JP2021057540A - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ Download PDF

Info

Publication number
JP2021057540A
JP2021057540A JP2019181861A JP2019181861A JP2021057540A JP 2021057540 A JP2021057540 A JP 2021057540A JP 2019181861 A JP2019181861 A JP 2019181861A JP 2019181861 A JP2019181861 A JP 2019181861A JP 2021057540 A JP2021057540 A JP 2021057540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
bus bar
fixed
capacitor case
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019181861A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7097341B2 (ja
JP2021057540A5 (ja
Inventor
良太 日吉
Ryota HIYOSHI
良太 日吉
浩晶 伊美
Hiroaki Imi
浩晶 伊美
耕之 村上
Yasuyuki Murakami
耕之 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Nichicon Corp
Original Assignee
Denso Corp
Nichicon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Nichicon Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2019181861A priority Critical patent/JP7097341B2/ja
Priority to CN202080069689.7A priority patent/CN114586119B/zh
Priority to PCT/JP2020/036175 priority patent/WO2021065696A1/ja
Publication of JP2021057540A publication Critical patent/JP2021057540A/ja
Publication of JP2021057540A5 publication Critical patent/JP2021057540A5/ja
Priority to US17/710,345 priority patent/US20220223342A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP7097341B2 publication Critical patent/JP7097341B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G2/00Details of capacitors not covered by a single one of groups H01G4/00-H01G11/00
    • H01G2/02Mountings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G2/00Details of capacitors not covered by a single one of groups H01G4/00-H01G11/00
    • H01G2/02Mountings
    • H01G2/04Mountings specially adapted for mounting on a chassis
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G2/00Details of capacitors not covered by a single one of groups H01G4/00-H01G11/00
    • H01G2/10Housing; Encapsulation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G2/00Details of capacitors not covered by a single one of groups H01G4/00-H01G11/00
    • H01G2/10Housing; Encapsulation
