JP2021061155A - 第一コネクタ、第二コネクタ、コネクタ組立体 - Google Patents

第一コネクタ、第二コネクタ、コネクタ組立体 Download PDF

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Abstract

【課題】基板の面に交差する方向を嵌合方向とするコネクタ組立体において、嵌合が解除されることを防止する。を提供する。【解決手段】第一コネクタ1は、第一嵌合部材(第一嵌合ハウジング4)を備える。第一嵌合ハウジング4は、接続対象物である第二コネクタ2の第二嵌合部材(第二嵌合ハウジング7、ロック金具9)が第一基板P1の面に交差する方向を嵌合方向として嵌合可能に構成される。第一嵌合ハウジング4は、第一基板P1に対し移動可能である。更に、第一嵌合ハウジング4は、上方向規制部(前側突出部45の下面45B)を有する。前側突出部45の下面45Bは、第二嵌合部材(第二嵌合ハウジング7、ロック金具9)に当接することで、嵌合状態における第一嵌合ハウジング4に対する第二嵌合部材の上方向に移動を制限する。【選択図】図13

Description

本開示は、第一コネクタ、第二コネクタ、コネクタ組立体に関する。
特許文献1記載のコネクタ組立体(1,6)が公知である。このコネクタ組立体では、第一コネクタ(6)に対して第二コネクタ(1)が第一基板(12)の面に交差する方向を嵌合方向として嵌合可能に構成される。
特開2009−123449号公報
しかし、上記のようなコネクタ組立体では、コネクタ同士が嵌合した状態でコネクタやコネクタが取り付けられた基板等に外力(例えば嵌合作業者が誤って触れてしまうことによる衝撃等)が加わると、コネクタ同士の嵌合が解除されたり、嵌合状態が悪化したりする恐れがある。
本開示の1つの目的は、基板の面に交差する方向を嵌合方向とするコネクタ組立体において、嵌合が解除されることを防止することである。
(用語の定義)
本開示では、第一コネクタが配置される第一基板の面の法線方向を上方向とする。
第一基板の面に平行な方向のうち、第一コネクタに対して第二コネクタが配置される方向を前方向とする。
上方向と前方向の両方に垂直な方向を幅方向とする。
これら方向を示す語は、第一コネクタ、第二コネクタ及びコネクタ組立体を基準とする方向概念であり、使用時の方向を限定するものではない。
本開示の第一嵌合部材は、前方向規制部、後方向規制部、上方向規制部、下方向規制部及び幅方向規制部のうち、全ての構成要素又は一部の構成要素を有することがある。
前方向規制部とは、第一嵌合部材の構成要素であって、第二嵌合部材に当接することで、嵌合状態における第一嵌合部材に対する第二嵌合部材の前方向に移動を制限する構成要素をいう。そして、第二嵌合部材の構成要素であって、第一嵌合部材の前方向規制部に当接する構成要素を前方向被規制部という。
後方向規制部とは、第一嵌合部材の構成要素であって、第二嵌合部材に当接することで、嵌合状態における第一嵌合部材に対する第二嵌合部材の後方向に移動を制限する構成要素をいう。そして、第二嵌合部材の構成要素であって、第一嵌合部材の後方向規制部に当接する構成要素を後方向被規制部という。
上方向規制部とは、第一嵌合部材の構成要素であって、第二嵌合部材に当接することで、嵌合状態における第一嵌合部材に対する第二嵌合部材の上方向に移動を制限する構成要素をいう。そして、第二嵌合部材の構成要素であって、第一嵌合部材の上方向規制部に当接する構成要素を上方向被規制部という。
下方向規制部とは、第一嵌合部材の構成要素であって、第二嵌合部材に当接することで、嵌合状態における第一嵌合部材に対する第二嵌合部材の下方向に移動を制限する構成要素をいう。そして、第二嵌合部材の構成要素であって、第一嵌合部材の下方向規制部に当接する構成要素を下方向被規制部という。
幅方向規制部とは、第一嵌合部材の構成要素であって、第二嵌合部材に当接することで、嵌合状態における第一嵌合部材に対する第二嵌合部材の幅方向に移動を制限する構成要素をいう。そして、第二嵌合部材の構成要素であって、第一嵌合部材の幅方向規制部に当接する構成要素を幅方向被規制部という。
「第一」「第二」等の語は、構成要素の混同を避けるための語であり、構成要素を技術的に限定する意味を有しない。
<第一コネクタ>
第一の態様に係る第一コネクタは、第一基板の面に配置される第一コネクタであって、前記第一コネクタは、第一端子と、接続対象物である第二コネクタの第二嵌合部材が前記第一基板の面に交差する方向を嵌合方向として嵌合可能に構成された第一嵌合部材と、を備え、前記第一嵌合部材は、前記第一基板に対し移動可能であり、前記第一嵌合部材は、上方向規制部を有する。
上記態様では、第一コネクタは、第一端子と、第一嵌合部材と、を備える。第一嵌合部材は、接続対象物である第二コネクタの第二嵌合部材が第一基板の面に交差する方向を嵌合方向として嵌合可能に構成される。
また、第一嵌合部材は、第一基板に対し移動可能である。
更に、第一嵌合部材は、上方向規制部を有する。上方向規制部は、第二嵌合部材に当接することで、嵌合状態における第一嵌合部材に対する第二嵌合部材の上方向に移動を制限する。このため、第二嵌合部材が反嵌合方向に移動して嵌合が解除されることが防止される。
第二の態様に係る第一コネクタは、第一の態様において、前記第一嵌合部材は、合成樹脂製の第一嵌合ハウジングを備え、前記第一嵌合ハウジングは、幅方向外側に突出する一対の突出部であって、下面が上方向規制部として機能し、後面が前方向規制部として機能する前記一対の突出部を有する。
上記態様では、第一嵌合部材は、合成樹脂製の第一嵌合ハウジングを備える。第一嵌合ハウジングは、幅方向外側に突出する一対の突出部を備える。一対の突出部の下面が上方向規制部として機能し、一対の突出部の後面が前方向規制部として機能する。
すなわち、上方向規制部と前方向規制部の両方を一対の突出部によって実現できる。このため、上方向規制部と前方向規制部とが別々の部分に形成される場合と比較して、第一嵌合ハウジングの構造を単純にすることができる。
第三の態様に係る第一コネクタは、第一の態様において、前記第一嵌合部材は、合成樹脂製の第一嵌合ハウジングを備え、前記第一嵌合ハウジングは、前側部と、後側部と、を備え、前記前側部は、下方向規制部として機能する上面を有し、前記後側部は、前記前側部の前記上面の後方側から上方向に延在する上部前面であって、後方向規制部として機能する前記上部前面を有する。
上記態様では、第一嵌合部材は、合成樹脂製の第一嵌合ハウジングを備える。第一嵌合ハウジングは、前側部と、後側部と、を備える。前側部は、下方向規制部として機能する上面を有し、後側部は、前側部の上面の後方側から上方向に延在する上部前面であって、後方向規制部として機能する上部前面を有する。
