JP2021060821A - 医薬品の調剤量を予測するためのシステム、方法、およびプログラム - Google Patents

医薬品の調剤量を予測するためのシステム、方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】医薬品の調剤量を予測するためのシステム等を提供すること。【解決手段】本発明は、医薬品の調剤量を予測するためのコンピュータシステムを提供し、前記コンピュータシステムは、薬局に関するデータを取得すること(ステップS601)と、前記薬局に関するデータに基づいて、前記薬局における医薬品の調剤量を予測すること(ステップS602)と、前記予測された調剤量を出力すること(ステップS603)とを行うように構成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、医薬品の調剤量を予測するためのシステム、方法、およびプログラムに関する。
従来から医薬品発注システムが存在していた(特許文献1等)。
従来の医薬品発注システムを用いる薬局の発注者は、調剤実績を別途管理するシステムおよび在庫情報を別途管理するシステムを参照して、その日の調剤実績および在庫情報に基づいて発注量を決定していた。
特開2001−43279号公報
しかしながら、発注者が、その日の調剤実績および在庫情報に基づいて医薬品の発注量を決定するのでは、適切な医薬品の発注が達成できておらず、過剰な在庫状態または不足する在庫状態を招いていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、適切な医薬品の発注を支援することが可能な、医薬品の調剤量を予測するためのシステム等を提供することを目的とする。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
医薬品の調剤量を予測するためのコンピュータシステムであって、
薬局に関するデータを取得する取得手段と、
前記薬局に関するデータに基づいて、前記薬局における医薬品の将来の調剤量を予測する予測手段と、
前記予測された調剤量を出力する出力手段と
を備えるコンピュータシステム。
(項目2)
前記薬局に関するデータは、前記医薬品を調剤した日の月を含む、項目1に記載のコンピュータシステム。
(項目3)
前記薬局に関するデータは、前記日の曜日をさらに含む、項目2に記載のコンピュータシステム。
(項目4)
前記薬局に関するデータは、前記日の1週間後が休日であることを示す翌週休日フラグをさらに含む、項目2または項目3に記載のコンピュータシステム。
(項目5)
前記薬局に関するデータは、前記日の1週間前が休日であることを示す前週休日フラグ、前記日が休日であることを示す当日休日フラグ、前記日の翌日が休日であることを示す翌日休日フラグのうちの少なくとも1つをさらに含む、項目2〜4のいずれか一項に記載のコンピュータシステム。
(項目6)
前記薬局に関するデータは、前記日の1週間前が休日であることを示す前週休日フラグと、前記日が休日であることを示す当日休日フラグと、前記日の翌日が休日であることを示す翌日休日フラグとをさらに含む、項目2〜4のいずれか一項に記載のコンピュータシステム。
(項目7)
前記予測手段は、学習済モデルを用いて前記薬局における医薬品の調剤量を予測し、前記学習済モデルは、前記薬局に関するデータに基づいて学習処理がなされたモデルである、項目1〜6のいずれか一項に記載のシステム。
(項目8)
前記学習済モデルは、線形回帰モデルであり、
前記予測手段は、前記薬局に関するデータを前記線形回帰モデルの説明変数に入力することにより、前記医薬品の将来の調剤量を得る、項目7に記載のコンピュータシステム。
(項目9)
前記予測手段は、少なくとも1日後〜3日後の3日間の前記医薬品の調剤量を予測する、項目1〜8のいずれか一項に記載のコンピュータシステム。
(項目10)
前記取得手段は、医薬品の在庫データをさらに取得し、
前記コンピュータシステムは、前記予測された調剤量と、前記在庫データとに基づいて、前記医薬品を発注すべき量の推奨値を予測する第2の予測手段をさらに備え、
前記出力手段は、前記予測された発注すべき量の推奨値を出力する、項目1〜9のいずれか一項に記載のコンピュータシステム。
(項目11)
前記第2の予測手段は、
前記医薬品の現在の在庫量から前記予測された調剤量を減算した値と、前記医薬品の適正在庫量とを比較することと、
前記医薬品の現在の在庫量から前記予測された調剤量を減算した値が前記医薬品の適正在庫量を下回る場合に、前記医薬品を発注すべき量の推奨値を予測することと
を行うように構成されている、項目10に記載のコンピュータシステム。
(項目12)
医薬品の調剤量を予測するための方法であって、
薬局に関するデータを取得することと、
前記薬局に関するデータに基づいて、前記薬局における医薬品の将来の調剤量を予測することと、
前記予測された調剤量を出力することと
を含む方法。
(項目13)
医薬品の調剤量を予測するためのプログラムであって、前記プログラムは、プロセッサ部を備えるシステムにおいて実行され、前記プログラムは、
薬局に関するデータを取得することと、
前記薬局に関するデータに基づいて、前記薬局における医薬品の将来の調剤量を予測することと、
前記予測された調剤量を出力することと
を含む処理を前記プロセッサ部に実行させる、プログラム。
(項目14)
医薬品の調剤量を予測するために用いられるモデルを構築するためのコンピュータシステムであって、
薬局に関するデータを取得する取得手段と、
前記薬局に関するデータを教師データとして学習する学習手段と
を備えるコンピュータシステム。
(項目15)
前記薬局に関するデータは、4日前〜90日前の期間内のデータを含む、項目14に記載のコンピュータシステム。
(項目16)
医薬品の調剤量を予測するために用いられるモデルを構築するための方法であって、
薬局に関するデータを取得することと、
前記薬局に関するデータを教師データとして学習することと
を含む方法。
(項目17)
医薬品の調剤量を予測するために用いられるモデルを構築するためのプログラムであって、前記プログラムは、プロセッサ部を備えるシステムにおいて実行され、前記プログラムは、
薬局に関するデータを取得することと、
前記薬局に関するデータを教師データとして学習することと
を含む処理を前記プロセッサ部に実行させる、プログラム。
本発明によれば、医薬品の調剤量を予測するためのシステム等を提供することができる。このシステムを医薬品発注システムに利用することにより、適切な発注量を推奨することができ、医薬品の適切な発注を支援することができる。
医薬品の発注を支援するためのサービスを利用する調剤薬局の端末装置に表示される画面の一例を示す図。 医薬品の調剤量を予測するためのコンピュータシステム100の構成の一例を示す図。 医薬品の調剤量を予測するためのコンピュータシステム100の具体的な構成の一例を示す図。 データベース部200に格納される調剤データのデータ構成の一例を示す図。 データベース部200に格納される調剤データのデータ構成の別の一例を示す図。 プロセッサ部120の構成の一例を示す図。 プロセッサ部120の代替実施形態であるプロセッサ部120’の構成の一例を示す図。 予測手段122が利用し得るニューラルネットワーク1220の構造の一例を示す図。 医薬品の調剤量を予測するためのコンピュータシステム100における処理の一例を示すフローチャート。 医薬品の調剤量を予測するためのコンピュータシステム100における処理の一例を示すフローチャート。 医薬品の調剤量を予測するためのコンピュータシステム100における処理の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
1.医薬品の発注を支援するための新たなサービス
本発明の発明者は、医薬品の発注を支援するための新たなサービスを開発した。そのサービスの1つは、発注すべき医薬品を決定することを支援するために、調剤薬局における将来の調剤量を発注者に提示するサービスである。このサービスでは、例えば、発注日の次の日に調剤され得る医薬品の調剤量が発注者に提示される。発注者は、このサービスを利用することにより、将来の調剤量を考慮して発注量を決定することができるようになる。これにより、発注の精度が向上し、過剰な在庫状態または不足する在庫状態を回避することができる。
このサービスでは、さらに、発注すべき医薬品の発注量の推奨値を発注者に提示することもできる。発注者は、このサービスを利用することにより、発注業務にかかる負担を削減することができる。