    • H01G2/103Sealings, e.g. for lead-in wires; Covers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/224Housing; Encapsulation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/228Terminals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

【課題】強度を確保しやすいコンデンサを提供する。【解決手段】コンデンサは、コンデンサ素子と一対のバスバとコンデンサケース4と封止材とを備える。コンデンサ素子は、一対の電極面を備える。一対のバスバは、コンデンサ素子の一対の電極面に接続されている。コンデンサケース4は、コンデンサ素子及び一対のバスバを内側に配している。封止材は、コンデンサケース4内に充填されている。封止材は、コンデンサ素子を封止する。コンデンサケース4は、その一部からコンデンサケース4の内側に向かって延設されたリブ40を有する。バスバの1つである固定バスバ3Pは、リブ40に直接固定される直接固定部33を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、コンデンサに関する。
特許文献1には、一面に開口部を有するコンデンサケースと、コンデンサケース内に収容された複数のコンデンサ素子と、各コンデンサ素子の一対の電極面のそれぞれに接続された一対のバスバと、開口部からコンデンサケース内に充填され、コンデンサ素子を封止する封止材と、を備えるコンデンサが開示されている。
特開2013−161864号公報
特許文献1に記載のコンデンサにおいては、コンデンサの強度を向上させる観点から改善の余地がある。近年、コンデンサの低背化、すなわちコンデンサの厚みを薄くすることが要請されているが、コンデンサの低背化に伴い、コンデンサの強度が低下しやすくなることが懸念される。そのため、近年のコンデンサの低背化の要請に応えるためにも、コンデンサの強度を確保しやすい構造が望まれている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、強度を確保しやすいコンデンサを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、一対の電極面(21P、21N)を備えたコンデンサ素子(2)と、
前記コンデンサ素子の一対の前記電極面のそれぞれに接続された一対のバスバ(3P、3N)と、
前記コンデンサ素子及び一対の前記バスバを内側に配するコンデンサケース(4)と、
前記コンデンサケース内に充填され、前記コンデンサ素子を封止する封止材(5)と、を備え、
前記コンデンサケースは、その一部から前記コンデンサケースの内側に延設されたリブ(40)を有し、
少なくとも1つの前記バスバである固定バスバ(3P)は、前記リブに直接固定される直接固定部(33)を有する、コンデンサ(1)にある。
前記態様のコンデンサのコンデンサケースは、その一部からコンデンサケースの内側に延設されたリブを有する。それゆえ、コンデンサケースの強度を向上させやすい。そして、少なくとも1つのバスバである固定バスバは、リブに直接固定される直接固定部を有する。これにより、固定バスバは、コンデンサケースにおいて比較的強度の確保されやすい部位に固定されるとともに、コンデンサケースは、これに固定された固定バスバによって補強され、コンデンサ全体として強度を確保することができる。
以上のごとく、前記態様によれば、強度を確保しやすいコンデンサを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態における、コンデンサの平面図。 図1の、II−II線矢視断面図。 実施形態における、封止材を除いたコンデンサの平面図。 実施形態における、コンデンサケース及び固定バスバの平面図。 実施形態における、コンデンサケース及び固定バスバの、リブ及び直接固定部付近の拡大平面図。 実施形態における、コンデンサケース及び固定バスバの、リブ及び直接固定部付近の拡大斜視図。
(実施形態)
コンデンサの実施形態につき、図1〜図6を用いて説明する。
本形態のコンデンサ1は、図1、図2に示すごとく、コンデンサ素子2と一対のバスバ3P、3Nとコンデンサケース4と封止材5とを備える。なお、図1においては、コンデンサ素子2の外郭位置を破線で表している。
図2に示すごとく、コンデンサ素子2は、一対の電極面21P、21Nを備える。一対のバスバ3P、3Nは、コンデンサ素子2の一対の電極面21P、21Nに接続されている。コンデンサケース4は、コンデンサ素子2及び一対のバスバ3P、3Nを内側に配している。封止材5は、コンデンサケース4内に充填されている。封止材5は、コンデンサ素子2を封止する。
図5、図6に示すごとく、コンデンサケース4は、その一部からコンデンサケース4の内側に向かって延設されたリブ40を有する。バスバ3P、3Nの1つである固定バスバ3Pは、リブ40に直接固定される直接固定部33を有する。直接固定部33は、リブ40に直接当接しつつ、リブ40に固定されている。
