JP2021057468A - 保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】セラミックス板とベース部材との間の熱伝導効率が改善された保持装置の提供。【解決手段】保持装置1は、セラミックス板2と、セラミックス板2の裏面2bに形成された凹部からなり、セラミックス板の天井面24a及び天井面24aの周縁に配される収容室24と、天井面と表面との間を貫通する孔からなるガス噴出路23と、収容室に収容され、ガス噴出路と連通する通気経路26aを有する多孔質体26と、セラミックス板の裏面側に配されるベース部材3と、ベース部材の表面3aに開口する孔からなり、ガス噴出路と多孔質体を介して連通するガス供給路33と、セラミックス板2とベース部材3とで挟まれた状態で多孔質体26の周りを取り囲むように配される環状のプロテクト材6と、プロテクト材の外周側に配され、セラミックス板とベース部材との間に介在する接合層4とを備える。保持装置は、プロテクト材よりも熱伝導率の高い材料からなる。【選択図】図3

Description

本発明は、保持装置に関する。
半導体を製造する際にウェハを保持する保持装置として、静電チャックが用いられる。この種の静電チャックは、互いに接合されたセラミックス板とベース部材とを備えており、セラミックス板の内部に設置されたチャック電極に電圧が印加されることにより、静電引力を発生させる。静電チャックは、そのような静電引力を利用して、セラミックス板の表面(吸着面)にウェハを吸着する形で保持する。
また、静電チャックのセラミックス板の内部又は外部には、複数のヒータ電極が設けられている。各ヒータ電極に電圧が印加されると、各ヒータ電極が発熱してセラミックス板が加熱される。このようにセラミックス板が加熱されることで、静電チャックで保持されたウェハの温度が所望の温度に制御され、そのような状態のウェハに対して、各種処理(成膜、エッチング等)が施される。
なお、静電チャックで保持されたウェハの温度分布が不均一になると、ウェハに対する各種処理の精度が低下する虞がある。そのため、ウェハの温度分布の均一性を高めるために、セラミックス板とウェハとの間の空間にヘリウム等のガスを供給して、セラミックス板とウェハとの間の伝熱性を高める技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
そのような技術を利用した静電チャックにおいて、ベース部材の内部には、ガス源に接続されるガス供給路(ガス導入路)が設けられ、また、セラミックス板の内部には、前記ガス供給路と連通すると共に、吸着面に開口するガス噴出路(貫通孔)が設けられている。セラミックス板における、ガス供給路と対向する面側には、凹部が形成されており、その凹部内に嵌合されたセラミックス製の多孔質体(絶縁体プラグ)を介して、ガス供給路とガス噴出路が連通されている。ベース部材及びセラミックス板は、接合層(ボンド材)を介して互いに貼り合わせられている。なお、セラミックス板とベース部材との間において、上述した凹部付近には、ガスの流通性を確保するために接合層を貫通する形で設けられた空間(貫通孔)が形成されている。
ところで、プラズマエッチング等のプラズマプロセスにおいて、プラズマが、ガス噴出路から凹部内等に入り込み、接合層を浸食(腐食)する虞がある。そのため、セラミックス板とベース部材との間の上記凹部付近の空間には、接合層を保護するためのOリング状のプロテクト材(リング状の端部)が設置されている。プロテクト材は、上記凹部の周りを取り囲むように、セラミックス板とベース部材との間で挟まれている。
特開2015−195346号公報
セラミックス板とベース部材との間において、プロテクト材が配置されている箇所の付近(例えば、プロテクト材と多孔質体との間)には隙間(空間)が形成されている。そのような隙間が存在していると、セラミックス板からベース部材への熱の移動が妨げられ(ベース部材への吸熱が妨げられ)、ウェハを保持する吸着面の温度分布が不均一となる虞があった。
本発明の目的は、プロテクト材付近におけるセラミックス板とベース部材との間の熱伝導効率が改善された保持装置を提供することである。
前記課題を解決するための手段は、以下の通りである。即ち、