第四の態様に係る第一コネクタは、第一の態様において、前記第一嵌合部材は、合成樹脂製の第一嵌合ハウジングを備え、前記第一嵌合ハウジングは、前側部と、後側部と、を備え、前記前側部は、幅方向外側を向く一対の側面であって、幅方向規制部として機能する前記一対の側面を有し、前記後側部は、前記前側部の前記一対の側面の後方側から幅方向外側に延在する一対の側部前面であって、後方向規制部として機能する前記一対の側部前面を有する。
上記態様では、第一嵌合部材は、合成樹脂製の第一嵌合ハウジングを備える。第一嵌合ハウジングは、前側部を備える。前側部は、幅方向外側を向く一対の側面を有する。一対の側面が幅方向規制部として機能する。
また、第一嵌合部材は、後側部を備える。後側部は、前側部の一対の側面の後方側から幅方向外側に延在する一対の側部前面を有する。側部前面が、後方向規制部として機能する。
第五の態様に係る第一コネクタは、第一の態様において、前記第一嵌合部材は、合成樹脂製の第一嵌合ハウジングを備え、前記第一嵌合ハウジングは、前側部と、後側部と、を備え、前記前側部は、幅方向外側に突出する一対の突出部であって、下面が上方向規制部として機能し、後面が前方向規制部として機能する前記一対の突出部を有し、前記後側部は、前記一対の突出部に対して後方かつ上方に形成された一対の嵌合時当接部であって、嵌合作業の際に前記第二嵌合部材が有する一対の垂下部を当接させることができる前記一対の嵌合時当接部を有する。
上記態様では、第一嵌合部材は、合成樹脂製の第一嵌合ハウジングを備える。第一嵌合ハウジングは、前側部と、後側部と、を備える。前側部は、幅方向外側に突出する一対の突出部を有する。一対の突出部は、下面が上方向規制部として機能し、後面が前方向規制部として機能する。
また、後側部は、一対の突出部に対して後方かつ上方に形成された一対の嵌合時当接部を有する。一対の嵌合時当接部には、嵌合作業の際に第二嵌合部材が有する一対の垂下部を当接させることができる。
<第二コネクタ>
第六の態様に係る第二コネクタは、第二基板の面に配置される第二コネクタであって、前記第二コネクタは、第二端子と、接続対象物である第一コネクタが配置される第一基板の面に交差する方向を嵌合方向として、前記第一コネクタの第一嵌合部材に嵌合可能に構成された第二嵌合部材を備え、前記第二嵌合部材は、上方向被係止部を有する。
上記態様では、第二コネクタは、第二端子と、第二嵌合部材と、を備える。第二嵌合部材は、接続対象物である第一コネクタが配置される第一基板の面に交差する方向を嵌合方向として、第一コネクタの第一嵌合部材に嵌合可能に構成される。
ここで、第二嵌合部材は、上方向被係止部を有する。このため、第二嵌合部材の上方向被規制部に第一嵌合部材の上方向規制部が当接することで、嵌合状態における第一嵌合部材に対する第二嵌合部材の上方向に移動が制限される。その結果、第二嵌合部材が反嵌合方向に移動して嵌合が解除されることが防止される。
第七の態様に係る第二コネクタは、第六の態様において、前記第二嵌合部材は、合成樹脂製の第二嵌合ハウジングと、上方向被規制部として機能する被係止部が形成された金属製のロック金具と、を備える。
上記態様では、第二嵌合部材は、合成樹脂製の第二嵌合ハウジングと、上方向被規制部として機能する被係止部が形成された金属製のロック金具と、を備える。このため、上方向被規制部が合成樹脂製の部材に形成される場合と比較して、上方向被規制部の強度を確保しやすい。
第八の態様に係る第二コネクタは、第七の態様において、前記ロック金具は、前記被係止部を前記第二嵌合ハウジングに対して変位可能に支持する弾性腕を有する。
上記態様では、ロック金具は、被係止部を第二嵌合ハウジングに対して変位可能に支持する弾性腕を有する。このため、被係止部を変位させることで、嵌合作業や嵌合解除作業を容易に行うことができる。
第九の態様に係る第二コネクタは、第八の態様において、前記弾性腕は、後方向に伸長する第一伸長部と、前記第一伸長部の先端から下方向に伸長する第二伸長部と、を有する。
上記態様では、弾性腕は、後方向に伸長する第一伸長部と、第一伸長部の先端から下方向に伸長する第二伸長部と、を有する。このため、上方向被規制部としての被係止部を第二コネクタの後方側に形成しやすい。
第十の態様に係る第二コネクタは、第七の態様において、前記ロック金具は、圧入突起を有し、所定の圧入方向に圧入される基部と、前記基部から、前記基部の板面方向のうち前記圧入方向に垂直な方向に伸長する弾性腕と、前記基部から、前記弾性腕の伸長方向とは反対の方向に伸長する反対側伸長部と、を有し、前記基部は、前記弾性腕の基端から前記圧入方向に延在する一方側板端であって、前記圧入突起が形成されていない前記一方側板端と、前記反対側伸長部の基端から前記圧入方向に延在する他方側板端であって、前記圧入突起が形成された前記他方側板端と、を有し、前記一方側板端の反圧入方向側の端は、前記他方側板端の反圧入方向側の端よりも圧入方向側に位置する。
上記態様では、ロック金具は、圧入突起を有し、所定の圧入方向に圧入される基部と、基部から伸長する弾性腕と、基部から伸長する反対側伸長部と、を有する。弾性腕は、基部の板面方向のうち圧入方向に垂直な方向に伸長し、反対側伸長部は、弾性腕の伸長方向とは反対の方向に伸長する。
また、基部は、弾性腕の基端から圧入方向に延在する一方側板端と、反対側伸長部の基端から圧入方向に延在する他方側板端と、を有する。一方側板端は、圧入突起が形成されず、他方側板端は、圧入突起が形成される。
そして、一方側板端の反圧入方向側の端は、他方側板端の反圧入方向側の端よりも圧入方向側に位置する。
このため、ロック金具の圧入方向寸法を大きくせずとも、圧入突起が形成された他方側板端の圧入方向の長さを確保したままで、弾性腕の基端における圧入方向寸法を大きくすることができる。
第十一の態様に係る第二コネクタは、第六〜第十の何れかの態様において、前記第二嵌合部材は、幅方向両側に位置する一対の垂下部であって、前面が前方向被規制部として機能する前記一対の垂下部を有する。
上記態様では、第二嵌合部材は、幅方向両側に位置する一対の垂下部を有する。一対の垂下部は、前面が前方向被規制部として機能する。
<コネクタ組立体>
第十二の態様に係るコネクタ組立体は、第一〜第五の何れかの態様に係る第一コネクタと、第六〜第十一の何れかの態様に係る第二コネクタと、を備える。
上記態様では、コネクタ組立体は、第一コネクタと第二コネクタとを備える。
第一コネクタは、第一端子と、第一嵌合部材と、を備え、第二コネクタは、第二端子と、第二嵌合部材と、を備える。
第一嵌合部材及び第二嵌合部材は、第一嵌合部材に対して第二嵌合部材が第一基板の面に交差する方向を嵌合方向として嵌合可能に構成される。また、第一嵌合部材は、第一基板に対し移動可能である。