以後、本形態につき詳説する。
コンデンサ1は、例えば電力変換装置の一部を構成するものとすることができる。電力変換装置は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載される車載用電力変換装置とすることができる。電力変換装置は、図示しない直流電源と三相交流モータとの間に配される。コンデンサ1は、直流電源側から印加される直流電圧を平滑化し、平滑後の直流電圧をスイッチング回路側へ出力する。スイッチング回路によって直流電圧を交流電圧に変換する。電力変換装置は、このようにして得られた交流電圧を、三相交流モータに印加する。
コンデンサ素子2は、例えば、金属化フィルムを巻回してなり、その巻回軸方向の両端部にメタリコンにより形成された電極面21P、21Nを備えるフィルムコンデンサとすることができる。本形態のコンデンサ1は、複数のコンデンサ素子2を備える。そして、図2、図3に示すごとく、本形態のコンデンサ1は、複数のコンデンサ素子2の配置を工夫し、コンデンサ1全体の低背化を図った(すなわち厚みを薄くした)コンデンサである。
図2、図3に示すごとく、本形態のコンデンサ1において、複数のコンデンサ素子2は、負極となる電極面21N同士をコンデンサ1の短手方向に対向させつつ、コンデンサ1の長手方向に沿って2列に配列されている。コンデンサ素子2は、その一対の電極面21P、21Nの対向方向に長尺になりやすいため、このような配置を採用することで、コンデンサ1の低背化を図ることができる。なお、以後、コンデンサ1の厚み方向をZ方向といい、コンデンサ1の長手方向をX方向、コンデンサ1の短手方向をY方向という。複数のコンデンサ素子2は、コンデンサケース4内に収容されている。
図2、図4に示すごとく、コンデンサケース4は、Z方向の一方側に開口する箱状に形成されている。コンデンサケース4は、例えば、電気的絶縁性を有する熱可塑性の樹脂からなる。コンデンサケース4は、底壁41と、底壁41から立設した側壁42とを有し、側壁42における底壁41と反対側に開口部43を備える。底壁41は、長手方向をX方向、短手方向をY方向とした長方形板状を呈している。側壁42は、底壁41の周縁からZ方向の一方側に立設している。以後、側壁42における、互いにY方向に対向する壁部を長側壁421といい、互いにX方向に対向する壁部を短側壁422という。長側壁421はX方向に延在するよう形成されており、短側壁422はY方向に延在するよう形成されている。長側壁421のX方向の長さは、短側壁422のY方向の長さよりも長い。
図1〜図4に示すごとく、側壁42には、コンデンサケース4の外側に突出する被固定部44が設けられている。被固定部44は、コンデンサケース4を他の部材に取り付ける役割を有する。例えば、コンデンサ1は、被固定部44において、電力変換装置の外郭を構成する図示しない装置ケースにボルト締結される。
図1、図3、図4に示すごとく、本形態において、コンデンサ1は、6つの被固定部44を有する。6つの被固定部44は、一方の長側壁421に2つ、他方の長側壁421に3つ、一方の短側壁422に1つ設けられている。本形態において、一対の長側壁421のうち、2つの被固定部44が形成された長側壁421を第一長側壁421aといい、3つの被固定部44が設けられた長側壁421を第二長側壁421bという。また、Y方向の一方側であって、第二長側壁421bに対する第一長側壁421a側をY1側といい、第一長側壁421aに対する第二長側壁421b側をY2側という。短側壁422に設けられた被固定部44は、短側壁422におけるY1側端部に形成されている。
図5、図6に示すごとく、第一長側壁421aには、凹部423が形成されている。凹部423は、第一長側壁421aにおいてX方向に隣り合う壁部よりも、Y方向の外側(すなわち、Y1側)に向かって突出することによって内面が凹んでいる。凹部423は、第一長側壁421aにおける被固定部44が設けられた部位に形成されている。凹部423は、Z方向における第一長側壁421aの全体にわたって形成されている。
そして、凹部423内にリブ40が形成されている。すなわち、コンデンサケース4の内側の面におけるリブ40が形成された面部(すなわち凹部423の内面)は、当該面部に隣接する部位よりもコンデンサケース4の外側に突出するよう曲がって形成されている。また、リブ40は、コンデンサケース4における被固定部44が形成された壁部の内側の面に形成されている。
リブ40は、第一長側壁421a及び底壁41と一体に形成されている。すなわち、リブ40は、コンデンサケース4の成形時において底壁41、側壁42等と同時に形成される。リブ40は、X方向に厚みを有する板状に形成されている。
図6に示すごとく、リブ40は、Z方向における第一長側壁421aの底壁41側の端部に局所的に形成されている。なお、リブ40の形成箇所はこれに限定されない。また、図2、図3に示すごとく、リブ40は、Y方向において、コンデンサ素子2と対向する位置に形成されている。すなわち、リブ40の少なくとも一部は、コンデンサ素子2の少なくとも一部とY方向に重なる位置に配されている。なお、図2においては、リブ40の外郭及び直接固定部33の外郭をX方向に投影した形状を破線で表している。そして、前述のごとく、リブ40には固定バスバ3Pが直接的に固定されている。