<1> 表面及び裏面を有するセラミックス板と、前記セラミックス板の前記裏面に形成された凹部からなり、前記セラミックス板の天井面及び前記天井面の周縁に配される前記セラミックス板の周壁面により画定される収容室と、前記天井面と前記表面との間を貫通する孔からなるガス噴出路と、前記収容室に収容され、前記ガス噴出路と連通する通気経路を有する多孔質体と、前記セラミックス板の前記裏面側に配され、前記セラミックス板の前記裏面側を向いた表面を有するベース部材と、前記ベース部材の前記表面に開口する孔からなり、前記ガス噴出路と前記多孔質体を介して連通するガス供給路と、前記セラミックス板と前記ベース部材とで挟まれた状態で前記多孔質体の周りを取り囲むように配される環状のプロテクト材と、前記プロテクト材の外周側に配され、前記セラミックス板と前記ベース部材との間に介在する接合層とを備える保持装置であって、前記プロテクト材よりも熱伝導率の高い材料からなり、前記プロテクト材と前記多孔質体と前記セラミックス板と接触する熱伝導材を備える保持装置。
<2> 表面を有するベース部材と、前記表面に形成された凹部からなり、前記ベース部材の底面及び前記底面の周縁に配される前記ベース部材の周壁面により画定される収容室と、前記底面に開口する孔からなるガス供給路と、前記収容室に収容され、前記ガス供給路と連通する通気経路を有する多孔質体と、前記ベース部材の前記表面側に配され、前記ベース部材の前記表面側を向いた裏面と、その反対側に配される表面とを有するセラミックス板と、前記セラミックス板の前記表面から前記裏面まで延びる孔からなり、前記ガス供給路と前記多孔質体を介して連通するガス噴出路と、前記セラミックス板と前記ベース部材とで挟まれた状態で前記多孔質体の周りを取り囲むように配される環状のプロテクト材と、前記プロテクト材の外周側に配され、前記セラミックス板と前記ベース部材との間に介在する接合層とを備える保持装置であって、前記プロテクト材よりも熱伝導率の高い材料からなり、前記プロテクト材と前記多孔質体と前記ベース部材と接触する熱伝導材を備える保持装置。
<3> 前記熱伝導材は、前記周壁面と前記多孔質体との間に配される前記<1>又は前記<2>に記載の保持装置。
<4> 前記プロテクト材よりも熱伝導性の高い材料からなり、前記周壁面と前記多孔質体の間に配されるボンド材を備え、前記熱伝導材は、前記ボンド材よりも熱伝導性の高い材料からなり、前記ボンド材と接触する前記<1>又は<2>に記載の保持装置。
本発明によれば、プロテクト材付近におけるセラミックス板とベース部材との間の熱伝導効率が改善された保持装置を提供することができる。
実施形態1の保持装置の斜視図 図1の保持装置の内部構造を示す断面図 保持装置の収容室付近の断面図 実施形態2に係る保持装置の収容室付近の断面図 実施形態3に係る保持装置の収容室付近の断面図 実施形態4に係る保持装置の収容室付近の断面図 実施形態5に係る保持装置の収容室付近の断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1に係る保持装置1を、図1〜図3を参照しつつ説明する。図1は、実施形態1の保持装置1の斜視図であり、図2は、図1の保持装置1の内部構造を示す断面図である。本実施形態の保持装置1は、ウェハW(対象物の一例)を静電引力により吸着して保持する装置(静電チャック)であり、例えば減圧されたチャンバー内でプラズマエッチング等を行う際に、ウェハWを固定するために利用される。保持装置1は、セラミックス板2、ベース部材3、及び接合層4を備えている。なお、図1及び図2の上側に、保持装置1の「表側(表面側)」が示され、下側に「裏側(裏面側)」が示される。図1及び図2に示されるように、保持装置1では、表側(上側)にセラミックス板2が配され、裏側(下側)にベース部材3が配される。
セラミックス板2は、所定の厚みを有する円盤型の板状部材であり、主として、セラミックス(例えば、アルミナ、窒化アルミニウム等)により構成される。セラミックス板2の直径は、例えば50mm〜500mm程度(通常は200mm〜350mm程度)であり、セラミックス板の厚みは、例えば1mm〜10mm程度である。