図1は、医薬品の発注を支援するためのサービスを利用する調剤薬局の端末装置に表示される画面の一例を示す。例えば、調剤薬局の端末装置は、医薬品の発注を支援するためのサービスを利用するために、医薬品の発注を支援するためのアプリケーションをインストールして、そのアプリケーションを起動するか、医薬品の発注を支援するためのウェブアプリケーションを提供するサーバにアクセスして、そのウェブアプリケーションを起動することができる。すなわち、調剤薬局の端末装置は、医薬品の発注を支援するためのサービスをオフラインでまたはオンラインで利用することができる。
調剤薬局の発注業務は、欠品・過剰在庫を防ぎ適正在庫を保つように毎日行われる定期業務である。発注者は、当日の営業終了後に、医薬品を発注することになる。
図1に示される画面10は、医薬品を発注するための画面である。画面10には、その日に調剤された医薬品が、発注すべき医薬品として自動的に表示される。これにより、発注者は、医薬品リストから発注すべき医薬品をピックアップする必要がない。また、発注する医薬品の抜け漏れも防止される。
画面10は、医薬品情報表示欄11と、当日調剤量表示欄と12と、在庫量表示欄13と、予測調剤量表示欄14とを備える。画面10はさらに、医薬品毎に、チェックボックス15と、数量入力欄16と、発注先入力欄17とを備える。画面10はまた、発注実行ボタン18を備える。
医薬品情報表示欄11には、各医薬品の情報が表示される。医薬品の情報は、例えば、医薬品名、包装単位(包装)、包装単位あたりの薬価(包装薬価)、販売会社、薬価等の販売される医薬品に関する情報である。例えば、図1に示される例では、医薬品名「ザイザル錠5mg」について、包装単位が10錠×10PTPであり、包装単位当たりの薬価が8780円であり、GSK社が販売し、1錠当たり87.8円であることが表示されている。
当日調剤量表示欄12には、各医薬品のその日の調剤量が表示される。例えば、図1に示される例では、「アラミスト点鼻液27.5μg56噴霧用」のその日の調剤量が1キットであり、「クラリスロマイシン錠200mg『トーワ』」のその日の調剤量が14錠であり、「ザイザル錠5mg」のその日の調剤量が7錠であり、「シングレア錠10mg」のその日の調剤量が7錠であることが表示されている。発注者は、画面10の当日調剤量表示欄12を見るだけで、調剤実績を別途管理するシステムに自らアクセスすることなく、その日の調剤実績を確認することができる。
在庫量表示欄13には、各医薬品のその日の在庫量、すなわち、その日の営業終了後の在庫量が表示される。在庫量は、例えば、絶対量として表示されてもよいし、適正在庫量に対する相対量として表示されてもよい。図1に示される例では、適正在庫量に対する相対量として表示されている。例えば、図1に示される例では、「アラミスト点鼻液27.5μg56噴霧用」のその日の在庫量が(適正在庫量−1キット)であり、「クラリスロマイシン錠200mg『トーワ』」のその日の在庫量が(適正在庫量+12錠)であり、「ザイザル錠5mg」のその日の在庫量が(適正在庫量−7錠)であり、「シングレア錠10mg」のその日の在庫量が(適正在庫量−7錠)であることが表示されている。発注者は、画面10の在庫量表示欄13を見るだけで、在庫情報を別途管理するシステムに自らアクセスすることなく、その日の在庫量を確認することができる。なお、適正在庫量は、医薬品毎に設定される値であり、発注者によって設定されることができる。
予測調剤量表示欄14には、各医薬品の次の日の予測調剤量が表示される。例えば、図1に示される例では、「アラミスト点鼻液27.5μg56噴霧用」の次の日の予測調剤量が3キットであり、「クラリスロマイシン錠200mg『トーワ』」の次の日の予測調剤量が5錠であり、「ザイザル錠5mg」の次の日の予測調剤量が18錠であり、「シングレア錠10mg」の次の日の予測調剤量が10錠であることが表示されている。発注者は、画面10の予測調剤量表示欄14を見るだけで、次の日の予測調剤量を確認することができる。
チェックボックス15は、画面10に表示された発注すべき医薬品から実際に発注する医薬品を選択するために操作される。例えば、チェックボックス15にチェックすることにより、その医薬品が発注対象となる。
数量入力欄16は、発注する医薬品の数量を入力するための欄である。数量入力欄16には、例えば、キー入力によって数量を入力するようにしてもよいし、プルダウンリストから数量を選択することによって数量を入力するようにしてもよい。
発注先入力欄17は、発注する医薬品の発注先を入力するための欄である。発注先入力欄17には、例えば、キー入力によって発注先を入力するようにしてもよいし、プルダウンリストから発注先を選択することによって発注先を入力するようにしてもよい。
発注実行ボタン18は、発注を実行するために操作されるボタンである。例えば、チェックボックス15、数量入力欄16、および発注先入力欄17を用いて、発注する医薬品ならびにその発注量および発注先を決定したうえで発注実行ボタン18を操作すると、医薬品の発注が実行される。
発注のために必要な情報が画面10に集約されているため、発注者は、画面10を利用するだけで医薬品の発注業務を完遂することができる。発注者は、例えば、当日調剤量表示欄12に表示された調剤量と、在庫量表示欄13に表示された在庫量と、予測調剤量表示欄14に表示された予測調剤量とを考慮して、画面10に表示された発注すべき医薬品をどの程度発注するかを簡単に決定することができる。これにより、発注業務に要する時間を削減することができる。また、発注の精度が向上し、過剰な在庫状態または不足する在庫状態を回避することができる。
別の例では、医薬品の発注すべき量の推奨値が数量入力欄16にデフォルトで表示されるようにしてもよい。これにより、発注者は、デフォルトで表示された推奨値を承諾するだけで、簡単に発注を行うことができ、これもまた、発注業務に要する時間の削減、および、過剰な在庫状態または不足する在庫状態を回避につながる。
上述した医薬品の発注を支援するための新たなサービスは、例えば、以下に説明する医薬品の調剤量を予測するためのコンピュータシステムによって実現され得る。
2.医薬品の調剤量を予測するためのコンピュータシステムの構成
図2Aは、医薬品の調剤量を予測するためのコンピュータシステム100の構成の一例を示す。
コンピュータシステム100は、データベース部200に接続されている。また、コンピュータシステム100は、少なくとも1つの薬局端末装置300にネットワーク400を介して接続されている。
ネットワーク400は、任意の種類のネットワークであり得る。ネットワーク400は、例えば、インターネットであってもよいし、LANであってもよい。ネットワーク400は、有線ネットワークであってもよいし、無線ネットワークであってもよい。
コンピュータシステム100の一例は、医薬品の発注を支援するための新たなサービスを提供するサービスプロバイダに設置されているコンピュータ(例えば、サーバ装置)であるが、これに限定されない。薬局端末装置300の一例は、調剤薬局に設置されているコンピュータ(例えば、端末装置)であるが、これに限定されない。例えば、薬局端末装置300は、ネットワークを介して、調剤データを管理するレセプトコンピュータシステム(図示せず)に接続され得る。レセプトコンピュータシステムは、例えば、薬局端末装置300が接続されている調剤薬局のローカルネットワーク内に位置してもよいし、調剤薬局のローカルネットワーク外に位置してもよい。後者の場合には、レセプトコンピュータシステムは、ネットワーク400を介して薬局端末装置300に接続されることができる。ここで、コンピュータ(サーバ装置または端末装置)は、任意のタイプのコンピュータであり得る。例えば、端末装置は、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ、スマートグラス等の任意のタイプの端末装置であり得る。
データベース部200には、例えば、少なくとも1つの薬局端末装置300から送信された薬局に関するデータが格納され得る。
図2Bは、医薬品の調剤量を予測するためのコンピュータシステム100の具体的な構成の一例を示す。
コンピュータシステム100は、インターフェース部110と、プロセッサ部120と、メモリ130部とを備える。
インターフェース部110は、コンピュータシステム100の外部と情報のやり取りを行う。コンピュータシステム100のプロセッサ部120は、インターフェース部110を介して、コンピュータシステム100の外部から情報を受信することが可能であり、コンピュータシステム100の外部に情報を送信することが可能である。インターフェース部110は、任意の形式で情報のやり取りを行うことができる。
