JP2021057676A - プログラムセットおよびドライバプログラム - Google Patents

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【課題】FAX送信の用途によって、画像データの誤送信の低減と使い易さの向上とのバランスを図ることができる技術を提供する。【解決手段】FAX送信ドライバ44は、PC1のCPU11に、画像送信の指示が入力された印刷管理プログラム43から入力されるジョブに基づいて、MFP2にFAX送信を行わせるFAX送信コマンドを生成させ、生成したFAX送信コマンドをMFP2に送信させる。PC1のメモリ12には、FAX番号を記憶可能な設定情報431が記憶されており、FAX送信ドライバ44は、CPU11に、ジョブにFAX番号が含まれていない場合、設定情報431に登録されているFAX番号が1つであれば、そのFAX番号を読み出し、読み出したFAX番号を用いてFAX送信コマンドを生成させ、設定情報431に登録されているFAX番号が1つでなければ、FAX送信コマンドを生成させない。【選択図】図1

Description

本明細書に開示される技術分野は、情報処理装置からのファクシミリ装置の制御に用いるプログラムセットおよびドライバプログラムに関する。
情報処理装置からファクシミリ(以下、「FAX」とする)装置を制御してFAX通信を行う場合、情報処理装置においてユーザが相手先のFAX番号を入力する必要がある。このFAX番号の入力を誤ると、意図しないFAX番号に画像データが送信されることになるため、このような誤送信を低減するための技術が知られている。例えば、特許文献1には、FAXジョブデータに付与された指定送信先のアドレス帳情報と、FAX送信装置が有する指定送信先のアドレス帳情報とを比較し、両アドレス帳情報に差異がある場合に、FAXジョブデータに基づく画像データのFAX送信をキャンセルする構成が開示されている。
特開2017−175229号公報
あらかじめデフォルトのFAX番号の登録が可能なシステムがある。このようなシステムでは、FAX通信よる画像送信を指示する際、FAX番号の入力を省略することが可能であり、省略した場合にはデフォルトのFAX番号に画像データが送信されることになる。しかしながら、FAX番号の入力を誤って省略してしまうと、デフォルトのFAX番号が意図しない番号であった場合、誤送信が生じてしまう。一方で、デフォルトのFAX番号の使用を禁止することも考えられるが、FAX送信の用途が限定的であって特定のFAX番号しか用いない場合、毎回FAX番号を入力することはユーザにとって煩わしい。
本明細書は、FAX送信の用途によって、画像データの誤送信の低減と使い易さの向上とのバランスを図ることができる技術を開示する。
この課題の解決を目的としてなされたプログラムセットは、情報処理装置のコンピュータによって実行可能なプログラムを少なくとも1つ有するプログラムセットであって、ファクシミリ装置に対するコマンドを出力するドライバプログラムを有する前記プログラムセットにおいて、前記ドライバプログラムは、前記情報処理装置の前記コンピュータに、画像送信の指示が入力された上位プログラムから入力されるジョブに基づいて、前記ファクシミリ装置に画像データのファクシミリ送信を行わせる画像送信コマンドを生成するコマンド生成処理と、前記コマンド生成処理にて生成された前記画像送信コマンドを、前記ファクシミリ装置に送信するコマンド送信処理と、を実行させ、前記情報処理装置には、ファクシミリ番号を記憶可能なデータベースが記憶されており、さらに前記コマンド生成処理では、前記ジョブにファクシミリ番号を示す宛先情報が含まれていない場合、前記データベースに登録されている前記ファクシミリ番号が1つであれば、その1つの前記ファクシミリ番号を読み出し、読み出した前記ファクシミリ番号を用いたファクシミリ送信を前記ファクシミリ装置に行わせる前記画像送信コマンドを生成し、前記データベースに登録されている前記ファクシミリ番号が1つでなければ、前記画像送信コマンドを生成しない、ことを特徴としている。
本明細書に開示されるプログラムセットを実行することで、情報処理装置は、画像送信の指示を含むジョブであって、FAX番号を示す宛先情報が含まれていないジョブが入力された場合、データベースに登録されているFAX番号が1つであれば、そのFAX番号を用いたFAX送信を行わせるコマンドを生成し、1つでなければ生成しない。データベースに登録されているFAX番号が1つの場合、その番号への送信のみが想定され、使用する番号が1つに特定されるため、その番号を用いることで、送信指示での番号の省略が可能になり、使い易さが向上する。一方、データベースに登録されているFAX番号が1つでなければ、複数個所への送信や送信指示への番号の入力が想定され、番号を特定できないため、FAX送信コマンドを生成しないことで、誤送信を低減できる。
上記プログラムの機能を実現する情報処理装置、プログラムの機能を実現するための制御方法、プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、FAX送信の用途によって、画像データの誤送信の低減と使い易さの向上とのバランスを図ることができる技術が実現される。
実施の形態にかかるFAX送信システムの概略構成図である。 FAX送信処理の手順を示すフローチャートである。 エラーログの例を示す説明図である。 宛先登録処理の手順を示すフローチャートである。 ログ表示処理の手順を示すフローチャートである。 宛先登録処理の手順の別の例を示すフローチャートである。 宛先登録処理の手順の別の例を示すフローチャートである。
以下、プログラムを具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、FAX送信機能を有する装置に接続されるパーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする)にて実行されるプログラムのセットを開示するものである。
