給するこ
と;
(vi) 上記試験信号を上記第1プローブにより供給すること;及び、
(vii) 上記試験信号を上記第2プローブにより供給すること;
のうちの少なくとも1つを含む方法。
C9.段落C1〜C8のいずれかの方法であって、上記結果的に生じる信号を受信する
ステップが:
(i) 上記結果的に生じる信号を、少なくとも50GHz、少なくとも60GHz、少なくとも
80GHz、少なくとも100GHz、少なくとも150GHz、または少なくとも200GHzの結
果信号周波数で供給すること;
(ii) 上記結果的に生じる信号を、最大でも1,000GHz、最大でも800GHz、最大
でも600GHz、最大でも500GHz、最大でも400GHz、最大でも300GHz、または最
大でも200GHzの結果信号周波数で供給すること;
(iii) 上記結果的に生じる信号を試験信号発生兼解析アセンブリにより受信すること;
(iv) 上記結果的に生じる信号をベクトル・ネットワークアナライザにより受信するこ
と;
(v) 上記結果的に生じる信号をベクトル・ネットワークアナライザ・エクステンダによ
り受信すること;
(vi) 上記結果的に生じる信号を上記第1プローブにより受信すること;及び、
(vii) 上記結果的に生じる信号を上記第2プローブにより受信すること;
のうちの少なくとも1つを含む方法。
C10.段落C1〜C9のいずれかの方法であって、特性化するステップが、上記プロ
ーブシステムを較正することを含む方法。
C10.1 段落C10の方法であって、較正することが、上記第1の操作されるアセ
ンブリと上記第2の操作されるアセンブリとの間の距離を、上記プローブシステムを較正
するために利用する数学的アルゴリズムへの入力として利用することを含む方法。
C11.段落C10〜C10.1のいずれかの方法であって、較正することが、上記第
1プローブを上記第1接触位置に接触させる前に、かつ上記第2プローブを上記第2接触
位置に接触させる前に、上記第1の調整されるアセンブリと上記第2の調整されるアセン
ブリとの間の距離を調整して、上記第1プローブを上記第1接触位置に接触させた後に、
かつ上記第2プローブを上記第2接触位置に接触させた後に、上記第1の調整されるアセ
ンブリと上記第2の調整されるアセンブリとの間の距離を所定の閾値距離範囲内に維持す
る方法。
C12.段落C11の方法であって、調整することが:
(i) 上記第1の操作されるアセンブリを動作可能なように平行移動させること;及び、
(ii) 上記第2の操作されるアセンブリを動作可能なように平行移動させること;
のうちの少なくとも一方を含む方法。
C13.段落C11〜C12のいずれかの方法であって、調整することが、少なくとも
1つの電動マニピュレータを利用して自動的に調整することを含む方法。
C14.段落C11〜C13のいずれかの方法であって、調整することが、手動で調整
することを含む方法。
C15.段落C14の方法であって、上記方法が、距離オフセットを表示するステップ
をさらに含み、手動で調整することが、少なくとも部分的にこの距離オフセットに基づい
て手動で調整することを含み、さらに、この距離オフセットが:
(i) 上記第1の操作されるアセンブリと上記第2の操作されるアセンブリとの間の距離
;及び、
(ii) 上記第1の操作されるアセンブリと上記第2の操作されるアセンブリとの間の距
離と、上記第1の操作されるアセンブリと上記第2の操作されるアセンブリとの間の所望
の距離との差;
のうちの少なくとも一方を含む方法。
C16.段落C1〜C15のいずれかの方法であって、直接測定するステップを:
(i) 上記第1プローブを動作可能なように位置合わせするステップに後続して実行する
こと;
(ii) 上記第2プローブを動作可能なように位置合わせするステップに後続して実行す
ること;
(iii) 上記第1プローブを接触させるステップの前に実行すること;
(iv) 上記第2プローブを接触させるステップの前に実行すること;
(v) 上記第1プローブを接触させるステップに後続して実行すること;及び、
(vi) 上記第2プローブを接触させるステップに後続して実行すること;
のうちの少なくとも1つを行う方法。
C17.段落C1〜C16のいずれかの方法であって:
(i) 上記第1プローブを上記第1接触位置に接触させるステップが、上記第1プローブ
を動作可能なように上記第1接触位置に位置合わせするステップに後続すること;及び、
(ii) 上記第2プローブを上記第2接触位置に接触させるステップが、上記第2プロー
ブを動作可能なように上記第2接触位置に位置合わせするステップに後続すること;
のうちの少なくとも一方である方法。