インターフェース部110は、例えば、コンピュータシステム100に情報を入力することを可能にする入力部を備える。入力部が、どのような態様でコンピュータシステム100に情報を入力することを可能にするかは問わない。例えば、入力部がタッチパネルである場合には、ユーザがタッチパネルにタッチすることによって情報を入力するようにしてもよい。あるいは、入力部がマウスである場合には、ユーザがマウスを操作することによって情報を入力するようにしてもよい。あるいは、入力部がキーボードである場合には、ユーザがキーボードのキーを押下することによって情報を入力するようにしてもよい。あるいは、入力部がマイクである場合には、ユーザがマイクに音声を入力することによって情報を入力するようにしてもよい。あるいは、入力部がカメラである場合には、カメラが撮像した情報を入力するようにしてもよい。あるいは、入力部がデータ読み取り装置である場合には、コンピュータシステム100に接続された記憶媒体から情報を読み取ることによって情報を入力するようにしてもよい。あるいは、入力部が受信器である場合、受信器がネットワークを介してコンピュータシステム100の外部から情報を受信することにより入力してもよい。
インターフェース部110は、例えば、コンピュータシステム100から情報を出力することを可能にする出力部を備える。出力部が、どのような態様でコンピュータシステム100から情報を出力することを可能にするかは問わない。例えば、出力部が表示画面である場合、表示画面に情報を出力するようにしてもよい。あるいは、出力部がスピーカである場合には、スピーカからの音声によって情報を出力するようにしてもよい。あるいは、出力部がデータ書き込み装置である場合、コンピュータシステム100に接続された記憶媒体に情報を書き込むことによって情報を出力するようにしてもよい。あるいは、出力部が送信器である場合、送信器がネットワークを介してコンピュータシステム100の外部に情報を送信することにより出力してもよい。例えば、インターフェース部110の出力部は、ネットワーク400を介して薬局端末装置300に情報を送信し、薬局端末装置300の出力部(例えば、表示画面)に情報を表示させることができる。例えば、薬局端末装置300の表示画面に、図1の画面10等の画面を表示させることができる。インターフェース部110の出力部は、例えば、プロセッサ部120によって予測された調剤量を出力することができる。一実施形態では、インターフェース部110の出力部は、例えば、プロセッサ部120によって予測された医薬品を発注すべき量の推奨値を出力することができる。
プロセッサ部120は、コンピュータシステム100の処理を実行し、かつ、コンピュータシステム100全体の動作を制御する。プロセッサ部120は、メモリ部130に格納されているプログラムを読み出し、そのプログラムを実行する。これにより、コンピュータシステム100を所望のステップを実行するシステムとして機能させることが可能である。プロセッサ部120は、単一のプロセッサによって実装されてもよいし、複数のプロセッサによって実装されてもよい。
メモリ部130は、コンピュータシステム100の処理を実行するために必要とされるプログラムやそのプログラムの実行に必要とされるデータ等を格納する。メモリ部130は、医薬品の調剤量を予測するための処理をプロセッサ部120に行わせるためのプログラム(例えば、後述する図6、図7、図8に示される処理を実現するプログラム)を格納してもよい。ここで、プログラムをどのようにしてメモリ部130に格納するかは問わない。例えば、プログラムは、メモリ部130にプリインストールされていてもよい。あるいは、プログラムは、ネットワークを経由してダウンロードされることによってメモリ部130にインストールされるようにしてもよい。この場合、ネットワークの種類は問わない。メモリ部130は、任意の記憶手段によって実装され得る。
データベース部200は、例えば、薬局に関するデータを格納し得る。データベース部200は、各薬局の薬局端末装置300または付随するレセプトコンピュータシステムによってネットワーク400を介して送信された薬局に関するデータを格納し得る。
薬局に関するデータは、例えば、薬局での調剤に関する調剤データを含む。調剤データは、例えば、どの薬局が、どの患者に対して、いつ、何の医薬品を、どのくらい調剤したかのデータを含み、各薬局のレセプトコンピュータシステムによって調剤毎に生成される。調剤データは、例えば、薬局ID、患者ID、調剤日時、医薬品ID、調剤量を含み得る。例えば、調剤日時は、任意の単位であり得、秒単位であってもよいし、分単位であってもよいし、時間単位であってもよいし、日単位であってもよいし、週単位であってもよいが、日単位の調剤量予測を行うためには、日単位であることが好ましい。例えば、医薬品IDは、医薬品と1対1で対応付けられる調剤単位コードであり得、例えば、YJコードであり得る。
調剤データは、調剤した日の月(1月、2月、3月、・・・等)、曜日(日、月、火、水、・・・等)をさらに含み得る。
調剤データは、休日フラグをさらに含み得る。休日フラグは、特定の日が休日であることを示すフラグである。休日フラグは、例えば、調剤した日(調剤日)が休日であることを示す当日休日フラグ、調剤日の1週間後が休日であることを示す翌週休日フラグ、調剤日の1週間前が休日であることを示す前週休日フラグ、調剤日の翌日が休日であることを示す翌日休日フラグ、調剤日の前日が休日であることを示す前日休日フラグを含む。ここで、休日とは、法律で定められた一般的な意味での休日に加えて、薬局が業務を休む日(店休日)も含み得る。
薬局に関するデータは、例えば、調剤した日の気象情報(例えば、気温、湿度等)、調剤した日の花粉の飛散量、調剤した日の特定の疾病の患者数(例えば、インフルエンザ患者数)、その特定の疾病がウイルス性である場合にはウイルス型(例えば、インフルエンザウイルス型)を含み得る。例えば、インフルエンザ患者数は、国立感染症研究所によって公開されている情報を用いることができる。薬局に関するデータは、例えば、薬局の位置情報/立地条件(例えば、駅からの距離、病院からの距離等)、薬局周辺の病院の位置情報/立地条件(例えば、駅からの距離、周辺の人口密度等)を含み得る。
データベース部200は、例えば、発注データをさらに格納するようにしてもよい。発注データは、発注毎に生成されるデータである。発注データは、例えば、発注単位コード、発注日時、発注量、発注先等を含む。発注単位コードは、包装単位(発注単位)と1対1で対応付けられるコードであり、例えば、GTIN(Global Trade Item Number)コードまたはJANコードであり得る。
データベース部200は、例えば、在庫データをさらに格納するようにしてもよい。在庫データは、例えば、薬局の現在の在庫量および適正在庫量を示す情報を含む。現在の在庫量は、例えば、初期在庫量と、調剤データと、発注データとに基づいて算出され得る。例えば、調剤データによって出庫量が分かり、在庫データによって入庫量が分かることから、初期在庫量と、入庫量および出庫量との関係を累積的に計算することにより、現在の在庫量が算出される。これにより、頻繁な在庫チェックを行う必要がなくなり、在庫管理の手間が削減されることになる。もちろん、現在の在庫量は、実際の在庫チェックの結果であってもよい。適正在庫量は、医薬品毎に設定される値であり、各薬局によって設定されることができる。
図3Aは、データベース部200に格納される調剤データのデータ構成の一例を示す。図3Aでは、調剤毎に生成される調剤データ310の一例を示す。
例えば、レセプトコンピュータシステムが、調剤毎にID(図3Aに示される例では、8ze2g4、ixd6f3、v89smz等)を付与してデータ310を生成する。例えば、レセプトコンピュータシステムは、入力されたレセプトデータを構文解析することにより、調剤データ310を生成することができる。生成された調剤データ310は、データベース部200に送られ、調剤毎に格納される。各調剤データ310は、例えば、調剤日時、薬局ID、医薬品ID、患者ID、調剤量の項目を含む。
図3Bは、データベース部200に格納される調剤データのデータ構成の別の一例を示す。図3Bでは、図3Aに示される調剤データ310を薬局毎にかつ医薬品毎に集約したデータ320を示す。
図3Bに示される例では、薬局ID:5DJ1の薬局の調剤データ310、薬局ID:J7F5の薬局の調剤データ310、薬局ID:E1XHの薬局の調剤データ310が集約されている。調剤量小計は、その薬局でその日に調剤された特定の医薬品の合計調剤量を表している。
上述したデータの例は一例であり、データベース部200は、他の任意のデータを格納し得る。
図2Aおよび図2Bに示される例では、データベース部200は、コンピュータシステム100の外部に設けられているが、本発明はこれに限定されない。データベース部200の少なくとも一部をコンピュータシステム100の内部に設けることも可能である。このとき、データベース部200の少なくとも一部は、メモリ部130を実装する記憶手段と同一の記憶手段によって実装されてもよいし、メモリ部130を実装する記憶手段とは別の記憶手段によって実装されてもよい。いずれにせよ、データベース部200の少なくとも一部は、コンピュータシステム100のための格納部として構成される。データベース部200の構成は、特定のハードウェア構成に限定されない。例えば、データベース部200は、単一のハードウェア部品で構成されてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されてもよい。例えば、データベース部200は、コンピュータシステム100の外付けハードディスク装置として構成されてもよいし、ネットワークを介して接続されるクラウド上のストレージとして構成されてもよい。