セラミックス板2の内部には、導電性材料(例えば、タングステン、モリブデン等)により形成されたチャック電極21が設けられている。チャック電極21に電源(不図示)から電圧が印加されると、静電引力が発生し、この静電引力によってウェハWが、セラミックス板2の吸着面2aに吸着固定される。セラミックス板2の吸着面2aは、セラミックス板2の表側に配される面(表面)2aからなる。なお、静電引力(静電吸着力)の種類としては、クーロン力、ジョンセン・ラーベック力、又はグラディエント力等を用いることができる。本実施形態のチャック電極21としては、導体ペーストを印刷した導体層が焼結したメタライズを使用しているものの、他の実施形態においては、金属箔、金属メッシュ等を使用してもよい。また、セラミックス板2の裏側に配される面(裏面)2bは、ベース部材3に対向している。
また、セラミックス板2の内部には、ヒータ電極22が設けられている。ヒータ電極22は、例えば、タングステン、モリブデン、これらの合金、又はこれらの炭化物を主成分として構成される。ヒータ電極22は、チャック電極21よりも裏面2b側に配されている。本実施形態のヒータ電極22としては、導体ペーストを印刷した導体層が焼結したメタライズを使用しているものの、他の実施形態においては、金属箔、金属メッシュ等を使用してもよい。また、他の実施形態においては、ヒータ電極がセラミックス板の外部に配置されている構成であってもよい。
ベース部材3は、セラミックス板2と同径又はそれより大きな径を有すると共に、所定の厚みを有する円盤型の板状部材である。ベース部材3は、セラミックス板2の裏面2b側に配される。ベース部材3は、主として、金属(アルミニウム、アルミニウム合金等)により構成される。ベース部材3の直径は、例えば220mm〜550mm程度(通常は220mm〜350mm程度)であり、ベース部材3の厚みは、例えば20mm〜40mm程度である。ベース部材3の内部には、冷媒流路31が形成されている。冷媒流路31に冷媒(例えば、フッ素系不活性液体、水等)が流されると、ベース部材3が冷却される。そして、ベース部材3が冷却されると、接合層4等を介したベース部材3とセラミックス板2との間の伝熱によりセラミックス板2が冷却される。その結果、セラミックス板2の吸着面2aに保持されたウェハWが冷却される。なお、ベース部材3の表面3aは、図2に示されるように、セラミックス板2の裏面2b側を向いている。
接合層4は、セラミックス板2とベース部材3との間に介在され、セラミックス板2とベース部材3とを互いに接合する。接合層4は、例えば、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂等の接着剤により構成されている。接合層4は、セラミックス板2の裏面2bと、ベース部材3の表面3aとの間に介在される。接合層4の厚みは、例えば0.1mm〜1mm程度である。
図2に示されるように、チャック電極21及びヒータ電極22には、それぞれ端子34,35が接続されている。各端子34,35は、それぞれベース部材3を厚み方向(上下方向)に貫通する形で配置され、各端子34,35の各下端は、ベース部材3の裏面3bから露出している。各端子34,35は、図示されない電源にそれぞれ接続されており、各電源からの電力は、各端子34,35を通じてチャック電極21及びヒータ電極22に供給される。
保持装置1には、セラミックス板2及びベース部材3の双方を厚み方向(上下方向)に貫くピン挿通孔8が形成されている。このピン挿通孔8にはリフトピン9が挿通されており、リフトピン9を上方に移動させることでウェハWを吸着面2aから持ち上げることができる。
また、保持装置1は、セラミックス板2の吸着面2aとウェハWの表面との間に存在する空間にガス(本実施形態の場合、ヘリウムガス)を供給するための機構(ガス供給機構)を備えている。以下、ガス供給機構について説明する。
セラミックス板2の吸着面2aには、ヘリウムガスを噴出させる複数のガス噴出口23aが形成されている。そして、セラミックス板2の内部には、ガス噴出路23が形成されている。ガス噴出路23の一端が、吸着面2aに形成されたガス噴出口23aとなる。
ガス噴出路23は、後述する収容室24の天井面24aから厚み方向に延びる第1縦流路231と、第1縦流路231と連通すると共に面方向に延びる横流路232と、横流路232と連通すると共に厚み方向に延びる第2縦流路233とを備えている(図2参照)。ガス噴出口23aは、第2縦流路233の吸着面(表面)2a側の端部からなる。