更に、第一嵌合部材は、上方向規制部を有し、第二嵌合部材は、上方向被係止部を有する。このため、第一嵌合部材の上方向規制部が、第二嵌合部材の上方向被規制部に当接することで、嵌合状態における第一嵌合部材に対する第二嵌合部材の上方向に移動が制限される。その結果、第二嵌合部材が反嵌合方向に移動して嵌合が解除されることが防止される。
第十三の態様に係るコネクタ組立体は、第十二の態様において、前記コネクタ組立体は、上方向規制部又は上方向被係止部が形成された金属製のロック金具を備える。
上記態様では、コネクタ組立体は、上方向規制部又は上方向被係止部が形成された金属製のロック金具を備える。このため、上方向規制部と上方向被係止部の少なくとも一方は、金属で形成されることとなり、その結果、上方向規制部又は上方向被係止部の強度を確保しやすい。
本開示によれば、基板の面に交差する方向を嵌合方向とするコネクタ組立体において、嵌合が解除されることを防止することができる。
接続状態のコネクタ組立体を示す斜視図である。 未接続状態のコネクタ組立体を示す斜視図である。 第一コネクタの斜視図である。 第二コネクタの斜視図である。 第一コネクタの分解斜視図である。 第二コネクタの分解斜視図である。 第一端子と第二端子との斜視図である。 第一嵌合ハウジングと第二嵌合ハウジングを示す斜視図である。 第一嵌合ハウジングと第二嵌合ハウジングを示す別の斜視図である。 第二嵌合ハウジングを示す斜め下方から見た斜視図である。 ロック金具を拡大して示す斜視図である。 嵌合作業時の途中段階(第二基板を第一基板に対し20度の角度で挿入した状態)を示す断面図である。 接続状態のコネクタ組立体の断面図(図1の13−13線断面図)である。 接続状態のコネクタ組立体の断面図(図1の14−14線断面図)である。
以下、発明の実施形態について説明する。
なお、各図に示す矢印X,Y,Zは、第一コネクタ1、第二コネクタ2及びコネクタ組立体1,2を基準とした方向概念である。+X方向をコネクタ前方向、+Y方向をコネクタ幅方向一方側、+Z方向をコネクタ上方向という。単に、前後方向、幅方向、上下方向をいうときは、コネクタ前後方向、コネクタ幅方向、コネクタ上下方向を意味する。
図1は、接続状態のコネクタ組立体1,2を示す斜視図である。図2は、未接続状態のコネクタ組立体1,2を示す斜視図である。コネクタ組立体1,2は、第一コネクタ1と、第二コネクタ2と、から構成される。
図1に示すように、第二コネクタ2は、第一コネクタ1に対し、第一基板P1の面に沿う方向である前側に配置される。第一コネクタ1の上下方向の位置は、第二コネクタ2の上下方向の位置とほぼ重なる。このため、接続状態において、第一コネクタ1と第二コネクタ2とを備えるコネクタ組立体1,2の上下寸法が小さくなる。第一基板P1と第二基板P2とは、互いに平行に配置され、より具体的には、略同一平面上に配置される。第二コネクタ2は、その後方側の部分が第二基板P2の後端P2aから後方へ突出する状態で第二基板P2に実装される(図2参照)。接続状態では、第一コネクタ1の前方側の部分と、第二コネクタ2の後方側の部分とが重なる(図1参照)。
<第一コネクタ>
図3は、第一コネクタ1の斜視図であり、図5は、第一コネクタ1の分解斜視図である。
第一コネクタ1は、第一基板P1に実装される。第一コネクタ1は、所謂可動コネクタである。第一コネクタ1は、第一固定ハウジング3及び第一嵌合ハウジング4で構成された第一ハウジング3,4と、複数の第一端子5と、一対の補強金具6と、を備える。
まず、複数の第一端子5の可動側被保持部54が第一嵌合ハウジング4に圧入されて保持されることで、第一嵌合ハウジング4に複数の第一端子5が組付けられる。
次に、第一固定ハウジング3に第一嵌合ハウジング4が組付けられる。このとき、第一嵌合ハウジング4の一対の後側突出部43が第一固定ハウジング3の一対の拘束部33に収まるように配置される。また、複数の第一端子5の固定側被保持部52が第一固定ハウジング3の端子保持部311に圧入されて保持される。
そして、一対の補強金具6が第一固定ハウジング3の一対の取付部32に圧入される。これにより、第一嵌合ハウジング4の一対の後側突出部43が第一固定ハウジング3の一対の拘束部33内に拘束される。
第一固定ハウジング3は、複数の第一端子5と一対の補強金具6を介して、第一基板P1に固定される。第一嵌合ハウジング4は、第一基板P1及び第一固定ハウジング3に対して移動可能に構成される。複数の第一端子5の各々は、固定側被保持部52と可動側被保持部54との間に弾性可動部53を有し、弾性可動部53が弾性変形することで、第一嵌合ハウジング4の移動が許容される。
<第二コネクタ>
図4は、第二コネクタ2の斜視図であり、図6は、第二コネクタ2の分解斜視図である。
第二コネクタ2は、第二基板P2に実装される。第二コネクタ2は、第一コネクタ1とは異なり、所謂可動コネクタではない。第二コネクタ2は、第二嵌合ハウジング7のみで構成された第二ハウジング7と、複数の第二端子8と、一対のロック金具9と、を備える。第二嵌合ハウジング7は、複数の第二端子8と一対のロック金具9とを介して、第二基板P2に固定される。
以下、各構成部品について詳細に説明する。
≪第一固定ハウジング≫
第一固定ハウジング3は、第一基板P1に対して位置が固定される合成樹脂製の部品である。
図5に示すように、第一固定ハウジング3は、第一固定ハウジング3の幅方向中央の部分を構成する中央部3Aと、第一固定ハウジング3の幅方向外側の部分を構成する一対の側方部3Bと、から構成される。
第一固定ハウジング3の中央部3Aは、側方部3Bよりも前後寸法が小さい。側方部3Bの前端は、中央部3Aの前端よりも前方に位置する。側方部3Bは、中央部3Aと前後方向の位置が重なる後部3B1と、中央部3Aよりも前側に位置する前部3B2と、を有する。一対の側方部3Bの前部3B2によって幅方向で挟まれる空間3Cが、中央部3Aの前方に形成される。この空間3Cには、第一嵌合ハウジング4が配置される。
第一固定ハウジング3は、第一端子5の一部(固定側被保持部52)を保持する端子保持部311を有する。端子保持部311は、第一固定ハウジング3の中央部3Aの後部に形成される。端子保持部311は、複数の第一端子5が幅方向に並んで配列されるように、複数の第一端子5を保持する。端子保持部311には、第一固定ハウジング3の上方側から第一端子5の固定側被保持部52が圧入できるように構成された上下方向に延びる端子保持溝が複数形成される。
第一固定ハウジング3は、第一端子5の弾性可動部53の下方に配置される底壁部312を有する。底壁部312は、壁厚方向を上下方向に向ける。底壁部312は、第一固定ハウジング3の中央部に形成され、端子保持部311の前方に位置する。
第一固定ハウジング3は、隣り合う第一端子5の弾性可動部53の間に配置される複数の隔壁313を有する。隔壁313は、壁厚方向を幅方向に向ける。隔壁313の上端は、端子保持部311の上端よりも上方に位置する。