例えば、コンピュータシステム100がデータベース部200から調剤データを受信する代わりに、コンピュータシステム100は、レセプトコンピュータシステム(図示せず)にインターフェース部110を介して接続され、レセプトコンピュータシステムから直接調剤データを受信することも本発明の範囲内である。
図4Aは、プロセッサ部120の構成の一例を示す。
プロセッサ部120は、取得手段121と、予測手段122とを備える。
取得手段121は、薬局に関するデータを取得するように構成されている。薬局に関するデータは、例えば、調剤データを含む。調剤データは、例えば、どの薬局が、どの患者に対して、いつ、何の医薬品を、どのくらい調剤したかのデータを含む。調剤データは、例えば、図3Aを参照して上述したようなデータ構成または図3Bを参照して上述したようなデータ構成を有し得る。
取得手段121は、例えば、薬局に関するデータに付与されるタイムスタンプまたは調剤データ内の調剤日時を用いてフィルタリングし、過去の所定日時または所定期間内の薬局に関するデータのみを取得するようにしてもよい。例えば、取得手段121は、調剤日前1週間〜1年間の薬局に関するデータ、例えば、調剤日前14日間の薬局に関するデータ、調剤日前30日間の薬局に関するデータ、調剤日前60日間の薬局に関するデータ、調剤日前90日間の薬局に関するデータ、または、調剤日前180日間の薬局に関するデータのみを取得することができる。例えば、取得手段121は、調剤日4日前〜1週間の薬局に関するデータ、例えば、調剤日4日前〜14日前の間の薬局に関するデータ、調剤日4日前〜30日前の間の薬局に関するデータ、調剤日4日前〜60日前の間の薬局に関するデータ、調剤日4日前〜90日前の間の薬局に関するデータ、または、調剤日4日前〜180日前の間の薬局に関するデータのみを取得することができる。例えば、取得手段121は、調剤日前90日間の薬局に関するデータ、または、調剤日4日前〜90日前の間の薬局に関するデータを取得することが好ましい。90日が医薬品を処方可能な最大日数であり、90日前までが調剤の傾向を最もよく反映しており、90日前までの薬局に関するデータを学習に用いることにより、後述する予測手段122による予測の精度が、向上するからである。
取得手段121は、例えば、データベース部200に格納されている薬局に関するデータを通信インターフェース部110を介して取得するようにしてもよい。あるいは、取得手段121は、通信インターフェース部110を介して薬局端末装置300または付随するレセプトコンピュータシステムから受信された薬局に関するデータを取得するようにしてもよい。取得された薬局に関するデータは、決定手段122に渡される。
取得手段121はさらに、発注データを取得するように構成され得る。発注データは、発注毎に生成されるデータである。取得手段121はさらに、調剤薬局の在庫を示す情報を含む在庫データを取得するように構成され得る。在庫データは、例えば、在庫をチェックする毎に生成され得るデータであってもよいし、例えば、初期在庫量と、調剤データと、発注データとに基づいて算出されるデータであってもよい。取得手段121は、例えば、発注データまたは在庫データ内の日時の情報を用いてフィルタリングし、特定の日時または期間の発注データまたは在庫データのみを取得するようにしてもよい。これにより、医薬品を発注しようとする日現在の在庫データのみを扱うことができるようになり、後続の処理負荷が軽減される。
取得手段121は、例えば、データベース部200に格納されている発注データおよび/または在庫データを通信インターフェース部110を介して取得するようにしてもよい。取得された発注データおよび在庫データは、後の処理のために変換手段123に渡され得る。
予測手段122は、例えば、取得手段121が取得した薬局に関するデータに基づいて、薬局における医薬品の調剤量を予測するように構成されている。
一実施形態において、予測手段122は、例えば、機械学習を用いて、薬局における医薬品の調剤量を予測することができる。予測手段122は、例えば、線形回帰モデルを利用した機械学習によって薬局における医薬品の調剤量を予測するようにしてもよい。線形回帰モデルは、取得手段121によって取得されたデータを使用して予め学習処理がなされた学習済みモデルである。線形回帰モデルは、各医薬品について定義され得る。
例えば、医薬品iの線形回帰モデルyは、
=w+w+・・・+w+α
で表される。取得手段121によって取得されたデータに基づく学習処理では、例えば、薬局に関するデータのうちの調剤日の月、調剤日の曜日、調剤日に関する休日フラグを説明変数xとし、薬局に関するデータのうちの調剤量小計を目的変数yとして、係数wを決定することにより、学習済モデルが構築される。例えば、或る調剤日の月、曜日、休日フラグを説明変数xとし、その調剤日の翌日の調剤量小計を目的変数yとして、構築された学習済モデルは、翌日の調剤量を予測することが可能な学習済モデルとなる。例えば、或る調剤日の月、曜日、休日フラグを説明変数xとし、その調剤日の翌々日の調剤量小計を目的変数yとして、構築された学習済モデルは、翌々日の調剤量を予測することが可能な学習済モデルとなる。このように、調剤量を予測したい将来の日に応じて、学習に用いる調剤量小計を変えることにより、所望の将来の日の調剤量を予測することが可能な学習済モデルを構築することができる。このとき、特定の薬局から取得された薬局に関するデータを用いて、その薬局特有の学習済モデル(専用学習済モデル)を構築するようにしてもよいし、不特定の薬局から取得された薬局に関するデータを用いて、一般的な学習済モデル(汎用学習済モデル)を構築するようにしてもよい。例えば、学習処理では、薬局に関するデータに対して前処理を施したうえで、前処理を施された薬局に関するデータを用いて学習済みモデルを構築するようにしてもよい。前処理として、任意の処理を行うことができる。例えば、休日フラグの有無に基づいて、目的変数に用いられる調剤量小計を増減させるようにしてもよい。これにより、例えば、月末や年末等の時期的な要因で薬剤の需要および必要在庫量が特異的に変動することに対応した、より精緻な予測が可能になり得る。
例えば、翌日の調剤量を予測することが可能な学習済の線形回帰モデルの説明変数に、運用段階で得られたその日の薬局に関するデータを入力すると、翌日の予測調剤量が出力され得る。例えば、翌々日の調剤量を予測することが可能な学習済の線形回帰モデルの説明変数に、運用段階で得られたその日の薬局に関するデータを入力すると、翌々日の予測調剤量が出力され得る。
予測手段122は、例えば、ニューラルネットワークを利用した機械学習によって薬局における医薬品の調剤量を予測するようにしてもよい。ニューラルネットワークは、各医薬品について定義され得る。
図5は、予測手段122が利用し得るニューラルネットワーク1220の構造の一例を示す。
ニューラルネットワーク1220は、入力層と、少なくとも1つの隠れ層と、出力層とを有する。ニューラルネットワーク1220の入力層のノード数は、入力されるデータの次元数に対応する。ニューラルネットワーク300の隠れ層は、任意の数のノードを含むことができる。ニューラルネットワーク1220の出力層のノード数は、出力されるデータの次元数に対応する。例えば、医薬品の翌日の調剤量を予測する場合、出力層のノード数は1となる。例えば、医薬品の翌日の調剤量、2日後の調剤量、3日後の調剤量を予測する場合、出力層のノード数は3となる。
ニューラルネットワーク1220は、取得手段121が取得したデータを使用して予め学習処理がなされ得る。学習処理は、取得手段121が取得したデータを使用して、ニューラルネットワーク1220の隠れ層の各ノードの重み係数を計算する処理である。学習処理では、例えば、薬局に関するデータ(例えば、医薬品を調剤した日の月、医薬品を調剤した日の曜日、医薬品を調剤した日の翌週休日フラグ、医薬品を調剤した日の前週休日フラグ、医薬品を調剤した日の当日休日フラグ、医薬品を調剤した日の翌日休日フラグ、医薬品を調剤した日の調剤量小計等)を入力用教師データとし、その翌日の調剤量小計を出力用教師データとして、所定期間内(例えば、90日間、または4日前〜90日前までの87日間等)の複数のデータを使用してニューラルネットワーク1220の隠れ層の各ノードの重み係数を計算することにより、翌日の調剤量を予測することが可能な学習済モデルを構築することができる。学習処理では、例えば、医薬品を調剤した日の薬局に関するデータを入力用教師データとし、その翌日の調剤量小計と、2日後の調剤量小計と、3日後の調剤量小計とを出力用教師データとして、所定期間内の複数のデータを使用してニューラルネットワーク1220の隠れ層の各ノードの重み係数を計算することにより、翌日、2日後、および3日後の調剤量をそれぞれ予測することが可能な学習済モデルを構築することができる。このとき、特定の薬局から取得された薬局に関するデータを用いて、その薬局特有の学習済モデル(専用学習済モデル)を構築するようにしてもよいし、不特定の薬局から取得された薬局に関するデータを用いて、一般的な学習済モデル(汎用学習済モデル)を構築するようにしてもよい。