セラミックス板2の裏面2bには、凹部状に窪んだ部分(凹部)からなる収容室24が形成されている。図3は、保持装置1の収容室24付近の断面図である。収容室24は、図3に示されるように、全体的には、ベース部材3側に向かって開口した凹部からなり、表面2a側に配される天井面24aと、天井面24aの周縁に配される周壁面24bとによって画定される。収容室24の内部には、円柱状の空間が形成されている。ガス噴出路23は、天井面24aと吸着面(表面)2aとの間を貫通する孔からなる。
また、セラミックス板2の裏面2bには、裏面2bよりも一段凹んだ形をなし、収容室24の周りを取り囲む環状のザグリ部25が設けられている。ザグリ部25は、全体的には、ベース部材3側に向かって開口した環状の窪みからなり、収容室24の周りを取り囲む環状のザグリ天井面25aと、その周縁に配されるザグリ周壁面25bとを含んでいる。
なお、ベース部材3の裏面3bには、図2に示されるように、ヘリウムガス源と接続されるガス源接続孔32が形成されている。そして、一端がガス源接続孔32と接続し、他端がベース部材3の表面3aに開口したガス供給路33がベース部材3の内部に形成されている。
図3に示されるように、収容室24には、セラミックス製の多孔質体26が収容されている。多孔質体26は、全体的には円柱状をなしており、絶縁性を備えている。また、多孔質体26は、通気性を有しており、内部にヘリウムガスを通過させる通気経路26aが網目状に形成されている。そのため、多孔質体26の通気経路26aは、収容室24に収容された状態で、ガス噴出路23と連通する。多孔質体26は比較的気孔率が高いため、多孔質体26の熱伝導率は、比較的緻密なセラミックス板2の熱伝導率よりも低い。なお、他の実施形態においては、多孔質体26は、グラスファイバーや耐熱性ポリテトラフルオロエチレン樹脂スポンジ等から形成されてもよい。
多孔質体26は、上端261が天井面24aに当接しつつ、下端262が周壁面24bよりも下方に突出した状態で、収容室24内に収容されている。多孔質体26の下端262は、ベース部材3の表面3aに形成されたガス供給路33に対して、間隔を保ちつつ対向している。多孔質体26の上端261は、天井面24aに設けられたガス噴出路23と重なっている。
多孔質体26は、収容室24内にボンド材5を利用して固定されている。具体的には、多孔質体26の側面263と、収容室24の周壁面24bとの間には、隙間S1が形成されており、その隙間S1にボンド材5が充填されている。ボンド材5としては、公知の接着剤(液状硬化型接着剤)が利用される。ボンド材5は、液状の原材料の硬化物からなる。なお、ボンド材5は、隙間S1のすべてに充填されてもよいが、多孔質体26が収容室24内で十分に固定されるのであれば、本実施形態のように、収容室24の開口した下端側に配される隙間S1のみに、ボンド材5が充填されてもよい。ただし、ボンド材5は、多孔質体26の回りを取り囲むように環状に充填されることが好ましい。多孔質体26は、このようなボンド材5を利用して、収容室24内に固定された状態で収容されている。なお、ボンド材5は、後述するプロテクト材6よりも耐プラズマ性が高い。
また、接合層4には、厚み方向に貫通する貫通孔41が形成されている。貫通孔41は、ベース部材3に形成されたガス供給路33と連通する。ガス供給路33は、セラミックス板2のガス噴出路23に対して、収容室24内の多孔質体26を介して連通する。
保持装置1は、図3に示されるように、更に環状(Oリング状)のプロテクト材6を備えている。プロテクト材6は、耐プラズマ性の高い材料(例えば、フッ素樹脂又はエポキシ樹脂を主成分とする材料)からなり、貫通孔41内において、セラミックス板2のザグリ部25(ザグリ天井面25a)と、ベース部材3の表面3aとで挟まれた状態で、収容室24内に収容された多孔質体26の下端262側を取り囲むように配される。このようなプロテクト材6の外周側に、接合層4が配されている。そのため、プラズマエッチング等の際に、プラズマが、ガス噴出路23から収容室24内等に入り込んでも、接合層4はプロテクト材6によって保護されているため、プラズマによる接合層4の浸食(腐食)が抑制される。