C18.段落C1〜C17のいずれかの方法であって、試験信号を供給するステップが
、上記第1プローブを上記第1接触位置に接触させるステップに後続し、上記第2プロー
ブを上記第2接触位置に接触させるステップにも後続する方法。
C19.段落C1〜C18のいずれかの方法であって、上記利用することが、上記第1
プローブを上記第1接触位置に接触させるステップ及び上記第2プローブを上記第2接触
位置に接触させるステップのうちの少なくとも一方に、任意で両方に先行する方法。
C20.段落C1〜C19のいずれかの方法であって、上記利用することを、上記第1
プローブを上記第1接触位置に接触させるステップ及び上記第2プローブを上記第2接触
位置に接触させるステップのうちの少なくとも一方に、任意で両方に後続させる方法。
C21.段落C1〜C20のいずれかの方法であって、上記電気的構造が、開放試験構
造、短絡試験構造、貫通試験構造、導電トレースまたは線路、及び被試験デバイスまたは
DUTのうちの少なくとも1つを含む方法。
C22.段落C1〜C21のいずれかの方法であって、上記電気的構造が第1の電気的
構造であり、上記試験信号が第1試験信号であり、上記距離が第1距離であり、上記結果
的に生じる信号が第1結果信号であり、さらに、上記方法が、上記方法を複数回反復して
、複数の試験信号のそれぞれを、複数の電気的構造のそれぞれに供給し、対応する複数の
結果的に生じる信号のそれぞれを複数の電気的構造のそれぞれから受信するステップを含
み、上記利用することが、複数の電気的構造の各々の構成、複数の試験信号のそれぞれ、
複数の結果的に生じる信号のそれぞれ、及び複数の、上記第1の操作されるアセンブリと
上記第2の操作されるアセンブリとの間の距離のそれぞれに少なくとも部分的に基づく方
法。
C23.段落C1〜C22のいずれかの方法であって、上記方法を、段落B1〜B21
のいずれかのプローブシステムを利用して実行する方法。
本明細書中に開示するプローブシステム及び方法は、半導体製造及び試験産業に適用可
能である。
以上に説明した開示は、独立した単一性を有する複数の区別される発明を包含するもの
と確信する。これらの発明の各々はその好適な形態の形で開示してきたが、本明細書中に
開示して図示するその具体的実施形態は限定的な意味に考えるべきでない、というのは非
常に多数の変形例が存在するからである。これらの発明の主題は、本明細書中に開示する
種々の要素、特徴、機能、及び/または特性のすべての新規かつ非自明な組合せ及びサブ
コンビネーション(副次的組合せ)を含む。同様に、請求項が「1つの」または「第1の
」要素、あるいはその等価物を記載している場合、こうした請求項は、1つ以上のこうし
た要素の組み入れを含み、2つ以上のこうした要素を要求も排除もしないものと理解する
べきである。
以下の特許請求の範囲は、開示する発明のうちの1つに指向した特定の組合せ及びサブ
コンビネーションを特に指摘しており、新規かつ非自明であるものと確信する。特徴、機
能、要素、及び/または特性の他の組合せ及びサブコンビネーションの形で具体化される
発明は、本願の特許請求の範囲の補正、あるいは本願または関連出願における新たな請求
項の提示により特許請求することがある。このような補正した、または新たな請求項も、
異なる発明に指向していても同じ発明に指向していても、元の特許請求の範囲と異なる範
囲でも、元の特許請求の範囲よりも広い範囲でも、狭い範囲でも、等しい範囲でも、本開
示における発明の主題の範囲内に含まれるものと考えられる。

Claims (20)

  1. チャックと、
    プローブヘッド・アセンブリと、
    測定装置とを具えたプローブシステムであって、
    前記チャックは、被試験デバイス(DUT)を含む基板を支持するように構成された支
    持面を含み、
    前記プローブヘッド・アセンブリは、
    (i) プラテンと、
    (ii) 動作可能なようにプラテンに取り付けられた第1マニピュレータと、
    (iii) 動作可能なように前記第1マニピュレータに取り付けられ、前記DUTに接触
    するように構成された第1プローブを含む第1の操作されるアセンブリと、
    (iv) 動作可能なように前記プラテンに取り付けられた第2マニピュレータと、
    (v) 動作可能なように前記第2マニピュレータに取り付けられ、前記DUTに接触す
    るように構成された第2の操作されるアセンブリとを含み、
    前記測定装置は、前記第1の操作されるアセンブリと前記第2の操作されるアセンブリ
    との間の距離を直接測定するように構成されているプローブシステム。