例えば、医薬品ID:622144801で表されるロサルタンカリウム錠25mg「アメル」について、図3Bに示されるデータを用いて、翌日の調剤量を予測することが可能な学習済モデルを構築する場合、薬局ID:5DJ1で表される薬局Aに特有の学習済モデルを構築するための(入力用教師データ,出力用教師データ)の組は、(2019年9月10日の薬局Aに関するデータ,2019年9月11日の薬局Aでの調剤量小計)、(2019年9月9日の薬局Aに関するデータ,2019年9月10日の薬局Aでの調剤量小計)、・・・(2019年6月12日の薬局Aに関するデータ,2019年6月13日の薬局Aでの調剤量小計)等であり得る。また、この場合、一般的な学習済モデルを構築するための(入力用教師データ,出力用教師データ)の組は、(2019年9月10日の薬局Aに関するデータ,2019年9月11日の薬局Aでの調剤量小計)、(2019年9月10日の薬局Bに関するデータ,2019年9月11日の薬局Bでの調剤量小計)、・・・(2019年9月9日の薬局Aに関するデータ,2019年9月10日の調剤量小計)、(2019年9月9日の薬局Bに関するデータ,2019年9月10日の薬局Bでの調剤量小計)、・・・(2019年6月12日の薬局Aに関するデータ,2019年6月13日の薬局Aでの調剤量小計)、(2019年6月12日の薬局Bに関するデータ,2019年6月13日の薬局Bでの調剤量小計)、・・・等であり得る。
例えば、医薬品ID:622144801で表されるロサルタンカリウム錠25mg「アメル」について、図3Bに示されるデータを用いて、翌日、2日後、および3日後の調剤量を予測することが可能な学習済モデルを構築する場合、薬局ID:5DJ1で表される薬局Aに特有の学習済モデルを構築するための[入力用教師データ,出力用教師データ]の組は、[2019年9月8日の薬局Aに関するデータ,(2019年9月9日の薬局Aでの調剤量小計、2019年9月10日の薬局Aでの調剤量小計、2019年9月11日の薬局Aでの調剤量小計)]、[2019年9月7日の薬局Aに関するデータ,(2019年9月8日の薬局Aでの調剤量小計、2019年9月9日の薬局Aでの調剤量小計、2019年9月10日の薬局Aでの調剤量小計)]、・・・[2019年6月10日の薬局Aに関するデータ,(2019年6月11日の薬局Aでの調剤量小計、2019年6月12日の薬局Aでの調剤量小計、2019年6月13日の薬局Aでの調剤量小計)]等であり得る。また、この場合、一般的な学習済モデルを構築するための[入力用教師データ,出力用教師データ]の組は、[2019年9月8日の薬局Aに関するデータ,(2019年9月9日の薬局Aでの調剤量小計、2019年9月10日の薬局Aでの調剤量小計、2019年9月11日の薬局Aでの調剤量小計)]、[2019年9月8日の薬局Bに関するデータ,(2019年9月9日の薬局Aでの調剤量小計、2019年9月10日の薬局Bでの調剤量小計、2019年9月11日の薬局Bでの調剤量小計)]、・・・[2019年9月7日の薬局Aに関するデータ,(2019年9月8日の薬局Aでの調剤量小計、2019年9月9日の薬局Aでの調剤量小計、2019年9月10日の薬局Aでの調剤量小計)]、[2019年9月7日の薬局Bに関するデータ,(2019年9月8日の薬局Bでの調剤量小計、2019年9月9日の薬局Bでの調剤量小計、2019年9月10日の薬局Bでの調剤量小計)]、・・・[2019年6月10日の薬局Aに関するデータ,(2019年6月11日の薬局Aでの調剤量小計、2019年6月12日の薬局Aでの調剤量小計、2019年6月13日の薬局Aでの調剤量小計)]、[2019年6月10日の薬局Bに関するデータ,(2019年6月11日の薬局Bでの調剤量小計、2019年6月12日の薬局Bでの調剤量小計、2019年6月13日の薬局Bでの調剤量小計)]、・・・等であり得る。
例えば、翌日の調剤量を予測することが可能な学習済のニューラルネットワーク1220の入力層に、運用段階で得られたその日の薬局に関するデータを入力すると、出力層に翌日の調剤量が出力され得る。例えば、翌日、2日後、および3日後の調剤量を予測することが可能な学習済のニューラルネットワーク1220の入力層に、運用段階で得られたその日の薬局に関するデータを入力すると、出力層に翌日の調剤量、2日後の調剤量、3日後の調剤量が出力され得る。
例えば、「医薬品を調剤した日の月」を入力データに用いることにより、季節を考慮して医薬品の調剤量を予測するようになる。季節を考慮することは、例えば、季節性の病気に効く医薬品の調剤量を予測する際に特に有用である。季節性の病気に効く医薬品は、季節によって必要とする患者の数が変動するからである。例えば、「医薬品を調剤した日の曜日」を入力データに用いることにより、患者の行動を考慮して医薬品の調剤量を予測するようになる。概して、週明けの月曜日等の休日明けは、薬局の患者数が増える傾向がある。このような、曜日に関連した患者の行動を考慮に入れることにより、予測の精度を向上させることができる。例えば、「休日フラグ」を入力データに用いることにより、薬局の休業日を考慮して医薬品の調剤量を予測するようになる。薬局の休業日には調剤量がゼロになるため、そのような調剤量がゼロになる特異日を考慮に入れることにより、予測の精度を向上させることができる。例えば、「休日フラグ」のうち「翌週休日フラグ」を入力データに用いることにより、上述した薬局の休業日に加えて、患者の変則的な行動を考慮して医薬品の調剤量を予測するようになる。例えば、定期的な調剤を受けている患者は、1週間後が祝日等により休日となる場合には、医薬品がまだ残っているにもかかわらず調剤を受けることがある。このような患者の変則的な行動までも考慮に入れることができるため、予測の精度を向上させることができる。例えば、「休日フラグ」のうち「前日休日フラグ」を入力データに用いることにより、上述した薬局の休業日に加えて、患者の行動を考慮して医薬品の調剤量を予測するようになる。上述したように、休日明けは、薬局の患者数が増える傾向があるため、休日に関連した患者の行動を考慮に入れることにより、予測の精度を向上させることができる。
学習に用いられる薬局に関するデータをコンピュータシステム100が取得するタイミングは問わない。例えば、コンピュータシステム100は、定期的(例えば、1日毎、7日毎、14日毎、30日毎、90日毎、180日毎等)に薬局に関するデータを薬局端末装置300から取得するようにしてもよいし、不定期に(例えば、薬局において医薬品が調剤され、レセプトのデータが薬局端末装置300によって生成されたとき)に薬局に関するデータを薬局端末装置300から取得するようにしてもよい。例えば、コンピュータシステム100は、一度学習処理が完了した後は、学習に用いられる薬局に関するデータを取得しないようにしてもよいし、学習済モデルの更新のために、学習に用いられる薬局に関するデータを取得し続けるようにしてもよい。
予測手段122によって予測された調剤量は、インターフェース部110を介して、コンピュータシステム100の外部に出力される。一例において、予測手段122によって予測された調剤量は、インターフェース部110を介して、薬局端末装置300に送信され、薬局端末装置300の出力部(例えば、表示画面)に表示されることができる。例えば、予測された調剤量は、図1の画面10の予測調剤量表示欄14に表示され得る。これにより、発注者は、医薬品を発注する際に将来の予測調剤量を考慮することができ、発注の精度が向上する。
図4Bは、プロセッサ部120の代替実施形態であるプロセッサ部120’の構成の一例を示す。図4Bでは、図4Aに示される要素と同一の要素に同じ参照番号を付し、ここでは説明を省略する。図4Bに示されるプロセッサ部120’は、図4Aに示される構成に加えて、第2の予測手段123を備えている構成である。
第2の予測手段123は、取得手段121によって取得された在庫データと、予測手段122によって予測された調剤量とに基づいて、医薬品を発注すべき量の推奨値を予測する。第2の予測手段123は、例えば、在庫データが示す現在の在庫量と、適正在庫量と、予測された調剤量とに基づいて、医薬品を発注すべき量の推奨値を予測することができる。適正在庫量は、医薬品毎に設定される値であり、各薬局によって設定されることができる。