本形態のPC1は、例えば、図1に示すように、複合機(以下、「MFP」とする)2と互いに通信可能に接続されている。PC1は、MFP2に各種の機能を行わせるための各種のアプリケーションプログラム(以下、「アプリ」とする)を実行可能な装置である。PC1は、情報処理装置の一例である。PC1に代えて、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータであっても良い。
MFP2は、少なくとも印刷機能とFAX送信機能とを有する装置である。MFP2は、例えば、図1に示すように、電話回線網100を介して他のFAX装置3などに対して、FAX送信可能な装置である。MFP2は、ファクシミリ装置の一例である。また、MFP2に代えて、FAX専用装置であっても良い。
PC1は、図1に示すように、CPU11と、メモリ12と、を含む制御基板10を備えている。さらに、PC1は、ユーザインタフェース(以下、「ユーザIF」とする)20と、通信インタフェース(以下、「通信IF」とする)30と、を備え、これらが制御基板10に電気的に接続されている。なお、図1中の制御基板10は、PC1の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際にPC1に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
CPU11は、メモリ12から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。CPU11は、コンピュータの一例である。メモリ12は、ROM、RAMを含み、さらにHDD、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを含み、各種のプログラムやデータを記憶する。
メモリ12は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
ユーザIF20は、ユーザによる入力操作を受け付けるキーボードやマウス等と、情報を表示するディスプレイ等と、のハードウェアを含む。ユーザIF20は、入力インタフェースの一例である。ユーザIF20は、操作受付機能と表示機能との両方を備えたタッチパネル等を含んでいても良い。ユーザIF20は、表示デバイスの一例である。
通信IF30は、MFP2等の外部装置との通信を行うためのハードウェアを含む。通信IF30の通信方式は、無線でも有線でもよく、また、LAN、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、USB等、どのような規格の方式でもよい。
本形態のPC1のメモリ12には、図1に示すように、オペレーティングシステム(以下、「OS」とする)41と、コンテンツアプリ42と、印刷管理プログラム43と、FAX送信ドライバ44と、宛先情報登録アプリ45と、ログ表示アプリ46と、が組み込まれている。OS41には、ジョブキュー411が含まれる。
コンテンツアプリ42は、印刷やFAX送信の対象となる画像を作成および編集するプログラム群である。コンテンツアプリ42は、ユーザの指示に基づいて、文書コンテンツ、図表コンテンツ、プレゼンテーションコンテンツなどのコンテンツを作成し編集する。コンテンツアプリ42は、各種のコンテンツの印刷指示やFAX送信指示を受け付けると、受け付けた指示を印刷管理プログラム43に入力する。
印刷管理プログラム43は、コンテンツアプリ42等のアプリから入力された印刷指示やFAX送信指示に基づいて、印刷用またはFAX送信用の画像データを生成し、生成した画像データと受け付けた指示を示す情報とをMFP2へ送信するためのプログラム群である。印刷管理プログラム43は、コマンドラインの入力等のユーザ操作によって、直接、印刷指示やFAX送信指示の入力を受けてもよい。印刷管理プログラム43は、上位プログラムの一例である。コンテンツアプリ42等のアプリから入力されるFAX送信指示は、画像送信の指示の一例である。
印刷管理プログラム43には、入力された指示に含まれる印刷設定等の各種の設定をMFP2への送信に適した情報に変換するための、各種の情報を記憶可能な設定情報431が含まれる。本形態の設定情報431には、PC1に接続されているMFP2に固有の情報が含まれ、例えば、MFP2の能力に関する情報、FAX送信の宛先を示す情報が記憶される。設定情報431は、データベースの一例である。なお、PC1に複数のMFP等が接続されている場合には、設定情報431には、対象の装置ごとに装置の情報と関連付けて固有の情報が記憶されている。
コンテンツアプリ42と印刷管理プログラム43とは、OS41の種類に応じたものが使用可能である。例えば、OS41としてLinux(登録商標)を使用するPC1では、コンテンツアプリ42としては、例えば、ORCA(登録商標)(日医標準レセプトソフトの略)が使用可能であり、印刷管理プログラム43としては、例えば、CUPS(Common Unix Printing Systemの略)(登録商標)が使用可能である。CUPSは、OS41の一部として組み込まれている。そして、CUPSは、設定情報431として、ファイル形式のPPD(PostScript Printer Descriptionの略)を含む。
なお、OS41は、Linuxに限らず、例えば、Windows(登録商標)、MacOS(登録商標)、iOS(登録商標)、Android(登録商標)でも良い。その場合、コンテンツアプリ42は、例えば、MicrosoftOffice(登録商標)でも良い。また、設定情報431は、ファイル形式でなくても良く、コンテンツアプリ42や印刷管理プログラム43から参照可能な情報であればよい。
印刷管理プログラム43は、コンテンツアプリ42等から入力された指示に基づいてジョブを作成し、ジョブキュー411に蓄積する。そして、印刷管理プログラム43は、MFP2の状況等に基づいて、ジョブキュー411に蓄積されているジョブを蓄積順に処理する。印刷管理プログラム43に入力される指示には、例えば、以下のような形式の文字列で構成される「lpr」コマンドがある。
lpr -P MFPFAX -o fax-number=0123456789 ファイル名