環状のプロテクト材6の内周側と、多孔質体26の下端262側の側面263との間には、環状の隙間S2が形成されている。この隙間S2は、上述した隙間S1と繋がっている。そのような隙間S2を充填する(埋める)ように、熱伝導材7が配置されている。熱伝導材7は、プロテクト材6よりも熱伝導率の高い材料からなり、プロテクト材6、多孔質体26及びセラミックス板2に接触している。また、本実施形態の場合、熱伝導材7は、隙間S1に充填されたボンド材5にも接触している。熱伝導材7は、例えば、液状の2種類の原材料を混合した混合物を硬化させたもの(2液硬化型材料)からなり、隙間S2の隅々に充填可能である。なお、熱伝導材7は、接合層4やボンド材5よりも、熱伝導率が高い。プロテクト材6の熱伝導率は、接合層4やボンド材5の熱伝導率よりも低い。また、熱伝導材7は、接着性、及び耐プラズマ性を備えている。
ボンド材5及び熱伝導材7は、セラミックス板2とベース部材3とが接合層4を介して貼り合わせられる前に、それぞれ隙間S1及び隙間S2を充填するように形成される。具体的には、セラミックス板2を、裏面2bが上方を向きつつ、収容室24内に多孔質体26を嵌合した状態で配置し、そのような状態の収容室24と多孔質体26との間に形成される隙間S1にボンド材5の原材料を注入すると共に、多孔質体26とプロテクト材6との間に形成される隙間S2に熱伝導材7の原材料を注入することで、ボンド材5及び熱伝導材7が形成される。
以上のような構成を備えた保持装置1において、セラミックス板2中のヒータ電極22が発熱すると、セラミックス板2とベース部材3との間に接合層4が介在されている箇所では、セラミックス板2側から熱が接合層4を介してベース部材3側へ移動する。これに対して、セラミックス板2とベース部材3との間にプロテクト材6が介在されている箇所では、セラミックス板2側から熱がプロテクト材6を介してベース部材3側へ移動する。
なお、プロテクト材6の内周側と、多孔質体26の下端262側の側面263との間の隙間S2は、熱伝導材7で充填されている。熱伝導材7は、プロテクト材6、多孔質体26、及びセラミックス板2に形成されたザグリ天井面25a(ザグリ部25)に接触している。そのため、プロテクト材6の付近では、セラミックス板2から多孔質体26やボンド材5へ移動した熱が、熱伝導材7を介してプロテクト材6へ移動することができる。このように熱伝導材7が隙間S2に充填されることで、プロテクト材6の付近におけるセラミックス板2側からベース部材3側への熱の移動が効率的に行われる。以上のように、本実施形態の保持装置1は、隙間S2に熱伝導材7が充填されていない従来の保持装置と比べて、セラミックス板2とベース部材3との間の熱伝導効率が改善され、セラミックス板2の吸着面2aにおける温度分布の均一化が図られる。
<実施形態2>
次いで、本発明の実施形態2に係る保持装置1Aを、図4を参照しつつ説明する。図4は、実施形態2係る保持装置1Aの収容室24付近の断面図である。本実施形態の保持装置1Aの基本的な構成は、実施形態1と同じであり、実施形態1と同じ構成については、実施形態1と同じ符号を付し、その詳細説明は省略する。また、実施形態1に対応する構成の符号については、実施形態1の符号に、アルファベット(A等)を追加したもので表現した。なお、後述する以降の各実施形態についても同様である。
本実施形態の保持装置1Aは、セラミックス板2と、ベース部材3と、それらを接合する接合層4とを備えている。ただし、本実施形態の保持装置1Aは、収容室24内に収容される多孔質体26Aの形状が、実施形態1のものと異なっている。本実施形態の多孔質体26Aは、上端261A側に配される直径の大きな円柱型の大径部26A1と、下端262A側に配される直径の小さな円柱型の小径部26A2とを備えている。大径部26A1の下端に、小径部26A2の上端が一体的に接続されている。多孔質体26Aは、形状のみが実施形態1と異なり、それを構成する材料は、実施形態1と同様である。
収容室24の周壁面24bと、多孔質体26Aの小径部26A2の側面263A2との間には、小径部26A2の周りを取り囲むような環状の隙間S11が形成されている。そして、その隙間S11に、多孔質体26Aを収容室24内に固定するためのボンド材5Aが充填されている。また、プロテクト材6の内周側と、下端262A側の小径部26A2との間には、下端262A側の小径部26A2の周りを取り囲むような環状の隙間S12が形成されている。その隙間S12に、熱伝導材7Aが充填されている。隙間S12と隙間S11とは繋がっている。熱伝導材7Aは、プロテクト材6、多孔質体26Aの小径部26A2、及びセラミックス板2に形成されたザグリ天井面25a(ザグリ部25)に接触している