図2に示すごとく、固定バスバ3Pは、コンデンサ素子2における正極となる側の電極面21Pに電気的に接続される正極のバスバである。なお、コンデンサ素子2における負極となる側の電極面21Nに電気的に接続される負極のバスバを固定バスバとすることも可能である。図2、図4に示すごとく、固定バスバ3Pは、コンデンサケース4の底壁41に沿うよう形成されたバスバ底面部31と、バスバ底面部31の一端からZ方向におけるコンデンサケース4の開口側に延設されたバスバ側面部32とを備える。
図2に示すごとく、バスバ底面部31は、コンデンサケース4の底壁41と複数のコンデンサ素子2との間に介在している。バスバ底面部31は、コンデンサケース4の底壁41と若干の隙間を介して対向するよう配されている。これにより、バスバ底面部31とコンデンサケース4の底壁41との間の微小領域にも封止材5が配されている。バスバ底面部31と、各コンデンサ素子2の負極側の電極面21Nとの間は、図示は省略するが、絶縁シート等の絶縁材が配される等して電気的絶縁性が担保されている。図4〜図6に示すごとく、固定バスバ3Pのバスバ底面部31からY1側に直接固定部33が延設されている。
直接固定部33は、そこにコンデンサケース4のリブ40を圧入させることで、リブ40に対して直接的に固定されている。直接固定部33は、バスバ底面部31において、隣接する部位よりもY1側に突出するよう形成されている。直接固定部33の少なくとも一部は、Z方向においてコンデンサ素子2の一部に対向している。すなわち、直接固定部33の少なくとも一部は、コンデンサ素子2とZ方向に重なる位置に配されている。
図5、図6に示すごとく、直接固定部33のY1側端部には、直接固定部33のX方向の両端部からY1側に延設された一対の第一部位331と、各第一部位331のY1側端部から互いに向かい合う側に延設された第二部位332とが設けられている。一対の第二部位332は、隙間を設けて互いにX方向に対向するよう形成されている。そして、リブ40は、一対の第二部位332の隙間に圧入されており、これによって固定バスバ3Pとリブ40とが互いに直接的に固定されている。
バスバ底面部31におけるX方向のリブ40の両側に隣接する部位には、バスバ底面部31のY1側の端縁がY2側に向かって凹むよう形成されたスリット34が設けられている。スリット34を形成することにより、例えば平板状の板金を曲げ加工して固定バスバ3Pを形成する際において、直接固定部33に隣接するバスバ側面部32とバスバ底面部31との境界部を折り曲げるとき、直接固定部33が追従して変形してしまうことを防止することができる。
図2、図4に示すごとく、Y方向の両側に形成された一対のバスバ側面部32のうち、Y1側に形成されたバスバ側面部32は、第一長側壁421aの内面に対向しており、Y2側に形成されたバスバ側面部32は、第二長側壁421bの内面に対向している。これにより、図2に示すごとく、固定バスバ3Pのうちのバスバ底面部31及びY方向の両側のバスバ側面部32は、X方向から見たときの形状がU字状となっている。
図2、図3に示すごとく、Y1側のバスバ側面部32は、2列に配列されたコンデンサ素子2のうちのY1側の列を構成するコンデンサ素子2である第一列素子群201の、それぞれのY1側の電極面21Pに接続されている。Y2側のバスバ側面部32は、2列に配列されたコンデンサ素子2のうちのY2側の列を構成するコンデンサ素子2である第二列素子群202の、それぞれのY2側の電極面21Pに接続されている。なお、バスバ側面部32とは異なり、直接固定部33は、コンデンサ素子2に接続されていない。
図4に示すごとく、Y2側のバスバ側面部32からは、固定バスバ3Pを電力変換装置内のスイッチング回路のスイッチング素子に電気的に接続するためのバスバ端子部35Pが延設されている。すなわち、バスバ端子部35Pは、Z方向におけるコンデンサケース4の開口側から見たとき、直接固定部33が形成された側と反対側の領域に形成されている。図2に示すごとく、バスバ端子部35Pは、Z方向におけるコンデンサケース4の開口側に突出するとともに、コンデンサケース4よりもY2側まで形成されている。
図2に示すごとく、各コンデンサ素子2の負極側の電極面21N(すなわち、第一列素子群201及び第二列素子群202を構成するコンデンサ素子2の電極面21P、21Nのうち、相手側の列のコンデンサ素子2に対向する側の電極面21N)には、負極バスバ3Nが接続されている。本形態においては、2つの負極バスバ3Nが配されている。1つの負極バスバ3Nは、第一列素子群201を構成する複数のコンデンサ素子2のそれぞれの負極側の電極面21Nに接続されており、もう一方の負極バスバ3Nは、第二列素子群202を構成する複数のコンデンサ素子2のそれぞれの負極側の電極面21Nに接続されている。