第2の予測手段123は、例えば、予測された調剤量を現在の在庫量から減算した値と、適正在庫量とを比較し、予測された調剤量を現在の在庫量から減算した値が、適正在庫量を下回る場合に、医薬品を発注すべき量の推奨値を予測するように構成され得る。予測された調剤量を現在の在庫量から減算した値が適正在庫量を下回る場合には、将来の医薬品の調剤により、適正在庫量を下回ることが想定されるからである。
第2の予測手段123は、例えば、現在の在庫量と、適正在庫量と、予測された調剤量とを用いて、発注すべき量の推奨値を予測することができる。例えば、発注すべき量の推奨値Eは、現在の在庫量Sと、適正在庫量Sと、予測された調剤量Sを用いて、
E=S+(S−S)+α
と表され得る。ここで、αは、適正在庫量に対してどれだけ余裕を持つかの指標であり、医薬品毎に各薬局によって設定され得る値である。
第2の予測手段123によって予測された推奨値は、インターフェース部110を介して、コンピュータシステム100の外部に出力される。一例において、第2の予測手段123によって予測された推奨値は、インターフェース部110を介して、薬局端末装置300に送信され、薬局端末装置300の出力部(例えば、表示画面)に表示されることができる。例えば、予測された推奨値は、図1の画面10の数量入力欄16にデフォルトで表示され得る。このとき、例えば、推奨値を発注単位に変換して表示するようにしてもよい。発注者は、デフォルトで表示された推奨値を承諾するだけで、簡単に発注を行うことができ、発注業務に要する時間を削減することができるようになる。
なお、上述したコンピュータシステム100の各構成要素は、単一のハードウェア部品で構成されていてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されていてもよい。複数のハードウェア部品で構成される場合は、各ハードウェア部品が接続される態様は問わない。各ハードウェア部品は、無線で接続されてもよいし、有線で接続されてもよい。本発明のコンピュータシステム100は、特定のハードウェア構成には限定されない。プロセッサ部120、120’をデジタル回路ではなくアナログ回路によって構成することも本発明の範囲内である。本発明のコンピュータシステム100の構成は、その機能を実現できる限りにおいて上述したものに限定されない。
3.医薬品の調剤量を予測するためのコンピュータシステムの処理
図6は、医薬品の調剤量を予測するためのコンピュータシステム100における処理の一例を示す。処理600は、コンピュータシステム100のプロセッサ部120において実行される。以下では、薬局Aで調剤され得る医薬品aの調剤量を予測する場合を例に説明する。
ステップS601では、プロセッサ部120の取得手段121が、薬局Aに関するデータを取得する。薬局Aに関するデータは、例えば、薬局Aでの医薬品aの調剤に関する調剤データ、例えば、薬局Aにおいて、予測処理を行う日に、医薬品aが、どのくらい調剤されたかのデータを含む。薬局Aに関するデータは、例えば、予測処理を行う日(医薬品aを調剤した日)の月、医薬品aを調剤した日の曜日、医薬品aを調剤した日の翌週休日フラグ、医薬品aを調剤した日の前週休日フラグ、医薬品aを調剤した日の当日休日フラグ、医薬品aを調剤した日の翌日休日フラグ、医薬品aを調剤した日の調剤量小計等を含み得るがこれらに限定されない。
取得手段121は、例えば、薬局に関するデータに付与されるタイムスタンプまたは調剤データ内の調剤日時を用いてフィルタリングし、予測処理を行う日の薬局Aに関するデータを取得することができる。取得手段121は、例えば、データベース部200に格納されている薬局Aに関するデータを通信インターフェース部110を介して取得するようにしてもよい。あるいは、取得手段121は、通信インターフェース部110を介して薬局Aの薬局端末装置300または付随するレセプトコンピュータシステムから受信された薬局Aに関するデータを取得するようにしてもよい。取得された薬局Aに関するデータは、予測手段122に渡される。
ステップS602では、プロセッサ部120の予測手段122が、ステップS601で取得された薬局Aに関するデータに基づいて、医薬品aの調剤量を予測する。
予測手段122は、例えば、機械学習によって薬局における医薬品aの調剤量を予測する。利用される学習済モデルは、薬局に関するデータに基づいて学習処理がなされたモデルであり得る。学習済モデルは、薬局Aに対して個別に構築された専用学習済モデルであってもよいし、複数の薬局全体のために構築された汎用学習済モデルであってもよい。専用学習済モデルは、その薬局に関するデータに基づいて学習処理を施されているので、その薬局に特化した予測をすることができ、概して、精度は、汎用学習済モデルよりも高い。
機械学習は、例えば、線形回帰モデルを利用した機械学習であってもよいし、ニューラルネットワークを利用した機械学習であってもよい。例えば、機械学習によって構築された学習済モデルに、ステップS601で取得された薬局Aに関するデータを入力すると、医薬品aの調剤量が出力され得る。例えば、翌日の調剤量を予測するように構築された学習済モデルの出力は、医薬品aの翌日の調剤量となり、翌日、2日後、3日後の調剤量を予測するように構築された学習済モデルの出力は、医薬品aの翌日の調剤量、医薬品aの2日後の調剤量、および医薬品aの3日後の調剤量となる。
予測手段121は、例えば、機械学習に代えて、任意の統計分析、例えば、回帰分析によって薬局Aにおける医薬品の調剤量を予測することができる。
医薬品aの調剤量が予測されると、ステップS603では、プロセッサ部120が、医薬品aの調剤量をインターフェース部110に渡し、インターフェース部110の出力部を介して、医薬品aの調剤量を出力する。
一例において、予測手段122によって予測された調剤量は、インターフェース部110を介して、薬局端末装置300に送信され、薬局端末装置300の出力部(例えば、表示画面)に表示されることができる。
複数の医薬品のそれぞれについて、ステップS601〜ステップS603を繰り返すことにより、複数の医薬品のそれぞれについての予測調剤量を出力することができる。これにより、例えば、複数の医薬品の予測調剤量を考慮して、発注すべき医薬品を決定することができるようになる。
ステップS601〜ステップS603を行った後に、後述する学習処理と同様の処理を行うことにより、学習モデルを更新するようにしてもよい。これにより、学習モデルが薬局の状態の経時的変化に対応するように調節され、予測の精度を向上させることができる。
上述した処理600の各ステップS601〜ステップS603が行われるタイミングは問わない。例えば、コンピュータシステム100が薬局端末装置300から予測調剤量のリクエストを受信したことに応答して、ステップS601〜ステップS603を行うようにすることができる。例えば、定期的(例えば、1時間、12時間、1日、1週間、1月、3月、6月、1年等)または不定期(例えば、薬局において医薬品が調剤され、レセプトのデータが薬局端末装置300に入力されたとき)にステップS601が行われることにより、コンピュータシステム100の取得手段121が薬局に関するデータを取得しておき、コンピュータシステム100が薬局端末装置300から予測調剤量のリクエストを受信したことに応答して、そのときに取得してある薬局に関するデータを用いて、ステップS602およびステップS603を行うようにすることができる。例えば、定期的(例えば、1時間、12時間、1日、1週間、1月、3月、6月、1年等)または不定期(例えば、薬局において医薬品が調剤され、レセプトのデータが薬局端末装置300に入力されたとき)にステップS601〜ステップS602が行われることにより、コンピュータシステム100の予測手段122が医薬品の調剤量を予測しておき、薬局端末装置300から予測調剤量のリクエストを受信したことに応答して、そのときに予測してある医薬品の調剤量を出力するように、ステップS603を行うようにすることができる。
図7は、医薬品の調剤量を予測するためのコンピュータシステム100における処理の一例を示す。処理700は、コンピュータシステム100のプロセッサ部120において実行される。処理700は、医薬品を発注すべき量の推奨値を予測して出力するための処理である。以下では、薬局Aで調剤され得る医薬品aの発注すべき量の推奨値を予測して出力する場合を例に説明する。
ステップS701では、プロセッサ部120の取得手段121が、薬局Aに関するデータを取得する。ステップS701は、ステップS601と同様の処理であるため、ここでは説明を省略する。
ステップS702では、プロセッサ部120の取得手段121が、薬局Aの医薬品aの在庫データを取得する。在庫データは、例えば、在庫をチェックする毎に生成され得るデータであってもよいし、例えば、初期在庫量と、調剤データと、発注データとに基づいて算出されるデータであってもよい。