第一固定ハウジング3は、補強金具6が取り付けられる取付部32を有する。取付部32は、一対の側方部3Bにそれぞれ形成される。取付部32は、補強金具6の後側の圧入部61が圧入される後側取付部321と、補強金具6の前側の圧入部61が圧入される前側取付部322と、を有する。後側取付部321は、側方部3Bの後部3B1に形成され、前側被取付部322は、側方部3Bの前部3B2に形成される。
第一固定ハウジング3は、第一嵌合ハウジング4の一部(後側突出部43)が拘束される拘束部33を有する。拘束部33は、一対の側方部3Bにそれぞれ形成される。具体的には、拘束部33は、側方部3Bの前部3B2に形成され、後側取付部321と前側取付部322との間に位置する。
拘束部33は、前側面331と、後側面332と、幅方向外側面333と、下側面334と、を有する。拘束部33は、幅方向内側及び上方に開放される。拘束部33の後側面332は、第一固定ハウジング3の中央部3Aの前面と同一平面を成す。
≪第一嵌合ハウジング≫
第一嵌合ハウジング4は、第一固定ハウジング3に対して移動可能に構成される合成樹脂製の部品である。第一嵌合ハウジング4は、本開示の「第一嵌合部材」に相当すると共に、「第一嵌合ハウジング」に相当する。
第一嵌合ハウジング4は、複数の第一端子5の一部(可動側被保持部54)を保持する。複数の第一端子5の可動側被保持部54は、第一嵌合ハウジング4の後面42Rに開口する複数の取付口42R1(図9参照)から第一嵌合ハウジング4の内部に差し込まれることで第一嵌合ハウジング4に保持される。
第一嵌合ハウジング4は、第一嵌合ハウジング4の前側部分を構成する前側部41と、第一嵌合ハウジング4の後側部分を構成する後側部42と、を有する。
前側部41及び後側部42は、共に、幅方向に長い略直方体形状である。前側部41の上面41Tは、後側部42の上面42Tよりも下方に位置する。前側部41の一対の側面41Sは、後側部42の一対の側面42Sよりも幅方向内側に位置する。前側部41の下面(符号省略)は、後側部42の下面(符号省略)と同一平面を成す。
第一嵌合ハウジング4は、後側部42の一対の側面42Sから、幅方向外側に突出する一対の後側突出部43を有する。後側突出部43は、第一固定ハウジング3の拘束部33の内部に拘束される。後側突出部43の形状は、略直方体である。後側突出部43の後面43R(図9参照)は、後側部42の後面42Rと同一平面を成す。後側突出部43の上面43Tは、後側部42の上面42Tよりも下方に位置する。後側突出部43の下面(符号省略)は、後側部42の下面(符号省略)よりも上方に位置する。
前側部41には、第二端子8の接触部83が差し込まれる複数の差込溝44が形成される。差込溝44は、上方及び前方に開口している。差込溝44は、前側部41の前端から後端までの全体に亘って形成される。差込溝44は、後側部42には形成されない。
第一嵌合ハウジング4は、前側部41の一対の側面41Sから、幅方向外側に突出する一対の前側突出部45を有する。
前側突出部45の下面45Bが、第二コネクタ2のロック金具9の被係止部94を係止することで、第一コネクタ1に対して第二コネクタ2が上方へ向けて離脱することが規制される。つまり、前側突出部45の下面45Bは、上方向規制部として機能する。
前側突出部45の詳細な構造については後述する。
前側突出部45の後方側には、後側部42の側部前面42F2が位置する。前側突出部45の後面45Rと、後側部42の側部前面42F2とは、前後方向で対向する。前側突出部45の後面45Rと後側部42の側部前面42F2との間に、第二コネクタ2の第二嵌合ハウジング7の垂下部74が配置される。
≪第一端子≫
図7に示すように、第一端子5は、金属の板材を打ち抜き加工し、適宜折り曲げ加工を施すことで形成される。第一端子5は、基端側から先端側に向けて、基板固定部51と、固定側被保持部52と、弾性可動部53と、可動側被保持部54と、接触部55と、をこの順に有する。
基板固定部51は、第一基板P1の面に沿って配置され、半田付け等で第一基板P1に固定される。固定側被保持部52は、第一固定ハウジング3の端子保持部311に上方から圧入されることで第一固定ハウジング3に保持される。弾性可動部53は、板厚方向に折り曲げ加工をされつつ、板厚方向は幅方向に直交する平面内を向いている。可動側被保持部54は、板厚方向を上下方向に向けている。接触部55は、第二端子8の接触部83に接触する。接触部55は、幅方向に並ぶ一対の接触片55Aから構成される。一対の接触片55Aは、前方向に延びる一対の延出部551と、延出部551の前端から上方へ延びる一対の接点部552と、を有する。一対の接点部552によって、第二端子8の平板状の接触部83を挟み込む。また、一対の接点部552が延出部551の前端から上方へ延びるように形成されることで、一対の接点部552は、第二端子8の接触部83の上下方向中間位置に接触するようになっており、その結果、長い有効嵌合長が確保されている。
≪補強金具≫
図5に示すように、補強金具6は、金属の板材を打ち抜き加工し、適宜折り曲げ加工を施すことで形成される。補強金具6は、前後一対の圧入部61と、前後一対の基板固定部62と、前後一対の圧入部61を前後方向で連結する連結部63と、を有する。
圧入部61は、下方向を圧入方向として、第一固定ハウジング3の取付部32に圧入される。圧入部61は、板厚方向を幅方向に向ける。
基板固定部62は、第一基板P1の面に沿って配置され、半田付け等で第一基板P1に固定される。基板固定部62は、折曲部を介して圧入部61に接続され、圧入部61の幅方向外側に位置する。
連結部63は、第一固定ハウジング3の拘束部33の上方に配置される。連結部63は、上方向に移動しようとする第一嵌合ハウジング4の後側突出部43に当接することで、第一嵌合ハウジング4の上方向の移動を規制する。連結部63は、板厚方向を上下方向に向ける。連結部63には、下方向に窪むビード631が形成される。ビード631は、前後方向に延びるように形成される。ビード631は、第一嵌合ハウジング4の後側突出部43が当接する位置に形成される。
≪第二ハウジング≫
第二嵌合ハウジング7は、合成樹脂製の部品である。第二嵌合ハウジング7は、ロック金具9と共に、本開示の「第二嵌合部材」に相当する。
図6に示すように、第二嵌合ハウジング7は、第二嵌合ハウジング7の前側の部分を構成する前側部7Aと、第二嵌合ハウジング7の後側の部分を構成する後側部7Bと、を有する。
第二嵌合ハウジング7の前側部7Aは、略直方体形状とされた端子保持部71と、端子保持部71に対し幅方向外側に設けられた一対の金具取付部72と、を有する。