2つの負極バスバ3Nは、第二列素子群202のZ方向におけるコンデンサケース4の開口側の位置において、互いにZ方向に重なるよう配されている。
各負極バスバ3Nにおけるコンデンサ素子2に接続された側の反対側には、各負極バスバ3Nをスイッチング素子に電気的に接続するためのバスバ端子部35Nが形成されている。バスバ端子部35Nは、Z方向におけるコンデンサケース4の開口側に突出するとともに、コンデンサケース4よりもY2側まで形成されている。各負極バスバ3Nは、2つのバスバ端子部35Nを備え、各負極バスバ3Nのバスバ端子部35Nは、互いにZ方向に重なるよう配されている。
図3に示すごとく、リブ40及び直接固定部33は、一対の長側壁421の対向方向(すなわちY方向)における一対の長側壁421の中央位置cを境にした両側の領域のうち、外部部材に対する固定点6が少ない側の領域に位置している。本形態においては、中央位置cのY1側の領域には、コンデンサケース4を電力変換装置の装置ケースに固定するための被固定部44が3つ存在する。一方、中央位置cのY2側の領域には、3つの被固定部44に加え、各バスバ3P、3Nを他の部材(例えばコンデンサ1とスイッチング素子とを接続するための図示しないバスバ)に接続するためのバスバ端子部35P、35Nが、4か所に形成されている。すなわち、中央位置cのY2側の領域には、コンデンサ1を他の部材に固定するための固定点6が7か所存在する。そして、本形態において、リブ40及び直接固定部33は、中央位置cよりもY1側の領域に配されている。
図示は省略するが、固定バスバ3Pと負極バスバ3Nとが電気的に近接する領域(例えば固定バスバ3Pのバスバ端子部35Pと負極バスバ3Nのバスバ端子部35Nとの間)においては、固定バスバ3Pと負極バスバ3Nとの間の電気的絶縁性を確保するための絶縁材が配されている。図1、図2に示すごとく、コンデンサケース4内には、封止材5が充填されている。
封止材5は、例えば電気的絶縁性を有する熱硬化性樹脂からなる。封止材5は、流動性を有する低温状態においてコンデンサケース4内に充填された後、加熱されることで固化する。封止材5におけるコンデンサケース4の開口側の端部は、コンデンサケース4の開口部43と同等の位置に形成されている。封止材5は、複数のコンデンサ素子2を封止し、各コンデンサ素子2の耐湿性を確保している。
また、図3、図4に示すごとく、各バスバ(すなわち固定バスバ3P及び2つの負極バスバ3N)には、流動性を有する封止材5を通過させるための貫通孔30が複数形成されている。すなわち、コンデンサケース4に充填する際の封止材5は、ある程度の粘性を有するが、各バスバ3P、3Nに貫通孔30を設けることにより、コンデンサケース4内の全体に封止材5を行き渡らせやすくなる。
次に、本形態の作用効果につき説明する。
本形態のコンデンサ1のコンデンサケース4は、その一部からコンデンサケース4の内側に延設されたリブ40を有する。それゆえ、コンデンサケース4の強度を向上させやすい。そして、少なくとも1つのバスバ3P、3Nである固定バスバ3Pは、リブ40に直接固定される直接固定部33を有する。これにより、固定バスバ3Pは、コンデンサケース4において比較的強度の確保されやすい部位に固定されるとともに、コンデンサケース4は、これに固定された固定バスバ3Pによって補強され、コンデンサ1全体として強度を確保することができる。また、固定バスバ3Pとコンデンサケース4との間には、封止材5が介在しており、これにより、固定バスバ3Pによるコンデンサケース4の補強度合いを向上させることができる。同時に、固定バスバ3Pがコンデンサケース4に直接固定されることにより、コンデンサケース4に対してコンデンサ素子2を正確に位置決めすることができる。
また、リブ40は、コンデンサケース4における被固定部44の内側の面に形成されている。それゆえ、コンデンサ素子2の熱を、コンデンサケース4外に放熱しやすい。すなわち、コンデンサ1が使用されている状態において、コンデンサ素子2の熱は、固定バスバ3P、固定バスバ3Pの直接固定部33、リブ40、及びコンデンサケース4の一部を介して被固定部44からコンデンサ1外部に放熱されやすい。さらに、コンデンサケース4における被固定部44が形成された部位は、比較的強度が確保されやすいため、かかる部位に固定バスバ3Pの直接固定部33を固定するためのリブ40を設けることで、より強固に固定バスバ3Pをコンデンサケース4に固定しやすい。これによって、一層、コンデンサ1全体としての強度を確保することができる。
また、コンデンサケース4の内側の面は、リブ40が形成された面部が、当該面部に隣接する部位よりも外側に突出するよう曲がって形成されている。それゆえ、コンデンサケース4におけるリブ40が形成された壁部の剛性を向上させやすく、一層強固に固定バスバ3Pをコンデンサケース4に固定することができる。これによって、一層、コンデンサ1全体としての強度を確保することができる。しかも、リブ40がコンデンサケース4の外側に突出して形成された凹部423内に設けられていることから、コンデンサケース4内へのコンデンサ素子2の収納を阻害することがない。