「lpr」は、MFP2などの印刷可能な装置へコマンドを送信する指示であることを示す情報である。「-P」に続く文字列は、当コマンドによって指示される処理を実行させる装置を指定する装置名の情報である。装置名の情報は、OS41に登録されており、OS41によって管理される。「-o」およびそれに続く文字列は、オプション情報であり、省略可能な情報である。「lpr」コマンドの「-o」オプションには、例えば、FAX送信の宛先の電話番号(以下、「FAX番号」とする)の情報や、全送信を示す情報を含ませることができる。FAX番号は、宛先情報の一例である。「ファイル名」は、印刷やFAX送信の対象となる画像データを示す情報である。
本形態の印刷管理プログラム43は、処理タイミングとなって処理を開始したジョブに「lpr」コマンドが含まれている場合、「-P」にて指定された装置名に対応して用意されている処理プログラムを実行する。本形態では、1台のMFP2であっても、印刷を実行させる場合とFAX送信を実行させる場合とで異なる装置名をそれぞれOS41に登録することが可能である、各装置名に対応する処理プログラムとして、印刷用のプログラムとFAX送信用のプログラムとがメモリ12に記憶されている。
本形態のFAX送信ドライバ44は、MFP2にFAX送信を行わせるためのプログラムである。OS41には、装置名「MFPFAX」とMFP2とが関連付けて記憶されており、FAX送信ドライバ44は、印刷管理プログラム43が装置名として「MFPFAX」が指定されている「lpr」コマンドを含むジョブの処理を開始した場合に、印刷管理プログラム43から実行される。
FAX送信ドライバ44は、印刷管理プログラム43から入力されたジョブに基づいて、MFP2用のFAX送信コマンドを生成し、生成したFAX送信コマンドをMFP2に送信する。FAX送信コマンドを受信したMFP2は、当該コマンドに含まれるFAX番号に宛てて、指定された画像データをFAX送信する。MFP2は、例えば、FAX装置3のFAX番号が含まれているFAX送信コマンドを受信した場合、FAX装置3に宛ててFAX送信する。
FAX送信ドライバ44は、必要に応じて設定情報431を参照し、設定情報431に記憶されているFAX番号等の情報を使用することもできる。なお、FAX送信用の画像データの生成は、印刷管理プログラム43にて実行しても良いし、FAX送信ドライバ44にて実行しても良い。FAX送信ドライバ44は、ドライバプログラムの一例である。
宛先情報登録アプリ45は、ユーザの指示に基づいて、設定情報431に記憶されているFAX番号の情報を更新するプログラムである。宛先情報登録アプリ45は、例えば、設定情報431へのFAX番号の登録指示を受け付ける。宛先情報登録アプリ45は、登録プログラムの一例である。
ログ表示アプリ46は、ユーザの指示に基づいて、FAX送信ドライバ44によって出力されたエラーログをユーザIF20に表示させるプログラムである。なお、エラーログは、FAX送信ドライバ44がFAX送信コマンドをMFP2に送信しなかった場合に、送信しなかったジョブの情報が記憶されるログであり、PC1のメモリ12またはMFP2のメモリ22に記憶される。ログ表示アプリ46は、ビューワプログラムの一例である。FAX送信ドライバ44と宛先情報登録アプリ45とログ表示アプリ46とのセットは、プログラムセットの一例である。
続いて、本形態のプログラムセットによる処理について説明する。なお、以下の処理およびフローチャートの各処理ステップは、基本的に、各プログラムに記述された命令に従ったCPU11の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「取得」、「受付」、「制御」等の処理は、CPU11の処理を表している。CPU11による処理は、PC1のOS41のAPIを用いたハードウェア制御も含む。本明細書では、OS41の記載を省略して各プログラムの動作を説明する。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記載は、「プログラムBがOS41のAPIを用いてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。また、プログラムに記述された命令に従ったCPU11の処理を、省略した文言で記載することがある。例えば、「CPU11が行う」、「プログラムが行う」のように記載することがある。
なお、「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、CPU11が要求することなくデータを受信するという処理も、「CPU11がデータを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。また、「要求する」、「指示する」とは、要求していることを示す情報や、指示していることを示す情報を相手に出力することを示す概念である。また、要求していることを示す情報や指示していることを示す情報のことを、単に、「要求」、「指示」とも記載する。
また、CPU11による、情報Aは事柄Bであることを示しているか否かを判断する処理を、「情報Aから、事柄Bであるか否かを判断する」のように概念的に記載することがある。CPU11による、情報Aが事柄Bであることを示しているか、事柄Cであることを示しているか、を判断する処理を、「情報Aから、事柄Bであるか事柄Cであるかを判断する」のように概念的に記載することがある。
まず、本形態のFAX送信ドライバ44によるFAX送信処理の手順について、図2のフローチャートを参照して説明する。FAX送信処理は、印刷管理プログラム43によってFAX送信ドライバ44が起動されたことを契機に、PC1のCPU11にて実行される。FAX送信ドライバ44は、起動に際して、印刷管理プログラム43から「lpr」コマンドを受け取る。
FAX送信処理では、CPU11は、「lpr」コマンドに付加されている「-o」オプションの情報を解析する(S101)。そして、CPU11は、オプション情報に、FAX番号が含まれているか否かを判断する(S102)。FAX番号が含まれていると判断した場合(S102:YES)、CPU11は、オプション情報に含まれているFAX番号を今回のFAX送信の宛先に設定して、FAX送信コマンドを生成する(S103)。S103は、コマンド生成処理の一例であり、S103にて生成されるコマンドは、画像送信コマンドの一例である。