端子保持部71の前面71F側には、第二端子8を端子保持部71の内部に挿入するための挿入口72aが形成される。端子保持部71の後面71R(図9参照)には、複数の第二端子8の接触部83側が突出する複数の突出口72bが形成される。端子保持部71には、挿入口72aと突出口72bとを繋ぐ貫通孔が形成されており、この貫通孔の内部に第二端子8の被保持部82が保持される。端子保持部71の前面71F側であって、挿入口72aに対応する位置には、複数の凹部71F1が形成される。複数の凹部71F1は、平面視で後方向に窪んでおり、第二端子8の基板固定部81は、平面視で凹部71F1内に収まる。
一対の金具取付部72には、下方向を圧入方向として、ロック金具9の基部91が圧入される圧入溝が形成される。金具取付部72の前面72Fは、端子保持部71の前面71Fと同一平面を成す。金具取付部72の上面72Tは、端子保持部71の上面71Tよりも下方に位置する。金具取付部72の後面72R(図9参照)は、端子保持部71の後面71Rよりも前方に位置する。
第二嵌合ハウジング7の後側部7Bは、前後方向及び幅方向に延在する天壁部73と、天壁部73の幅方向外側から垂下する一対の垂下部74と、を有する。
天壁部73は、第一コネクタ1の第一嵌合ハウジング4の前側部41の上側に配置される。天壁部73の上面73Tは、端子保持部71の上面71Tと同一平面を成す。
一対の垂下部74は、天壁部73の幅方向外側における前端部から垂下する。一対の垂下部74は、第一コネクタ1の第一嵌合ハウジング4の前側部41の一対の側面41Sの側方に配置される。垂下部74は、壁厚方向を幅方向に向けた壁形状である。
垂下部74の幅方向外側面74Sは、天壁部73の幅方向外側端よりも幅方向外側に形成される。
垂下部74の後面74Rは、天壁部73の後面73Rと同一平面を成す。
垂下部74の詳細構造については後述する。
≪第二端子≫
図7に示すように、第二端子8は、第二基板P2に固定される基板固定部81と、第二嵌合ハウジング7に保持される被保持部82と、第一端子5の接触部55と導通接触する接触部83と、を有する。
第二端子8は、曲げ加工が施されず、平板状に形成される。第二端子8は、板厚方向を幅方向に向ける。第二端子8の板厚は、第一端子5を構成する板材の板厚よりも大きい。
被保持部82は、下側に圧入突起82aを有し、第二嵌合ハウジング7の端子保持部71の貫通孔内に圧入されて保持される。接触部83は、第二嵌合ハウジング7の端子保持部71よりも後方であって天壁部73の下方に配置される。
≪ロック金具≫
図5、図11に示すように、ロック金具9は、金属の板材を打ち抜き加工し、適宜折り曲げ加工を施すことで形成される。ロック金具9は、第二嵌合ハウジング7に圧入されて固定される基部91と、基部91の下端から幅方向外側に折り曲げられて形成された基板固定部92と、基部91の上部から後方向に伸長する弾性腕93と、弾性腕93の先端に形成された被係止部94と、基部91の上部から弾性腕93とは反対方向である前方向に伸長する反対側伸長部95と、を有する。
基部91は、板厚方向を幅方向に向ける平板部9Aの一部を構成し、板厚方向を幅方向に向ける。基部91の後側の板端は、上下方向に直線状に延びる一方側板端911とされ、基部91の前側の板端は、上下方向に沿って延びつつ圧入突起96が形成された他方側板端912とされる。一方側板端911の上端は、他方側板端912の上端よりも下方に位置する。
基板固定部92は、第二基板P2の面に沿って配置され、第二基板P2に半田付けなどで固定される。基板固定部92は、基部91に対して下方に形成され、折曲部を介して基部91に接続される。
弾性腕93は、平板部9Aの一部を構成し、板厚方向を幅方向に向ける。弾性腕93は、後方向に直線状に延びる第一伸長部931と、第一伸長部931の先端から下方向に直線状に延びる第二伸長部932と、を有する。第一伸長部931の板幅寸法(上下寸法)は、伸長方向に沿って一様であり、第二伸長部932の板幅寸法(前後寸法)も、伸長方向に沿って一様である。第一伸長部931の板幅寸法(上下寸法)は、反対側伸長部95の板幅寸法(上下寸法)よりも大きい。
被係止部94は、弾性腕93の先端側を幅方向内側に折り曲げることで形成される。具体的には、被係止部94は、弾性腕93の第二伸長部932の先端側(下端側)を板厚方向に折り曲げることで形成され、平板部9Aよりも幅方向内側に位置する。被係止部94が折り曲げられることで、被係止部94の先端における伸長方向は、幅方向内側に向けて上側に傾いた方向を向いている。
第一コネクタ1に第二コネクタ2を接続する際、被係止部94に第一コネクタ1の第一嵌合ハウジング4の前側突出部45が下側から当接することで、弾性腕93が弾性変形して被係止部94が幅方向外側に変位する。前側突出部45が被係止部94を乗り越えると、弾性腕93が復元し、被係止部94が前側突出部45の下方に配置される。
第二嵌合ハウジング7及びロック金具9(第二嵌合部材)が第一嵌合ハウジング4(第一嵌合部材)に嵌合した状態では、第一嵌合部材に対する第二嵌合部材の前後方向及び幅方向の移動は実質的に起こらない。
(前方向の規制)
第一嵌合部材に対して第二嵌合部材が前方向に移動しようとしても、第一嵌合ハウジング4の前側部41の一対の前側突出部45の後面45Rが、第二嵌合ハウジング7の一対の垂下部74の前面74Fに当接し、実質的に移動が起こらない。
つまり、第一嵌合ハウジング4の前側部41の一対の前側突出部45の後面45Rが、前方向規制部として機能し、第二嵌合ハウジング7の一対の垂下部74の前面74Fが、前方向被規制部として機能する。
(後方向の規制)
第一嵌合部材に対して第二嵌合部材が後方向に移動しようとしても、第一嵌合ハウジング4の後側部42の上部前面42F1及び側部前面42F2が、第二嵌合ハウジング7の後側部7Bの天壁部73の後面73R及び一対の垂下部74の後面74Rに当接し、実質的に移動が起こらない。
つまり、第一嵌合ハウジング4の後側部42の上部前面42F1及び側部前面42F2が、後方向規制部として機能し、第二嵌合ハウジング7の後側部7Bの天壁部73の後面73R及び一対の垂下部74の後面74Rが、後方向被規制部として機能する。
(幅方向の規制)
第一嵌合部材に対して第二嵌合部材が幅方向に移動しようとしても、第一嵌合ハウジング4の前側部41の一対の側面41Sが、第二嵌合ハウジング7の一対の垂下部74の幅方向内側面74Uに当接し、実質的に移動が起こらない。
つまり、第一嵌合ハウジング4の前側部41の一対の側面41Sが、幅方向規制部として機能し、第二嵌合ハウジング7の一対の垂下部74の幅方向内側面74Uが、幅方向被規制部として機能する。
一方、第一嵌合部材に対する第二嵌合部材の上下方向の移動は、第二嵌合ハウジング7及びロック金具9(第二嵌合部材)が第一嵌合ハウジング4(第一嵌合部材)に嵌合した状態でも、一定程度起こり得る(図13参照)。
(下方向の規制)
