JP2021059919A - 継手部材 - Google Patents
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Description
上記弁体は無排水時において弁座に当接しており、下流側からの臭気や排水(流体等)、又は害虫の逆流を防いでいる。尚、上流側から排水が排出された際には、当該排水によって排水流路が一時的に開放され、下流側へと排水を排出する。一方、下流側より流体の逆流が生じた際には、弁体に対し、弁座に押し付けられる方向に応力が加わることによって、排水流路の閉塞が維持される。又、継手部材は点検口及び当該点検口を閉塞する閉塞部を有しており、当該閉塞部を取り外すことにより点検口から弁体の着脱や継手部材内部の清掃等を行うことが可能となっている。
ここで、弁体が逆流防止の機能を奏しても、当該止水部と当接部が水密に当接されていない場合、下流側の臭気や排水、害虫が上流側へと逆流してしまい、逆流防止装置としての機能を奏することができない恐れがある。従って、止水部と継手本体の当接部との水密な当接は継手部材の機能に大きく影響する。
端部に管体が接続される継手本体と、
継手本体の壁面に形成された点検口と、
点検口を閉塞する閉塞部と、
点検口より継手本体内に配置される挿入部を備え、
挿入部は外側面に止水部を有し、
止水部は継手本体の内側面において周方向に形成された当接面と水密に当接することを特徴とする継手部材である。
当接面に対し、継手本体の径方向外側に向けて応力を加えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の継手部材である。
上記継手部材1は上流側と下流側において、略垂直方向に延設された縦配管である管体100に対して接続されている。尚、図1においては、上流側及び下流側に接続された管体100を二点鎖線で記載している。
流入口21と流出口22は中心軸が合致する円筒状であって、接着により接続される管体100の外径とほぼ同径となる内径を有している。
点検口26は継手本体20の壁面に形成された円形の開口であって、開口端部において、内側に向けて凸部28が等間隔に4箇所形成されている。又、点検口26は蓋部30が取り付けられた際において、当該点検口26の段部27の内側面、即ち周方向に第一止水部60が当接するとともに、周方向に形成された内周面に第二止水部70が全周に亘り当接する。
収納室23は流入口21と流出口22の間に形成され、その側面は点検口26と連通している。又、収納室23はその壁面に当接面24とガイド部25を有している。
当接面24は収納室23の上流側端部の内側面において周方向に形成されており、図3に示すように、平面視円弧状であって、点検口26に向かうにつれて暫時幅広となるように傾斜している。
ガイド部25は当接面24の上面及び下面、即ち流入口21側及び流出口22側に形成された段状であって、図2に示すように、側面視において点検口26へ向かうにつれて上面と下面の間が暫時幅広となるように傾斜している。
図4に示すように、溝部31は蓋部30の外周において螺旋状に形成されており、溝部31内に凸部28が配置された状態で蓋部30を時計回りに回動させると、溝部31内を凸部28が摺動することによって、上記回転運動が蓋部30及び挿入部40を点検口26から収納室23へと挿入する方向への応力に変換される。又、溝部31の終端には凸部28と係合する突起が形成されており、適切な位置まで蓋部30が回動された際に凸部28が突起を乗り越えることで蓋部30の緩みを防ぐとともに、点検口26が閉塞されたことを触感により使用者に伝達する。
又、蓋部30は収納室23側の側面(図2に示す右方)において、挿入部40と係合する係合部32を備えている。係合部32は背面視円形であって、その端部において、係合部32の全周に亘り外側に向けて突出するフランジ部分を有しており、挿入部40の被係合部42と回動可能に連結されている。又、蓋部30は継手本体20に取り付けられた状態において、外部に露出する把持部33が形成されており、使用者は当該把持部33によって手動で蓋部30を回動させることが可能となっている。
環状部41は正面視円形であって、収納室23に向けて流路形成部43が突設されているとともに、点検口26の開口側に向けて被係合部42が突設されている。
被係合部42は端部において、上記係合部32と係合する爪部を有しており、係合部32と係合した状態において、蓋部30と挿入部40が相対回転可能となるよう部材を連結する。
流路形成部43は流入口21と流出口22を繋ぐ排水流路を形成する開口44が形成されており、当該開口44は挿入部40が収納室23内に配置された状態において、流入口21の直下に配置されている。又、開口44は内周面より中心軸Cに向けて支承部45が延設されているとともに、中央には固定部46が形成されている。又、流路形成部43における流出口22側の開口44周縁は、弁体80が当接する弁座47として機能する。又、図3に示すように、流路形成部43の外側面48は上記当接面24と平面視において合致する形状であるとともに、外側面48の上面及び下面は側面視においてガイド部25と合致する形状を成している。
第一止水部60及び第二止水部70はゴムやシリコン等の弾性材から成るパッキンである。
第一止水部60は挿入部40の外側面、即ち流路形成部43の外側面及び環状部41の収納室23側の内側面において取り付けられており、施工完了時において、当接面24及び段部27に対して水密に当接する。又、当接面24及び段部27と当接した際、第一止水部60は当接部24に対して継手本体20の径方向外側に向けて応力を加える。
第二止水部70は環状部41の外周に嵌着されており、施工完了時において、点検口26の内周面に対して水密に当接する。