オプション情報にFAX番号が含まれていないと判断した場合(S102:NO)、CPU11は、設定情報431から、MFP2に関連付けて記憶されている情報として登録されているFAX番号の情報を取得する(S104)。設定情報431には、印刷管理プログラム43にて使用される情報として、PC1に接続されている装置に固有の情報が記憶される。本形態の設定情報431には、MFP2に固有の情報として、MFP2に関連付けて、FAX番号が登録される。設定情報431へのFAX番号の登録は、例えば、宛先情報登録アプリ45を用いて行うことができる。
そして、CPU11は、設定情報431に登録済みのFAX番号が1つのみであったか否かを判断する(S105)。設定情報431には、MFP2に関連付けて複数のFAX番号が登録可能である。1つのみであったと判断した場合(S105:YES)、CPU11は、登録済みのFAX番号を今回のFAX送信の宛先に設定して、FAX送信コマンドを生成する(S106)。S106は、コマンド生成処理の一例であり、S106にて生成されるコマンドは、画像送信コマンドの一例である。
設定情報431には複数のFAX番号を登録することができ、設定情報431に複数のFAX番号が登録されている場合には、そのうちの1つをデフォルトのFAX番号とする設定が可能である。しかし、例えば、複数のユーザにて共用されているPC1では、他のユーザによってデフォルトのFAX番号が変更されている可能性もある。本形態のFAX送信ドライバ44は、オプション情報としてFAX番号が付加されていない場合、設定情報431に登録されているFAX番号が1つのみであれば、そのFAX番号を宛先に設定したFAX送信コマンドを生成する。
登録済みのFAX番号が1つではないと判断した場合(S105:NO)、すなわち、FAX番号が登録されていない、あるいは、複数登録されていると判断した場合、CPU11は、登録されているFAX番号が有るか否かを判断する(S107)。登録されているFAX番号が有ると判断した場合(S107:YES)、すなわち、複数のFAX番号が登録されている場合、CPU11は、全送信の指示を受け付けたか否かを判断する(S108)。
全送信の指示は、設定情報431に登録されている全てのFAX番号に宛てて同じ画像データを送信する指示であり、「lpr」コマンドの「-o」オプションに全送信情報として付加される。全送信の指示を受け付けたと判断した場合(S108:YES)、CPU11は、設定情報431に登録済みの複数のFAX番号のそれぞれを宛先として、いずれも同じ画像データを送信する複数のFAX送信コマンドを生成する(S109)。なお、MFP2が、1つのコマンドで複数の宛先に同じ画像データを送信する機能を有している場合、CPU11は、当該機能を利用するコマンドを生成すればよい。S109は、コマンド生成処理の一例であり、S109にて生成されるコマンドは、画像送信コマンドの一例である。
S103またはS106またはS109の後、CPU11は、生成したFAX送信コマンドをMFP2に送信し(S110)、FAX送信処理を終了する。S110は、コマンド送信処理の一例である。MFP2へのコマンドの送信は、FAX送信ドライバ44が直接行っても良いし、作成したコマンドをOS41等に渡して送信させても良い。
一方、登録されているFAX番号が無いと判断した場合(S107:NO)、または、全送信の指示を受け付けていないと判断した場合(S108:NO)、CPU11は、FAX送信コマンドを生成しないで、エラーログを作成する(S111)。エラーログは、FAX送信コマンドを生成しなかったことを示す情報であり、このジョブに含まれる「lpr」コマンドに基づくFAX送信が行われなかったことを示す情報である。エラーログは、ログの一例である。
そして、CPU11は、作成したエラーログをMFP2に送信して、MFP2のメモリ22に記憶させ(S112)、FAX送信処理を終了する。S112にて送信されたエラーログは、MFP2によって、MFP2が備える通信管理データベースに、MFP2が実行したFAX送信エラー(例えば、回線不通、相手先非通話)とともに記憶され、必要に応じて通信管理レポートとして印刷される。なお、CPU11は、エラーログを自装置のメモリ12にも記憶しても良い。エラーログをMFP2に送信する処理も、エラーログをメモリ12に記憶させる処理も、ログを出力する一例である。また、CPU11は、ユーザIF20にエラーメッセージを表示させても良い。
エラーログ121は、例えば、図3に示すように、例えば、ジョブを識別する識別情報、エラーの種類を示す情報、エラー発生日時を示す情報、を含む。ジョブの識別情報は、例えば、ジョブID、ジョブ名、FAX送信の送信対象に指定されたファイル名、である。エラーの種類を示す情報は、例えば、オプション情報にも設定情報431にもFAX番号が未設定で宛先不明、オプション情報にFAX番号が無く設定情報431に複数のFAX番号が登録済であって宛先不定、がある。なお、エラーログには、上記の各情報以外にも、例えば、エラーログを送信した装置であるPC1の識別情報、ジョブを指示したユーザの識別情報、ジョブを受け付けた日時の情報、等が含まれていても良い。
本形態のFAX送信ドライバ44は、オプション情報としてFAX番号が付加されていない場合であって、設定情報431に登録されているFAX番号が1つのみではない場合には、FAX送信コマンドを生成しない。設定情報431にFAX番号が登録されていない場合、設定情報431を用いてFAX番号を設定することはできない。また、2以上のFAX番号が設定情報431に登録されている場合であって、全送信が指定されていない場合には、設定情報431に登録されているデフォルトのFAX番号が変更されている可能性がある。本形態ではデフォルトのFAX番号を使用したFAX送信コマンドを生成しないので、誤送信を低減できる。