第一嵌合部材に対して第二嵌合部材が下方向に移動すると、第一嵌合ハウジング4の前側部41の上面41Tが、第二嵌合ハウジング7の後部3B1の天壁部73の下面73Bに当接し、それ以上の相対移動は起こらない(図13参照)。
つまり、第一嵌合ハウジング4の前側部41の上面41Tが、下方向規制部として機能し、第二嵌合ハウジング7の後部3B1の天壁部73の下面73Bが、下方向被規制部として機能する。
(上方向の規制)
第一嵌合部材に対して第二嵌合部材が上方向に移動すると、第一嵌合ハウジング4の前側突出部45の下面45Bが、ロック金具9の被係止部94に当接し、それ以上の相対移動は起こらない。
つまり、第一嵌合ハウジング4の前側突出部45の下面45Bが、上方向規制部として機能し、ロック金具9の被係止部94が、上方向被規制部として機能する。
(詳細構造)
次に、各部のより詳細な構造について説明する。
(第一嵌合ハウジングの前側突出部)
図8,図9に示すように、前側突出部45は、上方に対し後側に傾いた方向を向く後方向案内面451を有する。後方向案内面451は、第二嵌合ハウジング7の垂下部74を、前側突出部45の後方へ案内する。
前側突出部45は、上方に対し幅方向外側に傾いた方向を向く幅方向外側案内面452を有する。幅方向外側案内面452は、嵌合の際、ロック金具9の被係止部94に当接して幅方向外側へ変位させることで、ロック金具9の弾性腕93をスムースに弾性変形させる。
前側突出部45は、下面45B(上方向規制部)の幅方向内側に、幅方向内側に向かって下方へ傾斜する下傾斜面453を有する。下傾斜面453が形成されることで、前側突出部45の根元付近において、前側突出部45の上下寸法が下側に拡大される。また、下傾斜面453は、前側突出部45の後面45Rに接続される。このため、前方向規制部としての前側突出部45の後面45Rが下側に拡大される。
前側突出部45の前面45Fは、前側部41の前面41Fと同一平面を成す。
前側突出部45の上面45Tは、前側部41の上面41Tよりも下方に位置する。
前側突出部45の幅方向外側面45Sは、後側部42の側面42Sよりも幅方向外側に位置する。
(第一嵌合ハウジングの前側部)
第一嵌合ハウジング4の前側部41の幅方向外側端部(具体的には、上面41Tと側面41Sの間)には、幅方向外側に向かって下方へ傾斜する幅方向外側案内面411が形成される。幅方向外側案内面411は、第二嵌合ハウジング7の垂下部74を、第一嵌合ハウジング4の前側部41の幅方向外側へ案内する。
(第一嵌合ハウジングの後側部)
図8に示すように、第一嵌合ハウジング4の後側部42の前端部かつ幅方向外側端部には、上方に対し前側に傾いた方向を向く前側案内面421が形成される。また、前側案内面421の幅方向内側には、上方に対し幅方向外側に傾いた方向を向く幅方向外側案内面422が形成される。
これら前側案内面421及び幅方向外側案内面422には、嵌合の際、第二嵌合ハウジング7の一対の垂下部74の後面74Rが接触する(図12参照)。前側傾斜面421及び幅方向外側傾斜面422は、本開示の「嵌合時当接部」に相当する。前側傾斜面421及び幅方向外側傾斜面422は、後側部42の上面42Tよりも下方かつ前面42Fよりも後方に位置する。また、前側傾斜面421及び幅方向外側傾斜面422は、前側突出部45の上面45Tよりも上方に位置する。
(第二嵌合ハウジング)
図10に示すように、第二嵌合ハウジング7の天壁部73の後面73Rは、垂下部74の後面74Rと同一平面を成す。天壁部73の後面73Rの下側には、傾斜面73R1が形成され、垂下部74の後面74Rの幅方向内側には、傾斜面74R1が形成される。
図9に示すように、垂下部74の前部には、前方へ向けて上側へ傾斜する前部傾斜面741が形成され、垂下部74の後部には、後方へ向けて上側へ傾斜する後部傾斜面742が形成される。前部傾斜面741の前後寸法は、後部傾斜面742の前後寸法よりも大きい。前部傾斜面741と後部傾斜面742との間には、前後方向に直線状に延びる水平面743が形成される。
図9に示すように、垂下部74の幅方向内側面74Uの下側には、下方へ向けて幅方向外側へ傾斜する傾斜面744が形成される。
図10に示すように、第二嵌合ハウジング7は、一対の垂下部74の根元部分と端子保持部71とを前後方向で連結する連結部75を有する。連結部75は、天壁部73の下面73Bよりも下方に形成される。連結部75の幅方向外側面75Sは、端子保持部71の幅方向外側面71Sと同一平面を成す。垂下部74の幅方向外側面74Sは、連結部75の幅方向外側面75Sよりも幅方向外側に位置する。連結部75が形成された前後方向の範囲内に、ロック金具9の被係止部94が配置される(図4参照)。ロック金具9の被係止部94の先端(幅方向内側の端)は、垂下部74の幅方向外側面74Sよりも幅方向内側に位置する。
(第二ハウジングの金具取付部)
次に、第二嵌合ハウジング7の金具取付部72について説明する。
図14に示すように、金具取付部72は、基部91の一方側板端911が接触する一方側壁部723と、基部91の他方側板端912の圧入突起96が食い込む他方側壁部722と、を有する。一方側板端911の上端が他方側板端912の上端よりも下方に位置することに対応し、一方側壁部723の上端は、他方側壁部722の上端よりも下方に形成される。
図4に示すように、金具取付部72は、塑性変形防止部721を有する。塑性変形防止部721は、ロック金具9の弾性腕93の基端側部分に対し、弾性腕93が弾性変形する方向である幅方向外側に配置される。具体的には、塑性変形防止部721は、第一伸長部931の基端側部分に対し、幅方向外側に配置される。塑性変形防止部721は、弾性腕93の伸長方向に沿って、弾性腕93から幅方向外側へ離れていく漸次離間面721Aを有する。漸次離間面721Aは、具体的には、後方向に向かって幅方向外側へ傾斜する。第一伸長部931の先端側が幅方向外側に変位する場合(治具を用いて人為的に変位させる場合を含む。)、第一伸長部931が塑性変形防止部721の漸次離間面721Aに接触することで、第一伸長部931の変形量が制限される。これにより、ロック金具9の弾性腕93の塑性変形が防止される。つまり、塑性変形防止部721は、弾性腕93の変形を許容しつつ、弾性腕93の変形量が過大にならないようにする。
<作用効果>
次に、本実施形態の作用効果を説明する。
本実施形態では、第一コネクタ1は、第一端子5と、第一嵌合部材(第一嵌合ハウジング4)と、を備える。第一嵌合部材(第一嵌合ハウジング4)は、接続対象物である第二コネクタ2の第二嵌合部材(第二嵌合ハウジング7、ロック金具9)が第一基板P1の面に交差する方向を嵌合方向として嵌合可能に構成される。
また、第一嵌合部材(第一嵌合ハウジング4)は、第一基板P1に対し移動可能である。
