JP2021055786A - クラッチレリーズブーツの熱害対策構造 - Google Patents

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【課題】クラッチレリーズブーツを熱害から良好に保護できる、クラッチレリーズブーツの熱害対策構造を提供する。【解決手段】エキゾーストマニホールド6とクラッチレリーズブーツ5との間に、それらを隔離する隔壁7が設けられている。エキゾーストマニホールド6は、エンジン1の各気筒から排出される排ガスにより高温になりやすいので、エキゾーストマニホールド6とクラッチレリーズブーツ5との間に隔壁7が設けられることにより、クラッチレリーズブーツ5がエンジン1からの熱による被害から良好に保護される。【選択図】図1

Description

本発明は、クラッチレリーズブーツの熱害対策構造に関する。
自動車などの車両に搭載される変速機として、手動変速機(MT:Manual Transmission)が広く知られている。この手動変速機を搭載した車両、いわゆるMT車では、エンジンと手動変速機との間に、エンジンの動力を手動変速機に伝達/遮断するクラッチ機構が介装される。
たとえば、FF(Front-engine Front-wheel-drive:フロントエンジン・フロントドライブ)レイアウトが採用された車両では、たとえば、エンジンコンパートメントの前後方向のサイズの縮小による車室長の拡大のため、エンジンが横置きで搭載されることが多い。この場合、エンジンコンパートメント内において、クラッチ機構、手動変速機およびデファレンシャルギヤを一体に備える変速ユニットがエンジンに隣接して配置される。
特開2003−39960号公報
かかる構成では、変速ユニットの外殻をなすユニットケースの外表面に、樹脂製のクラッチレリーズブーツが設けられ、そのクラッチレリーズブーツの先端部に、クラッチレリーズブーツに挿通されているレリーズレバー(レリーズフォーク)を揺動させるレリーズシリンダが結合される。そのため、クラッチレリーズブーツをエンジンからの熱による被害(熱害)から保護する対策が必要となる。
本発明の目的は、クラッチレリーズブーツを熱害から良好に保護できる、クラッチレリーズブーツの熱害対策構造を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るクラッチレリーズブーツの熱害対策構造は、クラッチ機構および手動変速機を一体に備える変速ユニットがエンジンに隣接して配置される車両において、前記変速ユニットの外殻をなすユニットケースの外表面に配置される樹脂製のクラッチレリーズブーツを熱害から保護する構造であって、エンジンに接続されるエキゾーストマニホールドとクラッチレリーズブーツとの間に、エキゾーストマニホールドとクラッチレリーズブーツとを隔離する隔壁が設けられている。
この構成によれば、エキゾーストマニホールドとクラッチレリーズブーツとの間に、それらを隔離する隔壁が設けられている。エキゾーストマニホールドには、エンジンの各気筒から燃焼後の高温の排ガスが排出される。そのため、エキゾーストマニホールドは、とくに高温になりやすいので、エキゾーストマニホールドとクラッチレリーズブーツとの間に隔壁が設けられることにより、クラッチレリーズブーツをエンジンからの熱による被害から良好に保護することができる。
隔壁は、ユニットケースと一体に形成され、クラッチレリーズブーツの先端部に結合されるレリーズシリンダを取り付ける取付部を兼ねていることが好ましい。
この構成によれば、クラッチレリーズブーツを熱害から保護することができるうえに、その熱害対策のための隔壁を利用して、クラッチレリーズブーツに結合されるレリーズシリンダをユニットケースに取り付けることができる。そのため、熱害対策のための隔壁とレリーズシリンダを取り付けるための取付部とを個別に設ける構成と比較して、変速ユニットのコストを低減することができる。
本発明によれば、クラッチレリーズブーツをエンジンからの熱による被害から良好に保護することができる。
本発明の一実施形態に係るクラッチレリーズブーツの熱害対策構造を示す斜視図である。 変速ユニットをエンジン側と反対側から見た図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<クラッチレリーズブーツの熱害対策構造>
図1は、本発明の一実施形態に係るクラッチレリーズブーツ5の熱害対策構造を示す斜視図である。
この熱害対策構造が適用される車両では、FFレイアウトが採用されており、車体前部のエンジンコンパートメントに、エンジン1と変速ユニット2とが横並びで互いに隣接して配置される。
変速ユニット2は、その外殻をなすユニットケース3内に、クラッチ機構、手動変速機およびデファレンシャルギヤを一体に収容している。
クラッチ機構には、たとえば、乾式単板クラッチの構成が採用されている。クラッチ機構は、図示されていないが、エンジン1の出力軸に保持されるフライホイールと、フライホイールに固定されたクラッチカバーと、クラッチカバーに外周部が支持されるダイヤフラムスプリングと、フライホイールとダイヤフラムスプリングとの間に配置されるプレッシャプレートと、フライホイールとプレッシャプレートとの間に配置されるクラッチディスクとを備えている。