なお、コンテンツアプリによっては、lprコマンドを介さずに、コンテンツのFAX送信を指示することが可能なものがある。このようなアプリは、設定情報431に登録されているFAX番号を列挙した印刷設定画面を表示し、ユーザIF20を介した操作によってFAX番号の選択を受け付け、選択されたFAX番号をオプション情報として付加したFAX送信コマンドをMFP2に送信することで、コンテンツのFAX送信を行う。また、FAX送信ドライバ44が、lprコマンドを介さずに、FAX番号をオプション情報として付加した指示をコンテンツアプリから受け付けた場合には、オプション情報に含まれるFAX番号を使用したFAX送信コマンドを生成してMFP2に送信してもよい。このように、コンテンツアプリからlprコマンドを介さずにFAX送信を指示する場合には、設定情報431に複数のFAX番号が登録されていても、登録されている複数のFAX番号のうちから選択された番号を宛先としてFAX送信される。
次に、本形態の宛先情報登録アプリ45による宛先登録処理の手順について、図4のフローチャートを参照して説明する。本形態の宛先登録処理は、MFP2を対象として設定情報431に登録されるFAX番号の情報を更新するユーザの指示を受け付けたことを契機に、PC1のCPU11にて実行される。本形態の宛先情報登録アプリ45は、情報を更新するユーザの指示として、例えば、FAX番号の追加登録指示、登録済みのFAX番号の削除指示、設定情報431の更新制限指示、を受け付ける。なお、宛先情報登録アプリ45は、ユーザの指示に基づいて単独で実行されても良いし、FAX送信ドライバ44の実行中にユーザの指示を受け付けて、FAX送信ドライバ44から起動されても良い。
宛先登録処理では、CPU11は、受け付けた実行指示がFAX番号の追加登録の指示であるか否かを判断する(S201)。追加登録の指示は、新たなFAX番号を設定情報431に追加して登録する指示である。追加登録の指示には、追加するFAX番号の情報が含まれる。
追加登録の指示であると判断した場合(S201:YES)、CPU11は、設定情報431に更新制限状態であるか否かを判断する(S202)。更新制限状態は、設定情報431に記憶されるFAX番号の情報の更新を制限している状態であり、例えば、設定情報431に付加されるフラグの値として記憶される。更新制限状態では、設定情報431に登録されるFAX番号は1つのみであって、追加のFAX番号の登録は制限される。更新制限状態に設定することで、他のユーザによって無断で設定情報431にFAX番号が追加されることや、誤ってFAX番号を追加してしまうことを防止できる。
更新制限状態ではないと判断した場合(S202:NO)、CPU11は、今回の追加登録の指示に制限指示が付加されているか否かを判断する(S203)。制限指示は、今回の追加登録の後、設定情報431を更新制限状態に設定する指示であり、追加登録の指示に付加することができる。制限指示が付加されていると判断した場合(S203:YES)、CPU11は、設定情報431に登録済みのFAX番号が有るか否かを判断する(S204)。
登録済みのFAX番号が無いと判断した場合(S204:NO)、つまり、これから登録することで設定情報431に登録されるFAX番号が1つのみとなる場合、CPU11は、設定情報431を更新制限状態に設定する(S205)。S205は、制限処理の一例である。S205の後、または、制限指示が含まれていないと判断した場合(S203:NO)、CPU11は、受け付けた指示に含まれるFAX番号を、MFP2に関連付けて設定情報431に登録して(S206)、宛先登録処理を終了する。S206は、登録処理の一例である。
一方、受け付けた指示が追加登録の指示ではないと判断した場合(S201:NO)、CPU11は、受け付けた指示が削除指示であるか否かを判断する(S207)。削除指示は、登録済みのFAX番号を削除する指示である。削除指示には、削除対象のFAX番号が含まれる。
削除指示であると判断した場合(S207:YES)、CPU11は、削除指示に含まれるFAX番号が設定情報431に登録されているか否かを判断する(S208)。登録済みであると判断した場合(S208:YES)、CPU11は、指定されたFAX番号を設定情報431から削除して(S209)、宛先登録処理を終了する。
削除指示ではないと判断した場合(S207:NO)、すなわち、更新制限指示であると判断した場合、CPU11は、設定情報431に登録済みのFAX番号が1つであるか否かを判断する(S210)。登録済みのFAX番号が1つであると判断した場合(S210:YES)、CPU11は、設定情報431を更新制限状態に設定して(S211)、宛先登録処理を終了する。S211は、制限処理の一例である。
一方、更新制限状態であると判断した場合(S202:YES)、または、登録済みのFAX番号が有ると判断した場合(S204:YES)、または、削除対象のFAX番号が登録されていないと判断した場合(S208:NO)、または、登録済みのFAX番号が1つではないと判断した場合(S210:NO)、CPU11は、エラーメッセージを表示して(S212)、宛先登録処理を終了する。S212では、CPU11は、メモリ12にエラーログを記憶しても良い。
本形態の宛先情報登録アプリ45は、追加登録の指示を受け付けた際に更新制限状態である場合には、FAX番号を追加して登録しない。従って、更新制限状態とすることで、ユーザが不用意に追加のFAX番号を設定情報431に登録することが防止される。本形態のFAX送信ドライバ44では、設定情報431に登録されているFAX番号が1つのみの場合に限って、オプション情報でのFAX番号の入力の省略が可能としているので、登録されているFAX番号が1つの状態を維持することで「lpr」コマンドの使い易さが高まる。本形態の宛先情報登録アプリ45は、更新制限状態の設定を受け付けるので、安定した運用を図ることができる。
また、本形態の宛先情報登録アプリ45は、2以上のFAX番号が設定情報431に記憶されている状態では更新制限状態に設定しない。本形態のFAX送信ドライバ44では、設定情報431に2以上のFAX番号が登録されている場合、全送信が可能である。全送信の場合には、デフォルトのFAX番号が変更されていたとしても影響がないことから、FAX番号の追加を容認する方が好ましい。