以上のような構成を備えた保持装置1Aにおいて、プロテクト材6の付近では、セラミックス板2から多孔質体26Aやボンド材5Aへ移動した熱が、熱伝導材7Aを介してプロテクト材6へ移動することができる。そのため、本実施形態の保持装置1Aでは、プロテクト材6の付近におけるセラミックス板2側からベース部材3側への熱の移動が効率的に行われる。本実施形態のように、多孔質体26Aとプロテクト材6との間に形成される隙間S12が、実施形態1と比べて大きい場合でも、プロテクト材付近における熱伝導効率の改善等を目的として、そのような隙間S12に熱伝導材7Aが充填されてもよい。
<実施形態3>
次いで、本発明の実施形態3に係る保持装置1Bを、図5を参照しつつ説明する。図5は、実施形態3係る保持装置1Bの収容室24付近の断面図である。本実施形態の保持装置1Bの基本的な構成は、実施形態1と同じであり、保持装置1Bは、セラミックス板2と、ベース部材3と、それらを接合する接合層4とを備えている。本実施形態の保持装置1Bでは、収容室24に多孔質体26を固定する際に、実施形態1のようなボンド材5が使用されず、熱伝導材7Bが使用される。熱伝導材7Bは、高い熱伝導率を備えると共に、接着性、耐プラズマ性を備えている。
図5に示されるように、多孔質体26と、収容室24の周壁面24bとの間には、実施形態1と同様、隙間S1が形成される。また、プロテクト材6の内周側と、多孔質体26の下端262側の側面263との間には、実施形態1と同様、隙間S1と繋がった隙間S2が形成される。本実施形態の場合、それらの隙間S1,S2をまとめて充填するように、熱伝導材7Bが利用される。そのような熱伝導材7Bは、プロテクト材6、多孔質体26及びセラミックス板2に形成されたザグリ天井面25a(ザグリ部25)に接触している。
以上のような構成を備えた保持装置1Bにおいて、プロテクト材6の付近では、セラミックス板2から多孔質体26へ移動した熱が、熱伝導材7Bを介してプロテクト材6へ移動することができる。このように本実施形態の保持装置1Bでは、プロテクト材6の付近におけるセラミックス板2側からベース部材3側への熱の移動が効率的に行われる。本実施形態のように、熱伝導材7Bを、熱伝導効率の改善以外に、多孔質体26を収容室24内に固定する目的で使用してもよい。
<実施形態4>
次いで、本発明の実施形態4に係る保持装置1Cを、図6を参照しつつ説明する。図6は、実施形態4に係る保持装置1Cの収容室24付近の断面図である。本実施形態の保持装置1Cの基本的な構成は、実施形態1と同じであり、保持装置1Cは、セラミックス板2と、ベース部材3と、それらを接合する接合層4とを備えている。本実施形態の保持装置1Cは、実施形態2と同様の多孔質体26Aを備えており、多孔質体26Aと収容室24の周壁面24bとの間に隙間S11が形成されると共に、多孔質体26Aとプロテクト材6との間に隙間S12が形成される。本実施形態の保持装置1Cでは、収容室24に多孔質体26Aを固定する際に、実施形態1(実施形態2)のようなボンド材5(ボンド材5A)が使用されず、熱伝導材7Cが使用される。熱伝導材7Cは、高い熱伝導率を備えると共に、接着性、耐プラズマ性を備えている。
図6に示されるように、隙間S11,S12をまとめて充填するように、熱伝導材7Cが利用される。そのような熱伝導材7Cは、プロテクト材6、多孔質体26及びセラミックス板2に形成されたザグリ天井面25a(ザグリ部25)に接触している。
以上のような構成を備えた保持装置1Cにおいて、プロテクト材6の付近では、セラミックス板2から多孔質体26Aへ移動した熱が、熱伝導材7Cを介してプロテクト材6へ移動することができる。このように本実施形態の保持装置1Cでは、プロテクト材6の付近におけるセラミックス板2側からベース部材3側への熱の移動が効率的に行われる。本実施形態のように、熱伝導材7Cを、熱伝導効率の改善以外に、多孔質体26Aを収容室24内に固定する目的で使用してもよい。
<実施形態5>
次いで、本発明の実施形態5に係る保持装置1Dを、図7を参照しつつ説明する。本実施形態の保持装置1Dでは、多孔質体26Dを収容する収容室36が、ベース部材3Dの表面3Daに設けられている。収容室36は、全体的には、セラミックス板2D側に向かって開口した凹部からなり、裏面側に配される底面36aと、底面36aの周縁に配される周壁面36bとによって画定される。