また、コンデンサケース4の側壁42は、互いに対向する一対の長側壁421を有し、少なくとも一方の長側壁421は、コンデンサケース4を他の部材に固定するための被固定部44を有する。そして、リブ40及び直接固定部33は、一対の長側壁421の対向方向(すなわちY方向)における一対の長側壁421の中央位置cを境にした両側の領域のうち、外部の部材に対する固定点6が少ない側の領域に位置している。ここで、中央位置cを境にした両側の領域のうち、外部部材に対する固定点6が少ない側の領域は、比較的強度を確保し難い。そこで、固定バスバ3Pを、コンデンサ1における比較的強度を確保し難い領域において、コンデンサケース4のリブ40に直接固定することで、当該領域におけるコンデンサ1の剛性を向上させやすい。これにより、コンデンサ1全体においてコンデンサ1の強度を確保しやすい。
また、コンデンサケース4の開口側から見たとき、直接固定部33は、固定バスバ3Pにおける、バスバ端子部35Pが形成された側と反対側の領域に位置している。それゆえ、固定バスバ3Pは、一端のバスバ端子部35Pにおいて他の部材に固定され、他端の直接固定部33においてコンデンサケース4のリブ40に固定される。これにより、固定バスバ3P全体として強度が高まり、これに伴い、固定バスバ3Pによってコンデンサ1全体が一層補強されやすい。
また、固定バスバ3Pは、コンデンサケース4の底壁41に沿うよう配されている。これにより、コンデンサ1の底壁41を固定バスバ3Pによって補強することができ、コンデンサ1全体としての強度を確保しやすい。
さらに、固定バスバ3Pは、コンデンサケース4の底壁41に沿うバスバ底面部31と、バスバ底面部31から延設されるとともにコンデンサケース4の側壁42に沿うバスバ側面部32とを有する。これにより、コンデンサケース4全体を補強しやすく、コンデンサ1全体としての強度を一層確保しやすい。
また、リブ40及び直接固定部33の少なくとも一方は、コンデンサ素子2と対向する位置に設けられている。それゆえ、コンデンサ素子2からリブ40及び直接固定部33との間の熱的な距離を短くしやすく、コンデンサ素子2の熱を、固定バスバ3P及びリブ40を介してコンデンサケース4に放熱しやすい。
以上のごとく、本形態によれば、強度を確保しやすいコンデンサを提供することができる。
(変形形態)
本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
例えば、前記実施形態では、正極側のバスバを固定バスバとしているが、負極側のバスバ(前記実施形態における負極バスバ3N)を固定バスバとしてもよい。さらに、正極側のバスバと負極側のバスバとの双方を固定バスバとすることも可能である。
また、前記実施形態においては、リブをZ方向における第一長側壁の底壁側の端部に局所的に形成しているが、これに限定されず、リブをZ方向における第一長側壁の全体にわたって形成してもよい。さらに、リブを側壁のみ、あるいは底壁のみに形成してもよい。
また、リブ及び固定バスバの形状は、固定バスバがリブに直接固定される限り(すなわち固定バスバが直接固定部を有する限り)、その形状は問わない。例えば、リブに、固定バスバに対してZ方向におけるコンデンサケースの開口側に対向するよう配された部位を形成することも可能である。この場合、リブは、例えば鍵状(逆L字状)、T字状等に形成され得る。この場合には、コンデンサケースへの封止材の充填時における固定バスバの浮きを防止することができる。
1 コンデンサ
2 コンデンサ素子
21P、21N 電極面
3P 固定バスバ
33 直接固定部
4 コンデンサケース
40 リブ
5 封止材

Claims (8)

  1. 一対の電極面(21P、21N)を備えたコンデンサ素子(2)と、
    前記コンデンサ素子の一対の前記電極面のそれぞれに接続された一対のバスバ(3P、3N)と、
    前記コンデンサ素子及び一対の前記バスバを内側に配するコンデンサケース(4)と、
    前記コンデンサケース内に充填され、前記コンデンサ素子を封止する封止材(5)と、を備え、
    前記コンデンサケースは、その一部から前記コンデンサケースの内側に延設されたリブ(40)を有し、
    少なくとも1つの前記バスバである固定バスバ(3P)は、前記リブに直接固定される直接固定部(33)を有する、コンデンサ(1)。
  2. 前記コンデンサケースは、前記コンデンサケースを他の部材に固定するための被固定部(44)を有し、前記リブは、前記コンデンサケースにおける前記被固定部の内側の面に形成されている、請求項1に記載のコンデンサ。
  3. 前記コンデンサケースの内側の面は、前記リブが形成された面部が、当該面部に隣接する部位よりも外側に突出するよう曲がって形成されている、請求項1又は2に記載のコンデンサ。