  2. 前記第1の操作されるアセンブリは、前記第1マニピュレータの作動により、動作可能
    なように前記プラテンに対して平行移動するように構成され、前記第2の操作されるアセ
    ンブリは、前記第2マニピュレータの作動により、動作可能なように前記プラテンに対し
    て平行移動するように構成され、さらに、前記第1マニピュレータ及び前記第2マニピュ
    レータは、独立して作動して、前記第1の操作されるアセンブリと前記第2の操作される
    アセンブリとを動作可能なように互いに対して平行移動させるように構成されている、請
    求項1に記載のプローブシステム。
  3. 前記測定装置が、
    (i) マイクロメーター、
    (ii) 容量性プローブ、
    (iii) 干渉計
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のプローブシステム。
  4. 前記測定装置が電子測定装置である、請求項1に記載のプローブシステム。
  5. 前記測定装置が、前記第1の操作されるアセンブリと前記第2の操作されるアセンブリ
    との間の距離を示すように構成されたディスプレイを含む、請求項1に記載のプローブシ
    ステム。
  6. 前記第1の操作されるアセンブリが測定装置マウントを含み、前記測定装置が動作可能
    なように該測定装置マウントに取り付けられ、前記第2の操作されるアセンブリが当接面
    を含み、さらに、前記測定装置が、動作可能なように該当接面に接触して、前記第1の操
    作されるアセンブリと前記第2の操作されるアセンブリとの間の距離を測定するように構
    成されている、請求項1に記載のプローブシステム。
  7. 前記測定装置が、前記第1の操作されるアセンブリと前記第2の操作されるアセンブリ
    との間に延びて、動作可能なように前記第1の操作されるアセンブリ及び前記第2の操作
    されるアセンブリに共に接触する、請求項1に記載のプローブシステム。
  8. 前記プローブシステムが、当該プローブシステムの少なくとも一部分の動作を制御する
    ようにプログラムされたコントローラをさらに含み、前記測定装置は、前記第1の操作さ
    れるアセンブリと前記第2の操作されるアセンブリとの間の距離を示す距離信号を発生し
    て、該距離信号を前記コントローラに供給するようにさらに構成されている、請求項1に
    記載のプローブシステム。
  9. プローブシステムを利用する方法であって、
    第1の操作されるアセンブリの第1プローブを動作可能なように電気的構造の第1接触
    位置に位置合わせするステップと、
    第2の操作されるアセンブリの第2プローブを動作可能なように電気的構造の第2接触
    位置に位置合わせするステップと、
    測定装置により、前記第1の操作されるアセンブリと前記第2の操作されるアセンブリ
    との間の距離を直接測定するステップと、
    前記第1プローブを前記第1接触位置に接触させるステップと、
    前記第2プローブを前記第2接触位置に接触させるステップと、
    試験信号を前記電気的構造に供給するステップと、
    結果的に生じる信号を前記電気的構造から受信するステップと、
    前記プローブシステム及び前記電気的構造の少なくとも一方を、前記第1の操作される
    アセンブリと前記第2の操作されるアセンブリとの間の距離に少なくとも部分的に基づい
    て特性化するステップと
    を含む方法。
  10. 前記直接測定するステップが、前記第1の操作されるアセンブリの第1所定部分と、前
    記第2の操作されるアセンブリの第2所定部分との間の距離を測定することを含む、請求
    項9に記載の方法。
  11. 前記直接測定するステップが、前記第1接触位置及び前記第2接触位置を含む前記電気
    的構造の表面に少なくとも実質的に平行な測定面内で直接測定することを含む、請求項9
    に記載の方法。
  12. 前記特性化するステップが、前記プローブシステムを較正することを含み、該較正する
    ことが、前記第1の操作されるアセンブリと前記第2の操作されるアセンブリとの間の距
    離を、前記プローブシステムを較正するために利用する数学的アルゴリズムへの入力とし
    て利用することを含む、請求項9に記載の方法。
  13. 前記較正することが、前記第1プローブを前記第1接触位置に接触させる前に、かつ前
    記第2プローブを前記第2接触位置に接触させる前に、前記第1の操作されるアセンブリ