取得手段121は、例えば、在庫データ内の日時の情報を用いてフィルタリングし、予測処理を行う日の在庫データのみを取得するようにしてもよい。取得手段121は、例えば、データベース部200に格納されている在庫データを通信インターフェース部110を介して取得するようにしてもよい。あるいは、取得手段121は、通信インターフェース部110を介して薬局Aの薬局端末装置300から受信された在庫データを取得するようにしてもよい。取得された在庫データは、第2の予測手段123に渡される。
ステップS703では、プロセッサ部120の予測手段122が、ステップS701で取得された薬局Aに関するデータに基づいて、医薬品aの調剤量を予測する。ステップS703は、ステップS602と同様の処理であるため、ここでは説明を省略する。
ステップS704では、プロセッサ部120の第2の予測手段123が、ステップS703で予測された調剤量と、ステップS702で取得された在庫データとに基づいて、医薬品aを発注すべき量の推奨値を予測する。第2の予測手段123は、例えば、在庫データが示す医薬品aの現在の在庫量と、医薬品aの適正在庫量と、ステップS703で予測された調剤量とに基づいて、医薬品aを発注すべき量の推奨値を予測することができる。適正在庫量は、医薬品毎に設定される値であり、各薬局によって設定されることができる。
ステップS704では、例えば、第2の予測手段123が、予測された調剤量を医薬品aの現在の在庫量から減算した値と、医薬品aの適正在庫量とを比較し、予測された調剤量を医薬品aの現在の在庫量から減算した値が、医薬品aの適正在庫量を下回る場合に、医薬品aを発注すべき量の推奨値を予測するようにしてもよい。予測された調剤量を医薬品aの現在の在庫量から減算した値が医薬品aの適正在庫量以上である場合には、そもそも医薬品aを発注する必要がないと考えられるため、第2の予測手段123は、医薬品aを発注すべき量の推奨値を予測しなくてもよいが、それでもなお医薬品aを発注すべき量の推奨値を予測するようにしてもよい。
例えば、医薬品aの発注すべき量の推奨値Eは、医薬品aの現在の在庫量S1aと、医薬品aの適正在庫量S0aと、医薬品aの予測された調剤量SEaを用いて、
=SEa+(S0a−S1a)+α
と表され得る。ここで、αは、医薬品aの適正在庫量に対してどれだけ余裕を持つかの指標であり、各薬局によって設定され得る値である。
医薬品aを発注すべき量の推奨値が予測されると、ステップS705では、プロセッサ部120が、医薬品aを発注すべき量の推奨値をインターフェース部110に渡し、インターフェース部110の出力部を介して、医薬品aを発注すべき量の推奨値を出力する。
一例において、第2の予測手段123によって予測された推奨値は、インターフェース部110を介して、薬局端末装置300に送信され、薬局端末装置300の出力部(例えば、表示画面)に表示されることができる。
複数の医薬品のそれぞれについて、ステップS701〜ステップS705を繰り返すことにより、複数の医薬品のそれぞれについての発注すべき量の推奨値を出力することができる。これにより、例えば、複数の医薬品の発注すべき量の推奨値を考慮して、発注すべき医薬品の発注量を決定することができるようになる。
上述した処理700の各ステップS701〜ステップS705が行われるタイミングは問わない。任意のタイミングで各ステップS701〜ステップS605を行うことができる。
図8は、医薬品の調剤量を予測するためのコンピュータシステム100における処理の一例を示す。処理800は、医薬品の調剤量を予測するために用いられるモデルを構築するための処理であり、コンピュータシステム100のプロセッサ部120において実行される。
ステップS801では、プロセッサ部120の取得手段121が、薬局に関するデータを取得する。薬局に関するデータは、例えば、調剤データを含む。調剤データは、例えば、どの薬局が、どの患者に対して、いつ、何の医薬品を、どのくらい調剤したかのデータを含む。調剤データは、例えば、図3Aを参照して上述したようなデータ構成を有するデータであってもよいし、図3Bを参照して上述したようなデータ構成を有するデータであってもよい。図3Aを参照して上述したようなデータである場合には、プロセッサ部120は、図3Bを参照して上述したような薬局毎にかつ医薬品毎に集約したデータとなるように、取得された薬局に関するデータに前処理を施すことができる。
薬局に関するデータは、例えば、医薬品を調剤した日の月、医薬品を調剤した日の曜日、医薬品を調剤した日の翌週休日フラグ、医薬品を調剤した日の前週休日フラグ、医薬品を調剤した日の当日休日フラグ、医薬品を調剤した日の翌日休日フラグ、医薬品を調剤した日の調剤量小計等を含み得るがこれらに限定されない。
取得手段121は、例えば、薬局に関するデータに付与されるタイムスタンプまたは調剤データ内の調剤日時を用いてフィルタリングし、過去の所定日時または所定期間内の薬局に関するデータのみを取得するようにしてもよい。例えば、取得手段121は、調剤日前1週間〜1年間の薬局に関するデータ、例えば、調剤日前14日間の薬局に関するデータ、調剤日前30日間の薬局に関するデータ、調剤日前60日間の薬局に関するデータ、調剤日前90日間の薬局に関するデータ、または、調剤日前180日間の薬局に関するデータのみを取得することができる。例えば、取得手段121は、調剤日4日前〜1週間の薬局に関するデータ、例えば、調剤日4日前〜14日前の間の薬局に関するデータ、調剤日4日前〜30日前の間の薬局に関するデータ、調剤日4日前〜60日前の間の薬局に関するデータ、調剤日4日前〜90日前の間の薬局に関するデータ、または、調剤日4日前〜180日前の間の薬局に関するデータのみを取得することができる。例えば、取得手段121は、調剤日前90日間の薬局に関するデータ、または、調剤日4日前〜90日前の間の薬局に関するデータを取得することが好ましい。90日が医薬品を処方可能な最大日数であり、90日前までが調剤の傾向を最もよく反映しており、90日前までの薬局に関するデータをステップS802で用いることにより、構築されるモデルによる予測の精度が、向上するからである。
取得手段121は、例えば、データベース部200に格納されている薬局に関するデータを通信インターフェース部110を介して取得するようにしてもよい。あるいは、取得手段121は、通信インターフェース部110を介して薬局端末装置300または付随するレセプトコンピュータシステムから受信された薬局に関するデータを取得するようにしてもよい。
取得手段121は、例えば、専用学習済モデルを構築する場合には、特定の薬局に関するデータのみを取得するようにしてもよいし、汎用学習済モデルを構築する場合には、複数の薬局に関するデータを取得するようにしてもよい。取得された薬局に関するデータは、決定手段122に渡される。
ステップS802では、プロセッサ部120が、ステップS801で取得された薬局に関するデータを教師データとして学習する。これにより、医薬品の調剤量を予測するために用いられるモデル(学習済モデル)が構築される。
例えば、線形回帰モデルを利用して学習済モデルを構築する場合、例えば、医薬品iの線形回帰モデルyは、
=w+w+・・・+w+α
で表される。ステップS802では、プロセッサ部120は、例えば、ステップS801で取得された薬局に関するデータのうちの調剤日の月、調剤日の曜日、調剤日の翌週休日フラグ、調剤日の前週休日フラグ、調剤日の当日休日フラグ、調剤日の翌日休日フラグのうちの少なくとも1つを説明変数xとし、薬局に関するデータのうちの調剤量小計を目的変数yとして、係数wを決定することにより、学習済モデルを構築することができる。例えば、目的変数yとして、調剤日の翌日の調剤量小計を用いると、構築された学習済モデルは、翌日の調剤量を予測することが可能な学習済モデルとなる。例えば、目的変数yとして、調剤日の2日後の調剤量小計を用いると、構築された学習済モデルは、翌々日の調剤量を予測することが可能な学習済モデルとなる。このように、調剤量を予測したい将来の日に応じて、学習に用いる調剤量小計を変えることにより、所望の将来の日の調剤量を予測することが可能な学習済モデルを構築することができる。
例えば、ニューラルネットワークを利用して学習済モデルを構築する場合、ステップS802では、プロセッサ部120は、ステップS801で取得された薬局に関するデータのうちの調剤日の月、調剤日の曜日、調剤日の翌週休日フラグ、調剤日の前週休日フラグ、調剤日の当日休日フラグ、調剤日の翌日休日フラグ、医調剤日の調剤量小計のうちの少なくとも1つを入力用教師データとし、薬局に関するデータのうちの特定の日の調剤量小計を出力用教師データとして、ニューラルネットワークの隠れ層の各ノードの重み係数を計算することにより、学習済モデルを構築することができる。例えば、出力用教師データとして、調剤日の翌日の調剤量小計を用いると、構築された学習済モデルは、翌日の調剤量を予測することが可能な学習済モデルとなる。例えば、出力用教師データとして、調剤日の翌日の調剤量小計、2日後の調剤量小計、および3日後の調剤量小計を用いると、構築された学習済モデルは、翌日、2日後、および3日後の調剤量を予測することが可能な学習済モデルとなる。このように、調剤量を予測したい将来の日に応じて、学習に用いる調剤量小計を変えることにより、所望の将来の日の調剤量を予測することが可能な学習済モデルを構築することができる。