車室内に配設されたクラッチペダルが踏まれていない状態では、ダイヤフラムスプリングのばね力による押付力がダイヤフラムスプリングの外周部からプレッシャプレートに入力され、プレッシャプレートによりクラッチディスクがフライホイールに押し付けられる。この状態がクラッチの繋がった状態であり、エンジン1の動力がクラッチを介して手動変速機に伝達される。
ダイヤフラムスプリングに対してプレッシャプレート側と反対側には、レリーズベアリングがダイヤフラムスプリングの内周部に対向して配置されている。クラッチペダルが踏まれると、たとえば、レリーズレバー(レリーズフォーク)4が回動し、レリーズレバーがレリーズベアリングをダイヤフラムスプリング側に押圧する。この押圧力がレリーズベアリングを介してダイヤフラムスプリングの内周部に入力され、ダイヤフラムスプリングが傾動および弾性変形し、ダイヤフラムスプリングの外周部からプレッシャプレートへの押付力の入力が解除される。その結果、クラッチディスクがフライホイールから離れた状態となる。この状態がクラッチの切れた状態であり、エンジン1の動力が手動変速機に伝達されない。
図2は、変速ユニット2をエンジン側と反対側から見た図である。
レリーズレバー4は、ユニットケース3におけるエンジン1側の端部からユニットケース3外に突出している。ユニットケース3の外表面には、レリーズレバー4におけるユニットケース3外に突出した部分の外周を取り囲むクラッチレリーズブーツ5が設けられている。クラッチレリーズブーツ5は、樹脂製であり、レリーズレバー4の揺動に合わせて変形可能な蛇腹状に形成されている。
そして、クラッチレリーズブーツ5とエンジン1に接続されているエキゾーストマニホールド6との間には、隔壁7が設けられている。隔壁7は、ユニットケース3におけるエンジン1との合わせ面に沿って、ユニットケース3の外表面から延出する壁状に形成されている。隔壁7の高さは、エンジン1側から隔壁7を見て、隔壁7によりクラッチレリーズブーツ5が隠れるような高さに設計されている。
隔壁7には、複数のボルト挿通孔8が形成されている。ボルト挿通孔8には、レリーズレバー4を操作する油圧式のレリーズシリンダ(図示せず)を隔壁7に取り付けるためのボルトが挿通される。
<作用効果>
以上のように、エキゾーストマニホールド6とクラッチレリーズブーツ5との間に、それらを隔離する隔壁7が設けられている。エキゾーストマニホールド6には、エンジン1の各気筒から燃焼後の高温の排ガスが排出される。そのため、エキゾーストマニホールド6は、とくに高温になりやすいので、エキゾーストマニホールド6とクラッチレリーズブーツ5との間に隔壁7が設けられることにより、クラッチレリーズブーツ5をエンジン1からの熱による被害から良好に保護することができる。
隔壁7は、ユニットケース3と一体に形成され、クラッチレリーズブーツ5の先端部に結合されるレリーズシリンダを取り付ける取付部を兼ねている。そのため、クラッチレリーズブーツ5を熱害から保護することができるうえに、その熱害対策のための隔壁7を利用して、クラッチレリーズブーツ5に結合されるレリーズシリンダをユニットケース3に取り付けることができる。そのため、熱害対策のための隔壁7とレリーズシリンダを取り付けるための取付部とを個別に設ける構成と比較して、変速ユニット2のコストを低減することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、車両では、FFレイアウトが採用されているとしたが、本発明は、FR(Front-engine Rear-wheel-drive:フロントエンジン・リヤドライブ)レイアウトが採用された車両に適用することもできる。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:エンジン
2:変速ユニット
3:ユニットケース
4:レリーズレバー
5:クラッチレリーズブーツ
6:エキゾーストマニホールド
7:隔壁
8:ボルト挿通孔

Claims (2)

  1. クラッチ機構および手動変速機を一体に備える変速ユニットがエンジンに隣接して配置される車両において、前記変速ユニットの外殻をなすユニットケースの外表面に配置される樹脂製のクラッチレリーズブーツを熱害から保護する構造であって、
    前記エンジンに接続されるエキゾーストマニホールドと前記クラッチレリーズブーツとの間に、前記エキゾーストマニホールドと前記クラッチレリーズブーツとを隔離する隔壁が設けられている、熱害保護構造。
  2. 前記隔壁は、前記ユニットケースと一体に形成され、前記クラッチレリーズブーツの先端部に結合されるレリーズシリンダを取り付ける取付部を兼ねている、請求項1に記載の熱害保護構造。
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