なお、宛先情報登録アプリ45は、上述した指示以外の指示、例えば、登録済みのFAX番号を表示する指示、登録済みの全てのFAX番号を削除する指示、更新制限状態を解除する指示、全送信用の全てのFAX番号を登録した後にFAX番号の追加や削除を制限する指示を受け付けても良い。
次に、本形態のログ表示アプリ46によるログ表示処理の手順について、図5のフローチャートを参照して説明する。本形態のログ表示処理は、エラーログを表示するユーザの指示を受け付けたことを契機に、PC1のCPU11にて実行される。なお、ログ表示アプリ46は、ユーザの指示に基づいて単独で実行されても良いし、FAX送信ドライバ44の実行中にユーザの指示を受け付けて、FAX送信ドライバ44から起動されても良い。また、ログ表示アプリ46は、起動中、定期的にログ表示処理を実行しても良い。
ログ表示処理では、CPU11は、MFP2のメモリ22にエラーログが記憶されているか否かを判断する(S301)。エラーログは、前述したFAX送信処理のS112にてPC1からMFP2に送信され、MFP2のメモリ22に記憶される。CPU11は、例えば、MFP2に問い合わせて、エラーログの有無を判断する。エラーログが無いと判断した場合(S301:NO)、CPU11は、エラーログが無いことを示すメッセージをユーザIF20に表示させる(S302)。
エラーログが有ると判断した場合(S301:YES)、CPU11は、メモリ22に記憶されているエラーログをMFP2から取得する(S303)。S303は、取得処理の一例である。CPU11は、例えば、MFP2にエラーログの送信を指示し、MFP2からエラーログを受信する。
なお、S303では、FAX送信処理にて作成されたエラーログのみでなく、MFP2で発生したエラーの情報であるエラー情報も受信する。MFP2は、例えば、FAX送信コマンドを受信したものの、電話回線エラーによってFAX送信できなかった場合、MFP2は、そのエラー情報をメモリ22に記憶している。CPU11は、エラーログの送信と、エラー情報の送信とを、別の指示としてMFP2に送信してもよいし、1つの指示としてもよい。また、CPU11は、エラーログとエラー情報とを区別して受け取っても良いし、纏めて受け取っても良い。なお、FAX送信以外の処理に関するエラー情報も取得しても良い。
CPU11は、取得したエラーログやエラー情報をユーザIF20に表示させる(S304)。S304は、表示処理の一例である。CPU11は、エラーログとエラー情報とを区別して表示しても良いし、区別せずに表示しても良い。例えば、エラーログとエラー情報とを区別して、表示色や文字フォントを変えた表示、別枠での表示としても良い。また、例えば、区別せずに単に発生順で表示しても良い。
そして、CPU11は、表示の終了指示を受け付けたか否かを判断する(S305)。終了指示を受け付けていないと判断した場合(S305:NO)、CPU11は、終了指示を受け付けるまで待機する。S302の後、または、終了指示を受け付けたと判断した場合(S305:YES)、CPU11は、表示中の情報を消去してログ表示処理を終了する。
なお、ログ表示処理では、CPU11は、表示したエラーログの印刷や削除の指示を受け付けても良い。また、エラーに関する情報のみではなく、FAX送信を正常に完了した情報も表示させても良い。また、FAX送信に関する情報のみではなく、印刷やFAX受信に関する情報も表示させても良い。
本形態ログ表示アプリ46は、FAX送信コマンドを生成できなかった場合のエラーログと、MFP2にて発生したエラーの情報であるエラー情報とを、いずれもユーザIF20に表示させる。従って、ユーザはFAX送信の進捗状況を適切に把握できる。
以上、詳細に説明したように、本形態のFAX送信ドライバ44と宛先情報登録アプリ45とログ表示アプリ46とのセットを備えるPC1は、入力されたFAX送信のジョブにFAX番号が含まれていなかった場合に、設定情報431に登録されているFAX番号が1つだけであれば、そのFAX番号を用いたFAX送信コマンドを生成し、設定情報431に登録されているFAX番号が1つでなければ、そのFAX番号を用いたFAX送信コマンドを生成しない。設定情報431に登録されているFAX番号が1つだけの場合、そのFAX番号への送信のみが想定され、使用するFAX番号が1つに特定されるため、そのFAX番号を用いることで、送信指示でのFAX番号の省略が可能になり、使い易さが向上する。一方、設定情報431に登録されているFAX番号が1つでなければ、複数個所への送信や送信指示へのFAX番号の入力が想定され、FAX番号を特定できないため、FAX送信コマンドを生成しないことで、誤送信を低減できる。
さらに、本形態では、FAX送信の指示に全送信の指示が含まれている場合に、設定情報431に登録されている全てのFAX番号に送信するFAX送信コマンドを生成する。従って、複数の宛先に同じ画像を送信する場合であっても、指示中に各FAX番号を指定する必要が無く、宛先情報の省略が可能になり、使い易さがより向上する。
さらに、本形態では、ジョブは印刷管理プログラム43によって一旦ジョブキュー411に蓄積され、その後にジョブキュー411から読み出されるため、コンテンツアプリ42がユーザから指示を受け付けてから、そのジョブがFAX送信ドライバ44に渡されるまでにタイムラグがある。そのため、FAX送信コマンドを生成しなかった場合に、その時点でエラーメッセージを表示しても、ユーザがFAX送信の失敗に気付けない可能性がある。本形態のFAX送信ドライバ44は、FAX送信コマンドを生成しなかった場合に、FAX送信ができないことを示す情報を含むエラーログを記憶させるので、ユーザの好みのタイミングで確認することができ、ユーザがFAX送信の失敗に気付く可能性が高まる。
さらに、本形態では、ジョブの識別情報をエラーログと関連付けて記憶させるので、ユーザがFAX送信に失敗したジョブを特定し易い。また、本形態では、PC1は、エラーログをMFP2のメモリ22に記憶させ、MFP2からエラーの情報を取得して表示するので、相手先との通信不能等の他のエラー情報と含めてジョブの状況をユーザが知ることができる。なお、エラーログは、PC1のメモリ12に記憶させても良い。その場合には、MFP2が起動していない状態であってもエラーを知ることができ、MFP2のメモリ22に負荷を掛けずに済む。