更に、第一嵌合部材(第一嵌合ハウジング4)は、上方向規制部(前側突出部45の下面45B)を有する。上方向規制部(前側突出部45の下面45B)は、第二嵌合部材(第二嵌合ハウジング7、ロック金具9)に当接することで、嵌合状態における第一嵌合部材(第一嵌合ハウジング4)に対する第二嵌合部材(第二嵌合ハウジング7、ロック金具9)の上方向に移動を制限する。このため、第二嵌合部材(第二嵌合ハウジング7、ロック金具9)が反嵌合方向に移動して嵌合が解除されることが防止される。
また、本実施形態では、第一嵌合ハウジング4は、幅方向外側に突出する一対の突出部(前側突出部45)を備える。一対の前側突出部45の下面45Bが上方向規制部として機能し、一対の前側突出部45の後面45Rが前方向規制部として機能する。
すなわち、上方向規制部と前方向規制部の両方を一対の前側突出部45によって実現できる。このため、上方向規制部と前方向規制部とが別々の部分に形成される場合と比較して、第一嵌合ハウジング4の構造を単純にすることができる。
また、本実施形態では、第一嵌合ハウジング4は、前側部41と、後側部42と、を備える。前側部41は、下方向規制部として機能する上面41Tを有し、後側部42は、前側部41の上面41Tの後方側から上方向に延在する上部前面42F1であって、後方向規制部として機能する上部前面42F1を有する。
また、本実施形態では、第一嵌合ハウジング4の前側部41は、幅方向外側を向く一対の側面41Sを有する。一対の側面41Sが幅方向規制部として機能する。また、第一嵌合ハウジング4の後側部42は、前側部41の一対の側面41Sの後方側から幅方向外側に延在する一対の側部前面42F2を有する。側部前面42F2が、後方向規制部として機能する。
また、本実施形態では、第一嵌合ハウジング4の後側部42は、一対の前側突出部45に対して後方かつ上方に形成された一対の嵌合時当接部421,422を有する。一対の嵌合時当接部421,422には、嵌合作業の際に第二嵌合部材(第二嵌合ハウジング7、ロック金具9)が有する一対の垂下部74を当接させることができる(図12参照)。
<第二コネクタ>
また、本実施形態では、第二コネクタ2は、第二端子8と、第二嵌合部材(第二嵌合ハウジング7、ロック金具9)と、を備える。第二嵌合部材(第二嵌合ハウジング7、ロック金具9)は、接続対象物である第一コネクタ1が配置される第一基板P1の面に交差する方向を嵌合方向として、第一コネクタ1の第一嵌合部材(第一嵌合ハウジング4)に嵌合可能に構成される。
ここで、第二嵌合部材は、上方向被係止部(ロック金具9の被係止部94)を有する。このため、第二嵌合部材の上方向被規制部(ロック金具9の被係止部94)に第一嵌合部材の上方向規制部が当接することで、嵌合状態における第一嵌合部材に対する第二嵌合部材の上方向に移動が制限される。その結果、第二嵌合部材が反嵌合方向に移動して嵌合が解除されることが防止される。
また、本実施形態では、第二嵌合部材は、合成樹脂製の第二嵌合ハウジング7と、上方向被規制部として機能する被係止部94が形成された金属製のロック金具9と、を備える。このため、上方向被規制部が合成樹脂製の部材に形成される場合と比較して、上方向被規制部の強度を確保しやすい。
また、本実施形態では、ロック金具9は、被係止部94を第二嵌合ハウジング7に対して変位可能に支持する弾性腕93を有する。このため、被係止部94を変位させることで、嵌合作業や嵌合解除作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、弾性腕93は、後方向に伸長する第一伸長部931と、第一伸長部931の先端から下方向に伸長する第二伸長部932と、を有する。このため、上方向被規制部としての被係止部94を第二コネクタ2の後方側に形成しやすい。
また、本実施形態では、ロック金具9は、圧入突起96を有し、所定の圧入方向(本実施形態では下方向)に圧入される基部91と、基部91から伸長する弾性腕93と、基部91から伸長する反対側伸長部95と、を有する。弾性腕93は、基部91の板面方向のうち圧入方向に垂直な方向に伸長し、反対側伸長部95は、弾性腕93の伸長方向とは反対の方向に伸長する。
また、基部91は、弾性腕93の基端から圧入方向に延在する一方側板端911と、反対側伸長部95の基端から圧入方向に延在する他方側板端912と、を有する。一方側板端911は、圧入突起96が形成されず、他方側板端912は、圧入突起96が形成される。
そして、一方側板端911の反圧入方向側の端(本実施形態では上端)は、他方側板端912の反圧入方向側の端(上端)よりも圧入方向側(下側)に位置する。
このため、ロック金具9の圧入方向寸法を大きくせずとも、圧入突起96が形成された他方側板端912の圧入方向の長さを確保したままで、弾性腕93の基端における圧入方向寸法を大きくすることができる。
また、本実施形態では、第二嵌合ハウジング7は、幅方向両側に位置する一対の垂下部74を有する。一対の垂下部74は、前面74Fが前方向被規制部として機能する。
また、本実施形態では、突出部(前側突出部45)は、根元付近において、上方向規制部として機能する下面45Bよりも下方に拡大されている。このため、上方向規制部として機能する下面45Bの位置を下方に移動させることなく、突出部の強度を向上できる。
〔上記実施形態の補足説明〕
なお、上記実施形態では、上方向規制部と上方向被係止部のうち、上方向被規制部が金属製の部材(ロック金具9)に形成された例を説明したが、本開示はこれに限定されない。
例えば、上方向規制部と上方向被係止部は、共に、合成樹脂製の部品に形成されてもよい。
また例えば、上方向規制部と上方向被係止部のうち、上方向規制部が金属製の部材に形成されてもよい。この場合、当該金属製の部品は、第一嵌合ハウジングに固定されてもよい。上方向規制部と上方向被係止部の少なくとも一方が金属で形成されると、上方向規制部又は上方向被係止部の強度を確保しやすい。
また、上記実施形態では、ロック金具9が、第二嵌合ハウジング7に固定されると共に、第二基板P2に固定される例を説明したが、本開示のロック金具は、これに限定されず、第二嵌合ハウジングのみに固定される部材であってもよいし、第二基板のみに固定される部材であってもよい。
また、上記実施形態では、第一ハウジング3,4が、互いに別体として成形された第一固定ハウジング3と第一嵌合ハウジング4とから構成された例を説明したが、本開示の第一ハウジングは、これに限定されず、一体に樹脂成形された第一固定ハウジングと第一嵌合ハウジングとから構成されてもよい。この場合、第一固定ハウジングと第一嵌合ハウジングとを連結する部分が変形容易に形成されることが好ましい。