  4. 前記コンデンサケースは、底壁(41)と、前記底壁から立設した側壁(42)とを有し、前記側壁は、互いに対向する一対の対向壁部(421)を有し、少なくとも一方の前記対向壁部は、前記コンデンサケースを他の部材に固定するための被固定部(44)を有し、前記リブ及び前記直接固定部は、一対の前記対向壁部の対向方向(Y)における一対の前記対向壁部の中央位置(c)を境にした両側の領域のうち、外部の部材に対する固定点(6)が少ない側の領域に位置している、請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンデンサ。
  5. 前記固定バスバは、他の電子部品に電気的に接続されるバスバ端子部(35P)を有し、前記コンデンサケースの開口側から見たとき、前記直接固定部は、前記固定バスバにおける、前記バスバ端子部が形成された側と反対側の領域に位置している、請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンデンサ。
  6. 前記コンデンサケースは、底壁(41)と、前記底壁から立設した側壁(42)とを有し、前記固定バスバは、前記コンデンサケースの前記底壁に沿うよう配されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のコンデンサ。
  7. 前記固定バスバは、前記コンデンサケースの前記底壁に沿うバスバ底面部(31)と、前記バスバ底面部から延設されるとともに前記コンデンサケースの前記側壁に沿うバスバ側面部(32)とを有する、請求項6に記載のコンデンサ。
  8. 前記リブ及び前記直接固定部の少なくとも一方は、前記コンデンサ素子と対向する位置に設けられている、請求項1〜7のいずれか一項に記載のコンデンサ。
JP2019181861A 2019-10-02 2019-10-02 コンデンサ Active JP7097341B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019181861A JP7097341B2 (ja) 2019-10-02 2019-10-02 コンデンサ
CN202080069689.7A CN114586119B (zh) 2019-10-02 2020-09-25 电容器
PCT/JP2020/036175 WO2021065696A1 (ja) 2019-10-02 2020-09-25 コンデンサ
US17/710,345 US20220223342A1 (en) 2019-10-02 2022-03-31 Capacitor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019181861A JP7097341B2 (ja) 2019-10-02 2019-10-02 コンデンサ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021057540A true JP2021057540A (ja) 2021-04-08
JP2021057540A5 JP2021057540A5 (ja) 2021-10-21
JP7097341B2 JP7097341B2 (ja) 2022-07-07

Family

ID=75272816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019181861A Active JP7097341B2 (ja) 2019-10-02 2019-10-02 コンデンサ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20220223342A1 (ja)
JP (1) JP7097341B2 (ja)
CN (1) CN114586119B (ja)
WO (1) WO2021065696A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006216618A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Shizuki Electric Co Inc ケース入りコンデンサ
JP2008130640A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd ケースモールド型コンデンサ
JP2012044097A (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 Shizuki Electric Co Inc コンデンサ
JP2012151378A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Panasonic Corp ケースモールド型コンデンサ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4343965A (en) * 1980-04-14 1982-08-10 Bussco Engineering, Inc. Bus bar assembly