また、ベース部材3Dの表面3Daには、表面3Daよりも一段凹んだ形をなし、収容室36の周りを取り囲むザグリ部37が設けられている。ザグリ部37は、全体的には、セラミックス板2D側に向かって開口した環状の窪みからなり、収容室36の周りを取り囲む環状のザグリ底面37aと、その周縁に配されるザグリ周壁面37bとを含んでいる。
ベース部材3Dには、ガス供給路33Dが設けられている。ガス供給路33Dは、収容室36の底面36aに開口する孔からなる。多孔質体26Dは、実施形態1と同様、セラミックス製からなり、内部に、ガス供給路33Dと連通する通気経路26Daを備えている。このような多孔質体26Dは、絶縁性であり、かつ通気性を備えている。また、多孔質体26Dは、実施形態1と同様、円柱状であり、収容室36内に上端261D側が露出した状態で、収容される。
セラミックス板2Dは、ベース部材3Dの表面3Da側に配され、接合層4Dを介してベース部材3Dに貼り付けられている。セラミックス板2Dの裏面2Dbは、ベース部材3Dの表面3Da側を向くように配され、その裏面2Dbの反対側に、セラミックス板2Dの表面(吸着面)が配される。なお、接合層4Dには、実施形態1と同様、厚み方向に貫通する貫通孔41Dが形成されている。
また、セラミックス板2Dには、実施形態1と同様、ガス噴出路23Dを備えている。ガス噴出路23Dは、セラミックス板2Dの表面から裏面2Dbまで延びる孔からなり、ベース部材3Dに設けられたガス供給路33Dと、多孔質体26Dを介して連通する。
保持装置1Dは、実施形態1と同様、環状(Oリング状)のプロテクト材6Dを備えている。プロテクト材6Dは、貫通孔41D内において、ベース部材3Dのザグリ部37(ザグリ底面37a)と、セラミックス板2Dの裏面2Dbとで挟まれた状態で、収容室36内に収容された多孔質体26Dの上端261側を取り囲むように配される。そのようなプロテクト材6Dの外周側に、接合層4Dが配されている。
多孔質体26Dは、下端262Dが底面36aに当接しつつ、上端261Dが周壁面36bよりも上方に突出した状態で、収容室36内に収容されている。多孔質体26Dの上端261Dは、セラミックス板2Dの裏面2Dbに形成されたガス噴出路23Dに対して、間隔を保ちつつ対向している。多孔質体26Dの下端262Dは、底面36aに設けられたガス供給路33Dと重なっている。
収容室36の周壁面36bと、多孔質体26Dの側面263Dとの間に隙間S31が形成され、また、プロテクト材6Dの内周側と、上端261D側の多孔質体26Dとの間に隙間S32が形成されている。隙間S31は隙間S32と繋がっている。そして、それらの隙間S31,S32に、熱伝導材7Dが充填されている。なお、収容室36内の多孔質体26Dは、熱伝導材7Dにより固定されている。熱伝導材7Dは、実施形態1と同様、プロテクト材6Dよりも熱伝導率の高い材料からなる。
以上のような構成を備えた保持装置1Dにおいて、実施形態1と同様、セラミックス板2D中のヒータ電極が発熱すると、セラミックス板2Dとベース部材3Dとの間に接合層4Dが介在されている箇所では、セラミックス板2D側から熱が接合層4Dを介してベース部材3D側へ移動する。これに対して、セラミックス板2Dとベース部材3Dとの間にプロテクト材6Dが介在されている箇所では、セラミックス板2D側から熱がプロテクト材6Dを介してベース部材3D側へ移動する。
なお、上述したように、隙間S31,S32には、熱伝導材7Dが充填されており、熱伝導材7Dは、プロテクト材6D、多孔質体26D及びベース部材3Dに形成されたザグリ部37(ザグリ底面37a)に対して、それぞれ接触している。そのため、プロテクト材6Dの付近では、セラミックス板2Dからプロテクト材6Dへ移動した熱が、熱伝導材7Dを介してベース部材3Dや多孔質体26Dへ移動することができる。多孔質体26Dは、ベース部材3Dと比べて熱伝導率が低いものの、セラミックス板2D側からの熱を、ベース部材3Dへ伝えることができる。このように、熱伝導材7Dが隙間S32や隙間S31に充填されることで、プロテクト材6Dの付近におけるセラミックス板2D側からベース部材3D側への熱の移動が効率的に行われる。以上のように、本実施形態の保持装置1Dは、隙間S32等に熱伝導材7Dが充填されていない従来の保持装置と比べて、セラミックス板2Dとベース部材3Dとの間の熱伝導効率が改善される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)プロテクト材を、セラミックス板とベース部材との間に介在される箇所において、実施形態1〜4の保持装置では、セラミックス板の裏面側にザグリ部が設けられ、実施形態5の保持装置では、ベース部材の表面側にザグリ部が設けられる構成であったが、本発明はこれに限られず、他の実施形態においては、例えば、セラミックス板及びベース部材の何れにもザグリ部が形成されない構成であってもよい。