さらに、本形態では、設定情報431への2以上のFAX番号の登録を制限できることで、ユーザが誤ってFAX番号を追加登録することを防ぎ、設定情報431に登録されているFAX番号が1つの状態が保たれる。従って、FAX送信の指示でのFAX番号の入力を省略できる状態を維持できる。
なお、本形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、PC1には、2台以上のMFPが接続されていても良く、その場合はFAX送信を実行させる装置の情報もコマンドに含ませればよい。
また、例えば、全送信の指示は、受け付けなくても良い。ただし、全送信の指示を受け付けることで、複数のFAX番号に同じ画像をFAX送信できることから、使い方の幅が広がる。
また、例えば、エラーログは、PC1のメモリ12とMFP2のメモリ22との少なくとも一方に記憶させれば良く、両方に記憶させても良い。PC1に記憶させる場合には、例えば、MFP2へのコマンド送信時に発生したエラーもエラーログに記憶させてもよい。また、MFP2に記憶させる場合には、例えば、FAX送信時に発生したエラーもエラーログに記憶させてもよい。そして、両方に記憶させた場合、ログ表示処理では、両方から読み出して重なり部分を省いて表示しても良い。
また、複数台のPCやMFPを含むシステムでは、エラーログには、さらに、FAX送信コマンドの送信相手を示す情報が含まれるとよい。FAX送信コマンドの送信相手は、PCのメモリにエラーログを記憶する場合にはFAX送信を実行させるMFPを示す情報であり、MFPのメモリにエラーログを記憶する場合にはFAX送信指示を送信したPCを示す情報である。
また、例えば、宛先情報登録処理では、削除指示を受け付けた場合、設定情報431が更新制限状態となっているか否かを判断しても良い。例えば、図6に示すように、S208の後、CPU11は、更新制限状態であるか否かを判断し(S401)ても良い。そして、更新制限状態となっていると判断した場合(S401:YES)、CPU11は、確認ダイアログを表示させ(S402)、削除するか否かを確認する(S403)としても良い。さらに、確認ダイアログにて削除する指示を受け付けた場合(S403:YES)、CPU11は、更新制限の設定を解除する(S404)としても良い。あるいは、制限状態では、FAX番号を削除しないとしても良い。なお、更新制限状態となっていない場合(S401:NO)には、CPU11は、確認ダイアログを表示することなくS209に進めば良い。また、確認ダイアログにて削除しないことが選択された場合(S403:NO)には、削除せずに宛先登録処理を終了すればよい。
また、例えば、宛先情報登録処理では、S202にて制限状態であると判断した場合(S202:YES)、図7に示すように、登録済みのFAX番号が有るか否かを判断(S501)しても良い。そして、登録済みのFAX番号が無いと判断した場合(S501:NO)には、CPU11は、S206に進んで指示されたFAX番号を登録するとしても良い。登録済みのFAX番号が有る場合(S501:YES)には、エラーとなる。このようにすれば、更新制限状態でFAX番号が削除され、設定情報431にFAX番号が1つも登録されていない状態となっていれば、FAX番号を登録できる。
また、例えば、更新制限の設定や解除は、管理者権限を有するユーザのみが行えるとしても良い。例えば、更新制限の設定または解除を行うステップの前に、管理者パスワードの入力を求め、認証に成功した場合に限り設定または解除を行うとしても良い。
また、例えば、宛先情報登録処理では、設定情報431を更新制限状態とする指示を受け付けなくても良い。ただし、更新制限状態の設定ができれば、設定情報431に登録されているFAX番号が1つの状態を維持できるので好ましい。
また、例えば、設定情報431には、FAX番号の情報のみではなく、印刷管理プログラム43にて用いられる各種の情報が記憶されると良い。設定情報431には、例えば、FAX送信時の解像度や通信速度等のMFP2のFAX送信能力に関する情報や、印刷設定として設定可能な印刷能力に関する情報が記憶されると良い。
また、各実施の形態に開示されている任意のフローチャートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。
また、各実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組合せで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 PC
2 MFP
11 CPU
12、22 メモリ
20 ユーザIF
43 印刷管理プログラム
431 設定情報
44 FAX送信ドライバ
45 宛先情報登録アプリ
46 ログ表示アプリ

Claims (10)

  1. 情報処理装置のコンピュータによって実行可能なプログラムを少なくとも1つ有するプログラムセットであって、ファクシミリ装置に対するコマンドを出力するドライバプログラムを有する前記プログラムセットにおいて、
    前記ドライバプログラムは、前記情報処理装置の前記コンピュータに、
    画像送信の指示が入力された上位プログラムから入力されるジョブに基づいて、前記ファクシミリ装置に画像データのファクシミリ送信を行わせる画像送信コマンドを生成するコマンド生成処理と、
    前記コマンド生成処理にて生成された前記画像送信コマンドを、前記ファクシミリ装置に送信するコマンド送信処理と、
    を実行させ、前記情報処理装置には、ファクシミリ番号を記憶可能なデータベースが記憶されており、
    さらに前記コマンド生成処理では、
    前記ジョブにファクシミリ番号を示す宛先情報が含まれていない場合、
    前記データベースに登録されている前記ファクシミリ番号が1つであれば、その1つの前記ファクシミリ番号を読み出し、読み出した前記ファクシミリ番号を用いたファクシミリ送信を前記ファクシミリ装置に行わせる前記画像送信コマンドを生成し、