例えば、「医薬品を調剤した日の月」を入力データに用いることにより、季節を考慮して医薬品の調剤量を予測するようになる。季節を考慮することは、例えば、季節性の病気に効く医薬品の調剤量を予測する際に特に有用である。季節性の病気に効く医薬品は、季節によって必要とする患者の数が変動するからである。例えば、「医薬品を調剤した日の曜日」を入力データに用いることにより、患者の行動を考慮して医薬品の調剤量を予測するようになる。概して、週明けの月曜日等の休日明けは、薬局の患者数が増える傾向がある。このような、曜日に関連した患者の行動を考慮に入れることにより、予測の精度を向上させることができる。例えば、「休日フラグ」を入力データに用いることにより、薬局の休業日を考慮して医薬品の調剤量を予測するようになる。薬局の休業日には調剤量がゼロになるため、そのような調剤量がゼロになる特異日を考慮に入れることにより、予測の精度を向上させることができる。例えば、「休日フラグ」のうち「翌週休日フラグ」を入力データに用いることにより、上述した薬局の休業日に加えて、患者の変則的な行動を考慮して医薬品の調剤量を予測するようになる。例えば、定期的な調剤を受けている患者は、1週間後が祝日等により休日となる場合には、医薬品がまだ残っているにもかかわらず調剤を受けることがある。このような患者の変則的な行動までも考慮に入れることができるため、予測の精度を向上させることができる。例えば、「休日フラグ」のうち「前日休日フラグ」を入力データに用いることにより、上述した薬局の休業日に加えて、患者の行動を考慮して医薬品の調剤量を予測するようになる。上述したように、休日明けは、薬局の患者数が増える傾向があるため、休日に関連した患者の行動を考慮に入れることにより、予測の精度を向上させることができる。
上述した例では、特定の順序で処理が行われることを説明したが、各処理の順序は説明されたものに限定されず、論理的に可能な任意の順序で行われ得る。
図6、図7を参照して上述した例では、図6、図7、図8に示される各ステップの処理は、プロセッサ部120とメモリ部130に格納されたプログラムとによって実現することが説明されたが、本発明はこれに限定されない。図6、図7、図8に示される各ステップの処理のうちの少なくとも1つは、制御回路などのハードウェア構成によって実現されてもよい。
上述した例では、コンピュータシステム100が、薬局端末装置300にネットワーク400を介して接続されるコンピュータ(例えば、サーバ装置)である場合を例に説明したが、本発明は、これに限定されない。コンピュータシステム100は、プロセッサ部を備える任意の情報処理装置であり得る。例えば、コンピュータシステム100は、薬局端末装置300であり得る。この場合、コンピュータシステム100が利用できるデータは、その薬局に関するデータに限られるため、コンピュータシステム100によって構築される学習済モデルは、その薬局特有の専用学習済モデルとなり得る。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。
本発明は、適切な医薬品の発注を支援することが可能な、医薬品の調剤量を予測するためのシステム等を提供するものとして有用である。
10 画面
100 コンピュータシステム
110 インターフェース部
120 プロセッサ部
130 メモリ部

Claims (17)

  1. 医薬品の調剤量を予測するためのコンピュータシステムであって、
    薬局に関するデータを取得する取得手段と、
    前記薬局に関するデータに基づいて、前記薬局における医薬品の将来の調剤量を予測する予測手段と、
    前記予測された調剤量を出力する出力手段と
    を備えるコンピュータシステム。
  2. 前記薬局に関するデータは、前記医薬品を調剤した日の月を含む、請求項1に記載のコンピュータシステム。
  3. 前記薬局に関するデータは、前記日の曜日をさらに含む、請求項2に記載のコンピュータシステム。
  4. 前記薬局に関するデータは、前記日の1週間後が休日であることを示す翌週休日フラグをさらに含む、請求項2または請求項3に記載のコンピュータシステム。
  5. 前記薬局に関するデータは、前記日の1週間前が休日であることを示す前週休日フラグ、前記日が休日であることを示す当日休日フラグ、前記日の翌日が休日であることを示す翌日休日フラグのうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項2〜4のいずれか一項に記載のコンピュータシステム。
  6. 前記薬局に関するデータは、前記日の1週間前が休日であることを示す前週休日フラグと、前記日が休日であることを示す当日休日フラグと、前記日の翌日が休日であることを示す翌日休日フラグとをさらに含む、請求項2〜4のいずれか一項に記載のコンピュータシステム。
  7. 前記予測手段は、学習済モデルを用いて前記薬局における医薬品の調剤量を予測し、前記学習済モデルは、前記薬局に関するデータに基づいて学習処理がなされたモデルである、請求項1〜6のいずれか一項に記載のシステム。
  8. 前記学習済モデルは、線形回帰モデルであり、
    前記予測手段は、前記薬局に関するデータを前記線形回帰モデルの説明変数に入力することにより、前記医薬品の将来の調剤量を得る、請求項7に記載のコンピュータシステム。
  9. 前記予測手段は、少なくとも1日後〜3日後の3日間の前記医薬品の調剤量を予測する、請求項1〜8のいずれか一項に記載のコンピュータシステム。
  10. 前記取得手段は、医薬品の在庫データをさらに取得し、
    前記コンピュータシステムは、前記予測された調剤量と、前記在庫データとに基づいて、前記医薬品を発注すべき量の推奨値を予測する第2の予測手段をさらに備え、
    前記出力手段は、前記予測された発注すべき量の推奨値を出力する、請求項1〜9のいずれか一項に記載のコンピュータシステム。
  11. 前記第2の予測手段は、
    前記医薬品の現在の在庫量から前記予測された調剤量を減算した値と、前記医薬品の適正在庫量とを比較することと、
    前記医薬品の現在の在庫量から前記予測された調剤量を減算した値が前記医薬品の適正在庫量を下回る場合に、前記医薬品を発注すべき量の推奨値を予測することと
    を行うように構成されている、請求項10に記載のコンピュータシステム。
  12. 医薬品の調剤量を予測するための方法であって、
    薬局に関するデータを取得することと、
    前記薬局に関するデータに基づいて、前記薬局における医薬品の将来の調剤量を予測することと、
    前記予測された調剤量を出力することと
    を含む方法。
  13. 医薬品の調剤量を予測するためのプログラムであって、前記プログラムは、プロセッサ部を備えるシステムにおいて実行され、前記プログラムは、
    薬局に関するデータを取得することと、
    前記薬局に関するデータに基づいて、前記薬局における医薬品の将来の調剤量を予測することと、
    前記予測された調剤量を出力することと
    を含む処理を前記プロセッサ部に実行させる、プログラム。
  14. 医薬品の調剤量を予測するために用いられるモデルを構築するためのコンピュータシステムであって、
    薬局に関するデータを取得する取得手段と、
    前記薬局に関するデータを教師データとして学習する学習手段と
    を備えるコンピュータシステム。
  15. 前記薬局に関するデータは、4日前〜90日前の期間内のデータを含む、請求項14に記載のコンピュータシステム。
  16. 医薬品の調剤量を予測するために用いられるモデルを構築するための方法であって、
    薬局に関するデータを取得することと、
    前記薬局に関するデータを教師データとして学習することと
    を含む方法。
  17. 医薬品の調剤量を予測するために用いられるモデルを構築するためのプログラムであって、前記プログラムは、プロセッサ部を備えるシステムにおいて実行され、前記プログラムは、
    薬局に関するデータを取得することと、
    前記薬局に関するデータを教師データとして学習することと
    を含む処理を前記プロセッサ部に実行させる、プログラム。
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