また、上記実施形態に係る第一端子5は、一体に形成されており、固定側被保持部52と可動側被保持部54との間に弾性可動部53が形成されているが、本開示の第一端子は、これに限定されない。第一端子は、互いに分離された2つの端子から構成され、2つの端子が互いに摺動することで第一嵌合ハウジングの相対移動を許容するものであってもよい。
また、上記実施形態に係る第二コネクタ2は、可動コネクタでないが、本開示の第二コネクタは、これに限定されず、可動コネクタであってもよい。例えば、上記実施形態に係る第二ハウジング7は、第二嵌合ハウジング7のみで構成されていたが、本開示の第二ハウジングは、第二固定ハウジングと第二嵌合ハウジングとを含んで構成されてもよい。
また、上記実施形態に係る第一嵌合部材(第一嵌合ハウジング4)は、合成樹脂製の第一嵌合ハウジング4のみで構成されるが、本開示の第一嵌合部材は、これに限定されない。
1,2 コネクタ組立体
1 第一コネクタ
2 第二コネクタ
4 第一嵌合ハウジング(第一嵌合部材)
41 前側部
41S 側面(幅方向規制部)
41T 上面(下方向規制部)
42 後側部
42F1 上部前面(後方向規制部)
42F2 側部前面(後方向規制部)
421 前側案内面(嵌合時当接部)
422 幅方向外側案内面(嵌合時当接部)
45 前側突出部(突出部)
45B 下面(上方向規制部)
45R 後面(前方向規制部)
5 第一端子
7 第二嵌合ハウジング(第二ハウジング、第二嵌合部材)
7A 前側部
7B 後側部
73 天壁部
73B 下面(下方向被規制部)
73R 後面(後方向被規制部)
73S 幅方向外側面
74 垂下部
74F 前面(前方向被規制部)
74R 後面(後方向被規制部)
74U 幅方向内側面(幅方向被規制部)
8 第二端子
9 ロック金具(第二嵌合部材)
91 基部
911 一方側板端
912 他方側板端
93 弾性腕
931 第一伸長部
932 第二伸長部
94 被係止部(上方向被規制部)
95 反対側伸長部
96 圧入突起
P1 第一基板
P2 第二基板

Claims (13)

  1. 第一基板の面に配置される第一コネクタであって、
    前記第一コネクタは、
    第一端子と、
    接続対象物である第二コネクタの第二嵌合部材が前記第一基板の面に交差する方向を嵌合方向として嵌合可能に構成された第一嵌合部材と、を備え、
    前記第一嵌合部材は、前記第一基板に対し移動可能であり、
    前記第一嵌合部材は、上方向規制部を有する、
    第一コネクタ。
  2. 前記第一嵌合部材は、合成樹脂製の第一嵌合ハウジングを備え、
    前記第一嵌合ハウジングは、幅方向外側に突出する一対の突出部であって、下面が上方向規制部として機能し、後面が前方向規制部として機能する前記一対の突出部を有する、
    請求項1に記載の第一コネクタ。
  3. 前記第一嵌合部材は、合成樹脂製の第一嵌合ハウジングを備え、
    前記第一嵌合ハウジングは、前側部と、後側部と、を備え、
    前記前側部は、下方向規制部として機能する上面を有し、
    前記後側部は、前記前側部の前記上面の後方側から上方向に延在する上部前面であって、後方向規制部として機能する前記上部前面を有する、
    請求項1に記載の第一コネクタ。
  4. 前記第一嵌合部材は、合成樹脂製の第一嵌合ハウジングを備え、
    前記第一嵌合ハウジングは、前側部と、後側部と、を備え、
    前記前側部は、幅方向外側を向く一対の側面であって、幅方向規制部として機能する前記一対の側面を有し、
    前記後側部は、前記前側部の前記一対の側面の後方側から幅方向外側に延在する一対の側部前面であって、後方向規制部として機能する前記一対の側部前面を有する、
    請求項1に記載の第一コネクタ。
  5. 前記第一嵌合部材は、合成樹脂製の第一嵌合ハウジングを備え、
    前記第一嵌合ハウジングは、前側部と、後側部と、を備え、
    前記前側部は、幅方向外側に突出する一対の突出部であって、下面が上方向規制部として機能し、後面が前方向規制部として機能する前記一対の突出部を有し、
    前記後側部は、前記一対の突出部に対して後方かつ上方に形成された一対の嵌合時当接部であって、嵌合作業の際に前記第二嵌合部材が有する一対の垂下部を当接させることができる前記一対の嵌合時当接部を有する、
    請求項1に記載の第一コネクタ。
  6. 第二基板の面に配置される第二コネクタであって、
    前記第二コネクタは、
    第二端子と、
    接続対象物である第一コネクタが配置される第一基板の面に交差する方向を嵌合方向として、前記第一コネクタの第一嵌合部材に嵌合可能に構成された第二嵌合部材を備え、
    前記第二嵌合部材は、上方向被係止部を有する、
    第二コネクタ。
  7. 前記第二嵌合部材は、
    合成樹脂製の第二嵌合ハウジングと、
    上方向被規制部として機能する被係止部が形成された金属製のロック金具と、を備える、
    請求項6に記載の第二コネクタ。
  8. 前記ロック金具は、前記被係止部を前記第二嵌合ハウジングに対して変位可能に支持する弾性腕を有する、
    請求項7に記載の第二コネクタ。
  9. 前記弾性腕は、
    後方向に伸長する第一伸長部と、
    前記第一伸長部の先端から下方向に伸長する第二伸長部と、を有する、
    請求項8に記載の第二コネクタ。
  10. 前記ロック金具は、
    圧入突起を有し、所定の圧入方向に圧入される基部と、
    前記基部から、前記基部の板面方向のうち前記圧入方向に垂直な方向に伸長する弾性腕と、
    前記基部から、前記弾性腕の伸長方向とは反対の方向に伸長する反対側伸長部と、を有し、
    前記基部は、
    前記弾性腕の基端から前記圧入方向に延在する一方側板端であって、前記圧入突起が形成されていない前記一方側板端と、
    前記反対側伸長部の基端から前記圧入方向に延在する他方側板端であって、前記圧入突起が形成された前記他方側板端と、を有し、
    前記一方側板端の反圧入方向側の端は、前記他方側板端の反圧入方向側の端よりも圧入方向側に位置する、
    請求項7に記載の第二コネクタ。
  11. 前記第二嵌合部材は、幅方向両側に位置する一対の垂下部であって、前面が前方向被規制部として機能する前記一対の垂下部を有する、
    請求項6〜請求項10の何れか一項に記載の第二コネクタ。
  12. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の第一コネクタと、
    請求項6〜請求項11の何れか一項に記載の第二コネクタと、を備えるコネクタ組立体。
  13. 前記コネクタ組立体は、上方向規制部又は上方向被係止部が形成された金属製のロック金具を備える、
    請求項12に記載のコネクタ組立体。
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