    と前記第2の操作されるアセンブリとの間の距離を調整して、前記第1プローブを前記第
    1接触位置に接触させた後に、かつ前記第2プローブを前記第2接触位置に接触させた後
    に、前記第1の操作されるアセンブリと前記第2の操作されるアセンブリとの間の距離を
    所定の閾値距離範囲内に維持することを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記調整することが手動で調整することを含み、前記方法が距離オフセットを表示する
    ステップをさらに含み、手動で調整することが、前記距離オフセットに少なくとも部分的
    に基づいて手動で調整することを含む、請求項13に記載の方法。
  15. プローブヘッド・アセンブリと、
    チャックと、
    ベクトル・ネットワークアナライザとを具えたプローブシステムであって、
    前記プローブヘッド・アセンブリは、
    (i) プラテンと、
    (ii) マニピュレータと、
    (iii) ベクトル・ネットワークアナライザ(VNA)エクステンダと、
    (iv) プローブとを含み、
    前記マニピュレータは、動作可能なように前記プラテンに取り付けられたマニピュレ
    ータ・マウント、及びプローブ・マウントを含み、前記マニピュレータは、前記プローブ
    ・マウントを選択的に、かつ動作可能なように前記マニピュレータ・マウントに対して平
    行移動させるように構成され、
    前記VNAエクステンダは動作可能なように前記プローブ・マウントに取り付けられ

    前記プローブは、動作可能なように前記VNAエクステンダを介して前記プローブ・
    マウントに取り付けられ、前記マニピュレータは、前記VNAエクステンダ及び前記プロ
    ーブを共に、前記プローブマウントの動きにより、選択的に、かつ動作可能なように前記
    マニピュレータ・マウントに対して平行移動させるように構成され、
    前記チャックは、被試験デバイス(DUT)を含む基板を支持するように構成された支
    持面を含み、前記プローブは、前記支持面に対面して、当該プローブと前記DUTとの選
    択的な電気接触を可能にし、
    前記ベクトル・ネットワークアナライザは、
    (i) 試験信号を、前記VNAエクステンダを通して前記プローブに供給すること、
    (ii) 結果的に生じる信号を、前記VNAエクステンダを通して前記プローブから受
    信すること
    のうちの少なくとも一方を行うように構成されている、プローブシステム。
  16. 前記プローブヘッド・アセンブリは、前記プローブ・マウントに取り付けられたVNA
    エクステンダ装着プレートをさらに含み、さらに、前記VNAエクステンダは、動作可能
    なように前記VNAエクステンダ装着プレートを介して前記プローブ・マウントに取り付
    けられている、請求項15に記載のプローブシステム。
  17. 前記VNAエクステンダが、動作可能なように、前記VNAエクステンダ装着プレート
    における前記支持面に対面する側の表面に取り付けられている、請求項16に記載のプロ
    ーブシステム。
  18. (i) 前記VNAエクステンダ装着プレートが前記プローブ・マウントに直接取り付けら
    れ、
    (ii) 前記VNAエクステンダが、前記VNAエクステンダ装着プレートに直接取り付
    けられ、
    (iii) 前記プローブが、前記VNAエクステンダに直接取り付けられている、
    請求項15に記載のプローブシステム。
  19. 前記プローブシステムが導波路をさらに含み、該導波路は、前記VNAエクステンダと
    前記プローブとの間に延びて、前記VNAエクステンダと前記プローブとを電気的かつ機
    械的に相互接続する、請求項15に記載のプローブシステム。
  20. 前記プローブシステムがデータケーブルをさらに含み、該データケーブルは、前記ベク
    トル・ネットワークアナライザと前記VNAエクステンダとを電気的に相互接続し、前記
    データケーブルは、前記ベクトル・ネットワークアナライザと前記VNAエクステンダと
    の間に第1の信号伝送長を規定し、前記プローブシステムは、前記VNAエクステンダと
    前記プローブのプローブ先端との間に第2の信号伝送長を規定し、さらに、前記第2の信
    号伝送長は前記第1の信号伝送長の10%未満である、請求項15に記載のプローブシス
    テム。
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