    前記データベースに登録されている前記ファクシミリ番号が1つでなければ、前記画像送信コマンドを生成しない、
    ことを特徴とするプログラムセット。
  2. 請求項1に記載するプログラムセットにおいて、
    前記コマンド生成処理では、
    前記ジョブに前記宛先情報が含まれていない場合、
    前記データベースに登録されている前記ファクシミリ番号が1つでなくても、前記データベースに登録されている前記ファクシミリ番号が複数あり、前記データベースに登録されている全ての前記ファクシミリ番号に送信する全送信を示す全送信情報が前記ジョブに含まれていれば、前記データベースに登録されている全ての前記ファクシミリ番号を読み出し、読み出した全ての前記ファクシミリ番号を用いたファクシミリ送信を前記ファクシミリ装置に行わせる前記画像送信コマンドを生成する、
    ことを特徴とするプログラムセット。
  3. 請求項1または請求項2に記載するプログラムセットにおいて、
    前記ジョブは、前記ドライバプログラムに入力される前に前記情報処理装置のジョブキューに蓄積され、前記ジョブの処理タイミングになることで前記ジョブキューから前記ドライバプログラムに入力されるものであり、
    前記コマンド生成処理では、
    前記上位プログラムから前記ジョブキューを介して入力される前記ジョブに基づいて、前記画像送信コマンドを生成する、
    ことを特徴とするプログラムセット。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載するプログラムセットにおいて、
    前記コマンド生成処理では、
    前記ジョブに前記宛先情報が含まれていない場合であって、前記データベースに登録されている前記ファクシミリ番号が1つでなければ、前記ジョブを識別する識別情報を含むログを出力する、
    ことを特徴とするプログラムセット。
  5. 請求項4に記載するプログラムセットにおいて、
    前記コマンド生成処理では、
    前記ログに、前記画像送信ができないことを示す情報を含める、
    ことを特徴とするプログラムセット。
  6. 請求項4または請求項5に記載するプログラムセットにおいて、
    前記コマンド生成処理では、
    前記ジョブに前記宛先情報が含まれていない場合であって、前記データベースに登録されている前記ファクシミリ番号が1つでなければ、前記ログを前記情報処理装置のメモリに記憶する、
    ことを特徴とするプログラムセット。
  7. 請求項4または請求項5に記載するプログラムセットにおいて、
    前記コマンド生成処理では、
    前記ジョブに前記宛先情報が含まれていない場合であって、前記データベースに登録されている前記ファクシミリ番号が1つでなければ、前記ログを前記ファクシミリ装置のメモリに記憶するコマンドを出力する、
    ことを特徴とするプログラムセット。
  8. 請求項7に記載するプログラムセットにおいて、
    前記ドライバプログラムによって出力された前記ログを、前記情報処理装置の表示デバイスに表示させるビューワプログラムを有し、
    前記ビューワプログラムは、前記情報処理装置の前記コンピュータに、
    前記ファクシミリ装置に記憶された前記ログとエラー情報とを、前記ファクシミリ装置から取得する取得処理を実行させ、前記エラー情報は、前記ファクシミリ装置がファクシミリ送信に失敗した場合に前記ファクシミリ装置によって生成される情報であり、
    さらに前記コンピュータに、
    前記取得処理にて取得した前記ログおよび前記エラー情報を、前記情報処理装置の前記表示デバイスに表示させる表示処理を実行させる、
    ことを特徴とするプログラムセット。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載するプログラムセットにおいて、
    前記データベースにファクシミリ番号を登録する登録プログラムを有し、
    前記登録プログラムは、前記情報処理装置の前記コンピュータに、
    登録を制限する制限指示を受け付けた場合であって、前記データベースに登録されている前記ファクシミリ番号が1つの場合に、前記データベースへの前記ファクシミリ番号の登録を制限する制限状態にする制限処理と、
    前記ファクシミリ番号を含む登録指示が入力された場合に、前記制限状態になっていなければ、前記登録指示に含まれる前記ファクシミリ番号を前記データベースに登録し、前記制限状態になっていれば、前記登録指示に含まれる前記ファクシミリ番号を前記データベースに登録しない登録処理と、
    を実行させる、
    ことを特徴とするプログラムセット。
  10. 情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、ファクシミリ装置に対するコマンドを出力するドライバプログラムにおいて、
    前記情報処理装置の前記コンピュータに、
    画像送信の指示が入力された上位プログラムから入力されるジョブに基づいて、前記ファクシミリ装置に画像データのファクシミリ送信を行わせる画像送信コマンドを生成するコマンド生成処理と、
    前記コマンド生成処理にて生成された前記画像送信コマンドを、前記ファクシミリ装置に送信するコマンド送信処理と、
    を実行させ、前記情報処理装置には、少なくとも1つのファクシミリ番号を記憶可能なデータベースが記憶されており、
    さらに前記コマンド生成処理では、
    前記ジョブにファクシミリ番号を示す宛先情報が含まれていない場合、
    前記データベースに登録されている前記ファクシミリ番号が1つであれば、その1つの前記ファクシミリ番号を読み出し、読み出した前記ファクシミリ番号を用いたファクシミリ送信を前記ファクシミリ装置に行わせる前記画像送信コマンドを生成し、
    前記データベースに登録されている前記ファクシミリ番号が1つでなければ、前記画像送信コマンドを生成しない、
    ことを特徴とするドライバプログラム。
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