上記弁体80は被固定部81が固定部46に挿通されることで取り付けられる。ここで、弁体80は固定部46に取り付けられた状態において、弁体80の中心は継手本体20の中心軸Cと合致しており、開閉部83は自身の弾性によって弁座47に向けて均等に応力が加えられている。従って、開閉部83は自身の弾性を付勢手段として、弁座47と全周に亘って均等に当接している。
次に、蓋部30の係合部32に対して挿入部40の被係合部42を押し付け、蓋部30と挿入部40を係合させる。この時、被係合部42は係合部32のフランジ部分を乗り越え、蓋部30と挿入部40は相対回転可能となる。
次に、挿入部40の固定部46に弁体80の被固定部81を挿通する。この時、被固定部81は端部に向けて漸次縮径しているため、容易に挿通させることができる。又、弁体80の取り付けが完了した状態において、開閉部83は弁座47に対して全周に亘り当接する。
次に、上記蓋部30と挿入部40を点検口26から挿入し、溝部31内に凸部28が配置された状態で蓋部30を時計回りに回動させ、挿入部40を収納室23内に配置することで組み立てが完了する。この時、蓋部30の回動に伴い溝部31内を凸部28が摺動することによって、蓋部30に加えられた回転方向への応力は収納室23へ進む方向への応力に変換される。そして、溝部31の端部に凸部28が達した時、溝部31内に形成された突起を凸部28が乗り越えることによって、蓋部30の緩みが防止される。
ここで、挿入部40に取り付けられた第一止水部60は、継手本体20の内側面、即ち収納室23の内側面において周方向に形成された当接面24、及び段部27の内側面と当接し、当接面24に対して継手本体20の径方向外側に向けて応力を加えることで水密に当接する。これにより、上流側の管体100から流入する排水は全て流路形成部43を介して、弁体80を通過するように排水流路が限定される。又、第二止水部70は点検口26の内周面と全周に亘り当接し、点検口26を水密に閉塞する。これにより、下流側からの逆流が生じた際に、点検口26より排水や臭気等が逆流することはない。
尚、蓋部30と挿入部40は相対回転可能となっているため、着脱時における蓋部30の回転は第一止水部60及び第二止水部70には伝達しない。従って、蓋部30の回転に伴い第一止水部60又は第二止水部70が捩れることはない。
例えば、上記第一実施形態において、収納室23に形成された当接面24は排水流路の全周に亘って形成されていたわけではない。即ち、第一実施形態において、第一止水部60は当接面24が形成されていない箇所においては段部27の内側面と当接しているが、図6に示す第二実施形態のように、当接面が排水流路の全周に亘って形成されていても良い。
又、第一実施形態において、蓋部と挿入部は相対回転可能に接続されていたが、上記第二実施形態のように、蓋部30と挿入部40を完全に別体として構成しても良い。
図6に示す第二実施形態において、当接面24は継手本体20の内、収納室23の下流側端部の内側面において周方向に形成されており、第一止水部60は円筒状の挿入部40の外側面に嵌着されている。又、蓋部30は挿入部40が当接面24から離間しないように、挿入部40を上方から押さえつける押さえ部34を備えている。当該第二実施形態に係る継手部材1は、挿入部40を点検口26より収納室23へ向けて挿入後、流出口22側端部へ向けて移動させることで、第一止水部60が当接面24に水密に当接する。その後、蓋部30が点検口26を閉塞した際には押さえ部34によって上方より押さえつけられ、第一止水部60が当接面24から離間することが防止される。
又、上記実施形態において、弁体はアンブレラ弁であったが、ダックビル弁やフラップ弁等、その他の弁体であっても良い。又、弁体に代えて内部に封水を形成する排水トラップを有していても良い。
又、本発明の継手部材は冷凍冷蔵庫や空調機器等から連続するドレン配管の他、洗面器やシンク、浴槽から連続する排水配管等、どのような配管に接続されても良い。
20 継手本体
21 流入口
22 流出口
23 収納室
24 当接面
25 ガイド部
26 点検口
27 段部
28 凸部
30 蓋部
31 溝部
32 係合部
33 把持部
34 押さえ部
40 挿入部
41 環状部
42 被係合部
43 流路形成部
44 開口
45 支承部
46 固定部
47 弁座
48 外側面
50 閉塞部
60 第一止水部
70 第二止水部
80 弁体
81 被固定部
82 抜け止め部
83 開閉部
100 管体
C 中心軸
Claims (4)
- 排水配管に取り付けられる継手部材であって、
端部に管体が接続される継手本体と、
継手本体の壁面に形成された点検口と、
点検口を閉塞する閉塞部と、
点検口より継手本体内に配置される挿入部を備え、
挿入部は外側面に止水部を有し、
止水部は継手本体の内側面において周方向に形成された当接面と水密に当接することを特徴とする継手部材。 - 前記挿入部は、流体の逆流を防ぐ弁体を有することを特徴とする請求項1に記載の継手部材。
- 前記止水部は、
当接面に対し、継手本体の径方向外側に向けて応力を加えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の継手部材。 - 前記点検口は、閉塞部に取り付けられた第二止水部によって水密に閉塞されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の継手部材。
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2019
- 2019-10-08 JP JP2019185334A patent/JP7337346B2/ja active Active
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