JP2006332493A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Shizuki Electric Co Inc ケース入りコンデンサ
JP4983540B2 (ja) * 2007-10-22 2012-07-25 パナソニック株式会社 ケースモールド型コンデンサ
JP2010251399A (ja) * 2009-04-13 2010-11-04 Panasonic Corp ケースモールド型コンデンサの製造方法
KR101158384B1 (ko) * 2010-01-22 2012-06-22 주식회사 뉴인텍 케이스 몰드형 커패시터 조립체
JP5469584B2 (ja) * 2010-10-28 2014-04-16 株式会社日立製作所 バスバ間内蔵コンデンサ、電力機器及び電力変換装置
WO2014091696A1 (ja) * 2012-12-10 2014-06-19 パナソニック株式会社 ケースモールド型コンデンサとその製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006216618A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Shizuki Electric Co Inc ケース入りコンデンサ
JP2008130640A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd ケースモールド型コンデンサ
JP2012044097A (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 Shizuki Electric Co Inc コンデンサ
JP2012151378A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Panasonic Corp ケースモールド型コンデンサ

Also Published As

Publication number Publication date
CN114586119B (zh) 2024-04-23
WO2021065696A1 (ja) 2021-04-08
CN114586119A (zh) 2022-06-03
JP7097341B2 (ja) 2022-07-07
US20220223342A1 (en) 2022-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6425024B2 (ja) コンデンサおよびインバータ
JP6125984B2 (ja) 半導体装置
JP5376070B2 (ja) ケースモールド型コンデンサ
JP7122657B2 (ja) コンデンサ
JP5734364B2 (ja) 電力変換装置
JP2017011056A (ja) コンデンサモジュール
JP5029293B2 (ja) ケース入りコンデンサ
US9064851B2 (en) Semiconductor device
JP7097341B2 (ja) コンデンサ
JP2006319300A (ja) ケースモールド型コンデンサ
JP3864938B2 (ja) 金属化フィルムコンデンサ、およびそれを用いた車載駆動用インバータ回路、ならびにその車載駆動用インバータ回路を搭載した自動車。
JP2009188158A (ja) ケースモールド型コンデンサ
JPWO2019187700A1 (ja) 半導体モジュール
JP6355099B2 (ja) コンデンサーモジュール
JP5151338B2 (ja) コンデンサ内蔵絶縁型半導体パワーモジュール
WO2021065695A1 (ja) コンデンサ
JP5959285B2 (ja) 半導体モジュール
JP2010034433A (ja) コンデンサ
US20220262895A1 (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
JP7225565B2 (ja) コンデンサ及びこれを備えた電力変換装置
JP7031452B2 (ja) コンデンサ
JP5895826B2 (ja) 半導体モジュール
JP7255418B2 (ja) 電力変換装置用のコンデンサモジュール
JP2023008579A (ja) コンデンサ
US9872387B1 (en) Input terminal of power module of double-side cooling

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210913

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7097341

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150