(2)上記各実施形態において、プロテクト材の断面は、円形状であったが、本発明はこれに限られず多角形状、楕円形状等の他の形状であってもよい。
(3)上記各実施形態において、保持装置で保持される保持対象は、ウェハであったが、本発明はこれに限られず、例えば、保持対象は、ガラス基板等であってもよい。
1…保持装置、2…セラミックス板、2a…表面(吸着面)、2b…裏面、21…チャック電極、22…ヒータ電極、23…ガス噴出路、23a…ガス噴出口、24…収容室、24a…天井面、24b…周壁面、25…ザグリ部、26…多孔質体、26a…通気経路、3…ベース部材、3a…表面、3b…裏面、31…冷媒流路、32…ガス源接続孔、33…ガス供給路、4…接合層、41…貫通孔、5…ボンド材、6…プロテクト材、7…熱伝導材、8…ピン挿通孔、9…リフトピン、S1…隙間、S2…隙間、W…ウェハ

Claims (4)

  1. 表面及び裏面を有するセラミックス板と、
    前記セラミックス板の前記裏面に形成された凹部からなり、前記セラミックス板の天井面及び前記天井面の周縁に配される前記セラミックス板の周壁面により画定される収容室と、
    前記天井面と前記表面との間を貫通する孔からなるガス噴出路と、
    前記収容室に収容され、前記ガス噴出路と連通する通気経路を有する多孔質体と、
    前記セラミックス板の前記裏面側に配され、前記セラミックス板の前記裏面側を向いた表面を有するベース部材と、
    前記ベース部材の前記表面に開口する孔からなり、前記ガス噴出路と前記多孔質体を介して連通するガス供給路と、
    前記セラミックス板と前記ベース部材とで挟まれた状態で前記多孔質体の周りを取り囲むように配される環状のプロテクト材と、
    前記プロテクト材の外周側に配され、前記セラミックス板と前記ベース部材との間に介在する接合層とを備える保持装置であって、
    前記プロテクト材よりも熱伝導率の高い材料からなり、前記プロテクト材と前記多孔質体と前記セラミックス板と接触する熱伝導材を備える保持装置。
  2. 表面を有するベース部材と、
    前記表面に形成された凹部からなり、前記ベース部材の底面及び前記底面の周縁に配される前記ベース部材の周壁面により画定される収容室と、
    前記底面に開口する孔からなるガス供給路と、
    前記収容室に収容され、前記ガス供給路と連通する通気経路を有する多孔質体と、
    前記ベース部材の前記表面側に配され、前記ベース部材の前記表面側を向いた裏面と、その反対側に配される表面とを有するセラミックス板と、
    前記セラミックス板の前記表面から前記裏面まで延びる孔からなり、前記ガス供給路と前記多孔質体を介して連通するガス噴出路と、
    前記セラミックス板と前記ベース部材とで挟まれた状態で前記多孔質体の周りを取り囲むように配される環状のプロテクト材と、
    前記プロテクト材の外周側に配され、前記セラミックス板と前記ベース部材との間に介在する接合層とを備える保持装置であって、
    前記プロテクト材よりも熱伝導率の高い材料からなり、前記プロテクト材と前記多孔質体と前記ベース部材と接触する熱伝導材を備える保持装置。
  3. 前記熱伝導材は、前記周壁面と前記多孔質体との間に配される請求項1又は請求項2に記載の保持装置。
  4. 前記プロテクト材よりも熱伝導性の高い材料からなり、前記周壁面と前記多孔質体の間に配されるボンド材を備え、
    前記熱伝導材は、前記ボンド材よりも熱伝導性の高い材料からなり、前記ボンド材と接触する請求項1又は請求項2に記載の保持装置。
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